JP2599148B2 - メチルカルバメートのリモネンへの付加によるシクロヘキシルモノーおよびジーウレタンの製造法 - Google Patents

メチルカルバメートのリモネンへの付加によるシクロヘキシルモノーおよびジーウレタンの製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、シクロヘキシルモノ−およびジ−ウレタン
の製造法に関する。また本発明は、それらの相応して誘
導されたイソシアネートを生成する新規な方法、および
これによって製造されたモノイソシアネート、およびこ
のようなモノイソシアネートを含む硬化可能な組成物に
も関連する。さらに詳しくは本発明は、酸の存在下にメ
チルカルバメートをリモネンまたはジペンテンへ付加し
て、モノ−およびジ−ウレタンを包含するシクロヘキシ
ルカルバメート誘導体を生成することによって前述の化
合物を製造することに関し、前記カルバメート誘導体は
熱不活性溶媒中で分解して、対応するシクロヘキシルイ
ソシアネートを生成することができる。これらのシクロ
ヘキシルイソシアネートは、ジイソシアネート化合物お
よび新規なモノイソシアネート化合物からなり、それら
の両者は硬化可能な樹脂組成物および他のプラスチック
用途における反応成分として有用である。
イソシアネート化合物を製造するために種々の方法が
用いられてきている。ジアミンおよびモノアミンの誘導
体はホスゲンと、約100℃の温度において約28時間反応
させることができることは知られている。副生物の塩化
水素および過剰のホスゲンは、窒素を反応混合物中に吹
込みかつ所望のモノイソシアネートおよびジイソシアネ
ートを回収することによって除去される。
他のアプローチ、クレイン(Klein)およびゲルハル
ト(Gerhard)、Rorsch.Technol. 1983 CA 100:68763qは、不飽和化合物のリモネンを
シアン化水素で処理し、次いでホスゲンで処理してジイ
ソシアネート撹拌を生成することができ、このジイソシ
アネートを熱的に転移させてジアミンジペンテンを生成
し、これを順次にホスゲンで処理して、式 のジイソシアネート製造することができる。この方法の
欠点はシアン化水素およびホスゲンの毒性、および副生
物の塩酸に関連する腐食の問題である。
直接のホスゲン化を用いる困難はホスゲン化以外の道
筋の開発に導き、そしてこれらは一般にカルバンミン酸
エステルまたはウレタンの熱分解またはクラッキングを
包含する。
また、イソシアネート化合物は、対応するオレフィン
をイソシアン酸と反応させ、対応するハロゲン化物をイ
ソシアン酸アルカリ金属と反応させ、そして対応するハ
ロゲン化物をイソシアン酸と反応させることによって製
造できる。
単に例示すると、ボルトニク(Bortnick)、米国特許
第2,692,275号において、1,8−ジイソシアナト−p−メ
タンは対応するカルバメートを塩基性触媒、例えば、水
溶性の金属の水酸化物またはアルコキシドまたは水不溶
性の金属の酸化物および水酸化物の存在下に熱分解する
ことによって製造できることが示された。
ムエラー(Mueller)およびマーテン(Merten)、ヘ
ミッシェ・ベリヒテ(Chem.Ber.)、98、1097−1110(1
965)は、ウレタン、すなわち、カルバミン酸エチルエ
ステルをある数の環状および非環状のオレフィンで酸触
媒の存在下にアルキル化してN−置換ウレタンを生成し
た。N−置換ウレタンは、「ウレタン化転位(transure
thanation)」により、すなわち、工業的に入手可能な
高沸点モノイソシアネートまたはポリイソシアネート、
例えば、トリレンジイソシアネートをN−置換ウレタン
と200〜240℃において反応させてイソシアネートを解放
することによって、対応するイソシアネートに転化され
る。
これらの種々の方法は1または2以上の理由で不利で
ある。例えば、材料は取扱いが困難であるか、あるいは
腐食性であり、収率は劣り、高価な反応成分を必要と
し、そして生成物は回収が困難である。
シング(Singh)、チャン(Chang)およびホルギオン
(Forgione)の米国特許第4,439,616号において、第三
アラルキルイソシアネートは、対応するオレフィン、例
えば、ジイソプロペニルベンゼンおよびカルバミン酸エ
ステル、例えば、メチルカルバメートを酸触媒の存在下
に付加させることによって生成した対応するウレタンの
熱分解によって製造される。シング(Singh)らにおい
て、オレフィン置換シクロアルケンおよびカルバミン酸
エステルの付加によって、完全に非芳香族のモノイソシ
アネートおよびジイソシアネート化合物を製造できると
いう、ヒントまたは示唆は存在しない。
アルキルカルバメート、例えば、メチルカルバメート
を、化合物リモネンおよびジペンテン[1−メチル−4
−(1−メチルエテニル)シクロヘキサン]に付加させ
ることによって、それら自体合成された、ウレタン類の
接触熱分解を包含する合成の新規な道筋によって、完全
に非芳香族のシクロヘキシルイソシアネート化合物を製
造できることが今回発見された。
本発明の重要な1つの目的は、非腐食性、低コストの
出発材料、例えば、リモネンまたはジペンテンおよびメ
チルカルバメートを利用して、簡単な方法において所望
のイソシアネートを生成して、シクロヘキシルイソシア
ネートを提供し、これによってそれらを容易に回収しか
つ精製すことである。
本発明によれば、モノイソシアネートおよびジイソシ
アネートのシクロヘキシル化合物は、メチルカルバメー
トをリモネンに付加して、モノ−およびジウレタンを生
成し、次いで、必要に応じて、このようなウレタンを熱
分解してイソシアネートおよび遊離のアルコールを生成
することによって調製される。
本発明は、式: 式中、Rは約1〜約30個の炭素原子のアルキルであ
る、 のウレタンまたは(I)、(II)および(III)の任意
の混合物を製造する方法であって、 (a)式 の不飽和環状炭化水素を、 (b)(a)の1モルにつき少なくとも2モルの式 H2NCOOR 式中、Rは上に定義した通りである、 のカルバミン酸エステルと、 (c)有効触媒量の酸、 存在下に約40℃〜約150℃の温度において、前記ウレ
タン化合物(I)、(II)、(III)またはそれらの混
合物の生成が実質的に完結するまで、反応させることを
特徴とする方法が提供される。
また、本発明は、式: のイソシアネート化合物または化合物(IV)、(V)お
よび(VI)のいずれかの混合物の生成物が実質的に完結
するまで、ウレタン生成物(I)、(II)および(II
I)またはそれらのいずれかの混合物を約200℃〜約300
℃の範囲の温度に加熱する工程を含む、モノイソシアネ
ートおよびジイソシアネートのシクロヘキシル化合物を
製造する方法にも関する。
また、この方法によれば、式 のものまたは前記化合物の混合物から選択される化合物
がを提供することができる。これらの化合物をビニル付
加で重合または共重合してウレタン類を製造することが
でき、これらのウレタン類は多価化合物、例えば、ポリ
オール、ポリアミンと、および水と、硬化可能な組成物
を形成できる。
リモネンすなわちジペンテン、1−メチル−4−(1
−メチルエテニル)シクロヘキサンは、本発明において
有用であり、そして式 で表わされ、種々の植物、例えば、レモン、オレンジ、
キャラウェー、イノンド、ベルガモット、およびマダリ
ン皮油、後者はクグラー(Kugler)およびコバツス(ko
vats)、ヘルベチカ・ヒミカ・アクタ(Helv Chim Ac
ta)46,1480(1963)に報告されている、のエーテル性
油から単離することができる。
本発明における成分(b)として使用するカルバミン
酸エステルは、一般式: 式中、Rは上に定義した通りであり、すなわち、約1
〜約30個の炭素原子のアルキルであり、直鎖状または分
枝鎖状である、 によって表わされる化合物である。適当なアルキルカル
バメートの例は、、メチルカルバメート、エチルカルバ
メート、プロピルカルバメート、ブチルカルバメート、
オクタデシルカルバメート、2−エチルヘキシルカルバ
メート、トリアンコンチルカルバメートなどである。カ
ルバミン酸メチルエステルとして知られている化合物、
メチルカルバメートは、本発明における使用にことに好
ましい。
メチルカルバメートまたは他のカルバメートは、化学
量論的量でリモネンまたはジペンテンに添加することが
できるが、好ましくはカルバメートは実質的に過剰量で
あり、そして溶媒および触媒としてならびに反応成分と
して機能する。本発明に従い、50%〜800%、好ましく
は約300%の化学量論的過剰量のカルバメートを使用す
ることが好ましい。
本発明において有用なルイス酸触媒は、可溶性酸触
媒、例えば、三フッ化ホウ素エーテレートBF3・Et2Oお
よび固体の酸触媒、例えば、スルホン酸、例えば、アン
バーリスト(Amberlyst)−15 (ローム・アンド・ハ
ース・カンパニーから入手可能)およびポリスルホン酸
樹脂、例えば、ナフィオン(Nafion)−H (デュポン
社から入手可能)を包含する。他の適当な触媒は、硫
酸、トルエンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン
酸、炭化水素サルフェートエステル、塩酸などを包含す
る。
ジペンテンおよびカルバミン酸エステルの付加を促進
するために必要な触媒の量は、臨界的でなく、そして広
く変化可能である。実質的に過剰量のカルバミン酸エス
テルを使用する場合、ジオールに基づく触媒の量は典型
的には0.01〜10モル%、好ましくは約2〜5モル%であ
る。
この反応な溶媒の不存在下にあるいは溶媒、例えば、
塩化メチレン、トルエン、キシレン、クロロベンゼンな
どの存在下に実施できる。
好ましくは、カルバメートは加熱してそれを溶融状態
に保持し、40℃〜150℃は適当である。触媒を溶融した
カルバメート中に混合し、次いで不飽和の炭化水素をゆ
っくり添加する。反応が完結したとき、この混合物を処
理して触媒を中和または除去する。次いで、未反応のカ
ルバミン酸エステルは、減圧下の蒸留により、あるいは
過剰量の水を添加しかつ濾過して不溶性のウレタン生成
物を水溶性カルバミン酸エステルから分離することによ
って、分離される。
過剰のカルバメートを使用する場合、これは、また、
減圧下に蒸留し、そして回収できる。回収されたカルバ
メートは触媒とともに再循環することができる。ウレタ
ン、未反応のカルバミン酸エステル、触媒および副生物
の反応混合物は、また、大過剰量の水性媒質、例えば、
炭酸ナトリウム溶液を添加して、ウレタン生成物を不溶
性物質として分離しかつまた触媒を中和することによっ
て分離できる。
メチルカルバメートとリモネンとの付加反応によって
製造するウレタン類は、熱分解によるシクロヘキシルイ
ソシアネートの製造において有用であり、そして一般
に、次の式によって表わされる: ジペンテンウレタンエステル類は、熱分解および同時
のアルコールの放出によって、対応するイソシアネート
を生成する。多くの場合において、アルコールは有用に
再循環させて、尿素またはイソシアン酸(HNCO)と反応
させて、出発カルバミン酸エステルを生成することがで
きる。
ウレタンエステルをクラッキングして対応するイソシ
オネートを生成するとき、触媒は、例えば、酸化カルシ
ウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウムなどで除去ま
たは中和しなくてはならず、次いで溶媒の不存在下に、
あるいは溶媒、例えば、ヘキサデカン、ジフェニルエー
テル、ジイソプロピルナフタレンなどの存在下に、ウレ
タンエステルをクラッキングする。クラッキングは150
℃〜350℃程度の温度において起こり、その間アルコー
ルが切離され対応するイソシアネートが生成する。
酸を触媒とするジペンテンとメチルウレタンとの付加
反応によって得られるモノウレタンおよびジウレタン
は、減圧、常圧または過圧下に、バッチ式の方法により
あるいは連続的基準で熱分解またはクラッキングするこ
とができる。開裂(cleaving)およびアルコール、多分
ジイソシアネートおよび部分的に反応したモノイソシア
ネートおよび未反応のジウレタンおよび/または任意の
溶媒の蒸留による生成物の分離は、同時にあるいは順次
に実施できる。液相における同時の開裂および分離で
は、温度−圧力の比は、塔底留分の低沸点の成分の沸点
に相当するように選択することが有利である。
ジペンテンジウレタン(DPDU)のクラッキングは、溶
媒の存在下に225〜350℃の温度において触媒を使用しな
いでバッチ法で実施できる。必要に応じて、金属酸化物
の群から選択した触媒を使用することができ、好ましく
は不活性希釈剤、例えば、高沸点の炭化水素またはシリ
コーンを使用する。この反応は好ましくは225℃〜350
℃、最も好ましくは235〜260℃の温度および20〜50mmH
g、最も好ましくは3W〜45mmHgの圧力において、0.1〜6
重量%、最も好ましくは0.5〜3重量%の選択的金属酸
化物触媒の存在下に実施する。反応時間は変化可能であ
るが、通常約2〜約6時間は十分である。反応の進行は
時間の関数として、例えば、ガスクロマトグラフィーに
よって追跡できる。
また本願は、ジペンテンジウレタン(DPDU)および/
またはジペンテンモノウレタン(DPMU)を連続的にクラ
ッキングして所望のイソシアネートにする方法にも関連
する。必要に応じて含浸するか、あるいは金属酸化物触
媒、例えば、CaO、BaOなどと物理的に混合した、不活性
支持体、例えば、ガラスらせん体を詰めたカラムに、ク
ラッキングすべきウレタンを通して連続的に供給する。
この結果、副生物の生成を最少にして、処理量が増加さ
れる。
生成物はこの分野において知られた方法で回収でき
る。生成物は126〜128℃/2mmHgおよび158〜159℃/15mmH
gにおいて沸騰するので、蒸留は好ましい。
イソシアネートを硬化可能な反応成分に転化するため
に、イソシアネートをビニル付加のポリマーまたはコポ
リマーに転化することが便利である。これは、例えば、
イソシアネートを単独で、あるいは反応性コモノマー、
例えば、スチレンまたはエチレンと組み合わせて、この
分野においてよく知られた遊離基または他の適当な重合
条件下に重合することによって実施される。次いで、得
られた多官能性イソシアネートを多価化合物と、溶媒の
存在下または不存在下に、必要に応じて錫または他の普
通の触媒を添加して、混合することができる。多価化合
物は、ポリオール、例えば、トリメチロールプロパンま
たはグリセロール、ポリエーテルポリオール、例えば、
ポリプロピレングリコール、ポリエステルポリオール、
例えば、ポリ(エチレングリコールアジペート)、ポリ
アミン、例えば、ジエチレントリアミン、ポリアミドか
らなることができ、あるいはそれは水からなることがで
きる。普通の官能価、例えば、−OHの1モルにつき0.5
〜5モルの−NCOを選択し、そして硬化は80〜150℃にお
いて1分〜60分の間、必要に応じて1重量%の触媒、例
えば、ジブチル錫ジラウレートの存在下に、実施する。
次の実施例は、本発明の方法および化合物を例示し、
そして先行技術を越えたそれらの利点を示すデータを提
供する。実施例は特許請求の範囲をいかなる方法におい
ても限定するものと解釈すべきではない。
実施例および下の表において、次の略号を使用する: DP − −1−メチル−4−(1−メチルエテニル)シ
クロヘキサン MU − カルバミン酸メチルエステル;メチルウレタ
ン;、メチルカルバメート DPMU − ジペンテンモノウレタン DPDU − ジペンテンジウレタン DPDI − ジペンテンジイソシアネート 実施例1〜5 次の一般的方法を使用して、ジペンテン(DP)および
メチルウレタン(MU)からジペンテンジウレタン(DPD
U)およびジペンテンモノウレタン(DPMU)を製造す
る。
付加反応は、フラスコ内で、MUおよびBF3・Et2O触媒
の量を変化させて実施した。反応は溶媒を使用しないで
60℃において18時間実施した。
反応混合物の組成および結果を表1に示す。
実施例1および実施例5のデータが示すように、触媒
(BF3・Et2O)の配合を1/3に減少すると、生産性(DP)
は2倍増加し、DPDUの収率は10%減少する。こうして、
付加反応は3倍量のDPを使用してほぼ2.3倍量のDPDUを
生成した。
実施例6 付加反応を実施例1〜5の方法に従って実施したが、
ただし硫酸をBF3・Et2Oの代わりに使用した。
この反応は、溶媒不含メチルウレタン(MU)中で12/1
のMU/DP比で62℃において18時間実施した。硫酸触媒
は、ローム・アンド・ハース・カンパニーから入手可能
であるアンバーリスト(Amberlyst)−15 であった。
硫酸触媒のレベルは、供給したDPに基づいて約33モル
%、すなわち、ほぼ0.5gのアンバーリスト(Amberlys
t) /gのDP(ほぼ0.07g/合計の反応混合物)であっ
た。この触媒のレベルは、実施例1および2において使
用したBF3・Et2Oのレベルに匹敵した。この反応は触媒
のろ過、水性抽出および蒸留による過剰のMUの除去によ
って仕上げた。蒸留は次の生成物の分析を提供した:25
%の未反応ジエン、55%のDPMUおよび10%のビスウレタ
ン(DPDU)。
実施例7 付加反応を実施例6の方法に従って実施したが、ただ
し硫酸触媒の代わりにポリスルホン酸樹脂を使用した。
この手順において使用するポリスルホン酸樹脂は、デ
ュポン社から入手可能なナフィオン(Nafion)−H
リスルホン酸樹脂であった。
この反応混合物はわずかにより高いDPの転化率を与え
たが、ジウレタンの収率はスルホン酸を触媒とする反応
の場合よりも多少低かった。
参考例1 DPDUを、バッチ操作において、その3倍量のシリコー
ン油を使用して加熱した。この手順において使用したシ
リコーン油は、ゼネラル・エレクトリック・カンパニー
から入手可能なSF96(−50) であった。これは、235
℃より高い温度において1時間後、DPDIおよびモノ−オ
レフィン−イソシアネートを90/10混合物へのほぼ定量
的転化を生じた。生成物はこのDPDI/シリコーン油から
真空ストリッピングによって回収できるであろうが、よ
り望ましい代替法は、クラッキングが起こるときにおけ
る、生成物の連続的取り出しである。これは次のように
して実施した。DPDUのトルエン溶液を熱シリコーン油の
プールに徐々に添加し、そして揮発性生成物を反応フラ
スコから窒素の流れで連続的にスイーピングした。この
油は240〜245℃の温度に維持した。
参考例2 参考例1の手順に従ったが、ただし、クラッキングの
温度は235℃以上の代わりに260〜265℃であった。
結果はクラッキングが比較的に完全であることを示
し、53%のDPDIおよび20%のモノイソシアネート−モノ
オレフィンが10%のDPDUおよび10%のモノイシアネート
−モノウレタンと一緒に回収された。
参考例3 参考例1の手順に従ったが、ただしDPDUをシリコーン
油の代わりにヘキサデカン溶液中でかつ235℃以上の代
わりに280〜290℃の温度に加熱した。
この手順により得られた結果は、DPDUがDPDIにほぼ90
%の収率でクラッキングされたことを示した。
参考例4 電気的に加熱した垂直管にガラスらせん体を詰める。
これを310〜325℃に加熱して、そして、大気圧におい
て、20重量%のジペンテンジウレタンの溶液を反応器の
上部に2g/時間のウレタンの速度で供給する。窒素を使
用して流れを下方にスイーピングし、そして冷却した受
器を底部において使用して生成物を集める。対応するジ
ペンテンジイソシアネートが、90より大きい物質の回収
率で、すぐれた収率で得られる。対応するモノウレタン
を代わりに使用するとき、対応するモノイソシアネート
の高い収率がこの連続法で得られる。
参考例5 参考例4の手順を、粉末化酸化カルシウムで被覆した
ガラスらせん体を使用して反復した。再び、イソシアネ
ートの高い収率が、2g/時間のウレタンの供給速度で90
%を越える物質の回収率で得られた。
参考例6 この手順を、加熱反応ゾーンにおいて粒状酸化カルシ
ウムおよびガラスらせん体の混合物を使用して反復し
た。実質的に同一の結果が得られた。
参考例7 等しいモル量の参考例2のジイソシアネート、DPDI、
およびエチレン、および0.5重量%のアゾビスイソブチ
ロニトリル触媒からなる炭化水素溶媒溶液を反応させる
ことによって、硬化可能な組成物を調製した。溶液を蒸
発させると、DPDIおよびエチレンのコポリマーが残留物
として残った。これは、湿気に対して露出すると硬化し
て、および時間または保護フィルムとして利用できる組
成物となるであろう。
この組成物を溶媒中でトリメチロールプロパンと1.1:
1の−NCO/−OHの比で混合する場合、溶媒を蒸発しかつ1
00℃に20分間蒸発すると、溶媒抵抗性のかたいフィルム
が得られるであろう。
前述の特許および刊行物を引用によってここに加え
る。
種々の変更は、前述の詳細な説明を照して、当業者に
とって明らかであろう。例えば、付加反応においてカル
バミン酸のメチルエステルを使用する代わりに、カルバ
ミン酸のエチル、プロピル、ブチル、トリアコンチルま
たは高級アルキルのエステルを使用できる。三フッ化ホ
ウ素エーテレートまたはスルホン酸イオン交換樹脂の代
わりに、他の触媒、例えば、濃硫酸を使用できる。
すべてのこのような明らかな変更は、特許請求の範囲
内に完全に包含される。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式: 式中、Rは約1〜約30個の炭素原子のアルキルである、 のものおよび(I)、(II)および(III)のいずれか
    の混合物から選択されるウレタンを製造する方法であっ
    て、 (a)式 の不飽和環状炭化水素を、 (b)(a)の1モルにつき少なくとも2モルの式 H2NCOOR 式中、Rは上に定義した通りである、 のカルバミン酸エステルと、 (c)有効触媒量の酸、 の存在下に約40℃〜約150℃の温度において、前記ウレ
    タン化合物(I)、(II)、(III)またはそれらの混
    合物の生成が実質的に完結するまで、反応させることを
    特徴とする方法。
  2. 【請求項2】環状炭化水素(a)の1モルにつき約4〜
    約12モルのカルバミン酸エステル(b)を反応させる特
    許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】カルバミン酸エステル(b)において、R
    はメチルである特許請求の範囲第1項記載の方法。
  4. 【請求項4】前記酸触媒(c)はルイス酸である特許請
    求の範囲第1項記載の方法。
  5. 【請求項5】前記ルイス酸触媒は三フッ化ホウ素エーテ
    レートである特許請求の範囲第4項記載の方法。
  6. 【請求項6】前記三フッ化ホウ素エーテレートの1モル
    につき約3モル〜約10モルの不飽和環状炭化水素(a)
    を反応させる特許請求の範囲第5項記載の方法。
  7. 【請求項7】酸触媒はイオン交換樹脂のスルホン酸触媒
    である特許請求の範囲第1項記載の方法。
  8. 【請求項8】前記スルホン酸触媒の1モルにつき約3モ
    ル〜約10モルの不飽和環状炭化水素(a)を反応させる
    特許請求の範囲第6項記載の方法。
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