JP2612135B2 - エレベータ用ドアシューの取付方法及びその取付構造 - Google Patents

エレベータ用ドアシューの取付方法及びその取付構造

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JP2612135B2 JP22733692A JP22733692A JP2612135B2 JP 2612135 B2 JP2612135 B2 JP 2612135B2 JP 22733692 A JP22733692 A JP 22733692A JP 22733692 A JP22733692 A JP 22733692A JP 2612135 B2 JP2612135 B2 JP 2612135B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータ用ドアシ
ューの取付方法及びその取付構造に関し、特に、ドアシ
ューの変形によるドアの開閉時の故障を低減させること
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば従来のエレベータを示す側
面図、図7はドアシューを示す斜視図、図8はドアシュ
ーの側面図である。図6,7,8において、1はエレベ
ータのドア、2はドア1の下部に設けられた取付台、3
は床面に延設された敷居、4は取付台2に固定され且つ
敷居溝6内を摺動するドアシュー、4aはドアシュー4
に設けられた支持板、5は支持板4aを取付台2に固定
するためのボルト、7は建築物の壁面に固定されたドア
レール、8はドア1の上部に設けられドアレール7に沿
ってドア1を吊り下げ摺動させるためのハンガーローラ
である。
【0003】図7,8に示すように、前記支持板4a
は、取付台2に当接配置されると共に、2本のボルト5
によって固定されている。従って、ドアレール7上を転
動するハンガーローラ8により吊り下げられたドア1
は、ドアシュー4を介在させることにより、敷居溝6に
沿って開閉させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータは、
以上のように構成されていたため、次のような課題が存
在していた。すなわち、荷物の積み出しや積み込み時
に、ドア1に荷物等が衝突し過大な荷重Pが加わった場
合、図9に示すように、取付台2の下端部2aを支点と
して支持板4aが変形することがあった。その変形の結
果、敷居溝6の壁面とドアシュー4との摩擦力が増大
し、ドア1の滑らかな開閉を困難なものにしていた。そ
して、荷物の度重なる衝突により、図10に示すよう
に、支持板4aがかなり折れ曲がり、敷居溝6内で噛み
込んでしまう場合があった。その結果、敷居溝6の壁面
とドアシュー4との摩擦力がドア1の開閉力より極めて
大きくなり、ドア1の開閉を不能にし、その補修にあた
って管理者に多大な負担を強いていた。
【0005】この発明は、以上のような課題を解決する
ためになされたもので、特に、ドアシューの塑性変形に
対する強度を強くし、ドアへの不意の衝突に対してもド
アシューの変形によるドアの開閉時の故障を低減させる
ようにしたエレベータ用ドアシューの取付方法及びその
取付構造を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
におけるエレベータ用ドアシューの取付方法は、ドアシ
ューに設けられた支持板を、ドアの取付台に固定するエ
レベータ用ドアシューの取付方法において、前記取付台
と前記支持板との間に強化板を介挿させるものである。
【0007】この発明に係る請求項2におけるエレベー
タ用ドアシューの取付構造は、ドアシューに設けられた
支持板を、ドアの取付台にボルトを介して固定するよう
にしたエレベータ用ドアシューの取付構造において、前
記支持板と前記取付台との間に設けられた強化板と、こ
の強化板に設けられ前記ボルトを貫通させるための貫通
孔とを備えたものである。
【0008】
【作用】この発明に係る請求項1におけるエレベータ用
ドアシューの取付方法においては、ドアの取付台と、ド
アシューに設けた支持板との間に強化板を介挿させ、例
えば適切な締結手段によって、前記取付台と強化板と支
持板との三者を一緒に固定することにより、強化板の簡
単な取付作業をもって、ドアシューの曲げ強度を強くす
ることができる。
【0009】この発明に係る請求項2におけるエレベー
タ用ドアシューの取付構造においては、ドアの取付台と
ドアシューの支持板との間に強化板を設け、この強化板
に設けられた貫通孔を挿通させるように、前記取付台と
強化板と支持板との三者をボルトによって一緒に固定す
ることにより、ドアシューの曲げ強度を強くし、ドアへ
の過大な荷重によるドアの開閉故障を極めて起こし難く
することができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明によるエレベータ用ドアシュ
ーの取付構造の実施例を図について説明する。なお、従
来例と同一又は同等部分については、同一符号を用いて
説明する。
【0011】実施例1.図1はこの発明の実施例1によ
るドアシューの取付構造を示す斜視図、図2はドアシュ
ーの取付構造を示す断面図、図3はこの発明の要部をな
す強化板の他の実施例を示す斜視図である。
【0012】図1,2において10はドアシュー4に設
けられた支持板4aと、エレベータのドア1の下部に設
けられた取付台2との間に介挿される強化板である。こ
の強化板10は、例えばSUS(ステンレス鋼)からな
り、ドアシュー4の支持板4aの一面と完全に重なり合
う形状をなしている。すなわち、強化板10は、支持板
4aの高さ寸法L2と同じ高さ寸法L1を有すると共に、
両端で折り曲げられた一対の挟持片10a,10bを有
している。各挟持片10a,10bは、支持板4aの両
端と嵌合させることができるので、ドアシュー4を取付
台2へ取り付けるにあたって、強化板10の位置ずれや
脱落を容易に回避することができる。
【0013】ドア1の下部には溶接等で固定された取付
台2が設けられ、この取付台2には、ボルト5の雄ねじ
部5aと螺合する雌ねじ部2aが形成されている。そし
て、前記強化板10及び支持板4aには、ボルト5の雄
ねじ部5aを貫通させるための貫通孔10c及び4bが
対をなして形成されている。また、雌ねじ部2a及び貫
通孔10c,4bは、取付台2と強化板10と支持板4
aとの三者を組み付けた場合に整列するような位置に形
成されている。
【0014】ここで、支持板4aを有するドアシュー4
を、ドア1の下部に設けられた取付台2に取付けるにあ
たって、先ず、強化板10の挟持片10a,10bを支
持板4aに嵌合させるようにして、強化板10を支持板
4aに当接配置させ、強化板10の貫通孔10cと支持
板4aの貫通孔4bとを整列させる。その後、強化板1
0を取付台2に当接させて、支持板4aの貫通孔4bと
取付台2の雌ねじ部2aとを整列させる。そして、ドア
シュー4及び強化板10をその状態に維持しつつ、座金
11を挿入したボルト5の雄ねじ部5aを貫通孔4b,
10cに挿入し、雄ねじ部5aを雌ねじ部2aに螺合さ
せながら、ボルト5を完全に締め付ける。その結果、取
付台2と支持板4aとの間に強化板10を固定配置する
ことができ、支持板4aの曲げ強度を向上させている。
【0015】ここで、強化板10によりドアシュー4の
強度がどの程度向上するかの曲げ試験を行った。なお、
図4に示したドアシュー曲げ試験装置において、ドアシ
ュー4の支持板4aの厚みHを23mmとし、支持板4
aの露出長さKを6mm,支持板4aの露出端(曲げ支
点)から曲げ荷重中心までの長さJを12mmとし、そ
の試験結果は図5に示す。
【0016】試験I 強化板10のない場合のドアシュー4(これは従来のド
アシューに相当する)の曲げ試験を行った結果、ドアシ
ュー4の曲げ許容量を2mmに設定した場合、ドアシュ
ー4の最大曲げ荷重は215kgであった。
【0017】試験II 1.0mmの強化板10を設けたドアシュー4の曲げ試
験を行った結果、ドアシュー4の曲げ許容量2.0mm
に対して、ドアシュー4の最大曲げ荷重は250kgで
あった。
【0018】試験III 1.5mmの強化板10を設けたドアシュー4の曲げ試
験を行った結果、ドアシュー4の曲げ許容量2.0mm
に対して、ドアシュー4の最大曲げ荷重は350kgで
あった。
【0019】上記試験I,II,IIIの結果から、23
mmの厚みHの支持板4aに対して極めて薄いと思われ
る1.5mm程度の強化板10にて、支持板4aを補強
すると、最大曲げ荷重を1.5倍以上(215kg対3
50kg)も向上させる得ることが判明した。
【0020】実施例2.この発明は前述の実施例1に限
定されるものではなく、図3に示すように、例えば、ボ
ルト5を挿入させるための二対の貫通孔10c,10d
を、強化板10に形成することにより、支持板4aに対
する強化板10の位置決めを、状況に応じて容易に変え
ることができる。
【0021】
【発明の効果】この発明による請求項1のエレベータ用
ドアシューの取付方法は、ドアの取付台と、ドアシュー
に設けた支持板との間に強化板を介挿させ、例えば適切
な締結手段によって、前記取付台と強化板と支持板との
三者を一緒に固定するため、強化板の簡単な組付けによ
り、ドアシューの曲げ強度を極めて強くし、ドアシュー
の変形によるドアの開閉時の故障を低減させることがで
きるという優れた効果がある。
【0022】また、この発明による請求項2のエレベー
タ用ドアシューの取付構造は、ドアの取付台とドアシュ
ーの支持板との間に強化板を設け、この強化板に設けら
れた貫通孔を挿通させるように、前記取付台と強化板と
支持板との三者をボルトによって一緒に固定することに
より、ドアシューに加わる曲げ荷重に対して耐久性が向
上し、ドアへの過大な荷重により発生するドアの開閉故
障を、極めて起こし難くすることができるという優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1によるドアシューの取付構
造を示す斜視図である。
【図2】この発明のドアシューの取付構造を示す断面図
である。
【図3】この発明の要部をなす強化板の実施例2を示す
斜視図である。
【図4】ドアシューの曲げ試験装置の要部を示す断面図
である。
【図5】ドアシューの曲げ試験結果を示すグラフであ
る。
【図6】従来のエレベータを示す側面図である。
【図7】従来のドアシューを示す斜視図である。
【図8】従来のドアシューの側面図である。
【図9】従来のドアシューの曲がり状態を示す断面図で
ある。
【図10】ドアシューが図9の状態から更に曲がった状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ドア 2 取付台 4 ドアシュー 4a 支持板 5 ボルト 10 強化板 10c 貫通孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアシューに設けられた支持板を、ドア
    の取付台に固定するエレベータ用ドアシューの取付方法
    において、 前記取付台と前記支持板との間に強化板を介挿させるこ
    とを特徴とするエレベータ用ドアシューの取付方法。
  2. 【請求項2】 ドアシューに設けられた支持板を、ドア
    の取付台にボルトを介して固定するようにしたエレベー
    タ用ドアシューの取付構造において、 前記支持板と前記取付台との間に設けられた強化板と、
    この強化板に設けられ前記ボルトを貫通させるための貫
    通孔とを備えたことを特徴とするエレベータ用ドアシュ
    ーの取付構造。
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WO2008137021A2 (en) * 2007-05-03 2008-11-13 Charles Michaels Donald Reinforced elevator door guide
CN102333613B (zh) * 2009-02-27 2016-05-11 杰富意钢铁株式会社 组合气体保护电弧焊和潜弧焊而成的复合焊接方法及其复合电弧焊接机

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