JP2598983Y2 - 高圧放電ランプ - Google Patents

高圧放電ランプ

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JP2598983Y2
JP2598983Y2 JP1993030879U JP3087993U JP2598983Y2 JP 2598983 Y2 JP2598983 Y2 JP 2598983Y2 JP 1993030879 U JP1993030879 U JP 1993030879U JP 3087993 U JP3087993 U JP 3087993U JP 2598983 Y2 JP2598983 Y2 JP 2598983Y2
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sealing
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discharge lamp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/36Seals between parts of vessels; Seals for leading-in conductors; Leading-in conductors
    • H01J61/366Seals for leading-in conductors

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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、酸化アルミニウムから
なるセラミック放電容器を有し、該放電容器はイオン化
可能な封入物を含み2つの端部を有しており、該2つの
端部はセラミック栓体によって閉鎖されており、この場
合前記栓体の貫通孔部にそれぞれ電気的な導入導体とし
てニオブ又はニオブに類似の金属からなるロッドが配置
されており、該ロッドは一方の側で放電容器内部の電極
と接続され、他方の側で外部からの電気的なリード導体
と接続されている高圧放電ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】本考案で取り上げる高圧放電ランプはナ
トリウム高圧放電ランプか又はメタルハライド放電ラン
プである。これらのランプの演色性はセラミック放電容
器を用いることにより改善されている。このセラミック
放電容器は許容動作温度を高める。典型的な出力は10
0〜250Wである。
【0003】セラミック放電容器と、そのために開発さ
れた溶封技術はナトリウム高圧放電ランプから公知であ
る。ニオブ又はタンタルからなる管状又は棒状の導入導
体が通常用いられている。この導入導体はシールガラス
を用いてセラミック端部栓体に溶封される(英国特許第
1465212号公報及びヨーロッパ特許第34113
号公報参照)。
【0004】ヨーロッパ特許第136505号公報に
は、次のようなナトリウム高圧放電ランプが記載されて
いる。すなわちニオブからなる電流導入導体が、“未焼
成”のAl23−セラミックの焼きばめ過程において直
接、すなわちシールガラスを用いないでガス密に栓体に
焼結されている、ナトリウム高圧放電ランプが記載され
ている。このことは良好に可能である。なぜならこの2
つの材料はほぼ同じ膨張係数(8×10? 6K? 1)を有
しているからである。この簡単な焼結技術はいずれにし
ても管状の導入導体の場合にしか用いることができな
い。なぜならこの場合管の自然な弾性が利用されるから
である。しかしながらロッドが用いられる場合にはこの
種の技術においては弾性が欠けているために非常に早く
密閉性が失われるものとなる。
【0005】別の手段として棒状の導入導体の密封に対
しシールガラスが用いられる。この手段によれば前記問
題は解消する。
【0006】放電容器の第1の端部を、棒状の導入導体
と共にシールガラスを用いて支承なく閉鎖することは可
能である。しかしながら第2の端部の閉鎖の前にまず封
入物を放電容器内に入れなければならない。さらにこの
第2端部にも導入導体が配置され、栓体の外側にはシー
ルガラスリングが載置される。このシールガラスリング
は溶融状態にするために加熱される。それにより栓体と
導入導体との間に存在する空隙にシールガラスが充填さ
れる。しかしながら第2端部の加熱は、放電容器内にお
ける充填圧力の不所望の増加を直接引き起こす。これに
より、既に液状化したシールガラスと導入導体は、自動
的に栓体の中から外側へ押し出される。これまではこの
状況に対し第2端部の密封の際にいわゆる“押圧嵌挿”
を行うことによって対処する必要があった。これは放電
容器に加わる外部圧力を、溶封過程における内部圧力の
高まりに応じて調整するという考察の下に行われるもの
である。この“押圧嵌挿”には特別な指先感覚が必要と
される。溶封のでき具合は正確に行われる当該押圧嵌挿
に大きく左右される。それ故に当該溶封過程は、自動化
を行うことができずその他にも寿命の短い製造不良品を
多めに計算に入れなければならないため面倒なものであ
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案の課題は、酸化
アルミニウムからなるセラミック放電容器を有し、該放
電容器はイオン化可能な封入物を含み2つの端部を有し
ており、該2つの端部はセラミック栓体によって閉鎖さ
れており、この場合前記栓体の貫通孔部にそれぞれ電気
的な導入導体としてそれぞれニオブ又はニオブに類似の
金属からなるロッドが配置されており、該ロッドは一方
で放電容器内部の電極と接続され、他方で外部からの電
気的なリード導体と接続されている高圧放電ランプにお
いて、満足のゆく寿命を達成させ、簡単で確実に製造す
ることのできる高圧放電ランプを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は本考案によ
り、2つの導入導体の少なくとも1つが2つの部分を有
しており、該2つの部分を用いて前記導入導体がガス密
に前記栓体に固定されており、前記2つの部分のうちの
第1部分は、栓体の方へ突出するエッジを備え当該第1
部分を取り囲む少なくとも1つのリムを有しており、前
記エッジは、栓体内への圧入の際のリム先端のせん断に
よって形成され、挿入後も栓体との接触を密にするもの
であり、前記2つの部分のうちの第2部分は、栓体の内
部で前記第1部分よりもさらに放電部から離れて配置さ
れており、さらにシールガラスによって当該栓体と結合
されるように構成されて解決される。 本考案の根本的
な利点は、シールガラスを用いた最終的な密封の前に一
時的な密封が既に行われるという2段構成の溶封過程に
より、放電容器の第2端部の密封の際に“押圧嵌挿”を
行う必要がなくなることである。
【0009】一時的な密封状態は導入導体を栓体に挿入
する際に既に得られる。このことのために、導入導体の
放電容器内部側第1部分に少なくとも1つの、せん断エ
ッジを備えた周囲を取り囲む形状のリムが設けられる。
このリムは導入導体の長手方向に対して交差する方向に
延在している。前記エッジの直径は最初は孔部の直径よ
りも大きい(典型的には10〜20%程度大きい)。導
入導体の材料は比較的柔らかいので、該導入導体を孔部
へ挿入するのに十分な高圧を用いることは可能である。
この場合エッジはせん断されるので確実な座着状態を得
ることができる。それにより放電容器の一時的な閉鎖が
行われる。
【0010】この場合特に有利には、テーパ状に先の細
められた孔部が用いられる。この孔部の最も幅の広い部
分の直径は、挿入前のせん断エッジの外径に合わせられ
る。それにより導入導体の挿入は、最も狭い部分の直径
が導入導体の当該エッジを備えた部分のコア直径よりも
幾分大きい間は容易となる。コアの直径としてはリム部
分の基点における直径が示される。
【0011】一時的な密封は、後処理によって付加的に
さらに向上させることが可能である。これに対しては以
下に述べる2つの手段が提供される。
【0012】まだ未焼成のセラミックを栓体材料として
用いる場合には、前記ヨーロッパ特許第136505号
公報にも記載されているように、予め取り付けられる端
部焼結部分の構成要素を1800度〜1900度の温度
に投じることができる。この場合まだ未焼成のセラミッ
クが第1部分の領域において導入導体にさらに焼きばめ
され、それにより一時的な密封性がさらに向上する。こ
の技術においては特に有利には、導入導体が栓体の外側
端面において突出せず、そのためニオブ材料の蒸発が避
けられる。
【0013】後処理のもう1つの選択的手段は、分散的
溶接である。これは、(既に前記したように)まず2つ
の溶接組を機械的な高圧力の下に予め押圧することを前
提とする、結合技術である。この2つの溶接組は、境界
面の分散が生じ、ほんのわずかな原子構造が厚い結合膜
を形成し得るまでの間だけ真空中で加熱される。
【0014】この技術の利点は、栓体材料が既に最初か
ら完全に焼結され得ることである。これは取り扱いを簡
単にする。その上溶接に必要な温度(1200〜160
0℃)焼結技術におけるよりも明らかに低い。そのため
蒸発の問題がもはや生じない。
【0015】ここに記載した結合技術は第1端部の密封
にも応用できる。そのため2つの導入導体を同じ形式で
該2つの導入導体の栓体に固定することができる。しか
しながら第2端部の密封の場合と比べて違う点はまだ封
入物が放電容器に含まれていないことである。そのため
簡単な技術を用いることができる。この場合圧入座部を
省略することができ、一時的な密封が焼結によってのみ
行われる。というのは容器端部の焼結のために必要な加
熱は問題なく比較的高い温度で維持される。なぜなら封
入物の蒸発を心配する必要がないからである。
【0016】本考案は、セラミック放電容器を有したメ
タルハライド放電ランプに対して特に良く適している。
なぜなら該ランプはここでは付加的な利点につながるか
らである。
【0017】1つは、この種のランプの構造的な長さが
ナトリウム放電ランプにおけるよりも短いことである。
そのため容器の加熱の間の内部における蒸発圧力が比較
的大きく上昇するものとなる。そのため容器端部の一時
的な密封はここにおいてさらに有利である。
【0018】もう1つは、ハロゲン封入物がニオブ導入
導体と密封に用いられるシールガラスとに強く腐食作用
を及ぼすことである。それにより付加的手段を用いなけ
れば満足のゆく寿命が得られない。ここに記載した密封
技術は2つの放電容器端部に用いられた場合、このよう
な問題を理想的な形で和らげる。というのはニオブ導入
導体の腐食が壁厚の薄い管の代わりに中実のロッドを用
いた場合にさほどクリティカルにならないからである。
しかしながら本考案の特別な利点は、本考案による配置
構成によりシールガラスがハロゲン封入物の侵食作用に
対し十分に遮蔽されることである。この侵食は、周囲を
取り巻くエッジによる一時的な密封によって回避される
かないし著しく遅延される。その際エッジの配置構成が
手ぎわ良く行われた場合にはシールガラスの全表面のう
ちのごく一部の端部だけが封入物にさらされるだけであ
る。
【0019】有利にはリムが1つ又は複数の閉じられた
リングを形成する。特に2つ又は3つのリングが、導入
導体において相前後して栓体の放電容器側端部近傍に配
置される。リムを製造するための特に簡単な手段は電流
導入導体の表面にねじ山を設けることである。それによ
って生じたエッジ自身は閉じられたものではなく、それ
故最適には密封されないが、しかしながらこのことは比
較的多くのねじピッチ(例えば5つ又はそれ以上)によ
って繰り返し補なわれる。このねじピッチは可能性のあ
る非気密性に対する過程を著しく延ばすものである。密
封の第2ステップにおいてはシールガラスが付加的にね
じピッチにも充填される。それによりシールガラスの侵
蝕面が格段に最少化される。
【0020】特に良好な密封は、リムのエッジと共に形
成される2つの側面が可能な限り急峻な場合に得られ
る。側面角度(側面と導入導体の法線との間の角度とし
て定められる)は有利には30゜よりも小さくすべきで
ある。側面は対称的か又はのこ歯形状で非対称的に構成
することができる。エッジの高さは(ねじ山の場合にお
いては当該エッジ高さはねじ深さの意味である)有利に
は電流導入導体のコア直径の約10%である。この場合
ねじ山に関しては有利には比較的小さく選定される。典
型的な値は0.8mm〜1.3mmである。
【0021】導入導体として用いられるロッドは、中実
又は中空であり得る。
【0022】導入導体が固定される栓体は別個のセラミ
ック成形部であり得る。しかしながら栓体は放電容器の
統合された構成要素でもあり得る。
【0023】電流導入導体は実質的に、放電部側のエッ
ジを備えた第1部分と、この第1部分に続く、放電部と
は反対側のエッジを持たない第2部分とからなる。この
場合第1部分の前にはさらに同じようなエッジを持たな
い第3部分が存在し得る。この第3部分には電極が固定
される。侵蝕の回避という見地からは、導入導体が栓体
に深く挿入されることは特に有利である。
【0024】本考案によれば高圧放電ランプの寿命が長
くなり得る。このランプの気密性はハロゲン封入物の使
用によっても影響されない。放電容器は通常管形状であ
り、例えば円筒状か又は中央に膨らみ部を持たされてい
る。このような放電容器は一方向か又は両方向の外部バ
ルブにおいて頻繁に配置される。
【0025】
【実施例】次に本考案の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。
【0026】図1には出力が150Wのメタルハライド
放電ランプが概略的に示されている。この放電ランプは
ランプの軸線を定める円筒状の外部バルブ1からなって
いる。この外部バルブ1は硬質ガラスからなっている。
この硬質ガラスは両側で圧潰され(圧潰部2)、ベース
構成されている(ソケット部3)。軸方向に配置されA
23−セラミックからなる放電容器8は中央4で構成
されている。この放電容器8は円筒状の端部9を有して
いる。この端部9は2つのリード導体6を用いて外部バ
ルブ1の中に支持される。この2つの給電線6は薄片5
を介してソケット部3に接続されている。リード導体6
は棒状の導入導体10と共に溶接されている。このリー
ド導体6はそれぞれ放電容器8の端部において栓体11
に整合されている導入導体10と共に溶接されている。
【0027】ニオブ(又はタンタル)からなる2つの導
入導体10は、放電側でそれぞれ電極12を支持してい
る。この電極12は電極棒13と、放電側端部に嵌着さ
れたら旋状部14とからなっている。放電容器の封入物
は例えばアルゴン等の不活性の点孤ガスの他に水銀及び
金属ハロゲン化添加物からなる。
【0028】図2には放電容器の一方の端部における導
入導体領域が詳細に示されている。放電容器はその端部
9が1.2mmの壁厚を有している。Al23−セラミ
ックからなる円筒状の栓体11は放電容器の端部9に挿
入される。その外径は3.3mmで高さは5mmであ
る。栓体11の軸方向の孔部7(この孔部の直系は1.
2mmである)には導入導体10としての円筒状のニオ
ブーロッドが挿入される。このロッドのコア直径は1.
15mmで長さは12mmである。このロッドは実質的
に2つの部分からなっている。1つはエッジを有する第
1部分15である。もう1つはエッジのない第2部分1
6である。エッジを有する部分15は栓体11の前方の
放電部側部分に配置される。この場合2つのリム17が
第1部分15において閉じられたリングとして当該栓体
11の長手方向に交差する方向で回りを取り囲んでい
る。各リム17は最初は、すなわち圧入前は(図3では
左側拡大して示されている)2つの対称的な側面18か
らなっている。この側面18の側面角度αは約20°で
あり、(破線で示されている)先端部19に突き合わさ
れている。先端部19の領域内のリングの最初の外径は
1.4mmである。しかしながらこの先端部19は圧入
の際にせん断されるのでロッド10のコア直径を越えて
突出する先の欠けたエッジが残る。このエッジは栓体1
1と内部接触する。
【0029】対称的な側面18の選択的手段として、非
対称的な側面18,18′を有する実施形態が可能であ
る。この非対称的な側面はのこ歯状に形成される。1つ
の側面18が約40°の側面角度αを有するのに対して
第2の側面18′は形式的に0°の側面角度を有するも
のとみなされる。
【0030】導入導体10のエッジのない第2部分16
は、第1部分15から放電部とは反対側の栓体11端面
を越えるところまで延在している。この場合栓体11と
導入導体10との間の毛管作用部分はシールガラス21
を用いてガス密に密封される。シールガラス21として
それ自体公知の材料、例えばアルミニウムと酸化アルカ
リ土との混合材料等が適している。特別に適した耐ハロ
ゲン化物材料は、例えばヨーロッパ特許出願公開第60
582号明細書及びヨーロッパ特許出願公開第2300
80号明細書に記載されている。
【0031】ここに示される実施例では導入導体がさら
にもう1つの同じようなエッジのない第3部分22を有
している。この第3部分22は放電部側でエッジを有し
ている部分15に結合し、放電容器の内部空間へ向けて
突出している。この部分22には電極棒13が突合溶接
されている。
【0032】別の実施例(図4)では、導入導体23が
栓体11に深く挿入されている。この導入導体23はた
だ2つの部分からなっている。そのため電極棒13がこ
こではエッジを有した第1部分24に直接当接してい
る。リム26はここでは5つの線条を有するねじ山27
を形成する。こんねじ山27(又はリング)のコア直径
は、2つの部分24,25の密封性を最適化するために
エッジのない部分25の直径と一致させる必要はない。
ねじ山を用いる場合はリングを用いる場合ほど密封性が
良好ではない。なぜならリム自身が閉じているように回
りを取り囲んでいないからで、そのためこのような場合
には焼結又は分散的溶接による後処理が求められる。し
かしながらそれに反して最終的な密封は良好なものとな
る。なぜならシールガラス21(これは導入導体をエッ
ジのない部分25の高さまで密封する)がねじ山27の
部分にまで浸透することができるからである。そこでは
密封作用が付加的に高まる。
【0033】図5には別の実施例が示されている。この
実施例は図4に示された実施例と次の点で異なる。すな
わち孔部28が放電容器の内部空間へ向けてテーパー状
に延在している点で異なる。それ故導入導体23は非常
に容易に案内される。エッジを有する部分29は唯一つ
のリング(図示されていない)か又は特に有利にはテー
パー状のねじ山30からなる。このテーパー状のねじ山
30は孔部28の最も狭い部分の寸法に適合する。
【0034】本考案は、図示の実施例に限定されるもの
ではない。例えば実施例の個々の特徴を組み合わせるこ
とも可能である。例えばテーパー状のねじ山に一定の直
径を有する孔部において用いることもできる。
【0035】
【考案の効果】本考案によれば、満足のゆく寿命を達成
し簡単で確実に製造することのできる高圧放電ランプが
得られる。
【0036】本考案の根本的な利点は、シールガラスを
用いた最終的な密封の前に一時的な密封が既に行われる
2段構成の溶封過程により、放電容器の第2端部の密封
の際に“押圧嵌挿”を行う必要がなくなることである。
【0037】一時的な密封状態は導入導体を栓体に挿入
する際に既に得られる。このことのために、導入導体の
放電容器内部側第1部分に少なくとも1つの、せん断エ
ッジを備えた周囲を取り囲む形状のリムが設けられる。
このリムは導入導体の長手方向に対して横方向に延在し
ている。前記エッジの直径は最初孔部の直径よりも大き
い(典型的には10〜20%程度大きい)。導入導体の
材料は比較的柔らかいので、該導入導体を孔部へ挿入す
るのに十分な高圧を用いることは可能である。この場合
エッジはせん断加工されているので確実な座着状態を得
ることができる。それにより放電容器の一時的な閉鎖が
行われる。
【0038】この場合特に有利には、テーパ状に先の細
められた孔部が用いられる。一時的な密封は、後処理に
よって付加的にさらに向上させることが可能である。こ
れに対しては以下に述べる2つの手段が提供される。
【0039】1つはまだ未焼成のセラミックを栓体材料
として用いる場合には、予め取り付けられる端部焼結部
分の構成要素を1800度〜1900度の温度に投じる
ことができることである。この場合まだ未焼成のセラミ
ックが第1部分の領域において導入導体にさらに焼きば
めされ、それにより一時的な密封性がさらに向上する。
この技術においては特に有利には、導入導体が栓体の外
側端面において突出せず、そのためニオブ材料の蒸発が
避けられる。
【0040】もう1つは、分散的溶接である。これは、
まず2つの溶接組を機械的な高圧力の下に予め押圧する
ことを前提とする、結合技術である。この2つの溶接組
は、境界面の分散が生じ、ほんのわずかな原子構造が厚
い結合膜を形成し得るまでの間だけ真空中で加熱され
る。
【0041】この技術の利点は、栓体材料が既に最初か
ら完全に焼結され得ることである。これは取り扱いを簡
単にする。その上溶接に必要な温度が焼結技術における
よりも明らかに低い。そのため蒸発の問題がもはや生じ
ない。
【0042】ここに記載した結合技術は第1端部の密封
にも応用できる。そのため2つの導入導体を同じ形式で
該2つの導入導体の栓体に固定することができる。しか
しながら第2端部の密封の場合と比べて違う点はまだ封
入物が放電容器に含まれていないことである。そのため
簡単な技術を用いることができる。この場合圧入座部を
省略することができ、一時的な密封が焼結によってのみ
行われる。というのは容器端部の焼結のために必要な加
熱は大したこともなく比較的高い温度で維持される。な
ぜなら封入物の蒸発を心配する必要がないからである。
【0043】本考案は、セラミック放電容器を有したメ
タルハライド放電ランプに対して特に適合する。1つ
は、この種のランプの構造的長さがナトリウム放電ラン
プにおけるよりも短いことであり、そのため容器の加熱
の間の内部における蒸発圧力が比較的大きく上昇するも
のとなる。そのため本考案による容器端部の一時的な密
封状態は有利である。
【0044】もう1つは、ハロゲン封入物がニオブ導入
導体と密封に用いられるシールガラスに強く腐食作用を
及ぼすが、本考案におる密封技術は2つの放電容器端部
に用いられた場合、このような問題を理想的な形で和ら
げる。なぜならニオブ導入導体の腐食が壁厚の薄い管の
代わりに中実のロッドを用いた場合にさほどクリティカ
ルにならないからである。しかしながら本考案の特別な
利点は、本考案による配置構成によりシールガラスがハ
ロゲン封入物の侵食作用に対し十分に遮蔽されることで
ある。この侵食は、周囲を取り巻くエッジによる一時的
な密封によって回避されるかないし著しく遅延される。
その際エッジの配置構成が手ぎわ良く行われた場合には
シールガラスの全表面のうちの本当に一部の端部だけが
封入物にさらされるだけである。
【0045】またシールガラスの侵蝕面が格段に最少化
される本考案の特別な利点は、本考案の配置構成により
シールガラスがハロゲン封入物の侵食作用に対し十分に
遮蔽されることである。この侵食は、周囲を取り巻くエ
ッジによる一時的な密封によって回避されるかないし著
しく遅延される。
【図面の簡単な説明】
【図1】メタルハライド放電ランプの部分的断面図であ
る。
【図2】本考案による放電容器溶封部領域の実施例を示
した図である。
【図3】本考案による放電容器溶封部領域の別の実施例
を示した図である。
【図4】本考案による放電容器溶封部領域の別の実施例
を示した図である。
【図5】本考案による放電容器溶封部領域の別の実施例
を示した図である。
【符号の説明】
1 外部バルブ 2 圧潰部 3 ソケット部 4 中央部 5 薄片 6 リード導体 7 孔部 8 放電容器 9 端部 10 導入導体 11 栓体 12 電極 13 電極棒 14 ら旋状部 15 第1部分 16 第2部分 17 リム 18 側面 19 先端部 20 エッジ 21 シールガラス 22 第3部分 23 導入導体 24 第1部分 25 第2部分 26 リム 27 ねじ山 28 孔部 29 第1部分 30 ねじ山
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−157049(JP,A) 実開 昭61−184269(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 61/36

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化アルミニウムからなるセラミック放
    電容器(8)を有し、該放電容器(8)はイオン化可能
    な封入物を含み2つの端部(9)を有しており、該2つ
    の端部(9)はセラミック栓体(11)によって閉鎖さ
    れており、この場合前記栓体(11)の貫通孔部にそれ
    ぞれ電気的な導入導体(10)としてニオブ又はニオブ
    に類似の金属からなるロッドが配置されており、該ロッ
    ドは一方の側で放電容器内部の電極(12)と接続さ
    れ、他方の側で外部からの電気的なリード導体(6)と
    接続されている、高圧放電ランプにおいて、 前記2つの導入導体(10)の少なくとも1つが2つの
    部分を有しており、 該2つの部分を用いて前記導入導体がガス密に前記栓体
    (11)に固定されており、 前記2つの部分のうちの第1部分(15;24;29)
    は、栓体(11)の方へ突出するエッジ(20)を備え
    当該第1部分を取り囲む少なくとも1つのリム(17;
    26)を有しており、前記エッジ(20)は、栓体(1
    1)内への圧入の際にリム先端のせん断によって形成さ
    れ、挿入後も栓体(11)との接触を密にするものであ
    、 前記2つの部分のうちの第2部分(16;25)は、栓
    体(11)の内部で前記第1部分(15;24:29)
    よりもさらに放電部から離れて配置されており、さらに
    シールガラス(21)によって当該栓体(11)と結合
    されているとを特徴とする、高圧放電ランプ。
  2. 【請求項2】 孔部への挿入前の前記リム領域のロッド
    の直径が、孔部直径よりも約20%大きい、請求項1記
    載の高圧放電ランプ。
  3. 【請求項3】 前記栓体(11)の孔部(28)は放電
    容器の内部に向けて狭くなっている、請求項1記載の高
    圧放電ランプ。
  4. 【請求項4】 前記導入導体(10;23)が栓体(1
    1)へ圧入される及び/又は焼結される及び/又は当該
    栓体(11)と分散的溶接により結合されるようにして
    当該内部接続が行われる、請求項1記載の高圧放電ラン
    プ。
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