JP2605694Y2 - 板ばね保持構造 - Google Patents

板ばね保持構造

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JP2605694Y2
JP2605694Y2 JP1992043395U JP4339592U JP2605694Y2 JP 2605694 Y2 JP2605694 Y2 JP 2605694Y2 JP 1992043395 U JP1992043395 U JP 1992043395U JP 4339592 U JP4339592 U JP 4339592U JP 2605694 Y2 JP2605694 Y2 JP 2605694Y2
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leaf spring
cut
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pressing
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秀己 立沢
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は光学式記録再生装置等
の小形精密部品をガタのないように正確に位置決めする
ための板ばねの保持構造に係わり、特に、小形の板ばね
に好適な板ばね保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板ばねにより部品を保持部材に半
固定する場合に片持固定で押圧力が足りないと、図6
(a)に示すように板ばね3の両端をねじにより保持部
材2に締付け、板ばね3の弾力により部品1を保持部材
2に圧接していた。
【0003】このような板ばね保持機構は部品点数が多
く、また、組立て工数が大きくなるという欠点があっ
た。
【0004】図6(b)に示す従来の板ばね保持機構で
は、板ばね3の両端を折曲げて保持部材2に設けられた
穴に圧入して板ばね3を固定する。この方法によると、
板ばねの浮上がりにより荷重精度がでにくく、また、位
置精度もでにくいという欠点があった。
【0005】複数の部品を1枚の板ばねで固定する場合
は、図6(c)に示すように、T形状の板ばね3が用い
られ、T形状水平部の両端が保持部材2に嵌着されてそ
の中央部と先端部で部品1および1aが押圧される。
【0006】この場合図示のL2 およびL3 の長さは夫
々部品1および1aを押えるのに必要な弾力を得るため
に所定の長さが必要となる。そして、部品1aを押える
力の反力による捩じれ変形を小さくするために図示のL
1 の幅を大きくしなければならず板ばねの小形化が困難
であった。
【0007】
【考案が解決しようとする問題点】この考案は上記した
点に鑑みてなされたものであって、その目的とするとこ
ろは、板ばねを小型化し、しかも十分な押圧力が得られ
る板ばねの保持構造を提供することにある。
【0008】この考案の他の目的は、板ばねの荷重精度
および位置精度のだしやすい板ばね保持構造を提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案の板ばね保持構
造は、保持部材に部品を圧接する板ばねを保持部材に締
着または嵌着する板ばね保持構造において、板ばねに切
起舌片を設け、その切起により生じた凹部を前記保持部
材に設けた凸部に嵌合させると共に前記切起舌片を前記
凸部に当接させ、前記切起舌片と前記凸部との間の圧力
により板ばねの前記部品を押圧する圧力による変形を押
えるように構成したものである。
【0010】
【作用】この考案の板ばね保持構造によれば、板ばねの
切起舌片と保持部材の凸部との当接により部品押圧の反
力を受けるために、板ばねの変形が小さくなり、そのた
めに板ばね形状を小型化することが可能となる。
【0011】さらに、板ばねの切起により生じた凹部を
保持部材に設けた凸部に嵌合させることにより、板ばね
の位置精度がだしやすくなる。
【0012】
【実施例】この考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1はこの考案を小型レンズを押さえる板ばねの保
持構造に適用した例を示す。図に示すように、T形状の
板ばね3が用いられ、T形状水平部の両端が曲げられて
おり、その部分が保持部材2の穴に嵌着される。板ばね
中央部の先端部3aで部品1が押圧される。
【0013】板ばね3の部品押圧部の基端部に切起舌片
3bが設けられ、その切起しにより生じた凹部3cが保
持部材2に設けた凸部2aに嵌められる。そして切起舌
片3bの先端が凸部2aに設けた突起2bに係止され
る。このようにして板ばね装着時の位置精度が確保さ
れ、また、荷重精度も高められる。
【0014】図2に板ばねにかかる荷重状態を示す。部
品を押さえる反力が先端部に上方向に作用し、それによ
り生じるモーメントにより切起舌片に時計方向に回動す
る力が生じる。切起舌片と保持部材の凸部との当接によ
り部品を押さえる反力により生じるモーメントが受けら
れる。
【0015】従って、部品押圧の力による板ばねのねじ
れ変形が小さくなり、また、板ばねを小型化することが
可能となる。
【0016】図3に図1に示す板ばねの変形例を示す。
この場合は、板ばねの押圧部と切起舌片に曲げ加工によ
りリブが設けられている。このリブにより板ばねの変形
に対する補強が行われ、板ばねをさらに小型化すること
が可能となる。また、板ばねを保持部材に接着する場合
にリブの溝が接着剤を導き、確実に接着が行える。
【0017】図4に示す他の実施例では、板ばねに凹部
3cの両側に切起舌片3b,3bが設けられ、また、押
圧部が切起舌片3b,3bに対応して設けられている。
このように1つの板ばねにより複数の部品を押さえるよ
うにすることもできる。
【0018】図5に示すさらに他の実施例では、板ばね
の押圧部の一部が直角に曲げられ、その部分で部品を水
平方向に押す構造となっている。このように板ばねによ
り部品の2方向のガタをとるようにすることもできる。
【0019】実施例は以上のように構成されているが考
案はこれに限られず、例えば、板ばねをねじで保持部材
に締着することも可能であり、押圧部を複数並べて配置
することも可能である。すなわち押圧部と凹部を1対1
に対応させなくてもよい。
【0020】
【考案の効果】この考案の板ばね保持構造によれば、板
ばねの凹部と保持部材の凸部との嵌合により板ばねの正
確な位置決めが可能となり、さらに、実施例のように板
ばねの切起舌片を保持部材の突起に係止させれば板ばね
脱落防止が行える。
【0021】また、板ばねの切起舌片と保持部材の凸部
との当接により板ばねのねじれ変形が防止されるので、
板ばねを小形化することができ、また、薄肉とすること
ができる。
【0022】このように、板ばねが薄肉構造となると、
金型の荷重が小さくなり、板ばねの寸法精度が向上し、
また、金型の寿命も長くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例である板ばね保持構造を示す
斜視図である。
【図2】同板ばね保持構造における荷重状態を示す側面
図である。
【図3】同実施例の板ばねの変形例を示す斜視図であ
る。
【図4】この考案の他の実施例である板ばね保持構造を
示す斜視図である。
【図5】図5(a)はこの考案のさらに他の実施例であ
る板ばね保持構造における板ばねを示す斜視図、図5
(b)は同実施例を示す側面図である。
【図6】図6(a)は従来の板ばね保持構造の例を示す
斜視図、図6(b)は従来の板ばね保持構造の他の例を
示す斜視図、図6(c)は従来の板ばね保持構造のさら
に他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 部品 2 保持部材 3 板ばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持部材に部品を圧接する板ばねを保持
    部材に締着または嵌着する板ばね保持構造において、板
    ばねに切起舌片を設け、その切起により生じた凹部を前
    記保持部材に設けた凸部に嵌合させると共に前記切起舌
    片を前記凸部に当接させ、前記切起舌片と前記凸部との
    間の圧力により板ばねの前記部品を押圧する圧力による
    変形を押えるように構成した板ばね保持構造。
JP1992043395U 1992-05-29 1992-05-29 板ばね保持構造 Expired - Lifetime JP2605694Y2 (ja)

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JPH0596578U JPH0596578U (ja) 1993-12-27
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JPS5237741Y2 (ja) * 1975-04-04 1977-08-27
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