JP2599798Y2 - 開閉弁装置 - Google Patents

開閉弁装置

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JP2599798Y2
JP2599798Y2 JP1991032738U JP3273891U JP2599798Y2 JP 2599798 Y2 JP2599798 Y2 JP 2599798Y2 JP 1991032738 U JP1991032738 U JP 1991032738U JP 3273891 U JP3273891 U JP 3273891U JP 2599798 Y2 JP2599798 Y2 JP 2599798Y2
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valve
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valve device
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雅勇 上杉
直三 矢田
寿生 井上
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Futaba Industrial Co Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Futaba Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、流体流路である管体
に設けられる開閉弁装置に係り、ことに、高温流体の管
体に設けられるもので、しかも、開作動状態にある開閉
弁を常時閉作動状態に付勢するばね部材を設けたことに
より、開閉操作の確実性と、流体流路のいずれの部分に
も簡易に取付けうる利便性とを備えた、ユニット化され
た装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば自動車の排気管の排気通路に使
用されている開閉弁装置は、開閉弁の弁軸の軸端に結合
したレバーに、操作系の作動操作力を作用させることに
より、同レバーを駆動させ、開閉弁を開閉作動してい
た。そして、流体が高速・高圧の排気ガスであることに
加え、車両走行時に生じる車体振動や機関から伝わる振
動などの影響を考慮して、通常上記レバーと弁軸との間
にばね部分を設け、これによりレバーと排気管との間に
生じる相対変位を吸収し、ひいては的確な操作性を得る
ようにしていた。また、このばね部材は、上記レバーに
対して常時閉作動方向の付勢を与えるリターンスプリン
グとしても機能していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の開閉弁装置においては、レバーと弁軸との間に設け
たばね部材が、弁軸上下方向の相対変位を吸収し、か
つ、レバーに常時閉作動方向の付勢を与えるリターンス
プリングとしても機能するものであった。また、このば
ね部材の下端部は、弁軸と一体回転型のプレート(下部
スプリングリテーナ)に支持されるものであった。しか
しながら、このような従来構造では、高速・高圧の流体
通過などによって生じる軸方向変位を十分に吸収できな
い場合があり、きしみ音発生の原因になる不都合があっ
た。また、ばね部材の下端部が一体回転型のプレートに
支持される構造であったために、開閉操作によってばね
部材のこすれ音が発生する不都合もあった。このよう
に、開閉操作中にきしみ音やこすれ音が発生すること
は、円滑な開閉操作の妨げとなるばかりでなく、二次的
不具合の原因となる恐れがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題を
解決するためになされたもので、バルブボデーに貫通さ
れ支持部材を介して回動自在に支持した開閉弁の軸と、
上記軸の外端部に設けたレバーとを有し、該レバーがば
ね部材から常時閉作動方向の付勢を受けるように構成さ
れた開閉弁装置において、上記支持部材はオイルブッシ
ュを有し、上記軸のレバー取付部下面と上記オイルブッ
シュとの間にウェーブワッシャを介装して軸方向の変位
を吸収すると共に、上記ばね部材の下端部を上記バルブ
ボデーの適所に固着したブラケットに支持させ、かつ、
下部スプリングリテーナを上記支持部材に固定したこと
を特徴とする高温用開閉弁装置である。
【0005】
【作用】前述の手段によれば、支持部材のオイルブッシ
ュとレバー取付部との間に介装したウェーブワッシャに
よって軸方向の変位を吸収するようにしたので、ばね部
材はリターンスプリングとしての機能だけを果たせばよ
く、従って、ばね部材の下端部をバルブボデーに固着し
たブラケットに支持させ、かつ、下部スプリングリテー
ナを固定式とする構造が可能となる。
【0006】
【実施例】本考案による開閉弁装置の一実施例を図1に
基づいて説明する。符号1は、自動車排気系統のメイン
マフラの上流側排気管に設けられる開閉弁装置を総括的
に示したもので、エンジン回転数とスロットル弁の開度
とを入力信号として演算処理された出力信号により、後
述する開閉弁の開度を車両運転状態に応じて最適に制御
できるものであり、これらの制御装置及び手段に関して
は本実施例の要旨ではないため、その詳細な説明は省略
する。2は排気管を構成する管体の適所に設けられる開
閉弁装置1のバルブボデー、3はねじ4を介して軸5に
固定した開閉弁、6および7はバルブボデー2に結合し
たメタルブッシュ、8および9は同ブッシュ6,7内に
収納されたオイルブッシュである。そして、バルブボデ
ー2を上下に貫通する軸5は、支持部材として設けられ
た両オイルブッシュ8,9内に挿入され、バルブボデー
2に対して回動自在に支持されている。10は軸5の外
端部に設けられ、図示しない操作系からの操作力伝達部
材に結合されるレバー、11はその下部に位置して設け
られ、上記レバー10と一体的に結合した上部スプリン
グリテーナ、12は支持部材としてのメタルブッシュ6
に固定した下部スプリングリテーナ、13はオイルブッ
シュ8ないしはメタルブッシュ6の上端面に設けたワッ
シャである。また、14は上部スプリングリテーナ11
の下方に位置して設けられ下部にプレート15を固定し
た筒形状のカラー、16はそのプレート15とワッシャ
13との間に介装したいわゆるウェーブワッシャであ
る。
【0007】かくして、軸5外端部に刻設したねじ部に
ナット17をねじ込むことにより、上部スプリングリテ
ーナ11、カラー14およびプレート15などより成る
レバー取付部を介して伝わるナット17の締め付け力
が、レバー取付部下面のプレート15とオイルブッシュ
8上のワッシャ13との間に介装された上記ウェーブワ
ッシャ16に対して作用する。18はバルブボデー2の
外壁に立設したブラケット、19は下端をそのブラケッ
ト18に、上端を上部スプリングリテーナ11にそれぞ
れ係合させたコイル形状のばねである。そして、このば
ね19は、開作動状態(排気が流通する状態)にある開
閉弁3を常に閉作動状態に復帰させる方向に付勢してお
り、いわゆるリターンスプリングとして機能するもので
ある。なお、20はメタルブッシュ7に圧入したプラグ
で、軸5の下方への変位を規制する。また、21はロッ
クナット、22は下部スプリングリテーナ12上面に固
定したカラーで、外部からのごみ等の侵入を防止するも
のである。なおまた、下部スプリングリテーナ12は通
常時ばね19の下端からある程度の間隙を有する。
【0008】従って、上記構成を有する本考案の開閉弁
装置によれば、高速・高圧で流れる排気ガスの影響、及
び車両走行による振動やエンジン振動などにより、軸5
が上下方向に変位しようとしても、ウェーブワッシャ1
6がガタつきをおさえて変位を吸収するので、軸5がガ
タついてきしみ音を発生することはない。なお、このウ
ェーブワッシャ16は、オイルブッシュ8またはワッシ
ャ13(図1ではワッシャ13)上に配設されていてバ
ルブボデー2とは直接接触しない構造であり、従って、
開閉弁装置がたとえば排気ガスのような高温流体を流す
管体に設けられる場合であっても、流体の熱がウェーブ
ワッシャ16まで伝わってくるようなことはないので、
特にウェーブワッシャ16が高温流体の熱影響を受けに
くい高温用開閉弁装置となる。また、レバー10に操作
力が作用して軸5が図示の閉状態から所定の角度に開作
動するときには、開閉弁3はばね19の付勢に抗して通
路を開く。反対に閉じるときには、ばね19の付勢が助
成して開閉弁3はすばやく通路を閉じる。このような開
閉操作時においても、メタルブッシュ6に固定された下
部スプリングリテーナ12が不動であるのに加えて、こ
の下部スプリングリテーナ12にばね19が干渉する恐
れもないため、ばね19のこすれ音が発生することもな
い。
【0009】
【考案の効果】本考案は上記構成を有するため、開閉弁
の軸の変位を阻止でき、かつばね部材により開作動状態
の開閉弁を閉作動状態に復帰させる構造の簡単な高温用
開閉弁 装置を得ることができる実用的効果を有する。こ
の結果、開閉操作時にきしみ音やこすれ音が発生するの
を防止でき、さらに、ウェーブワッシャが高温流体から
の熱伝達を受けにくい構造としたことも加わって、信頼
性や耐久性の向上した高温用開閉弁装置を提供できるよ
うになる。また、ばね部材や上下スプリングリテーナな
ども一体化された構成のため、流体流路のいずれの部分
にも容易に取付けうる利便性を備えた高温用開閉弁装置
ともなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による高温用開閉弁装置の一実施例を示
す断面図である。
【符号の説明】
2 バルブボデー 3 開閉弁 5 軸 10 レバー 11 上部スプリングリテーナ 12 下部スプリングリテーナ 13 ワッシャ 16 ウェーブワッシャ 18 ブラケット 19 ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 上杉 雅勇 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)考案者 矢田 直三 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地 三 菱自動車エンジニアリング株式会社 岡 崎事業所内 (72)考案者 井上 寿生 愛知県岡崎市橋目町字御茶屋1番地 フ タバ産業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−82043(JP,U) 実開 昭63−82034(JP,U) 実開 平4−30238(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バルブボデーに貫通され支持部材を介して
    回動自在に支持した開閉弁の軸と、上記軸の外端部に設
    けたレバーとを有し、該レバーがばね部材から常時閉作
    動方向の付勢を受けるように構成された開閉弁装置にお
    いて、上記支持部材はオイルブッシュを有し、上記軸の
    レバー取付部下面と上記オイルブッシュとの間にウェー
    ブワッシャを介装して軸方向の変位を吸収すると共に、
    上記ばね部材の下端部を上記バルブボデーの適所に固着
    したブラケットに支持させ、かつ、下部スプリングリテ
    ーナを上記支持部材に固定したことを特徴とする高温用
    開閉弁装置。
JP1991032738U 1990-10-24 1991-04-12 開閉弁装置 Expired - Fee Related JP2599798Y2 (ja)

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JP2-111191 1990-10-24
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JPH0497190U JPH0497190U (ja) 1992-08-21
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