JP2597334B2 - タペットクリアランス調整用器具 - Google Patents

タペットクリアランス調整用器具

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JP2597334B2 JP6864988A JP6864988A JP2597334B2 JP 2597334 B2 JP2597334 B2 JP 2597334B2 JP 6864988 A JP6864988 A JP 6864988A JP 6864988 A JP6864988 A JP 6864988A JP 2597334 B2 JP2597334 B2 JP 2597334B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はタペットクリアランスを調整するための器具
に関し、より詳しくは、シリンダヘッドのスパークプラ
グ取付孔へ取付けて燃焼室内に測定用流体を送入するた
めのタペットクリアランス調整用器具に関する。
(従来技術) 内燃機関の給排気用各バルブを閉じて密閉状態とした
燃焼室内に一定圧の空気を送り込んだ上、バルブステム
とクリアランス調整ネジの間に隙間ゲージを挟んでバル
ブを開弁方向に押下げて燃焼室内をリーク状態とし、そ
の際の空気圧降下安定値からクリアランスを検出し調整
するようにしたタペットクリアランス調整方法において
は、これまで特公昭58-33367号公報に見られるように、
スパークプラグ取付け用のネジ孔を利用して空気を供給
する口金をねじ込むようにしていたが、このような口金
の取付け法では作業能率が悪いばかりでなく、誤って斜
めに取付けてしまったような場合には、プラグ孔のねじ
をだめにしてしまったり切粉等がシリンダ内に落ち込ん
だりして品質を損ねる虞れがある。
また、口金の先端にOリングを取付けて嵌込むように
したものでは、ロッカーアームのホルダとシリンダヘッ
ドのプラグ取付孔が連続しているようなタイプのエンジ
ンに適用した場合、ロッカーアームホルダとシリンダヘ
ッドの間にある加工段差のエッジ部分でOリングが傷付
けられて密閉効果にバラつきが生じるといった問題を有
している。
(発明が解決しようとする課題) 本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、シリンダヘッドのプラグ取付孔
の形状如何にかかわりなく、この部分を破損することな
く安全確実にしかも迅速に取付けることのできる新たな
タペットクリアランス調整用器具を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) すなわち、本発明はかかる課題を達成するためのタペ
ットクリアランス調整用器具として、内燃機関のタペッ
トクリアランスを調整すべくシリンダヘッドのスパーク
プラグ取付孔に取付けて一定圧の流体を送入する器具本
体の下部周面に、弾性材よりなる筒体を被覆する一方、
器具本体の上部に、それぞれの切換手段を介して2系統
の加圧流体供給源に連通する2つの流体供給口を設け、
その一方の流体供給口を燃焼室に通じる開口部に、他方
の流体供給口を筒体により被覆された器具本体上の開口
部にそれぞれ連通させるようにして、2系統の加圧流体
供給源から供給されてきた加圧流体により、器具本体を
スパークプラグ取付孔に密嵌すると同時に、燃焼室へ測
定流体を送り込めるようにしたものである。
(実施例) そこで以下に図示した実施例について説明する。
図中符号1はシリンダヘッド30のスークプラグ取付孔
31に嵌込んで燃焼室32内にエアを送り込む口金本体で、
この口金本体1の下部には、先端部2を除いて軸方向に
長い小径部3が形成され、この部分3をゴム等からなる
薄い弾性筒体5により被覆し、筒5と小径部3との間に
形成される空気室4にエアを送り込んで弾性筒5を内側
から膨張させることにより、口金本体1をスパークプラ
グ取付孔21に密嵌するよう構成されている。
これに対して口金本体1の頭部11には、燃焼室32内へ
エアを送り込む第1のエア供給口12と、空気室4にエア
を送り込む第2のエア供給口18が設けられている。そし
て、これらのエア供給口12、18のうち第1のエア供給口
12は、スプリングオフセット式の3ポート2位置切換弁
13を介して第1のエア供給源14に接続し、圧力調整弁15
a、15b、15cを介して2.0kg/cm2に調圧されたエアを口金
本体1下端のポート6から燃焼室32内に送り込むように
構成する一方、第2のエア供給口18は、頭部11に設けた
手動の3ポート2位置切換弁19を介して第2のエア供給
源20に接続し、圧力調整弁21を介して4.0kg/cm2程度の
調圧されたエアを口金本体1の小径部3に設けたポート
7から空気室4内に送り込んで弾性筒5を内側から膨張
させるように構成されている。この口金本体1の頭部11
にはさらにエア排出口23と圧力取出し口24が設けられ、
エア排出口23は上記した手動切換弁19の排出口に、ま
た、圧力取出し口24は第2のエア供給口18からポート7
に至る管路の一部に接続し、空気室4内の圧力の有無に
よってスプリングオフセット式切換弁13をエア供給側及
びエア排出側に切換えるように構成されている。
なお、第3、4図中符号8、8は弾性筒5の上端部を
緊締するバンド、9、9は弾性筒5と空気室4との間の
気密を保つためのシールを示しており、また符号16は、
無負荷状態のもとでもマノメータ17に若干の圧力を表示
できるようにして作業者に装置の作動を目視可能にする
一方、微少のリーク量をも検出できるように調整された
スピコンと呼ばれる絞り弁、22は手動切換弁19に設けた
Oリングを保護するオイル供給用ルブリケータを示し、
さらに、第1図において符号33はバルブステム、34はバ
ルブスプリング、35はカムシャフト、36はロッカーアー
ム、37……クリアランス調整ネジ、38……隙間ゲージを
それぞれ示している。
このように構成された装置において、はじめ給排気用
の両バルブを閉じた状態のもとで、シリンダヘッド30の
スパークプラグ取付孔31に口金本体1の下部を挿入し手
動切換弁19をエア供給側に移動操作する(第4図)。
これにより圧力調整弁21を介して4.0kg/cm2に調圧さ
れた第2エア供給源20からのエアは第2のエア供給口18
から口金本体1下部のポート7を経て空気室4内に流入
し、弾性筒5を内側から押圧してこれをスパークプラグ
取付孔31の内壁面に圧接させ、その際の摩擦力により口
金本体1を取付孔31内に気密に固定する。なお、この弾
性筒5は、その上端のみがバンド8、8によって口金本
体1に固定されているが、これは口金本体1を抜取る際
に支障をきたさないようにしたもので、エアの漏洩につ
いては、スパークプラグ取付孔31が先細りのテーパー孔
として形成されていて、弾性筒5の裾の部分は孔31の先
細り部分に圧接するため支障はない。
このようにして口金本体1がプラグ取付孔31に取付け
られると、圧力取出し口24から圧力を受けたスプリング
オフセット式の切換弁13はエア供給側に切換わり、圧力
調整弁15a〜cを介して2.0kg/cm2に調圧した第1エア供
給源14からのエアを第1のエア供給口12から口金本体1
下端のポート6を導いて燃焼室32内に供給する。
以後この状態のもとでバルブステム33とクリアランス
調整ネジ37の間に隙間ゲージ38を挟み、その上でネジ37
を徐々にねじ込んでバルブ39を開弁方向に押下げ燃焼室
32内をリーク状態にして、内部の圧力降下安定値からタ
ベットクリアランスを設定する。
そして以上の諸操作が終了したら手動切換弁19をエア
排出側に切換え、空気室4内のエアを切換弁19及びエア
排出口23を介して外部に放出し、弾性筒5を収縮させて
口金本体1とスパークプラグ取付孔31との固定を解く。
一方、この操作によりスプリングオフセット式の切換弁
13も空気室4内の圧力低下によりエア排出側へと切換わ
るから、燃焼室32内のエアは、ポート6、第1エア供給
口12及び切換弁13を介して外部に放出されて一連のタベ
ットクリアランス設定操作は終了する。
(効果) 以上述べたように本発明によれば、2つの流体供給口
を設けた器具本体の下部周面に弾性材よりなる筒体を被
覆し、燃焼室に通じる流体供給口とは別の流体供給口を
筒体により被覆された器具本体上の開口部に連通させ
て、ここに供給した加圧流体により筒体を内方から押圧
してこれをスパークプラグ取付孔の内壁面に密着させる
ことにより器具本体をプラグ取付孔に固定するようにし
たので、器具本体をスパークプラグ取付孔に差し込んで
弁を開くだけの操作により、口金本体の固定と燃焼室へ
の流体送り込みを同時に行うことでき、タペットクリア
ランス調整操作を著しく簡素化してその作業効率を大巾
に向上させるとともに、スパークプラグ取付孔の形状あ
るいは器具本体の取付け上のミスに基づく機器の損傷あ
るいはシーリング効果のバラつきを未然に防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はシリンダヘッドへの装着状態をもって示した本
発明の一実施例をなす装置の側面図、 第2図は同上装置の斜視図、第3図はその側面図、第4
図は同上装置の回路構成図である。 1……口金本体、4……空気室 5……弾性筒 12……第1のエア供給口 13……切換弁 14……第1エア供給源 18……第2のエア供給口 19……手動切換弁 20……第2エア供給源 23……エア排出口 24……圧力取出し口 30……シリンダヘッド 31……スパークプラグ取付孔 32……燃焼室

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関のタペットクリアランスを調整す
    べくシリンダヘッドのスパークプラグ取付孔に取付けて
    一定圧の流体を送入する器具本体の下部周面に、弾性材
    よりなる筒体を被覆する一方、上記器具本体の上部に、
    それぞれの切換手段を介して2系統の加圧流体供給源に
    連通する2つの流体供給口を設け、その一方の流体供給
    口を燃焼室に通じる開口部に、他方の流体供給口を上記
    筒体により被覆された器具本体上の開口部にそれぞれ連
    通させてなるタペットクリアランス調整用器具。
JP6864988A 1988-03-22 1988-03-22 タペットクリアランス調整用器具 Expired - Fee Related JP2597334B2 (ja)

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