JP2616018B2 - 光ヘッド装置 - Google Patents

光ヘッド装置

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JP2616018B2
JP2616018B2 JP1164228A JP16422889A JP2616018B2 JP 2616018 B2 JP2616018 B2 JP 2616018B2 JP 1164228 A JP1164228 A JP 1164228A JP 16422889 A JP16422889 A JP 16422889A JP 2616018 B2 JP2616018 B2 JP 2616018B2
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靖夫 木村
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光ディスク媒体に、情報信号の記録、再生
を行うための光ディスク用光ヘッド装置に関する。
(従来の技術) 光ディスクを用いた光記録に用いられる光ヘッド装置
には、微少な光スポットを光ディスク上に形成するため
の焦点誤差検出機能、所望のトラックを正確にトレース
するためのトラック誤差検出機能を有することが求めら
れる。また、読みだし専用型、追記型、あるいは相変化
型光ディスクでは、記録情報の再生は、光学的には反射
光の強度変化により行われるため、反射光の強度を検出
する手段も必要となる。
第2図は、従来技術による光ヘッドの基本構成を示す
ための図である。光源である半導体レーザ1を出射した
直線偏光光はコリメートレンズ2により平行光3に変換
され偏光ビームスプリッタ4に入射する。ここで、入射
光の偏光方向が偏光ビームスプリッタ4を通過する方向
に設定しておく。偏光ビームスプリッタ4を通過した光
は、1/4波長板5を経て収束レンズ6より光ディスク7
上に集光される。光ディスク7からの反射光は再び1/4
波長板5を通過し、半導体レーザ1の出射光とは直交す
る偏光方向を持つ直線偏光光となって偏光ビームスプリ
ッタ4に入射する。偏光ビームスプリッタ4に入射した
光は光路を曲げられて信号検出系に導かれる。偏光ビー
ムスプリッタ4により取り出された光は、ビームスプリ
ッタ9により焦点誤差検出用10、トラック誤差検出用11
の2つのビームに分けられ、焦点誤差はナイフエッジ法
により、トラック誤差はプッシュプル法によりそれぞれ
検出される。また、読みだし信号は焦点誤差検出用光検
出器、トラック誤差検出用光検出器の出力の和から得て
いる。
(発明が解決しようとする課題) 以上述べた従来技術による光ヘッド装置では、多数の
偏光ビームスプリッタ1/4波長板、ナイフエッジなどの
光学部品を巧みに配置する必要があるため、光ヘッドの
小型化、軽量化が困難であった。さらに、高価な偏光ビ
ームスプリッタを用いていること、全体の部品点数が多
いこと等から低価格化が困難であった。また組み立ての
工数がおおきいことも低価格化を妨げる要因でもあっ
た。本発明は、従来技術の持つ上述の課題を解決し、小
型軽量で低価格な光ヘッド装置を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 上述の課題を解決するために本発明が提供する手段
は、略直線偏光光を放出する光源と、該光源からの出射
光を光ディスクに集光させるための結像光学手段と、1/
4波長板と、光回折型素子と、前記光回折型素子からの
+1次回折光を受光する第1の光検出器と、前記光回折
型素子からの−1次回折光を受光する第2の光検出器と
を少なくとも有し、前記第1の光検出器から焦点誤差信
号、トラック誤差信号を検出し、少なくとも前記第1の
光検出器と前記第2の光検出器の出力の和から情報信号
を検出し、前記光回折型素子は複屈折光学結晶からな
り、前記光源の放出する略直線偏光光の偏光方向と前記
複屈折光学結晶の光学軸とが略直交するように配置さ
れ、前記複屈折光学結晶に形成した位相格子上に異常光
を屈折し常光を透過するように位相補償格子が形成され
た複屈折回折格子型素子であることを特徴とする。
(作用) 以下、本発明の作用について詳細に説明する。本発明
で用いる格子素子は従来技術により情報信号検出光学系
と焦点誤差、トラック誤差検出用光学系の機能を複合し
た作用を有するものである。
ニオブ酸リチウムのX板、あるいはY板に、たとえば
安息香酸によるプロトン交換を施すと異常光線に対する
屈折率は約0.13増加し、常光線に対する屈折率は0.04程
度減少する。ここで、交換領域を通過する常光線と、非
交換領域を通過する常光線の間で生じる位相差を位相補
償膜を設ける等の手段で打ち消すことにより、プロトン
交換による屈折率変化はあたかも異常光線のみに生じる
ようにすることができる。したがって、周期的な交換、
非交換領域を設け、上述の位相差相殺手段を講じれば常
光線は屈折率差を感じず、異常光線は屈折率差を感じる
ので、異常光線のみに作用する回折格子を作製すること
ができる。この時に、異常光線が交換領域と非交換領域
との間で受ける位相差がIIとなるようにすれば、異常光
線の透過率をほぼ0%、常光線の透過率をほぼ100%と
することができる。
このような複屈折回折格子については、従来、偏光子
として応用が検討されており、たとえば「セタンドオプ
トエレクトロニクスカンファレンス(OEC′88)テクニ
カルダイジェスト」第168ページから第169ページに掲載
の論文にその報告が述べられている。
第3図、第4図は本発明の作用を説明するための図で
ある。本発明ではレーザから出射される直線偏光12の偏
光方向とニオブ酸リチウム結晶13のZ軸14が直交するよ
うに配置されているため、第3図に示すようにレーザ出
射光はニオブ酸リチウム結晶の格子パターンの作用を受
けない。一方、第4図に示すように1/4波長板を2度通
過した光ディスクからの反射光16の偏光方向は出射時の
偏光方向とは直交する向きに回転させられているため格
子パターンの作用を受けて、その光量のほとんどが回折
光17、18となる。したがって、レーザ出射光は殆どレー
ザに戻ることがなく、戻り光雑音の無い安定な発振動作
を続けることができ、再生読みだし信号の再生品質を損
なうことはない。また再生読みだし信号の再生品質向上
のために、少なくとも2つの回折光を光検出器で受光
し、光量の減少を補償している。
さらに、ニオブ酸リチウム結晶上に形成する格子パタ
ーンをホログラムとすることで、回折光を用いて焦点誤
差検出、トラック誤差検出動作を行うことが可能であ
る。
(実施例) 以下に、本発明の実施例を図面に用いて説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を説明するための図で
ある。
半導体レーザ19を出た直線偏光光20はそれと直交する
方向にZ軸を持つニオブ酸リチウム結晶からなる複屈折
回折型素子21に入射する。上述のように、ここでは複屈
折回折型素子は入射光に対し常光となるためなんら影響
を及ぼさない。複屈折回折型素子21を通過した光は、コ
リーメートレンズ22により平行光に交換され1/4波長板2
3を経て収束レンズ24により光ディスク25上に集光され
る。光ディスク25からの反射光は収束レンズ24により再
び平行光に交換されて1/4波長板23に入射し、レーザ出
射光とは直交する方向の直線偏光に変換され、複屈折回
折型素子21に入射する。光ディスクからの反射光はニオ
ブ酸リチウム結晶に対して異常光とるため格子パターン
の作用を受けて回折する。本実施例では+1次回折光26
を受光する第1光検出器27の出力から焦点誤差信号、ト
ラック誤差信号を検出し、第1光検出器27と−1次回折
光28を受光する第2光検出器29の出力の和から読みだし
信号を得ている。
第5図は複屈折回折型素子21の格子パターンと第1光
検出器27のセグメント分割パターンの対応関係を示すた
めの図である。本実施例では、+1次回折光を用いて焦
点誤差、トラック誤差検出を行うために、複屈折回折型
素子を4つの領域に分割し、第1の光検出器を6つのセ
グメントに分割している。第1格子パターン部30には、
光スポットが光ディスク上に正しく形成されているとき
に、この領域への入射光を第1光検出器27上のA点31に
収束させるような格子が形成されている。全く同様に、
第2格子パターン部32、第3格子パターン部33、第4格
子パターン部34にはそれぞれ各々の領域への入射光を、
第1光検出器上のB点35、C点36、D点37にそれぞれ収
束させるような格子が形成されている。焦点誤差信号は
第1光検出器27の中央の4セグメントの対角和の差信号
から得られ、トラック誤差信号は第5セグメント38と第
6セグメント39の出力の差信号から得られる。
本実施例では±1次回折光は第1図上で半導体レーザ
の左右に生じるように複屈折回折型素子の格子パターン
を設置したが、複屈折回折型素子の格子パターンとニオ
ブ酸リチウム結晶の結晶軸との関係は任意であるため、
例えば紙面上下に±1次回折光が生じるような構成もも
ちろん可能である。
第6図は本発明の第2の実施例を説明するための図で
ある。本実施例では半導体レーザ40、光検出器41、複屈
折回折型素子42と、1/4波長板43を同一のパッケージに
収め、光学モジュール44とすることで小型化を図ってい
る。
以上述べた複屈折格子素子はプレーナーバッチプロセ
スにより容易に作製することができる。例えば、Y板ニ
オブ酸リチウム基板にチタン拡散層を形成したのち所望
の格子パターンのプロトン交換を実施し格子を形成す
る。このプロトン交換領域上に常光線の屈折率差を補償
する厚さを有するNb2O5を形成する。さらに基板全面に
わたって反射率を低減させるためにSiO2膜を形成すれば
よい。
(発明の効果) 以上述べた本発明によれば、小型、軽量、低価格な光
ヘッド装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第5図は本発明の第1の実施例を説明するため
の図、第2図は従来の技術を説明するための図、第3
図、第4図は本発明の作用を説明するための図、第6図
は本発明の第2の実施例を説明するための図である。 図において、 1……半導体レーザ、2……コリメートレンズ、3……
平行光、4……偏光ビームスプリッタ、5……1/4波長
板、6……収束レンズ、7……光ディスク、8……レン
ズ、9……ビームスプリッタ、10……焦点誤差検出用光
ビーム、11……トラック誤差検出用光ビーム、12……レ
ーザ出射光、13……ニオブ酸リチウム結晶、14……Z
軸、15……透過光、16……反射光、17……回折光、18…
…回折光、19……半導体レーザ、20……直線偏光光、21
……複屈折回折型素子、22……コリメートレンズ、23…
…1/4波長板、24……収束レンズ、25……光ディスク、2
6……+1次回折光、27……第1光検出器、28……−1
次回折光、29……第2光検出器、30……第1格子パター
ン部、31……A点、32……第2格子パターン部、33……
第3格子パターン部、34……第4格子パターン部、35…
…B点、36……C点、37……D点、38……第5セグメン
ト、39……第6セグメント、40……半導体レーザ、41…
…光検出器、42……複屈折回折型素子、43……1/4波長
板、44……光学モジュール である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略直線偏光光を放出する光源と、該光源か
    らの出射光を光ディスクに集光させるための結像光学手
    段と、1/4波長板と、光回折型素子と、前記光回折型素
    子からの+1次回折光を受光する第1の光検出器と、前
    記光回折型素子からの−1次回折光を受光する第2の光
    検出器とを少なくとも有し、前記第1の光検出器から焦
    点誤差信号、トラック誤差信号を検出し、少なくとも前
    記第1の光検出器と前記第2の光検出器の出力の和から
    情報信号を検出し、前記光回折型素子は複屈折光学結晶
    からなり、前記光源の放出する略直線偏光光の偏光方向
    と前記複屈折光学結晶の光学軸とが略直交するように配
    置され、前記複屈折光学結晶に形成した位相格子上に異
    常光を屈折し常光を透過するように位相補償格子が形成
    された複屈折回折格子型素子であることを特徴とする光
    ヘッド装置。
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