JP2599220Y2 - 粉粒体の混合装置 - Google Patents

粉粒体の混合装置

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JP2599220Y2
JP2599220Y2 JP1993061051U JP6105193U JP2599220Y2 JP 2599220 Y2 JP2599220 Y2 JP 2599220Y2 JP 1993061051 U JP1993061051 U JP 1993061051U JP 6105193 U JP6105193 U JP 6105193U JP 2599220 Y2 JP2599220 Y2 JP 2599220Y2
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mixing
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Inventor
納 岡田
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エフエム技研株式会社
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  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば主剤としてのプラ
スチック粒体原料に少なくも一種類の顔料又は着色料な
どの粒状物の添加剤を混合するのに好適に用いることが
できる粉粒体の混合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の混合装置としては、例え
ば特開平2−253835号、同3−146124号、
同3−165824号など、各種の改良、開発が見られ
た。しかし、これらの多くは、主剤と添加剤を別々に計
量した上、それらの粉粒体をタンブラ−等の混合用のユ
ニットに同時に又は別々に導入し、撹拌、混合する方式
が採られている。また、そのプロセスの自動化システム
も用いられ、計量作業、撹拌混合作業、および混合した
ものを成形する場合、その成形工程への供給作業などが
自動化されているが、いずれも原理的には前述のものと
同じである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来技術
では、色替えなどの際に行なわれる清掃(クリ−ニン
グ)が容易でなく、且つ設備が大がかりになる上、混合
過程に時間を要し、急速に混合することは不可能であっ
た。また、混合した後に成形するものでは成形機と離れ
た場所で配合および混合を行なう必要があり、人手と運
搬時間がかかる。その上、機構が複雑で高価になり、価
格的ニ−ズにマッチし得ない、等の問題点があった。
【0004】本考案の目的は上記従来技術の問題点を解
消することであって、それ故、価格的ニ−ズにマッチし
得るようにコンパクトに構成し、且つ容易に清掃でき、
および配合、混合を急速に行ない得る粉粒体の混合装置
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案による混合装置は内部空間が仕切板で仕切ら
れたホッパ−1と、前記ホッパ−内の粉粒体をその下端
開口部から受け且つ前記仕切板に対応して内部が仕切ら
れ底面が開いた計量枡4と、前記計量枡を摺動自在に支
持し且つ前記ホッパ−の下端開口部からずれた位置に前
記計量枡とほぼ同じ大きさの開口6を有する底板5と、
前記計量枡を前記ホッパ−の下端開口部と前記底板の開
口との間で移動する駆動体9と、前記計量枡が前記ホッ
パ−の下端開口部から移動した際に前記開口部を閉じる
シャッタ−10と、前記底板の開口を通して落下する前
記計量枡内の粉粒体を受けるシュ−ト7と、前記底板の
開口下の近接位置に在って前記開口を通して落下する粉
粒体に空気を吹き付けて混合するエアノズル11によっ
て構成される特徴を有する。
【0006】
【作用】この混合装置ではホッパ−内の一方の空間に主
剤が且つ他の空間に添加剤が入れられ、その下端の開口
部に計量枡が置かれると、ホッパ−内の主剤が計量枡の
一方の区域に、添加剤が計量枡の他の区域に落下して入
り、計量枡内に予定の比率で導入される。駆動体の作動
により計量枡が前進するとホッパ−下端の開口部はシャ
ッタ−で閉じられ、計量枡が底板の開口上に至ると該開
口を通してその下に配置されたシュ−ト内に落下し、そ
の際エアノズルからの空気の噴流によって添加剤は主剤
中に混入し、撹拌されながら落下し、急速に混合する。
【0007】
【実施例】次に図面を参照のもとに本考案の実施例に関
し説明する。図1ないし図4は本考案による混合装置の
好適な実施例を示すものであって、この装置は好ましく
は角錐形状のホッパ−1を含み、該ホッパ−は下方に向
って先細であって、下端に開口部2を有する。ホッパ−
1内の空間はほぼ鉛直の仕切板3によって区分され容量
の大きい側に粉体または粒体である主剤Aが、容量の小
さい側に粉体または粒体である添加剤Bが装入される。
計量枡4の内部はホッパ−1の仕切板3に対応して仕切
板4aで区分されている。図には省略されているが、仕
切板4aは計量枡の側面に設けられた横方向に長い長孔
に取付ねじによって微調整可能に取付けられる。このホ
ッパ−の下に計量枡4およびそれに関連の部材が設置さ
れる。
【0008】計量枡4はほぼ水平に固定された底板5の
上に摺動自在に設けられ、且つその上下両面は図示のよ
うに開いている。この計量枡4は好ましくは直方体状に
構成され、その上側の開口面はホッパ−下端の開口部2
とほぼ同じ大きさを有する。底板5におけるホッパ−の
開口部2からずれた位置に開口6が形成され、該開口は
計量枡4の開口面とほぼ同じ大きさを有する。なお、ホ
ッパ−1の下部と底板5の間は側板1aによって閉じら
れ、粉粒体が外部に漏れるのを防いでいる。
【0009】底板5の開口6の下にシュ−ト7が取付け
られ、この装置で混合された粉粒体はこのシュ−ト下端
の排出口から取出されるようになっている。図1に示す
ように、シュ−トの排出口には蓋板8が備えられ、適当
な手段、例えばバランス用の重りにより、シュ−ト7内
に所定量の粉粒体が溜ると該蓋が開いて排出するように
構成される。
【0010】また、図1および図4に示すように、計量
桝4を底板5の上で摺動するための駆動体9が設置さ
れ、該駆動体としては好ましくはエアシリンダが用いら
れるが、所望により他のユニットまたは機構で構成して
もよい。計量枡4は駆動体9によって図1に示すように
ホッパ−の開口部2の下側の位置と底板の開口6の上側
の位置との間で進退するようになっている。
【0011】駆動体としてのエアシリンダ9の作動軸の
先端と計量枡4との接続は図5に示すように、該作動軸
先端の拡大部9aを計量枡の凹部4bで受ける等によ
り、ゆるい嵌合で且つ着脱自在に構成するのが好まし
く、それにより計量枡4の移動時に生じる微小な横揺れ
を吸収することができる。また、このような嵌合接続に
より計量枡4の清掃を容易にすると共に、計量枡4の交
換によって容量比率の変更を容易に行なうことができる
利点がある。
【0012】計量枡4がホッパ−下端の開口部2から外
れた際に該開口部2を閉じてそこからの粉粒体の流出を
防ぐためシャッタ−10が配置される。従って、このシ
ャッタ−10は計量枡4の移動と共に移動する平板状の
部材として構成され得るが、好ましくは該シャッタ−は
図示のように計量枡4の上端に一体に設けられる。
【0013】さらに、この装置では粉粒体の混合を迅速
に行なうため、図3に示すように、底板5の開口6の下
側の近接位置、即ちシュ−ト7の上端の入口側にエアノ
ズル11が設置される。このエアノズルは側壁の適当な
位置に在って、開口6から落下する粉粒体に空気を吹き
付けるように内向きに取付けられる。好ましくはエアノ
ズル11は図示のように添加剤Bの近くに置かれ、空気
の吹付けにより添加剤を主剤中に挿入するように配置さ
れる。
【0014】好ましくはノズル11の若干下のシュ−ト
7内の位置に受け板12が設けられ、底板5の開口6を
通して落下する粉粒体を一時的に受け、混合を促進する
ようになっている。なお、ホッパ−1の各区域内の粉粒
体の有無を検出するためリミットスイッチなどのセンサ
−13、14が設置される。また、所望によりシュ−ト
7にも適当なセンサ−が備えられ、その下の容器内に所
定量の粉粒体が溜ったことを検出するように構成され
る。シュ−トに備えられる該センサ−は例えば蓋板8が
開くとオンするマイクロスイッチで構成され、シュ−ト
7の下の容器が満杯になると該蓋板が開いたままになり
オン状態が続くので、そのことによって満杯であること
を検出し、この混合装置を停止する。
【0015】使用時、ホッパ−1内には前述のように容
量の大きい側に主剤A、容量の小さい側に添加剤Bが挿
入され、図6に示すように、その下端の開口部2の下に
計量枡4を移動すると、自然落下により計量枡の広い側
に主剤Aが且つ他の狭い側に添加剤Bがそれぞれ導入さ
れ、計量枡4の内部は予め一定比率に区切られているの
で、その内の主剤と添加剤は予定の比率になる。
【0016】計量枡4内が粉粒体で満杯になる時間はほ
ぼ一定であるためタイマ−によって該一定時間が経過す
るとエアシリンダ9を作動し、エアシリンダ9の作動に
より図7に示すように計量枡4は底板5上でシュ−ト7
の側に移動し、底板5とその上のシュ−トの上板7aと
の間で計量枡内の粉粒体はホッパ−内の粉粒体から完全
に分離される。その際、図6に示すように、開口部2の
縁に設けられたワイパ−15により計量枡4への余剰の
粉粒体の流出を防いでいる。なお、タイマ−の代りに透
過型のレベルセンサ−等を用いてもよく、該センサ−に
よって計量枡が満杯になったことを検出し、エアシリン
ダ9を作動してもよい。
【0017】さらに計量枡4が前進し、図8に示すよう
に、底板5の開口6の位置に到ると、計量枡4の下面は
開いているので、自然落下によりシュ−ト7に落下し、
その際、エアノズル11からの空気噴流により添加剤は
主剤の中に吹き込まれ、従って混合しながら落下する。
次いで計量枡4は図6に示すホッパ−1の下の位置に戻
り、前述の動作が繰り返される。
【0018】シュ−ト7内に適当量が溜ると、蓋板8が
開いて排出し、その下の容器などに入れられた上、成形
機などの次工程に供給される。ホッパ−内の粉粒体が少
なくなるとセンサ−13、14がそのことを感知し、運
転を停止する。なお、図示の例では2種類の粉粒体の混
合が例示されているが、ホッパ−の仕切板3および計量
枡の仕切板4aを複数にすれば、3種類もしくはそれ以
上の混合も同様に可能である。
【0019】
【考案の効果】上記のように、本考案による混合装置は
ホッパ−と計量枡および該計量枡を移動する駆動体によ
って構成され、該計量枡によって主剤と添加剤の計量を
行ない、且つその下のシュ−ト中への排出時に混合する
ので、タンブラ−等の混合機を要せず、従って極めて単
純な機構を有し且つコンパクトに構成される。そのため
急速に混合し得ると共に、清掃を容易にし、且つ価格的
ニ−ズにマッチし得る低コストで実現できる。さらに成
形機等に並設して使用することが可能であり、取扱いを
容易にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例による混合装置の立面図である。
【図2】図1に示す装置の平面図である。
【図3】図1に示す装置を他の側から見た立面図であ
る。
【図4】この混合装置の要部を示す斜視図である。
【図5】本考案で用いられる計量枡とその駆動体の接続
部を示す分解平面図である。
【図6】作動時の1段階を示す側面図である。
【図7】作動時の他の段階を示す側面図である。
【図8】作動時のさらに他の段階を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ホッパ− 2 ホッパ−の開口部 4 計量枡 5 底板 6 底板の開口 7 シュ−ト 9 駆動体 10 シャッタ− 11 エアノズル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部空間が仕切板で仕切られたホッパ−
    と、前記ホッパ−内の粉粒体をその下端開口部から受け
    且つ前記仕切板に対応して内部が仕切られ底面が開いた
    計量枡と、前記計量枡を摺動自在に支持し且つ前記ホッ
    パ−の下端開口部からずれた位置に前記計量枡とほぼ同
    じ大きさの開口を有する底板と、前記計量枡を前記ホッ
    パ−の下端開口部と前記底板の開口との間で移動する駆
    動体と、前記計量枡が前記ホッパ−の下端開口部から移
    動した際に前記開口部を閉じるシャッタ−と、前記底板
    の開口を通して落下する前記計量枡内の粉粒体を受ける
    シュ−トと、前記底板の開口下の近接位置に在って前記
    開口を通して落下する粉粒体に空気を吹き付けて混合す
    るエアノズルと、を含むことを特徴とする粉粒体の混合
    装置。
JP1993061051U 1993-10-18 1993-10-18 粉粒体の混合装置 Expired - Lifetime JP2599220Y2 (ja)

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JPH0725929U JPH0725929U (ja) 1995-05-16
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JP5814540B2 (ja) * 2010-11-24 2015-11-17 東芝機械株式会社 ペレット供給装置と、ペレット供給方法
CN109531962B (zh) * 2018-12-26 2024-02-23 厦门帮众科技有限公司 一种纳米粉体的下料输送装置

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