JP2599656B2 - 車両用加速度センサ - Google Patents

車両用加速度センサ

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JP2599656B2 JP3238040A JP23804091A JP2599656B2 JP 2599656 B2 JP2599656 B2 JP 2599656B2 JP 3238040 A JP3238040 A JP 3238040A JP 23804091 A JP23804091 A JP 23804091A JP 2599656 B2 JP2599656 B2 JP 2599656B2
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    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/171Detecting parameters used in the regulation; Measuring values used in the regulation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P15/135Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values by making use of contacts which are actuated by a movable inertial mass

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エアバッグ装置やシー
トベルト引き込み装置等の衝突安全装置の起動信号を出
力する車両用加速度センサに関し、特に、運転席用の衝
突安全装置と助手席用の衝突安全装置を同時に起動し得
る車両用加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】車両の衝突時にエアバッグ装置の起動信
号を出力する加速度センサとして、特公昭57−192
82号公報に記載されたものが公知である。この加速度
センサは、樹脂フレームと、この樹脂フレームの案内面
に沿って転動可能なローラと、このローラに巻装されて
可動接点を構成するロールスプリングと、前記ローラの
転動経路に位置するように前記樹脂フレームに設けられ
た固定接点とを有し、衝撃による慣性で前記ローラが前
記ロールスプリングの付勢力に抗して転動することによ
り前記固定接点が可動接点と導通するように構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両用のエ
アバッグ装置は運転席だけでなく助手席にも装着される
傾向にあるが、従来の加速度センサは単一の接点しか備
えていないため、運転席用の加速度センサと助手席用の
加速度センサをそれぞれ設ける必要があり、そのために
装置の大型化とコストの増加を招く問題があった。ま
た、加速度センサの接点にはモニタ抵抗が接続される
が、上記従来の加速度センサを運転席単独用として使用
する場合と運転席および助手席両用として使用する場合
とでは前記モニタ抵抗の抵抗値を異ならせる必要があ
り、そのために加速度センサの生産コストや管理コスト
が増加する問題があった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、1台で運転席単独用としても運転席および助手席両
用としても使用可能な車両用加速度センサを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、樹脂フレームと、この樹脂フレームの案
内面に沿って転動可能なローラと、このローラに巻装さ
れて可動接点を構成するロールスプリングと、前記ロー
ラの転動経路に位置するように前記樹脂フレームに設け
られた固定接点とを有し、衝撃による慣性で前記ローラ
が前記ロールスプリングの付勢力に抗して転動すること
により前記可動接点と固定接点とが導通する車両用加速
度センサにおいて、前記樹脂フレームの案内面に隔壁で
仕切られた2個の凹部を形成し、これら両凹部のそれぞ
れに前記固定接点を配設したことを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0007】図1〜図9は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は加速度センサの全体斜視図、図2は加速度セ
ンサの全体側面図、図3は図2の3−3線断面図、図4
は図2の4−4線断面図、図5は図2の5−5線断面
図、図6は図3の6−6線断面図、図7は図5の7−7
線断面図、図8はローラおよびロールスプリングの分解
斜視図、図9は電気回路図である。
【0008】図1および図2に示すように、カウルセン
サとして使用される加速度センサSは金属製の円形基板
1と、その円形基板1上に支持された樹脂フレーム2
と、この樹脂フレーム2の上面に形成した案内面21
転動するように配置されたローラ3と、このローラ3に
巻装されてその一部が可動接点4(図1参照)を構成す
るロールスプリング5と、前記ローラ3の転動経路に位
置するように前記樹脂フレーム2に設けられた左右一対
の固定接点6L ,6R とを有し、車両が衝突した際の衝
撃により前記ローラ3が前記ロールスプリング5の付勢
力に抗して矢印A方向に転動し、前記接点4,6L ,6
R を閉成するように構成される。
【0009】加速度センサSの円形基板1の外周には、
カップ状に形成された金属製のケーシング7がレーザー
ビーム溶接で気密に溶着され、その内部には不活性ガス
が封入される。円形基板1の下面には、加速度センサS
を車体に取り付けるための一対のフランジ部81 ,82
を有する取付用ブラケット8がレーザービーム溶接で溶
着され、その取付用ブラケット8の下面にはポッティン
グ用の円筒状に形成された隔壁部83 が前記ケーシング
7と同心に一体成形される。このように、加速度センサ
Sを車体に取り付けるための取付用ブラケット8にポッ
ティング用の隔壁部83 を一体に形成したことにより、
構造の簡略化と部品点数の削減が可能となる。そして前
記隔壁部83 の下面開口は着脱自在な樹脂製のキャップ
9により覆われる。
【0010】図3および図6を併せて参照すると明らか
なように、前記樹脂フレーム2はそれと一体にインサー
ト成形された複数の金属フレームを介して、前記円形基
板1の上面に重ね合わせた金属製の底板10上に支持さ
れる。金属フレームは樹脂フレーム2の最も前側に位置
して前記底板10にスポット溶接される概略門型の前部
フレーム11と、樹脂フレーム2の最も後側に位置して
前記底板10にスポット溶接される左右一対の後部フレ
ーム12L ,12Rとを備え、更にそれら前部フレーム
11と後部フレーム12L ,12R の間に位置する左右
一対の固定接点用フレーム13L ,13R 、左右一対の
モニタ抵抗用フレーム14L ,14R 、およびスプリン
グ係止フレーム15とを備える。左右の固定接点用フレ
ーム13 L ,13R どうし、および左右のモニタ抵抗用
フレーム14L ,14R どうしは電気的に絶縁され、ま
た左側の固定接点用フレーム13L と左側のモニタ抵抗
用フレーム14L 間、および右側の固定接点用フレーム
13R と右側のモニタ抵抗用フレーム14R 間は樹脂フ
レーム2の内部で電気的に導通し、更にスプリング係止
フレーム15は固定接点用フレーム13L ,13R およ
びモニタ抵抗用フレーム14L ,14R から絶縁され
る。
【0011】前記樹脂フレーム2の前端には左右一対の
支持壁22L,22Rが立ち上り形成されるとともに、その
樹脂フレーム2の後部には受壁23 が立ち上り形成さ
れ、それら支持壁22L,22Rと受壁23 の間に前後方向
に凸状に湾曲した前記案内面2 1 が形成される。そし
て、前記支持壁22L,22Rと受壁23 間にローラ3を付
勢するロールスプリング5の前後両端部が支持される。
【0012】図8から明らかなように、前記ロールスプ
リング5は導電性でかつバネ性を有する材料からなり、
中央に窓孔51 を有するとともに該窓穴51 の両側にロ
ーラ係止孔52 を有する。ロールスプリング5の前後端
部には小幅に形成された前腕部53 および後腕部54
形成され、前腕部53 の前端には仮止孔55 が形成され
るとともに後腕部54 の後端には係止孔56 が形成され
る。また前記ローラ3は、ロールスプリング5のローラ
係止孔52が係合する2個の突起31 を外周に備えた樹
脂製部材で、その内部には金属管32 が芯材として挿入
される。
【0013】図1、図4、および図6から明らかなよう
に、樹脂フレーム2の前端には導電性の金属板からなる
断面L字形状のロールスプリング保持部材16が、その
取付部161 に形成した一対の位置決め孔162 を樹脂
フレーム2の下面の位置決め突起24 に係合させた状態
で加締固定部17により固着される。前記取付部16 1
の前端に接続する左右一対の支柱部163L,163Rは、
前記樹脂フレーム2の前端に立設した左右一対の支持壁
2L,22Rのスリット25L,25Rに下側から係合して保
持される(図1および図6参照)。前記支柱部163L
163Rの上端間は相互に接続され、そこから前記支柱部
163L,163R間に位置するように面状の垂下部164
が一体に形成されるとともに、その垂下部164 の上端
には切り起こしにより仮止突起165 が突設される。ま
た前記受壁23 にはローラストッパ用の螺子18が螺着
され、受壁23 の下端にはロールスプリング5の後脚部
4 を通過させる通孔26 が形成される。
【0014】前述のように、ロールスプリング保持部材
16の左右の支柱部163L,163Rを樹脂フレーム2の
支持壁22L,22Rに設けたスリット25L,25Rに係合さ
せたので、そのロールスプリング保持部材16がケーシ
ング7の内面に接触する不都合、すなわちロールスプリ
ング5の可動接点4がケーシング7に短絡して加速度セ
ンサSの信頼性が低下する不都合が確実に回避される。
【0015】図6および図8から明らかなように、ロー
ルスプリング5の組付け手順は、先ず前腕部53 をロー
ルスプリング保持部材16の垂下部164 下端から該垂
下部164 前面に沿って立ち上げ、その前腕部53 に形
成した仮止孔55 を前記垂下部164 の上端に形成した
仮止突起165 に係止する。続いて樹脂フレーム2の案
内面21 上においてロールスプリング5を湾曲させてそ
の後腕部54 を窓孔5 1 を通過させ、形成されたループ
状部分をローラ3に巻き付けて該ローラ3の突起31
ロールスプリング5のローラ係止孔52 に係合させる。
最後にロールスプリング5の後腕部54 を受壁23 下端
に形成された通孔26 を通して後方に引き延ばし、その
係止孔56 をスプリング係止フレーム15の後端部に形
成した係止突起151 に係止する。
【0016】ロールスプリング保持部材16に仮止めさ
れたロールスプリング5の前腕部5 3 は、ロールスプリ
ング保持部材16の垂下部164 にスポット溶接で固定
される。このようにロールスプリング5の前腕部53
ロールスプリング保持部材16に仮止めした状態でスポ
ット溶接することにより、そのスポット溶接作業を容易
かつ精密に行うことができる。而して、ロールスプリン
グ5の前腕部53 をロールスプリング保持部材16の垂
下部164 下端に当接させて上方に立ち上げたことによ
り、そのロールスプリング5にテンションが付与されて
ローラ3は樹脂フレーム2の案内面21 に沿って後方に
付勢され、受壁23 に螺入した螺子18に当接する。
【0017】図3および図4から明らかなように、前記
左右の固定接点6L,6R の基部は左右の固定接点用フ
レーム13L ,13R にそれぞれスポット溶接により固
定され、その先端部は可動接点4すなわちロールスプリ
ング5に接触し得るように、樹脂フレーム2に隔壁27
を挟んで貫通形成された左右一対の凹部28L,28Rから
案内面21 上に突出する。また前記左右の固定接点用フ
レーム13L ,13R にそれぞれ電気的に導通する左右
のモニタ抵抗用フレーム14L ,14R に一端を接続さ
れた一対のモニタ抵抗19L ,19R の他端は、共通の
前部フレーム11に接続される。
【0018】上述のように、一対の固定接点6a,6b
を樹脂フレーム2に隔壁27 を介して形成した2個の凹
部28L,28Rに設けたので、両固定接点6a,6bの位
置ずれによる相互の短絡を確実に防止することができ
る。またロールスプリング5が前記隔壁27 に支持され
るため、その捩じり変形が防止されてローラ3の安定し
た転動が可能となるだけでなく、前記隔壁27 が補強リ
ブとして機能することにより樹脂フレーム2の強度を向
上させることができる。
【0019】図3および図4に示すように、樹脂フレー
ム2に下向きに植設されて固定接点用フレーム13L
13R の外端に接続された左右一対のピン20L ,20
R は、底板10と円形基板1を貫通して該円形基板1の
下面に延出する。一方、スプリング係止フレーム15の
脚部152 の外端に接続されたピン21も、同様に底板
10と円形基板1を貫通して該円形基板1の下面に延出
する。前記ピン21はスプリング係止フレーム15を介
してロールスプリング5の可動接点4に電気的に導通す
るとともに、更にそのロールスプリング5から前部フレ
ーム11を介して該前部フレーム11に接続されたモニ
タ抵抗19L ,19R の他端にも電気的に導通する。前
記3本のピン20L ,20R ,21は円形基板1の下面
から前記取付用ブラケット8の隔壁部83 内に突出し、
そこで加速度センサSの外部に延びるリード線に接続さ
れる。
【0020】図5および図7に示すように、取付用ブラ
ケット8の隔壁部83 の内面には2個の円弧状の取付部
材22,23が溶着される。前記隔壁部83 の内部に保
持される樹脂製のターミナル基板24は、その一端を一
方の取付部材22に形成した係止爪222 に係止され、
その他端を他方の取付部材23にリベット25で固定さ
れる。ターミナル基板24の下面には前記2本のピン2
L ,20R が挿入される金属製の端子26L ,26R
と、残りの1本のピン21が挿入される金属製の端子2
7が設けられ、それら3個の端子26L ,26R ,27
にそれぞれ接続された3本のリード線28L ,28R
29はハーネスとして1本に束ねられ、可撓性の樹脂チ
ューブ30に挿通される。樹脂チューブ30の基端を支
持する金属製のハーネスホルダ31はターミナル基板2
4の上に載置され、そのターミナル基板24を取付部材
23に固定する前記リベット25で共締めされる。
【0021】取付用ブラケット8の隔壁部83 を覆うキ
ャップ9の内部には4本の爪片91 が突設され、その爪
片91 を前記取付部材22,23に形成した係止部22
1 ,231 に係合させることにより、キャップ9が取付
用ブラケット8に着脱自在に固定される。そして前記3
本のリード線28L ,28R ,29が挿通された樹脂チ
ューブ30は、キャップ9の開口部92 から外部に導出
される。
【0022】取付用ブラケット8の隔壁部83 の内部、
すなわちターミナル基板24が収容されている部分は、
柔軟なシリコン樹脂32を注入することによりポッティ
ングされる。このポッティングは、キャップ9を取付用
ブラケット8から取り外した状態で加速度センサSを上
下反対向きにし、その取付用ブラケット8の隔壁部8 3
に液状のシリコン樹脂32を注入して加熱硬化させるこ
とにより行われる。その際、取付用ブラケット8の全周
が円形基板1にレーザービーム溶接されているため、未
硬化のシリコン樹脂32が円形基板1と取付用ブラケッ
ト8の接合部から漏出することが無く、万一シリコン樹
脂32の漏出があれば、そのことによりレーザービーム
溶接の不良を発見することができる。
【0023】而して、ポッティング用のシリコン樹脂3
2を保持し得る壁面を構成する隔壁部83 を、加速度セ
ンサSを車体に取り付けるための取付用ブラケット8と
一体に形成したことにより、その構造を簡略化すること
ができる。また硬化後もゲル状に保たれるシリコン樹脂
32を用いてポッティングを施したことにより、そのシ
リコン樹脂32に割れや間隙が発生することが防止され
るだけでなく、リード線28L ,28R ,29の撓みが
許容されて該リード線28L ,28R ,29の断線に対
する耐久性と信頼性が向上する。しかも前記取付用ブラ
ケット8の隔壁部83 の開口部が樹脂製のキャップ9で
覆われるため、前記シリコン樹脂32のポッッティング
部分を保護し、埃等の付着を防止することができる。
【0024】図9は車両用エアバッグ装置の電気回路を
示すもので、この電気回路は前記カウルセンサとしての
加速度センサSに加えて、メインセンサとしての2個の
加速度センサS′を備える。
【0025】12ボルトのバッテリ33のプラス極は前
記リード線29を介してロールスプリング5すなわち可
動接点4に接続され、その可動接点4には左右一対の固
定接点6L ,6R が対向する。そして前記可動接点4と
一対の固定接点6L ,6R との間には、4kΩのモニタ
抵抗19L ,19R がそれぞれ並列に接続される。左側
の固定接点6L は、前記リード線28L を介して例えば
助手席用のエアバッグ装置を作動させるスクイブ34L
に接続され、右側の固定接点6R は、前記リード線28
R を介して例えば運転席用のエアバッグ装置のスクイブ
34R に接続される。スクイブ34L ,34R は通電に
よりエアバッグ装置の推薬を発火させるもので、それ自
体は前記モニタ抵抗19L ,19R よりも遙かに小さい
抵抗値(2Ω)を持つ。
【0026】両スクイブ34L ,34R のリード線は加
速度センサSの反対側で接続され、そこから二股に分岐
して2個の加速度センサS′に接続される。両加速度セ
ンサS′の接点には各々4kΩのモニタ抵抗35L ,3
R が並列に接続される。
【0027】次に、上述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0028】通常の状態では、加速度センサSのローラ
3はロールスプリング5の付勢力で螺子18に当接する
図示の状態にあり、可動接点4(図1参照)を構成する
ロールスプリング5は一対の固定接点6L ,6R から離
間している。車両の衝突による衝撃でローラ3がロール
スプリング5の付勢力に抗して矢印A方向に転動する
と、可動接点4は一対の固定接点6L ,6R に同時に導
通する。このとき、図9において前記衝撃により一対の
メインセンサとしての加速度センサS′も導通するた
め、バッテリ33からリード線29→可動接点4→固定
接点6L →リード線28L →スクイブ34L →一対の加
速度センサS′の経路で電流が流れるとともに、リード
線29→可動接点4→固定接点6R →リード線28R
スクイブ34 R →一対の加速度センサS′の経路で電流
が流れ、スクイブ34L で助手席用のエアバッグ装置
が、またスクイブ34R で運転席用のエアバッグ装置が
それぞれ膨張展開する。
【0029】さて、加速度センサSの2個のモニタ抵抗
19L ,19R はいずれも4kΩのものが2個並列に接
続され、また加速度センサS′の2個のモニタ抵抗35
L ,35R もいずれも4kΩのものが2個並列に接続さ
れているため、正常状態では図9のa点の電位は12ボ
ルトになり、b,c,d点の電位は共に6ボルトにな
る。しかるに、例えばスクイブ34L ,34R が断線し
たり、あるいは加速度センサSの可動接点4と固定接点
L ,6R が短絡したような場合、前記a,b,c,d
点の電位が正常の状態から変化するため、その電位を診
断ユニットでモニタすることにより機能を確認すること
ができる。
【0030】上記加速度センサSを例えば運転席単独用
として使用する場合には、図9に示すように単独のスク
イブ34′を鎖線で示すように配線すれば良い。この場
合には、二組の接点すなわち可動接点4と固定接点
L 、および可動接点4と固定接点6R は同一の作用を
し、スクイブ34′を作動させてエアバッグ装置を膨張
展開させることができる。
【0031】上述のように加速度センサSを例えば運転
席単独用として使用した場合、バッテリ33に接続され
たa点の電位は12ボルトとなり、また2個のモニタ抵
抗19L ,19R が並列に接続されることによりb,
c,d点の電位は6ボルトとなるため、前述の運転席お
よび助手席両用の場合と同一である。このことは、同一
の加速度センサSを運転席および助手席両用として使用
する場合でも、あるいは運転席単独用として使用する場
合でも、そのモニタ用の診断ユニットとして共通のもの
が使用可能であることを示しており、これにより加速度
センサSの汎用性が大幅に高められる。
【0032】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、特許請求の範
囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の小設計
変更を行うことが可能である。
【0033】例えば、この加速度センサはエアバッグ装
置用に限定されず、シートベルト引き込み装置用として
も使用可能である。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ローラに
設けた1個の可動接点を樹脂フレームに設けた2個の固
定接点に接触させて導通させているので、運転席および
助手席の両方に衝突安全装置を設けた場合に従来の加速
度センサ2台分の機能を1台の加速度センサで賄うこと
が可能となり、その設置スペースと製造コストの節減が
可能となる。また前記2個の固定接点を連結して1個の
固定接点として使用すれば、運転席単独の衝突安全装置
に対しても使用可能である。更に、2個の固定接点を隔
壁で仕切った2個の凹部にそれぞれ配設しているので、
両固定接点の位置ずれが規制されて該固定接点間の短絡
が確実に防止されるだけでなく、ロールスプリングが前
記隔壁に支持されてその捩じれが防止され、しかも前記
隔壁が補強リブとして機能することにより樹脂フレーム
の強度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】加速度センサの全体斜視図
【図2】加速度センサの全体側面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】図2の5−5線断面図
【図6】図3の6−6線断面図
【図7】図5の7−7線断面図
【図8】ローラおよびロールスプリングの分解斜視図
【図9】電気回路図
【符号の説明】
2・・・・・樹脂フレーム 21 ・・・・案内面 27 ・・・・隔壁 28L・・・・凹部 28R・・・・凹部 3・・・・・ローラ 4・・・・・可動接点 5・・・・・ロールスプリング 6L ・・・・固定接点 6R ・・・・固定接点

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂フレーム(2)と、この樹脂フレー
    ム(2)の案内面(21 )に沿って転動可能なローラ
    (3)と、このローラ(3)に巻装されて可動接点
    (4)を構成するロールスプリング(5)と、前記ロー
    ラ(3)の転動経路に位置するように前記樹脂フレーム
    (2)に設けられた固定接点(6L ,6R )とを有し、
    衝撃による慣性で前記ローラ(3)が前記ロールスプリ
    ング(5)の付勢力に抗して転動することにより前記可
    動接点(4)と固定接点(6L ,6R )とが導通する車
    両用加速度センサにおいて、 前記樹脂フレーム(2)の案内面(21 )に隔壁
    (27 )で仕切られた2個の凹部(28L,28R)を形成
    し、これら両凹部(28L,28R)のそれぞれに前記固定
    接点(6L ,6R )を配設したことを特徴とする車両用
    加速度センサ。
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