JP2611563B2 - 自動車における前後輪駆動装置 - Google Patents
自動車における前後輪駆動装置Info
- Publication number
- JP2611563B2 JP2611563B2 JP3084392A JP8439291A JP2611563B2 JP 2611563 B2 JP2611563 B2 JP 2611563B2 JP 3084392 A JP3084392 A JP 3084392A JP 8439291 A JP8439291 A JP 8439291A JP 2611563 B2 JP2611563 B2 JP 2611563B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- plate
- rear wheel
- engagement element
- front wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Retarders (AREA)
- One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動車における前後輪駆
動装置に関する。
動装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、フリーランニング式フルタイム４
ＷＤと呼ばれる駆動装置が提案された。この駆動装置を
備えた前後輪駆動車においては、その通常走行時、エン
ジンの出力は後輪に伝達されると同時にワンウェイクラ
ッチを介して前輪にも伝達され、自動車は所謂直結４WD
状態で走行する。しかし、舗装路等の摩擦係数が高い路
面を極低速で大きくハンドルを切って旋回する場合等前
輪が後輪より速く回転した場合にはワンウェイクラッチ
が空転して前輪への動力の伝達を一時的に遮断すること
によって所謂タイトコーナーブレーキング現象の発生を
阻止するようになっている。
ＷＤと呼ばれる駆動装置が提案された。この駆動装置を
備えた前後輪駆動車においては、その通常走行時、エン
ジンの出力は後輪に伝達されると同時にワンウェイクラ
ッチを介して前輪にも伝達され、自動車は所謂直結４WD
状態で走行する。しかし、舗装路等の摩擦係数が高い路
面を極低速で大きくハンドルを切って旋回する場合等前
輪が後輪より速く回転した場合にはワンウェイクラッチ
が空転して前輪への動力の伝達を一時的に遮断すること
によって所謂タイトコーナーブレーキング現象の発生を
阻止するようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置におい
ては、ワンウェイクラッチとしてスプラグ式ワンウェイ
クラッチを用いていたため、このワンウェイクラッチが
接となったときに大きな衝撃が発生するという不具合が
あった。
ては、ワンウェイクラッチとしてスプラグ式ワンウェイ
クラッチを用いていたため、このワンウェイクラッチが
接となったときに大きな衝撃が発生するという不具合が
あった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、後輪へ動力を伝達する出力軸と、この出力軸か
ら回転駆動されるケースと、このケース内にこれと同じ
回転軸芯まわりに相対回転自在に配設された前輪のデフ
ケースと、上記ケースの内周面に軸方向に沿って相対移
動自在に楔着されたアウタディスクと上記デフケースの
外周面に軸方向に沿って相対移動自在に楔着されたイン
ナディスクとからなりこれらディスクが互いに圧接した
とき上記ケースと上記デフケースとを連動連結する摩擦
係合要素と、上記ケースに回転不能に支持された第１の
プレートと、この第１のプレートと上記摩擦係合要素と
の間に配設されて軸方向に沿って移動しうる第２のプレ
ートと、上記第１のプレートの側面に穿設されその回転
軸芯を中心とする円周溝内と上記第２のプレートの側面
に上記円周溝と対向してその回転軸芯を中心とする円周
に沿って間隔を隔てて穿設され円周方向に楔状をなす複
数の楔孔内とに架橋するようにそれぞれ嵌挿され上記前
輪が後輪より遅く回転したとき上記第２のプレートを上
記摩擦係合要素に向かって押推する複数のボールとを備
えていることを特徴とする自動車における前後輪駆動装
置にある。
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、後輪へ動力を伝達する出力軸と、この出力軸か
ら回転駆動されるケースと、このケース内にこれと同じ
回転軸芯まわりに相対回転自在に配設された前輪のデフ
ケースと、上記ケースの内周面に軸方向に沿って相対移
動自在に楔着されたアウタディスクと上記デフケースの
外周面に軸方向に沿って相対移動自在に楔着されたイン
ナディスクとからなりこれらディスクが互いに圧接した
とき上記ケースと上記デフケースとを連動連結する摩擦
係合要素と、上記ケースに回転不能に支持された第１の
プレートと、この第１のプレートと上記摩擦係合要素と
の間に配設されて軸方向に沿って移動しうる第２のプレ
ートと、上記第１のプレートの側面に穿設されその回転
軸芯を中心とする円周溝内と上記第２のプレートの側面
に上記円周溝と対向してその回転軸芯を中心とする円周
に沿って間隔を隔てて穿設され円周方向に楔状をなす複
数の楔孔内とに架橋するようにそれぞれ嵌挿され上記前
輪が後輪より遅く回転したとき上記第２のプレートを上
記摩擦係合要素に向かって押推する複数のボールとを備
えていることを特徴とする自動車における前後輪駆動装
置にある。
【０００５】
【作用】本発明においては、上記構成を具えているた
め、前輪が後輪より遅く回転すると、複数のボールが楔
孔内でその先細部に移動して第２のプレートを摩擦係合
要素に向かって押推し、これに伴って摩擦係合要素のア
ウタディスクとインナディスクが互いに圧接してケース
とデフケースとが連動連結される。かくして、出力軸か
らの動力がケースからデフケースに伝達され、以後前輪
は後輪と等しい速度で回転する。前輪が後輪より速く回
転すると、複数のボールが楔孔内の深部に位置し第２の
プレートは摩擦係合要素を押圧しないので、ケースとデ
フケースとの連動連結が遮断され前輪には動力が伝達さ
れない。
め、前輪が後輪より遅く回転すると、複数のボールが楔
孔内でその先細部に移動して第２のプレートを摩擦係合
要素に向かって押推し、これに伴って摩擦係合要素のア
ウタディスクとインナディスクが互いに圧接してケース
とデフケースとが連動連結される。かくして、出力軸か
らの動力がケースからデフケースに伝達され、以後前輪
は後輪と等しい速度で回転する。前輪が後輪より速く回
転すると、複数のボールが楔孔内の深部に位置し第２の
プレートは摩擦係合要素を押圧しないので、ケースとデ
フケースとの連動連結が遮断され前輪には動力が伝達さ
れない。
【０００６】
【実施例】本発明の１実施例が図１に示され、（Ａ）図
は一部を省略して示す縦断面図、（Ｂ）図は（Ａ）図の
Ｂ矢部の拡大断面図、（Ｃ）図は（Ｂ）図のＣ−Ｃ線に
沿う断面図である。図示しない走行用エンジンからの動
力は変速機の出力軸１に伝達され、その一端に固定され
た傘歯車２及びこれと噛合する傘歯車３を経て後輪に伝
達されると同時に平歯車４及びこれと噛合する歯車５を
経てケース６に伝達され、これを回転駆動する。ケース
６は円筒状部6aとその左端に締結された左端板6bと円筒
状部6aの右端に締結された右端板6cとからなる。このケ
ース６は変速機のハウジング19の内部に配置され、自動
調心軸受20、21を介してハウジング19に回転自在に支持
されている。ケース６内には前輪のデフケース12が配設
され、このデフケース12はケース６と同じ回転軸芯まわ
りに相対回転自在に軸受18を介してケース６によって支
持されている。
は一部を省略して示す縦断面図、（Ｂ）図は（Ａ）図の
Ｂ矢部の拡大断面図、（Ｃ）図は（Ｂ）図のＣ−Ｃ線に
沿う断面図である。図示しない走行用エンジンからの動
力は変速機の出力軸１に伝達され、その一端に固定され
た傘歯車２及びこれと噛合する傘歯車３を経て後輪に伝
達されると同時に平歯車４及びこれと噛合する歯車５を
経てケース６に伝達され、これを回転駆動する。ケース
６は円筒状部6aとその左端に締結された左端板6bと円筒
状部6aの右端に締結された右端板6cとからなる。このケ
ース６は変速機のハウジング19の内部に配置され、自動
調心軸受20、21を介してハウジング19に回転自在に支持
されている。ケース６内には前輪のデフケース12が配設
され、このデフケース12はケース６と同じ回転軸芯まわ
りに相対回転自在に軸受18を介してケース６によって支
持されている。
【０００７】ケース６の円筒状部6aの内周面には軸方向
に沿って相対移動自在に複数のアウタディスク22a が楔
着され、これらアウタディスク22a の間に位置する複数
のインナディスク22b がデフケース12の円筒状部12a の
外周面にその軸方向に沿って相対移動自在に楔着され、
これらアウタディスク22a とインナディスク22b とによ
って摩擦係合要素22が構成される。ケース６の左端板6b
に近接してその右側に若干の間隙を隔てて円環状の第１
のプレート23が配置され、この第１のプレート23の外周
縁は円筒状部6aの内周面に軸方向に沿って相対移動自在
に楔着されている。そして、この第１のプレート23はそ
の左側面と左端板6bの右側面との間に介装された皿ばね
24によって右方に向かって押推されている。第１のプレ
ート23と摩擦係合要素22との間には軸方向に沿って移動
しうる円環状の第２のプレート10が配置され、その左側
面の内周縁から左方に延びる円筒状部10a の左端はスラ
ストベアリング９を介してピストン８の右端に当接して
いる。第１のプレート23の右側面にはその回転軸芯を中
心とする円周溝25が穿設され、第２のプレート10の左側
面には円周溝25と対向してその回転軸芯を中心とする円
周に沿って所定の間隔を隔てて円周方向に楔状をなす複
数の楔孔26が穿設されている。そして、これら円周溝25
内と楔孔26内に架橋するようにそれぞれボール27が嵌装
されている。そして、このボール27は第１のプレート23
が皿ばね24によって右方に押されることによって円周溝
25及び楔孔26内の底に圧接されている。
に沿って相対移動自在に複数のアウタディスク22a が楔
着され、これらアウタディスク22a の間に位置する複数
のインナディスク22b がデフケース12の円筒状部12a の
外周面にその軸方向に沿って相対移動自在に楔着され、
これらアウタディスク22a とインナディスク22b とによ
って摩擦係合要素22が構成される。ケース６の左端板6b
に近接してその右側に若干の間隙を隔てて円環状の第１
のプレート23が配置され、この第１のプレート23の外周
縁は円筒状部6aの内周面に軸方向に沿って相対移動自在
に楔着されている。そして、この第１のプレート23はそ
の左側面と左端板6bの右側面との間に介装された皿ばね
24によって右方に向かって押推されている。第１のプレ
ート23と摩擦係合要素22との間には軸方向に沿って移動
しうる円環状の第２のプレート10が配置され、その左側
面の内周縁から左方に延びる円筒状部10a の左端はスラ
ストベアリング９を介してピストン８の右端に当接して
いる。第１のプレート23の右側面にはその回転軸芯を中
心とする円周溝25が穿設され、第２のプレート10の左側
面には円周溝25と対向してその回転軸芯を中心とする円
周に沿って所定の間隔を隔てて円周方向に楔状をなす複
数の楔孔26が穿設されている。そして、これら円周溝25
内と楔孔26内に架橋するようにそれぞれボール27が嵌装
されている。そして、このボール27は第１のプレート23
が皿ばね24によって右方に押されることによって円周溝
25及び楔孔26内の底に圧接されている。
【０００８】ハウジング19の前端部に穿設されたシリン
ダ７内に圧油を供給すると、ピストン８が右方に進出し
てスラストベアリング９及び円筒状部10a を介して第２
のプレート10を右方に押推し、この第２のプレート10に
よって摩擦係合要素22を押圧することによってそのアウ
タディスク22a とインナディスク22b を互いに圧接させ
ることができるようになっている。
ダ７内に圧油を供給すると、ピストン８が右方に進出し
てスラストベアリング９及び円筒状部10a を介して第２
のプレート10を右方に押推し、この第２のプレート10に
よって摩擦係合要素22を押圧することによってそのアウ
タディスク22a とインナディスク22b を互いに圧接させ
ることができるようになっている。
【０００９】しかして、走行用エンジンからの動力は変
速機で変速された後、その出力軸１から傘歯車２及び傘
歯車３を経て後輪に伝達され、これと同時に平歯車４及
び歯車５を経てケース６に伝達され、ケース６並びにこ
れに楔着された第１のプレート23及びアウタディスク22
a はそれぞれその回転軸芯まわりに図（Ｃ）に矢印で示
す方向に回転する。前輪が後輪より遅く回転する場合、
第１のプレート23と第２のプレート10との相対回転によ
り複数のボール27は楔孔26内でその先細部に移動し、こ
のボール27により第２のプレート10を第１のプレート23
から離間させて摩擦係合要素22に向かって軸方向に沿っ
て右方に押推する。かくして、第２のプレート10は摩擦
係合要素22を押圧し、そのアウタディスク22aとインナ
ディスク22b とを互いに圧接させる。かくして、ケース
６の回転は摩擦係合要素22を経て前輪のデフケース12に
伝達され、その差動歯車14、15を介して一方の出力軸16
から前輪の左車輪に動力が伝達され、他方の出力軸17か
ら前輪の右車輪に動力が伝達される。なお、楔孔26の底
面の曲率を適宜選定することにより、第２のプレート10
による摩擦係合要素22の押圧力を飽和させ、ケース６か
らデフケース12に伝達されるトルクを限定することがで
きる。
速機で変速された後、その出力軸１から傘歯車２及び傘
歯車３を経て後輪に伝達され、これと同時に平歯車４及
び歯車５を経てケース６に伝達され、ケース６並びにこ
れに楔着された第１のプレート23及びアウタディスク22
a はそれぞれその回転軸芯まわりに図（Ｃ）に矢印で示
す方向に回転する。前輪が後輪より遅く回転する場合、
第１のプレート23と第２のプレート10との相対回転によ
り複数のボール27は楔孔26内でその先細部に移動し、こ
のボール27により第２のプレート10を第１のプレート23
から離間させて摩擦係合要素22に向かって軸方向に沿っ
て右方に押推する。かくして、第２のプレート10は摩擦
係合要素22を押圧し、そのアウタディスク22aとインナ
ディスク22b とを互いに圧接させる。かくして、ケース
６の回転は摩擦係合要素22を経て前輪のデフケース12に
伝達され、その差動歯車14、15を介して一方の出力軸16
から前輪の左車輪に動力が伝達され、他方の出力軸17か
ら前輪の右車輪に動力が伝達される。なお、楔孔26の底
面の曲率を適宜選定することにより、第２のプレート10
による摩擦係合要素22の押圧力を飽和させ、ケース６か
らデフケース12に伝達されるトルクを限定することがで
きる。
【００１０】自動車のタイトコーナーの走行時等前輪の
軌跡が後輪の軌跡より外側に位置しその軌跡差により前
輪が後輪より速く回転する場合には複数のボール27は楔
孔26の深部に位置し、第１のプレート23は皿ばね24の押
圧力のみによって第２のプレート10に当接する。かくし
て、摩擦係合要素22のアウタディスク22a とインナディ
スク22b とは圧接しないので、デフケース12はケース６
との連動連結が解除されて自由に回転し、循環トルクの
発生、即ち、タイトコーナーブレーキング現象の発生を
阻止できる。なお、自動車が非常に滑り易い凍結路や圧
雪路を走行する際にはシリンダ７に圧油を供給すること
によってケース６とデフケース12とを連動連結し、直結
４WD状態とすることもできる。また、皿ばね24は摺動部
材の摩耗及び工作誤差を吸収するのに役立つが、これを
省略することができ、この場合には第１のプレート23は
ケース６に固着される。
軌跡が後輪の軌跡より外側に位置しその軌跡差により前
輪が後輪より速く回転する場合には複数のボール27は楔
孔26の深部に位置し、第１のプレート23は皿ばね24の押
圧力のみによって第２のプレート10に当接する。かくし
て、摩擦係合要素22のアウタディスク22a とインナディ
スク22b とは圧接しないので、デフケース12はケース６
との連動連結が解除されて自由に回転し、循環トルクの
発生、即ち、タイトコーナーブレーキング現象の発生を
阻止できる。なお、自動車が非常に滑り易い凍結路や圧
雪路を走行する際にはシリンダ７に圧油を供給すること
によってケース６とデフケース12とを連動連結し、直結
４WD状態とすることもできる。また、皿ばね24は摺動部
材の摩耗及び工作誤差を吸収するのに役立つが、これを
省略することができ、この場合には第１のプレート23は
ケース６に固着される。
【００１１】
【発明の効果】本発明においては、前輪が後輪より速く
回転すると、複数のボールが楔孔内の深部に位置し、ケ
ースと前輪のデフケースとの連動連結が遮断されるため
自動的にタイトコーナーブレーキング現象の発生を防止
できる。また、前輪が後輪より遅く回転すると、複数の
ボールが楔孔内でその先細部に移動し、ケースを摩擦係
合要素を介してデフケースと連動連結させることによっ
て前輪にトルクを伝達するので、前輪への動力入力時に
おける衝撃の発生を回避できる。また、楔孔の底の曲率
を適宜選定することによって第１のプレートの移動量を
規制すれば、前輪への伝達トルクを制限できる。
回転すると、複数のボールが楔孔内の深部に位置し、ケ
ースと前輪のデフケースとの連動連結が遮断されるため
自動的にタイトコーナーブレーキング現象の発生を防止
できる。また、前輪が後輪より遅く回転すると、複数の
ボールが楔孔内でその先細部に移動し、ケースを摩擦係
合要素を介してデフケースと連動連結させることによっ
て前輪にトルクを伝達するので、前輪への動力入力時に
おける衝撃の発生を回避できる。また、楔孔の底の曲率
を適宜選定することによって第１のプレートの移動量を
規制すれば、前輪への伝達トルクを制限できる。
【図１】本発明の１実施例を示し、（Ａ）図は一部を省
略して示す縦断面図、（Ｂ）図は（Ａ）図のＢ矢部の拡
大断面図、（Ｃ）図は（Ｂ）図のＣ−Ｃ線に沿う断面図
である。
略して示す縦断面図、（Ｂ）図は（Ａ）図のＢ矢部の拡
大断面図、（Ｃ）図は（Ｂ）図のＣ−Ｃ線に沿う断面図
である。
１ 出力軸 ６ ケース 12 前輪のデフケース 22 摩擦係合要素 23 第１のプレート 10 第２のプレート 25 円周溝 26 楔孔 27 ボール
Claims (1)
- 【請求項１】 後輪へ動力を伝達する出力軸と、この出
力軸から回転駆動されるケースと、このケース内にこれ
と同じ回転軸芯まわりに相対回転自在に配設された前輪
のデフケースと、上記ケースの内周面に軸方向に沿って
相対移動自在に楔着されたアウタディスクと上記デフケ
ースの外周面に軸方向に沿って相対移動自在に楔着され
たインナディスクとからなりこれらディスクが互いに圧
接したとき上記ケースと上記デフケースとを連動連結す
る摩擦係合要素と、上記ケースに回転不能に支持された
第１のプレートと、この第１のプレートと上記摩擦係合
要素との間に配設されて軸方向に沿って移動しうる第２
のプレートと、上記第１のプレートの側面に穿設されそ
の回転軸芯を中心とする円周溝内と上記第２のプレート
の側面に上記円周溝と対向してその回転軸芯を中心とす
る円周に沿って間隔を隔てて穿設され円周方向に楔状を
なす複数の楔孔内とに架橋するようにそれぞれ嵌挿され
上記前輪が後輪より遅く回転したとき上記第２のプレー
トを上記摩擦係合要素に向かって押推する複数のボール
とを備えていることを特徴とする自動車における前後輪
駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3084392A JP2611563B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 自動車における前後輪駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3084392A JP2611563B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 自動車における前後輪駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0596965A JPH0596965A (ja) | 1993-04-20 |
| JP2611563B2 true JP2611563B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=13829295
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3084392A Expired - Lifetime JP2611563B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 自動車における前後輪駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2611563B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4124384B2 (ja) | 1998-05-15 | 2008-07-23 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープカートリッジ |
-
1991
- 1991-03-26 JP JP3084392A patent/JP2611563B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0596965A (ja) | 1993-04-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5056640A (en) | Torque transmission device for a four-wheel drive vehicle | |
| JPH0366927A (ja) | 動力伝達装置 | |
| US4825724A (en) | Differential gear | |
| US4782720A (en) | Power transmission unit | |
| US5215506A (en) | Electronically controlled differential limiting system | |
| JP2000211388A (ja) | 差動装置 | |
| US5540119A (en) | Cam-actuated clutch differential drive assembly | |
| US4119168A (en) | Automatic four-wheel drive transfer case | |
| JP2002098218A (ja) | デフ車軸アセンブリと四輪駆動アセンブリとデフ車軸アセンブリ及びホイール端部アセンブリの組合せ | |
| US4856373A (en) | Axle assembly | |
| US5101678A (en) | Coupling device for power transfer | |
| JP2000314436A (ja) | 制御可能な粘性カップリングおよびその制御方法 | |
| US3453905A (en) | Differential brake for differential gears of motor vehicles | |
| US4343205A (en) | Differential | |
| JP2611563B2 (ja) | 自動車における前後輪駆動装置 | |
| JP4024897B2 (ja) | デファレンシャル装置 | |
| US4140030A (en) | Power transmission | |
| JP2979878B2 (ja) | 車両用左右駆動力調整装置 | |
| US6536560B1 (en) | Single braking assembly for a drive axle | |
| US4685352A (en) | Power distributing mechanism | |
| EP0745502B1 (en) | A driving force control unit between the transmission and a driven axle of a 4-wheel drive vehicle | |
| US3505902A (en) | Transfer case differential mechanism | |
| JPS5846228A (ja) | 摩擦クラツチ | |
| KR200175697Y1 (ko) | 차동제한장치 구조 | |
| JP2522810B2 (ja) | 駆動力伝達装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970107 |