JP2603098Y2 - 金属製ホッパ - Google Patents

金属製ホッパ

Info

Publication number
JP2603098Y2
JP2603098Y2 JP1992058683U JP5868392U JP2603098Y2 JP 2603098 Y2 JP2603098 Y2 JP 2603098Y2 JP 1992058683 U JP1992058683 U JP 1992058683U JP 5868392 U JP5868392 U JP 5868392U JP 2603098 Y2 JP2603098 Y2 JP 2603098Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hopper
metal
charged
feeder
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992058683U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0616328U (ja
Inventor
友二 新井田
Original Assignee
神鋼電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 神鋼電機株式会社 filed Critical 神鋼電機株式会社
Priority to JP1992058683U priority Critical patent/JP2603098Y2/ja
Publication of JPH0616328U publication Critical patent/JPH0616328U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2603098Y2 publication Critical patent/JP2603098Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は特に小型の電子部品を多
量に貯蔵するホッパに関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】最近小型の電子部品、例
えばトランジスタを多量にホッパに貯蔵し、これから電
磁振動フィーダにより切出して振動パーツフィーダに供
給し、この振動パーツフィーダで所定の姿勢にして、1
個宛次工程に供給するようにするようにした装置が広く
知られている。然るに、トランジスタは合成樹脂でなる
モールドに金属で成る電極を数本取り付けているのであ
るが、この合成樹脂で成るモールド部が絶縁材で有るが
故にホッパ内に多量に貯蔵され、かつ空気が乾燥してい
るときには帯電することが多く、このためにこのホッパ
から電磁振動フィーダにより切出されて振動パーツフィ
ーダのボウルの内周壁に形成されている、スパイラル状
のトラックをねじり振動により移送され、このトラック
状の移送途上で近接して配設される何らかの部品整送手
段により、所定の姿勢に矯正されるか、もしくは所定の
姿勢にないものはこれにより排除されて、次工程に1個
宛所定の姿勢で供給されるのであるが、小型のトランジ
スタが帯電していると振動パーツフィーダのボウルのね
じり振動が、特に周波数が高くて振巾が小さい場合には
そのトラック面との間に静電による吸引力が発生し、こ
れにより振巾の大きさによっては移送速度が非常に小さ
くなり、場合によっては停止する場合もある。更に部品
整送手段で上述したように、所定の姿勢にするか、ある
いは所定の姿勢にないトランジスタはボウルの内方に排
除されるのであるが、これらの整送作用を円滑に行なう
ことができなくなる場合がある。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】本考案は上述の問題
に鑑みてなされ、部品が帯電している場合にはこれを除
去して各種の振動フィーダ、もしくは振動パーツフィー
ダに供給して、その移送作用を円滑に行なわせることの
できる金属製ホッパを提供することを目的とする。
【0004】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、接地さ
れた金属製ホッパであって、導電材でなる支持部と、該
支持部にブラシ状に多量に取り付けられた炭素繊維又は
金属繊維で成る静電除去体を、前記支持部を前記金属製
ホッパの内周壁部と排出口部のうち少なくともどちらか
一方に接触させて取り付けていることを特徴とする金属
製ホッパ、によって達成される。
【0005】
【作用】金属製ホッパの内周壁部と排出口部のうち少な
くともどちらか一方に、導電性でなる支持部を接触させ
て静電除去体を取り付けているので、その支持部にブラ
シ状に多量に取り付けられた炭素繊維又は金属繊維に部
品、例えばトランジスタが接触することにより、この帯
電体の電荷が漏洩電流として導電材でなる支持部を通
り、かつホッパが金属でなるのでこれがアースされてい
るとホッパの内壁を通って漏洩電流となり、部品が帯び
ている電荷を金属製ホッパを介してアースに逃すことが
できる。従って、このホッパから排出される部品には電
荷が帯びておらず、この排出口から供給される各種の電
磁振動フィーダ及び振動パーツフィーダで移送されると
き、又は何らかの整送作用を受けるときには円滑にこれ
が行なわれることができる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例による金属製ホッパに
つき図面を参照して説明する。
【0007】図1において、振動部品供給装置は主とし
てホッパ1とこの排出開口の直下方に配設される切出し
用の電磁振動フィーダと、及びこれから切出された例え
ば電子部品が供給される振動パーツフィーダ3とからな
っている。
【0008】ホッパ1は図2に示すように、上方部は角
筒状であり、これに連接して下方部は四角錐形状を呈し
ている。ホッパ1において以上のように形成されるホッ
パ本体4の内周壁部には、本考案に係わる図4及び図5
に明示される静電除去体5が図示するように取り付けら
れており、又、図2に明示されるようにこの長方形状の
排出口部4aの外壁部には、同様な構成の静電除去体5
が、この各辺に取り付けられている。図4及び図5にそ
の形状が明示されるのであるが、アルミ製で成る支持部
としての帯状の板材30に特殊な金属でなる繊維31が
多量にブラシ状に取り付けられている。これは図5に示
すように、整列して取り付けられており、これは例えば
商品名が「アキレスノンスパーク」として市販されてい
る静電気除去体である。この帯状で成る板材30には各
種サイズのものが市販されているが本実施例によれば、
ホッパ1内に図示するように配設されるのであるが、こ
のホッパ寸法に適用した大きさの静電除去体5を用いる
ものとする。
【0009】ホッパ1の排出開口4aの直下方に配設さ
れる電磁振動フィーダ2は、公知のように構成されてい
るのであるが、そのトラフ10は下方のベースブロック
11と前後一対の傾斜板ばね13により結合されてお
り、ベースブロック11上には電磁コイルを巻装した電
磁石15が固定されている。これに空隙をおいて可動コ
ア14がトラフ10の底壁面に固定されている。電磁振
動フィーダは以上のように構成されるのであるが、そ
の全体は防振ばね12により基台上に支持されている。
更に本考案によれば、トラフ10には図2に示すように
トラフ10の長手方向に対し、直角方向に2個の静電除
去体16が固定されている。これはホッパ1内に設けら
れている静電除去体5と同じ構成を有するもので、ただ
寸法が異なるのみである。更にトラフ10の排出端の外
壁面には同様な静電除去体16が設けられている。
【0010】振動パーツフィーダ3は従来と同様に構成
されており、ボウル17の下方にはねじり振動駆動部2
2が取り付けられているが、その全体は防振ゴム21に
より基台上に支持されている。ボウル17には公知のよ
うにその内壁面にスパイラル状のトラック18が形成さ
れており、図示せずとも部品整送手段が取り付けられて
いる。これにより本実施例によればトランジスタを所定
の姿勢にしてその排出端部としての直線トラック部19
から次工程、例えばロボットに供給する。又ボウル17
の中央底部20の直上方には上述の電磁振動フィーダ2
のトラフ10の排出端部が対向し、配設されている。
【0011】本考案の実施例のホッパ及びこれを含む部
品供給装置は以上のように構成されるのであるが、次に
この作用について説明する。
【0012】まず、静電除去体5及び16の作用原理に
ついて図6を参照して説明する。図6のAで示すよう
に、接地した針状電極40を帯電体41に向けて配設さ
れているとすれば、図6のAに示すように不均一な電界
が形成され、その結果電界強度が高くなる針状電極40
の近傍では気体の電離現象が起こり、ここに正負のイオ
ン対が図示するように発生する。これらイオンのうち帯
電体41の帯電と逆極性のイオンは帯電体41側に引き
寄せられマイナスの電荷と結合し、中和して除電が行な
われる。
【0013】又図6のBに示すように、針状電極40を
帯電体41に接触した場合には、帯電体41にチャージ
しているマイナスの電荷は漏洩電極流として針状電極4
0に図示するように流れ込み、これにより除電が行なわ
れる。以上のように針状電極40が帯電体41に近接し
ていても除電が行なわれるのであるが、本実施例によれ
ば、この針状電極40に対応するものが除電体5及び1
6の特殊な金属でなる繊維に対応する。
【0014】ホッパ1には明示せずとも、小型の電子部
品としてのトランジスタが大量に貯蔵されているものと
する。この状態で切出し用の電磁振動フィーダ2を駆動
すると、ホッパ4の排出開口4aから排出される小型の
トランジスタは、トラフ10の振動により図において右
方へと移送され、振動パーツフィーダ3のボウル17の
中央底部上に排出される。
【0015】振動パーツフィーダ3のボウル17も公知
のようにねじり振動を行なっており、このトラック18
に沿ってトランジスタが単列、単層で移送されるのであ
るが、この途上、図示しない部品整送手段により、その
電極や本体の姿勢形状において所定でないものはここで
ボウルの内方に排除されるか、あるいは所定の姿勢にし
て、直線的なトラック部19から次工程に1個宛供給さ
れる。
【0016】空気が乾燥している場合には特に帯電しや
すいのであるが、ホッパ1内に多量に貯蔵されているト
ランジスタが帯電しているとする。この場合には電磁振
動フィーダ2を駆動することにより、この排出開口4a
から順次、トランジスタが排出されるのであるが、この
ホッパ1内での流れの途上で除電体5の特殊な金属でな
る繊維部分と接触し、あるいは間接的に接触することに
より帯電していたとしてもこの電荷が除電され、ホッパ
1の内壁部は接地されているので、アースに荷電が逃さ
れる。更に排出開口4aの開口部の外壁部にも4辺に静
電除去体5が固定されているので、ここから排出される
場合にもトランジスタに荷電されている電荷が取り除か
れ、電磁振動フィーダ2のトラフ10上を振動により図
において更に右方へ移送されるのであるが、本実施例に
よればトラフ10にも静電除去体16が配設されてお
り、下方を向けてブラシ状に配設されている多量の特殊
な金属でなる繊維にトランジスタが接触し、まだ荷電し
ていたとしてもここで確実に電荷が除去されるのみなら
ず、更に振動パーツフィーダ3の中央底部20に排出さ
れるときにもその排出端において静電除去体16のブラ
シ状の特殊な金属で成る繊維が図2に示すように、巾方
向全体に配設されているので、ここを通ってボウル17
の中央底部20に排出されるときには完全にその電荷が
除去されることになる。
【0017】以上のようにして振動パーツフィーダ3の
ボウル17の内周壁に形成されたトラック18をねじり
振動により、移送されるときには何ら荷電されていない
ので、ねじり振動が如何なる振巾及び如何なる周波数で
あれ円滑に移送され、又部品整送手段においても、今部
品のトランジスタが非常に小型、例えば1mm×2mm
×3mm程度の大きさであっても確実に所望の整送作用
を行なって、トラック部19から所定の姿勢で1個宛外
部に供給することができる。
【0018】図3は本考案の第2実施例によるホッパを
示すものであるが、その形状は円錐形状を呈しており、
その内周壁部には第1実施例と異なり環状のアルミで成
る取付部材56により、ホッパ50の径内方に向って多
量にブラシ状に取り付けられた特殊な金属で成る繊維が
図示するように配設されており、又ホッパ50の中心線
に沿って下方の内周壁部には径がより小であるが、同様
な構成の静電除去体52が配設されている。これも上方
の静電除去体51と同様に導電材であるアルミ製取付板
57がホッパの内周壁に固定されており、これにホッパ
50の径内方向に向って多量のブラシ状に特殊な金属で
成る繊維が取り付けられている。
【0019】このようなホッパ50においても、第1実
施例のホッパ1と同様な効果を奏することは明らかであ
る。
【0020】以上、本考案の各実施例について説明した
が、勿論、本考案はこれらに限定されることなく、本考
案の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0021】例えば以上の実施例では、ホッパ1の内周
壁部にのみならず、これから部品としての小型のトラン
ジスタを切出すための電磁振動フィーダ2のトラフ10
にも静電除去体16が固定されたが、これらは省略して
もホッパ1の排出開口4aから切出されるトランジスタ
は既に荷電されていないものとすることができる場合に
は、これらを省略することができる。
【0022】又以上の実施例では、ホッパ1の排出開口
4a下に設けられる電磁振動フィーダ2及び振動パーツ
フィーダ3から成る部品供給装置について説明したが、
勿論このような部品供給装置のみならず単にホッパ1か
ら成り、この排出口の下方に配設された何らかのコンテ
ナに小型の電子部品、例えばトランジスタを供給するよ
うな場合においても本考案は適応可能である。この場合
にはコンテナに供給されたトランジスタは静電的にチャ
ージされていない。従って、このコンテナから例えば振
動パーツフィーダ3に排出供給しても上述の振動パーツ
フィーダ3と同様な効果を受けることができる。
【0023】又以上の静電除去体5、16ではブラシ状
に金属繊維を取り付けているが、これに代えて炭素繊維
を取り付けていてもよい。
【0024】
【考案の効果】以上述べたように本考案の金属製ホッパ
によれば、非常に帯電しやすい雰囲気下において部品を
収容している場合でも、その排出口からは何ら帯電して
いない部品を排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例によるホッパを設けた部品供給
装置の部分破断側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】本考案の他実施例によるホッパの平面図であ
る。
【図4】同装置に適応される静電除去体の拡大側面図で
ある。
【図5】同正面図である。
【図6】Aは静電除去体の作用原理を説明するための模
式図であり、Bは他の同様な作用原理を説明するための
模式図である。
【符号の説明】
1 ホッパ4a 排出口部 5 静電除去体 16 静電除去体 30 支持部としての取付板 31 金属繊維 50 ホッパ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地された金属製ホッパであって、導電
    材でなる支持部と、該支持部にブラシ状に多量に取り付
    けられた炭素繊維又は金属繊維で成る静電除去体を、
    記支持部を前記金属製ホッパの内周壁部と排出口部のう
    ち少なくともどちらか一方に接触させて取り付けている
    ことを特徴とする金属製ホッパ。
JP1992058683U 1992-07-29 1992-07-29 金属製ホッパ Expired - Fee Related JP2603098Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992058683U JP2603098Y2 (ja) 1992-07-29 1992-07-29 金属製ホッパ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992058683U JP2603098Y2 (ja) 1992-07-29 1992-07-29 金属製ホッパ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0616328U JPH0616328U (ja) 1994-03-01
JP2603098Y2 true JP2603098Y2 (ja) 2000-02-14

Family

ID=13091360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992058683U Expired - Fee Related JP2603098Y2 (ja) 1992-07-29 1992-07-29 金属製ホッパ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2603098Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3341977B2 (ja) * 1997-02-07 2002-11-05 三菱電線工業株式会社 除電ホッパ
US8114347B2 (en) 2005-12-22 2012-02-14 Sysmex Corporation Pipette chip supply device, sample analyzing apparatus, pipette chip supply method and sample analyzing method
WO2012133094A1 (ja) * 2011-03-28 2012-10-04 株式会社湯山製作所 錠剤フィーダにおける静電気除去部材及び静電気除去方法
JP7154614B2 (ja) * 2017-08-03 2022-10-18 国際計測器株式会社 散布装置及びタイヤ試験装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62191310A (ja) * 1986-02-15 1987-08-21 Citizen Watch Co Ltd 部品供給装置のホツパ−ケ−スとその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0616328U (ja) 1994-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0297227B1 (en) Machine unit having retaining device using static electricity
US7883034B2 (en) Electrostatic atomizing device and air blower using the same
JP2878950B2 (ja) 画像形成装置の印刷品質改善方法
US20140190511A1 (en) Dust remover
JPS60156574A (ja) 静電被覆装置及び方法
JP2603098Y2 (ja) 金属製ホッパ
US4225090A (en) Device for painting by electrostatic powder spraying
WO1998047798A1 (fr) Machine-transfert a flux d'air
JP2570644Y2 (ja) 振動部品供給装置
JP2000311797A (ja) 静電気除去装置および静電気除去方法
EP0697255A2 (en) Method and apparatus for electrostatic powder coating
CA1065128A (en) Method of and apparatus for coating objects with powdered or granular particles, flakes or fibres
JP3079478B2 (ja) 帯電物体の中和装置
US3581149A (en) Corona discharging device for electrophotographic process
JPH10167450A (ja) 整列装置
KR100566031B1 (ko) 제진 장치
US6453496B1 (en) Apparatus for removing contaminant particles on a photomask
JPH11267547A (ja) トンネル用電気集塵装置
JPH09155242A (ja) 静電植毛装置
JPH0543468Y2 (ja)
KR102099564B1 (ko) 병렬구조를 갖는 고전압 기반의 정전분무 발생장치
JPS6178453A (ja) 静電塗装装置
KR101700283B1 (ko) 와이어 형태의 전극을 이용한 정전기 제거 장치
JPH07172572A (ja) 搬送装置
JP3122834U (ja) 転写を利用した静電粉体塗装装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees