JP2609575B2 - 補償リンクを備えたインターロック式シート調節機構 - Google Patents

補償リンクを備えたインターロック式シート調節機構

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、シートブラケット及びそれに取り付けられ
たシートを静止フレームに対して前後に移動し、シート
の位置調節をするための機構に関し、特に、自動車のシ
ートのためのシート調節機構に関する。
発明の背景 自動車シートを自動車のフレームに対して前後に移動
するための機構としては、従来からいろいろな機構が知
られている。従来のこの種の機構の多くは、シートブラ
ケット及びそれに取り付けられた座部を解放自在に移動
させることができるシート案内レールを伴うものである
が、構造的に重厚で、自動車の重量を不必要に増大させ
る。
又、シートを前後に移動させるのに案内レールに依存
せず、シートをフレームに対して移動させるためにシー
トブラケット取り付けられた枢動自在の部材を用いるシ
ート調節機構も、多数知られている。
1989年2月28日発行の米国特許第4,807,932号は、フ
レームに対して枢動自在の脚部材を備えており、自動車
のシートを円弧軌道に沿って移動させるようにした自動
車シート用前後方向調節機構を開示している。
1978年10月24日発行の米国特許第4,121,802号は、キ
ャリアをベースに対して上下に移動させる働きをするリ
ンク仕掛を備えた、図2に示されるような機構を開示し
ている。
1991年4月18日に公告されたPCT出願W091/04881号
は、シートと支持フレームの間で平行運動をするリンク
仕掛を備えた機構を開示している。
1991年10月2日に公告された***特許出願第4,010,45
1号は、4つのバーリンクから成るリンク仕掛を介して
シートを長手方向に移動させる機構を開示している。シ
ートの運動は、図にみられるように明らかに円弧運動で
ある。
1980年7月3日に公告された***特許出願第2,855,29
3号は、シートのほぼ直線状の移動を可能にするリンク
式シート調節機構を開示している。
しかしながら、主リンクの円弧運動を補償する補償リ
ンクを含み、それによってシートの移動可能範囲におい
てシートの長手方向運動をほぼ直線状にするリンク仕掛
から成るコンパクトなシート調節機構は、従来技術では
教示されていない。
従って、本発明の目的は、所定数の位置へのシートの
移動の範囲内で移動自在のリンク仕掛から成り、該リン
ク仕掛は、シートの移動範囲においてシートの運動をほ
ぼ直線状にするように、シートの前後方向の移動中主リ
ンクの円弧状の運動を補償する補償リンクを含むことを
特徴とするシート調節機構を提供することである。この
シート調節機構は、その設置に要するスペースを最小限
にするようにコンパクトな構成とすることが特に有利で
ある。
本発明の他の目的は、作動音が静かであり、潤滑のた
めの給油を殆ど必要としないシート調節機構を提供する
ことである。
本発明の更に他の目的は、軽量でコンパクトであり、
製造コストが安いシート調節機構を提供することであ
る。
シート装置は、米国のFMVSS基準、特に基準番号207及
び210に規定されているような最小限の要件に適合しな
ければならない。従って、これらの基準に適合しそれを
上回るには、コンパクトなシート調節機構においてシー
トブラケットをライザーに相互に掛止させ、かつ、リン
ク仕掛を補強するためのインターロック手段を設けるの
が有利であることが認められた。
シートブラケットを厚さ3mmの板金で製造し、各リン
クを厚さ5mmの板金で製造し、ライザーを自動車のフロ
アに係留する係留ピンの直径を16mmとした場合、このシ
ート装置をFMVSS基準207及び210に規定されているよう
なテストテストにかけたところ、シート装置にかかる荷
重は、シートボルトからリンク及び調節ラッチに伝わ
り、そこからライザーへ伝わり、ライザーからラッチを
経て地面に伝わることが判明した。従って、このテスト
において、そのシート装置は、広範囲に変形し、FMVSS
基準に適合しないことが判明した。従って、シート装置
にその変形を制限する手段を組み入れることが有利であ
ることが分かる。
従って、本発明の目的は、シート装置の動作部品への
損傷を最少限にするようにシート装置に及ぼされる力を
分散するための直接経路をシート装置内に設定すること
である。
本発明の他の目的は、一般的な使用のためにより安全
なシート装置を提供することである。
本発明の他の目的は、以下に述べる好ましい実施例の
説明から明らかになろう。
発明の開示 これらの目的を達成するために、本発明の一側面によ
れば、シートを静止フレームに対して長手方向に前後に
調節するためのシート調節機構であって、シートの長手
方向の移動を可能にするためのリンク仕掛から成り、該
リンク仕掛は、シートを前後に移動させるための少くと
も2つのリンクと、シートの移動範囲においてリンク仕
掛及びシートの運動をほぼ直線状にするように、該少く
とも2つのリンクと協同して該少くとも2つのリンクの
円弧状の運動を補償する少くとも1つの補償リンクのよ
うな補償手段を含むことを特徴とするシート調節機構が
提供される。
例えば、使用において前記少くとも2つのリンクの上
端は、前記シートの前方移動の際は上方前方へ円弧状の
軌道に沿って移動し、シートの後方移動の際は下方後方
へ円弧状の軌道に沿って移動するようになされており、
補償されない限り、シートがその長手方向の移動範囲内
で移動する間に着席者の頭上スペースの高さを変化させ
ることになる該円弧運動を補償するために、前記補償手
段は、シートの前方移動中下方前方の円弧状補償運動を
し、シートの後方移動中上方後方へ円弧状補償運動をす
るリンクであり、それによって、前記少くとも2つのリ
ンクの運動を補償し、シートの全移動範囲に亙ってシー
トを前記静止フレームに対してほぼ一定の平行な位置に
維持するように該フレームに対するシートの運動を規制
し、該フレームに対するシートの円弧運動を実質的に排
除し、フレームに対するシートの運動をほぼ直線運動に
する。
本発明の別の側面によれば、シートを取り付けて使用
するシートブラケットを自動車の静止フレームに対して
長手方向に移動させるためのシート調節機構であって、
所定数の位置の間での前記シートの移動の範囲内で移動
自在の、例えば枢動自在のリンク仕掛から成り、該リン
ク仕掛は、前記フレームに対して移動することにより前
記シートブラケットを該フレームに対して長手方向に移
動させる少くとも2つの主リンクと、該シートの前後方
向の移動中その移動範囲においてシートの長手方向移動
をほぼ直線状にするように、該少くとも2つの主リンク
の円弧状の運動を補償する1つの補償リンクを含むこと
を特徴とするシート調節機構が提供される。
本発明の更に別の側面によれば、ライザーと、該ライ
ザーの上に配置されたシートブラケットと、該シートブ
ラケットに取り付けられた座部を有する自動車シートを
直線状に移動させるための装置であって、前記シートブ
ラケットに枢着された少くとも2つの第1リンクと、第
1リンクより長く、該シートブラケットに枢着された少
くとも2つの第2リンクと、それぞれ前記ライザーの前
端部と後端部に枢着されており、一端において前記ライ
ザーに枢着された少くとも2つの補償リンクとから成
り、前記少くとも2つの第1リンクのうちの1つは、シ
ートブラケットの前端部に枢着され、第1リンクの他の
1つは、シートブラケットの後端部に枢着され、前記少
くとも2つの第2リンクのうちの1つは、シートブラケ
ットの前端部に、対応する第1リンクのピボットに対し
てシートブラケットの後方、かつ、上方にずらせて枢着
され、第2リンクの他の1つは、シートブラケットの後
端部に、対応する第1リンクのピボットに対してシート
ブラケットの後方、かつ、上方にずらせて枢着されてお
り、該少くとも2つの第1リンクは、それぞれ、対応す
る前記補償リンクの自由端に枢動自在に連結され、該少
くとも2つの第2リンクは、それぞれ、対応する前記補
償リンクの両端間の中間部位に枢動自在に連結されてお
り、該少くとも2つの第1リンクと少くとも2つの第2
リンクは、前記ライザーに対する前記シートブラケット
の長手方向の前後移動を可能にし、前記少くとも2つの
補償リンクは、該少くとも2つの第1リンク及び少くと
も2つの第2リンクの円弧状運動を補償し、前記シート
ブラケットの全移動範囲に亙ってシートブラケットを前
記ライザーに対してほぼ一定の平行な位置に維持するよ
うに該ライザーに対するシートブラケットの運動を規制
し、該ライザーに対するシートブラケットの円弧運動を
実質的に排除し、ライザーに対するシートブラケットの
運動をほぼ直線運動にすることを特徴とする装置が提供
される。
例えば、使用において前記少くとも2つの第1リンク
と少くとも2つの第2リンクの上端は、前記座部の前方
移動の際は上方前方へ円弧状の軌道に沿って移動し、該
座部の後方移動の際は下方後方へ円弧状の軌道に沿って
移動するようになされており、補償されない限り、座部
がその長手方向の移動範囲内で移動する間に着席者の頭
上スペースの高さを変化させることになる該円弧運動を
補償するために、前記少くとも2つの補償リンクは前記
座部の前方移動中下方前方の円弧状補償運動をし、座部
の後方移動中上方後方へ円弧状補償運動をし、それによ
って、前記少くとも2つの第1リンクと少くとも2つの
第2リンクの運動を補償し、前記シートブラケットの全
移動範囲に亙ってシートブラケットを前記ライザーに対
してほぼ一定の平行な位置に維持するように該ライザー
に対するシートブラケットの運動を規制し、該ライザー
に対するシートブラケットの円弧運動を実質的に排除
し、ライザーに対するシートブラケットの運動をほぼ直
線運動にする。
本発明の好ましい実施例においては、前記ライザー
は、前記シートブラケットを該ライザーに対していろい
ろな異なる掛止位置に締着するために、頂部に一体の掛
止部分(例えば、切抜き又は窓)を有し、該シートブラ
ケットは、前記座部を選択的に快適位置へ移動させたと
き前記ライザーの前記掛止部分に解放自在に係合するラ
ッチ手段(例えば、ばね付勢された移動自在の爪)を有
するものとする。
前記シートブラケット及び、又はライザーは、該シー
トブラケットをライザーに対して側方へ変位させようと
する横方向の力に抵抗するとともに、該シートブラケッ
トを該ライザーに対して長手方向に案内する働きをす
る、互いに係合する部分を該シートブラケットの底部及
び、又はライザーの頂部に有していることが好ましい。
又、好ましい実施例では、前記部分は、前記ライザー
の頂部を抱持してライザーに対するシートブラケットの
長手方向移動の案内を更に助成する前記シートブラケッ
トの下方延長フランジとし、前記ラッチ手段は、前記ラ
イザーに穿設された開口と、前記シートブラケットに穿
設された、ライザーの該開口と整列する開口とに挿通さ
れることによって掛止される構成とする。
別の好ましい実施例においては、前記ライザーは、該
ライザー、前記シートブラケット及び前記座部をフロア
の係留部分(例えば、自動車のフロアに引込めて設けら
れたストライカー)に係留するために、該ライザーの底
部に一体の掛止部分を有するものとする。
当業者には明らかなように、本明細書に開示されたシ
ート調節機構にはいろいろな改変が可能である。本発明
のシート調節機構として用いられるリンク仕掛は、補償
手段を講じない限り生じるリンク仕掛の円弧運動を補償
する補償部材を備えているものであれば、どのようなリ
ンク仕掛であっても、本発明の範囲内である。
本発明の更に別の側面によれば、自動車フレームと、
該フレームに対して移動自在に取り付けられたシートブ
ラケットと、該シートブラケットを前記フレームに対し
て前後の選択位置の間で長手方向に移動させるための移
動手段を含むシート装置であって、前記フレームは、前
記シートブラケットの長手方向の移動範囲の少くとも一
部分に亙って該シートブラケットのインターロック手段
と相互に掛止する第1インターロック手段を有し、該シ
ートブラケットは、その長手方向の移動範囲の少くとも
一部分に亙って該フレームのインターロック手段と相互
に掛止する第2インターロック手段を有し、該第1イン
ターロック手段と第2インターロック手段とは、協同
し、自動車事故の際該シート装置に及ぼされる力を前記
自動車フレームへ伝達する直接的経路を設定するととも
に、自動車事故の際前記移動手段に及ぼされる力を最少
限にすることを特徴とするシート装置が提供される。
本発明の更に別の側面によれば、自動車フレームに付
設されたライザーと、該ライザーに対して移動自在に取
り付けられたシートブラケットと、該シートブラケット
を該ライザーに対して前後の選択位置の間で長手方向に
移動させるための移動手段を含むシート装置であって、
前記ライザーは、前記シートブラケットの長手方向の移
動範囲の少くとも一部分に亙って該シートブラケットの
インターロック手段と相互に掛止する第1インターロッ
ク手段(例えば、ライザーに溶接されており、ライザー
から上方へ延長し、下向きの開口部を画定するフック部
分)を有し、該シートブラケットは、その長手方向の移
動範囲の少くとも一部分に亙って該ライザーのインター
ロック手段と相互に掛止する第2インターロック手段
(例えば、シートブラケットに溶接されており、シート
ブラケットから下方へ延長し、上向きの開口部を画定す
るフック部分)を有し、該第1インターロック手段と第
2インターロック手段とは、協同し、自動車事故の際該
シート装置に及ぼされる力を前記自動車フレームへ伝達
する直接的経路を設定するとともに、自動車事故の際前
記移動手段に及ぼされる力を最少限にすることを特徴と
するシート装置が提供される。
ライザー及びシートブラケットの前記インターロック
手段は、前記ライザー及びシートブラケットの後部だけ
に配設することが好ましく、一実施例においては後方の
2つの選択位置の間の距離だけをカバーするように延設
される。別の実施例では、ライザー及びシートブラケッ
トの前記インターロック手段の最大の荷重を受ける部分
(シート装置の後部)を補強する。
好ましい実施例においては、前記移動手段は、前記シ
ートブラケットの長手方向の移動を可能にするためのリ
ンク仕掛を含み、該リンク仕掛は、該シートブラケット
を前後に移動させるための少くとも2つのリンクと、シ
ートブラケットの移動範囲において該リンク仕掛及びシ
ートブラケットの運動をほぼ直線状にするように、該少
くとも2つのリンクと協同して該少くとも2つのリンク
の円弧状の運動を補償する少くとも1つの補償手段を含
む構成とする。
使用において前記少くとも2つのリンクは、前記シー
トブラケットの前方移動の際は上方前方へ円弧状の軌道
に沿って移動し、シートブラケットの後方移動の際は下
方後方へ円弧状の軌道に沿って移動するようになされて
おり、補償されない限り、シートブラケットがその長手
方向の移動範囲内で移動する間に着席者の頭上スペース
の高さを変化させることになる該円弧運動を補償するた
めに、前記補償手段は、シートブラケットの前方移動中
下方前方の円弧補償運動をし、シートブラケットの後方
移動中上方後方へ円弧状補償運動をするリンクであり、
それによって、前記少くとも2つのリンクの運動を補償
し、シートブラケットの全移動範囲に亙ってシートブラ
ケットを前記フレームに対してほぼ一定の平行な位置に
維持するように該フレームに対するシートブラケットの
運動を規制し、該フレームに対するシートブラケットの
円弧運動を実質的に排除し、フレームに対するシートブ
ラケットの運動をほぼ直線運動にする構成とすることが
好ましい。
好ましい実施例では、前記移動手段は、シート調節機
構を含み、該シート調節機構は、所定数の位置の間での
前記シートブラケットの移動の範囲内で移動自在の、例
えば枢動自在のリンク仕掛から成り、該リンク仕掛は、
前記フレームに対して移動することにより前記シートブ
ラケットを該フレームに対して長手方向に移動させる少
くとも2つの主リンクと、該シートブラケットの前後方
向の移動中その移動範囲においてシートブラケットの長
手方向移動をほぼ直線状にするように、該少くとも2つ
の主リンクの円弧状の運動を補償する1つの補償リンク
を含む構成とする。
別の好ましい実施例では、前記移動手段は、補償手段
を講じない限り生じるリンク仕掛の円弧運動を補償する
補償部材を備えたリンク仕掛を含む構成とする。
本発明の更に別の側面によれば、ライザーと、該ライ
ザーの上に配置されたシートブラケット、該シートブラ
ケットに取り付けられた座部を有する自動車シートを直
線状に移動させるための装置であって、前記シートブラ
ケットに枢着された少くとも2つの第1リンクと、第1
リンクより長く、該シートブラケットに枢着された少く
とも2つの第2リンクと、それぞれ前記ライザーの前端
部と後端部に枢着されており、一端において前記ライザ
ーに枢着された少くとも2つの補償リンクとから成り、
前記少くとも2つの第1リンクのうちの1つは、シート
ブラケットの前端部に枢着され、第1リンクの他の1つ
は、シートブラケットの後端部に枢着され、前記少くと
も2つの第2リンクのうちの1つは、シートブラケット
の前端部に、対応する第1リンクのピボットに対してシ
ートブラケットの後方、かつ、上方にずらせて枢着さ
れ、第2リンクの他の1つは、シートブラケットの後端
部に、対応する第1リンクのピボットに対してシートブ
ラケットの後方、かつ、上方にずらせて枢着されてお
り、該少くとも2つの第1リンクは、それぞれ、対応す
る前記舗装リンクの自由端に枢動自在に連結され、該少
くとも2つの第2リンクは、それぞれ、対応する前記補
償リンクの両端間の中間部位に連結されており、該少く
とも2つの第1リンクと少くとも2つの第2リンクは、
前記ライザーに対する前記シートブラケットの長手方向
の前後移動を可能にし、前記少くとも2つの補償リンク
は、該少くとも2つの第1リンク及び少くとも2つの第
2リンクの円弧状運動を補償し、前記シートブラケット
の全移動範囲に亙ってシートブラケットを前記ライザー
に対してほぼ一定の平行な位置に維持するように該ライ
ザーに対するシートブラケットの運動を規制し、該ライ
ザーに対するシートブラケットの円弧運動を実質的に排
除し、ライザーに対するシートブラケットの運動をほぼ
直線運動にし、該ライザーは、前記シートブラケットの
長手方向の移動範囲の少くとも一部分に亙って該シート
ブラケットのインターロック手段と相互に掛止する第1
インターロック手段を有し、該シートブラケットは、そ
の長手方向の移動範囲の少くとも一部分に亙って該ライ
ザーのインターロック手段と相互に掛止する第2インタ
ーロック手段を有し、該第1インターロック手段と第2
インターロック手段とは、協同し、自動車事故の際該装
置に及ぼされる力を自動車フレームへ伝達する直接的経
路を設定するとともに、自動車事故の際前記第1及び第
2リンク及び補償リンクに及ぼされる力を最少限にする
ことを特徴とする装置が提供される。
使用において前記少くとも2つの第1リンクと少くと
も2つの第2リンクの上端は、前記座部の前方移動の際
は上方前方へ円弧状の軌道に沿って移動し、該座部の後
方移動の際は下方後方へ円弧状の軌道に沿って移動する
ようになされており、補償されない限り、座部がその長
手方向の移動範囲内で移動する間に着席者の頭上スペー
スの高さを変化させることになる該円弧運動を補償する
ために、前記少くとも2つの補償リンクは前記座部の前
方移動中下方前方の円弧状補償運動をし、座部の後方移
動中上方後方へ円弧状補償運動をし、それによって、前
記少くとも2つの第1リンクと少くとも2つの第2リン
クの運動を補償し、前記シートブラケットの全移動範囲
に亙ってシートブラケットを前記ライザーに対してほぼ
一定の平行な位置に維持するように該ライザーに対する
シートブラケットの運動を規制し、該ライザーに対する
シートブラケットの円弧運動を実質的に排除し、ライザ
ーに対するシートブラケットの運動をほぼ直線運動にす
る構成とすることが好ましい。
前記ライザーは、前記シートブラケットを該ライザー
に対していろいろな異なる掛止位置に締着するために、
頂部に一体の掛止部分(例えば、切抜き又は窓)を有
し、該シートブラケットは、前記座部を選択的に快適位
置へ移動させたとき前記ライザーの前記掛止部分に解放
自在に係合するラッチ手段(例えば、ばね付勢された移
動自在の爪)を有することが好ましい。
前記シートブラケット及び、又はライザーは、該シー
トブラケットをライザーに対して側方へ変位させようと
する横方向の力に抵抗するとともに、該シートブラケッ
トを該ライザーに対して長手方向に案内する働きをす
る、互いに係合する部分を該シートブラケットの底部及
び、又はライザーの頂部に有していることが好ましい。
一実施例では、前記部分は、前記ライザーの頂部を抱
持してライザーに対するシートブラケットの長手方向移
動の案内を更に助成する前記シートブラケットの下方延
長フランジとする。
別の実施例では、前記ラッチ手段は、前記ライザーに
穿設された開口と、前記シートブラケットに穿設され
た、ライザーの該開口と整列する開口とに挿通されるこ
とによって係止される構成とする。
前記ライザーは、該ライザー、前記シートブラケット
及び前記座部をフロアの係留部分(例えば、自動車のフ
ロアに引込めて設けられたストライカー)に係留するた
めに、該ライザーの底部に一体の係止部分を有すること
が好ましい。
図面の簡単な説明 図1は、自動車に設置された本発明の好ましい実施例
の透視図である。
図2は、本発明の好ましい実施例として例示された図
1のシート調節機構の側面図である。
図3は、本発明の好ましい実施例として例示された図
2のシート調節機構の後端の概略図である。
図4は、本発明の好ましい実施例として例示された図
2のシート調節機構の分解透視図である。
図5は、本発明の好ましい実施例として例示された図
2のシート調節機構の透視図である。
図6は、本発明の好ましい実施例として例示された図
1のシートの異なる作動位置の概略図である。
図7は、本発明の好ましい実施例として例示された図
2のラッチ機構の正面図である。
図8は、図2と同様の図であるが、本発明の好ましい
実施例としてシート機構の後端部に配設されたインター
ロック部分B100及びR100を示す。
図9は、図8の線9−9に沿ってみたシートブラケッ
トB及びライザーRの断面図であり、本発明の好ましい
実施例として例示されたシートブラケット及びライザー
のインターロック態様及びその作動態様を示す。
図10は、本発明の好ましい実施例として例示された後
端部のインターロック部分を含むシートブラケットBの
概略図である。
図11は、本発明の好ましい実施例として例示された後
端部のインターロック部材R100を含むシートブラケット
の概略図である。
図12は、本発明の好ましい実施例として例示されたイ
ンターロック部分R100を有するライザーの端部の透視図
である。
本発明の好ましい実施例の説明 図1を参照すると、背もたれS1と座部S2を含む自動車
のシート(座席)Sが透視図で示されている。座部S2
は、自動車のフロアに係留された静止ライザー(立ち上
げ台)又は静止フレームRに枢着されたシートブラケッ
トBに取り付けられている。トラック又はバンのための
着脱自在のシートに慣用されているように、ライザーR
を従って座部S2をスロット付きラッチ部分L1,L2を介し
て自動車のフロアに掛止するための係留ピン又は取り付
けボルト又はストライカー(係留部材)P1,P2が設けれ
ている。係留ピン又はストライカーP1,P2は、多くの場
合、バン等の自動車のフロアに設けられた開口又は凹所
内に引込められている。
座部S2を快適位置(着席者にとって快適な位置)へ前
後方向に調節するために静止ライザーRに対して矢印F
及びAで示されるように長手方向前後に移動させること
ができるようにするために、座部S2の前後両側にシート
調節機構10が設けられている。ライザーRに設けられた
窓又は切抜きの形の掛止開口R1,R2及びR3と、ハンドル
Hを介して協同するばね付勢されたラッチ機構(以下、
単に「ラッチ」とも称する)50が設けられている。着席
者が、ハンドルHを操作することによりラッチ機構50を
ライザーRの掛止開口R1,R2,R3のどれかに選択的に掛止
させることができる。掛止開口R1,R2,R3は、ライザーR
に対するラッチ機構50従ってシートSの、着席者にとっ
ての快適位置を決定するためのものであり、便宜上「掛
止位置」とも称する。
側面図である図2及び3、分解透視図である図4及び
透視図である図5を参照して説明すると、シートブラケ
ットBの前部と後部にそれぞれ設けられたシート調節機
構10と10aは、同様の機構であり、それぞれ、主リンク
(以下、単に「リンク」とも称する)20,30及び補償リ
ンク(以下、単に「リンク」とも称する)40、及び、主
リンク20a,30a及び補償リンク40aの互いに協同する枢動
動作を介してシートブラケットBをライザーRに対して
ほぼ直線状に運動させることができる。リンク40,40a
は、それぞれ、下端をライザーRにピボット41,41aにお
いて枢着されている。リンク20,20aは、それぞれ、上端
をシートブラケットBにピボット21,21aにおいて枢着さ
れ、下端をリンク40,40aの両端間の部位にピボット22,2
2aにおいて枢着されている。リンク30,30aは、それぞ
れ、上端をシートブラケットBにピボット31,31aにおい
て枢着され、下端をリンク40,40aの自由端にピボット3
2,32aにおいて枢着されている。ここで、ピボットと
は、枢動点、又は枢動点を規定する枢動ピンのことをい
う。
便宜上、符号21,21aは、リンク20,20aの上端を示す符
号としても使用し、符号22,22aは、リンク20,20aの下端
即ち自由端、並びに、リンク40,40aの中間部位を示す符
号としても使用する。リンク20,20aの下端を自由端と称
するのは、リンク40、40aと共に移動するからである。
同様に、符号31,31aは、リンク30,30aの上端を示す符
号としても使用し、符号32,32aは、リンク30,30aの下端
即ち自由端、並びに、リンク40,40aの上端即ち自由端を
示す符号としても使用する。リンク30,30aの下端を自由
端と称するのは、リンク40、40aと共に移動するからで
ある。
シートブラケットB及びライザーRは、慣用の打抜き
加工法等によって形成することができ、座部S2のための
取り付け開口、掛止開口R1,R2,R3、スロット付きラッチ
部分L1,L2。及び各ピボットのための開口等の造作が形
成される。シートブラケットBには、ブラケットの補助
部分B4(図7参照)を溶接、ねじ止め当の慣用の方法に
よって付設することができる。
ラッチ50は、ばね53によってばね付勢されており、シ
ートの前後方向の位置を調節する場合、使用者は、ハン
ドルHを操作してハンドルの延長部分H1をラッチ50の近
位端51に係合させてラッチ50の掛止端52をブラケットの
開口B1及び図示の例ではライザーの掛止開口R3から離脱
させ、シートSを矢印Fの方向に前方へ移動させること
ができる。ラッチ50の掛止端52をブラケットの開口B1及
びライザーの掛止開口R1,R2又はR3から離脱させた状態
では、使用者即ち着席者は、シートを移動させることに
よりシートブラケットBをライザーRに対して自由に移
動させることができ、それに伴ってリンク20,20a,30,30
a及び40,40aが、図6に明示されているように規定され
た協同軌道に沿って枢動する。本発明によれば、これら
のリンクの規定された枢動によりシートS2を自動車のフ
ロアC(図2)に対して実質的に直線状の軌道に沿って
移動させることができる。
シート調節機構10を実験的に最適化するにあたって
は、上側の主リンク20,30の端部の運動を追跡し、補償
リンク40の形状を決定することによって、シートの位置
調節のための前後方向の移動中シート調節機構10がシー
トブラケットBの上下方向の変動距離を2.65mmの範囲内
の実質的に一定したものに維持するように構成すること
ができることが判明した。この最小限の変動距離(2.65
mm)は、各リンクの寸法を最適に選定した直接の結果で
ある。以下に、各リンクの最適寸法の測定値を説明図で
示す。
シートの移動範囲における上下の変動距離を上述した
最小限2.65mmに維持するのは、上の寸法図に示された各
リンクの関係によってである。上図において、リンク2
0,30,40は、それらのピボット(枢動点)と自由端(ピ
ボットを中心として枢動する端部)との間の距離を示す
ために図式化して示されている。各リンクの正確な寸法
は、簡単な三角法によって外挿することができる。許容
しうる上下変動距離は、着席者の上方の頭上スペースの
高さに依存する。
このようにして得られたシート調節機構10は、従来の
機構より担当に(34.2%)軽く、それによって重量/強
度比を最大限にすることが認められた。又、リンク20,3
0にその強度を高めるために長手に沿ってリブを設ける
ことができる。補償リンク40は、シートシステム(装
置)全体にかかる荷重を担持するので、図に示されるよ
うに上側の主リンク20又は30より幅広にされており、図
には示されていないが、リンク40の両端間の中央部分の
断面積は大きくされている。なぜなら、リンク40の両端
間の中央部分はリンク20の下端22を受け止める連結部で
あり、特別の強度を必要とするからである。
図3及び6を参照すると、補償リンク40がシート調節
機構10の運動に及ぼす補償作用が図解的に示されてい
る。例えば、使用において2つのリンク20,30の上端21,
31は、座部S2の前方移動の際は上方前方へ円弧状の軌道
に沿って移動し、座部S2の後方移動の際は下方後方へ円
弧状の軌道に沿って移動する。このような円弧運動は、
補償されなければ、座部S2がその長手方向移動範囲内で
移動する間に着席者の頭上スペースを変化させることに
なる。本発明によれば、この円弧運動を補償するため
に、補償リンク40が、座部S2の前方移動中下方前方の円
弧状補償運動をし、座部S2の後方移動中上方後方へ円弧
状補償運動をし、それによって、2つのリンク20,30の
運動を補償し、シートブラケットBの全移動範囲に亙っ
てシートブラケットBをライザーRに対してほぼ一定の
平行な位置に維持するようにライザーRに対するシート
ブラケットBの運動を規制する。換言すれば、ライザー
Rに対するシートブラケットBの円弧運動を実質的に排
除し、ライザーRに対するシートブラケットBの運動を
ほぼ直線運動にする。
詳述すれば、図3及び6にみられるように、リンク2
0,20aの下端22,22aがそれぞれ円弧軌道A2,A2′に沿って
移動するのと併行して、補償リンク40,40aはライザーR
に固定されたピボット41,41aを中心として枢動する。同
様に、リンク30,30aの下端32,32aがそれぞれ円弧軌道A
1,A1′に沿って移動するのと併行して、補償リンク40,4
0aはライザーRに固定されたピボット41,41aを中心とし
て枢動する。リンク20,20a及びリンク30,30aの上端21,2
1a及び31,31aに及ぼす補償リンク40,40aの合成作用の結
果として、上端21,21a及び31,31aの円弧運動を補償し、
上端21と31及び21aと31aの位置を、それらの点を結ぶ安
全な水平線から最大限2.65mmの上下変動の範囲内に維持
する。従って、静止ライザーRに対するシートブラケッ
トB従って座部S2の運動は、シートの長手方向の移動範
囲内において実質的に直線運動とされる。
図2、4及び7を参照すると、ハンドルHの延長部分
H1を介してブラケットBに固定されたラッチ50の組み立
て態様が示されている。ラッチ50の爪50aは、一端54に
おいてブラケットBの部分B3に連結されたばね53によっ
てばね付勢されている。シートの前後方向のいり調節を
行う場合、使用者は、ハンドルH従ってハンドルの延長
部分H1を操作して、爪50aをブラケットの開口B1及びラ
イザーの開口R1から側方へ離脱させ、爪50aの掛止端52
を開口B1及びR1から引き抜けば、シートブラケットBを
ライザーRに対して自由に移動させることができる。図
7に示されるように、シートブラケットBは、ライザー
Rの頂部を抱持する部分B2及びB4を有しており、それに
よって、ライザーRに対するブラケットBの側方及び長
手方向の移動の案内を助成するとともに、側方への変位
を防止し、シート調節機構に生じる遊びを最小限にす
る。
又、補償リンク40は、シートブラケットBに枢着する
よりは、図に示されるようにライザーRに枢着すること
が好ましい。なぜなら、補償リンク40をシートブラケッ
トBに枢着し、他の2つの主リンク20,30をライザーR
に枢着すると、つまり、リンク20,30とリンク40の枢着
点を図示の実例とは反対にすると、系内に生じる遊びが
大きくなり、それを補償しなければならないからであ
る。
以上に説明したシート調節機構には、いろいろな改変
を加えることが可能であることは、当業者には容易に理
解されるであろう。例えば、補償手段を講じない限り生
じるリンクの円弧運動を補償する補償部材を用いるとい
う本発明の原理に従って本発明の範囲内においていろい
ろな異なるリンク仕掛を用いることができる。
米国のFMVSS基準207及び210に適合し、それを上回る
ものにするためには、シートブラケットBとライザーR
との間に、互いに掛止してシートフレームからシートシ
ステムの取り付けボルト(図2にP3,P4で示されてい
る)への直接的な荷重伝達経路を設定するインターロッ
ク部分を設けることが好ましいことが認められた。
シートブラケットBを厚さ3mmの板金で打抜き加工に
よって製造し、各リンク20〜40の厚さを5mmとし、係留
ピンP1〜P4の直径を16mmとする本発明の好ましい実施例
の場合、そのシートシステムを、上記FMVSS基準207及び
210によって要求されるテスト、及びFMVSS基準を上回る
自動車メーカーの基準によって定められたテストにかけ
たところ、シートシステムに総計20,000lb(9000kg)の
引張り力が及ぼされることが判明した。これらのテスト
は、そのシートシステムがミニバンにみられるような3
人乗りシートに適用するためのものという前提で規定さ
れている。これらのテストの詳細は、上記2つの基準に
記載されており、テストの実施方法の詳細については上
記基準を参照されたい。更に、シートベルトについて
は、上記基準に記載された説明図に力の作用方向、大き
さ及び角度が明確に示されている。これらの2つの基準
に記載されたテストの実施態様に関する教示は、本明細
書に編入されたものとする。
本明細書の発明の背景の欄で述べたように、上記のよ
うなテストにおいてかけられる荷重担持要件をクリアす
るには、シートフレームからシートシステムの取り付け
ボルトP3,P4への直接的な荷重伝達経路を設定すること
が好ましいことが判明した。そのために、本発明は、ラ
ッチ機構50をR2又はR3(図8参照)に掛止した場合に、
荷重が取り付けボルトP3,P4へ確実に伝えられるように
するためのインターロック(相互掛止)システムを提供
する。
このインターロックシステムを設けることにより、本
発明のシートシステムは、FMVSSの法定基準207及び210
で規定されている荷重を100%かけられても、殆ど変形
を起さないことが認められた。実際、本発明のインター
ロック部分には、FMVSS基準で規定される荷重より40%
も大きい荷重をかけてテストを実施した。その結果から
みて、本発明を用いた場合、自動車のシートシステムの
全体の安全性を30%程度向上させると考えられる。
図8は、図2と同様の図であるが、図8の実施例のシ
ートブラケットB及びライザーRを含むシートシステム
は、その後端部にシートブラケットBにインターロック
部分B100を設け、ライザーRにインターロック部分R100
を設けたという点で、図2の実施例のシートシステムと
は異なる。図8の実施例のシートシステムの他の構成部
品は、図2のものと同じであるから、説明を要さない。
インターロック部分B100とR100とは、掛止位置R2とR3の
間での調節移動範囲において図9に示されるように相互
に掛止(インターロック)している。ただし、別の変型
実施例として、シート組立体の掛止位置R1とR2とR3の間
での全移動範囲に亙ってインターロックを設定するよう
にインターロック部分B100及びR100の長さを延長しても
よい。図8の実施例ではそのように延長されていないの
は、この実施例ではシート機構を掛止位置R1へ調節した
場合はリンク20,30,40が実質的に直線状に延長し、それ
らのリンク自体が補強部材の役割を果たすからである。
とはいえ、インターロック部分を位置R1にまで延長させ
た方が、図8に示される実施例より有利である。そのよ
うに延長させるには、単に、それだけ多くの材料を必要
とするだけである。
図9を参照すると、頂縁に沿って溶接又はその他の適
当な締着具によって結合されたインターロック部分R100
を有するフランジ状のライザーRと、同様に溶接又はそ
の他の適当な締着具によって結合されたフランジ状のイ
ンターロック部分B100を有するシートブラケットBが断
面図で示されている。インターロック部分R100は、その
頂部にU字溝形部分R105を含み、インターロック部分B1
00は、U字溝形部分R105によって画定される開口部に摺
動自在に嵌合し、溝形部分R105と相互に軽視するU字溝
形部分B105を含む。従って、図から分かるように、U字
溝形部分B105とR105とは、互いに相手の相補形状のU字
溝形部分によって画定される開口内に嵌り合い、摺動自
在であるが、シートシステムに荷重が及ぼされると、イ
ンターロック部分B105とR105が互いに隣接する縁部及び
端部で係合し、係留ピンP3,P4(図2参照)へ至る荷重
の直接的経路を設定する。図10及び11にみらえるよう
に、この実施例ではインターロック部分は、シート組立
体の掛止位置R2とR3をカバーするだけの長さである。
図10を参照すると、シートブラケットBに設けられる
インターロック部分B100の変型実施例が示されている。
この例では、インターロック部分B100は、シートブラケ
ットBの後端部の、荷重を受けたときの曲げ強度を高め
るために、後端部にフック状部分B105と補強リブB107を
備えている。後端部が、シートシステムのうち最も多き
な荷重を受ける部位だからである。
図11を参照すると、掛止位置R1,R2,R3を有するライザ
ーRに設けられるインターロック部分R100の変型実施例
が示されている。この例では、インターロック部分R100
は、図10のシートブラケットBに関して上述したのと同
じ理由から設けられたフック状部分R105と補強部分R107
を備えている。ライザーRのためのこのインターロック
部分R100の延長距離D2は、シートブラケットBのための
図10のインターロック部分B100の延長距離D1と対応して
おり、インターロック部分B100とインターロック部分R1
00とが、同じ調節移動距離に亙って相互に掛止するよう
になされている。
図12を参照するとライザーRの特にインターロック部
分R100,R107の拡大透視図が示されている。部分R107
は、ブラケットのインターロック部分のリブB107に関連
して先に述べたように、シートシステムのうち最も大き
な荷重を受ける部位であり、図9の実施例のフック部分
R105をライザーRの端部近くにまで延長して折返し、R1
08で示されるところでライザーRに溶接した、フック部
分R105の一部分であり、ライザーのインターロック部分
R100のフック状部分R105を更に強化するためのものであ
る。
図8〜12に関連して説明した変型実施例の追加部分
は、自動車事故等において通常生じる荷重を受けたとき
相互に掛止するインターロック部分B105とR105を設ける
ことによって図1〜7に示されたシート構造体を補強す
る。従って、そのようなインターロック部分は、シート
システムにおいて係留ピンP3,4Pにまで力を通すための
直接経路を設定する。それによって、シート機構のリン
ク20,30,40及び20a,30a,40a並びにラッチ機構50に及ぼ
される力が、相当に減少される。
以上、本発明を実施例に関連して説明したが、本発明
は、ここに例示した実施例の構造及び形態に限定される
ものではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱すること
なく、いろいろな実施形態が可能であり、いろいろな変
更及び改変を与えることができることを理解されたい。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車フレームと、該フレームに対して移
    動自在に取り付けられたシートブラケットと、該シート
    ブラケットを前記フレームに対して前後の選択位置の間
    で長手方向に移動させるための移動手段を含むシート装
    置であって、 前記移動手段は、前記シートブラケットの長手方向の移
    動を可能にするためのリンク仕掛を含み、該リンク仕掛
    は、該シートブラケットを前後に移動させるための少く
    とも2つのリンクと、シートブラケットの移動範囲にお
    いて該リンク仕掛及びシートブラケットの運動をほぼ直
    線状にするように、該少くとも2つのリンクと協同して
    該少くとも2つのリンクの円弧状の運動を補償する少く
    とも1つの補償手段を含み、 前記フレームは、前記シートブラケットの長手方向の移
    動範囲に亙って該シートブラケットのインターロック手
    段と相互に掛止する第1インターロック手段を有し、該
    シートブラケットは、その長手方向の移動範囲に亙って
    該フレームのインターロック手段と相互に掛止する第2
    インターロック手段を有し、該第1インターロック手段
    と第2インターロック手段とは、常態では該シートブラ
    ケットの長手方向の移動を許すが、自動車事故の際該シ
    ート装置が荷重を受けたときは、相互に掛止し、該シー
    ト装置に及ぼされる力を前記自動車フレームへ伝達する
    直接的経路を設定するとともに、自動車事故の際前記移
    動手段に及ぼされる力を減少させることを特徴とするシ
    ート装置。
  2. 【請求項2】自動車フレームに付設されたライザーと、
    該ザーに対して移動自在に取り付けられたシートブラケ
    ットと、該シートブラケットを該ライザーに対して前後
    の選択位置の間で長手方向に移動させるための移動手段
    を含むシート装置であって、 前記移動手段は、前記シートブラケットの長手方向の移
    動を可能にするためのリンク仕掛を含み、該リンク仕掛
    は、該シートブラケットを前後に移動させるための少く
    とも2つのリンクと、シートブラケットの移動範囲にお
    いて該リンク仕掛及びシートブラケットの運動をほぼ直
    線状にするように、該少くとも2つのリンクと協同して
    該少くとも2つのリンクの円弧状の運動を補償する少く
    とも1つの補償手段を含み、 前記ライザーは、前記シートブラケットの長手方向の移
    動範囲の少くとも一部分に亙って該シートブラケットの
    インターロック手段と相互に掛止する第1インターロッ
    ク手段を有し、該シートブラケットは、その長手方向の
    移動範囲の少くとも一部分に亙って該ライザーのインタ
    ーロック手段と相互に掛止する第2インターロック手段
    を有し、該第1インターロック手段と第2インターロッ
    ク手段とは、常態では該シートブラケットの長手方向の
    移動を許すが、自動車事故の際該シート装置が荷重を受
    けたときは、相互に掛止し、該シート装置に及ぼされる
    力を前記自動車フレームへ伝達する直接的経路を設定す
    るとともに、自動車事故の際前記移動手段に及ぼされる
    力を減少させることを特徴とするシート装置。
  3. 【請求項3】使用において前記少くとも2つのリンク
    は、前記シートブラケットの前方移動の際は上方前方へ
    円弧状の軌道に沿って移動し、シートブラケットの後方
    移動の際は下方後方へ円弧状の軌道に沿って移動するよ
    うになされており、補償されない限り、シートブラケッ
    トがその長手方向の移動範囲内で移動する間に着席者の
    頭上スペースの高さを変化させることになる該円弧運動
    を補償するために、前記補償手段は、シートブラケット
    の前方移動中下方前方の円弧状補償運動をし、シートブ
    ラケットの後方移動中上方後方へ円弧状補償運動をする
    リンクであり、それによって、前記少くとも2つのリン
    クの運動を補償し、シートブラケットの全移動範囲に亙
    ってシートブラケットを前記フレームに対してほぼ一定
    の平行な位置に維持するように該フレームに対するシー
    トブラケットの運動を規制し、該フレームに対するシー
    トブラケットの円弧運動を実質的に排除し、フレームに
    対するシートブラケットの運動をほぼ直線運動にするこ
    とを特徴とする請求の範囲第1項又は2項に記載のシー
    ト装置。
  4. 【請求項4】ライザーと、該ライザーの上に配置された
    シートブラケットと、該シートブラケットに取り付けら
    れた座部を有する自動車シートを直線状に移動させるた
    めの装置であって、 前記シートブラケットにピボット点において枢着された
    少くとも2つの第1リンクと、第1リンクより長く、該
    シートブラケットにピボット点において枢着された少く
    とも2つの第2リンクと、それぞれ前記ライザーの前端
    部と後端部に枢着されており、一端において前記ライザ
    ーに枢着された少くとも2つの補償リンクとから成り、
    前記少くとも2つの第1リンクのうちの1つは、シート
    ブラケットの前端部に枢着され、第1リンクの他の1つ
    は、シートブラケットの後端部に枢着され、前記少くと
    も2つの第2リンクのうちの1つは、シートブラケット
    の前端部に、対応する第1リンクのピボット点に対して
    シートブラケットの後方、かつ、上方にずらせて枢着さ
    れ、第2リンクの他の1つは、シートブラケットの後端
    部に、対応する第1リンクのピボット点に対してシート
    ブラケットの前方、かつ、上方にずらせて枢着されてお
    り、該少くとも2つの第1リンクは、それぞれ、対応す
    る前記補償リンクの自由端に枢動自在に連結され、該少
    くとも2つの第2リンクは、それぞれ、対応する前記補
    償リンクの両端間の中間部位に枢動自在に連結されてお
    り、該少くとも2つの第1リンクと少くとも2つの第2
    リンクは、前記ライザーに対する前記シートブラケット
    の長手方向の前後移動を可能にし、前記少くとも2つの
    補償リンクは、該少くとも2つの第1リンク及び少くと
    も2つの第2リンクの円弧状運動を補償し、前記シート
    ブラケットの全移動範囲に亙ってシートブラケットを前
    記ライザーに対してほぼ一定の平行な位置に維持するよ
    うに該ライザーに対するシートブラケットの運動を規制
    し、該ライザーに対するシートブラケットの円弧運動を
    実質的に排除し、ライザーに対するシートブラケットの
    運動をほぼ直線運動にし、該ライザーは、前記シートブ
    ラケットの長手方向の移動範囲の少くとも一部分に亙っ
    て該シートブラケットのインターロック手段と相互に掛
    止する第1インターロック手段を有し、該シートブラケ
    ットは、その長手方向の移動範囲の少くとも一部分に亙
    って該ライザーのインターロック手段と相互に掛止する
    第2インターロック手段を有し、該第1インターロック
    手段と第2インターロック手段とは、常態では該シート
    ブラケットの長手方向の移動を許すが、自動車事故の際
    該シート装置が荷重を受けたときは、相互に掛止し、自
    動車事故の際該シート装置に及ぼされる力を前記自動車
    フレームへ伝達する直接的経路を設定するとともに、自
    動車事故の際前記移動手段に及ぼされる力を減少させる
    ことを特徴とするシート装置。
  5. 【請求項5】使用において前記少くとも2つの第1リン
    クのピボット点と少くとも2つの第2リンクのピボット
    点は、前記座部の前方移動の際は上方前方へ円弧状の軌
    道に沿って移動し、該座部の後方移動の際は下方後方へ
    円弧状の軌道に沿って移動するようになされており、補
    償されない限り、座部がその長手方向の移動範囲内で移
    動する間に着席者の頭上スペースの高さを変化させるこ
    とになる該円弧運動を補償するために、前記少くとも2
    つの補償リンクは、前記座部の前方移動中下方前方の円
    弧状補償運動をし、座部の後方移動中上方後方へ円弧状
    補償運動をし、それによって、前記少くとも2つの第1
    リンクと少くとも2つの第2リンクの運動を補償し、前
    記シートブラケットの全移動範囲に亙ってシートブラケ
    ットを前記ライザーに対してほぼ一定の平行な位置に維
    持するように該ライザーに対するシートブラケットの運
    動を規制し、該ライザーに対するシートブラケットの円
    弧運動を実質的に排除し、ライザーに対するシートブラ
    ケットの運動を規制し、該ライザーに対するシートブラ
    ケットの円弧運動を実質的に排除し、ライザーに対する
    シートブラケットの運動をほぼ直線運動にすることを特
    徴とする請求の範囲第4項に記載のシート装置。
  6. 【請求項6】前記ライザーは、前記シートブラケットを
    該ライザーに対していろいろな異なる掛止位置に締着す
    るために、頂部に一体の掛止部分を有し、該シートブラ
    ケットは、前記座部を選択的に快適位置へ移動させたと
    き前記ライザーの前記掛止部分に解放自在に係合するラ
    ッチ手段を有することを特徴とする請求の範囲第4項又
    は5項に記載のシート装置。
  7. 【請求項7】前記シートブラケット及び、又はライザー
    は、該シートブラケットをライザーに対して側方へ変位
    させようとする横方向の力に抵抗するとともに、該シー
    トブラケットを該ライザーに対して長手方向に案内する
    働きをする、互いに係合する部分を該シートブラケット
    の底部及び、又はライザーの頂部に有していることを特
    徴とする請求の範囲第6項に記載のシート装置。
  8. 【請求項8】前記部分は、前記ライザーの頂部を抱持し
    てライザーに対するシートブラケットの長手方向移動の
    案内を更に助成する前記シートブラケットの下方延長フ
    ランジであることを特徴とする請求の範囲第7項に記載
    のシート装置。
  9. 【請求項9】前記ラッチ手段は、前記ライザーに穿設さ
    れた開口と、前記シートブラケットに穿設された、ライ
    ザーの該開口と整列する開口とに挿通されることによっ
    て掛止されることを特徴とする請求の範囲第8項に記載
    のシート装置。
  10. 【請求項10】前記ライザーは、該ライザー、前記シー
    トブラケット及び前記座部をフロアの係留部分に係留す
    るために、該ライザーの底部近くに一体の掛止部分を有
    することを特徴とする請求の範囲第4項又は5項に記載
    のシート装置。
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