JP2601606B2 - 刃体出没式カッターナイフにおけるホルダの構造 - Google Patents
刃体出没式カッターナイフにおけるホルダの構造Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は刃体出没式カッターナ
イフにおいて、そのホルダの構造に関するものである。
イフにおいて、そのホルダの構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のカッターナイフとしては、例えば
実開平３−９９５５７号公報に示すものがある。このカ
ッターナイフにおいて、ホルダはプラスチック製の把持
部と金属製の案内部とからなり、案内部の外周に把持部
が取着されているとともに、把持部の前端から案内部の
延設部が突出している。刃体はこの案内部のスライド溝
内に収納され、スライダの操作により案内部の延設部の
前端開口から出没するようになっている。
実開平３−９９５５７号公報に示すものがある。このカ
ッターナイフにおいて、ホルダはプラスチック製の把持
部と金属製の案内部とからなり、案内部の外周に把持部
が取着されているとともに、把持部の前端から案内部の
延設部が突出している。刃体はこの案内部のスライド溝
内に収納され、スライダの操作により案内部の延設部の
前端開口から出没するようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このカッターナイフの
ホルダでは、把持部の後端から案内部の延設部の前端ま
での全長が一定になっている。このホルダの全長は使用
者が把持部を握って机上等で操作する場合に使い易い最
適な長さになっている。
ホルダでは、把持部の後端から案内部の延設部の前端ま
での全長が一定になっている。このホルダの全長は使用
者が把持部を握って机上等で操作する場合に使い易い最
適な長さになっている。
【０００４】ところが、このようなカッターナイフによ
り天井付近の壁紙を切断する場合など、所定の被切断物
に刃体が届かないことがあり、大変不便であった。本発
明は刃体出没式カッターナイフでそのホルダの全長を変
更できるようにして各種使用状態での便利性を高めるこ
とを目的としている。
り天井付近の壁紙を切断する場合など、所定の被切断物
に刃体が届かないことがあり、大変不便であった。本発
明は刃体出没式カッターナイフでそのホルダの全長を変
更できるようにして各種使用状態での便利性を高めるこ
とを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】後記する各実施例の図面
に示すように、本発明にかかる刃体出没式カッターナイ
フにおいては、ホルダ１が把持部２とこの把持部２に嵌
め込まれた案内部３とからなり、このホルダ１の案内部
３に刃体６がこの案内部３の前端開口４ａから出没可能
に支持されている。この案内部３は把持部２に対し刃体
出没方向Ａに沿う前後方向へ移動でき、その移動に伴い
ホルダ１の前後両端間の全長Ｌが変わるようになってい
る。把持部２に対する案内部３の保持手段Ｋが設けられ
ている。
に示すように、本発明にかかる刃体出没式カッターナイ
フにおいては、ホルダ１が把持部２とこの把持部２に嵌
め込まれた案内部３とからなり、このホルダ１の案内部
３に刃体６がこの案内部３の前端開口４ａから出没可能
に支持されている。この案内部３は把持部２に対し刃体
出没方向Ａに沿う前後方向へ移動でき、その移動に伴い
ホルダ１の前後両端間の全長Ｌが変わるようになってい
る。把持部２に対する案内部３の保持手段Ｋが設けられ
ている。
【０００６】例えば前記保持手段Ｋにおいては、図１〜
３の第１実施例または図１２〜１４の第５実施例に示す
ように、係止体９が案内部３に取着されて案内部３とと
もに移動可能であり、複数の係止部１４が把持部２に並
設されている。そして、把持部２に対し案内部３を移動
させたとき、この係止体９の係止部１２が係脱可能に係
合する。
３の第１実施例または図１２〜１４の第５実施例に示す
ように、係止体９が案内部３に取着されて案内部３とと
もに移動可能であり、複数の係止部１４が把持部２に並
設されている。そして、把持部２に対し案内部３を移動
させたとき、この係止体９の係止部１２が係脱可能に係
合する。
【０００７】また、図１２〜１４の第５実施例に示すよ
うに、案内部３にはその前後両端面間にわたりスライド
溝４が形成され、このスライド溝４に刃体６及びスライ
ダ５が嵌め込まれて互いに連結されている。この刃体６
及びスライダ５はスライダ溝４で刃体出没方向Ａに沿う
前後方向へ移動可能に支持され、同溝４の前端開口４ａ
から刃体６が出没可能になっている。案内部３の係止体
９にはストッパ２８が設けられている。このストッパ２
８はスライド溝４の後端開口４ｂ付近で同溝４上のスラ
イダ５の後方への移動を阻止する。
うに、案内部３にはその前後両端面間にわたりスライド
溝４が形成され、このスライド溝４に刃体６及びスライ
ダ５が嵌め込まれて互いに連結されている。この刃体６
及びスライダ５はスライダ溝４で刃体出没方向Ａに沿う
前後方向へ移動可能に支持され、同溝４の前端開口４ａ
から刃体６が出没可能になっている。案内部３の係止体
９にはストッパ２８が設けられている。このストッパ２
８はスライド溝４の後端開口４ｂ付近で同溝４上のスラ
イダ５の後方への移動を阻止する。
【０００８】
【作用】各種使用状態に応じて案内部３を把持部２に対
し移動させて保持手段Ｋにより位置決すると、ホルダ１
の全長Ｌが変わる。
し移動させて保持手段Ｋにより位置決すると、ホルダ１
の全長Ｌが変わる。
【０００９】また、スライダ５をスライド溝４の後端開
口４ｂ付近に移動させたとき、スライダ５がストッパ２
８に当接し、スライダ５が後方へ移動するのを阻止す
る。
口４ｂ付近に移動させたとき、スライダ５がストッパ２
８に当接し、スライダ５が後方へ移動するのを阻止す
る。
【００１０】
【第１実施例】まず、本発明の第１実施例にかかるカッ
ターナイフを図１から図３を参照して説明する。
ターナイフを図１から図３を参照して説明する。
【００１１】図１に示すように、ホルダ１はプラスチッ
ク製の把持部２と金属製の案内部３とからなる。図２及
び図３に示すように案内部３の外周に把持部２が嵌め込
まれ、把持部２の前端２ａから案内部３の延設部３ａが
突出している。案内部３の表側にはその前後両端間にわ
たりスライド溝４が形成され、このスライド溝４にプラ
スチック製のスライダ５が嵌め込まれて同溝４に沿って
前後方向へ移動可能になっている。スライド溝４内に刃
体６が収納され、スライダ５に連結されている。スライ
ド溝４の一側縁に係止凹凸部７が前後方向へ並設され、
スライダ５内に嵌め込まれた板ばね８がこの係止凹凸部
７に係入されて圧接されている。従って、使用時にスラ
イダ５をスライド溝４に沿って移動させると、この板ば
ね８が係止凹凸部７に係脱しながら刃体６がスライダ５
とともにスライド溝４に沿って前後方向に移動し、スラ
イド溝４の前端開口４ａから突出する。
ク製の把持部２と金属製の案内部３とからなる。図２及
び図３に示すように案内部３の外周に把持部２が嵌め込
まれ、把持部２の前端２ａから案内部３の延設部３ａが
突出している。案内部３の表側にはその前後両端間にわ
たりスライド溝４が形成され、このスライド溝４にプラ
スチック製のスライダ５が嵌め込まれて同溝４に沿って
前後方向へ移動可能になっている。スライド溝４内に刃
体６が収納され、スライダ５に連結されている。スライ
ド溝４の一側縁に係止凹凸部７が前後方向へ並設され、
スライダ５内に嵌め込まれた板ばね８がこの係止凹凸部
７に係入されて圧接されている。従って、使用時にスラ
イダ５をスライド溝４に沿って移動させると、この板ば
ね８が係止凹凸部７に係脱しながら刃体６がスライダ５
とともにスライド溝４に沿って前後方向に移動し、スラ
イド溝４の前端開口４ａから突出する。
【００１２】特に、前記案内部３は把持部２に対し刃体
出没方向Ａに沿って移動できるようになっている。この
案内部３を把持部２に対し位置決めする保持手段Ｋを下
記に詳述する。
出没方向Ａに沿って移動できるようになっている。この
案内部３を把持部２に対し位置決めする保持手段Ｋを下
記に詳述する。
【００１３】前記案内部３の後端付近でその裏側にプラ
スチック製の係止体９が一対の止め軸１０によりかしめ
られて取着されている。この係止体９の一側縁に片持梁
状の板ばね部１１が後方へ向けて延設され、その先端部
に係止凸部１２が形成されている。一方、前記把持部２
の裏側にその後端２ｂ付近から前端２ａ付近まで係止孔
１３が前後方向に延びるように形成され、その一側縁に
複数の係止凹部１４が前後方向へ並設されている。この
案内部３が把持部２内に嵌め込まれた状態で案内部３上
の係止体９がこの把持部２の係止孔１３に露出し、この
係止体９の係止凸部１２が係止孔１３の各係止凹部１４
のうちいずれかのものに係入されるようになっている。
スチック製の係止体９が一対の止め軸１０によりかしめ
られて取着されている。この係止体９の一側縁に片持梁
状の板ばね部１１が後方へ向けて延設され、その先端部
に係止凸部１２が形成されている。一方、前記把持部２
の裏側にその後端２ｂ付近から前端２ａ付近まで係止孔
１３が前後方向に延びるように形成され、その一側縁に
複数の係止凹部１４が前後方向へ並設されている。この
案内部３が把持部２内に嵌め込まれた状態で案内部３上
の係止体９がこの把持部２の係止孔１３に露出し、この
係止体９の係止凸部１２が係止孔１３の各係止凹部１４
のうちいずれかのものに係入されるようになっている。
【００１４】図２に示すホルダ１においては、把持部２
の後端２ｂから案内部３の前端開口４ａまでの全長Ｌが
最も短い状態になっている。この場合、把持部２の前後
両端２ａ，２ｂ間の長さをＬ1 、この把持部２の前端２
ａから突出する案内部３の延設部３ａの長さをＬ2 とし
たとき、前記ホルダ１の全長Ｌはこれらの長さＬ1 ，Ｌ
2 の和になる。
の後端２ｂから案内部３の前端開口４ａまでの全長Ｌが
最も短い状態になっている。この場合、把持部２の前後
両端２ａ，２ｂ間の長さをＬ1 、この把持部２の前端２
ａから突出する案内部３の延設部３ａの長さをＬ2 とし
たとき、前記ホルダ１の全長Ｌはこれらの長さＬ1 ，Ｌ
2 の和になる。
【００１５】係止体９の板ばね部１１を押さえてその係
止凸部１２を係止孔１３の係止凹部１４から外し、係止
体９を係止孔１３に沿って移動させると、案内部３が把
持部２から引き出されてその延設部３ａの長さＬ2 が長
くなる。そして、板ばね部１１に対する力を解除する
と、係止凸部１２が係止凹部１４に再び係入され、係止
体９の移動が阻止されて案内部３が把持部２に対し位置
決めされる。例えば、図３に示す状態で、把持部２の長
さＬ1 は一定であるが、案内部３の延設部３ａの長さＬ
2 が長くなり、ホルダ１の全長Ｌが最も長くなる。
止凸部１２を係止孔１３の係止凹部１４から外し、係止
体９を係止孔１３に沿って移動させると、案内部３が把
持部２から引き出されてその延設部３ａの長さＬ2 が長
くなる。そして、板ばね部１１に対する力を解除する
と、係止凸部１２が係止凹部１４に再び係入され、係止
体９の移動が阻止されて案内部３が把持部２に対し位置
決めされる。例えば、図３に示す状態で、把持部２の長
さＬ1 は一定であるが、案内部３の延設部３ａの長さＬ
2 が長くなり、ホルダ１の全長Ｌが最も長くなる。
【００１６】このようにして、本実施例におけるカッタ
ーナイフではホルダ１の全長Ｌを調節することができ
る。従って、各種使用状態で必要に応じてホルダ１の長
さＬを調節すれば、使用上大変便利になる。
ーナイフではホルダ１の全長Ｌを調節することができ
る。従って、各種使用状態で必要に応じてホルダ１の長
さＬを調節すれば、使用上大変便利になる。
【００１７】
【第２実施例】図４及び図５に示す第２実施例は前記第
１実施例の保持手段Ｋを変更したものであり、第１実施
例の係止体９に代えて止めねじ１５が案内部３の雌ねじ
孔１６に螺合されている。把持部２の係止孔１３には第
１実施例の係止凹凸部７が形成されていない。そして、
この案内部３が把持部２内に嵌め込まれた状態で案内部
３の雌ねじ孔１６が把持部２の係止孔１３内に露出し、
この雌ねじ孔１６に螺合された止めねじ１５の頭部１５
ａが係止孔１３の両側縁に圧接されている。従って、案
内部３が把持部２に対し位置決めされる。止めねじ１５
を緩めて係止孔１３に沿って移動させると、案内部３が
把持部２に対し移動し、第１実施例の場合と同様にホル
ダ１の全長Ｌが変わる。
１実施例の保持手段Ｋを変更したものであり、第１実施
例の係止体９に代えて止めねじ１５が案内部３の雌ねじ
孔１６に螺合されている。把持部２の係止孔１３には第
１実施例の係止凹凸部７が形成されていない。そして、
この案内部３が把持部２内に嵌め込まれた状態で案内部
３の雌ねじ孔１６が把持部２の係止孔１３内に露出し、
この雌ねじ孔１６に螺合された止めねじ１５の頭部１５
ａが係止孔１３の両側縁に圧接されている。従って、案
内部３が把持部２に対し位置決めされる。止めねじ１５
を緩めて係止孔１３に沿って移動させると、案内部３が
把持部２に対し移動し、第１実施例の場合と同様にホル
ダ１の全長Ｌが変わる。
【００１８】
【第３実施例】図６から図８に示す第３実施例も記第１
実施例における保持手段Ｋを変更したものである。把持
部２の前端２ａ付近でその裏側に形成された雌ねじ孔１
８に止めねじ１７が螺合されている。把持部２の内側に
その後端２ｂから前記雌ねじ孔１８付近まで案内溝１９
が形成されている。案内部３の後端付近でその裏側にス
トッパ突起２０が形成され、案内部３が把持部２内に嵌
め込まれた状態でこのストッパ突起２０が把持部２の案
内溝１９に係入される。把持部２に嵌め込まれた案内部
３に対し前記止めねじ１７が圧接され、案内部３が把持
部２に対し位置決めされる。この止めねじ１７を緩める
と、案内溝１９に沿ってストッパ突起２０が移動しなが
ら案内部３が把持部２に対し移動し、前記第１実施例の
場合と同様にホルダ１の全長Ｌが変わる。ストッパ突起
２０が案内溝１９の前端に当たるため、案内部３が把持
部２から抜け落ちない。
実施例における保持手段Ｋを変更したものである。把持
部２の前端２ａ付近でその裏側に形成された雌ねじ孔１
８に止めねじ１７が螺合されている。把持部２の内側に
その後端２ｂから前記雌ねじ孔１８付近まで案内溝１９
が形成されている。案内部３の後端付近でその裏側にス
トッパ突起２０が形成され、案内部３が把持部２内に嵌
め込まれた状態でこのストッパ突起２０が把持部２の案
内溝１９に係入される。把持部２に嵌め込まれた案内部
３に対し前記止めねじ１７が圧接され、案内部３が把持
部２に対し位置決めされる。この止めねじ１７を緩める
と、案内溝１９に沿ってストッパ突起２０が移動しなが
ら案内部３が把持部２に対し移動し、前記第１実施例の
場合と同様にホルダ１の全長Ｌが変わる。ストッパ突起
２０が案内溝１９の前端に当たるため、案内部３が把持
部２から抜け落ちない。
【００１９】
【第４実施例】図９から図１１に示す第４実施例も前記
第１実施例における保持手段Ｋを変更したものである。
把持部２の前端２ａ付近でその裏側に形成された係止孔
２１にプラスチック製の係止体２２が嵌め込まれ、前後
方向へ若干動き得るようになっている。この係止体２２
に形成された操作部２３が係止孔２１から露出してい
る。この係止体２２は片持梁状の板ばね部２４が前方に
向けて延設され、この板ばね部２４に圧接凸部２５が形
成されている。係止孔２１の前端部内側に斜状の押圧面
２６が形成され、この押圧面２６は前方に向かうに従い
内側に傾斜している。係止体２２の板ばね部２４はこの
押圧面２６に当てがわれている。なお、把持部２の案内
溝１９及び案内部３のストッパ突起２０については、前
記第３実施例の場合と同様である。
第１実施例における保持手段Ｋを変更したものである。
把持部２の前端２ａ付近でその裏側に形成された係止孔
２１にプラスチック製の係止体２２が嵌め込まれ、前後
方向へ若干動き得るようになっている。この係止体２２
に形成された操作部２３が係止孔２１から露出してい
る。この係止体２２は片持梁状の板ばね部２４が前方に
向けて延設され、この板ばね部２４に圧接凸部２５が形
成されている。係止孔２１の前端部内側に斜状の押圧面
２６が形成され、この押圧面２６は前方に向かうに従い
内側に傾斜している。係止体２２の板ばね部２４はこの
押圧面２６に当てがわれている。なお、把持部２の案内
溝１９及び案内部３のストッパ突起２０については、前
記第３実施例の場合と同様である。
【００２０】そして、係止体２２の操作部２３を前方へ
押すと、係止体２２の板ばね部２４が押圧面２６に案内
されて内側に撓み、板ばね部２４の圧接凸部２５が案内
部３に押さえ付けられる。従って、案内部３は把持部２
に対し位置決めされる。一方、係止体２２を後方へ移動
させると、板ばね部２４がその弾性により復帰し、圧接
凸部２５が案内部３から離れる。この状態で案内部３を
把持部に対し移動させると、前記第１実施例の場合と同
様にホルダ１の全長Ｌが変わる。
押すと、係止体２２の板ばね部２４が押圧面２６に案内
されて内側に撓み、板ばね部２４の圧接凸部２５が案内
部３に押さえ付けられる。従って、案内部３は把持部２
に対し位置決めされる。一方、係止体２２を後方へ移動
させると、板ばね部２４がその弾性により復帰し、圧接
凸部２５が案内部３から離れる。この状態で案内部３を
把持部に対し移動させると、前記第１実施例の場合と同
様にホルダ１の全長Ｌが変わる。
【００２１】
【第５実施例】図１２から図１４に示す第５実施例は第
１実施例における係止体９を変更したものである。係止
体９の後端から板ばね部２７が後方へ延設され、この板
ばね部２７にストッパ２８が突設されている。そして、
この係止体９が案内部３に取着された状態で、ストッパ
２８は案内部３のスライド溝４の後端開口４ｂに隣接し
てその後方に突出する。また、案内部３が把持部２内に
嵌めこまれた状態で、板ばね部２７及びストッパ２８は
把持部２の係止孔１３に嵌め込まれる。スライダ５をス
ライド溝４の後端開口４ｂ付近に移動させたとき、スラ
イダ５がストッパ２８に当接する。従って、スライダ５
が後方へ移動するのを阻止でき、案内部３から不用意に
抜け落ちない。スライダ５をスライド溝４に対しその後
端開口４ｂを通して挿脱するとき、板ばね部２７がその
弾性に抗して撓む。
１実施例における係止体９を変更したものである。係止
体９の後端から板ばね部２７が後方へ延設され、この板
ばね部２７にストッパ２８が突設されている。そして、
この係止体９が案内部３に取着された状態で、ストッパ
２８は案内部３のスライド溝４の後端開口４ｂに隣接し
てその後方に突出する。また、案内部３が把持部２内に
嵌めこまれた状態で、板ばね部２７及びストッパ２８は
把持部２の係止孔１３に嵌め込まれる。スライダ５をス
ライド溝４の後端開口４ｂ付近に移動させたとき、スラ
イダ５がストッパ２８に当接する。従って、スライダ５
が後方へ移動するのを阻止でき、案内部３から不用意に
抜け落ちない。スライダ５をスライド溝４に対しその後
端開口４ｂを通して挿脱するとき、板ばね部２７がその
弾性に抗して撓む。
【００２２】ホルダ１の全長Ｌの調節は第１実施例の場
合と同様である。
合と同様である。
【００２３】
【発明の効果】本発明にかかる刃体出没式カッターナイ
フによれば、各種使用状態でホルダ１の全長Ｌを調節で
きるので、使用上大変便利になる。
フによれば、各種使用状態でホルダ１の全長Ｌを調節で
きるので、使用上大変便利になる。
【００２４】また、スライダ５が案内部３のスライド溝
４の後端開口４ｂから不用意に抜け落ちない。
４の後端開口４ｂから不用意に抜け落ちない。
【図１】（ａ）は第１実施例にかかるカッターナイフを
裏側から見た分解斜視図であり、（ｂ）はその一部品で
ある係止体を内側から見た斜視図である。
裏側から見た分解斜視図であり、（ｂ）はその一部品で
ある係止体を内側から見た斜視図である。
【図２】（ａ）は第１実施例にかかるカッターナイフで
そのホルダの全長を最も短く設定して裏側から見た組付
斜視図であり、（ｂ）は同じく表側から見た組付正面図
である。
そのホルダの全長を最も短く設定して裏側から見た組付
斜視図であり、（ｂ）は同じく表側から見た組付正面図
である。
【図３】（ａ）は第１実施例にかかるカッターナイフで
そのホルダの全長を最も長く設定して裏側から見た組付
斜視図であり、（ｂ）は同じく表側から見た組付正面図
である。
そのホルダの全長を最も長く設定して裏側から見た組付
斜視図であり、（ｂ）は同じく表側から見た組付正面図
である。
【図４】第２実施例にかかるカッターナイフを裏側から
見た分解斜視図である。
見た分解斜視図である。
【図５】（ａ）は第２実施例にかかるカッターナイフで
そのホルダの全長を最も短く設定して裏側から見た組付
斜視図であり、（ｂ）は同じくホルダの全長を最も長く
設定して裏側から見た組付斜視図である。
そのホルダの全長を最も短く設定して裏側から見た組付
斜視図であり、（ｂ）は同じくホルダの全長を最も長く
設定して裏側から見た組付斜視図である。
【図６】第３実施例にかかるカッターナイフを裏側から
見た分解斜視図である。
見た分解斜視図である。
【図７】（ａ）は第３実施例にかかるカッターナイフで
そのホルダの全長を最も短く設定して裏側から見た組付
斜視図であり、（ｂ）は同じく断面図である。
そのホルダの全長を最も短く設定して裏側から見た組付
斜視図であり、（ｂ）は同じく断面図である。
【図８】（ａ）は第３実施例にかかるカッターナイフで
そのホルダの全長を最も長く設定して裏側から見た組付
斜視図であり、（ｂ）は同じく断面図である。
そのホルダの全長を最も長く設定して裏側から見た組付
斜視図であり、（ｂ）は同じく断面図である。
【図９】第４実施例にかかるカッターナイフを裏側から
見た分解斜視図である。
見た分解斜視図である。
【図１０】（ａ）は第４実施例にかかるカッターナイフ
でそのホルダの全長を最も短く設定して裏側から見た組
付斜視図であり、（ｂ）は同じく断面図であり、（ｃ）
はこのカッターナイフの一部品である係止体の保持解除
状態を示す部分断面図である。
でそのホルダの全長を最も短く設定して裏側から見た組
付斜視図であり、（ｂ）は同じく断面図であり、（ｃ）
はこのカッターナイフの一部品である係止体の保持解除
状態を示す部分断面図である。
【図１１】（ａ）は第４実施例にかかるカッターナイフ
でそのホルダの全長を最も長く設定して裏側から見た組
付斜視図であり、（ｂ）は同じく断面図である。
でそのホルダの全長を最も長く設定して裏側から見た組
付斜視図であり、（ｂ）は同じく断面図である。
【図１２】（ａ）は第５実施例にかかるカッターナイフ
を裏側から見た分解斜視図であり、（ｂ）はその一部品
である係止体を内側からみた斜視図である。
を裏側から見た分解斜視図であり、（ｂ）はその一部品
である係止体を内側からみた斜視図である。
【図１３】（ａ）は第５実施例にかかるカッターナイフ
でそのホルダの全長を最も短く設定して裏側からみた組
付斜視図であり、（ｂ）は同じく表側から見た組付正面
図であり、（ｃ）は同じく部分断面図である。
でそのホルダの全長を最も短く設定して裏側からみた組
付斜視図であり、（ｂ）は同じく表側から見た組付正面
図であり、（ｃ）は同じく部分断面図である。
【図１４】（ａ）は第５実施例にかかるカッターナイフ
でそのホルダの全長を最も長く設定して裏側から見た組
付斜視図であり、（ｂ）は同じく表側から見た組付正面
図である。
でそのホルダの全長を最も長く設定して裏側から見た組
付斜視図であり、（ｂ）は同じく表側から見た組付正面
図である。
１ ホルダ、２ 把持部、３ 案内部、４ スライド
溝、４ａ 前端開口、４ｂ 後端開口、５ スライダ、
６ 刃体、９ 係止体、１２ 係止凸部、１４係止凹
部、１５ 止めねじ、１７ 止めねじ、２２ 係止体、
２６ 押圧面、２８ ストッパ、Ｋ 保持手段、Ｌ ホ
ルダ全長。
溝、４ａ 前端開口、４ｂ 後端開口、５ スライダ、
６ 刃体、９ 係止体、１２ 係止凸部、１４係止凹
部、１５ 止めねじ、１７ 止めねじ、２２ 係止体、
２６ 押圧面、２８ ストッパ、Ｋ 保持手段、Ｌ ホ
ルダ全長。
Claims (3)
- 【請求項１】 把持部（２）とこの把持部（２）に嵌め
込まれた案内部（３）とからなるホルダ（１）にあっ
て、このホルダ（１）の案内部（３）に刃体（６）をこ
の案内部（３）の前端開口（４ａ）から出没可能に支持
したカッターナイフにおいて、 前記案内部（３）を把持部（２）に対し刃体出没方向
（Ａ）に沿う前後方向へ移動可能に支持してホルダ
（１）の前後両端間の全長（Ｌ）を変更可能にするとと
もに、把持部（２）に対する案内部（３）の保持手段
（Ｋ）を設けたことを特徴とする刃体出没式カッターナ
イフにおけるホルダの構造。 - 【請求項２】 請求項１で保持手段（Ｋ）においては、
案内部（３）に係止体（９）を取着して案内部（３）と
ともに移動可能にし、把持部（２）に対し案内部（３）
を移動させたときこの係止体（９）の係止部（１２）が
係脱可能に係合する複数の係止部（１４）を把持部
（２）に並設したことを特徴とする刃体出没式カッター
ナイフにおけるホルダの構造。 - 【請求項３】 請求項２において、案内部（３）にはそ
の前後両端間にわたりスライド溝（４）を形成し、この
スライド溝（４）に刃体（６）及びスライダ（５）を嵌
め込んで互いに連結し、この刃体（６）及びスライダ
（５）をスライド溝（４）で刃体出没方向（Ａ）に沿う
前後方向へ移動可能に支持して同溝（４）の前端開口
（４ａ）から刃体（６）を出没可能にし、 案内部（３）上の係止体（９）にはスライド溝（４）の
後端開口（４ｂ）付近で同溝（４）上のスライダ（５）
の後方への移動を阻止するストッパ（２８）を設けたこ
とを特徴とする刃体出没式カッターナイフにおけるホル
ダの構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32967192A JP2601606B2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 刃体出没式カッターナイフにおけるホルダの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32967192A JP2601606B2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 刃体出没式カッターナイフにおけるホルダの構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06170064A JPH06170064A (ja) | 1994-06-21 |
| JP2601606B2 true JP2601606B2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=18223969
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32967192A Expired - Lifetime JP2601606B2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 刃体出没式カッターナイフにおけるホルダの構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2601606B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7527635B2 (en) | 2002-05-30 | 2009-05-05 | Kai R&D Center Co., Ltd. | Surgical knife |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2752275B1 (en) * | 2011-09-02 | 2016-03-23 | Feather Safety Razor Co., Ltd. | Cutting instrument |
-
1992
- 1992-12-09 JP JP32967192A patent/JP2601606B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7527635B2 (en) | 2002-05-30 | 2009-05-05 | Kai R&D Center Co., Ltd. | Surgical knife |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06170064A (ja) | 1994-06-21 |
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Legal Events
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