JP2602723Y2 - サンシェード装置 - Google Patents

サンシェード装置

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JP2602723Y2
JP2602723Y2 JP1993009186U JP918693U JP2602723Y2 JP 2602723 Y2 JP2602723 Y2 JP 2602723Y2 JP 1993009186 U JP1993009186 U JP 1993009186U JP 918693 U JP918693 U JP 918693U JP 2602723 Y2 JP2602723 Y2 JP 2602723Y2
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雅章 遠山
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のルーフに設け
られるサンシェード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のルーフに設けたサンルーフの内
側には、日除けのために、一般に図3に示すように複数
枚のサンシェード(15)〜(17)が設けられる(実開昭
58-25722号公報参照)。これらのサンシェード(15)〜
(17)は、ルーフパネル(図示省略)の開口部(A')の
両側部に取り付けた一対のレール部材(18)にその両端
部を支持・案内されて、前後方向(図面左方を前方とす
る)にスライドする。各サンシェード(15)〜(17)の
うち、前部サンシェード(15)の前・後端部には、上方
に向けて係止部(19)(20)が突設されており、この係
止部(19)(20)の間には、中央サンシェード(16)の
前端部に下方に向けて設けた突出部(21)が係合してい
る。
【0003】上記構成において、中央サンシェード(1
6)と後部サンシェード(17)とを矢示方向にスライド
させると、やがて中央サンシェード(16)の突出部(2
1)と、前部サンシェード(15)の前端側の係止部(1
9)とが係合し、前部サンシェード(15)が中央サンシ
ェード(16)に追従して前方にスライド移動する。この
結果、各サンシェード(15)〜(17)が2点鎖線で示す
開扉位置に達し、開口部(A')が開放状態になる。ま
た、この状態から中央サンシェード(16)及び後部サン
シェード(17)を接近方向にスライドさせると、後端側
の係止部(20)と突出部(21)の係合により、前部サン
シェード(15)が中央サンシェード(16)に追従して後
方にスライドし、各サンシェード(15)〜(17)が実線
で示す閉扉位置に達して開口部(A')を閉塞する。
【0004】従来のレール部材(18)は、図4に示すよ
うに、主レール(23)及び副レール(24)を一体に有す
る断面E字型に形成されている。そして、上段の主レー
ル(23)には、中央及び後部サンシェード(16)(17)
の側端部が嵌め込まれ、下段の副レール(24)には、前
部サンシェード(15)の側端部が嵌め込まれている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このように、前部サン
シェード(15)は、副レール(24)に案内されて閉扉位
置と開扉位置の間でスライドするが、その移動範囲は、
図3に示す領域(S')内に限られている。従って、副レ
ール(24)は、図中の領域(S')内に形成されていれば
十分であり、この領域(S')より後方の副レール(24)
は、本来必要のないものである。
【0006】しかし、従来では、成形の容易性等に鑑
み、レール部材(18)を樹脂等の押し出し成形で形成し
ている。このため、レール部材(18)の断面形状はその
全長にわたって一様にE字型をなし、副レール(24)は
常に領域(S')の後方にも形成される。従って、従来構
造では、レールの原材料である樹脂等の消費量が多くな
ると共に、車重の増加を招くといった不具合があった。
一方、従来のサンシェード装置としては、例えば実開昭
63−137029号に開示されるように、レールに主シェード
板の前後の側縁部を摺動可能に嵌合させると共に、主シ
ェード板の側縁部に前後方向に案内部を設け、複シェー
ド板の側縁部の前部と後部とのいずれか一方を主シェー
ド板の案内部に前後に摺動可能に嵌合させ、他方をレー
ルに嵌合させたものもある。しかし、この構造では、案
内部が主シェード板と共に一体にスライドする構造であ
るため、レール上方の前後方向の広い領域で案内部のス
ライド用の空間を確保する必要がある。このスライド用
空間には案内部35との干渉を回避するために他の部材
を配置することができないため、上下方向での占有スペ
ースが増大する不具合があった。
【0007】そこで、本考案は、原材料の使用量の節
約、および車体の軽量化を達成することができ、しかも
スペースの有効利用をも図ることのできるサンシェード
装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のため、
本考案は、段違いに配置された主サンシェードおよび副
サンシェードと、両サンシェードをスライド可能に支持
するレール部材とを備え、副サンシェードがその全行程
で主サンシェードのスライド動作に追従してスライドす
るものにおいて、レール部材を、主サンシェードを支持
する主レールと副サンシェードを支持する副レールとで
構成し、主レールをルーフパネルに固定すると共に、副
レールを、主レールの車室側に装着し、かつ副サンシェ
ードの移動範囲にのみ形成したものである。
【0009】
【作用】レール部材を、主サンシェードを支持する主レ
ールと副サンシェードを支持する副レールとで構成し、
主レールをルーフパネルに固定すると共に、副レール
を、主レールの車室側に装着し、かつ副サンシェードの
移動範囲にのみ形成したので、不要な副レールを削除す
ることができ、原材料の節約や車体の軽量化を図ること
が可能となる。また、副レールは、主レールに装着され
ていて静止位置にあり、しかも副サンシェードの移動範
囲にのみ形成されているため、その占有スペースは限定
されている。従って、主レールの下方空間であって副レ
ールを除く空間を他の用途、例えばルーフ構成部材等の
設置スペースとして広く利用することができる。また、
副レールは、主レールの車室側に装着されており、車室
側への張出幅が少ないため、室内スペースの上方への拡
大を図ることもできる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1及び図2に基づ
いて説明する。
【0011】図1に示すように、ルーフパネル(図示省
略)に設けた開口部(A)の両側部には、一対のレール
部材(1)が取り付けられ(一方のレール部材の図示は
省略している)、段違いに配置された3枚のサンシェー
ド(2)〜(4)は、このレール部材(1)に支持され
て前後方向にスライド移動自在とされている。前部サン
シェード(2:副サンシェード)及び中央サンシェード
(3:主サンシェード)には、従来品と同様に、係止部
(5)(6)及び突出部(7)がそれぞれ形成されてお
り、この係止部(5)(6)及び突出部(7)の係合に
よって、前部サンシェード(2)は、その全行程で中央
サンシェード(3)に追従してスライドする。
【0012】前記レール部材(1)は、図2に示すよう
に、断面F字型をなす第1のレール部材(9)の垂直部
(9a)に、リベット等の締結手段を用いて断面L字型の
第2のレール部材(10)を装着することにより構成され
る。これにより、第1のレール部材(9)の上段の水平
部(9b)と下段の水平部(9c)との間に、中央サンシェ
ード(3)及び後部サンシェード(4)を支持する主レ
ール(11)が構成され、第1のレール部材(9)の下段
の水平部(9c)と第2のレール部材(10)の水平部(10
a)との間に、前部サンシェード(2)を支持する副レ
ール(12)が構成される。即ち、レール部材(1)は主
レール(11)及び副レール(12)を一体に備える2段構
造に形成される。
【0013】前記第1のレール部材(9)及び第2のレ
ール部材(10)は、それぞれ個別に樹脂や金属等の押し
出し成形で形成され、この時、第2のレール部材(10)
は、前部サンシェード(2)の移動範囲(s)にのみ形
成される。これにより、移動範囲(s)よりも後方の副
レールが削除された形となるので、従来品に比べ、この
削除分だけレールの原材料(樹脂や金属等)の使用量が
少なくなり、且つ、車体の軽量化も達成することが可能
となる。また、第2のレール部材(10)は、第1のレー
ル部材(9)に装着されていて静止位置にあり、しかも
前部サンシェード(2)の移動範囲にのみ形成されてい
るため、その占有スペースは限定されている。従って、
第1のレール部材(9)の下方空間であって第2のレー
ル部材(10)の後方側の空間を他の用途、例えばルーフ
構成部材等の設置スペースとして広く利用することがで
きる。また、第2のレール部材(10)は、第1のレール
部材(9)の車室側(下方)に装着されており、車室側
への張出幅が少ないため、室内スペースの上方への拡大
を図ることもできる。
【0014】なお、以上の説明は、3枚のサンシェード
(2)〜(4)を支持するレール構造についてのもので
あるが、本発明はこれに限らず、段違いに配置された2
枚あるいは4枚以上のサンシェードを支持するためのレ
ール構造に広く適用することが可能である。
【0015】
【考案の効果】このように、本考案によれば、レールの
原材料の節約および車体の軽量化が可能である。また、
サンシェード装置の上下方向の占有スペースを小さくし
てスペースの有効利用を図ることができ、室内スペース
の上方への拡大も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるレール構造の側面図である。
【図2】レール部材の組立状況を示す斜視図(a)、及
び、(a)図中のA−A線での断面図である。
【図3】従来のレール構造の斜視図である。
【図4】従来のレール構造を下方から眺めた際の斜視図
である。
【符号の説明】
1 レール部材 2 前部サンシェード 3 中央サンシェード 4 後部サンシェード 11 主レール 12 副レール

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段違いに配置された主サンシェードおよ
    び副サンシェードと、両サンシェードをスライド可能に
    支持するレール部材とを備え、副サンシェードがその全
    行程で主サンシェードのスライド動作に追従してスライ
    ドするものにおいて、 前記レール部材が、主サンシェードを支持する主レール
    と副サンシェードを支持する副レールとで構成され、主
    レールがルーフパネルに固定されると共に、副レール
    が、主レールの車室側に装着され、かつ副サンシェード
    の移動範囲にのみ形成されているサンシェード装置。
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