JP2610847B2 - 画像形成材料 - Google Patents

画像形成材料

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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/34Imagewise removal by selective transfer, e.g. peeling away

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は単色あるいは多色の重ね合わせによる画像形
成法用の材料に係り,特に画像形成層の内部凝集力作用
による画像形成材料に関する。
(従来の技術) 従来,感光材料を使う画像形成法の区分としてオーバ
ーレイ法とサープリント法が知られている。また,使用
される感光剤等にはフォトポリマー,ジアゾ等が知られ
ている。
オーバーレイ法の一例はアメリカ特許第3136637号公
報に開示されている。このオーバーレイ法は印刷のプル
ーフィング系において適当な色分解ネガにより露光され
た着色シートが,それぞれ現像され,次いで一方を他方
の上に重ねられ,色校正画像が得られる。
このオーバーレイ法は非常に簡便であり,必要に応じ
て2色あるいは3色を重ねることにより,多色印刷物の
検査に使用できる等の利点を有するが,重ねられた合成
樹脂シートによっては,形成された画像がやや暗くな
り,また,入射光はいくつかの合成樹脂シートからの反
射により光沢を与え,その為に形成された画像が対象と
なる印刷機で印刷される印刷物が与える印象に比べ,非
常に質感の異なる欠点を有する。
サープリント法は単一の支持体に数層の着色層を重ね
合わせるものであり,このためには形成する画像に応じ
た種々のトナーを一枚の共通の不透明ベース上に積層す
るか,または形成する画像に応じた色の感光性層等を順
次不透明支持体上に積層する。
この種の方法は例えばアメリカ特許第3671236号公報
および同第3136637号公報に記述されている。この重ね
刷り(サープリント)は形成される画像の色濃度が合成
樹脂シートによって影響されないという利点を有する。
また,同方法は本来の印刷法に一層類似しており,ま
た,合成樹脂シートを重ねる際に起こる色の歪みがさけ
られる利点を有するが,形成された画像の膜厚が印刷物
よりも厚いため著しく質感を黒にするという欠点を持っ
ている。
光重合および加熱転写の技術を応用した画像形成法も
公知である。例えばアメリカ特許第3060023号,同第306
0024号,同第3060025号,同第3481736号および同第3607
264号公報が挙げられる。これらの方法においては適当
な支持体上にある光重合性層を色分解ネガを用いて露光
する。
次いで,露光された層の表面を画像受容体上におしつ
け,引き続いて層の未露光部分の転写温度以上に加熱
し,加熱により転写可能な未露光部分が画像受容体上へ
転写される。未露光部分があらかじめ着色されていない
場合には接着性のある未露光部分へ適当なトナーを付与
して画像を可視化することができる。
積層,露光およびトナーの付与(現像工程)が種々の
色に対して行われ,そのために非常な作業時間を必要と
する。これらの方法では形成される画像の膜厚が印刷物
よりも厚いためにいずれの方法の仕上がりの質感も印刷
物とは異なってくる欠点がある。
アメリカ特許第3721557号公報では着色画像の転写法
を記述しており,感光性層と支持体との間に剥離層を存
在させている。同感光性層を紫外線等で露光し,次いで
現像すれば易溶性部分が露光の際に使用さえるマスク等
の画像に応じて選択的に除去され,可視画像が生じる。
支持体上にある,この形成された可視画像を接着層を備
えた適当な受容体上へおしつけ,引き続いてはじめの支
持体を剥離することにより転写画像が形成される。各転
写作業のために受容体上へ新しい接着層が設けられる。
これらの作業工程のうち,(1)感光性層と支持体の間
に剥離層を設けること,(2)各画像転写ごとに新しい
接着層を設けること,は費用,時間がかかる。さらに印
刷用のカラーブルーフ材料としては厚みのある画像と単
用される印刷物との質感差は著しく,形成された画像は
不鮮明,かつ不正確なものとなる。加えて本法によれば
転写作業用の複雑な装置を必要とし,また,それぞれの
色等に対して順次な加圧,加熱による積層作業,露光作
業,転写作業を行うことを前提としており,そのため全
体としては工程時間が非常にかかるものとなる。
さらに日本特開昭59−97140号公報においてはサープ
リント法,オーバーレイ法の不具合な特徴を補正したカ
ラープルーフィングシートの製法が示されている。
この方法においては (1)カラープルーフィングに用いらえる色分解画像を
同時に露光可能なこと, (2)転写時に分解画像が光重合性接着層中に埋め込ま
れた状態であること, (3)光重合性接着層が白色紙等へ転写可能であるこ
と, を特徴として,オーバーレイ法あるいはサープリント法
での簡便なものよりも一層印刷物に近似したカラープル
ーフィングが得られる点で大変便利であるが,最終的に
得られる画像の向きが印刷物とは逆であるという欠点を
有する。
また,画像形成工程中での現像作業にはアルカリ物質
を用いねばならず,前記(2)および(3)を達成する
為の機器と合せると,少なくとも2台以上の処理機器が
必要であり,そのうちのひとつは現像液を適当な条件に
保つ作業が不可欠であるという欠点も有する。
(解決しようとする問題点) 本発明の目的はかかる従来の欠点を考慮して,それを
解決すべくなされたものであり,その目的とするところ
はオーバーレイ法とサープンリト法の両方に使用でき,
かつサープリント法で得られる最終画像が印刷画像等と
同一な向きである簡便な画像形成材料を提供することで
ある。
本発明者等は検討の結果,支持体およびカバーシート
にはさまれて形成された感光性層にその内部に適当な凝
集力を有する材料およびもしくは方法を選択することに
より,単色あるいは多色画像の作成を目的とした画像露
光において未露光部分が適当な接着力を有し,かつ凝集
破壊により画像が得られる。これが為に先行技術に比べ
特別な処理をした画像受容体もしくは中間的な画像受容
体が不必要であり,かつ簡便であることを見いだし,本
発明に到達した。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は、支持体の一方の面上に、染料およびもしく
は顔料を含有する感光性層およびカバーシートを積層し
てなり、支持体の他方の面上に色分解マスク像を積層
し、活性線にて色分解マスク像を通して感光性層を露光
し、感光性層における露光部および非露光部の粘着性の
差を生ぜしめ、カバーシートを剥離し感光性層を紙等の
画像受容層に画像を転写し、さらに必要に応じて転写さ
れた該画像を他の画像受容層に転写して画像を得る画像
形成材料において、画像受容層に転写される感光性層の
内部凝集力が、支持体との界面粘着力および画像受容層
との界面粘着力より小さいことを特徴とする画像形成材
料。
前記支持体としては種々のものが使用可能であるが,
特に2軸延伸ポリエチレンテレフタレートが,熱や水に
対する寸法安定性,作業操作性の点で適当である。
感光性層は染料およびもしくは顔料と混合して露光に
より硬化しうる様に光重合性化合物が使用される。
感光性層は支持体の上へ形成され,さらにカバーシー
トを感光性層の上に設けられる。カバーシートは支持体
側から画像形成の為の露光をする際に露光器等への感光
性層の付着による汚れを防止するものであり,ポリエチ
レンフィルムが好ましいが,相当な性能を有するフィル
ム等ならばこれに限定されない。
感光性層は光重合性の為,画像露光により硬化部分は
画像受容層への接着力を消失せしめると共に,未露光部
分の適度な内部疑集力により微細な画像再現の作成を可
能にし,かつ剥離により画像受容体上への転写を容易と
する利点を有する。ここで適度な内部疑集力を有すると
いうことは画像受容体へ形成された画像が少なくとも全
ての厚みで転写しないことを意味している。すなわち,
層間剥離をする。
本発明に係わる感光性層の適度の内部凝集力として
は,感光性層に用いる光重合性化合物,染料または顔料
等,の種類およびもしくは配合割合によって,種々選択
できる。さらに画像受容層または支持体の種類によって
も変化する。
本発明が適用される印刷物の色校正作業等において
は,原版となるフィルム等からの精度の高い画像再現が
必要とれる。また,同時に色校正作業の時間短縮も同様
に必要とされる。これらの要求を満たしてかつ安定した
仕上がりの品質を確保するためには,精度の高い画像再
現については形成される画像の膜厚の薄膜化が主な技術
的要素である。さらに,時間短縮については形成される
画像が現像作業等を必要としないことが主な技術的要素
である。これらの要素と技術的要素を実現するには形成
される画像の膜について,適当な内部凝集力を付与せし
めることにより,画像形成における転写画像膜の厚み方
向での部分転写内部疑集力の作用は露光により直ちに画
像を形成する為に,現像工程の省略によるのが最良の解
決方法である。
本発明に好適な感光性層に使われる光重合性材料とし
ては, (1)モノマー,オリゴマーおよびもしくはプレポリマ
ーの光重合性化合物 (2)必要に応じて光重合性のない有機重合体結合剤 (3)活性光線によって活性化される光重合開始剤 (4)顔料およびもしくは染料 からなり,必要に応じて熱重合禁止剤を含有する。
本発明に使用出来る光重合性化合物としては,例え
ば,(メタ)アクリル酸,メチル(メタ)アクリレー
ト,ブチル(メタ)アクリレート,シクロヘキシル(メ
タ)アクリレート,ジメチルアミノエチル(メタ)アク
リレート,ベンジル(メタ)アクリレート,カルビトー
ル(メタ)アクリレート,2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート,ラウリル(メタ)アクリレート,2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート,2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート,グリシジル(メタ)アクリレ
ート,(メタ)アクリルアミド,N−メチロール(メタ)
アクリルアミド,スチレン,アクリロニトリル,N−ビニ
ルピロリドン,エチレングリコールジアクリレート,ジ
エチレングリコールジアクリレート,トリエチレングリ
コールジアクリレート,ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート,ポリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート,ブチレングリコールジ(メタ)アク
リレート,ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレ
ート,1,4−ブタンジオールジアクリレート,1,6−ヘキサ
ンジオールジ(メタ)アクリレート,ペンタエリスリト
ールジアクリレート,ペンタエリスリトールトリアクリ
レート,トリメチロールプロパントリアクリレート,ジ
ペンタエリスリトールヘキサアクリレート,フェノール
のアルキレンオキサイド付加体の(メタ)アクリレート
等の低分子量の光重合性化合物,あるいはエポキシアク
リレート,ウレタンアクリレート,ポリエステルアクリ
レート,アルキッドアクリレート,石油樹脂のアクリレ
ート変性体,不飽和ポリエステル等の高分子量の光重合
性化合物である。これらの1種または2種以上の混合物
が使用される。
有機重合体結合剤としては,熱可塑性で,光重合性化
合物との相溶性に優れた光重合性を有しないポリマーが
使用できる。例えば,ポリ塩化ビニル,ポリ(メタ)ア
クリル酸,ポリ(メタ)アクリル酸エステル,ポリビニ
ルエーテル,ポリビニルアセタール,ウレタン樹脂,エ
ポキシ樹脂,ポリアミド,ジアリルフタレート樹脂等で
ある。
光重合開始剤としては,可視光部における吸収の少な
いものがより好ましいが,例えば,ベンゾフェノン,4,4
−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン,4−メトキシ
−4−ジメチルアミノベンゾフェノン,2−エチルアント
ラキノン,フェナントラキノン,ベンゾイン,ベンゾイ
ンメチルエーテル,ベンゾインフェニルエーテル等の従
来より知られている光重合開始剤の1種または2種以上
が使用できる。
また,熱重合禁止剤としては,p−メトキシフェノー
ル,ハイドロキノン,t−ブチルカテコール,ピロガロー
ル,ピリジン,アリールホスファイト等が使用できる。
感光性層の膜厚は0.5μ程度あれば良く,適正な塗布
量は含有される染料およびもしくは顔料によって異なる
が,0.5g/m2〜30g/m2が適当である。本発明の塗布に際し
てはバーコーター等を用いて塗布を実施したが,例えば
スピンコーターやこれに類似のコーターでもかまわない
ことは勿論である。
塗布される感光性層の支持体としては,ポリエステル
フィルム,特に二軸延伸ポリエチレンテレフタレートが
水や熱に体する寸法安定性の点で好ましいが,アセテー
トフィルム,ポリ塩化ビニルフィルム,ポリエチレンフ
ィルム,ポリプロピレンフィルムも使用し得る。さらに
これらの支持体をそのまま使っても良いが内部疑集力に
よる剥離時の画像形成を良くする為に適当な撥油性物質
による離型処理をしておくことも良い。これらの撥油性
物質としてはシリコン樹脂,フッ素樹脂のようなものが
挙げられる。
カバーシートとしてはポリエチレンフィルム,ポリエ
チレンテレフタレートフィルム,アセテートフィルムの
ようなものが挙げられるが,これらに限定されるもので
はない。
感光性層へ含有される染料およびもしくは顔料として
は従来から知られているものが使用できる。一般にイエ
ロー,マゼンタ,シアン,ブラックの4色の色相を一致
した染料,顔料が必要となり,この他金属粉,白色顔
料,螢光顔料等も使われる。次にこの技術分野で公知の
染料,顔料を示すが,多くの中の若干例である。アゾ
系,フタロシアニン系,キナクリドン系,アントラキノ
ン系,インジゴ系,メチン系等の有機顔料または染料,
あるいは無機顔料等である。
これらの染料や顔料は適当な手段をへて,容易に感光
性層中へ混入,含有させることが出来る。
この他,感光性層へ適度なマット処理を設けておくの
も必要に応じて良好な質感を得るのに有効である。
以下,本発明を,例えばカラープルーフィング用画像
形成材料として使用する工程を順に追って説明する。
(1)色分解画像マスクと画像形成材料にレジスターピ
ン用の穴を設ける。さらに画像受容体が紙等の場合にあ
ってはこれら画像受容体へもレジスターピン用の穴を設
ける。
(2)画像露光,紫外線等の活性線を用いて感光性層へ
色分解マスク画像を通して画像形成材料の硬化に充分な
露光を行う。
(3)次いで,カバーシートを剥離し,感光性層を紙等
の画像受容体へ重ね,加圧下あるいは必要に応じた加熱
下で転写を行う。
(4)支持体の一端をもち,剥離することにより画像受
容体へ感光性層に形成された画像が,あらかじめ設定さ
れた内部疑集力によって,膜厚み方向で1/2ないしは適
当量が画像受容体上へ残され,転写画像が形成される。
(5)転写された画像全面へ固着を強固にし,転写画像
面の粘性を消失させる目的の後露光を行う。
以上(1)〜(5)を例えばカラープルーフィングで
は4回(イエロー,マゼンタ,シアン,ブラック)くり
返し4色の再現画像を得る。
以下,実施例により本発明を説明する。例中,部とは
重量部を,%とは重量%をそれぞれ表す。
実施例1 下記の組成からなる感光性層溶液を調製した。
ポリマーとしてポリエステル(バイロン300東洋紡
製),モノマーとしてテトラエチレングリコールジアク
リレート(A−4EG新中村化学製),モノマーとしてト
リメチロールプロパントリアクリレート(ATMPT新中村
化学製),開始剤として2−ヒドロキシ−2−メチル−
プロピオフェノン(ダロキュア1173メルク社製),開始
剤としてベンゾフェノン(KAYACUREBP日本化薬),を使
用した。
また,顔料としてイエロー用リオノールイエローFG30
(東洋インキ製造(株)製),マゼンタ用リオノールレ
ッド7BFG4412(東洋インキ製造(株)製),シアン用リ
オノールブルーFG7330(東洋インキ製造(株)製)また
はブラック用三菱カーボンMA7,を使用した。
ポリマーをMEK(メチルエチルケトン)へ溶解させる
(ポリマー3部,溶媒7部)。これを72時間常温に放置
するか,48時間の振盪にて溶解したポリマー溶液を作成
した。
次いでモノマーをポリマーが溶解した溶液へ混合させ
る。A−4EG1部,ATMPT3部,ポリマー20部(但し,溶媒
を含まない),さらに開始剤を溶質の3%加えて感光液
とした。
作成した感光性層用液へ顔料を混入するには,レッド
デビルで振盪を5回くり返す。この間に適度な流動性を
保つ為に溶媒等を添加することも好ましい。
顔料の感光性層への混入程度は印刷用カラープルーフ
ィング材料となす場合は,イエロー用18%,マゼンタ用
18%,シアン用18%,ブラック用9%である。レッドデ
ビルによる練肉終了後,バーコーターで2軸延伸のポリ
エチレンテレフタレートフィルム(25μ厚み)に各々の
感光性層を塗布し赤外線ランプ(3kw)下の30秒照射に
て乾燥してポジ型の着色感光性層を作成した。この時の
塗布量は5μ(乾燥膜厚)であった。
乾燥した感光性層にポリエチレンフィルムをラミネー
トしてカバーシートとし,画像形成材料とした。
4色それぞれの画像形成材料とこれらに相応する色分
解ポジフィルムをレジスターピンで正確な位置合せをお
こない,1.5kw超高圧水銀灯(カモ電研製)で30秒(100m
J/cm2相当)の画像露光を行い,画像形成をおこなっ
た。
次いで,カバーシートのポリエチレンフィルムを剥離
し,白紙へ感光性層を密着させ,適当な加圧(50kg/c
m2)をして転写させ,その後,ポリエチレンテレフタレ
ートフィルムを白紙より剥離して,色分解ポジティブフ
ィルム上の画像に相応する20本/mmの忠実な再現画像が
得られた。なお,実施例1の画像形成材料は,約3/4の
感光性層が転写していた。
さらに白紙上に転写された再現画像へ超高圧水銀灯を
用いて再度露光を行い,再現座像をより強固なものとし
た。
以下,他の3色の着色感光性層についても同様な工程
を施し順次にY−M−C−K(イエロー,マゼンタ,シ
アン,ブラック)と画像形成をおこない,常用の印刷物
を極めて近似な質感をもつ画像を作成した。
実施例2. 下記の組成からなる感光性層溶液を調製した。
ポリマーとしてジアリルフタレート(DAPL大阪酸素
製),モノマーとしてオリゴエステルアクリレート(M
−7100東亜合成製),開始剤としてベンゾフェノン/エ
チルケトン〔ベンゾフェノン(第一化成/EAB(保土谷化
学)〕,を使用した。
顔料としてイエロー用リオノールイエローFG1310(東
洋インキ製造製),マゼンタ用カーミン7BFG4412(東洋
インキ製造製),シアン用リオノールブルーFG7330(東
洋インキ製造製)またはブラック用三菱カーボンMA−7,
を使用した。
ポリマー12部をMEK70部に溶解し,ポリマー12部に対
し,モノマー12部を混合した。開始剤は上記溶液の溶質
に対し2.5〜4%加えられ,更に顔料を溶液の溶質分9
〜18%加えて感光液とした。
この感光液を実施例1と同様の方法にて塗工し,画像
形成材料を作成し,画像露光し,白紙上に転写したとこ
ろ,印刷物に極めて近似な質感をもつ画像が得られた。
なお,実施例2の画像形成材料の感光性層は約1/2転写
しており,50本/mmの忠実な再現画像が得られた。
〔発明の効果〕
本発明により次のような効果が確認された。
感光性層における内部疑集力を利用した画像形成法の
為に完全に剥離・転写する場合よりも同一膜厚において
表のような性能向上をしていることが明白に理解でき
る。
さらに紙等の画像受容体へ再現された画像の膜厚は表
のような値でありカラープルーフィング材料等として使
用した場合,印刷物に極めて近い質感が提供され,従来
技術にみられた質感差によるトラブルを生じない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 大 東京都中央区京橋2丁目3番13号 東洋 インキ製造株式会社内 合議体 審判長 小澤 菊雄 審判官 多喜 鉄雄 審判官 中田 とし子 (56)参考文献 特開 昭59−46639(JP,A) 特開 昭52−117133(JP,A) 特公 昭38−9663(JP,B1) 特公 昭46−15326(JP,B1)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体の一方の面上に、染料およびもしく
    は顔料を含有する感光性層およびカバーシートを積層し
    てなり、支持体の他方の面上に色分解マスク像を積層
    し、活性線にて色分解マスク像を通して感光性層を露光
    し、感光性層における露光部および非露光部の粘着性の
    差を生ぜしめ、カバーシートを剥離し感光性層を紙等の
    画像受容層に画像を転写し、さらに必要に応じて転写さ
    れた該画像を他の画像受容層に転写して画像を得る画像
    形成材料において、画像受容層に転写される感光性層の
    内部凝集力が、支持体との界面粘着力および画像受容層
    との界面粘着力より小さいことを特徴とする画像形成材
    料。
  2. 【請求項2】感光性層が、光重合性化合物および光重合
    性を有しない有機重合体結合剤を含む特許請求の範囲第
    1項記載の画像形成材料。
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JPS6022341B2 (ja) * 1976-03-26 1985-06-01 富士写真フイルム株式会社 剥離によるレジスト画像の形成方法
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