JP2613783B2 - エンジンの高圧燃料噴射装置 - Google Patents

エンジンの高圧燃料噴射装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば高速ディーゼルエンジンに用いられる
エンジンの高圧燃料噴射装置に関するものである。
〔従来の技術〕 近年、ディーゼルエンジンにおいては、一層の低燃料
消費化や排気の清浄化などの要請から、燃料噴射を電気
的に制御する技術が広く注目されるされるようになって
きた。この種の技術が採用された燃料噴射装置としては
例えば特開昭62−282164号公報(発明の名称:インジェ
クタ)に開示されたものがある。これは、燃料噴射口を
開閉する噴射弁体の前後に燃料圧を作用させるいわゆる
バランス形のものであり、ケース側部に側方へ向けて開
口された燃料供給口からケース内に導入される燃料の圧
力によって燃料噴射口を閉じる一方、燃料噴射時は電磁
石で作動される弁体で噴射弁体の背面の圧力を逃がす弁
口を開いて噴射弁体を後退させることによって、燃料を
噴射するように構成されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような構造では、燃料噴射装置を
ねじ作用によってエンジン本体に取付ける場合、これら
部材に製造上の誤差があるために、シムの厚さを微調整
することによって燃料供給口の向きを一定にしなければ
ならない。このため、取付作業がきわめて煩雑になると
いう不具合があった。本発明はこのような事情に鑑みな
されたもので、エンジン本体への取付作業を容易にする
ことができるエンジンの高圧燃料噴射装置を提供するも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る高圧燃料噴射装置は、加圧された燃料が
導入される蓄圧室および小室を有するボディーの後端部
に、蓄圧室および小室に連通された燃料供給口と、小室
の圧力を逃がす弁口に連通された燃料戻し口とを配設
し、これら両口を後方へ開口させたものである。
〔作用〕
本発明においては、燃料供給口および燃料戻し口は燃
料噴射装置などの製造誤差に影響されずに常に後方へ向
けられる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図により詳細に説明する。
第1図は本発明に係るエンジンの高圧燃料噴射装置を示
す縦断面図、第2図は同じく平面図で、これらの図にお
いて全体を符号1で示す燃料噴射装置は全体として略円
柱状に形成されている。この燃料噴射装置1の前端には
燃料噴射口2が開口され、後端には燃料供給口3が軸線
方向に沿って後方へ開口されている。この燃料供給口3
には燃料ポンプ4により、高圧(例えば約500kg/cm2
に加圧された燃料が燃料タンク5から圧送される。
6はボディーで、前部が小径で後部が大径な略円筒状
を呈し内部に蓄圧室7を有する中空の前箱8と、この前
箱8の後部開口に設けた雌ねじに螺合し前箱8の後方お
よび電磁石9の外側を覆う後箱10とからなり、前箱8の
外周面に設けられた雄ねじ11で図示しないエンジン本体
に取付けられる。前箱8と後箱10との間にはボディー6
内を前後に画成する円板状の内蓋部材12が挟持されてい
る。この内蓋部材12の中央部には前記燃料噴射口2を開
閉する噴射弁体13の後部を保持する軸孔14が設けられて
いる。噴射弁体13の後部は前部に比較して大径に形成さ
れている。一方、噴射弁体13の前部は、前端部13aが前
箱8の前端に螺着されたノズルチップ15に挿入されるこ
とによって保持されている。ノズルチップ15と前箱8と
の間には噴射弁体13のリフト量などを調整するシム16が
介装されている。17は軸孔14の底部と噴射弁体13の後端
面とによって形成されたきわめて小さな容積を有する小
室である。すなわち、噴射弁体13はボディー6内に収容
され、前部が蓄圧室7内に臨み、後部が小室17内に臨む
ように軸線方向に進退自在に保持されている。そして、
略中央部に鍔部13bが突設されており、この鍔部13bで係
止されるばね受け18と内蓋部材12の前面との間には、噴
射弁体13を常時燃料噴射口2を閉じる方向に付勢する圧
縮コイルばね19が弾装されている。
前記燃料供給口3は前箱8の中心からずれた外周部付
近に配置されている。21は燃料供給口3内に開口され後
箱10の周壁を軸線方向に貫通する縦燃料通路、22は内蓋
部材12の軸孔14と外周面との間を半径方向に貫通する横
燃料通路である。これら燃料通路21,22は連絡通路23で
互いに連通されている。横燃料通路22は連通孔24を介し
て噴射弁体13の後部に設けられた中央室25に連通されて
いる。この中央室25は噴射弁体13の軸線上に配置され、
噴射弁体13の後端部に圧入固定された黄銅製の第1オリ
フィス部材26のオリフィスを介して小室17に連通されて
いる。27は内蓋部材12の前面に螺着された黄銅製の第2
オリフィス部材であり、オリフィスを介して横燃料通路
22と蓄圧室7とを連通している。このため、燃料供給口
3に供給された加圧された燃料は、これら燃料通路およ
びオリフィスを介して蓄圧室7および小室17に導入され
る。28は小室17と後箱10内とを連通し小室17内の圧力を
後箱10内へ逃がす弁口であり、内蓋部材12の軸線上に配
置されている。そして、後箱10内は燃料戻し口29で外部
と連通されている。この燃料戻し口29は後箱10の後端部
に圧入固定された管体で軸線方向に沿って後方へ開口す
るように形成され、燃料タンク5に接続されている。
前記電磁石9は中央に軸孔を有するコア31と、このコ
ア31に巻回された電磁コイル32と、この電磁コイル32お
よびコア31にそれらの外側を被覆するように嵌装された
円筒状のヨーク33とからなり、全体が円柱状に形成され
ている。
35は電磁石9と弁口28との間に介装され弁口28を開閉
する弁体である。弁体35は第3図に示すように、弁棒が
電磁石9側へ延設されコア31の軸孔に挿入されて進退自
在に保持されている。また弁体35の外周部にはコアおよ
びヨーク31,33が対向して円板状のアーマチュア36がか
しめ固定されている。すなわち、アーマチュア36は弁体
35をその前端部に突出した状態に嵌入させる凹陥部37を
有しており、この凹陥部37の開口縁部を内径方向へ塑性
変形させることによって弁体35に固定される。
前記ヨーク33は電磁コイル32の外側を覆う小径なコイ
ル被覆部分33aと、内蓋部材12に螺合する大径な固定部
分33bとが一体に形成され、この固定部分33bの前端面は
シム41を介して内蓋部材12に当接されている。そして、
コイル被覆部分33aと固定部分33bとの中間の部分は、前
方へ向かって小径になるように内側へ突設されており、
ここにアーマチュア吸着部分33cが形成されている。42
はヨーク33のアーマチュア36付近外周面に設けられた外
環状溝、43は同じくその付近の内周面に設けられた内環
状溝である。詳述すれば、これら環状溝はアーマチュア
吸着部分33cからコイル被覆部分33aに至る部分とその外
側の部分である固定部分33bとの間に設けられている。
さらに詳述すれば、外環状溝42はコイル被覆部分33aと
固定部分33bとの間に介在し、内環状溝43はアーマチュ
ア吸着部分33cと固定部分33bとの間に介在しており、ヨ
ーク33のアーマチュア吸着部分33cおよびコイル被覆部
分33aから固定部分33bに至る部分の断面積を小さくす
る。なお図示しないがヨーク33などの部材には前記燃料
戻し口29と弁口28との間を連通する連通孔が設けられて
いる。
45は弁体35を常時弁口28方向へ押圧しそれ自体軸線方
向に圧縮変形する圧縮コイルばねである。このばね45は
コア31の反アーマチュア側であって軸線上に設けられた
凹陥部46内に装填されている。47は弁体35の後端部に設
けられたばね受け、48は凹陥部46の開口縁に後方から螺
着され螺入量によってばね45の弾溌力を調整する調整用
ねじである。
51は電磁石9の電磁コイル32を外部電源に接続するた
めの外部接続用端子部材である。この端子部材51はねじ
軸状に形成され後箱10の後壁を貫通した状態に鍔部51a
およびナット52で固定されており、軸線方向に重ねられ
たナット52,52間に端子53が挾持されている。54は端子
部材51と後箱10との間をシールするシール材である。
このように構成されたエンジンの高圧燃料噴射装置に
おいては、燃料は燃料供給口3から蓄圧室7および小室
17内に導入され、燃料噴射口2から噴射されると共に、
燃料戻し口29から戻される。すならち、電磁石9に電圧
が印加されてないときは、蓄圧室7および小室17内の圧
力が釣り合っているので燃料噴射口3は閉じられた状態
に保たれる。一方、電磁コイル9に電圧が印加される
と、コイル32の周囲にアーマチュア36に迂回する磁束が
発生するため、弁体35が弁口28から後退し、小室17内が
急激に減圧される。その結果、噴射弁体13は蓄圧室7内
の燃料の圧力によって後退し、燃料噴射口2が開かれて
燃料が噴射される。そして、電磁石9の電圧の印加が解
除されると、容積の小さな小室17の圧力が瞬間的に上昇
して噴射弁体13を押圧するため、燃料噴射口2は閉じら
れる。
また、ボディー6の後箱10の後端部に後方へ開口され
た燃料供給口3および供給戻し口29を設けているので、
燃料噴射装置1をエンジン本体に取付ける際、燃料噴射
装置1やエンジン本体、あるいはこれらの間に介装され
る座金などの製造誤差に影響されることなく、燃料供給
口3および燃料戻し口29を常に後方へ向けることができ
る。したがって、燃料供給口3および燃料戻し口29の方
向を合わせる作業をなくすることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、加圧された燃料
が導入される蓄圧室および小室を有するボディーの後端
部に、蓄圧室および小室に連通された燃料供給口と、小
室の圧力を逃がす弁口に連通された燃料戻し口とを配設
し、これら両口を後方へ開口させたから、燃料供給口お
よび燃料戻し口を燃料噴射装置などの製造誤差に影響さ
れることなく常に後方へ向けることができる。
したがって、燃料供給口および燃料戻し口の方向を合
わせる作業を必要としないので、燃料噴射装置の取付け
を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るエンジンの高圧燃料噴射装置を示
す縦断面図、第2図は同じく平面図、第3図は弁体を示
す断面図である。 3……燃料供給口、6……ボディー、7……蓄圧室、9
……電磁石、10……後箱、17……小室、28……弁口、29
……燃料戻し口、35……弁体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加圧された燃料が導入される蓄圧室および
    小室を有するボディーと、このボディー内に前部が蓄圧
    室内に臨み後部が小室内に臨むように保持され燃料噴射
    口を開閉する噴射弁体と、前記小室の圧力を逃がす弁口
    を開閉し電磁石で作動される弁体とを備えた高圧燃料噴
    射装置において、前記ボディーの後端部に蓄圧室および
    小室に連通された燃料供給口と、弁口に連通された燃料
    戻し口とを配設し、これら両口を後方へ開口させてなる
    エンジンの高圧燃料噴射装置。
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