JP2599228B2 - ワイパー制御装置 - Google Patents

ワイパー制御装置

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JP2599228B2
JP2599228B2 JP3200968A JP20096891A JP2599228B2 JP 2599228 B2 JP2599228 B2 JP 2599228B2 JP 3200968 A JP3200968 A JP 3200968A JP 20096891 A JP20096891 A JP 20096891A JP 2599228 B2 JP2599228 B2 JP 2599228B2
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wiper
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和清 岡田
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/04Wipers or the like, e.g. scrapers
    • B60S1/06Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by the drive
    • B60S1/08Wipers or the like, e.g. scrapers characterised by the drive electrically driven
    • B60S1/0803Intermittent control circuits
    • B60S1/0807Intermittent control circuits using electronic control means, e.g. tubes, semiconductors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S318/00Electricity: motive power systems
    • Y10S318/02Windshield wiper controls

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の窓ガラスをワ
イパーブレードによって払拭するワイパー制御装置に係
り、詳しくは前記ワイパーブレードを格納(しまい込
み)する機構を有するワイパー制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、実公平2−17957号公報に示
すようにワイパーブレードを格納する機構を有する格納
式ワイパー装置が提案されている。この格納式ワイパー
装置は図12に示すように、図示しないワイパースイッ
チを間欠モードに設定すると図示しないワイパー制御装
置(以下、単に制御装置という)はモータを正転させ
る。
【0003】これにより、回転体としてのギア1がP矢
印方向に回転し、該ギア1の回転軸に固定された第1の
クランク2に対して第2のクランク3が屈曲した状態で
回転するようになっている。そして、前記ギア1のP矢
印方向の回転により第1のクランク2、第2のクランク
3及びリンク4を介してワイパーブレード5を払拭動作
させることができる。このとき、前記第1のクランク2
及び第2のクランク3の屈曲により、ギア1の回転中心
からリンク4の先端までのストロークが若干短くなるの
で、前記ワイパーブレード5は間欠停止位置Aと反転位
置Bとの間で往復動される。
【0004】そして、間欠モードにおいては、ワイパー
ブレード5が間欠停止位置Aに達すると、制御装置がモ
ータの回転(正転)を一旦停止してワイパーブレード5
を間欠停止位置Aにて停止させる。そして、所定時間後
制御装置は再びモータを正転させてギア1を再びP矢印
方向に回転させる。このため、ワイパーブレード5を間
欠停止位置Aと反転位置Bとの間で払拭動作するように
なっている。
【0005】又、図示しないワイパースイッチをオフす
ると、図示しない制御装置はワイパーブレード5を格納
位置Cに案内する。つまり、前記制御装置はまずワイパ
ーブレード5を格納するためにワイパーブレード5の反
転位置Bを検出する。そして、ワイパーブレード5が反
転位置Bに達すると制御装置はモータを逆転させて図
においてギア1をQ矢印方向(反P矢印方向)に略1
80゜回転させる。
【0006】すると、図13に示すように、ギア1とと
もにQ矢印方向に回転し、第1のクランク2と第2のク
ランク3とが直線状態となる。そして、第1のクランク
2及び第2のクランク3が図13に示す位置に達する
と、制御装置はモータ1の逆転を停止させる。従って、
ギア1のQ矢印方向への回転が停止する。
【0007】このとき、第1のクランク2に対して第2
のクランク3及びリンク4が直線状態になっているた
め、ギア1の回転中心からリンク4の先端までのストロ
ークが第1のクランク2に対して第2のクランク2が屈
曲状態となっているときに比べて若干長くなる。従っ
て、第1のクランク2及び第2のクランク3が図13に
示す位置に達したとき、ワイパーブレード5を間欠停止
位置Aを越えて格納位置Cに位置させることができるよ
うになっている。
【0008】即ち、図12,図13に示すように第2の
クランク3の先端部を同じ位置に停止させても、図12
のワイパーブレード5は間欠停止位置Aの所に停止し、
図13のワイパーブレード5は格納位置Cの所に停止す
る。この結果、モータの正転による払拭動作に対し、モ
ータを逆転させることによりワイパーブレード5を格納
(しまい込み)することができるようになっている。
【0009】又、上記のワイパーブレード5の各位置を
検出するため、図6に示すようにギア1の裏面に電極板
からなる位置検出パターンとしての電極パターン6を設
けている。この電極パターン6は3つのトラックT1〜
T3によって構成され、トラックT1には接地された検
出手段としての接触子S0が、トラックT2には同じく
接触子S1が、トラックT3には同じく接触子S3がそ
れぞれ摺接している。
【0010】そして、電極パターン6のパターン変化を
接触子S2,S1が検出し、この検出信号に基づいてワ
イパーブレード5の位置を制御装置が判断するようにな
っている。尚、接触子S2,S1が前記電極パターン6
に接触している場合、該接触子S2,S1は接触子S0
を介して接地されるため、0(Lレベル)となり、該接
触子S2,S1が電極パターン6に接触していない場合
は1(Hレベル)となる。
【0011】そして、図6,図8に示すように、図示し
ないワイパースイッチが間欠モードに設定されると、
記モータの正転によりギア1がP矢印方向(図6におい
ては、ギア1を裏面から見ているため、P矢印が図1
2,図13とは逆になる)に回転し、図12に示すよう
に第1のクランク2と第2のクランク3が屈曲した状態
で同様にP矢印方向に回転する。
【0012】又、接触子S2,S1がポイントP1を通
過すると検出信号が1、1となり、図7に示すようにこ
の検出信号に基づいて図示しない制御装置はワイパーブ
レード5が往動位置(ワイパーブレード5が反転位置B
に向かう方向に回動する払拭動作)となっていることを
判断する。その後、接触子S2,S1がポイントP5を
通過すると検出信号が1、0となり、図7に示すように
この検出信号に基づいて図示しない制御装置はワイパー
ブレード5が図12に示す反転位置Bに達したことを判
断する。
【0013】そして、接触子S2,S1がポイントP4
を通過すると検出信号が1、1となり、図7に示すよう
にこの検出信号に基づいて図示しない制御装置はワイパ
ーブレード5が復動位置(ワイパーブレード5が反転位
置Bから間欠停止位置A側へ向かう方向に回動する払拭
動作)にあることを判断する。更に、接触子S2,S1
がポイントP3を通過すると検出信号が0、0となり、
図7に示すようにこの検出信号に基づいて図示しない制
御装置はワイパーブレード5の格納位置Cを判断する信
号となるが、制御装置はモータが正転していることから
この検出信号はワイパーブレード5を格納する判断信号
でないとして無視される。
【0014】その後、接触子S2,S1がポイントP2
を通過すると検出信号が0、1となり、図7に示すよう
にこの検出信号に基づいて図示しない制御装置はワイパ
ーブレード5が図12に示す間欠停止位置Aに達したこ
とを判断する。このとき、制御装置はワイパーブレード
5を所定時間停止させるため、図8に示すようにモータ
へ供給している電流を停止する。すると、ギア1は惰性
回転するため各接触子S0〜S2はポイントP2とポイ
ントP1との間に停止する。
【0015】又、ワイパーブレード5は間欠停止位置A
に停止する。そして、所定時間後図示しない制御装置は
再びモータを正転してギア1をP矢印方向に回転させる
とともに、第1のクランク2、第2のクランク3及びリ
ンク4を介してワイパーブレード5を間欠停止位置A及
び反転位置Bの間で間欠動作させながら払拭動作させる
ことができる。
【0016】ここで、図示しないワイパースイッチをオ
フすると、ワイパーブレード5を格納するため制御装置
はワイパーブレード5が反転位置Bに達したときモータ
を逆転させる。そのため、図6,図9に示すように、制
御装置は接触子S2,S1がポイントP5を通過して検
出信号が1、0となった時点でワイパーブレード5が反
転位置Bに達したことを判断する。そして、制御装置は
モータを逆転させるべく、電流の極性を反転する。
【0017】これにより、モータが逆転するとともに、
ギア1がQ矢印方向に略180°回転する。これによ
り、図13に示すように第1のクランク2と第2のクラ
ンク3とが屈曲状態から直線状態となり、ギア1の回転
中心からリンク4の先端までのストロークが第1のクラ
ンク2と第2のクランク3とが屈曲状態のときに比べ若
干長くなる。
【0018】この状態で、接触子S2,S1がポイント
P2を通過して検出信号が0、0となる。このとき、モ
ータが逆転していることから、この制御信号はワイパー
ブレード5を格納するための検出信号として判断する。
従って、制御装置は図7に示すように前記検出信号に基
づいてワイパーブレード5が格納位置Cに達したと判断
する。
【0019】これにより、制御装置はワイパーブレード
5を格納位置Cに停止させて格納させるべく、図9に示
すようにモータへ供給している電流を停止する。これに
より、図13に示すように、ワイパーブレード5は間欠
停止位置Aを越えて格納位置Cにしまい込まれる。
【0020】前記格納式ワイパー制御装置におけるワイ
パーブレード5の位置検出は2本の接触子S2,S1に
より、格納位置C、間欠停止位置A、反転位置B、往
動,復動の位置をすべて検出することができる。しかし
ながら、この場合において、ポイントP3では2本の接
触子S2,S1の検出信号が0、0となる同時立ち下が
りの部分が電極プレート6に形成されている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記各
接触子S0〜S2は機械的構造の組付けにより電極パタ
ーン2の各トラックT1〜T3に対して摺接しているた
め、ギア1がP矢印方向に回転してポイントP3を通過
した際、必ずしも接触子S2,S1の検出信号が同時に
0、0となることはない。従って、図10に示すよう
に、接触子S1よりも接触子S2の方が先にポイントP
3を通過したり、図11に示すように、接触子S2より
も接触子S1の方が先にポイントP3を通過したりする
場合がある。
【0022】そのため、前記図10の場合においては、
ポイントP3を接触子S2が先に通過して接触子S1が
ポイントP3を通過するまでの間、接触子S2の検出信
号は0、接触子S1の検出信号は1となるため、ポイン
トP2を通過したのと同じになる。
【0023】又、図11の場合においては、ポイントP
3を接触子S1が先に通過して接触子S2がポイントP
3を通過するまでの間、接触子S2の検出信号は1、接
触子S1の検出信号は0となるため、ポイントP5を通
過したのと同じになる。
【0024】従って、例えばモータの正転によりギア1
がP矢印方向に回転し、ポイントP4を通過した時点
(ワイパーブレード5が復動位置にあるとき)で図示し
ないワイパースイッチをオフすると、制御装置はワイパ
ーブレード5を格納するため、接触子S2,S1により
ポイントP5(ワイパーブレード5の反転位置B)を検
出してモータを逆転させる。
【0025】しかし、接触子S2,S1がポイントP3
を通過するとき、図11に示すように接触子S1の方が
ポイントP3を先に通過すると、接触子S2の検出信号
が1、接触子S1の検出信号が0となってポイントP5
を通過したと同じになる。つまり、制御装置はこの検出
信号によってワイパーブレード5が反転位置Bに達した
と誤判断する。従って、制御装置はここからモータを逆
転させ、ワイパーブレード5を格納しようとする誤動作
が発生するという問題がある。
【0026】又、図示しないワイパースイッチが間欠モ
ードに設定され、モータが正転によりギア1がP矢印方
向に回転している状態において、接触子S2,S1がポ
イントP3を通過するとき、接触子S2が接触子S1よ
り先にポイントP3を通過すると、接触子S2の検出信
号は0、接触子S1の検出信号は1となってポイントP
2を通過したと同じになる。
【0027】つまり、制御装置はこの検出信号によって
ワイパーブレード5が間欠停止位置Aに達したと判断す
る。従って、制御装置はここでワイパーブレード5を所
定時間停止させるため、モータへの電流の供給を停止す
る。この結果、ワイパーブレード5が間欠停止位置Aで
ない復動位置で停止してしまうという問題がある。
【0028】従って、上記の誤動作を防止すべく、電極
パターン6の3個のトラックT1〜T3を4個のトラッ
クT1〜T4にすれば、電極パターン6の変化の組合せ
を多くすることができる。これにより、同時に電極パタ
ーン6が立ち下がり立ち上がりする部分を形成すること
なく、上記のような誤動作を防止することができる。し
かし、その分だけ接触子の数を増やすことになるため、
ワイパー制御装置の構造が複雑になって組付けが困難に
なるばかりか、ワイパー制御装置の大型化にも繋がると
いう問題がある。
【0029】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は構造の複雑化に伴う組付
けの困難の防止及び大型化の防止を行うとともに、誤動
作の発生を防止するワイパー制御装置を提供することに
ある。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1発明では、モータにより回転する回転体に、ワ
イパーブレードの位置を判断する位置検出パターンを設
け、前記位置検出パターンの変化を検出手段により検出
し、前記検出手段からの検出信号の変化に基づいて前記
ワイパーブレードの位置を割り出し、前記モータを駆動
制御するワイパー制御装置において、前記ワイパーブレ
ードの位置に対応した前記位置検出パターンの変化を時
系列的な位置データとして予め記憶した記憶手段と、前
記検出手段により位置検出パターンの変化を実際に検出
した検出信号を少なくとも2以上時系列的に組み合わせ
て時系列検出パターンデータを作成するデータ作成手段
と、前記データ作成手段により作成された時系列検出パ
ターンデータ前記記憶手段に記憶されている位置デー
と対応するかを比較し、そのときのワイパーブレード
の位置を割り出す位置割り出し手段とを備えた。
【0031】又、第2発明では、モータの正転によりワ
イパーブレードを反転位置と間欠停止位置との間で払拭
動作し、該モータの逆転により前記ワイパーブレードを
格納位置に格納するワイパー制御装置において、前記モ
ータにより回転する回転体に設けられ、前記ワイパーブ
レードの位置を判断する位置検出パターンと、前記位置
検出パターンの変化を検出する検出手段と、前記ワイパ
ーブレードの位置に対応した前記位置検出パターンの変
化を時系列的な位置データとして予め記憶した記憶手段
と、前記検出手段により位置検出パターンの変化を実際
に検出した検出信号を少なくとも2以上時系列的に組み
合わせて時系列検出パターンデータを作成するデータ作
成手段と、前記データ作成手段により作成された時系列
検出パターンデータが前記記憶手段に記憶されている位
置データと対応するかを比較し、そのときのワイパーブ
レードの位置を割り出す位置割り出し手段とを備えた。
【0032】更に、第3発明では、第1発明又は第2発
明において、前記記憶手段に予め記憶されている位置デ
ータを、回転体の正転時の位置データと回転体の逆転時
の位置データとから構成し、前記位置割り出し手段が前
記データ作成手段により作成された時系列検出パターン
データを前記記憶手段に記憶されている回転体の回転方
向に応じた位置データと比較するようにしたものであ
る。
【0033】
【作用】第1発明は、データ作成手段は検出手段が回転
体に設けられる位置検出パターンの変化の検出信号を少
なくとも2以上組み合わせて時系列パターンデータとし
て作成する。そして、位置割り出し手段は前記データ作
成手段により作成した時系列検出パターンデータと記憶
手段に記憶されている位置検出パターンの変化毎に設け
られたワイパーブレードの位置データとを比較し、該位
置データと時系列検出パターンデータとを対応させてワ
イパーブレードの位置を割り出す。
【0034】従って、検出手段によりその時に検出され
た検出信号が誤っていても、位置割り出し手段によりワ
イパーブレードの位置を正確に割り出すことができる。
第2発明は、データ作成手段は検出手段が回転体に設け
られる位置検出パターンの変化の検出信号を少なくとも
2以上組み合わせて時系列パターンデータとして作成す
る。そして、位置割り出し手段は前記データ作成手段に
より作成した時系列検出パターンデータと記憶手段に記
憶されているワイパーブレードの各位置に対応した位置
データ(位置検出パターンを正しく検出した場合の検出
信号を、ワイパーブレードの各位置に到達する手前から
到達するまでの所定の間その変化を時系列に配列したデ
ータ)とを比較し、該位置データと時系列検出パターン
データとを対応させてワイパーブレードの位置を割り出
す。
【0035】従って、検出手段によりその時に検出され
た検出信号が誤っていても、位置割り出し手段によりワ
イパーブレードの位置を正確に割り出すことができる。
第3発明は、第1発明又は第2発明における記憶手段に
予め記憶されている位置データを、回転体の正転時の位
置データと回転体の逆転時の位置データとから構成して
いる。そして、位置割り出し手段は、前記データ作成手
段により作成された時系列検出パターンデータを記憶手
段に記憶されている回転体の回転方向に応じた位置デー
タと比較する。
【0036】従って、モータの正転によりワイパーブレ
ードを反転位置と間欠停止位置との間で払拭動作し、該
モータの逆転により前記ワイパーブレードを格納位置に
格納するような多数のワイパーブレード位置を判別する
必要のあるワイパー制御装置であっても、ワイパーブレ
ードの正確な位置を確実に割り出すことができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図5に従って説明する。尚、前記従来の技術と同一の部
分に関しては同一番号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【0038】図1に示すように、ワイパー制御装置10
の入力部11には前記ギア1の電極パターン6に摺接す
る接触子S2,S1からの検出信号が入力されるように
なっている。つまり、前記入力部11は図示しない基本
クロック信号に基づいて電極パターン6を接触子S2,
S1を介して常に検出するようになっており、該電極パ
ターン6の変化に基づく検出信号を入力する。そして、
前記入力部11にはワイパースイッチSWからの設定信
号が入力されるようになっており、ワイパースイッチS
Wにより間欠モード、低速モード、高速モードのいずれ
かの設定モードに基づく設定モード信号が入力されるよ
うになっている。そして、この設定モード信号は後述す
る出力制御部16に出力され、モータとしてのワイパー
モータ17を回転駆動制御するようになっている。
【0039】又、記憶手段としてのデータ記憶部12に
は図2,図3に示すように、前記接触子S2,S1が電
極パターン6の変化を正確に検出した際、時系列となる
位置データとしての記憶電極パターンデータD1〜D8
がそれぞれ記憶されている。図2に示すようにデータ記
憶部12にはワイパーモータ17の正転によりギア1が
P矢印方向に回転したとき、接触子S2,S1が電極パ
ターン6の変化を正確に検出した際の電極パターンデー
タD1〜D5が予め記憶されている。
【0040】前記各電極パターンデータD1〜D5は今
回新しく接触子S2,S1により検出された電極パター
ン6の変化に基づいて検出された検出信号と、前回及び
前々回に検出された検出信号との3つの検出信号から構
成され、これらの検出信号が時系列的に記憶されてい
る。又、前記各記憶パターンデータD1〜D5に対応し
てワイパーブレード5の位置を判断する判断データPD
1〜PD5が記憶されている。
【0041】例えば、図2の記憶電極パターンデータD
4について見てみると、接触子S2,S1から今回入力
された検出信号が1、0となったとき、該接触子S2,
S1は電極パターン6のポイントP5を通過したことに
なる。つまり、ワイパーブレード5が反転位置Bに達し
ていることになる。このとき、前回接触子S2,S1か
らの検出信号はワイパーブレード5が往動位置にある
1、1の信号となり、前々回の接触子S2,S1からの
検出信号はワイパーブレード5が間欠停止位置Aにある
0、1の信号となる。これらの検出信号が時系列的に配
列された状態で記憶電極パターンデータD4として記憶
されている。そして、記憶電極パターンデータD4には
ワイパーブレードが反転位置Bにあると判断する判断デ
ータPD4が対応している。
【0042】又、図3に示すように、データ記憶部12
には図示しないモータの逆転によりギア1がQ矢印方向
に回転したとき、接触子S2,S1が電極パターン6の
変化を正確に検出した際の電極パターンデータD6〜D
8が予め記憶されている。前記各電極パターンデータD
6〜D8は今回新しく接触子S2,S1により検出され
た電極パターン6の変化に基づいて検出された検出信号
と、前回及び前々回に検出された検出信号との3つの検
出信号から構成され、これらの検出信号が時系列的に記
憶されている。又、前記各記憶パターンデータD6〜D
8に対応してワイパーブレード5の位置を判断する判断
データPD6〜PD8が記憶されている。
【0043】例えば、図3の記憶電極パターンデータD
6について見てみると、ギア1がQ矢印方向に回転して
いることから接触子S2,S1から今回入力された検出
信号が1、1となったとき、該接触子S2,S1はポイ
ントP5を通過、つまりワイパーブレード5が往動位置
に達していることになる。このとき、前回接触子S2,
S1からの検出信号はワイパーブレード5が反転位置B
にある1、0の信号となり、前々回の接触子S2,S1
からの検出信号はワイパーブレード5が復動位置にある
1、1の信号となる。
【0044】これらの検出信号が、時系列的に配列され
た状態で記憶電極パターンデータD6として記憶されて
いる。尚、モータが正転したときの記憶電極パターンデ
ータD5とモータが逆転したときの記憶電極パターンデ
ータD6とはデータが一致するが、モータの正逆転に基
づいて記憶電極パターンデータD5と記憶電極パターン
データD6とは異なる扱いとしている。従って、記憶電
極パターンデータD6にはワイパーブレード5が往動位
置にあると判断する判断データPD6が対応している。
【0045】図1に示すように、時系列データ記憶部1
4は図4のSTEP2に示すように、前記接触子S2,
S1によって検出された電極パターンデータが記憶され
るようになっている。この電極パターンデータは電極パ
ターン6の変化に基づいて検出された過去の検出信号の
うち、最新の検出信号と前の検出信号とが前回、前々回
の検出信号として常に2つ記憶されて構成されている。
【0046】又、図1に示すようにデータ作成手段及び
位置割り出し手段としての読出比較部13には、電極パ
ターン6の変化に基づく接触子S2,S1によってその
とき検出された検出信号が、前記入力部11を介して
力されるようになっている。つまり、前記入力部11は
電極パターン6の変化に基づく前記接触子S2,S1か
らの検出信号のみを前記読出比較部13に出力するよう
になっている。
【0047】そして、前記読出比較部13は前記時系列
データ記憶部14に記憶された電極パターンデータ、つ
まり前回の検出信号及び前々回の検出信号を読み出し、
今回接触子S2,S1によって検出された検出信号と時
系列的に組み合わせて時系列検出パターンデータとして
の組合せ電極パターンデータを構成するようになってい
る。更に、前記読出比較部13はこの組合せ電極パター
ンデータと前記データ記憶部12に記憶された各記憶電
極パターンデータD1〜D8と比較し、該組合せ電極パ
ターンデータが各記憶電極パターンデータD1〜D8の
中の1つと一致するか否かを判断するようになってい
る。
【0048】そして、組合せ電極パターンデータがデー
タ記憶部12の記憶電極パターンデータD1〜D8の中
の1つと一致した場合、読出比較部13はそのとき接触
子S2,S1によって検出された検出信号が正しいと判
断するようになっている。又、組合せ電極パターンデー
タがデータ記憶部12の記憶電極パターンデータD1〜
D8の中の1つと一致しなかった場合、読出比較部13
はそのとき接触子S2,S1によって検出された検出信
号が誤っていると判断するようになっている。この場
合、読出比較部13はそのとき接触子S2,S1によっ
て検出された検出信号を無視し、つまり消去して次に入
力される検出信号を電極パターンデータと再度組合わせ
ることができる状態で待機するようになっている。
【0049】又、前記記憶電極パターンデータD1〜D
8の中の1つと組合せ電極パターンデータとが一致した
場合、前記読出比較部13は時系列データ処理部15に
その組合せ電極パターンデータと、一致した記憶電極パ
ターンデータD1〜D8に対応しているワイパーブレー
ド5の位置を判断する判断データPD1〜PD8とをそ
れぞれ転送するようになっている。
【0050】前記時系列データ処理部15は前記読出比
較部13から組合せ電極パターンデータ及びワイパーブ
レード5の判断データPD1〜PD8が転送されてきた
時点で、ワイパーブレード5の位置を示す判断データP
D1〜PD8を出力制御部16に出力するようになって
いる。そして、この判断データPD1〜PD8に基づい
て出力制御部16はワイパーモータ17を回転駆動制御
するようになっている。又、出力制御部16は前記入力
部11を介して入力されるワイパースイッチSWの設定
モード信号に基づいてワイパーモータ17を回転駆動制
御するようになっている。
【0051】一方、図4のSTEP1,2に示すように
前記時系列データ処理部15は読出比較部13から転送
されてきた組合せ電極パターンデータの中の前回の検出
信号を前々回の検出信号として新たに記憶し、今回検出
された検出信号を前回の検出信号として新たに記憶す
る。尚、このとき前々回の検出信号は消去されるように
なっている。従って、次に新たに入力される接触子S
2,S1からの検出信号を最新の検出信号として扱うこ
とができる電極パターンデータを構成するようになって
いる。
【0052】この状態の電極パターンデータは時系列デ
ータ処理部15により時系列データ記憶部14に記憶さ
れる。そして、再び読出比較部13に接触子S2,S1
からそのとき検出された検出信号が入力されたとき、読
出比較部13はこの電極パターンデータを時系列データ
記憶部14から読み出すようになっている。そして、読
出比較部13はそのときに検出された検出信号と電極パ
ターンデータとを組み合わせ、再び組合せ電極パターン
データを構成するようになっている。
【0053】次に、上記のように構成されたワイパー制
御装置10の作用について説明する。ワイパースイッチ
SWが間欠モードに設定されると、この設定に基づく設
定モード信号がワイパー制御装置10の入力部11に入
力される。すると、この設定モード信号は出力制御部1
6に出力され、該出力制御部16はワイパーブレード5
を間欠動作させるためにワイパーモータ17を正転させ
る。すると、ギア1がP矢印方向に回転し、第1のクラ
ンク2と第2のクランク3とを屈曲させた状態でリンク
4を介してワイパーブレード5の払拭動作を行う。この
とき、接触子S2,S1は図6,図8に示すように、間
欠停止位置A、往動位置、反転位置B、復動位置を順に
検出する。
【0054】ここで、ポイントP3を接触子S2,S1
が通過したとき、接触子S2,S1の検出信号は0、0
となる。この検出信号が入力部11に入力されて読出比
較部13に転送される。すると、読出比較部13は時系
列データ記憶部14から前回及び前々回により構成され
た電極パターンデータを読み出す。このとき、この電極
パターンデータの前回の検出信号は1、1で、前々回の
検出信号は1、0となっている。
【0055】この電極パターンデータと今回検出された
最新の検出信号、0、0とを時系列的に組合せ、図4の
STEP1に示すように組合せ電極パターンデータを構
成する。そして、読出比較部13はデータ記憶部12内
に記憶された記憶電極パターンデータD1〜D8の中の
1つと図4のSTEP1の組合せ電極パターンデータと
が一致するかを比較する。この場合、組合せ電極パター
ンデータと記憶電極パターンデータD1とが一致するた
め、読出比較部13はこのとき接触子S2,S1によっ
てポイントP3が検出されたと判断される。
【0056】その後、読出比較部13はこのときの組合
せ電極パターンデータ及びワイパーブレード5のポイン
トP3に対応した所に達したことを示す判断データを時
系列データ処理部15に転送する。このとき、前記時系
列データ処理部15は記憶電極パターンデータD1に対
応する判断データを出力制御部16に出力する。これに
より、出力制御部16はワイパーブレード5がポイント
P3を通過したところに位置すると確認する。
【0057】一方、時系列データ処理部15は、読出比
較部13から転送されてきた組合せ電極パターンデータ
の前回の検出信号を前々回の検出信号として新たに記憶
し、今回の検出信号を前回の検出信号として新たに記憶
する。これにより、時系列データ処理部15は図4のS
TEP2に示すように接触子S2,S1によって新たに
検出される最新の検出信号を扱うことができる電極パタ
ーンデータを構成し、該時系列データ処理部15はこの
電極パターンデータを時系列データ記憶部14に記憶す
る。
【0058】その後、接触子S2,S1がポイントP2
を通過して検出信号が0、1となると、この検出信号が
入力部11を介して読出比較部13に出力される。この
とき、ワイパーブレード5は図12に示すように間欠停
止位置Aに達している。又、読出比較部13は前記時系
列データ記憶部14に記憶された図4のSTEP2に示
す電極パターンデータを読み出し、前記最新の検出信号
と組み合わせて図4のSTEP3に示す組合せ電極パタ
ーンデータを再び構成し、以下上記と同様に処理を行
う。
【0059】即ち、読出比較部13によって構成された
組合せ電極パターンデータはデータ記憶部12の記憶電
極パターンデータD2と一致する。すると、読出比較部
13はワイパーブレード5が間欠停止位置Aに達してい
ると判断し、該ワイパーブレード5の間欠停止位置Aと
なる判断データ及び組合せ電極パターンデータを時系列
データ処理部15に出力する。該時系列データ処理部1
5はワイパーブレード5の判断データを出力制御部16
に出力する。
【0060】これにより、出力制御部16はワイパーブ
レード5が間欠停止位置Aにあることを確認し、ワイパ
ーモータ17を所定時間停止させるべく、ワイパーモー
タ17への電流の供給を停止する。そして、所定時間後
出力制御部16はワイパーモータ17への電流を供給
し、ワイパーブレード5を払拭動作させる。又、前記時
系列データ処理部15に転送された組合せ電極パターン
データは該時系列データ処理部15によって新たに入力
される検出信号を扱うことができる電極パターンデータ
を構成して時系列データ記憶部14に記憶される。
【0061】ここで、接触子S2が接触子S1より先に
ポイントP3を通過して立ち下がると検出信号は0、1
となり、ポイントP2を通過した検出信号と同じにな
る。つまり、ワイパーブレード5が間欠停止位置Aにあ
ると判断する検出信号になる。そのため、この検出信号
は誤判断の検出信号になる。しかし、この検出信号を含
む組合せ電極パターンデータと時系列データ記憶部14
の組合せ電極パターンデータD1〜D8の中のどのデー
タとも一致しないため、誤信号として無視されて消去さ
れる。
【0062】その後、接触子S1がポイントP3を通過
して立ち下がると検出信号は0、0となり、読出比較部
13によって構成された組合せ電極パターンデータはデ
ータ記憶部12の記憶電極パターンデータD1と一致す
ることになる。そのため、読出比較部13は接触子S
2,S1がポイントP3を通過してワイパーブレード5
がポイントP3に対応した所に位置していると判断す
る。
【0063】この結果、この判断データが時系列データ
処理部15を介して出力制御部16に出力される。この
判断データに基づいて出力制御部16はワイパーブレー
ド5がポイントP3を通過した所に位置することを確認
する。従って、前記接触子S2,S1がポイントP3を
誤って検出しても、出力制御部16はワイパーモータ1
7を回転駆動制御しない。
【0064】そして、接触子S2,S1がポイントP2
を通過することにより検出信号は0、1となり、読出比
較部13によって構成された組合せ電極パターンデータ
はデータ記憶部12の記憶電極パターンデータD2と一
致する。これにより、ワイパーブレード5が間欠停止位
置Aにあることを読出比較部13によって判断され、ワ
イパーブレード5が間欠停止位置Aにあることを示す判
断データを時系列データ処理部15を介して出力制御部
16に出力する。出力制御部16はこの位置信号に基づ
いてワイパーモータ17を所定時間停止させるべく、ワ
イパーモータ17への電流の供給を停止する。
【0065】そして、出力制御部16は所定時間後ワイ
パーモータ17に電流を供給してワイパーブレード5を
払拭動作させる。この結果、ワイパーブレード5を間欠
停止位置Aにて確実に停止させることができるととも
に、ポイントP3を接触子S2,S1が誤って検出して
も出力制御部16がワイパーモータ17を介してワイパ
ーブレード5の回転停止制御をすることはない。
【0066】又、ワイパーブレード5が復動位置にある
とき、ワイパースイッチSWの間欠モードの設定が解除
されてオフとなると、出力制御部16はワイパーブレー
ド5の反転位置B(ポイントP5)を検出し、ワイパー
モータ17を逆転させてワイパブレード5を格納位置C
にてしまい込む必要があると判断する。
【0067】しかし、接触子S2,S1がポイントP3
を通過するとき、接触子S1が接触子S2より先にポイ
ントP3を通過すると、接触子S2,S1の検出信号は
1、0となる。つまり、ワイパーブレード5が判定位置
Bに達していることを示す誤った検出信号となる。しか
し、この場合、前記と同様にこの1、0の検出信号を無
視して正確なワイパーブレード5の位置(ポイントP
3)の判断を行う。
【0068】その後、ポイントP2→ポイントP1を通
過する毎に上記と同様の処理をして接触子S2,S1が
正確にポイントP2,P1を検出したことを比較判断部
13が判断し、ワイパーブレード5が所定の位置にある
ことを比較判断部13に基づいて出力制御部16が確認
する。
【0069】そして、接触子S2,S1がポイントP5
を通過すると検出信号が1、0、つまりワイパーブレー
ド5が反転位置Bに達していることになり、この検出信
号は入力部11を介して読出比較部13に出力される。
すると、読出比較部13は時系列データ記憶部14から
前回の検出信号が1、1で、前々回の検出信号が0、1
となる電極パターンデータを読み出す。そして、読出比
較部13はこの電極パターンデータと最新の検出信号と
を組み合わせた組合せ電極パータンデータを構成する。
【0070】そして、組合せ電極パターンデータとデー
タ記憶部12の記憶電極パターンデータD1〜D8の中
の1つと一致するかを判断する。この場合、組合せ電極
パターンデータは記憶電極パターンデータD4と一致す
るため、読出比較部13は接触子S2,S1がポイント
P5を通過してワイパーブレード5が反転位置Bにある
と判断する。これにより、読出比較部13は組合せ電極
パターンデータ及び反転位置Bを示す判断データを時系
列データ処理部15に転送する。
【0071】更に、前記時系列データ処理部15はワイ
パーブレード5の反転位置Bを示す判断データを出力制
御部16に出力する。すると、出力制御部16は時系列
データ処理部15からの判断データに基づいてワイパー
ブレード5が反転位置Bにあること確認し、ワイパーモ
ータ17を停止させ約0.1秒後にワイパーモータ17
を逆転させる。すると、ギア1がQ矢印方向に回転し、
図13に示すように第1のクランク2と第2にクランク
3とが屈曲状態から直線状態となるため、ギア1の回転
中心からリンク4の先端までの長さが若干長くなる。
【0072】又、ギア1のQ矢印方向の回転により、接
触子S2,S1はポイントP5→ポイントP1→ポイン
トP2の順に通過、つまりワイパーブレード5は往動位
置、間欠停止位置Aを通過して格納位置Cにて停止す
る。又、各ポイントP5,P1,P2を通過する毎に接
触子S2,S1が各ポイントP5,P1,P2を正確に
検出したかをワイパー装置10が判断してワイパーブレ
ード5の位置を確認する。
【0073】又、接触子S2,S1がポイントP2を通
過すると検出信号は0、0となり、前記と同様にこのと
きワイパーブレード5は格納位置Cにあると判断する。
そして、これに基づいて出力制御部16はワイパーモー
タ17を停止させるべく、電流の供給を停止する。この
結果、直線状態となった第1,2のクランク2,3とリ
ンク4とによりワイパーブレード5は間欠停止位置Aを
越えて格納位置Cに停止して格納される(しまいこまれ
る)。以上、詳述したように、接触子S2,S1の検出
信号が電極パターン6によって同時立ち下がり又は同時
立ち上がりを検出する際、該接触子S2,S1がその検
出を誤っても、この検出信号と、この検出信号を検出す
る2つ前までの時系列となる検出信号とを組み合わせた
組合せ電極パターンデータを構成し、予め記憶された正
常な記憶電極パターンデータD1〜D8と比較した結
果、その検出信号が正確か否かを判断してワイパーモー
タ17を回転駆動制御することになる。
【0074】この結果、ワイパーブレード5の誤動作の
発生を防止するとともに、ワイパー制御装置10の複雑
化及びこれに伴う装置の大型化を防止することができ
る。又、ワイパー制御装置10が複雑にならない分だけ
ワイパー装置の組付けの困難を防止することができる。
【0075】又、仮に電極パターン6の表面が汚れて接
触子S2,S1が誤った検出信号をワイパー制御装置1
0の入力部11に出力しても、ワイパーモータ17の誤
動作を防止することができる。
【0076】本実施例においては、最新の検出信号と過
去の2つの検出信号とを組合わせて組合せ電極パターン
データを構成したが、最新の検出信号と組合わせる過去
の検出信号を1つ又は3つ以上として組合せ電極パター
ンデータを構成することも可能である。
【0077】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ワ
イパー装置の構造の複雑化に伴う組付けの困難の防止及
びワイパー装置の大型化の防止を行うとともに、ワイパ
ー装置の誤動作の発生を防止することができる優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイパー制御装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】接触子が電極パターンを正常に検出したときの
記憶電極パターンデータを示す説明図である。
【図3】接触子が電極パターンを正常に検出したときの
記憶電極パターンデータを示す説明図である。
【図4】接触子により正しい検出信号が入力されたと
き、その検出信号を含む時系列となる電極パターンデー
タが処理されていくことを説明する説明図である。
【図5】接触子により誤った検出信号が入力されたと
き、その検出信号を含む時系列となる電極パターンデー
タが処理されていくことを説明する説明図である。
【図6】ギアに対してワイパーブレードの位置を検出す
る電極パターンが形成され、該電極パターンに対して接
触子が摺接していることを示す概略図である。
【図7】電極パターンの変化により接触子が検出する検
出信号に対しワイパーブレードの位置を対応させた説明
図である。
【図8】間欠モードにおけるモータの正転に基づいて接
触子が検出する検出信号、ワイパーブレードの位置及び
モータに流す電流波形を示す対応図である。
【図9】モータの逆転に基づいて接触子が検出する検出
信号、ワイパーブレードの位置及びモータに流す電流波
形を示す対応図である。
【図10】接触子S2が接触子S1より先にポイントP
3を通過したことを示すタイムチャート図である。
【図11】接触子S1が接触子S2より先にポイントP
3を通過したことを示すタイムチャート図である。
【図12】格納式ワイパー装置によりワイパーブレード
を間欠停止位置に停止させたことを示す説明図である。
【図13】格納式ワイパー装置によりワイパーブレード
を格納位置に停止させて格納したことを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…回転体としてのギア、5…ワイパーブレード、6…
位置検出パターンとしての電極パターン、12…記憶手
段としてのデータ記憶部、13…データ作成手段及び位
置割り出し手段としての読出比較部、S2,S1…検出
手段としての接触子

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより回転する回転体に、ワイパ
    ーブレードの位置を判断する位置検出パターンを設け、
    前記位置検出パターンの変化を検出手段により検出し、
    前記検出手段からの検出信号の変化に基づいて前記ワイ
    パーブレードの位置を割り出し、前記モータを駆動制御
    するワイパー制御装置において、 前記ワイパーブレードの位置に対応した前記位置検出パ
    ターンの変化を時系列的な位置データとして予め記憶し
    た記憶手段と、 前記検出手段により位置検出パターンの変化を実際に検
    出した検出信号を少なくとも2以上時系列的に組み合わ
    せて時系列検出パターンデータを作成するデータ作成手
    段と、 前記データ作成手段により作成された時系列検出パター
    ンデータ前記記憶手段に記憶されている位置データ
    対応するかを比較し、そのときのワイパーブレードの位
    置を割り出す位置割り出し手段と を備えたことを特徴とするワイパー制御装置。
  2. 【請求項2】 モータの正転によりワイパーブレードを
    反転位置と間欠停止位置との間で払拭動作し、該モータ
    の逆転により前記ワイパーブレードを格納位置に格納す
    るワイパー制御装置において、 前記モータにより回転する回転体に設けられ、前記ワイ
    パーブレードの位置を判断する位置検出パターンと、 前記位置検出パターンの変化を検出する検出手段と、 前記ワイパーブレードの位置に対応した前記位置検出パ
    ターンの変化を時系列的な位置データとして予め記憶し
    た記憶手段と、 前記検出手段により位置検出パターンの変化を、実際に
    検出した検出信号を少なくとも2以上時系列的に組み合
    わせて時系列検出パターンデータを作成するデータ作成
    手段と、 前記データ作成手段により作成された時系列検出パター
    ンデータが前記記憶手段に記憶されている位置データと
    対応するかを比較し、そのときのワイパーブレードの位
    置を割り出す位置割り出し手段と を備えたことを特徴とするワイパー制御装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段に予め記憶されている位置
    データは、回転体の正転時の位置データと回転体の逆転
    時の位置データとからなり、前記位置割り出し手段は前
    記データ作成手段により作成された時系列検出パターン
    データを前記記憶手段に記憶されている回転体の回転方
    向に応じた位置データと比較するものであることを特徴
    とする請求項1又は請求項2に記載のワイパー制御装
    置。
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