JP2604513Y2 - トラック等の車台フレーム - Google Patents

トラック等の車台フレーム

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JP2604513Y2
JP2604513Y2 JP1993019375U JP1937593U JP2604513Y2 JP 2604513 Y2 JP2604513 Y2 JP 2604513Y2 JP 1993019375 U JP1993019375 U JP 1993019375U JP 1937593 U JP1937593 U JP 1937593U JP 2604513 Y2 JP2604513 Y2 JP 2604513Y2
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chassis frame
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興明 林田
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トラック等の車台フレ
ームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラック等の車台フレームには、断面形
状が溝型をなし本体前後方向に延在する左右一組のサイ
ドレールと、車巾方向に配置され夫々の両端部を上記左
右のサイドレールに固着された複数のクロスメンバとを
具備してなる大体梯子型をなすフレームが広く採用され
ている。
【0003】上記従来の車台フレームの車体前後方向端
部分の典型的な構造を、図2ないし図5について説明す
る。先づ、図2及び図3に示されている車台フレーム1
0は、車体前後方向に延在する左右一対の夫々溝型の断
面形状を有するサイドレール12と、車巾方向に配置さ
れその両端部を上記サイドレール12の前端部又は後端
部における上下のフランジ12fにリベット14により
締結された溝型断面のクロスメンバ16を具えている。
また、上記サイドレール12の上下フランジ12fは、
図示の端部分を含み車体前後方向の全長にわたり均等な
巾に形成されている。
【0004】次に、図4及び図5に示されている車台フ
レーム10は、車体前後方向に延在する左右一対の夫々
溝型の断面形状を有するサイドレール12と、車巾方向
に配置されその両端部を上記サイドレール12の前端部
又は後端部におけるウエブ部分12wにリベット14に
より締結された溝型断面のクロスメンバ16を具えてい
る。上記サイドレール12の上下フランジ12fは、図
示の端部分を含み車体前後方向の全長にわたり均等な巾
を有する。
【0005】一方、通常のトラック等における車台フレ
ーム10の場合、前輪及び後輪間の車台フレーム中央部
分に大きな荷重が作用し、前輪及び後輪から前後に延出
した前端部分及び後端部分には、相対的に著しく小さい
荷重が作用するに過ぎない。
【0006】したがって、サイドレール12のフランジ
12fの巾が車体前後方向の全長にわたり実質的に等し
い上記従来の車台フレーム10では、上記フランジ12
fの巾が車台フレームの全長の中央部分に作用する大き
な荷重に耐え得るように設計されているので、荷重が小
さい前後端部のフランジ12fには、強度上必要以上の
巾が与えられていることとなり、車台フレーム10の重
量増大を招いていたのである。
【0007】また、従来の車台フレーム10には、図6
の部分的平面図に示されているように、前端付近のサイ
ドレール12のフランジ12fに小さな段部18を設
け、同段部18より後方のフランジ巾aに対し、同段部
18より前方のフランジ巾a′を僅かに小さく設定した
ものがある。しかしながら、上記段部18は、専ら車台
フレーム10に搭載される機器或いは部品の位置決めの
ために設けられているものであって、重量軽減の意図は
全くなく、従って段部18を境にしてその前後のフラン
ジ巾は夫々均等であり、かつフランジ巾の変化(a−
a′)による重量軽減の効果は実質的に極めて小さい。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記事情に
鑑み創案されたもので、強度的に問題がなく、しかも軽
量で安価なトラック等の車台フレームを提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、断面形状が溝型をなし車体前後方向に延
在する左右一組のサイドレールと、車巾方向に配置され
夫々の両端部を上記左右のサイドレールに固着された複
数のクロスメンバとを具備してなるものにおいて、上記
サイドレールの前端部分及び後端部分の少くとも一方の
上下フランジが、端部側に向い先細のテーパ状平面形状
を有するように形成されると共に、同端部に配置された
クロスメンバが上記サイドレールのウエブ部分にリベッ
ト、ボルト等により締結されていることを特徴とするト
ラック等の車台フレームを提案するものである。
【0010】
【作用】上記のように車台フレームの前端部分又は後端
部分におけるサイドレールのフランジ巾を先細のテーパ
形状に形成することによって、車台フレームの必要強度
を確保しながら重量の軽減を達成することができる。ま
た、車台フレームの前端部分又は後端部分に配置される
クロスメンバの両端部が、サイドレールのウエブ部分に
締結されるので、上記サイドレールのフランジにクロス
メンバの両端部を締結する場合に較べ、リベット又はボ
ルトを配置するスペースを必要とせず、この結果、上記
のようにサイドレールフランジ巾を先細テーパ状に形成
することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下本考案の一実施例を図1の斜視図につい
て具体的に説明する。(なお、図2ないし図6を参照し
て説明した従来の構成と実質的に同一又は対応する部材
及び部分には同一の符号を付し、重複にわたる説明は省
略する。)図示のように、車体フレーム10の左右一組
の断面形状が夫々溝型をなすサイドレール12は、その
前端部分もしくは後端部分又は前後端部の両方におい
て、上下のフランジ12fが端部側に向って先細のテー
パ状に形成されている。同テーパ状部分20は、車体前
後方向の長さLにわたって形成され、最大フランジ巾は
a、最小フランジ巾はbで、最大フランジ巾aは前後端
部を除く車台フレームの中央部分のサイドレールフラン
ジ12fの巾と実質的に同一である。
【0012】一方、クロスメンバ16は、その車巾方向
両端部に折り曲げて形成された縦フランジ部22を、リ
ベット14又はボルトによってサイドレール12のウエ
ブ部分12wに締結されている。
【0013】上記本考案の構成によれば、車台フレーム
10の前端部分もしくは後端部分又はその双方における
サイドレール12のフランジ12fに先細のテーパ状部
分20を形成することによって、必要な強度を確保し得
る限度内で、車台フレーム10の重量を効果的に低減す
ることができ、またサイドレール12の加工は容易であ
るから安価に製造することができる。特にこの際、クロ
スメンバ16がその両端部をサイドレール12のウエブ
部分12wに固着されるので、クロスメンバ14の両端
部をサイドレール12のフランジ12fに締結する場合
に必要となるリベット又はボルトの配置スペースを顧慮
することなく、テーパ状部分20のフランジ巾を十分に
小さくし、重量の低減を図ることができる利点がある。
【0014】
【考案の効果】叙上のように、本考案に係るトラック等
の車台フレームは、断面形状が溝型をなし車体前後方向
に延在する左右一組のサイドレールと、車巾方向に配置
され夫々の両端部を上記左右のサイドレールに固着され
た複数のクロスメンバとを具備してなるものにおいて、
上記サイドレールの前端部分及び後端部分の少くとも一
方の上下フランジが、端部側に向い先細のテーパ状平面
形状を有するように形成されると共に、同端部に配置さ
れたクロスメンバが上記サイドレールのウエブ部分にリ
ベット、ボルト等により締結されていることを特徴と
し、必要な強度を確保しながら軽量かつ安価なこの種車
台フレームを提供することができるので、実用上有益で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部斜視図である。
【図2】従来の車台フレームの前端又は後端部分を示す
平面図である。
【図3】図2に示した車台フレームの正面図である。
【図4】従来の車台フレームの前端又は後端部分を示す
平面図である。
【図5】図4に示した車台フレームの正面図である。
【図6】従来の車台フレームの前端部分を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
10…車台フレーム、12…サイドレール、14…リベ
ット、16…クロスメンバ、20…テーパ状部分

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面形状が溝型をなし車体前後方向に延
    在する左右一組のサイドレールと、車巾方向に配置され
    夫々の両端部を上記左右のサイドレールに固着された複
    数のクロスメンバとを具備してなるものにおいて、上記
    サイドレールの前端部分及び後端部分の少くとも一方の
    上下フランジが、端部側に向い先細のテーパ状平面形状
    を有するように形状されると共に、同端部に配置された
    クロスメンバが上記サイドレールのウエブ部分にリベッ
    ト、ボルト等により締結されていることを特徴とするト
    ラック等の車台フレーム。
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