JP2617927B2 - フイルム包装体およびその装填方法 - Google Patents

フイルム包装体およびその装填方法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフイルム包装体およびその装填方法に関し、
一層詳細には、例えば、画像記録装置等に複数枚のシー
トフイルムを装填する際に、前記シートフイルムを光密
に保持した遮光部材の両端を一体的に係着することによ
り、前記遮光部材の開封作業が容易となり、従って、効
率的なフイルム装填工程を達成することを可能とするフ
イルム包装体およびその装填方法に関する。
一般に、医療上の診断等を行うために人体等の被写体
にX線を用いて撮影した放射線画像フイルムが広汎に使
用されている。従来、このようなX線フイルムを利用し
て放射線画像を撮影するに際しては、放射線画像撮影装
置内に遮光状態でX線フイルムを装填し、このフイルム
の乳剤面に、直接、X線を照射して前記被写体の画像を
記録している。
ところで、最近、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を用
いて被写体の放射線透過像を得る放射線画像記録再生シ
ステムが開発され、広汎に普及しつつある。ここで、蓄
積性蛍光体とは、放射線(X線、α線、β線、γ線、電
子線、紫外線等)を照射すると、この放射線エネルギー
の一部を蓄積し、後に可視光等の励起光を照射すること
により蓄積されたエネルギに応じた輝尽発光光を生ずる
蛍光体をいう。
前記の放射線画像記録再生システムはこの蓄積性蛍光
体を利用したもので、人体等の放射線画像情報を、一
旦、蓄積性蛍光体からなる層を有するシートに記録し、
この蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の励起光で走査し
て輝尽発光光を生じさせ、得られた輝尽発光光を光電的
に読み取って画像信号を得、この画像信号に基づき写真
感光材料等の記録材料、CRT等に可視像として出力させ
るものである。
ここで、記録材料に画像を記録させる場合には、画像
記録装置、例えば、画像出力レーザプリンタ装置が採用
されている。この装置は記録材料である写真感光用フイ
ルムをマガジン等を介して収納し、このフイルムを吸着
盤等の枚葉機構により1枚ずつ取り出した後、蓄積性蛍
光体シートから得られた電気信号に基づいて変調された
レーザ光を前記フイルムに照射し、所定の画像を記録す
るよう構成されている。そこで、この新たに画像が記録
されたフイルムは自動現像装置内に搬送され、現像工程
を経て後、所定の場所に保管され、必要に応じて医療診
断等に供される。
ところで、前記画像出力レーザプリンタ装置では、前
述した従来の放射線画像撮影装置と同様にフイルムを装
置内に装填する場合に、前記フイルムに外光が照射され
てはならない。露光してしまうからである。従って、一
般的に画像記録装置等にフイルムを装填するに際して
は、暗室内で行わなければならないという不都合があ
る。
そこで、操作性を向上させるために明室内でのフイル
ムの装填が強く望まれ、これを可能にする種々の明室装
填方法が提案されている。実開昭56−7931号にこの明室
装填方法の一例が開示されている。これを第1図a、b
に示す。
すなわち、従来技術に関連して、第1図aは放射線画
像撮影装置等に装填されるマガジン1の断面図を示した
もので、このマガジン1は本体部2と前記本体部2に開
閉自在に蝶着される蓋体部3を含み、この本体部2と蓋
体部3とにより室4が画成される。前記本体部2と蓋体
部3には夫々挟持用ローラ5a、5bが回転自在に支承され
ると共に、前記挟持用ローラ5a、5b側から室4内に外光
が照射されることがないように本体部2並びに蓋体部3
には遮光部材6が設けられている。また、蓋体部3にフ
イルム取出用開口部7が形成されており、前記蓋体部3
に設けられ前記開口部7を開閉するシャッター部材8の
一端部には屈曲する把手9が形成されている。
そして、このマガジン1内にフイルム包装体10が収納
される。前記フイルム包装体10内には当てボール紙11に
よって保護された状態で複数枚の未露光フイルム12が収
納されており、前記フイルム包装体10の両端部10a、10b
はマガジン1から外部に露呈している。
明室内において、以上のような構成からなるフイルム
包装体10を装填しようとするには、先ず、このフイルム
包装体10の一端部10aがシャッター部材8の把手9に係
合され、他端部10bは鋏等により切断される。次いで、
第1図bに示すように、マガジン1はX線撮影装置13に
装填され、シャッター部材8がマニュアル操作によって
当該マガジン1から引き出される。その結果、フイルム
包装体10は把手9に係着されてマガジン1から引き出さ
れると共に、このフイルム包装体10が挟持用ローラ5a、
5bにより挟持されるために前記フイルム包装体10内の未
露光フイルム12は室4内に残留するに至る。
さらに、この場合、シャッター部材8の引き出し操作
によって開成された開口部7を介してマガジン1内の室
4が装置13内に開放される。そこで、未露光フイルム12
が真空吸引器14によって吸着されて所定の撮影位置に搬
送される。
然しながら、前記の従来技術では、未露光フイルム12
を装置13に装填する作業が相当に煩雑で且つ時間のかか
るものとなってしまう。すなわち、フイルム包装体10を
マガジン1に収納してその両端部10a、10bを外部に露呈
させ、シャッター部材8を前記マガジン1に挿入して
後、前記端部10bを切断し、さらに前記マガジン1を装
置13に装着すると共に、前記シャッター部材8を端部10
aと一体的に引き出す作業が必要となる。結果的に、フ
イルム装填作業の効率化が達成されないという不都合が
惹起している。
また、他の従来技術として実公昭第57−25220号に開
示された装置がある。すなわち、第1図cはマガジン1a
の断面図を示したもので、このマガジン1aは本体部2aと
前記本体部2aの一端部に開閉自在に蝶着される蓋体部3a
とを含む。前記本体部2aと蓋体部3aとにより室4aが画成
されると共に、前記本体部2aと蓋体部3aには夫々挟持用
ローラ5c、5dが回転自在に支承される。また、本体部2a
にフイルム取出用開口部7aが形成されており、前記本体
部2aの上部に装着されるシャッター部材8aにより前記開
口部7aが開閉される。
そこで、明室内においてフイルム包装体10を図示しな
い装置に装填する際には、先ず、前記フイルム包装体10
の他端部10bを鋏15により切断する(第1図d参照)。
そして、他端部10bを折り曲げた状態で前記他端部10bを
指先で保持してフイルム包装体10内に外光が照射されな
いようにしておく。
一方、マガジン1aにおいて、蓋体部3aを予め開動して
おき、フイルム包装体10を他端部10b側の折り曲げ端部
から室4a内に挿入すると共に、一端部10aを前記マガジ
ン1aの外方に露呈させる。さらに、蓋体部3aを閉動して
後、前記外部に露呈する一端部10aをマガジン1aから離
間する方向に引張すれば、前記フイルム包装体10は外部
に引き出され、このフイルム包装体10内の未露光フイル
ム12は挟持用ローラ5c、5dを介して室4a内に残留するに
至る。
そして、マガジン1aを図示しない装置に装填し、シャ
ッター部材8aをマニュアル操作によって当該マガジン1a
から引き出せば、フイルム取出用開口部7aが前記装置
(図示せず)内に開放されることになる。
然しながら、前記の従来技術では、フイルム包装体10
の他端部10bを鋏15で切断して後、この他端部10bを作業
者が指先で閉塞保持した状態でマガジン1aの室4a内に挿
入し、さらに、蓋体部3aを閉動作して外部に露呈する一
端部10aを引張してフイルム包装体10を前記マガジン1a
から取り出す。次いで、このマガジン1aを装置に装填し
てシャッター部材8aを操作することによりフイルム取出
用開口部7aを装置内に開成している。
従って、第1図aおよびbに示す従来技術と同様に未
露光フイルム12を装置に装填する作業がかなり煩雑なも
のとなる欠点が指摘される。
しかも、作業者は切断した他端部10bを指先で保持し
て本体部2aの一端部側からフイルム包装体10を室4a内に
装填している。このため、未露光フイルム12を完全に外
部から遮光することが困難となり、特に、前記切断され
た他端部10bをマガジン1a内に挿入すべく作業者がその
指先を前記他端部10bから解放する際に、この他端部10b
からフイルム包装体10内に外光が照射されるという虞が
指摘される。
さらにまた、従来のフイルム包装体10では、一般的に
は両端部10a、10bを前記フイルム包装体10の上部側に折
り畳んだ状態で取り扱われている。このため、例えば、
作業者が前記フイルム包装体10を搬送する際に、両端部
10a、10bが外方に垂下して搬送作業の妨げとなる場合が
多い。結局、フイルム包装体10の取り扱いが煩雑なもの
となり、作業者に相当な負担を強いると共に、前記フイ
ルム包装体10の装填作業全体の効率化が達成されないと
いう欠点が露呈する。
本発明は前記の不都合を克服するためになされたもの
であって、複数枚のシートフイルムを可撓性の遮光部材
内に収容すると共に、その両端部を同一面上に折り返し
て一体的に係着して構成したフイルム包装体を載置台あ
るいはマガジンに装着して後、このフイルム包装体の一
端縁部を切断して一方の切断端部を外部に露呈させた状
態で前記載置台あるいはマガジンを装置本体に収納し、
さらに前記外部に露呈するフイルム包装体を全て引き出
すことにより、フイルム包装体の装填作業を一挙に簡易
化して効率的なフイルム装填作業を達成することが出
来、しかも包装体の両端部を一体的に係着した状態を維
持して切断屑の発生を回避し且つ取扱いが一層簡単とな
るフイルム包装体およびその装填方法を提供することを
目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は複数枚のシー
トフイルムを積層収容するフイルム包装体であって、 袋状を呈する可撓性の遮光部材を含み、前記遮光部材
内に複数枚のシートフイルムを収納して少なくともその
引き出し方向先端部および後端部を密封し、前記先端部
と前記後端部を互いに同一面上に折り返して固定手段で
一体的に係着すると共に、前記後端部側には、前記固定
手段より引き出し方向後方に位置し且つ該引き出し方向
に交差する方向に延在する切断部位が設けられることを
特徴とする。
さらにまた、本発明は、複数枚のシートフイルムを収
容しその密封した引き出し方向先端部および後端部を一
体的に係着したフイルム包装体を、装置本体に対し引き
出し自在な載置台あるいは装置本体に対し着脱自在なマ
ガジンに装着し、次いで、前記フイルム包装体の前記後
端部側で且つ前記係着された部分より引き出し方向後方
に位置する切断部位を切断した後、前記先端部側を該係
着された部分と一体的に外方に延在させ、前記載置台あ
るいはマガジンを装置本体に収納して前記外方に露呈す
る先端部側を外方に引張することにより前記フイルム包
装体を装置本体から引き出してシートフイルムを前記装
置本体内に装填することを特徴とする。
次に、本発明に係るフイルム包装体についてその装填
方法との関係で好適な実施態様を挙げ、添付の図面を参
照しながら以下詳細に説明する。
第2図において、参照符号30は本発明に係るフイルム
包装体を示し、この包装体30は、図中、二点鎖線で示す
遮光部材32とこの遮光部材32の内部に配設されるフイル
ムFを保護するための当て紙34とを含む。この場合、前
記遮光部材32は可撓性材料で形成されており、袋状を呈
すると共にその両端部36a、36bを溶着等により光密に密
封している。そして、両端部36a、36bはフイルムFの取
出面側に折り返されており、前記両端部36a、36bに固定
手段、例えば、シール部材38を一体的に貼着しておく。
なお、第3図に示すように、端部36a側の端縁部に、例
えば、破線で切断部位39を印字しておくと好適である。
一方、前記当て紙34は下面部34aと側面部34bと上面部
34cとにより略コ字状に屈曲形成される。前記下面部34a
には開口する端部側に所定の幅員を有し鉛直上方向に指
向して立ち上がる第1の押え部35a、35bが形成される。
さらに、上面部34cの両側面部には前記下面部34a側に指
向して屈曲する第2の押え部35c、35dが設けられてい
る。
本実施態様に係るフイルム包装体は基本的には以上の
ように構成されるものであり、次に当該包装体を装填す
るフイルム装填装置について説明する。
第3図において、参照符号40は本発明に係るフイルム
装填装置の本体部を示す。前記本体部40にはフイルム装
填部42が設けられており、前記フイルム装填部42を構成
する載置台44は前記本体部40に対し引き出し自在に装着
されている。
この場合、前記載置台44は長手方向に延在する側壁部
46a、46bと短手方向に延在する側壁部46c、46dとからな
る筐体であり、フイルム包装体30を収納するための開口
部48を形成している。さらに、前記側壁部46a、46bに夫
々ガイド突条50a、50bを固着し、前記ガイド突条50a、5
0bは本体部40に設けられるガイド溝52a、52bに係合す
る。また、載置台44には前記載置台44を本体部40から所
定の長さだけ引き出し且つ必要に応じて前記本体部40か
ら取り出し得るように図示しないストッパ部材を設けて
おく。
次いで、第4図aおよびbに示すように、載置台44の
前面部に相当する側壁部46cの上部に開口部48から離間
する方向に突出する把手54を形成すると共に、前記開口
部48側に膨出する遮光用板体56が設けられる。載置台44
内に側壁部46cに近接して係止用板体58が立設され、前
記係止用板体58と遮光用板体56との間には前記載置台44
の引き出し方向に直交する方向に延在してローラ60が回
転自在に支承されている。
さらに、載置台44内に前記ローラ60と平行して夫々所
定間隔離間する回転体62a、62bが回転自在に配設され、
前記回転体62a、62bの両端部に近接してガイドローラ64
a乃至64dが設けられる(第3図参照)。この場合、ガイ
ドローラ64a乃至64dは夫々の軸線を鉛直方向に指向して
回転自在に支承されている。そして、載置台44内に側壁
部46d側に近接してストッパ部材66が立設される。この
ストッパ部材66は板状を呈し、載置台44の短手方向に所
定長さ延在すると共に、後述する引張手段を挿通させる
ための開口部66aが形成されている。
そこで、載置台44内には前述した回転体62a、62bを転
動するように移動台76が配設される。移動台76の底面部
と載置台44との間にスプリング78を介装し、このスプリ
ング78の引張力を介して前記移動台76を矢印A方向に引
張することが可能である(第4図aおよびb参照)。ま
た、この移動台76には係止用板体58側の一端部に夫々鉛
直上方向に延在する支持体80a、80bを立設し、前記支持
体80a、80bにローラ82が回転自在に支持される。一方、
移動台76の他端部には鉛直下方向に突出する係止部86を
設けておく。
次いで、前記移動台76の係止部86に引張手段88が係合
する。前記引張手段88は棒体90を含み、前記棒体90の一
端部に前記係止部86に係合する突起92を形成する。棒体
90は載置台44の側壁部46dを貫通して本体部40内に延在
し、その他端部にフランジ部94が形成される。さらに、
棒体90にスプリング96の一端を係着し、このスプリング
96の他端を前記側壁部46dに係着する。従って、載置台4
4を本体部40から引き出す際に、移動台76は前記スプリ
ング96およびスプリング78の引張力を介して比較的大き
な力で矢印A方向に引張される。
さらにまた、載置台44には夫々の側壁部46a、46dの隅
角部に第1のブロック100が形成され、この第1ブロッ
ク100の端部に近接して第2のブロック102が配設され
る。このため、第1ブロック100と第2ブロック102との
間に開口部104が画成されることになる。前記開口部104
には一端を載置台44に支持された薄板状のガイド部材10
6が臨み、このガイド部材106を介して開口部104に略三
角形状を呈するカッター部材108が収容される。
第4図bに示すように、本体部40には載置台44の遮光
用板体56に係合して前記本体部40内を光密に保持するた
めの遮光ローラ112が図示しない弾性体を介して矢印方
向に変位自在に配設される。前記遮光ローラ112から所
定間隔離間してローラ114が設けられ、前記ローラ114は
移動台76に支承されるローラ82と共働してフイルム包装
体(後述する)からフイルムを分離させる作用をなす。
また、本体部40と載置台44の把手54との間にフイルム包
装体を挿通するための間隙116が画成される。
そこで、この本体部40の内部には壁面部118が形成さ
れている。この壁面部118は引張手段88の棒体90に設け
られたフランジ部94と当接する。そして、この壁面部11
8に近接してストッパ手段120が設けられている。前記ス
トッパ手段120はロータリソレノイド122を含み、前記ロ
ータリソレノイド122は本体部40に形成された取付台124
に固着される。前記ロータリソレノイド122から延在す
る駆動軸126にL字状を呈する係止部材128が係着され
る。この場合、前記係止部材128はロータリソレノイド1
22の駆動作用下に揺動可能に構成され、その端部を載置
台44の側壁部46dの上部に形成された切欠部130に係合す
る。なお、本体部40内には吸着盤を含む枚葉機構132が
配設されている。
次いで、当該フイルム包装体30を本体部40に装着する
工程について以下詳細に説明する。
この場合、先ず、前記フイルム包装体30の製造方法に
ついて説明する。すなわち、第5図aに示すように、遮
光部材32内に複数枚のシートフイルムFを保持した当て
紙34を収容し、前記遮光部材32の両端部36a、36dを溶着
等により密封すると共に、前記端部36b側に近接しこの
端部36bと平行して固着部分134を形成する。そして、当
て紙34を遮光部材32の短手方向一端部側に配置してこの
遮光部材32の他端部側をフイルムFの感光面側へと折り
返す(第5図b参照)。さらに、両端部36a、36bをフイ
ルムFの取出面側に折り返し、前記端部36aと36bとにシ
ール部材38を一体的に貼着する。この場合、シール部材
38には、例えば、「この面を上にしてセットして下さ
い」等の注意事項を記載しておくと好適である。
そこで、第4図aに示すすように、載置台44を本体部
40から引き出すと、引張手段88を構成する棒体90が壁面
部118から離間し、この棒体90はスプリング96の引張力
を介して載置台44に対し矢印A方向に引張される。この
ため、棒体90に形成される突起92が移動台76の係止部86
に係合してこれを矢印A方向に引張する。従って、移動
台76はスプリング96とこの移動台76に係着されているス
プリング78の引張力を介して矢印A方向に変位し、その
端部をストッパ部材66に当接する。
次いで、第3図に示すように、載置台44内の移動台76
にフイルム包装体30を装填する。この場合、ストッパ部
材66とローラ82との距離をフイルム包装体30の長手方向
の長さより僅かに小さく選択しておけば、移動台76に前
記フイルム包装体30を収容した際に、このフイルム包装
体30が前記移動台76にしっかりと固定されることにな
る。
そして、載置台44の開口部104に収納されているカッ
ター部材108を取り出し、前記カッター部材108をフイル
ム包装体30の短手方向に沿って移動させ、前記フイルム
包装体30の破線で示す切断部位39を切断する。その際、
フイルム包装体30はストッパ部材66とローラ82とに挟持
されているため、前記切断部位39からこのフイルム包装
体30内への外光の照射を阻止することが出来る。
フイルム包装体30を所望の部位で切断して後、カッタ
ー部材108をガイド部材106の案内作用下に再び開口部10
4に収納する。さらに、前記フイルム包装体30の端部36b
側を前記切断された端部36aの残余の部分と一体的に把
手54側へと折り返し、載置台44を本体部40側へと変位さ
せる。このため、引張手段88を構成する棒体90のフラン
ジ部94が本体部40の壁面部118に当接し、前記棒体90は
スプリング96の引張力に抗して載置台44に対し矢印B方
向に移動する。この結果、棒体90の突起92が移動台76の
係止部86から離間し、この移動台76にはスプリング78の
引張力だけが作用することになる。
載置台44を夫々のガイド突条50a、50bとこれに係合す
るガイド溝52a、52bを介して本体部40に収納すると共
に、ストッパ手段120が駆動される。すなわち、第4図
bに示すように、ロータリソレノイド122の駆動作用下
に駆動軸126を回転させて係止部材128を矢印C方向に揺
動する。このため、係止部材128の端部は載置台44の側
壁部46dに形成される切欠部130に係合して前記載置台44
が本体部40内に固定される。
さらに、この場合、載置台44の把手54上に載設される
フイルム包装体30の端部は図示しないスプリングの弾発
力を介して遮光ローラ112と遮光用板体56により挟持さ
れると共に、本体部40と把手54との間隙116を介して外
部に露呈している。従って、前記外部に露呈しているフ
イルム包装体30の端部を矢印B方向に引張すれば、前記
フイルム包装体30を載置する移動台76がスプリング78の
引張力に抗して矢印B方向に変位し、係止用板体58に当
接して支持される。その際、移動台76と一体的にフイル
ム包装体30が矢印B方向に変位してこのフイルム包装体
30がストッパ部材66から離間する。そして、フイルム包
装体30を矢印B方向に引き出せば、夫々のローラ82、11
4を介してこのフイルム包装体30内に積層収納されてい
るシートフイルムFは当て紙34と一体的に移動台76に残
留するに至る。なお、第2図に示すように、当て紙34に
は第1押え部35a、35bと第2押え部35c、35dが設けられ
ているため、フイルム包装体30を引き出す際に、シート
フイルムFが外部に導出することを阻止することが出来
る。
前記フイルム包装体30がガイドローラ64a乃至64dに案
内されて全て外部に導出されると、移動台76がスプリン
グ78の引張力を介して矢印A方向に変位し、前記移動台
76に載置されたシートフイルムFの端部がストッパ部材
66に当接して位置決めされる。
次いで、枚葉機構132の駆動作用下に移動台76上に積
層載置されている複数枚のシートフイルムFは1枚ずつ
吸着され、図示しない画像記録機構へと搬送されること
になる。その際、枚葉機構132による枚葉の方向はフイ
ルム包装体30の引き出し方向と略直交している。従っ
て、第2図に示すように、前記枚葉機構132によりシー
トフイルムFが矢印D方向に枚葉されるため、当て紙34
が前記シートフイルムFの枚葉作業を妨げることはな
い。
この場合、本実施態様では、フイルム包装体30を極め
て容易に本体部40に装填することが出来ると共に、その
取り扱いが簡単なものとなる。
すなわち、前述したように、作業者はフイルム包装体
30を載置台44に装着して後、カッター部材108を介して
切断部位39を切断する。次いで、端部36bと残余の端部3
6aとを一体的に把手54側に折り返し、載置台44を本体部
40に収納して前記フイルム包装体30を外部に引き出す作
業を行えばよい。
このように、例えば、従来のシャッター部材を用いる
マガジン等に比べ、フイルム包装体30の装填作業が一挙
に簡易化し、前記フイルム包装体30の装填作業を迅速に
且つ効率よく達成することが可能となる。
しかも、カッター部材108を介して切断部位39を切断
した際に、端部36a側の切断部位がシール部材38を介し
て端部36bと一体的に係着されている。このため、フイ
ルム包装体30から切断屑が発生することがなく、例え
ば、この切断屑が本体部40内に残存して枚葉機構132の
枚葉動作を阻止する等の不都合を生ずることがない。ま
たこの場合、端部36a側の切断部位がフイルム包装体30
と一体的に取り出されるため、この切断部位の処理も容
易となるという効果が得られる。
さらにまた、当該包装体30はその両端部36a、36bをシ
ール部材38を介して一体的に係着している。従って、作
業者がこのフイルム包装体30を搬送する際に、前記端部
36a、36が外方に垂下することがなく、前記フイルム包
装体30の搬送作業を良好に行うことが可能となる。この
結果、包装体30の取り扱いが一挙に簡単なものとなる利
点が得られる。
以上のように、本発明によれば、複数枚のシートフイ
ルムを収納した袋状遮光部材の両端部を同一面上に折り
返してシール部材を介して一体的に係着してフイルム包
装体を構成している。このため、載置台あるいはマガジ
ンに前記フイルム包装体を装着し、その一端縁部を切断
して一方の切断端部を外方に延在させておき、前記載置
台あるいはマガジンを装置本体に収納して前記フイルム
包装体を引き出すだけで、容易に且つ迅速にシートフイ
ルムを前記装置本体に装填することが出来る。従って、
フイルム装填作業を効率よく行うことが可能となり、極
めて作業性のよいフイルム包装体を提供することが出来
るという効果が得られる。しかも、包装体の両端部を一
体的に係着しているため、前記両端部が外方に垂下する
ことがなく、取り扱いが簡易化する。さらに、フイルム
包装体を切断する際に切断屑が発生せず、この結果、前
記切断屑の処理が不要となり良好なフイルム装填作業を
達成し得るという利点も挙げられる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明し
たが、本発明はこの実施態様に限定されるものではな
く、例えば、装置本体に対し着脱自在に装着されるマガ
ジンに当該フイルム包装体を装填することも出来る等、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよびbは従来技術に係るフイルム包装体とこ
れを装着するマガジンの一部省略縦断面図、 第1図cおよびdは他の従来技術に係るマガジンとフイ
ルム包装体の一部省略断面図、 第2図は本発明に係るフイルム包装体の内部を示す一部
省略斜視図、 第3図は本発明に係るフイルム包装体とこれを装着する
フイルム装填装置の一部省略斜視図、 第4図aおよびbは本発明に係るフイルム包装体をフイ
ルム装填装置に装填する際の一部省略縦断面図、 第5図a乃至cは本発明に係るフイルム包装体の製造工
程を示す平面図である。 30……フイルム包装体、32……遮光部材 34……当て紙、36a、36b……端部 38……シール部材、39……切断部位、 40……本体部、44……載置台 76……移動台、88……引張手段 108……カッター部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−61430(JP,A) 特開 昭60−189438(JP,A) 特開 昭52−60122(JP,A) 特開 昭62−245248(JP,A) 実開 昭56−40535(JP,U) 実開 昭57−130345(JP,U) 実公 昭57−38669(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚のシートフイルムを積層収容するフ
    イルム包装体であって、 袋状を呈する可撓性の遮光部材を含み、前記遮光部材内
    に複数枚のシートフイルムを収納して少なくともその引
    き出し方向先端部および後端部を密封し、前記先端部と
    前記後端部を互いに同一面上に折り返して固定手段で一
    体的に係着すると共に、前記後端部側には、前記固定手
    段より引き出し方向後方に位置し且つ該引き出し方向に
    交差する方向に延在する切断部位が設けられることを特
    徴とするフイルム包装体。
  2. 【請求項2】複数枚のシートフイルムを収容しその密封
    した引き出し方向先端部および後端部を一体的に係着し
    たフイルム包装体を、装置本体に対し引き出し自在な載
    置台あるいは装置本体に対し着脱自在なマガジンに装着
    し、次いで、前記フイルム包装体の前記後端部側で且つ
    前記係着された部分より引き出し方向後方に位置する切
    断部位を切断した後、前記先端部側を該係着された部分
    と一体的に外方に延在させ、前記載置台あるいはマガジ
    ンを装置本体に収納して前記外方に露呈する先端部側を
    外方に引張することにより前記フイルム包装体を装置本
    体から引き出してシートフイルムを前記装置本体内に装
    填することを特徴とするフイルムの装填方法。
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