JP2606092Y2 - 運搬用容器 - Google Patents

運搬用容器

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JP2606092Y2
JP2606092Y2 JP1992042475U JP4247592U JP2606092Y2 JP 2606092 Y2 JP2606092 Y2 JP 2606092Y2 JP 1992042475 U JP1992042475 U JP 1992042475U JP 4247592 U JP4247592 U JP 4247592U JP 2606092 Y2 JP2606092 Y2 JP 2606092Y2
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JP
Japan
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partition plate
container
mounting groove
side wall
container body
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JP1992042475U
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JPH063843U (ja
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川 敏 幸 立
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Sanko Co Ltd
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Sanko Co Ltd
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】本考案は、運搬用容器に関し、詳し
くは、内容積を区画して使用することのできる合成樹脂
製の運搬用容器に関する。
【0002】
【考案の技術的背景】食品をはじめとし、商品の保管あ
るいは運搬用の容器として広く利用されている合成樹脂
製のコンテナは、近年、自動出荷ラインなどでも広く使
用されている。
【0003】このようなコンテナを自動出荷ラインの運
搬容器として用いる場合、1つのコンテナ内に1種の部
品のみを収容して用いる他、1つのコンテナを複数の室
に区画し、これらの各室内に異種の部品を収容する場合
もある。
【0004】図5は、このようなコンテナの一例を示す
ものである。このコンテナ1では、容器本体2の側壁部
に一対のリブ3、3が相対向して形成され、これらリブ
3、3内に矩形の仕切板4が着脱自在に差し渡される。
すると、このコンテナ1では、仕切板4の両側に2つの
室5、6が画成され、異種の部品を収納することができ
る。
【0005】ところで、自動出荷ラインでは、コンテナ
等の容器が所定の位置に近づくと、コンベアなどの搬送
手段は次第に速度を低下していく。その際、コンテナ1
内に多数の部品等が収容されていると、その収容物が仕
切板4を押圧する場合がある。
【0006】このように、仕切板4を押圧すると、仕切
板4が撓み、結果として、この仕切板4が容器本体2か
ら外れる恐れがある。すると、室5、6内に異種の部品
が混入してしまう。
【0007】このような不具合を改善するため従来で
は、仕切板4の肉厚を充分厚くし、仕切板4に必要な剛
性を付与させるようにしていた。しかしながら、仕切板
4を厚くすると、重くなり、またその分リブ3を大きく
しなければならず、好ましくない。
【0008】また、図6に示したコンテナ7のように、
容器本体8の深さが深いものでは、さらに他の問題もあ
る。すなわち、このようなコンテナ7では、型抜き上の
理由により、仕切板9の上部の幅P1 と下部の幅P2
では、その差(P1 −P2 )が比較的大きい。
【0009】すると、仕切板9を図示の状態から矢印A
方向に没入させると、この仕切板9の先端部9cは、容
器本体8の所定深さまで進入しないと、側壁部のリブ
3、3に係止されない。すなわち、しばらくは自由状態
にある。
【0010】したがって、仕切板9を実際には、手元か
ら遠くなった下方位置でリブ3、3に合致させなければ
ならず、この作業は煩雑なものとなっていた。このよう
に、背の高い容器本体8の場合には、仕切板9の装着作
業性が悪くなるという問題もあった。
【0011】
【考案の目的】本考案は上記実情に鑑み、仕切板を用い
た場合に仕切板の容器本体からの外れを簡単な構造で防
止でき、しかも、背の高い容器本体に容易に仕切板を装
着することのできる運搬用容器を提供することを目的と
している。
【0012】
【考案の概要】上記目的を達成するための本考案に係る
運搬用容器は、底板部と、該底板部から立設される四側
壁部とにより一方面が開口した略矩形の容器本体を構成
するとともに、前記四側壁部に少なくとも一つの仕切板
を差し渡して前記容器本体を区分するようにした合成樹
脂製の運搬用容器において、前記仕切板が差し渡される
前記側壁部の所定位置に、所定高さから開口端面までの
範囲に仕切板の装着溝を形成するとともに、該装着溝の
底部における容器本体内面に臨む位置に、下方から開口
端面側に向かって延びる係止片を形成する一方、前記係
止片と係合する係合凹部を備え、かつ前記装着溝の長さ
に対応する長さの膨出片を、前記仕切板本体から突出形
成したことを特徴としている。
【0013】係る構成による運搬用容器では、仕切板を
用いた場合に、この仕切板が容器本体上部の装着溝で位
置決めさせるので、装着作業性は極めて良好である。ま
た、仕切板の膨出片は装着溝の係止片に係止されるの
で、仕切板に側方から力が加わっても容易に脱落するこ
とはない。したがって、本考案では、仕切板の容器本体
からの外れを可及的に防止することができる。
【0014】しかも、装着溝は容器本体の内方に突出せ
ず、その形成範囲も開口面側に深さの略半分程、設けれ
ば良いので、構造も簡単である。
【0015】
【考案の具体的説明】以下、本考案の一実施例を図面を
参照しながら説明する。図1は、本考案の一実施例に係
る運搬用容器としてのコンテナを示したもので、全体と
して10で示している。このコンテナ10では、一方面
が開口した容器本体16に矩形の仕切板20が着脱自在
に装着される。
【0016】容器本体16は、底板部11と、該底板部
11の周縁部から立設される四側壁部12、13、1
4、15とから構成されている。また、底板部11は平
板状に形成され、周囲の四側壁部には、複数のリブが突
設されている。
【0017】このような容器本体16は、ポリプロピレ
ン、ポリエチレンなどの合成樹脂により、一体成形され
ている。容器本体16には、各所定位置に仕切板20を
係止するための装着溝21〜26が設置されている。こ
れら装着溝の形成範囲は、図1および図3に示したよう
に、容器本体16の略半分の深さから開口面までの範囲
である。すなわち、上方部に部分的に形成されている。
【0018】例えば、装着溝21、21は、側壁部1
2、13の略中央部に開口面から深さの略半分の位置ま
で形成されている。この装着溝21、21に、仕切板2
0を図示の位置から矢印B方向に挿入すれば、容器本体
16を2分割することができる。
【0019】この中央の装着溝21、21と、側壁部1
4あるいは側壁部15との間には、更にこれらの間を等
分割し全体として4分割するための装着溝22、22、
23、23が各々形成されている。更に、装着溝21と
装着溝22との間には、全体として3分割するための装
着溝24、24が形成され、装着溝21と装着溝23と
の間には全体として3分割するための他の装着溝25、
25が形成されている。
【0020】一方、他の一対の側壁部14、15の中央
位置には、装着溝26、26が形成されている。これら
の装着溝21〜26には、例えば図2に拡大して示した
装着溝22のように、溝の底部における容器本体内面に
臨む位置に、下方から開口端面側に向かって係止片30
が突出して形成され、この突出片30により、段部Dが
形成されている。
【0021】他方、仕切板20における仕切板本体20
aの幅は、図1に示したように、容器本体16の短手方
向の幅よりやや小さく形成され、中央部には、スリット
26が形成されている。このように形成された仕切板本
体20aの両端部には、前記装着溝21、21の長さに
対応する長さの膨出片29、29が上方部に形成されて
いる。また、この膨出片29、29の内面側には、前記
係止片30と係合する係合凹部31、31が形成されて
いる。
【0022】本考案の一実施例に係るコンテナ10は以
上のように形成されているが、以下にこの作用について
説明する。例えば、このコンテナ10を仕切板20を1
つ用いて、収容室を2分割して使用する場合には、操作
者は上記仕切板20の上側を把持し、容器本体16の中
央の装着溝21、21に差し込めば良い。すると、仕切
板20は容器本体16内に装着された際に、容器本体1
6を2つに区分する。
【0023】なお、このようにして仕切板20が装着さ
れると、操作者の手の位置に近い位置で、膨出片29、
29が装着溝21、21内に合致され、装着溝の下方で
は、係合凹部31、31と係止片30、30とが係合さ
れる。
【0024】このようにして、仕切板20が装着される
と、該仕切板20は容器本体16内で確実に保持され
る。すなわち、仕切板本体20aの膨出片29は、段部
D内で前後左右方向に挟持されることになる。したがっ
て、仕切板20の両端部はこれらの装着溝21、21で
保持されるので、何れの方向にも移動することはない。
【0025】このように、コンテナ10によれば、仕切
板20が当初から確実な状態に保持されているので、例
え自動出荷ラインの速度低下によりこの仕切板20に押
圧力が加わった場合でも、仕切板20が移動することは
ない。
【0026】以上、本考案の一実施例について説明した
が、本考案は上記実施例に限定されず、本考案の技術的
思想に基づき種々の変形が可能である。例えば、以上の
実施例では、側壁部14、15にも係止手段26、26
が形成されているが、側壁部14、15に係止手段が存
在しないコンテナにも本考案を適用することができる。
【0027】また、以上の実施例では、容器本体16に
仕切板20を1つ用いる場合について説明したが、例え
ば、図3に示したように、長手方向にも所定長さの仕切
板40を差し渡して用いても良い。
【0028】このように複数の仕切板を嵌合させるに
は、仕切板40の所定位置にも深さの半分程のスリット
26を形成しておき、このスリット26で互いに嵌合さ
せれば良い。
【0029】このように、互いに直行する2つの仕切板
20、40を組合わせて用いることにより、容器本体1
6を、この本体16と相似形で4分割した大きさで使用
することができる。また、仕切板20を3個用意し、こ
れらを平行に配置するとともに、仕切板40を使用すこ
とにより、全体を1/6、1/8などの大きさに区分し
て用いることもできる。
【0030】また、以上の実施例では、仕切板20ある
いは40を装着した場合のコンテナについて説明した
が、勿論、容器本体16に仕切板20、40を装着しな
ければ、通常の仕方で全体を1つとして使用することも
できる。
【0031】また、以上の実施例では、仕切板20を平
板状に形成したが、この仕切板20の表面周縁部を厚肉
に形成し、この部分に剛性を増し加えても良い。また、
以上の実施例では、底板部11が平板状に形成されてい
るが、この底板部に格子状の孔が形成されているコンテ
ナであっても、本考案は適用可能である。
【0032】また、以上の実施例では、底板部11に仕
切壁20あるいは40の装着溝が形成されていないが、
図4に示したように、この底板部にも、溝27を所定位
置に形成しても良い。この場合の溝27は、底板部11
に形成されるのみで、前記装着溝21〜26に連続して
いないことは言うまでもない。
【0033】また、以上の実施例では、装着溝22〜2
6は有底状に形成しているが、この装着溝の係止片30
に並ぶ位置に,孔を形成しても良い。この位置に孔を形
成すれば、コンテナ10を水洗いする際の水切れを良く
することができる。
【0034】
【考案の効果】以上、説明したように、本考案に係る運
搬用容器によれば、仕切板を用いた場合に、この仕切板
が容器本体上部の装着溝で位置決めさせるので、装着作
業性は極めて良好である。
【0035】また、仕切板は装着溝の係止片にも係止さ
れるので、容器本体からの外れを可及的に防止すること
ができ、収容物から前後左右方向に対して力を受けても
仕切板は容易に脱落することがない。
【0036】しかも、装着溝は容器本体の内方に突出せ
ず、その形成範囲も開口面側に深さの略半分程の範囲に
設けるので、構造も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例に係る運搬用容器の分
解斜視図である。
【図2】図2は図1に示した運搬用容器の一部を拡大し
て示す斜視図である。
【図3】図3は他の仕切板を示す正面図である。
【図4】図4は本考案の他の実施例に係る運搬用容器の
平面図である。
【図5】図5は従来の運搬用容器の斜視図である。
【図6】図6は従来の運搬用容器の装着姿勢を示す断面
図である。
【符号の説明】
10…コンテナ(運搬用容器) 11…底板部 12、13、14、15…側壁部 16…容器本体 20、40…仕切板20a………仕切板本体 21、22、23、24、25、26…装着溝 29…膨出片 30…係止片31…係合凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 25/04 - 25/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板部と、該底板部から立設される四側壁
    部とにより一方面が開口した略矩形の容器本体を構成す
    るとともに、前記四側壁部に少なくとも一つの仕切板を
    差し渡して前記容器本体を区分するようにした合成樹脂
    製の運搬用容器において、 前記仕切板が差し渡される前記側壁部の所定位置に、所
    定高さから開口端面までの範囲に仕切板の装着溝を形成
    するとともに、該装着溝の底部における容器本体内面に
    臨む位置に、下方から開口端面側に向かって延びる係止
    片を形成する一方、前記係止片と係合する係合凹部を備
    、かつ前記装着溝の長さに対応する長さの膨出片を、
    前記仕切板本体から突出形成したことを特徴とする運搬
    用容器。
JP1992042475U 1992-06-19 1992-06-19 運搬用容器 Expired - Lifetime JP2606092Y2 (ja)

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