JP2605026Y2 - 天井・壁面兼用取付具 - Google Patents

天井・壁面兼用取付具

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JP2605026Y2
JP2605026Y2 JP1993041863U JP4186393U JP2605026Y2 JP 2605026 Y2 JP2605026 Y2 JP 2605026Y2 JP 1993041863 U JP1993041863 U JP 1993041863U JP 4186393 U JP4186393 U JP 4186393U JP 2605026 Y2 JP2605026 Y2 JP 2605026Y2
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JP
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ceiling
fixing member
fixing
mounting
detector
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Inventor
一雄 塚本
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竹中エンジニアリング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、天井や壁面に固定して
使用する侵入者検出器、火災報知器、監視用ビデオカメ
ラ等の取付具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】人体から発せられる赤外線を電気信号に
変換し、人体検知信号を出力するようにした侵入者検出
器や、監視区域の映像をモニタ−する監視用ビデオカメ
ラでは、システム設計時にあらかじめ所定の監視方向が
決定され、各装置は、決定された監視方向が満足される
位置の中で最も取り付けが容易である場所を選んで固定
位置が決定されるので、このような過程を経て最終決定
された固定場所が、天井面であったり壁面であったりす
る。 【0003】このため、取付面が天井であっても壁面で
あっても自由に監視方向が設定できる様に内部に検知方
向の切替機構を内蔵させた検知器を使用したり、監視用
ビデオカメラの場合では、ア−ム等で構成された取付具
を別途用意し使用したりしていた。 【0004】従来の検知器の中には、本体の内部に上下
方向に30゜程度監視方向を変化させることのできる機
構を設けたものもあり、この種の検知器を天井に固定す
る場合、検知器の上方向に延びたア−ムとそのア−ムを
天井に固定する板とで構成された固定機構を用いてい
た。検知器を壁面に固定する場合には、前記固定機構の
うち、アーム部に90゜曲がったものを使用し、検知器
の監視方向の後ろ側の壁面に固定するようにしていた。
この固定方法は、固定機構が天井取付用と、壁面取付用
との2種類必要となり、外観上も好ましくないといった
問題があった。 【0005】このため、検知器本体に天井面にも壁面に
も取り付けられる様に回転させることのできる固定機構
を設け、本体と固定機構の全体をカバ−でおおってしま
う方法も考えられていた。この検知器を天井面に取り付
けた状態を示したのが図5であり、壁面に取り付けた状
態を示したのが図6である。この方法では、外観上は改
善されるが、検知器全体が固定機構を回転させるための
空間を含んでいるため、大型化してしまうという問題が
あった。 【0006】 【考案が解決しようとする課題】このように、ア−ムで
構成された取付具の場合、設置後の外観が好ましくない
といった問題があり、検知器のカバ−内部に本体と固定
機構を設ける方法では、回転する固定機構を内蔵した分
だけ検知器全体が大型化してしまうという問題があっ
た。 【0007】 【課題を解決するための手段】本考案では、上記課題を
解決するため、天井や壁面へ固定する第1の固定部材
と、装置を支持する第2の固定部材とを、取付面と45
゜の角度を持った回転面で回動自在に結合した構成の取
付具を採用したものである。 【0008】 【作用】このような取付具を採用することにより、装置
を所定の方向に向けたままの状態で取り付けることが可
能となり、ひとつの取付具で天井・壁面両方にしかも、
ア−ム機構を用いていないため外観を著しくそこなうこ
となく取り付けができる。 【0009】 【実施例】図1は本考案の実施例の側面図(断面図)で
ある。第1の固定部材1は固定用ネジで天井面に直接固
定できるようにしてある。第2の固定部材2は天井への
取付面Aに対して45゜の角度を持った回転面Bにて第
1の固定部材1と接触しており、第1の固定部材1と第
2の固定部材2は回転軸Cで回動自在に結合されてい
る。 【0010】第2の固定部材2には、検知器を取り付け
る支持機構3が取り付けられている。支持機構3は、ロ
ックネジ4をゆるめることにより第2の固定部材2に対
して上下に角度調整可能としてあり、適当な位置でロッ
ク可能な構成としてある。 【0011】図2は、図1の状態から第1の固定部材1
を180゜回転させて壁面に固定した状態を示した側面
図(断面図)である。第1の固定部材1の壁面への固定
は、図1に示したのと同様、固定用ネジで行い、その他
の部材は図1と同じ状態で維持される。図3は図1で示
した本考案の実施例の正面図であり、図4はその平面図
である。取付面Aは平板状の構成でなくても、固定用ネ
ジ部5を使用して天井または、壁面に取り付けた時に第
1の固定部材1がしっかり固定される形であればよい。 【0012】図1の中に示した様に第2の固定部材2側
に設けたバネ性を持った突起部6が第1の固定部材1に
設けた凹部に係合し、天井取付用の固定位置、壁面取付
用の固定位置でそれぞれ回転が阻止される構造としてあ
る。 【0013】第1の固定部材1の取付面Aには、図4に
示す通り固定用ネジ部5が2箇所に設けてあり、このネ
ジ部を用いて天井面に固定される。第2の固定部材2に
取り付けられた支持機構3は、図示した本考案の実施例
では、壁面取付用の侵入者検出器を支持する構造になっ
ているが、他の装置を支持する場合は、それぞれ別の形
のものを使用することができる。 【0014】支持機構3は、第2の固定部材2に対して
角度調整可能な機構としてあり、天井へ固定する時も壁
面へ固定する時も同じ調整方法により、角度が変更でき
る。支持しようとする装置の内部に角度の微調整機構を
内蔵している場合は、この調整機構はなくてもよい。 【0015】 【考案の効果】以上述べた通り、本考案によれば監視範
囲が固定された装置を天井・壁面のどちらかにでも自由
に固定することができ、しかも、アーム機構を用いてい
ないため、外観がすっきりし、意匠上の問題点をなくす
ことができた。また、第2の固定部材2に設けた装置の
支持機構3を変更することにより、あらゆる装置の取り
付けに対応でき応用範囲が広い。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の取付具を天井に固定したときの側面図
(断面図)である。 【図2】本考案の取付具を壁面に固定したときの側面図
(断面図)である。 【図3】図1で示した本考案の実施例の正面図である。 【図4】図1で示した本考案の実施例の平面図である。 【図5】天井面に取り付けた従来例の側面図である。 【図6】壁面に取り付けた従来例の側面図である。 【符号の説明】 1.第1の固定部材 2.第2の固定部材 3.支持機構 4.ロックネジ 5.固定用ネジ部 6.突起部 A.取付面 B.回転面 C.回転軸

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 天井や壁面等と接触する取付面と、前記取付面と45゜
    の角度を持った回転面とを備えた第1の固定部材と、第
    1の固定部材の回転面の中央に垂直に固定された回転軸
    に、回動自在に取り付けられた第2の固定部材とで構成
    され、第2の固定部材側に設けたバネ性を持った突起部
    6が第1の固定部材に設けた凹部に係合し、天井取付用
    の固定位置、壁面取付用の固定位置でそれぞれ回転が阻
    止される構造とし、第1の固定部材には天井や壁面等に
    固定するための固定機構を設け、第2の固定部材には検
    知器等の装置を支持する支持機構を設けたことを特徴と
    する天井・壁面用取付具。
JP1993041863U 1993-06-30 1993-06-30 天井・壁面兼用取付具 Expired - Fee Related JP2605026Y2 (ja)

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