JP2598767Y2 - 同軸ケーブル用支持金具 - Google Patents

同軸ケーブル用支持金具

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JP2598767Y2
JP2598767Y2 JP1993004727U JP472793U JP2598767Y2 JP 2598767 Y2 JP2598767 Y2 JP 2598767Y2 JP 1993004727 U JP1993004727 U JP 1993004727U JP 472793 U JP472793 U JP 472793U JP 2598767 Y2 JP2598767 Y2 JP 2598767Y2
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久昭 福山
勝彦 尾上
信義 松田
真 佐渡本
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マイクロ回線や各種の
通信および放送用のアンテナに接続した同軸ケーブルを
鉄塔等の構造物に支持するときに用いられる同軸ケーブ
ル用支持金具に関する。
【0002】
【従来の技術】同軸ケーブルを、アンテナ鉄塔等の構造
物の外側面に沿って配設支持する場合、従来から、風圧
振動に耐えられるよう比較的短い所定の間隔毎に固定金
具を配置し、この固定金具で長い同軸ケーブルを構造物
(具体的には構造物に設けられた横桟)に強固に固定し
ていた。固定金具は同軸ケーブルを挟持する一対のΩ型
金具からなり、これらΩ型金具を連結するとともに構造
物にボルトナット等で固定することによって同軸ケーブ
ルを構造物に固定するようになっていた。
【0003】しかしながら、このような固定金具を使用
すれば、同軸ケーブルの荷重を支持する上では十分な把
持力が得られるものの、ケーブル支持箇所すべてに固
定金具を必要とするので取り付けコストがかかる、組
み付け時の締着操作箇所が多くて手間がかかる、といた
不都合があった。
【0004】そこで、従来から、図3に示すように、ケ
ーブル重量支持点に相当する同軸ケーブル箇所だけを固
定金具50で構造物100に固定し、それ以外の振れ止
め支持点を構造の簡単な支持金具60でもって構造物1
00に支持したものがある。支持金具60は先端部が鈎
状に成形されており、この鈎状先端部61で同軸ケーブ
ル70を引っ掛けて支持するようになっている。このよ
うな構造にすることにより、風圧振動疲労を起こすこと
なく同軸ケーブル70の固定構造を簡略化できた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された同軸ケーブル70の支持金具60におい
ては、支持金具60はその鈎状先端部61で同軸ケーブ
ル70を引っ掛けているだけであり、同軸ケーブル70
の径のばらつき等により同軸ケーブル70が支持金具6
0内で遊動してしまって、確実に振れ止めできないとい
う問題があった。
【0006】また、作業性が悪いという問題もあった。
というのも、支持金具60は、構造物100に取り付け
られた場合に金具60先端部と構造物100との間に形
成される隙間が同軸ケーブル70の直径より狭くなるよ
うに屈曲成形されている。これは支持した同軸ケーブル
70を離脱させないためである。そのため、支持金具6
0を構造物100に取り付けた後に同軸ケーブル70を
支持金具60内に引き込むことができず、このことが取
り付け作業上の制限となって作業性を悪化させていた。
【0007】本考案は、上記課題に鑑みてなされたもの
であって、同軸ケーブルの確実な支持、および取り付け
作業姓の向上を図ることができる同軸ケーブル用支持金
具の提供を目的している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、同軸ケーブルを構造物の外表面に沿って
支持する同軸ケーブル用支持金具であって、構造物の外
側面に配置固定される固定部材と、この固定部材に一体
に取り付けられて同軸ケーブルの周面を係止する鈎状部
材とを有し、かつ、鈎状部材の両端部それぞれには締結
紐挿通孔が形成されており、かつ、前記鈎状部材は、そ
の屈曲方向とは逆の方向に傾いて固定部材に取り付けら
れており、以上のものから同軸ケーブル用支持金具を構
成した。
【0009】
【0010】
【作用】上記構成によれば、鈎状部材の両端に締結紐挿
通孔を設けたので、同軸ケーブルを引っ掛けた鈎状部材
の外周面に締結紐を沿わせたのち、この締結紐を締結紐
挿通孔に挿通させて互いに締結すれば、同軸ケーブルは
強固に鈎状部材に固定支持されることになる。
【0011】また、鈎状部材をその屈曲方向とは逆の方
向に傾けて固定部材に取り付けているので、鈎状部材の
先端部と基端部との間に形成される開放口が大きく開か
れることになる。そのため、支持金具を構造物に取り付
けた後でも同軸ケーブルを鈎状部材内に引き込むことが
できる。なお、鈎状部材の開放口が大きく開放している
ために同軸ケーブルが支持金具から離脱することが考え
られるが、同軸ケーブルを締結紐で強固に支持金具に固
定できるため、同軸ケーブルが支持金具から離脱するこ
とはない。
【0012】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本考案の一実施例の同軸ケーブ
ル支持金具を用いて同軸ケーブルを構造物に支持固定し
た状態を示す斜視図である。
【0013】同軸ケーブル支持金具1は固定部材2と鈎
状部材3とを備えている。固定部材2は”コ”字状に屈
曲成形された金属板からなり、両端にはボルト挿通孔
4,4が互いに相対向して形成されている。固定部材2
はこの固定部材2が取り付けられる構造物100(例え
ばアンテナ鉄塔)の横桟101の幅より長くなってい
る。また、固定部材2内に形成された隙間は、横桟10
1の厚みより若干大きく形成されている。
【0014】鈎状部材3は”2”字状に屈曲された金属
板からなっている。鈎状部材3の基端部3aは平板状を
しており、固定部材2への取り付け部となっている。鈎
状部材3の先端部3bは支持する同軸ケーブル70の周
面に沿って同軸ケーブル70を保持できるように円周方
向角度にしてほぼ220度に渡って屈曲成形されてい
る。鈎状部材3の内周面にはクッション用のゴム帯5が
貼付されている。そして、先端部3bが、その屈曲方向
とは逆の方向にほぼ30度傾いた状態で基端部3aに連
結されている。この傾きが本実施例の一つの特徴となっ
ている。このように構成された鈎状部材3が固定部材2
に固着されている。この際、鈎状部材3は、把持する同
軸ケーブル70の軸芯方向を鈎状部材3の円周中心方向
に合わせる形で固定部材2に取り付けられている。鈎状
部材3の固着は、例えばその基端部3aを固定部材2に
熔接することにより行われる。このように固着されるこ
とにより、鈎状部材3の先端部3bは固定部材2に対し
てもその屈曲方向とは逆の方向にほぼ30度傾いて取り
付けられることになる。
【0015】そして、鈎状部材3の両端、つまり先端部
3bの先端側および先端部3bの基端部3a側には、本
実施例のもう一つの特徴である締結紐挿通孔6,6が形
成されている。基端部3a側の締結紐挿通孔6は先端部
3bの屈曲始点に形成されている。基端部3a側締結紐
挿通孔6をここに形成するのは以下の理由によってい
る。すなわち、この締結紐挿通孔6を先端部3bの屈曲
始点より先端側に形成すると、同軸ケーブル70を支持
固定したのち締結紐10を締結紐挿通孔6に挿通させる
ことが難しくなる。また、屈曲始点より基端部3a側に
締結紐挿通孔6を形成すると、締結紐10が同軸ケーブ
ル70より浮き上がって確実に締結することができなく
なる。
【0016】鈎状部材3の最先端には同軸ケーブルの挿
入ガイド部7が設けられている。挿入ガイド部7は、先
端側締結紐挿通孔6より先端側を外向きに屈曲して形成
されており、このような挿入ガイド部7を設けることに
より同軸ケーブル70を引き込みやすくなっている。
【0017】次に上記構成の同軸ケーブル支持金具1を
用いた同軸ケーブル70の構造物100への支持固定を
説明する。
【0018】まず、構造物100の横桟101の上端か
ら固定部材2の開放先端を挿入するとともにボルト8を
ボルト挿通孔4に挿通してナット9で締め付ける。これ
により同軸ケーブル支持金具1を横桟101に固定す
る。このように、ボルトナットと固定金具2との間に横
桟101を挟み込むので、同軸ケーブル支持金具1が横
桟101から外れることはない。横桟101に固定した
のち、鈎状部材3の最先端と基端部3aとの間に形成さ
れた開放口11から同軸ケーブル70を鈎状部材3内に
引き込む。このとき、鈎状部材3の先端部3bはその屈
曲方向と逆方向に傾いて固定部材2に取り付けられてお
り、開放口11は大きく開いている。そのため、同軸ケ
ーブル支持金具1を横桟101に取り付け後でも、同軸
ケーブル70を容易に引き込むことができる。
【0019】同軸ケーブル支持金具1に同軸ケーブル7
0を引き込んだのち、同軸ケーブル支持金具1と同軸ケ
ーブル70とを締結紐10で一体に締結する。締結紐1
0としては、電線類結束用として一般に用いられる、タ
イラップと呼ばれるナイロン製締結帯が好ましい。この
締結紐10を両締結紐挿通孔6,6に挿通するとともに
鈎状部材3の外周面に沿わせたうえでその両端どうしを
連結し、これによって同軸ケーブル70を同軸ケーブル
支持金具1に締結する。このように、締結紐10によっ
て同軸ケーブル70を同軸ケーブル支持金具1に固定す
るので、同軸ケーブル70が同軸ケーブル支持金具1内
で遊動することはなく、さらには同軸ケーブル支持金具
1の開放口11が大きく開いているにもかわらず、同軸
ケーブル70が同軸ケーブル支持金具1から離脱するこ
ともない。
【0020】なお、本実施例の同軸ケーブル支持金具1
は同軸ケーブル70の振れ止め支持点に取り付けられる
金具であって、このような同軸ケーブル70の重量支持
点が従来例で説明した固定金具50でもって構造物10
0に固定されることはいうまでもない。
【0021】さらに、上記実施例では、それぞれ別体に
形成した固定部材2と鈎状部材3とを熔接して同軸ケー
ブル支持金具を構成したが、これに限るわけではなく固
定金具2と鈎状金具3とを一体に成形して同軸ケーブル
支持金具を構成してもよい。
【0022】くわえて、上記実施例では固定部材2に一
つの鈎状部材3を取り付けていたが、これに限るわけで
はなく固定部材2の両面それぞれに鈎状部材3,3を取
り付けて同軸ケーブル支持金具を構成してもよい。そう
すれば、少ない占有面積で効率よく同軸ケーブル70を
支持することができるようになる。
【0023】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、鈎状部
材の両端に締結紐挿通孔を設けたので、同軸ケーブルを
引き込んだ鈎状部材の外周面に締結紐を沿わせたのち、
この締結紐を締結紐挿通孔に挿通させて互いに締結すれ
ば、同軸ケーブルを強固に固定支持することができるよ
うになった。そのため、同軸ケーブルが同軸ケーブル支
持金具内で遊動して確実な振れ止めができないといった
不都合を起こすことはなくなった。
【0024】また、鈎状部材をその先端部の屈曲方向と
は逆の方向に傾けて固定部材に取り付けているので、
状部材の先端部と基端部との間に形成される開放口が大
きく開かれることになる。そのため、支持金具を構造物
に取り付けた後でも同軸ケーブルを鈎状部材内に引き込
むことができ、その分、同軸ケーブル取り付けの作業性
が向上した。なお、解放口が大きく開いた分、同軸ケー
ブルが離脱しやすくなっているが、締結紐で同軸ケーブ
ルを強固に支持金具に締結しているので、離脱すること
はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の同軸ケーブル支持金具の構
造を示す斜視図である。
【図2】実施例の同軸ケーブル支持金具の平面図であ
る。
【図3】従来例の同軸ケーブル支持金具の構造を示す斜
視図である。
【符号の説明】
2 固定部材 3 鈎状部材 6 締結紐挿通孔 10 締結紐 70 同軸ケーブル 100 構造物
フロントページの続き (72)考案者 松田 信義 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電 線工業株式会社伊丹製作所内 (72)考案者 佐渡本 真 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電 線工業株式会社伊丹製作所内 (56)参考文献 特開 昭51−92428(JP,A) 実開 平4−98833(JP,U) 実開 平4−4586(JP,U) 実開 昭54−34000(JP,U) 実開 昭55−122420(JP,U) 実開 昭60−183533(JP,U) 実公 平1−19542(JP,Y2) 実公 平3−41501(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 7/00 - 7/22 H02G 3/22 - 3/28

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同軸ケーブル(70)を構造物(100)
    の外表面に沿って固定支持する同軸ケーブル用支持金具
    であって、 構造物(100)の外側面に配置固定される固定部材
    (2)と、この固定部材(2)に一体に取り付けられて
    同軸ケーブル(70)の周面を係止する鈎状部材(3)
    とを有し、かつ、鈎状部材(3)の両端部それぞれには
    締結紐挿通孔(6,6)が形成されており、かつ、前記
    鈎状部材(3)は、その屈曲方向とは逆の方向に傾いて
    固定部材(2)に取り付けられていることを特徴とする
    同軸ケーブル用支持金具。
JP1993004727U 1993-02-16 1993-02-16 同軸ケーブル用支持金具 Expired - Fee Related JP2598767Y2 (ja)

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JP4570170B2 (ja) * 2007-04-24 2010-10-27 昭和電線ケーブルシステム株式会社 絶縁成形体用締付部材およびこれを用いた絶縁成形体の装着部

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