JP2605115B2 - コーマ機におけるトップコームの運動装置 - Google Patents

コーマ機におけるトップコームの運動装置

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JP2605115B2
JP2605115B2 JP63175671A JP17567188A JP2605115B2 JP 2605115 B2 JP2605115 B2 JP 2605115B2 JP 63175671 A JP63175671 A JP 63175671A JP 17567188 A JP17567188 A JP 17567188A JP 2605115 B2 JP2605115 B2 JP 2605115B2
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top comb
nipper
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comb
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和博 稲垣
繁征 館
義徳 猿渡
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    • D01GPRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
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    • D01G19/10Construction, mounting, or operating features of combing elements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願は、コーマ機におけるトップコームの運動装置に
関するもので、250〜350ニップの高速回転を行なわんと
するものである。
従来の技術とその問題点 従来のコーマ機におけるトップコームの運動軌跡は、
その大部分が前後進時に同一軌跡を画いて上下動するよ
うになっている。このようなコーマ機においてトップコ
ームに充分なコーミングを行なわせるためには、コーミ
ング開始時期を早くしてコーミング時間を長く設定する
必要がある。然しながらこのコーマ機でトップコームの
コーミング開始時期を早くすると、シリンダによってコ
ーミングされたフリンヂの先端が、デタッチングローラ
に完全に把持されない状態で即ちピーシングが行なわれ
る直前の状態でトップコームが作用し始めその結果、有
効繊維まで落綿として除去されるばかりでなく、フリン
ヂの先端部が折れ曲ってピーシング後のフリースにピー
シング斑を生じると云う欠点がある。又この欠点を解消
するためにトップコームのコーミング開始時期を遅らせ
ると、当然にコーミング時間が短くなりフリース後端部
に対するコーミング作用が不足し、短繊維や夾雑物を完
全に除去することができず、トップコームに理想的なコ
ーミングを行なわせることが不可能である。
前後進時にトップコームが同一軌跡を画く装置の欠点
を除くものとして、特公昭38−4715号公報記載の装置が
提案されている。この装置は、前進後退時に異なった軌
跡を画いてトップコームを上下動させることにより、上
記同一軌跡を画く従来装置の欠点は一応是正している。
然しながらこの従来装置は、シリンダによってコーミン
グされたフリンヂがその先端をデタッチングローラによ
って把持され、デタッチングローラとフィードローラ間
でドラフトされながら送り出されている間に、ドラフト
中のフリースに対してトップコームを急速に打ち込むよ
うになっている。このために、トップコームを打ち込ま
れた位置より上流側のフリースが、トップコームによっ
てその前進を阻まれドラフト斑が発生するのみならず、
機構的に高速回転は行ない得ない。
又上記特公昭38−4715号公報に記載の装置を改良する
ものとして、本出願人が先に出願した特開昭60−194125
号公報記載の装置が提案されている。この装置は可動カ
ムと固定カムとの二枚のカム板の案内面(外接カム面)
により、前進後退時にトップコームが異なる軌跡を画く
ようにトップコームを案内させ、上記したドラフト斑が
発生する欠点を解消したものであるが、この装置も二枚
のカムの案内面にカムボールが外接していること、又一
枚のカムが可動カムでこの係脱装置を必要とすること等
により、250ニップ程度までは対応し得るもののそれ以
上の高速回転は困難で、又カム板相互間をカムボールが
乗り移る際の騒音が大きく作業環境を悪化させる。更に
上記二つの従来装置に共通の欠点は、原料の変更等によ
りトップコームの動きを調整する段取り変えの場合、調
整作業を各ヘッド毎に行なわなければならず停台時間を
長くする。
問題点を解決するための手段 上記従来装置の欠点を改良する目的において本願は、
ニッパーシャフトにより前後動するニッパーボディに、
トップコームの取付腕を揺動自在に取付け、該取付腕と
シリンダシャフト又はこれと同調回転するように別設し
た駆動軸の、そのいずれか一方の軸に偏芯して取付けた
連杆で連結することにより、従来装置の問題点を解決し
たものである。
実施例 以下本願を、実施例を示す図面によって詳細に説明す
る。尚コーマ機は周知のように、同一構造のヘッドが複
数ヘッド併設されているので、以下の説明は1ヘッドに
ついてのみ説明する。第1図において1はニッパーシャ
フトで、該シャフトに固着した左右一対のニッパードラ
イブレバー2に、ニッパーボディ3の後端部がピン4で
連結されている。又ニッパーボディ3の前部側は、支軸
5に遊嵌した左右一対の支持杆6にピン7で連結され、
ニッパーボディ3の前端にはフィードローラ8を載架し
たクッションプレート9が固着されている。次に10は前
部に補助ニッパー10Aを取付けた左右一対の補助ニッパ
ーアーム、又11は、前部にニッパーナイフ12を取付けた
左右一対のニッパーナイフアームで、これ等はともに前
記ニッパーボディ3の左右両側に突設したピン13に枢支
されている。而して補助ニッパーアーム10の後側には左
右双方の補助ニッパーアーム10に橋架する如くバー材15
Aが取付けられ、このバー材15Aに係止ピン14を植設した
係止腕15を取付け、又夫々のニッパーナイフアーム11の
後端には係止ピン16が植設されている。次に17は、前記
ニッパードライブレバー2に植設した係止ピン、又18
は、機台のフレームに設けた腕杆19の先端に植設した係
止ピンで、これ等係止ピン14、17間及び係止ピン16、18
間には、補助ニッパー10A及びニッパーナイフ12の開閉
機構がそれぞれ装着されているが、この開閉機構は、特
開昭61−174425号公報に開示のように従来周知のバネ圧
式開閉機構を使用するものであるから図示は省略する。
以上の如き構成であるからニッパーシャフト1が作動す
ると、ニッパーボディ3、補助ニッパーアーム10及びニ
ッパーナイフアーム11がともに所定のストロークの前後
動を行ない、又補助ニッパー10Aとニッパーナイフ12の
夫々は所定のタイミングで開閉動作を行なう。
次に、本願の要旨をなすトップコーム20の運動装置に
ついて説明する。第1図において21はトップコーム20の
取付腕で、ニッパーボディ3の上部に突設した左右一対
の枢支部3Aの夫々に揺動自在に軸支され、該取付腕21の
先端部には従来と同様に着脱自在にトップコーム20が取
付けられている。22は全ヘッドの略全長に渉る如くニッ
パーボディ3下方に配設した中間軸で、回転自在に図示
を省略した機台に枢着され、該中間軸22には、ニッパー
ボディ3に枢支した取付腕21の夫々に対応させて複数枚
の第2連杆25を固着し、この第2連杆25と取付腕21の後
端との間に、ターンバックル23aの如き長さの調節機構
を有する第1連杆23を枢着して両者を連結する。
又26は、上記中間軸22のギヤエンドあるいはアウトエ
ンド側のいずれか一方側の軸端に固着した第4連杆で、
該第4連杆26と、シリンダシャフト27の軸端との間に第
3連杆24が配設されるがその詳細は以下の如くである。
第3図において、27はシリンダシャフトで、メタル28を
介して回転自在に機台29に支承され、シリンダシャフト
27には従来周知のシリンダ30(第1図)が取り付けられ
ている。シリンダシャフト27の一方側の軸端、即ち上記
中間軸22の第4連杆26の取付側と対応する側の軸端に、
2個所に割溝32を有する中空筒体状の取付具31を、ネジ
40により着脱自在に締付固定する。
次に33は、上記取付具31の端面と略同じ大きさを有す
る取付板で、この取付板33に、取付板33の軸芯、即ちシ
リンダシャフト27の軸芯34から所定の間隔だけ軸芯35を
偏芯させて第3連杆24の取付軸36を取着し、この取付板
33を取付具31の端面にネジ止めするが、その取付位置
は、ニッパーボデイ3が前進端に来た時に第4図に示す
インデックス40と軸芯35を一致させるか、又、最後退端
でインデックス17に一致させるか、このいずれか一方を
基準として取付ける。尚、この取付位置の基準点の確認
と、後記するトップコーム20の作動調整を容易にするた
め、第2図に示すように機台29には指標37を取り付ける
とともに、取付具31と取付板33の夫々にマーキング38,3
9を付し、これらを一致させるようにして取付具31をシ
リンダシャフト27に取り付ける。上記のように取付板33
に取着された取付軸36には、前記第1連杆23と同様にタ
ーンバックル24aを有する第3連杆の一方側の端部を球
面軸受41によって自由継手状に連設し、第3連杆24の他
方側の端部は、上記同様に自由継手状に第4連杆26に連
設してクランク機構を構成し、以上によりトップコーム
20の取付腕21とシリンダシャフト27とは、中間軸22を介
して上記4本の連杆によって連結され、シリンダシャフ
ト27の回転は往復揺動運動として取付腕21に伝えられ
る。
以上のように構成した本実施例は、以下の如くに作用
してフリースのコーミングを行なう。ニッパーボデイ3
が最後退端にある時、トップコーム20の取付腕21は第1
図仮想線の如くに位置し、第3連杆24の取付軸36の軸芯
35は、第4図に示すインデックス17にあり、トップコー
ム20も亦最後退端の上昇位置となっている。以上の状態
からニッパーシャフト1の作動によりニッパーボデイ3
が第1図に示す前進端に向かって前進するとトップコー
ム20も前進するが、この前進により取付腕21と第1連杆
23との枢支点もともに前進し、この枢支点の移動により
トップコーム20を所定の位置まで下降させるように作用
する。ニッパーボデイ3が上記のように前進するとその
前進中に、今迄閉口していたニッパーナイフ12と今迄開
口していた補助ニッパー10Aの夫々は、図示を省略した
開閉機構により所定のタイミングで補助ニッパー10Aは
閉口し、ニッパーナイフ12が開口してシリンダ30によっ
てコーミングされたフリンジを解放する。上記ニッパー
ボデイ3の前進中に、デタッチングローラ42が逆転して
前回にコーミングしたフリースを該ローラの後側に送り
出し、送り出し長さが所定量に達すると正転を行なう。
この間にニッパーボデイ3が更に前進して前進端に近付
くと、シリンダ30によってコーミングされたフリンジの
先端が、上記において逆方向に送り出されデタッチング
ローラ42の正転により高速度で引き戻されているフリー
ス上に送り込まれ、デタッチングローラ42に把持されて
ピーシングが行なわれる。
上記した各動作は従来周知のコーマの作動を示したも
のであるが、この間に本願トップコームの運動装置は次
のように作動する。ニッパーボデイ3の前進により、ト
ップコーム20が下降することは前記した通りであり、
又、ニッパーボデイ3が最後退端にある時、第3連杆24
の取付軸36の軸芯35は第4図に示すようにインデックス
17にある。而してこの軸芯35は、シリンダシャフト27の
回転により第4図において反時計方向に回転し、シリン
ダシャフト27と第3連杆24の軸芯34,35は偏芯したクラ
ンク機構となっているので、上記回転は第3連杆24と第
4連杆26を介して一旦は中間軸22に所定角度の正逆回転
として伝えられ、更に第2連杆25と第1連杆23とにより
トップコーム20の取付腕21に上下動として伝えられる。
即ち、ニッパーボデイ3が前進を行なうとともに、当然
にシリンダシャフト27もこれと同調して回転を行なって
いるので、ニッパーボデイ3が最後退位置にある時に、
インデックス17にあった第3連杆24の軸芯35は第4図に
おいて反時計方向に回転するが、図面から明らかなよう
に軸芯35がインデックス35迄回転する間は、第3連杆24
が第1図において左側に引かれて中間軸22は時計方向に
回され、この回転が複数の第2,第1連杆25,23を介して
夫々の取付腕21に伝えられ、該取付腕21の後端を引き下
げてトップコーム20を所定の高さまで上昇させるように
作用する。
然しながら上記によりトップコーム20が上昇する上昇
長さと、前記ニッパーボデイ3の前進に伴ってトップコ
ーム20が下降する下降長さの大小を対比すると、下降す
る下降長さの方が大となっているので、前記ニッパーボ
デイ3の前進とシリンダシャフト27の回転によりトップ
コーム20は、上記双方の長さを相殺した残余部分に相当
する下降長さにより、緩やかな下向きのカーブを画いて
下降しながら前進端に向う。このように下降しながら前
進するトップコーム20が前進端付近に至り、第3連杆24
の軸芯35がインデックス35迄回転するとこれ以降は第4
図から明らかなように、今迄トップコーム20を上昇させ
るように作用していた第3連杆24の作用が下降方向に切
換り、トップコーム20は第3連杆24の軸芯35の回転によ
る下降作用と、ニッパーボデイ3の前進に伴なう下降作
用との双方により、トップコーム20は上記より稍急速に
下降しながら前進し、前記したようにシリンダ30によっ
てコーミングされたフリンヂの先端が、デタッチングロ
ーラ42に把持されピーシングが行なわれると略同時にフ
リースに入り込んでコーミングを開始し、その後ニッパ
ーボデイ3(当然にトップコームも)僅かに前進して前
進端に至り、この時第3連杆24の軸芯35はインデックス
40に位置する。尚上記したようにトップコーム20は最前
進端に至る直前にフリース入り込みその後僅かに前進す
るが、デタッチングローラ42によるフリースの引き出し
速度の方が、トップコーム20の前進速度より高速である
のでコーミング動作に支障を来たすことはない。
上記のようにニッパーボデイ3が最前進端に達する
と、ニッパーシャフト1が逆方向に作動してニッパーボ
デイ3は後退し、この後退によりトップコーム20は前記
とは逆に上昇せんとする。又シリンダシャフト27の回転
に伴う第3連杆24の軸芯35の回転は、インデックス40〜
15迄の間はトップコーム20を下降させるように作用す
る。而して上記夫々の上昇長さ及び下降長さの大小は前
記とは逆に上昇方向が大となっているので、トップコー
ム20は両者を相殺した残余の上昇長さで、フリースに入
り込んだコーミング状態を維持したまま、緩やかな下向
きと上向きのカーブを画いて上昇しながら後退し、デタ
ッチングローラ42によって引き出されドラフト中のフリ
ースをコーミングし、シリンダ30でコーミングされなか
ったフリース後部中の短繊維やネップ又は葉カス等の夾
雑物を阻止し、これ等は次のシリンダ30によるコーミン
グによって除去される。以上のように後退しながら上昇
してコーミングを行なっているトップコーム20によるコ
ーミングは、デタッチングローラ42によってドラフトさ
れているフリースが、ニッパーボデイ3の後退によって
引き切られる迄行なわれる。その後トップコーム20は上
昇しながら後退し、第3連杆24の軸芯35がインデックス
15を通過すると第4図から明らかなように、今迄トップ
コーム20を下降させるように作用していた第3連杆24
は、トップコーム20を上昇させるように作用が切換り、
以後トップコーム20は上記の上昇作用との双方により、
急速に上昇しながら後退しニッパーボデイ3とともに最
後退端に復帰し、上記ニッパーボデイ3の後退途中に、
所定のタイミングで今迄開口していたニッパーナイフ12
が閉口し、又閉口していた補助ニッパー10Aが開口して
コーミング動作の一サイクルが終了し、以後前記の動作
を繰返して行なう。
次に上記した本願実施例において、トップコーム20に
よるコーミング動作の調整は次のようにして行なう。上
記実施例は、トップコーム20(ニッパーボデイ)が後退
端に位置する時に第3連杆24の軸芯35はインデックス17
に、又前進端ではインデックス40となるようにしてコー
ミングを行なっているが、原綿の配合割合等の紡出条件
の変化に対応し、トップコーム20によるコーミングの開
始時期や終了時期等を調整することは広く知られてい
る。而して従来装置におけるこの調整作業は、各ヘッド
毎に個々別々に行なわなければならないので、極めて煩
雑な手数と長い停台時間を必要とするのみならず、各ヘ
ッドを全て同様に調整することは至難である。然るに本
願実施例は上記したように、第3連杆24の取付軸36を取
付けた取付板33は取付具31に止着され、又該取付具31
は、シリンダシャフト27に着脱自在にネジ40止めされて
いるので、このネジ40を緩めて指標37とマーキング38、
37とを目印にし、取付具31を正又は逆に回動させ所望の
位置に再び固定することにより調整が行なわれ、上記一
箇所の調整にて総てのヘッドは皆同じ様に調整される。
又第1連杆23と第3連杆24とはターンバックル23a、24
にて長さの調整が可能となっているので、これを調整す
ることによりトップコーム20が前後進時に画く移動軌跡
を調整することができる。
最後に、本願の他の実施例を簡単に説明する。まず上
記第1の実施例において、第3連杆24をシリンダシャフ
ト27に偏芯して取り付けたクランク機構により、シリン
ダシャフト27の回転運動を往復揺動運動に変換している
が、この変換機構は上記クランク機構に限るものでな
く、例えば偏芯カム等回転運動を往復揺動運動に変換し
得るものであればその構成を問わず、これは以下に述べ
る他の実施例についても同様である。
次に上記第1の実施例においては、シリンダシャフト
27に第3連杆24を取付け、中間軸22を介してシリンダシ
ャフト27の動きを取付腕21に伝達しているが、シリンダ
シャフト27と同調回転する駆動軸(第5図の駆動軸122
と同じ)を別個に設け、この駆動軸と中間軸22更に取付
腕21間を第1実施例と同様に連杆で連結してもよく、い
ずれを採用するかは、コーマを構成する他の構成部材の
取付位置や取付スペース等他との振合いにより適宜に選
定する。
次に、第5図に示す実施例について説明する。122は
駆動軸でニッパーシャフト1と平行に全ヘッドの略全長
に渉る如くに機台(図示せず)間に配設され、図示を省
略した伝動機構によりシリンダシャフト27と等速で同調
回転を行なう。又21Aは、全ヘッドの略全長に渉る長さ
を持った連結軸で、該連結軸21Aにトップコーム20の取
付腕21の後端側を夫々枢支する。更に123は、上記駆動
軸122と連結軸21A夫々のギヤーエンド、アウトエンド両
端軸(片側省略)間に配設した第5連杆で、上記第1、
第3連杆23、24と同様にターンバックル123aによる長さ
調節機構を有し、上端側を連結軸21Aに枢着するととも
に後端側を駆動軸122に取付け、その取付方法は第3連
杆24と同様に軸芯135を駆動軸122の軸芯134より所定間
隔だけ偏心させ自由継手状に連結する。従ってこの実施
例は第1実施例が一個所で行なった調整作業を、ギヤー
エンド、アウトエンドの二個所で行なう必要が有るが従
来装置に比して調整作業は極めて簡単であり、その他の
利点は全て第1実施例と同様である。最後の実施例は、
上記駆動軸122に各ヘッド毎のトップコーム20の取付腕2
1の夫々に対応させて、第5連杆123の下端を偏芯カムを
介して取付け、該複数の第5連杆123の上端と取付腕21
の後端を連結するように変更してもよい。
発明の効果 本願は以上詳記したように、トップコームの取付腕を
揺動自在にニッパーボデイに枢支し、該取付腕の後端と
シリンダシャフト又はシリンダシャフトと同調回転する
駆動軸間とを、回転運動を往復揺動運動に変換する変換
機能を持った連杆で連結し、ニッパーボデイの前進後退
に伴うトップコームの上下運動と、連杆の作動によりニ
ッパーボデイの前進後退時に夫々にトップコームに上記
上下運動と反対方向の上下動を作用させて、トップコー
ムに往路と復路で異なった軌跡を画くようにして前進後
退を行なわせ、前進端付近においてトップコームはピー
シングが行なわれると略同時にフリース内に入り込んで
コーミングを開始し、トップコームが同一軌跡で前後進
する従来装置の欠点は除かれる。又、本願におけるトッ
プコームの軌跡は緩やかな下向きと上向きのカーブであ
るから、フリースに入り込む際にも前記した特公昭38−
4715号の如き欠点は発生することなく、トップコームに
よるコーミングは、デタッチングローラによってドラフ
トされているフリースが、ニッパーの後退によって引き
切られる迄長い時間持続され充分なコーミングが行なわ
れる。又紡出条件の変化等によりコーミングのタイミン
グを調整する場合も本願は、各ヘッド毎に調整する従来
の装置に比し、極めて簡単にかつ各ヘッドを均一に調整
することができる。
更に本願の利点は、トップコームを作動させる作動機
構は、従来装置のように外接カムや可動カムこれに係脱
する係止爪等の多くの構成部材を必要とすることなく、
揺動自在に枢支したトップコーム取付腕の後端と、シリ
ンダシャフト又はこれと同調回転する駆動軸間に連杆を
配設するだけであるから、250〜350ニップ程度の高速回
転にも対応し得る装置であり、高速回転によりコーミン
グに支障を来たすことがない。
【図面の簡単な説明】
図面は本願実施例を示し、第1図は要部の側面図、第2
図は第3連杆の取付を示す上面図、第3図は第2図の断
面図、第4図はインデックスを示し、第5図は他の実施
例の要部の側面図である。 3……ニッパーボディ、20……トップコーム、21……取
付腕、22……中間軸、122……駆動軸、23……第1連
杆、24……第3連杆、25……第2連杆、26……第4連
杆、123……第5連杆、27……シリンダシャフト、31…
…取付具、33……取付板、34、35、134、135……軸芯

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ニッパーシャフトにより前後動するニッパ
    ーボディに、トップコームの取付腕を揺動可能に枢着
    し、該取付腕と、シリンダシャフト又はこれと同調回転
    するように別設した駆動軸とを、上記いずれか一方の軸
    に偏芯して取付けた連杆で連結してなるコーマ機におけ
    るトップコームの運動装置。
  2. 【請求項2】ニッパーシャフトにより前後動する複数ヘ
    ッドのニッパーボディの夫々に左右一対からなるトップ
    コームの取付腕を揺動可能に枢支し、該取付腕の夫々
    と、全ヘッドの略全長に渉る如くに配設した中間軸とを
    連杆により連結し、更に上記中間軸とシリンダシャフト
    との間を、シリンダシャフトの軸端に取付位置が調整自
    在で、かつ偏芯して取付けた連杆により連結してなるコ
    ーマ機におけるトップコームの運動装置。
JP63175671A 1988-07-14 1988-07-14 コーマ機におけるトップコームの運動装置 Expired - Lifetime JP2605115B2 (ja)

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