JP2603557B2 - ピリミジンまたはトリアジン誘導体及び除草剤 - Google Patents

ピリミジンまたはトリアジン誘導体及び除草剤

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JP2603557B2
JP2603557B2 JP41399190A JP41399190A JP2603557B2 JP 2603557 B2 JP2603557 B2 JP 2603557B2 JP 41399190 A JP41399190 A JP 41399190A JP 41399190 A JP41399190 A JP 41399190A JP 2603557 B2 JP2603557 B2 JP 2603557B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なピリミジンまたは
トリアジン誘導体に関するものである。より詳しくは、
下記に示す〔化4〕で表される新規なピリミジンまたは
トリアジン誘導体及びこれを有効成分として含有する水
田、畑地及び非農耕地等に適用できる除草剤に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】すでに、米国特許第4770691号明
細書(特開昭62−174059号公報明細書)、米国
特許第4427437号明細書(特開昭54−5572
9号公報明細書)及びアグリカルチャラル・アンド・バ
イオロジカル・ケミストリ(Agric.Biol.C
hem.)30巻、9号、896頁(1966年)に
は、2−フェノキシ ピリミジン誘導体が除草作用を有
することが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の特許明細書及び文献に記載された化合物の除草効果は
必ずしも十分なものとはいえない。本発明者らはピリミ
ジンまたはトリアジン系化合物について、さらに改良さ
れた化合物を開発することを目的に鋭意研究した結果、
ピリミジンまたはトリアジン環及びベンゼン環上の特定
の位置に置換基を導入した本発明のピリミジンまたはト
リアジン誘導体が一年生雑草はもとより多年生雑草に対
しても優れた除草効果を示すとともに、作物、特に稲に
対する安全性が高いことを見い出し本発明を完成したも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のピリミジンまた
はトリアジン誘導体は、一般式
【0005】
【化4】 {式中、Rは式OR[式中、Rは水素原子、アルキ
ル基(該基はハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アル
コキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、
アルキルスルホニル基、フェニルチオ基、フェニルスル
フィニル基、フェニルスルホニル基、ベンジルオキシ
基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、
N,N−ジアルキルアミノ基またはフタルイミドイル基
で置換されていてもよい。)、アルケニル基、ハロゲン
置換アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン置換アルキ
ニル基、フェニル基(該基はハロゲン原子、アルキル基
またはアルコキシ基で置換されていてもよい。)、ベン
ジル基(該基はハロゲン原子、アルキル基またはアルコ
キシ基で置換されていてもよい。)、アルキリデンアミ
ノ基、シクロアルキリデンアミノ基、式
【0006】
【化5】 [式中、Rは水素原子またはアルキル基を示し、R
はアルキル基、フェニル基(該基はハロゲン原子、アル
キル基またはアルコキシ基で置換されていてもよ
い。)、アミノ基、アルキルアミノ基またはジアルキル
アミノ基を示し、nは1〜3の整数を示す。]で表され
る基、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子または
有機アミンのカチオンを示す。]で表される基、式SR
[式中、Rは水素原子、アルキル基、フェニル基
(該基はハロゲン原子、アルキル基またはアルコキシ基
で置換されていてもよい。)、ベンジル基(該基はハロ
ゲン原子、アルキル基またはアルコキシ基で置換されて
いてもよい。)、アルケニル基、ハロゲン置換アルケニ
ル基、アルキニル基またはハロゲン置換アルキニル基を
示す。]で表される基、式−NR[式中、R
びRは同一または相異なり水素原子、アルキル基、ア
ルコキシ基またはフェニル基(該基はハロゲン原子、ア
ルキル基またはアルコキシ基で置換されていてもよ
い。)を示す。]で表される基またはイミダゾリル基を
示し、Rは水素原子、アルキル基(該基はハロゲン原
子、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィ
ニル基、アルキルスルホニル基、アシル基またはシアノ
基で置換されていてもよい。)、フェニル基(該基はハ
ロゲン原子、アルキル基またはアルコキシ基で置換され
ていてもよい。)またはベンジル基(該基はハロゲン原
子、アルキル基またはアルコキシ基で置換されていても
よい。)を示し、Rは水酸基、アルキル基(該基は1
〜2個のハロゲン原子で置換されていてもよい。)、ア
ルコキシアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ア
ルコキシ基(該基はハロゲン原子、ベンジルオキシ基ア
ルコキシカルボニル基、シクロアルキル基、アシル基、
N,N−ジアルキルアミノ基、またはアルコキシ基で置
換されていてもよい。)、フェニル基(該基はハロゲン
原子、アルキル基またはアルコキシ基で置換されていて
もよい。)、フェノキシ基(該基はハロゲン原子、アル
キル基またはアルコキシ基で置換されていてもよ
い。)、アルケニルオキシ基(該基は1〜2個のハロゲ
ン原子またはフェニル基で置換されていてもよい。)、
アルキニルオキシ基(該基は1〜2個のハロゲン原子ま
たはフェニル基で置換されていてもよい。)、ベンジル
オキシ基(該基はハロゲン原子、アルキル基またはアル
コキシ基で置換されていてもよい。)、トリメチルシリ
ルオキシ基、シクロアルコキシ基、式−O−C(O)−
[式中、Rはハロゲン原子で置換されていてもよ
いアルキル基、シクロアルキル基、ハロゲン原子、アル
キル基またはアルコキシ基で置換されていてもよいフェ
ニル基、アルコキシ基または式−NR(式中、R
及びRは前記と同じ意味を示す。)で表される基、
【0007】
【化6】 (式中、Xはハロゲン原子、アルキル基またはアルコキ
シ基を示し、nは1〜3の整数を示し、Rは前記と同
じ意味を示す。)で表される基、フェニルアミノ基、ア
ルコキシカルボニルアミノ基またはアルキルカルボニル
アミノ基を示し、A及びBは同一または相異なりアルキ
ル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、ハロゲン置換アル
キル基、ハロゲン置換アルコキシ基またはジアルキルア
ミノ基を示し、Yは酸素原子、硫黄原子、NH基または
式>N−C(O)−R (式中、R は水素原子、
アルキル基またはアルコキシ基を示す。)で表される基
を示し、Zはメチン基または窒素原子を示す。}で表さ
れる。
【0008】次に、一般式〔I〕で表される本発明化合
物の代表的な具体例を表1に示す。尚、化合物番号は以
後の記載において参照される。また、表中の化合物9と
化合物10、化合物46と化合物47および化合物79
と化合物80とは各々構造異性体を示す。
【0009】
【表1】
【0010】
【表1】(続き)
【0011】
【表1】(続き)
【0012】
【表1】(続き)
【0013】
【表1】(続き)
【0014】
【表1】(続き)
【0015】
【表1】(続き)
【0016】
【表1】(続き)
【0017】
【表1】(続き) 本発明化合物は例えば下記に示すA〜Fの方法に従って
製造することができる。 〈A法〉
【0018】
【化7】
【0019】(式中、R,R,R,A,B,Z及び
Yは前記と同じ意味を示す。HDはアミンとの塩、例え
ば硫酸塩や塩酸塩を形成する場合に対応する酸を示
す。)
【0020】一般式〔I〕で表される本発明化合物は、
一般式〔II〕で表される化合物と一般式〔III〕で
表される化合物とを塩基の存在下、不活性溶媒中で0℃
から溶媒の沸点の温度範囲で30分〜12時間反応させ
ることによって製造することができる。ここで塩基とし
ては、例えばアルカリ金属またはアルカリ土類金属、特
にナトリウム及びカリウムならびにマグネシウム及びカ
ルシウムの炭酸塩、炭酸水素塩、酢酸塩、アルコラー
ト、水酸化物、水素化物または酸化物等が使用できる。
さらに、有機塩基、例えばピリジンまたはトリエチルア
ミン等の3級アミンを使用することもできる。また、溶
媒としては例えばトルエン、ベンゼン、キシレン等の炭
化水素系の溶媒、塩化メチレン、クロロホルム等のハロ
ゲン化炭化水素系溶媒、メタノール、エタノール等のア
ルコール系溶媒、エチルエーテル、イソプロピルエーテ
ル、テトラハイドロフラン、1,4−ジオキサン等のエ
ーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド等の非
プロトン性極性溶媒や酢酸エチル等のエステル系溶媒が
使用できる。溶媒と塩基の組合せで好ましいものとして
は、メタノールと酢酸カリウムやクロロホルムとトリエ
チルアミンの組合せ等があげられる。
【0021】〈B法〉 一般式[I〕で表される本発明化合物は、以下の反応式
に示したように一般式〔II〕で表される化合物と一般
式〔IV〕で表されるアミン、例えばヒドラジン類、ア
ニリン類、ヒドロキシアミン類とを好ましくは溶媒中で
直接反応させることによっても製造することができる。
ここで用いられる溶媒ならびに反応温度については、
〈A法〉で述べた条件と同様である。好ましい条件とし
てはメタノール溶媒での還流があげられる。
【0022】
【化8】
【0023】(式中、R,R,R,A,B,Y及び
Zは前記と同じ意味を示す)なお、上記〈A法〉及び
〈B法〉の出発物質である一般式〔II〕で表される化
合物も新規化合物であり、例えば次の反応式に従って製
造することができる。 (a)Yが酸素原子または硫黄原子である化合物
【0024】
【化9】
【0025】(式中、Yは酸素原子または硫黄原子を
示し、R,R,A,B,及びZは前記と同じ意味を示
し、Lは脱離基を示す。)すなわち、一般式〔V〕で表
される化合物と一般式〔VI〕で表される化合物とを、
塩基の存在下、不活性溶媒中で0℃から溶媒の沸点迄の
温度で反応させることにより得ることができる。塩基及
び溶媒については、A法と同じものも使用することがで
きる。溶媒と塩基の組合せで好ましいものとしては、ジ
メチルホルムアミドと炭酸カリウムやジメチルホルムア
ミドと水素化ナトリウムの組合せ等があげられる。
【0026】ここで一般式〔V〕で示される化合物は、
文献公知の化合物であり、例えば薬学雑誌74巻、46
6頁(1954)に記載された方法に従い製造すること
ができる。また、次の2つの反応式で示す合成ルートに
よっても製造することができる。 その1
【0027】
【化10】
【0028】(式中、Qはアルキル基、アルコキシアル
キル基またはベンジル基を示し、R及びRは前記と同
じ意味を示す。)一般紙(1)で表されるアシルフェノ
ン誘導体を、ルイス酸存在下でエチレングリコールでア
セタール化し、一般式(2)で表される化合物を得る。
(2)をn−ヘキサン、トルエン、ベンゼン等の不活性
溶媒中で、n−ブチルリチウム,フェニルリチウム等の
有機金属の存在下で二酸化炭素を反応させて、一般式
(3)の化合物を得る。これらを常法にしたがってエス
テル化し、その後アセタール及び水酸基の保護基を順
次、脱離させるか、もしくは同時に脱離させることによ
って得ることができるが、一般式(4)で示される化合
物は(2)をn−ヘキサン、トルエン、ベンゼン等の不
活性溶媒中で、n−ブチルリチウムやフェニルリチウム
等の有機金属の存在下、ハロギ酸エステルとを反応させ
ても得ることができる。 その2
【0029】
【化11】
【0030】(式中、R,R及びQは前記と同じ意味
を示す。)一般式(7)で表されるフタリド誘導体を過
マンガン酸カリと硝酸マグネシウムの存在下、酸化的加
水分解をおこない一般式(8)で表されるサリチル酸誘
導体を得る。さらに、常法によりエステル化した後、水
酸基の保護基を選択的に脱離することによって得ること
ができる。
【0031】なお、一般式〔V〕でYが硫黄原子であ
る化合物は、上記文献に記載されている一般式〔VI
I〕で示される化合物から次の反応式に従い製造するこ
とができる。
【0032】
【化12】
【0033】(式中、R及びRは前記と同じ意味を示
す。) (b)YがNH基または−NC(O)R 基である化
合物
【0034】
【化13】
【0035】(式中、R,R,R ,A,B,Z及
びLは前記と同じ意味を示す。)すなわち、前記文献記
録の一般式〔VII〕で表されるアントラニル酸誘導体
のアミノ基をギ酸にてホルミル化して一般式〔VII
I〕で表される化合物を得る。この化合物を一般式〔V
I〕で示されるピリミジンもしくはトリアジン誘導体と
反応させて、一般式〔II−2〕で表されるアントラニ
ル酸誘導体を得る。この場合、使用する溶媒及び塩基な
らびに反応温度、反応時間等の反応条件は〈A法〉の場
合と同様である。さらに、これを脱ホルミル化して一般
式〔II−3〕で表される化合物を得る。
【0036】〈C法〉 さらに、本発明化合物は以下の反応式に示したように、
当該オキシムをアルキル化剤でアルキル化することによ
っても得ることができる。アルキル化剤としてはハロゲ
ン化アルキル、ハロゲン化アルケニル、ハロゲン化ベン
ジル、ハロゲン化置換脂肪酸エステル、ハロゲン化シク
ロアルキル、硫酸アルキルエステル等を使用することが
できる。
【0037】
【化14】
【0038】(式中、R,R,A,B,Y及びZは前
記と同じ意味を示し、R はアルキル基、フェニル
基、アルケニル基、アルキニル基、ベンジル基、アルコ
キシカルボニルアルキル基、シクロアルキル基を示し、
Lは脱離基を示す。)ここで式〔IX〕で示される化合
物は、例えば一般式〔II〕で示される化合物と一般式
〔X〕で示されるヒドロキシアミン塩を、<A法>と同
様の方法で反応させることによって得ることができる。
【0039】
【化15】
【0040】(式中、R,R,A,B,Z,Y及び
HDは前記と同じ意味を示す。 〈D法〉 さらに、本発明化合物は一般式〔XI〕で表される化合
物と一般式〔VI〕で表される化合物とを塩基の存在
下、不活性溶媒中で0℃から溶媒の沸点の温度範囲で反
応させることによっても得ることができる。塩基及び溶
媒については、〈A法〉の一般式〔II〕で示される原
料の合成法で使用したものと同じものを使用することが
できる。
【0041】
【化16】
【0042】(式中、R,R,A,B,Y,Z,L
は前記と同じ意味を示す。)上記反応の出発物質である
一般式〔XI〕で示される化合物も新規化合物であり例
えば、前記の文献に記載される式〔V〕で示される化合
物と式〔III〕で示されるアミン塩とを〈A法〉と同
様の方法で次の反応式に従って反応させることによって
製造できる。
【0043】
【化17】
【0044】(式中、R、R、R、Y及びHDは
前記と同じ意味を示す。) 〈E法〉 一般式〔I〕のRが水酸基である本発明化合物は、以下
の反応式に示したように一般式〔I〕のRがベンジルオ
キシ基に相当する化合物を、例えばラネーニッケル、パ
ラジウム炭素等の触媒の存在下、接触水素還元すること
によって得ることができる。
【0045】
【化18】
【0046】(式中、R、R、A、B、Y及びZは
前記と同じ意味を示す。) 〈F法〉 本発明化合物は、下記の方法でも製造することができ
る。
【0047】
【化19】
【0048】(式中、R、R、A、B、Z、Y、L
は前記と同じ意味を示し、R は置換されていてもよ
いアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ベンジル
基を示し、RはOR を示す。)例えば<E法>で得
られた安息香酸誘導体を適当な塩基、例えば炭酸カリウ
ムや水素化ナトリウム等の存在下で、適当な不活性溶
媒、例えばジメチルホルムアミド、テトラハイドロフラ
ン、アセトニトリル、トルエン等の中で、室温から10
0℃までの温度範囲で当該の脱離基を有するエステル残
基と縮合させて得ることができる。
【0049】次に、本発明化合物の中間体となる一般式
〔II〕あるいは一般式〔XI〕で表される化合物の代
表例を表2及び表3に示す。尚、これらの中間体にもす
ぐれた除草活性と選択性がみられる。
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】
【実施例】次に参考例及び実施例をあげて本発明化合物
及び中間体の製造法を具体的に説明する。尚、屈折率は
20℃におけるNa−D線での測定値を示す。 実施例1 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オ
キシ]−6−[1−(N−メトキシイミノ)エチル]安
息香酸メチル(化合物番号9)の製造 2−アセチル−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン
−2−イル)オキシ]安息香酸メチル(融点164〜1
66℃)(5g)、メトキシアミン塩酸塩(3g)、ト
リエチルアミン(3.6g)をクロロホルム(50m
l)に加え、還流下で8時撹拌して反応終了とした。反
応液を多量の水に注ぎ、水洗後にクロロホルム層を分取
し、乾燥後に溶剤を減圧下で留去した。油状物はヘキサ
ン/イソプロピルエーテルを展開溶媒とするカラムクロ
マトグラフィーにて精製し、ヘキサン/イソプロピルエ
ーテル混液中で再結晶化することにより、無色透明プリ
ズム晶の目的化合物3.2g(収率50%)を得た。融
点105〜106℃
【0053】実施例2 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オ
キシ]−6−[1−(N−メトキシイミノ)エチル]安
息香酸メチル(化合物番号9)の製造 2−アセチル−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン
−2−イル)オキシ]安息香酸メチル(3.3g)、メ
トキシアミン塩酸塩(4.1g)、酢酸カリウム(4.
9g)をメタノール(50ml)に加え、加熱還流下で
2時間撹拌して反応終了とした。反応液を多量の水に注
ぎ、塩酸酸性にして酢酸エチルで抽出し、炭酸水素ナト
リウム水溶液、水の順で洗浄した。乾燥、濃縮して得ら
れた結晶をイソプロピルエーテルで洗浄して目的化合物
3.2g(収率89%)を得た。融点105〜106℃
【0054】参考例1 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)チ
オ]−6−アセチル安息香酸メチル(中間体番号7)の
製造 2−アミノ−6−アセチル安息香酸(10.2g)を、
濃塩酸(14.2ml)、水(40ml)及び亜硝酸ナ
トリウム(4.3g)でジアゾニウム塩とした後、この
ジアゾニウム塩をあらかじめ調整した二硫化ナトリウム
水溶液(硫化ナトリウムの9含水物14.3g、イオウ
1.9g、水酸化ナトリウム4.6g及び水30mlよ
り調製)に、0〜5℃の温度下で徐々に滴下した。滴下
終了後、室温下で2時間撹拌して反応終了とした。反応
液を多量の水に注ぎ濃塩酸を加えた後、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層に炭酸水素ナトリウム水溶液を加
え、炭酸水素ナトリウム可溶分を抽出した。この水溶液
にピロ硫酸ナトリウム(14.8g)を加え、30分間
還流して反応終了とした。反応液に濃塩酸を加えた後、
酢酸エチルで抽出した。抽出液は乾燥した後、溶剤を減
圧下で留去して2−メルカプト−6−アセチル安息香酸
10.1g(収率90%)を得た。
【0055】ついで、2−メルカプト−6−アセチル安
息香酸(10.1g)、水酸化カリウム(7.6g)を
水(20ml)、N,N−ジメチルホルムアミド(30
ml)の混合溶媒に溶解させた。この溶液に、4,6−
ジメトキシ−2−メチルスルホニルピリミジン(13.
5g)を加え、室温下で2時間、さらに60℃で0.5
時間撹拌反応させた。反応液を多量の水に注いだ後、中
性分をクロロホルムで抽出した。水層に濃塩酸を加え、
析出した油状物をエーテルで抽出後に乾燥した。このエ
ーテル溶液をフロリジルのショートカラムに通した後、
エーテルを留去し、2−[(4,6−ジメトキシピリミ
ジン−2−イル)チオ]−6−アセチル安息香酸6.1
gを得た。
【0056】次に、テトラヒドロフランとN,N−ジメ
チルホルムアミドの1:1混合溶媒(40ml)に60
%水素化ナトリウム(0.3g)を懸濁した後、2−
[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)チオ]
−6−アセチル安息香酸(2.5g)を加え、30分間
撹拌した。次に、ヨウ化メチル(1.3g)を室温下で
滴下し、2時間加熱還流して反応終了とした。反応液を
水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液は水洗、乾燥
し、溶媒を減圧下で留去した。得られた残渣をクロマト
グラフィーにより精製し、目的化合物5.8g(収率3
2%)を得た。融点149〜151℃
【0057】実施例3 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)チ
オ]−6−[(1−N−メトキシイミノ)エチル]安息
香酸メチル(化合物番号33)の製造 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)チ
オ]−6−アセチル安息香酸メチル(1.0g)及びメ
トキシアミン塩酸塩(0.5g)をメタノール(6m
l)に溶解させ、この溶液を15分間還流させた。混合
液を室温まで冷却した後、この液に炭酸カリウム(0.
8g)を加え、3時間加熱還流させた。反応液を多量の
水に注ぎ、析出した油状物を酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチルの層を水洗、乾燥した後、減圧下で酢酸エチル
を留去した。得られた残渣をクロマトグラフィーにより
精製し、目的化合物を0.65g(収率59%)を得
た。屈折率1.5709
【0058】実施例4 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オ
キシ]−6−(N’−アセチルヒドラゾメチル)安息香
酸メチル(化合物番号27)の製造 50ml容量のナスフラスコに2−](4,6−ジメト
キシピリミジン−2−イル)オキシ]−6−ホルミル安
息香酸メチル(0.7g)、アセチルヒドラジン(0.
7g),メタノール(10ml)を入れ、室温にて30
分間撹拌した。減圧下でメタノールを留去し、残渣を酢
酸エチルに溶解した。有機層を水、5%−塩酸、飽和食
塩水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ
過後、少量のフロリジルを加え5分間撹拌した。フロリ
ジルをろ別し、減圧下で酢酸エチルを留去して、得られ
た固体をイソプロピルエーテルで洗浄して目的化合物
0.7g(収率85%)を得た。融点144−146℃
【0059】実施例5 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オ
キシ]−6−(N’−フェニルヒドラゾメチル)安息香
酸メチル(化合物番号24)の製造 50ml容量のナスフラスコに2−[(4,6−ジメト
キシピリミジン−2−イル)オキシ]−6−ホルミル安
息香酸メチル(0.9g)、フェニルヒドラジン塩酸塩
(0.7g)、酢酸カリウム(0.4g)、メタノール
(10ml)を入れ、室温にて10分間撹拌した。減圧
下でメタノールを留去し、残渣を酢酸エチルに溶解し
た。有機層を水、5%塩酸、飽和食塩水にて洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、少量のフロリ
ジルを加え5分間撹拌した。フロリジルをろ別し、減圧
下で酢酸エチルを留去して目的化合物0.9g(収率7
8%)を得た。物性測定不可
【0060】実施例6 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オ
キシ]−6−(ヒドロキシイミノメチル)安息香酸メチ
ル(化合物番号19)の製造 50ml容量のナスフラスコに2−[(4,6−ジメト
キシピリミジン−2−イル)オキシ]−6−ホルミル安
息香酸メチル(2.0g)、ヒドロキシアミン塩酸塩
(0.8g)、酢酸カリウム(1.1g)、メタノール
(10ml)を入れ、室温にて10分間撹拌した。減圧
下でメタノールを留去し、残渣を酢酸エチルに溶解し
た。有機層を水、5%塩酸、飽和食塩水にて洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。ろ過後、少量のフロリ
ジルを加え5分間撹拌した。フロリジルをろ別し、減圧
下で酢酸エチルを留去して目的化合物1.5g(収率7
2%)を得た。屈折率1.5558
【0061】実施例7 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オ
キシ]−6−[{N−(1−エトキシカルボニルエチ
ル)オキシイミノ}メチル]安息香酸メチル(化合物番
号22)の製造 50ml容量のナスフラスコに2−[(4,6−ジメト
キシピリミジン−2−イル)オキシ]−6−ヒドロキシ
イミノメチル安息香酸メチル(2.0g)、2−ブロモ
プロピオン酸エチル(3ml)、酸化銀(I)(0.9
g)を入れ、室温にて一晩放置した。アセトン(10m
l)、シリカゲル(10g)を加えて減圧下でアセトン
を留去し、カラムクロマトグラフィーにて精製して目的
化合物0.7g(収率27%)を得た。屈折率1.52
61
【0062】参考例2 6−[1−(N−メトキシイミノ)エチル]−サリチル
酸メチル(中間体番号20)の製造 6−アセチル−サリチル酸メチル(1.2g)、メトキ
シアミン塩酸塩(1.3g)、酢酸カリウム(1.5
g)をメタノール(30ml)に加え、室温で一晩撹拌
した。反応終了後、水中にあけ、塩酸酸性にして酢酸エ
チルで抽出した。炭酸水素ナトリウム水溶液、水の順で
洗浄したあと乾燥、濃縮して油状物を得た。カラムクロ
マトグラフィーにより精製して、目的化合物1.15g
(収率83%)を得た。屈折率1.5423
【0063】実施例8 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オ
キシ]−6−[1−(N−メトキシイミノ)エチル]安
息香酸メチル(化合物番号9)の製造 6−[1−(N−メトキシイミノ)エチル]−サリチル
酸メチル(1 15g)、4,6−ジメトキシ−2−メ
チルスルホニルピリミジン(1.12g)、炭酸カリウ
ム(0.71g)をN,N−ジメチルホルムアミド(5
0ml)に加え、100℃で2時間加熱した。放冷後、
水中にあけ酢酸エチルで抽出、水洗、乾燥、濃縮して2
−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オキ
シ]−6−[1−(N−メトキシイミノ)エチル−安息
香酸メチルの粗結晶を得た。これをジイソプロピルエー
テルで洗浄して目的化合物1.35g(収率73%)を
得た。融点105−106℃
【0064】参考例3 2−アセチル−6−[(4,6−ジメトキシトリアジン
−2−イル)オキシ]安息香酸メチル(中間体番号1
3)の製造 水素化ナトリウム(0.23g)、ベンゼン(30m
l)の懸濁溶液に6−アセチルサリチル酸メチル(1.
0g)を加え、室温で10分間撹拌した。2−クロロ−
4,6−ジメトキシイトリアジン(0.95g)を加
え、室温で1昼夜撹拌した。反応終了後、水中にあけ、
酢酸エチルで抽出、水洗、乾燥、濃縮して結晶を得た。
これをカラムクロマトグラフィーで精製して、目的化合
物1.15g(収率67%)を得た。融点151〜15
6℃
【0065】実施例9 2−[(4,6−ジメトキシトリアジン−2−イル)オ
キシ]−6−[1−(N−メトキシイミノ)エチル]安
息香酸メチル(化合物番号41)の製造 2−アセチル−6−[(4,6−ジメトキシトリアジン
−2−イル)オキシ]安息香酸メチル(0.9g)、メ
トキシアミン塩酸塩(0.68g)、酢酸カリウム
(0.80g)をメタノール(30ml)に加え、室温
で1昼夜撹拌した。反応液を水中にあけ、酢酸エチルで
抽出、水洗、乾燥、濃縮して油状物を得た。これをカラ
ムクロマトグラフィーで精製して、目的化合物0.47
g(収率48%)を得た。融点131〜135℃
【0066】実施例10 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オ
キシ]−6−[1−(N−メトキシイミノ)エチル]安
息香酸(化合物番号1)の製造 実施例1と同様の方法で得られた2−[(4,6−ジメ
トキシピリミジン−2−イル)オキシ]−6−[1−
(N−メトキシイミノ)エチル]安息香酸ベンジルエス
テル(化合物番号4)(1.5g)、10%パラジウム
炭素(0.15g)をメタノール(50ml)に加え、
撹拌下、室温にて水素(83ml)を添加した。終了
後、パラジウム炭素は濾別し、濾液を減圧下で留去し
て、得られた油状物をヘキサン/酢酸エチルを展開溶媒
とするカラムクロマトグラフィーにて精製し、目的化合
物1.1g(収率86%)を得た。融点125−127
℃。
【0067】実施例11 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オ
キシ]−6−[1−(N−メトキシイミノ)エチル]安
息香酸エチル(化合物番号15)の製造 DMF50mlに実施例8で得られた2−[(4,6−
ジメトキシピリミジン−2−イル)オキシ]−6−[1
−(N−メトキシイミノ)エチル]安息香酸を(2g)
加え、室温にてよく撹拌した。これに水素化ナトリウム
(0.23g)を加え、水素の発生が止んでから臭化エ
チル(1g)を加えた。そのまま60℃にて1時間撹拌
を続けた。その後、反応溶液は冷水にあけ、生成した油
状物を酢酸エチルで分取し、水洗の後、乾燥、濃縮し
た。残渣油状物はヘキサン/イソプロピルエーテル(1
0:1)の展開溶媒で、カラムクロマトグラフィーにて
精製し、目的化合物1.5g(収率69%)を得た。融
点65−68℃
【0068】実施例12 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オ
キシ]−6−[1−(N−エトキシイミノ)エチル]安
息香酸メチル(化合物番号11)の製造 2−アセチル−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン
−2−イル)オキシ]安息香酸メチル(1.0g)、エ
トキシアミン塩酸塩(1.18g)、酢酸カリウム
(1.18g)をメタノール(30ml)に加え、撹拌
下5時間還流した。その後、反応混液は冷水にあけ、酢
酸エチルにて抽出した後、有機層は最初稀塩酸、その後
重曹水、水の順で洗浄した。その後、有機層は乾燥、濃
縮し、固体を得た。これをn−ヘキサンにて洗浄し、無
色透明の結晶として目的化合物0.7g(収率67%)
を得た。融点93〜95℃
【0069】実施例13 2−[1−(N−アリルオキシイミノ)エチル]−6−
[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オキ
シ]安息香酸メチル(化合物番号14)の製造 2−アセチル−6−[(4,6−ジメトキシピリミジン
−2−イル)オキシ]安息香酸メチル(1.0g)、ア
リルオキシアミン塩酸塩(1.0g)、酢酸カリウム
(0.9g)をメタノール(30ml)に加え、撹拌下
で5時間還流した。その後、反応混液は冷水にあけ、酢
酸エチルにて抽出した後、有機層は最初希塩酸、その後
重曹水、水の順で洗浄した。その後、有機層は乾燥、濃
縮し、残渣油状物をカラムクロマトグラフィーにて精製
し、無色透明の結晶として、目的化合物0.54g(収
率46%)を得た。融点76−78℃
【0070】参考例4 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オ
キシ]−6−プロピオニル安息香酸メチル(中間体番号
17)の製造 3−ヒドロキシ−2−メトキシカルボニルプロピオフェ
ノン(0.78g)及び4,6−ジメトキシ−2−メチ
ルスルホニルピリミジン(0.85g)をN,N−ジメ
チルホルムアミド(60ml)に溶解し、氷冷下にて水
素化ナトリウム(60%Oil dispersio
n)(0.15g)を加え、室温にて8時間撹拌した。
氷水を加え酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水にて洗浄
後、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒留去後、
混合物をカラムクロマトグラフィーにて精製し、イソプ
ロピルエーテルにて結晶化し、目的化合物0.92g
(収率71.3%)を得た。融点120−122℃
【0071】実施例14 6−[1−(N−メトキシイミノ)プロピル]−2−
[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オキ
シ]安息香酸メチル(化合物番号53)の製造 2−[[4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)オ
キシ]−6−プロピオニル安息香酸メチル(0.62
g)、メトキシアミン塩酸塩(0.45g)及び酢酸カ
リウム(0.53g)をメタノール(80ml)中にて
6時間加熱還流した。沈澱物をろ別後、溶媒を留去し、
水を加え酢酸エチル抽出し、水洗後に無水硫酸マグネシ
ウムにて乾燥した。溶媒留去後、混合物をカラムクロマ
トグラフィーにて精製し、イソプロピルエーテル/酢酸
エチルにて結晶化し、目的化合物0.60g(収率8
9.5%)を得た。融点75−77℃
【0072】実施例15 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−
N−ホルミルアミノ−6−[1−(N−メトキシイミ
ノ)エチル]安息香酸メチル(化合物番号131)の製
造 水素化ナトリウム(1.68g)の(100ml)ベン
ゼン溶液に、2−ホルミルアミノ−6−[1−(N−メ
トキシイミノ)エチル]安息香酸メチル(10g)を加
えて、室温下で10分撹拌した後、4,6−ジメトキシ
−2−メチルスルホニルピリミジン(8.7g)を加え
て、6時間加熱還流した。放冷後、反応液を氷水中にあ
け、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗、乾燥、濃縮
して得た残渣をカラムクロマトグラフィーで精製して、
目的化合物8.3g(収率54%)を得た。融点147
−149℃
【0073】実施例16 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ア
ミノ]−6−[1−(N−メトキシイミノ)エチル]安
息香酸メチル(化合物番号46)の製造 2−[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−
N−ホルミルアミノ]−6−[1−(N−メトキシイミ
ノ)エチル]安息香酸メチル(1.34g)の(50m
l)メタノール溶液に濃塩酸(1ml)を加え、室温下
で一晩放置した。反応液を氷水中にあけ、酢酸エチルで
抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液、水の順
で洗浄したのち、乾燥、濃縮して得た残渣をカラムクロ
マトグラフィーで精製して、目的化合物0.87g(収
率70%)を得た。融点82−84℃
【0074】本発明の除草剤は一般式〔I〕で示される
ピリミジンまたはトリアジン誘導体及びそれらの塩を有
効成分としてなる。
【0075】本発明化合物を除草剤として水田、畑地、
樹園地、非農耕地等に使用する場合、その目的に応じて
有効成分を適当な剤型で用いることができる。通常の場
合は有効成分を不活性な液体または個体の担体で希釈
し、必要に応じて界面活性剤、分散剤、補助剤等を配合
して、粉剤、水和剤、乳剤、粒剤等の各種形態に製剤し
て使用することができる。製剤化に際して用いられる担
体としては、例えばジークライト、タルク、ベントナイ
ト、クレー、カオリン、珪藻土、ホワイトカーボン、バ
ーミキュライト、消石灰、珪砂、硫安、尿素等の固体担
体、イソプロピルアルコール、キシレン、シクロヘキサ
ノン、メチルフタレン等の液体担体等があげられる。界
面活性剤及び分散剤としては、例えばアルコール硫酸エ
ステル塩、アルキルアリールスルホン酸塩、リグニンス
ルホン酸塩、ポリオキシエチレングリコールエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオ
キシエチレンソルビタンモノアルキレート等があげられ
る。補助剤としては例えばカルボキシメチルセルロー
ス、ポリエチレングリコール、アラビアゴム等があげら
れる。使用に際しては適当な濃度に希釈して散布するか
または直接施用する。本発明化合物は有効成分で10ア
ール当たり0.1g〜1Kg、好ましくは0.1g〜5
00g、さらに好ましくは1g〜50g施用する。
【0076】また、本発明の化合物は必要に応じて殺虫
剤、殺菌剤、他の除草剤、植物生長調節剤、肥料等と混
用してもよい。混用できる除草剤としては例えば、CN
P(4−nitrophenyl 2,4,6−tri
chlorophenyl ether)、クロメトキ
シニル(2,4−dichlorophenyl 3−
methoxy−4−nitrophenyl eth
er)、ビフェノックス(methyl 5−(2,4
−dichlorophenoxy)−2−nitro
benzoate)、ベンチオカーブ(S−4−chl
orobenzyl N,N−diethylthio
carbamate)、モリネート(S−ethyl
perhydroazepin−1−carbothi
oate)、ジメピペレート(S−1−methyl−
1−phenylethyl piperidine−
1−carbothioate)、エスプロカルブ(S
−benzyl−N−(1,2−dimethylpr
opyl)−N−ethylthiocarbamat
e)、ピリブチカルブ(O−(3−tert−buty
lphenyl)−N−(6−methoxy−2−p
yridyl)−N−methyl−thiocarb
amate)、MCC(swep,methyl 3,
4−dichlorophenylcarbamat
e)、SAP(bensulide,O,O−diis
opropyl S−(2−phenylsulfon
ylaminoethyl)phosphorodit
hioate)、ピペロホス(S−2−methylp
iperidinocarbonylmethyl
O,O−dipropyl phosphorodit
hioate)、ブタクロール(N−butoxyme
thyl)−2−chloro−2’,6’−diet
hylacetanilide)、プレチラクロール
(2−chloro−2’,6’−diethyl−N
−(2−propoxyethyl)acetanil
ide)、メフェナセット(2−(benzothia
zol−2−yloxy−N−methyl−acet
anilide)、ブロモブチド((RS)−2−br
omo−3,3−dimethyl−N−(α,α−d
imethylbenzyl)butyramid
e)、2,4−PA((2,4−dichloroph
enoxy)acetic acid)、2,4−PA
エチル、MCP(4−chloro−o−tolylo
xyacetic acid)、MCPエチル、フェノ
チオール(S−ethyl 4−chloro−o−t
olyloxythioacetate)、MCPB
(4−(4−chloro−o−tolyloxy)b
utyric acid)、ナプロアニリド(2−(2
−naphthyloxy)propionanili
de)、クロメプロップ(2−(2,4−dichlo
ro−3−methylphenoxy)propio
nanilide)、ジメタメトリン(2−(1,2−
dimethylpropylamino)−4−et
hylamino−6−methylthio−1,
3,5−triazine)、シメトリン(2,4−b
is(ethylamino)−6−methylth
io−1,3,5−triazine)、プロメトリン
(2,4−bis(isopropylamino)−
6−methylthio−1,3,5−triazi
ne)、ダイムロン(1−(α,α−dimethyl
benzyl)−3−(p−tolyl)urea)、
オキサジアゾン(5−tert−butyl−3−
(2,4−dichloro−5−isopropox
yphenyl)−1,3,4−oxadiazole
−2(3H)−one)、ピラゾレート(4−(2,4
−dichlorobenzoyl)−1,3−dim
ethyl−5−pyrazolyl p−tolue
nesulfonate)、ベンゾフェナップ(2−
[4−(2,4−dichloro−3−methyl
benzoyl)−1,3−dimethylpyra
zole−5−yloxy]4−methylacet
ophenone)、ピラゾキシフェン(2−[4−
(2,4−dichlorobenzoyl−1,3−
dimethylpyrazole−5−yloxy]
acetophenon)、ベンタゾン(3−isop
ropyl−1H−2,1,3−benzothiaz
ine−4(3H)−one 2,2−dioxid
e)、ベンスルフロンメチル(methyl 2−
[[[(4,6−dimethoxypyrimidi
n−2−yl)aminocarbonyl]amin
osulfonyl]methyl]benzoat
e)、ピラゾスルフロンエチル(ethyl−5−[3
−(4,6−dimethoxypyrimidin−
2yl)ureidesulfonyl]−1−met
hylpyrazol−4−caroxylate)等
があげられる。
【0077】次に代表的な製剤例をあげて製剤方法を具
体的に説明する。以下の説明において「部」は重量部を
意味する。 製剤例1 水和剤 化合物(11)の10部にエマルゲン(花王株式会社の
登録商標)810の0.5部、デモール(花王株式会社
の登録商標)Nの0.5部、クニライト(クニミネ工業
株式会社の登録商標)201の20部、ジークライト
(ジークライト株式会社の登録商標)CAの69部を混
合粉砕し、水和剤を得る。
【0078】製剤例2 水和剤 化合物(14)の10部にエマルゲン810の0.5
部、デモールNの0.5部、クニライト201の20
部、カープレックス80の5部、ジークライトCAの6
4部を混合粉砕し、水和剤を得る。
【0079】製剤例3 乳剤 化合物(1)の30部にキシレンとイソホロンの等量混
合物60部、界面活性剤ソルボール(東邦化学工業株式
会社の登録商標)800Aの10部を加え、これらをよ
くかきまぜることによって乳剤を得る。
【0080】製剤例4 粒剤 化合物(9)の10部、タルクとベントナイトを1:3
の割合の混合した増量剤の80部、ホワイトカーボンの
5部、界面活性剤ソルポール800Aのの5部に水10
部を加え、よく練ってペースト状としたものを直径0.
7mmのふるい穴から押し出して乾燥した後に0.5〜
1mmの長さに切断し、粒剤を得る。
【0081】製剤例5 混合粒剤 化合物(9)の2部、ベンスルフロンメチルの5部、タ
ルクとベントナイトを1:3の割合の混合した増量剤の
80部、ホワイトカーボンの5部、界面活性剤ソルボー
ル800Aの5部に水10部を加え、よく練ってペース
ト状としたものを直径0.7mmのふるい穴から押し出
して乾燥した後に0.5〜1mmの長さに切断し、粒剤
を得る。
【0082】
【発明の効果】一般式〔I〕で表される本発明の化合物
及びそれらの塩は、水田に発生するタイヌビエ、タマガ
ヤツリ、コナギ等の一年生雑草及びホタルイ、ヘラオモ
ダカ、ウリカワ、ミズガヤツリ、クログワイ等の多年生
雑草の発芽時から生育期の広い範囲にわたって、極めて
低い薬量で優れた除草効果を発揮する。また、畑地にお
いても問題となる種々の雑草、例えばオオイヌタデ、ア
オビユ、シロザ、ハコベ、イチビ、アメリカキンゴジ
カ、アサガオ、オナモミ等の広葉雑草をはじめ、ハマス
ゲ、キハマスゲ、ヒメクグ、カヤツリグサ、コゴメガヤ
ツリ等の多年生および1年生カヤツリグサ科雑草、ヒ
エ、メヒシバ、エノコログサ、スズメノカタビラ、ジョ
ンソングラス、ノスズメノテッポウ、野生エンバク等の
イネ科雑草を有効に防除することができる。
【0083】一方、本発明の除草剤は作物に対する安全
性が高く、中でも、稲、小麦、大麦、トウモロコシ、グ
レインソルガム、大豆、棉及びテンサイ等に対して高い
安全性を示す。
【0084】次に試験例をあげて本発明化合物の奏する
効果を説明する。 試験例(水田土壌処理による除草効果試験) 100cmのプラスチックポットに水田土壌を充填
し、代掻後、タイヌビエ(Ec)、コナギ(Mo)及び
ホタルイ(Sc)の各種子を播種し、水深3cmに湛水
した。翌日、製剤例1に準じて調製した水和剤を水で希
釈し、水面滴下処理した。施用量は、有効成分を10ア
ール当り100gとした。その後、温室内で育成し、処
理後21日目に表4の基準に従って除草効果を調査し
た。その結果を表5に示した。
【0085】
【表4】
【0086】
【表5】
【0087】試験例2(畑地土壌処理による除草効果試
験) 120cmプラスチックポットに畑地土壌を充填し、
食用ビエ(Ec)、オオイヌタデ(Po)、アオビユ
(Am)、シロザ(Ch)、コゴメガヤツリ(Ci)の
各種子を播種して覆土した。製剤例1に準じて調製した
水和剤を水で希釈し、10アール当り有効成分が100
gになる様に、10アール当り100lを小型噴霧器で
土壌表面に均一に散布した。その後、温室内で育成し、
処理後21日目に表4の基準に従って除草効果を調査し
た。尚、比較薬剤として表6に示す化合物を使用した。
試験結果を表7に示す。
【0088】
【表6】
【0089】
【表7】
【0090】
【表7】(続き)
【0091】
【表7】(続き)
【0092】試験例3(畑地茎葉処理による除草効果試
験) 120cmプラスチックポットに畑地土壌を充填し、
食用ビエ(Ec)、オオイヌタデ(Po)、アオビユ
(Am)、シロザ(Ch)、コゴメガヤツリ(Ci)の
各種子を播種し、温室内で2週間育成後、製剤例1に準
じて調製した水和剤を水に希釈し、10アール辺り有効
成分が100gになる様に、10アール当り100lを
小型噴霧器で植物体の上方から全体に茎葉散布処理し
た。その後、温室内で育成し、処理後14日目に表4の
基準に従って除草効果を調査した。なお、比較薬剤とし
て表6に示す化合物を使用した。試験結果を表8に示
す。
【0093】
【表8】
【0094】
【表8】(続き)
【0095】
【表8】(続き)
【0096】試験例4(水田土壌処理による作物選択性
試験) 1/5000aワグネルポットに水田土壌を充填し、入
水、代掻後、ヒエ(Ec)、コナギ(Mo)及びホタル
イ(Sc)の種子を播種し、更に2.0葉期の水稲(O
r)を移植深度2cmで、2本移植して水深3cmに湛
水した。翌日、製剤例1に準じて調製した水和剤の所定
有効成分量を水で希釈し、水面に滴下処理した。その
後、温室内で育成し、処理後30日目に表4の基準に従
い、除草効果及び薬害を調査した。なお、比較薬剤とし
て表6に示す化合物を使用した。試験結果を表9に示
す。
【0097】
【表9】
【0098】試験例5(畑地土壌処理による作物選択性
試験) 600cmプラスチックポットに畑地土壌を充填し、
大豆(Gl)、棉(Go)、食用ビエ(Ec)ジョンソ
ングラス(So)、ノスズメノテッポウ(Al)、オオ
イヌタデ(Po)、アオビユ(Am)、シロザ(C
h)、の各種子を播種して覆土した。翌日、製剤例1に
準じて調製した水和剤の所定有効成分量を水で希釈し、
10アール当り100lを小型噴霧器で土壌表面に均一
に散布した。その後、温室内で育成し、処理後21日目
に表4の基準に従って除草効果を調査した。なお、比較
薬剤として表6に示す化合物を使用した。試験結果を表
10に示す。
【0099】
【表10】
【0100】試験例6(畑地茎葉処理による作物選択性
試験) 600cmプラスチックポットに畑地土壌を充填し、
稲(Or)、棉(Go)、食用ビエ(Ec)、オオイヌ
タデ(Po)、アオビユ(Am)、シロザ(Ch)、ジ
ョンソングラス(So)、ノスズメノテッポウ(Al)
の各種子を播種し、温室内で2週間育成後、製剤例1に
準じて調製した水和剤の所定有効成分量を水で希釈し、
10アール当り100lを小型噴霧器で植物体の上方か
ら全体に茎葉散 布処理した。その後、温室内で育成
し、処理後14日目の表4の基準に従って除草効果を調
査した。なお、比較薬剤として表6に示す化合物を使用
した。試験結果を表11に示す。
【0101】
【表11】
【0102】試験例7(水田土壌処理による薬剤混用効
果試験) 1/400aコンクリートポットに水田土壌を充填し、
入水、代掻、施肥後、ヒエ(Ec)、コナギ(Mo)、
ホルタイ(Sc)、タマガヤツリ(Cy)及びアゼナ
(Li)の種子を播種し、ウリカワ(Sa)、ミズガヤ
ツリ(Cs)の塊茎を置床した。更に2.0の葉期の水
稲(Or)を移植深度2cmで、8本移植して水深4c
mに湛水した。翌日、製剤例5で調製した混合粒剤を所
定量均一に処理した。その後、屋外で育成し、処理後6
1日目に表4の基準に従い、除草効果及び薬害を調査し
た。試験結果を表12に示す。
【0103】
【表12】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 251/34 C07D 251/34 Q 251/46 251/46 403/12 403/12 (72)発明者 吉田 涼 静岡県小笠郡菊川町加茂3353番地 審査官 内藤 伸一

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 {式中、RはOR[式中、Rは水素原子、アルキル
    基(該基はハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アルコ
    キシ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、ア
    ルキルスルホニル基、フェニルチオ基、フェニルスルフ
    ィニル基、フェニルスルホニル基、ベンジルオキシ基、
    アシルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、N,
    N−ジアルキルアミノ基またはフタルイミドイル基で置
    換されていてもよい。)、アルケニル基、ハロゲン置換
    アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン置換アルキニル
    基、フェニル基(該基はハロゲン原子、アルキル基また
    はアルコキシ基で置換されていてもよい。)、ベンジル
    基(該基はハロゲン原子、アルキル基またはアルコキシ
    基で置換されていてもよい。)、アルキリデンアミノ
    基、シクロアルキリデンアミノ基、式 【化2】 [式中、Rは水素原子またはアルキル基を示し、R
    はアルキル基、フェニル基(該基はハロゲン原子、アル
    キル基またはアルコキシ基で置換されていてもよ
    い。)、アミノ基、アルキルアミノ基またはジアルキル
    アミノ基を示し、nは1〜3の整数を示す。]で表され
    る基、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子または
    有機アミンカチオンを示す。]で表される基、式SR
    [式中、Rは水素原子、アルキル基、フェニル基(該
    基はハロゲン原子、アルキル基またはアルコキシ基で置
    換されていてもよい。)、ベンジル基(該基はハロゲン
    原子、アルキル基またはアルコキシ基で置換されていて
    もよい。)、アルケニル基、ハロゲン置換アルケニル
    基、アルキニル基またはハロゲン置換アルキニル基を示
    す。]で表される基、式−NR[式中、R及び
    は同一または相異なり水素原子、アルキル基、アル
    コキシ基またはフェニル基(該基はハロゲン原子、アル
    キル基またはアルコキシ基で置換されていてもよい。)
    を示す。]で表される基またはイミダゾリル基を示し、
    は水素原子、アルキル基(該基はハロゲン原子、ア
    ルコキシ基、アルキルチオ基、アルキルスルフィニル
    基、アルキルスルホニル基、アシル基またはシアノ基で
    置換されていてもよい。)、フェニル基(該基はハロゲ
    ン原子、アルキル基またはアルコキシ基で置換されてい
    てもよい。)またはベンジル基(該基はハロゲン原子、
    アルキル基またはアルコキシ基で置換されていてもよ
    い。)を示し、Rは水酸基、アルキル基(該基は1〜
    2個のハロゲン原子で置換されていてもよい。)、アル
    コキシアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アル
    コキシ基(該基はハロゲン原子、ベンジルオキシ基、ア
    ルコキシカルボニル基、シクロアルキル基、アシル基、
    N,N−ジアルキルアミノ基またはアルコキシ基で置換
    されていてもよい。)、フェニル基(該基はハロゲン原
    子、アルキル基またはアルコキシ基で置換されていても
    よい。)、フェノキシ基(該基はハロゲン原子、アルキ
    ル基またはアルコキシ基で置換されていてもよい。)、
    アルケニルオキシ基(該基は1〜2個のハロゲン原子ま
    たはフェニル基で置換されていてもよい。)、アルキニ
    ルオキシ基(該基は1〜2個のハロゲン原子またはフェ
    ニル基で置換されていてもよい。)、ベンジルオキシ基
    (該基はハロゲン原子、アルキル基またはアルコキシ基
    で置換されていてもよい。)、トリメチルシリルオキシ
    基、シクロアルコキシ基、式−O−C(O)−R[式
    中、Rはハロゲン原子で置換されていてもよいアルキ
    ル基、シクロアルキル基、ハロゲン原子、アルキル基ま
    たはアルコキシ基で置換されていてもよいフェニル基、
    アルコキシ基または式−NR(式中、R及びR
    は前記と同じ意味を示す。)で表される基]で表され
    る基、式 【化3】 (式中、Xはハロゲン原子、アルキル基またはアルコキ
    シ基を示し、nは1〜3の整数を示し、Rは前記と同
    じ意味を示す。)で表される基、フェニルアミノ基、ア
    ルコキシカルボニルアミノ基またはアルキルカルボニル
    アミノ基を示し、A及びBは同一または相異なりアルキ
    ル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、ハロゲン置換アル
    キル基、ハロゲン置換アルコキシ基またはジアルキルア
    ミノ基を示し、Yは酸素原子、硫黄原子、NH基または
    式>N−C(O)−R (式中、R は水素原子、
    アルキル基またはアルコキシ基を示す。)で表される基
    を示し、Zはメチン基または窒素原子を示す。}で表さ
    れるピリミジンまたはトリアジン誘導体及びそれらの
    塩。
  2. 【請求項2】請求項1記載の化合物(一般式〔化1〕)
    又はそれらの塩を有効成分として含有する除草剤。
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