JP2615459B2 - 間仕切家具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、台所と食事室等の間に設けられる間仕切家
具に関する。

従来の技術 従来この種の間仕切家具は、第３図に示すように天井
１と家具箱体２との間に空間３があるものか、第４図に
示すように、天井５と家具箱体６の間隔７を高さ調整可
能な天井調整部材８で埋めるものであった。

発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、第３図のように天井面と
の空間があいているものでは、台所で調理の際に発生す
る臭気，油煙，排熱等は、温められた空気とともに上昇
するため、換気フード等で捕捉されなかったものが、天
井面直下を伝って部屋中に拡散し、台所と食事室，居間
が１部屋となっている場合等では特に、食事室，居間の
環境を悪いものとするとして問題となっていた。

一方第４図のように天井面との間を天井調整部材で埋
めるものについては、前記問題は天井との間に空間がな
いため解消されるが、その反面、天井まで箱体および天
井調整部材が配設されるため、特に狭小な部屋では心理
的に圧迫感があり、快適な食事室，居間の実現を妨げる
ものであった。

本発明はこのような課題を解決するもので、台所から
の臭気，油煙，排熱等の天井直下を伝っての拡散を防
ぎ、かつ食事室および居間において、心理的圧迫感の小
さい快適な住空間を実現できる間仕切家具を提供しよう
とするものである。

課題を解決するための手段 前記課題を解決するため、本発明の間仕切家具は天井
と家具箱体の間をガラス等の透視可能な板材等で閉成す
る構成としたものである。

作用 本発明の間仕切家具は、天井と家具箱体の間をガラス
等の透視可能な板材等で閉成しているため、間仕切家具
として、天井直下を含んで、天井と床面の間を閉塞する
ことができ、キッチン側より流出する煙等が食事室側に
流入するのが軽減される。また天井と家具箱体の間を透
視可能であるため、天井直下の視界が拡大し、圧迫感の
小さくなるものである。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。第１図において、10は天井、11は家具箱体、
12は天井10と家具箱体間の空間である。この空間12部は
ガラス，プラスチックス等の透視可能な板材13で閉塞さ
れている。すなわち板材13は枠14を介して天井10と家具
箱体11に上下取付けされる。

前記構成において、ガラス等の板材13は14を介して、
天井10と家具箱体11の上面の間の空間12を完全に閉塞す
る。また家具箱体11はガラス等の板材13と床15の間を閉
塞するため、結果として天井10と床15の間を全て閉塞す
ることができるため、台所側16と食堂，居間側17を完全
に仕切ることができる。

また第２図において、18は家具箱体、19はガラス等の
透視可能な板材、20はガラス等の透視可能な板材を透し
た視線で最大23までが視野に入ることになる。そのため
天井まで家具の箱体と天井の間を天井調整部材で埋める
場合24の視線25によって得られる最大視野26と比較して
27の領域が余分に視野に入る。そのため天井面を広く認
識することによって、高い開放感が得られ、つまりは圧
迫感の小さくなるものである。

発明の効果 以上実施例の説明により明らかなように、本発明によ
れば、以下の効果を奏するものである。

（１） 天井から床までを閉塞しているので、台所から
発生する臭気，油煙，排熱等を軽減でき、食事室，居間
を快適な環境に保てる。

（２） 家具箱体と、天井の間をガラス等の透視可能な
板材で閉塞しているので視野が拡がり、開放感があり、
圧迫感が小さい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す外観斜視図、第２図は
同側面図、第３図及び第４図は従来例を示す側面図であ
る。 10……天井、11……家具、13……透視可能な板材。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】天井と、箱体よりなる家具との間を、ガラ
   ス等の透視可能な板材で閉成してなる間仕切家具。