JP2599018Y2 - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents
パンツ型使い捨ておむつInfo
- Publication number
- JP2599018Y2 JP2599018Y2 JP1992049075U JP4907592U JP2599018Y2 JP 2599018 Y2 JP2599018 Y2 JP 2599018Y2 JP 1992049075 U JP1992049075 U JP 1992049075U JP 4907592 U JP4907592 U JP 4907592U JP 2599018 Y2 JP2599018 Y2 JP 2599018Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaper
- pants
- water
- type disposable
- elastic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は穿かせることのできるパ
ンツ型使い捨ておむつに関し、詳細には安価に製造でき
るものでありながら、腰部にぴったりと着用させること
のできるパンツ型使い捨ておむつに関するものである。
ンツ型使い捨ておむつに関し、詳細には安価に製造でき
るものでありながら、腰部にぴったりと着用させること
のできるパンツ型使い捨ておむつに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】パンツ型使い捨ておむつとしては特開平
2-4364号公報や特開平3-139350号公報に示されるものが
市販されている。前者はパンツ型使い捨ておむつの両サ
イド部に伸縮性不織布を採用し、おむつ自体が横幅方向
に伸縮自在に構成し、着用者に穿かせるように着用で
き、かつ着用者の腰部にぴったりとフィットする機能を
発揮させることとしている。一方後者のものは、伸縮性
を有するフィルムまたは不織布を透水性シートまたは不
透水性シートとして使用し、これらの間に粉砕パルプや
高吸水性樹脂材料からなる吸収体を装填し、上記機能を
発揮させることとしている。
2-4364号公報や特開平3-139350号公報に示されるものが
市販されている。前者はパンツ型使い捨ておむつの両サ
イド部に伸縮性不織布を採用し、おむつ自体が横幅方向
に伸縮自在に構成し、着用者に穿かせるように着用で
き、かつ着用者の腰部にぴったりとフィットする機能を
発揮させることとしている。一方後者のものは、伸縮性
を有するフィルムまたは不織布を透水性シートまたは不
透水性シートとして使用し、これらの間に粉砕パルプや
高吸水性樹脂材料からなる吸収体を装填し、上記機能を
発揮させることとしている。
【０００３】ところでこれらのパンツ型使い捨ておむつ
には、高価な伸縮性不織布やフィルムを部分的または全
体的に使用しなければならず、おむつ自体のコストが高
くなるという大きな問題点がある。
には、高価な伸縮性不織布やフィルムを部分的または全
体的に使用しなければならず、おむつ自体のコストが高
くなるという大きな問題点がある。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案の目的
は、おむつの幅方向に伸縮自在で着用性に優れ、しかも
安価に製造することのできるパンツ型使い捨ておむつを
提供することにある。
は、おむつの幅方向に伸縮自在で着用性に優れ、しかも
安価に製造することのできるパンツ型使い捨ておむつを
提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し得た本
考案は、前後に耳部を有する略砂時計形状の透水性シー
トと不透水性シートとを重ね、両シートの耳部を除く範
囲に吸収体を挿入して周縁部を接合し、さらに前後の耳
部側縁同士を互いに接合することにより、胴部開口と一
対の脚部開口を有するパンツ型に形成されてなる使い捨
ておむつであって、このおむつの胴部開口と脚部開口の
間における透水性シートおよび／または不透水性シート
の耳部に、複数本の引張状態の弾性体を耳部側縁からお
むつ前後方向中心へ向かって斜めに添設して、吸収体の
幅方向中央部を除くおむつの左右両側部に伸縮部を形成
したところに要旨を有するものである。
考案は、前後に耳部を有する略砂時計形状の透水性シー
トと不透水性シートとを重ね、両シートの耳部を除く範
囲に吸収体を挿入して周縁部を接合し、さらに前後の耳
部側縁同士を互いに接合することにより、胴部開口と一
対の脚部開口を有するパンツ型に形成されてなる使い捨
ておむつであって、このおむつの胴部開口と脚部開口の
間における透水性シートおよび／または不透水性シート
の耳部に、複数本の引張状態の弾性体を耳部側縁からお
むつ前後方向中心へ向かって斜めに添設して、吸収体の
幅方向中央部を除くおむつの左右両側部に伸縮部を形成
したところに要旨を有するものである。
【０００６】
【作用および実施例】図１は本考案の代表的な実施例を
示す分解状態平面説明図である。使い捨ておむつは合成
樹脂性フィルム等によって形成された不透水性シート
１、合成樹脂不織布等を材料とした透水性シート３およ
び吸収体２を主構成部品としてなり、不透水性シートお
よび透水性シート３の前後部分には耳部１ａ，１ａ…が
形成されて略砂時計形状に形成され、これらの間に粉砕
パルプ、ティッシュ、高吸水性樹脂材料等からなる吸収
体２が装填される。
示す分解状態平面説明図である。使い捨ておむつは合成
樹脂性フィルム等によって形成された不透水性シート
１、合成樹脂不織布等を材料とした透水性シート３およ
び吸収体２を主構成部品としてなり、不透水性シートお
よび透水性シート３の前後部分には耳部１ａ，１ａ…が
形成されて略砂時計形状に形成され、これらの間に粉砕
パルプ、ティッシュ、高吸水性樹脂材料等からなる吸収
体２が装填される。
【０００７】前記不透水性シート１および透水性シート
３は吸収体２の外周縁において接着剤またはヒートシー
ルによって接着され、おむつの前後端にはウェストバン
ド用の弾性体５が介設されると共に、おむつの側部には
脚部ギャザー用の弾性体４が介設される。またこれをパ
ンツ型に形成するための前記耳部１ａの側縁Ａはおむつ
前後部同士を接合する。
３は吸収体２の外周縁において接着剤またはヒートシー
ルによって接着され、おむつの前後端にはウェストバン
ド用の弾性体５が介設されると共に、おむつの側部には
脚部ギャザー用の弾性体４が介設される。またこれをパ
ンツ型に形成するための前記耳部１ａの側縁Ａはおむつ
前後部同士を接合する。
【０００８】一方前記４つの耳部１ａ，１ａ…には吸収
体２が装填されず、不透水性シート１および／または透
水性シート３には引張状態の弾性体１１，１１…が添設
される。該弾性体１１としてはゴム糸またはスパンデッ
クス糸等を用い、弾性体１１またはシート１，３に接着
剤を間欠的または全体的に塗布し、両部材を接着する。
なお図例においてはおむつの前後のいずれの耳部１ａに
も弾性体１１を接着する例を示しているが、前後のいず
れかにのみ弾性体１１の接着を行なうものであっても良
い。
体２が装填されず、不透水性シート１および／または透
水性シート３には引張状態の弾性体１１，１１…が添設
される。該弾性体１１としてはゴム糸またはスパンデッ
クス糸等を用い、弾性体１１またはシート１，３に接着
剤を間欠的または全体的に塗布し、両部材を接着する。
なお図例においてはおむつの前後のいずれの耳部１ａに
も弾性体１１を接着する例を示しているが、前後のいず
れかにのみ弾性体１１の接着を行なうものであっても良
い。
【０００９】前記弾性体１１は吸収体２を横切るように
は配設せず、耳部１ａのみにおむつ幅方向に沿って配設
し、吸収体の幅方向中央部を除くおむつの左右両側部に
伸縮部を形成する。これにより、該弾性体１１の収縮力
によって吸収体２が変形するのを防止する。
は配設せず、耳部１ａのみにおむつ幅方向に沿って配設
し、吸収体の幅方向中央部を除くおむつの左右両側部に
伸縮部を形成する。これにより、該弾性体１１の収縮力
によって吸収体２が変形するのを防止する。
【００１０】図４は耳部１ａの側縁Ａを接合してパンツ
型にした形状を示す説明図であり、胴部開口Ｍ1 の周囲
には弾性体５によってウェストギャザー５Ａが形成され
ると共に、２つの脚部開口Ｍ2,Ｍ2 の周囲には弾性体４
によって脚ギャザー４Ａが形成される。さらにウェスト
ギャザー５Ａと脚部開口Ｍ2 の間にはおむつ幅方向に伸
縮自在な伸縮部１１Ａ，１１Ａが弾性体１１，１１によ
って形成され、該伸縮部１１Ａ，１１Ａは着用者の腰部
に密着するようにおむつを保持させる。
型にした形状を示す説明図であり、胴部開口Ｍ1 の周囲
には弾性体５によってウェストギャザー５Ａが形成され
ると共に、２つの脚部開口Ｍ2,Ｍ2 の周囲には弾性体４
によって脚ギャザー４Ａが形成される。さらにウェスト
ギャザー５Ａと脚部開口Ｍ2 の間にはおむつ幅方向に伸
縮自在な伸縮部１１Ａ，１１Ａが弾性体１１，１１によ
って形成され、該伸縮部１１Ａ，１１Ａは着用者の腰部
に密着するようにおむつを保持させる。
【００１１】上記弾性体１１はウェストギャザー用の弾
性体５と脚ギャザー用の弾性体４の間に亘って設けるこ
とが好ましい。その配設手法は、図１では、おむつ幅方
向に平行である。図２では、弾性体１１は、その中央側
端部が、耳部側縁からおむつ前後方向の中央へ向かって
斜めに配設されている。この構成によって、おむつ前後
方向の中央部が引張り上げられるように挙動するので、
おむつを着用者の股間へ密着させて着用させることがで
きる。また図３の例は、隣接する弾性体１１の間隔Ｌ
ａ，Ｌｂを変更し、前（または後）端部の間隔は漸次狭
くなるように配設（Ｌａ＜Ｌｂとなるようにする）し
て、着用者の胴部腰骨の上部に強い伸縮性が働くように
する。なお同様の作用を発揮させるために、おむつの前
後端部に配設する弾性体１１の引張張力を漸次高くなる
ように配設しても良い。
性体５と脚ギャザー用の弾性体４の間に亘って設けるこ
とが好ましい。その配設手法は、図１では、おむつ幅方
向に平行である。図２では、弾性体１１は、その中央側
端部が、耳部側縁からおむつ前後方向の中央へ向かって
斜めに配設されている。この構成によって、おむつ前後
方向の中央部が引張り上げられるように挙動するので、
おむつを着用者の股間へ密着させて着用させることがで
きる。また図３の例は、隣接する弾性体１１の間隔Ｌ
ａ，Ｌｂを変更し、前（または後）端部の間隔は漸次狭
くなるように配設（Ｌａ＜Ｌｂとなるようにする）し
て、着用者の胴部腰骨の上部に強い伸縮性が働くように
する。なお同様の作用を発揮させるために、おむつの前
後端部に配設する弾性体１１の引張張力を漸次高くなる
ように配設しても良い。
【００１２】上記図１の例において弾性体４，５，１１
は糸状のものを示しているが、その他帯状またはリボン
状のものであっても構わず、また弾性体４は、直線状の
みならず円弧状に配設するものであっても構わない。さ
らに上記透水性シート３の表面側には、吸収体２の側縁
と弾性体４の間で表面側上方に向けて立ち上げることの
できる他の脚用カフスを併設し、該カフスの上端部に沿
うように別の弾性体を添設して脚用立体ギャザー部を形
成するものであっても良い。
は糸状のものを示しているが、その他帯状またはリボン
状のものであっても構わず、また弾性体４は、直線状の
みならず円弧状に配設するものであっても構わない。さ
らに上記透水性シート３の表面側には、吸収体２の側縁
と弾性体４の間で表面側上方に向けて立ち上げることの
できる他の脚用カフスを併設し、該カフスの上端部に沿
うように別の弾性体を添設して脚用立体ギャザー部を形
成するものであっても良い。
【００１３】
【考案の効果】本考案は高価なシート状伸縮性部材を使
用することなく、弾性体を用いるだけでおむつ胴部分に
伸縮部を形成できるようになり、安価にパンツ型使い捨
ておむつを形成できることとなった。
用することなく、弾性体を用いるだけでおむつ胴部分に
伸縮部を形成できるようになり、安価にパンツ型使い捨
ておむつを形成できることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の代表的な実施例を示す分解状態平面説
明図である。
明図である。
【図２】本考案の他の実施例を示す一部平面図である。
【図３】本考案の他の実施例を示す一部平面図である。
【図４】図１の完成状態を示す説明図である。
【符号の説明】 １ 不透水性シート ２ 吸収体 ３ 透水性シート １１ 弾性体 １ａ 耳部 Ａ 側縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A61F 13/15 - 13/72 A41B 13/04 A61F 5/44
Claims (3)
- 【請求項１】 前後に耳部を有する略砂時計形状の透水
性シートと不透水性シートとを重ね、両シートの耳部を
除く範囲に吸収体を挿入して周縁部を接合し、さらに前
後の耳部側縁同士を互いに接合することにより、胴部開
口と一対の脚部開口を有するパンツ型に形成されてなる
使い捨ておむつであって、このおむつの胴部開口と脚部
開口の間における透水性シートおよび／または不透水性
シートの耳部に、複数本の引張状態の弾性体を耳部側縁
からおむつ前後方向中心へ向かって斜めに添設して、吸
収体の幅方向中央部を除くおむつの左右両側部に伸縮部
を形成してなることを特徴とするパンツ型使い捨ておむ
つ。 - 【請求項２】 請求項１の弾性体の添設間隔はおむつ前
後端側に向かって密に配設されてなるパンツ型使い捨て
おむつ。 - 【請求項３】 請求項１の弾性体の引張張力はおむつ前
後端側に向かって高く添設されてなるパンツ型使い捨て
おむつ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992049075U JP2599018Y2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | パンツ型使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992049075U JP2599018Y2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | パンツ型使い捨ておむつ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06421U JPH06421U (ja) | 1994-01-11 |
| JP2599018Y2 true JP2599018Y2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=12820969
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992049075U Expired - Lifetime JP2599018Y2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | パンツ型使い捨ておむつ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2599018Y2 (ja) |
Families Citing this family (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49128919A (ja) * | 1973-04-11 | 1974-12-10 | ||
| JPS5249646U (ja) * | 1975-10-07 | 1977-04-08 | ||
| JP3422340B2 (ja) * | 1994-12-27 | 2003-06-30 | 王子製紙株式会社 | パンツ型使いすておむつ |
| JP2690870B2 (ja) * | 1995-04-20 | 1997-12-17 | トーヨー衛材株式会社 | 使い捨てパンツ |
| JP4421012B2 (ja) * | 1999-06-16 | 2010-02-24 | 株式会社瑞光 | 使い捨てパンツ及びその製造方法 |
| US7727214B2 (en) | 2000-11-29 | 2010-06-01 | Daio Paper Corporation | Disposable diaper with spaced elastic leg openings for improved appearance |
| JP4772973B2 (ja) * | 2001-02-19 | 2011-09-14 | 株式会社リブドゥコーポレーション | 使い捨てパンツ |
| US7777094B2 (en) * | 2001-03-15 | 2010-08-17 | Daio Paper Corporation | Paper diaper and method for manufacturing extensible sheet used in the diaper |
| KR100705184B1 (ko) | 2004-07-30 | 2007-04-06 | 가오가부시끼가이샤 | 팬츠형 일회용 기저귀 |
| EP1880700B1 (en) | 2005-05-09 | 2017-03-01 | Kao Corporation | Disposable diaper |
| JP4597004B2 (ja) * | 2005-08-12 | 2010-12-15 | 株式会社リブドゥコーポレーション | 使い捨てパンツ型吸収性物品 |
| JP4630352B2 (ja) * | 2008-04-03 | 2011-02-09 | 株式会社瑞光 | 使い捨てパンツの製造方法 |
| JP4823325B2 (ja) * | 2009-02-25 | 2011-11-24 | 大王製紙株式会社 | パンツ型使い捨て紙おむつ |
| JP5665433B2 (ja) * | 2010-08-31 | 2015-02-04 | ユニ・チャーム株式会社 | 使い捨て着用物品 |
| JP2013013683A (ja) * | 2011-07-06 | 2013-01-24 | Kao Corp | パンツ型吸収性物品 |
| JP5884489B2 (ja) * | 2012-01-05 | 2016-03-15 | 王子ホールディングス株式会社 | 使い捨ておむつ，その製造方法，及びその製造装置 |
| US11000427B2 (en) * | 2015-09-09 | 2021-05-11 | Essity Hygiene And Health Aktiebolag | Disposable pant-type absorbent article with a leg cuff |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6398305U (ja) * | 1986-12-15 | 1988-06-25 | ||
| JP3208155B2 (ja) * | 1991-06-20 | 2001-09-10 | ユニ・チャーム株式会社 | 使い捨てパンツ |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP1992049075U patent/JP2599018Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06421U (ja) | 1994-01-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990601 |
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