JP2619184B2

JP2619184B2 - エジェクタユニット

Info

Publication number: JP2619184B2
Application number: JP4293329A
Authority: JP
Inventors: 卓二木; 郁夫榎本
Original assignee: 日本エー・エム・ピー株式会社
Priority date: 1992-10-30
Filing date: 1992-10-30
Publication date: 1997-06-11
Anticipated expiration: 2012-06-11
Also published as: JPH06151004A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、板状のカードが挿入さ
れるエジェクタユニットに関し、特にメモリ等のＩＣ
（集積回路）を内蔵したＩＣカードの挿入に好適なエジ
ェクタユニットに関する。

【０００２】

【従来の技術】ＩＣを内蔵したＩＣカードが、例えばパ
ーソナルコンピュータ、ビデオゲーム機等の広い分野で
使用されている。このＩＣカードにはメモリが内蔵され
ており、その情報集積量は従来の磁気利用のカードに比
べ１００倍以上になっている。更に、このＩＣカードに
は、メモリだけでなくＣＰＵも内蔵され情報処理機能を
もつタイプもある。

【０００３】ＩＣカードには、このＩＣカードを利用す
る際に使用するＩＣカード専用端末機とＩＣカードとを
電気的に接続するための複数のコンタクトが設けられて
いる。一方、ＩＣカード専用端末機には、ＩＣカードが
挿入されるとともに挿入されたＩＣカードを排出する機
能をもつエジェクタユニットと、このエジェクタユニッ
トに取りつけられ、ＩＣカードに設けられたコンタクト
と嵌合するコンタクトを備えたコネクタとが備えられて
いる。このコネクタはＩＣカード専用端末機に内蔵され
たプリント基板に実装される。またこのコネクタのコン
タクトは、ＩＣカード専用端末機のプリント基板に接続
されており、ＩＣカードとＩＣカード専用端末機とを電
気的に接続し、両者の間の情報を伝達する機能を果たし
ている。

【０００４】図１０は、従来のエジェクタユニットとコ
ネクタを示す斜視図である（実公平３−３８７７２号公
報）。エジェクタユニット１０には、樹脂フレーム１２
と、ＩＣカード（図示せず）が載せられ樹脂フレーム１
２に挿入されるプレート１４と、挿入されたＩＣカード
を排出するための排出装置１６とが備えられている。さ
らに、排出装置１６には、挿入されたＩＣカードを排出
するためにＩＣカード専用端末機の使用者により押され
る操作杆１６ａと、この操作杆１６ａをばね付勢するば
ね１６ｂと、操作杆１６ａと一端部が連結され他端部が
プレート１４の突起１４ａと連結しているカムバー１６
ｃとが備えられている。また、フレーム１２には排出装
置１６の操作杆１６ａが摺動自在に保持される操作杆保
持部１２ａが形成されており、プレート１４には突起１
４ａの他、ＩＣカードを排出する際にＩＣカードの一端
側を押すための爪部１４ｂが形成されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
エジェクタユニット１０は多くの部品を備えて構成され
ており、その製造工程も複雑である。また、フレームが
樹脂製であるため、所定の強度を得るにはフレームの厚
さが厚くなり小型化が達成できないという問題がある。

【０００６】本発明は、上記事情に鑑み、簡単な製造工
程で、しかも所定の強度を有し小型化が達成できるエジ
ェクタユニットを提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のエジェクタユニットは、板状のカードが挿入
される、金属板を打ち抜き加工することにより形成され
たフレームと、前記カードの挿入方向に摺動自在に前記
フレームに保持された操作杆と、一端部が該操作杆と連
結されると共に中間部が前記フレームに回動自在に支持
され、前記操作杆の挿入方向の動きに応じて前記フレー
ムに挿入された前記カードを他端部で押し出すカムバー
とを備えたエジェクタユニットにおいて、前記フレーム
が、いずれも前記金属板を曲げ加工して形成された、前
記カードを案内する左右１対のガイド部及び前記操作杆
を摺動自在に保持する保持部を有すると共に、前記左右
１対のガイド部を連結する平板状部を前記ガイド部及び
前記保持部と一体的に形成したことを特徴とするもので
ある。また、上記目的を達成するための本発明のエジェ
クタユニットは、表面の少なくとも一部が金属で覆われ
た板状のカードが挿入される、金属板を打ち抜き加工す
ることにより形成されたフレームと、前記カードの挿入
方向に摺動自在に前記フレームに保持された操作杆と、
一端部が該操作杆と連結されると共に中間部が前記フレ
ームに回動自在に支持され、前記操作杆の挿入方向の動
きに応じて前記フレームに挿入された前記カードを他端
部で押し出すカムバーとを備えたエジェクタユニットに
おいて、前記フレームが、いずれも前記金属板を曲げ加
工して形成された、前記カードを案内する左右１対のガ
イド部、前記操作杆を摺動自在に保持する保持部及び前
記ガイド部における前記挿入方向前方に形成された、前
記金属に接触するグランドコンタクトを有すると共に、
前記左右１対のガイド部を連結する平板状部を前記ガイ
ド部及び前記保持部と一体的に形成したことを特徴とす
るものである。

【０００８】

【作用】本発明のエジェクタユニットのフレームは打ち
抜かれた一枚の金属板から形成され、この金属板を塑性
加工することによりガイド部、及び保持部を形成してい
る。このため、部品点数が少なくて済み、製造工程が簡
単で、しかも金属製であることから従来の樹脂製のエジ
ェクタユニットと同程度の強度で小型化されたエジェク
タユニットを作製することができる。また、ガイド部の
挿入方向前方にグランドコンタクトを一体的に設けたの
で、グランドコンタクトとカードとの摺動量が少なくな
り、グランドコンタクトの耐摩耗性が向上する。

【０００９】

【実施例】本発明のエジェクタユニットの一実施例を、
図面を参照して説明する。図１は、プリント基板に実装
された表面実装型コネクタに装着された状態のエジェク
タユニットの概略構成を示した、（ａ）は平面図、
（ｂ）は正面図、（ｃ）は側面図である。

【００１０】表面実装型コネクタ４０には、この表面実
装型コネクタ４０をプリント基板３８に取り付けるため
の取付部４２が設けられており、この取付部４２をねじ
止めすることにより表面実装型コネクタ４０がプリント
基板３８に実装される。また、表面実装型コネクタ４０
には、エジェクタユニット５０を装着するための位置出
し用テーパ部４４が形成された溝４６（図５参照）が形
成されている。一方、エジェクタユニット５０にはプリ
ント基板３８へのエジェクタユニット５０の固定及びエ
ジェクタユニット５０とプリント基板３８との接地接続
のためのリング部５２が設けられている。このため、プ
リント基板３８に表面実装型コネクタ４０を半田接続し
た後に、位置出し用テーパ部４４が形成された溝４６に
エジェクタユニット５０の所定位置を合わせ、リング部
５２を取付部４２に重ね合わせ、リング部５２及び取付
部４２をプリント基板３８にねじ止めすることにより、
エジェクタユニット５０を正確な位置で表面実装型コネ
クタ４０に取り付けることができる。

【００１１】エジェクタユニット５０の構造を、図２、
図３、及び図４を参照して説明する。図２は、エジェク
タユニット５０の概略構成を示した、（ａ）は平面図、
（ｂ）は正面図、（ｃ）は（ｂ）の部分拡大図、（ｄ）
は側面図である。図３（ａ）は図２（ａ）のＢ−Ｂ断面
図でありＩＣカードが挿入された状態を示し、図３
（ｂ）は図２（ａ）のＡ−Ａ断面図である。また、図４
はエジェクタユニット５０の底面図である。

【００１２】このエジェクタユニット５０には、ＩＣカ
ード５１が挿入されるフレーム５４と、ＩＣカード５１
の挿入方向（矢印Ｃの方向）に延びてフレーム５４に保
持された操作杆７０と、一端部が操作杆と連結されたカ
ムバー７２が備えられている。フレーム５４は金属板を
打ち抜いて形成されており、フレーム５４には、平板状
部５５と、金属板の５４ａ、５４ｂで示される領域を図
２（ｃ）で示すように切欠き外方へ折り曲げることによ
り、操作杆７０を摺動自在に保持する保持部５６、５８
が形成されている。平板状部５５は、図１に示されてい
るように表面実装型コネクタ４０の上面を実質的に覆う
前方部５５ａ、後述する左右のガイド部６０，６０を一
体的に連結する中間部５５ｂ及び後方部５５ｃを有す
る。前方部５５ａはコネクタ４０内部を保護する。中間
部５５ｂ及び後方部５５ｃは、左右のガイド部６０，６
０の間隔が変化しないようにフレーム５４の形状を維持
する。また、この保持部５６、５８には、後述する操作
杆７０の突起７０ａ、７０ｂがそれぞれ挿入され操作杆
７０を所定位置で停止させるための停止孔５６ａ、５８
ａが形成されている。さらに、保持部５８には、フレー
ム５４を固定するねじ止め部５９が形成されている。

【００１３】また、フレーム５４の左右両端部は折り曲
げられ、ＩＣカード５１の挿抜を案内するガイド部６０
が左右両端部に形成されている。この左右両端部に形成
されたガイド部６０には、金属板をプレスし内方に向け
て突出させた上下２つのレール６０ａ、６０ｂがそれぞ
れ備えられており、挿入されるＩＣカードの両端部が保
持されてフレーム５４内に案内される。ＩＣカードに
は、横断面形状が長方形のタイプと、横断面形状におけ
る長手方向の中央部の厚さが厚く両端部の厚さが中央部
よりやや薄くなったタイプの２種類があるが、ガイド部
６０では、挿入されるＩＣカードの両端部がレール６０
ａ、６０ｂで案内されるようになっているため、上記２
種類のタイプのＩＣカード双方が使用できる。また、ガ
イド部６０の挿入方向前方には、金属板を内側に向けて
下方から突出させたグランドコンタクト６４が形成され
ている。このグランドコンタクト６４は、ガイド部６０
の外側面により保護されているので、外部の異物による
変形、破損等の不具合が生じにくい。また、グランドコ
ンタクト６４はＩＣカードの表面を覆う金属面に接し、
この金属面に帯電した電荷を放電する機能をもってい
る。電荷は、グランドコンタクト６４及びリング部５２
を経由してプリント基板３８に接地される。このため、
この金属面の電荷がＩＣカードの回路に流れることによ
る回路の破壊が防止される。しかも、グランドコンタク
ト６４とＩＣカードの金属面との接触は挿入方向前方で
行われ、ＩＣカードとの摺動量が少ないため、グランド
コンタクト６４の耐摩耗性は向上する。

【００１４】操作杆７０には突起７０ａ、７０ｂが形成
されており、この突起７０ａ、７０ｂは前述のようにそ
れぞれ停止孔５６ａ、５８ａに挿入されている。このた
め、操作杆７０は、フレーム５４に形成された保持部５
６、５８に保持されて挿入方向に摺動自在になってはい
るが、この保持部５６、５８から抜けて落ちることはな
い。また、操作杆７０の挿入方向前方の端部には、カム
バー７２の一端部７２ａが連結されており、このカムバ
ー７２の中間部７２ｂはフレーム５４に軸支されてい
る。従って、操作杆７０を挿入方向（矢印Ｃ方向）に押
すことにより、フレーム５４に挿入されたＩＣカードを
カムバー７２の他端部７２ｃで矢印Ｃ方向の逆方向に押
し出すことができる。

【００１５】エジェクタユニット５０は、前述のよう
に、金属板で形成されたフレーム５４と、このフレーム
５４の保持部５６、５８に摺動自在に保持される操作杆
７０と、フレーム５４に挿入されたＩＣカードを押し出
すカムバー７２のみから構成されているため部品点数が
少なく、材料費が従来に比べ低減する。また、フレーム
５４は金属製であるため、同程度の強度のときは従来の
樹脂製のフレームに比べ薄くでき小型化及び軽量化が可
能となる。さらに、保持部５６、５８はフレーム５４の
金属板を切欠き折り曲げられ形成されているため、一層
小型化が可能である。加えて、平板状部５５は、左右の
ガイド部６０，６０を連結すると共にガイド部６０，６
０及び保持部５６，５８と一体的に形成されているの
で、製造が容易でしかも一体構造故に強度が高い。

【００１６】また、エジェクタユニット５０が装着され
た表面実装型コネクタ４０がプリント基板３８に接続さ
れた状態においては、図１に示すように、エジェクタユ
ニット５０はプリント基板３８から大幅に突出し、半田
付け工程ではこの突出したエジェクタユニット５０が邪
魔になる。またフレーム５４は金属製であり吸熱量が多
い。このため、表面実装型コネクタ４０をプリント基板
３８に半田付けした後に、エジェクタユニット５０を表
面実装型コネクタ４０に装着できることが望まれる。本
実施例のエジェクタユニット５０は、前述のように表面
実装型コネクタ４０をプリント基板３８に半田付けした
後に、爪５３が位置出し用テーパ部４４に案内されて溝
４６に収容され、この表面実装型コネクタ４０に正確に
装着できるため、表面実装型コネクタ４０をプリント基
板３８に半田付けすることが容易となり、組立コストを
低減でき、大量生産に好適であるとともに、これらの工
程を自動化することも可能となる。

【００１７】次に、表面実装型コネクタ４０を、図５及
び図６を参照して説明する。図５は表面実装型コネクタ
の概略構成を示した、（ａ）は平面図、（ｂ）は正面
図、（ｃ）は側面図である。図６は、図５（ａ）のＤ−
Ｄ断面図である。表面実装型コネクタ４０には、絶縁ハ
ウジング８０と、この絶縁ハウジング８０に互いに平行
に上下２列に配列された上列のコンタクト９０及び下列
のコンタクト１００が備えられている。

【００１８】絶縁ハウジング８０には、前述のよう
に、取付部４２、位置出し用テーパ部４４が形成された
溝４６が形成されている。また、複数のコンタクト９
０、１００それぞれを保持する保持孔８２が、互いに平
行に上下２列に形成されている。さらに後述するコンタ
クト９０、１００の脚部９８、１０８（図７参照）が挿
入され摩擦により係合される係合部８４が形成されてい
る。また、プリント基板３８に取り付ける位置を定める
位置決め用ボス８６ａ、８６ｂが設けられている。ま
た、保持孔８２の寸法精度を向上するための肉逃げ８８
が、それぞれの保持孔８２の上方に形成されている。

【００１９】図７、図８、及び図９を参照して、絶縁ハ
ウジング８０に保持されるコンタクト９０、１００を説
明する。図７（ａ）はコンタクト１００を作製するため
に金属平板を打ち抜いた状態を示す平面図、図７（ｂ）
はコンタクト９０を作製するために金属平板を打ち抜い
た状態を示す平面図である。図８は図７に示すコンタク
トを折り曲げた状態を示した、（ａ）は側面図、（ｂ）
は底面図、（ｃ）は（ａ）のＥ−Ｅ断面図、（ｄ）は
（ａ）のＦ−Ｆ断面図である。

【００２０】コンタクト９０、１００は、後述する接触
部９２、１０２を曲げ加工で横断面円形に形成できるよ
うにするため、非常に薄い板厚の金属板から作製され
る。また、打ち抜かれた状態のコンタクト９０とコンタ
クト１００の形状の相違は、後述するタイン部の長さだ
けであるため、主にコンタクト９０について説明する。
先ず、金属平板が打ち抜かれ、折り曲げ加工により形成
されるコンタクト９０の、ＩＣカードとの電気的接触を
担う嵌合方向に延びる接触部９２と、プリント基板３８
（図１参照）に半田接続される半田接続面９４ａが形成
されたタイン部９４と、保持孔８２（図６参照）に保持
される被保持部９６、係合部８４（図６参照）に挿入さ
れる脚部９８の原形が形作られる。打ち抜かれた状態の
コンタクト９０はばらばらにならないようにキャリア１
１０に接続されている。続いて、図８（ｂ）に示すよう
に被保持部９６が、図７が描かれた紙面に対して上方に
向けて略Ｕ字状に折り曲げられるとともに、図８（ｃ）
に示すように接触部９２が被保持部９６と同一方向に横
断面形状が略円形になるように折り曲げられる。また、
半田接続面９４ａの中央部にビード９４ｂを形成する。
これは、従来の比較的厚い板厚の金属板で作製されたコ
ンタクトの半田接続部は、温度、累積公差等の要因によ
ってプリント基板のパッドから半田接続部がずれても一
定の範囲まではパッドに半田接続でき電気的接触は保持
されるが、このコンタクト９０の金属板は非常に薄いた
め、タイン部９４に形成された半田接続面９４ａは、温
度、累積公差等の要因によってプリント基板３８のパッ
ドに接続しないおそれがあり、この非接続を防止するた
めに、半田接続面９４ａの中央部にビード９４ｂを形成
し見かけ上の板厚を厚くさせ、半田接続可能な範囲を増
大させるためである。

【００２１】一方、図７（ａ）に示すコンタクト１００
の被保持部１０６、接触部１０２も、コンタクト９０の
被保持部９６、接触部９２と同様に紙面に対して上方に
向けて折り曲げられる。図９を参照して、上記のように
被保持部と接触部が折り曲げられたコンタクト９０、１
００が絶縁ハウジング８０に保持されている状態を説明
する。

【００２２】図９は、コンタクト９０、１００が保持さ
れた絶縁ハウジング８０を背面側から見た概略図であ
る。コンタクト９０、１００は、それぞれ略Ｕ字状に形
成された被保持部９６、１０６の開口が互いに逆方向の
横向きになるように絶縁ハウジング８０の保持部８２
（図６参照）に保持されており、タイン部９４、１０４
の金属平板面が互いに向き合わされている。このため、
コンタクトの配列ピッチを狭くすることができる。さら
に、被保持部９６、１０６とタイン部９４、１０４との
それぞれの間は折り曲げられていない。このため、折曲
げにより生じるバネ性により半田接続面９４ａ、１０４
ａの位置がずれることが防止される。さらに、脚部９８
は係合部８４（図８参照）に挿入され脚部９８と係合部
８４の摩擦により係合されている。このため、ピッチず
れが防止されコンタクト９０、１００の配列ピッチが一
層正確になり、高密度化を達成できる。

【００２３】

【発明の効果】請求項１に係るエジェクタユニットによ
れば、金属製のフレームが、曲げ加工により形成された
左右のガイド部及び保持部と、左右のガイド部を連結す
る平板状部とを有し、これらガイド部、保持部及び平板
状部が一体的に形成されている。このため、部品係数が
少なくて済み、製造工程が比較的簡単で、一体構造によ
る高強度を有しながら小型化、軽量化が達成できるとい
う利点がある。また、請求項２に係るエジェクトユニッ
トによれば、ガイド部の挿入方向にグランドコンタクト
を更に設けたので、上記利点の他に、グランドコンタク
トとカードとの摺動量が少なくなってグランドコンタク
トの耐摩耗性が向上すると共に、ガイド部により保護さ
れるため変形等が生じにくいという利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】プリント基板に実装された表面実装型コネクタ
に装着された状態のエジェクタユニットの概略構成を示
した、（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図、（ｃ）は側面
図である。

【図２】エジェクタユニットの概略構成を示した、
（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図、（ｃ）は（ｂ）の部
分拡大図、（ｄ）は側面図である。

【図３】（ａ）は図２（ａ）のＢ−Ｂ断面図、（ｂ）は
図２（ａ）のＡ−Ａ断面図である。

【図４】エジェクタユニットの底面図である。

【図５】表面実装型コネクタの概略構成を示した、
（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図、（ｃ）は側面図であ
る。

【図６】図５（ａ）のＤ−Ｄ断面図である。

【図７】（ａ）は下列に配置されるコンタクトを作製す
るために金属平板を打ち抜いた状態を示す平面図、
（ｂ）は上列に配置されるコンタクトを作製するために
金属平板を打ち抜いた状態を示す平面図である。

【図８】図７に示すコンタクトを折り曲げた状態を示し
た、（ａ）は側面図、（ｂ）は底面図、（ｃ）は（ａ）
のＥ−Ｅ断面図、（ｄ）は（ａ）のＦ−Ｆ断面図であ
る。

【図９】コンタクトが保持された絶縁ハウジングを背面
側から見た概略図である。

【図１０】従来のエジェクタユニットとコネクタを示す
斜視図である。

【符号の説明】

４０表面実装型コネクタ５０エジェクタユニット５４フレーム５５平板状部５６、５８保持部６０ガイド部６４グランドコンタクト７０操作杆７２カムバー８０絶縁ハウジング９０、１００コンタクト９２、１０２接触部９４、１０４タイン部９６、１０６被保持部

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】板状のカードが挿入される、金属板を打
ち抜き加工することにより形成されたフレームと、前記
カードの挿入方向に摺動自在に前記フレームに保持され
た操作杆と、一端部が該操作杆と連結されると共に中間
部が前記フレームに回動自在に支持され、前記操作杆の
挿入方向の動きに応じて前記フレームに挿入された前記
カードを他端部で押し出すカムバーとを備えたエジェク
タユニットにおいて、前記フレームが、いずれも前記金属板を曲げ加工して形
成された、前記カードを案内する左右一対のガイド部及
び前記操作杆を摺動自在に保持する保持部を有すると共
に、前記左右１対のガイド部を連結する平板状部を前記
ガイド部及び前記保持部と一体的に形成したことを特徴
とするエジェクタユニット。
【請求項２】表面の少なくとも一部が金属で覆われた
板状のカードが挿入される、金属板を打ち抜き加工する
ことにより形成されたフレームと、前記カードの挿入方
向に摺動自在に前記フレームに保持された操作杆と、一
端部が該操作杆と連結されると共に中間部が前記フレー
ムに回動自在に支持され、前記操作杆の挿入方向の動き
に応じて前記フレームに挿入された前記カードを他端部
で押し出すカムバーとを備えたエジェクタユニットにお
いて、前記フレームが、いずれも前記金属板を曲げ加工して形
成された、前記カードを案内する左右１対のガイド部、
前記操作杆を摺動自在に保持する保持部及び前記ガイド
部における前記挿入方向前方に形成された、前記金属に
接触するグランドコンタクトを有すると共に、前記左右
１対のガイド部を連結する平板状部を前記ガイド部及び
前記保持部と一体的に形成したことを特徴とするエジェ
クタユニット。