JP2616330B2 - 磁気記録再生装置の回転ドラム装置 - Google Patents
磁気記録再生装置の回転ドラム装置Info
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- JP2616330B2 JP2616330B2 JP4009863A JP986392A JP2616330B2 JP 2616330 B2 JP2616330 B2 JP 2616330B2 JP 4009863 A JP4009863 A JP 4009863A JP 986392 A JP986392 A JP 986392A JP 2616330 B2 JP2616330 B2 JP 2616330B2
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- Japan
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- drum
- protrusion
- magnetic recording
- rotary drum
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ＶＴＲ（ビデオテー
プレコーダー）用回転ドラム装置に関するものである。
プレコーダー）用回転ドラム装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のＶＴＲ用回転ドラム装置
は図７〜図１０に示すように構成されている。図７はド
ラム構造を示す軸方向断面図で、図において１は磁気ヘ
ッド２が取り付けられている上ドラム、３はテープ４を
ガイドするためのリード部を持つ下ドラムである。上ド
ラム１は、下ドラム３に取り付けられている軸受５ａ，
５ｂ及び回転軸６を介して回転する構造になっている。
なお、磁気ヘッド２の信号伝達は、回転軸６に一体で取
り付けられているフランジ７に接着等により固定されて
いる回転側ロータリートランス８ａと、この回転側ロー
タリートランス８ａに数＋μｍのギャップを持って対向
している固定側ロータリートランス８ｂとにより可能と
成っている。
は図７〜図１０に示すように構成されている。図７はド
ラム構造を示す軸方向断面図で、図において１は磁気ヘ
ッド２が取り付けられている上ドラム、３はテープ４を
ガイドするためのリード部を持つ下ドラムである。上ド
ラム１は、下ドラム３に取り付けられている軸受５ａ，
５ｂ及び回転軸６を介して回転する構造になっている。
なお、磁気ヘッド２の信号伝達は、回転軸６に一体で取
り付けられているフランジ７に接着等により固定されて
いる回転側ロータリートランス８ａと、この回転側ロー
タリートランス８ａに数＋μｍのギャップを持って対向
している固定側ロータリートランス８ｂとにより可能と
成っている。
【０００３】テープ４は図９に示すようにドラム部にあ
る角度（１８０°あるいは２７０°）を持って巻き付
き、テープ入口部９よりテープ出口部１０の方がテープ
テンションが高い。また、磁気ヘッド２は上ドラム１の
外周より突出している。そのため、上ドラム１が回転し
てテープ出口部１０の位置で磁気ヘッド２がテープ４よ
り離脱する時に、磁気ヘッド２の突出分だけテープ４が
磁気ヘッド２の通過毎に移動し、結果的に下ドラム３と
ポール１１ａ，１１ｂの間でテープ４が振動して、騒音
や画面の揺れが発生する。
る角度（１８０°あるいは２７０°）を持って巻き付
き、テープ入口部９よりテープ出口部１０の方がテープ
テンションが高い。また、磁気ヘッド２は上ドラム１の
外周より突出している。そのため、上ドラム１が回転し
てテープ出口部１０の位置で磁気ヘッド２がテープ４よ
り離脱する時に、磁気ヘッド２の突出分だけテープ４が
磁気ヘッド２の通過毎に移動し、結果的に下ドラム３と
ポール１１ａ，１１ｂの間でテープ４が振動して、騒音
や画面の揺れが発生する。
【０００４】この現象に対処するために、各図に示すよ
うに下ドラム３のテープ出口部１０の上部に磁気ヘッド
２の突出量と同程度の突起部１２（これをバルジあるい
はプロジェクションと言うこともある）を設け、磁気ヘ
ッド２がテープ４より離脱してもテープ４が振動しない
ようにしてある。
うに下ドラム３のテープ出口部１０の上部に磁気ヘッド
２の突出量と同程度の突起部１２（これをバルジあるい
はプロジェクションと言うこともある）を設け、磁気ヘ
ッド２がテープ４より離脱してもテープ４が振動しない
ようにしてある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の回転ド
ラム装置では、突起部１２が下ドラム３の上部の一部に
しか無く下部より上部が突起しているので、テープ４が
上部で開いて磁気ヘッド２が当たらない場合がある。し
たがって、テープ出口部１０で磁気ヘッド２がテープ４
に対して逃げてしまい、信号をテープ４に記録すること
が出来なかったり、あるいは再生時にテープ出口部１０
で信号が欠落して画面下部のＳＮ劣化やハイフアイ音声
不良を起こすという問題点があった。
ラム装置では、突起部１２が下ドラム３の上部の一部に
しか無く下部より上部が突起しているので、テープ４が
上部で開いて磁気ヘッド２が当たらない場合がある。し
たがって、テープ出口部１０で磁気ヘッド２がテープ４
に対して逃げてしまい、信号をテープ４に記録すること
が出来なかったり、あるいは再生時にテープ出口部１０
で信号が欠落して画面下部のＳＮ劣化やハイフアイ音声
不良を起こすという問題点があった。
【０００６】この発明はかかる問題点を解消するために
なされたもので、テープ出口部におけるテープのヘッド
当たりを良好にして騒音及び画面曲がりの量を軽減する
ことのできる磁気記録再生装置の回転ドラム装置を得る
ことを目的とする。
なされたもので、テープ出口部におけるテープのヘッド
当たりを良好にして騒音及び画面曲がりの量を軽減する
ことのできる磁気記録再生装置の回転ドラム装置を得る
ことを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気記録
再生装置の回転ドラム装置は、下ドラムの突起部をテー
プ出口部の上から下まで連続で構成すると共に上部より
下部を突出させたものである。
再生装置の回転ドラム装置は、下ドラムの突起部をテー
プ出口部の上から下まで連続で構成すると共に上部より
下部を突出させたものである。
【０００８】
【作用】この発明においては、テープ出口部におけるヘ
ッド当たりが現状以上に良好になって騒音及び画面曲が
りの量が軽減する。
ッド当たりが現状以上に良好になって騒音及び画面曲が
りの量が軽減する。
【０００９】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図１，図２につ
いて説明する。図１は軸方向断面図、図２は図１の要部
拡大図であり、前記従来のものと同一または相当部分に
は同一符号を付して説明を省略する。図において、１３
は下ドラム３のテープ出口部１０に設けられた突起部
で、テープ走行面の下から上まで連続的に形成されてい
ると共に上部より下部の方が多く突出している。なお、
この突起部１３の具体的な上部及び下部の突起量は磁気
ヘッド２の突出量によって設定される。このように突起
部１３は下部の方が上部より出ているために図２に示す
ようにテープ出口部１０の下ドラム３の上側でテープ４
が開かず磁気ヘッド２から逃げないので、従来に比べて
磁気ヘッド２のテープ４に対する当たりは良好である。
さらに、従来と同様に突起部１３はヘッド突出量と同程
度かむしろ突起している形状のためにヘッド離脱時に発
生する騒音，画面曲がりは問題にならない。
いて説明する。図１は軸方向断面図、図２は図１の要部
拡大図であり、前記従来のものと同一または相当部分に
は同一符号を付して説明を省略する。図において、１３
は下ドラム３のテープ出口部１０に設けられた突起部
で、テープ走行面の下から上まで連続的に形成されてい
ると共に上部より下部の方が多く突出している。なお、
この突起部１３の具体的な上部及び下部の突起量は磁気
ヘッド２の突出量によって設定される。このように突起
部１３は下部の方が上部より出ているために図２に示す
ようにテープ出口部１０の下ドラム３の上側でテープ４
が開かず磁気ヘッド２から逃げないので、従来に比べて
磁気ヘッド２のテープ４に対する当たりは良好である。
さらに、従来と同様に突起部１３はヘッド突出量と同程
度かむしろ突起している形状のためにヘッド離脱時に発
生する騒音，画面曲がりは問題にならない。
【００１０】突起部１３の形成方法としては、図３に示
すように下ドラム３のテープ走行部を加工する時に切削
加工の量を変えて突起部１３Ａを設ける方法、図４に示
すようにテープ走行部を切削加工した後で塑性加工で下
ドラム３の内側を押してテープ走行部を突出させて突起
部１３Ｂを設ける方法の如く下ドラム３の加工時に一体
的に形成する方法がある。また、図５に示すように下ド
ラム３のテープ走行部を突起無しの状態で切削加工した
後下部が上部より突出した部材を下ドラム３に取付けて
突起部１３Ｃを構成する方法、図６に示すように下部あ
るいは上部の突起を下ドラム３の加工時形成して残りの
一方に別部材を取付けて突起部１３Ｄを構成する方法の
如く別部材を下ドラム３に取付けて構成する方法があ
る。
すように下ドラム３のテープ走行部を加工する時に切削
加工の量を変えて突起部１３Ａを設ける方法、図４に示
すようにテープ走行部を切削加工した後で塑性加工で下
ドラム３の内側を押してテープ走行部を突出させて突起
部１３Ｂを設ける方法の如く下ドラム３の加工時に一体
的に形成する方法がある。また、図５に示すように下ド
ラム３のテープ走行部を突起無しの状態で切削加工した
後下部が上部より突出した部材を下ドラム３に取付けて
突起部１３Ｃを構成する方法、図６に示すように下部あ
るいは上部の突起を下ドラム３の加工時形成して残りの
一方に別部材を取付けて突起部１３Ｄを構成する方法の
如く別部材を下ドラム３に取付けて構成する方法があ
る。
【００１１】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば下ドラ
ムの突起部をテープ出口部で下から上まで連続形成する
と共に上部より下部を突出させることにより、ヘッド当
たりが良好になって騒音，画面曲がりの量が軽減すると
いう効果が得られる。
ムの突起部をテープ出口部で下から上まで連続形成する
と共に上部より下部を突出させることにより、ヘッド当
たりが良好になって騒音，画面曲がりの量が軽減すると
いう効果が得られる。
【図１】この発明の一実施例を示す軸方向断面図であ
る。
る。
【図２】図１の要部拡大図である。
【図３】図１の突起部の形成方法を説明する図である。
【図４】図１の突起部の形成方法を説明する図である。
【図５】図１の突起部の形成方法を説明する図である。
【図６】図１の突起部の形成方法を説明する図である。
【図７】従来のものを示す軸方向断面図である。
【図８】図７の要部拡大図である。
【図９】図７のドラム周辺のテープ走行状態を示す概略
平面図である。
平面図である。
【図１０】図７のドラム周辺のテープ走行状態を示す概
略平面図である。
略平面図である。
１ 上ドラム ２ 磁気ヘッド ３ 下ドラム ４ テープ ５ａ 軸受 ５ｂ 軸受 ６ 回転軸 ７ フランジ ８ａ 回転側ロータリートランス ８ｂ 固定側ロータリートランス ９ テープ入口部 １０ テープ出口部 １３ 突起部
Claims (1)
- 【請求項１】 磁気ヘッドを備えた上ドラムと、この上
ドラムを支持しかつテープが走行するテープ出口部近傍
に突起部を備えた下ドラムとで構成される磁気記録再生
装置の回転ドラム装置において、前記突起部をテープ走
行面の上から下まで形成すると共に上より下の突起量を
多くしたことを特徴とする磁気記録再生装置の回転ドラ
ム装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4009863A JP2616330B2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 磁気記録再生装置の回転ドラム装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4009863A JP2616330B2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 磁気記録再生装置の回転ドラム装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05205365A JPH05205365A (ja) | 1993-08-13 |
| JP2616330B2 true JP2616330B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=11731982
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4009863A Expired - Lifetime JP2616330B2 (ja) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | 磁気記録再生装置の回転ドラム装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2616330B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-23 JP JP4009863A patent/JP2616330B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05205365A (ja) | 1993-08-13 |
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