JP2597015Y2 - 高速伝送用コネクタ - Google Patents

高速伝送用コネクタ

Info

Publication number
JP2597015Y2
JP2597015Y2 JP1992040998U JP4099892U JP2597015Y2 JP 2597015 Y2 JP2597015 Y2 JP 2597015Y2 JP 1992040998 U JP1992040998 U JP 1992040998U JP 4099892 U JP4099892 U JP 4099892U JP 2597015 Y2 JP2597015 Y2 JP 2597015Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
gold
socket
plating
terminals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992040998U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0592978U (ja
Inventor
浅井  清
Original Assignee
エスエムケイ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エスエムケイ株式会社 filed Critical エスエムケイ株式会社
Priority to JP1992040998U priority Critical patent/JP2597015Y2/ja
Publication of JPH0592978U publication Critical patent/JPH0592978U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2597015Y2 publication Critical patent/JP2597015Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高速伝送用コネクタの
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の端子を有するソケットの
外側に、各端子にそれぞれ接触する複数の端子を有する
プラグを嵌合し、このプラグの外周にシールド板からな
るシールド部を設けた高速伝送用コネクタは知られてい
る。
【0003】この種の高速伝送用コネクタでは、例え
ば、プラグの内部に複数行、複数列に亘って複数のコン
タクトを配置し、各コンタクトのうちの任意のコンタク
トを信号伝送用の回路端子にするとともに、残りのコン
タクトをシールド端子にし、しかも、ハウジングの外周
にシールド板を設けて、十分なシールド効果を確保し
て、良好なインピーダンス特性が得られるようにしてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、プラグの内部に複数のコンタクトを配置した
り、その周囲にシールド板を設けたりするので、部品点
数が増大し、その結果作業工数が増大して、コスト高に
なるという問題がある。
【0005】そこで、本考案の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、簡単な構成でかつ低コス
トで製造することのできる、高速伝送用コネクタを提供
することにある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記目的を達成するた
めに、本考案は、ソケット本体の外周に複数のコンタク
トを有するソケットを、各コンタクトにそれぞれ接触す
る複数の端子を凹部の内壁面に有する箱形のプラグの当
該凹部に嵌合し、この箱形のプラグの外周にシールド部
を設けた高速伝送用コネクタにおいて、前記プラグをプ
ラスチック樹脂により成形し、このプラスチック樹脂の
表面にメッキを施すことにより、前記プラグに各端子と
前記シールド部とを形成したことを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】本考案によれば、プラグをプラスチックにより
成形しておいて、このプラスチックの表面にメッキを施
すことにより、プラグに各端子とシールド部とを形成す
る。従って、プラグを製造するに際しては、従来のもの
に比べて、コンタクトやシールド板などが不要になるの
で、製造は簡単になる。メッキにより形成された各端子
のうちの任意の端子を信号伝送用の回路端子とした場合
に、その周囲の残りの端子をシールド端子とすることは
従来と同じである。
【0008】
【実施例】以下、本考案による高速伝送用コネクタの一
実施例を図1〜図11を参照して説明する。
【0009】図1は、高速伝送用コネクタの組立て状態
を示し、図5〜図8は、基板のパターン(図9)に接触
する複数の端子を有するソケットを示し、図2〜図4
は、ソケットの外側に嵌合されるプラグであって、ソケ
ットの各端子にそれぞれ接触する複数の端子を有するプ
ラグを示す。
【0010】まず、この実施例によるソケットについて
説明すると、図5〜図8に示すように、このソケット1
は、例えばPPC樹脂などからなるソケット本体1aを
有し、このソケット本体1aには、例えばリン青銅など
からなる20本のコンタクト31 〜320が等間隔、等配
列に取り付けられている。
【0011】コンタクト31 〜320は、図8からも明ら
かなように、逆L字形の部材の中程にばね性を有するば
ね端子部3aを一体的に備え、逆L字形の部材の一方の
基部3bは、ソケット本体1aの孔部内に埋設され、他
方の端子部3cは、ソケット本体1aの下面に露出して
いる。この下面に露出する端子部3cは、例えば、図9
に示すような基板上のパターン51 〜520に半田づけさ
れる。
【0012】このような構成からなるソケット1の外側
には、図1からも明らかなように、上記の各端子31
20のばね端子部3aにそれぞれ接触する複数の端子を
有するプラグ10(図2〜図4)が嵌合され、このプラ
グ10の外周には、シールド効果を高めるシールド部が
設けられる。
【0013】しかして、この実施例によれば、プラグ1
0に設けられる端子111 〜1120、及びシールド部1
3の構成に特徴を有する。
【0014】即ち、プラグ10は、PPC樹脂などのプ
ラスチックにより箱形に形成されており、端子111
1120、及びシールド部13は、プラグ10の内面、外
面、底面などに金メッキを施すことにより形成される。
【0015】プラグ10に金メッキを施すに際しては、
一例として、図10に示すように、触媒入りの樹脂(メ
ッキ可能な樹脂)を用いて、金メッキを施すべき部分2
1aが他の部分21bよりも高い部材21を射出成形に
より成形し、その上に、図11に示すように、触媒なし
の樹脂(メッキ不可能な樹脂)からなる部材23,23
…23を重ねて、これを接着し、表面に臨むメッキ可能
な部分21aに金メッキを施す方法などが取り入れられ
る。
【0016】図2〜図4を参照して更に詳述すると、図
2はプラグ10の平面図、図3は側面図、図4は背面図
である。
【0017】プラグ10は箱形になっており、図2に
て、凹部の底面には、所定の幅W1 の金メッキK1 が施
されると共に、この金メッキK1 に連続して幅方向に延
びる所定の幅W2 の金メッキK2 が施される。この金メ
ッキK2 は、図3に示すように、凹部の内壁面の金メッ
キK3 (メッキ幅は同じくW2 )につながり、この金メ
ッキK3 は、図2に示すように、プラグ10の端面の金
メッキK4 (メッキ幅は同じくW2 )につながる。
【0018】また、金メッキK4 は、図3に示すよう
に、所定の幅W2 のまゝ、プラグ10の側面に延び出
し、そこで周方向に延びる所定の幅W3 の金メッキK5
につながる。この金メッキK5 には、金メッキK6 (メ
ッキ幅はW2 )がつながり、この金メッキK6 は、図4
に示すように、所定の幅W2 のまゝ、プラグ10の背面
に延び出して、そこで周方向に延びる所定の幅(ここで
は幅W1 と同じ)の金メッキK7 につながる。
【0019】さらに、図2に示すように、プラグ10の
端面には10個の金メッキK8 が施され、それぞれの金
メッキK8 は、図3に示すように、凹部の内壁面の金メ
ッキK9 (メッキ幅はW2 )につながる。この金メッキ
9 は、その端部が凹部の底面に達し、プラグ10の底
壁に開口するメッキ孔10a周囲の金メッキK10につな
がり、この金メッキK10は、図4に示すように、プラグ
10の背面の金メッキK11(メッキ幅はW2 )につなが
り、さらに図3に示すように、プラグ10の側面の金メ
ッキK12につながる。
【0020】この高速伝送用コネクタを組み立てるに
は、まず、ソケット1のコンタクト3の端子部3cに基
板のパターン5(図9)を半田づけし、図1に示すよう
に、ソケット1の外側にプラグ10を嵌合し、このプラ
グ10の各端子111 〜1120に図示を省略した基板の
パターン、又はリード線を半田づけする。プラグ10の
各端子111 〜1120には、ソケット1のコンタクト3
1 〜320のばね性を有するばね端子部3aがそれぞれ接
触するので、十分な接続状態が確保される。
【0021】しかして、この実施例によれば、一連につ
ながる金メッキのうちの10個の金メッキK8 ,K11
信号伝送用の回路端子112 〜1120(右下に添える数
字が偶数)として使用する場合に、飛び飛びに配置した
10個の金メッキK4 はシールド端子111 〜11
19(右下に添える数字が奇数)として使用することがで
き、さらに金メッキK1 ,K5 ,K7 はシールド部13
となるので、十分なシールド効果が確保され、良好なイ
ンピーダンス特性が得られる。
【0022】また、これによればプラグ10のプラスチ
ック面に金メッキK1 〜K11を施すだけでよいので、従
来のようなコンタクトや、シールド板が不要になり、製
造コストを大幅に低減することができる、などの効果が
得られる。
【0023】以上、一実施例を参照して本考案を説明し
たが、本考案は、これに限定されるものでないことは明
らかである。
【0024】とくに、この実施例では、プラグの端子の
みをメッキにしているが、ソケットの端子もコンタクト
を使わずにメッキにしてもよく、またメッキの方法自体
は上述した方法に限らず、公知のどのような方法であっ
てもよく、さらにメッキは金に限定されるものでないこ
とは明らかである。
【0025】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、プラグをプラスチックにより成形し、プラグ
の各端子とシールド部とをプラスチック表面にメッキを
施すことにより形成したので、従来のようなコンタクト
や、シールド板が不要になり、製造コストを大幅に低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による高速伝送用コネクタの一実施例を
示す縦断面図である。
【図2】プラグの平面図である。
【図3】同じく、プラグの側面図である。
【図4】同じく、プラグの背面図である。
【図5】ソケットの平面図である。
【図6】同じく、ソケットの側面図である。
【図7】同じく、ソケットの背面図である。
【図8】同じく、ソケットの断面図である。
【図9】基板のパターンの一例を示す平面図である。
【図10】メッキの方法の一例を示す図である。
【図11】同じく、メッキの方法の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ソケット 3 コンタクト 10 プラグ 11 端子 13シールド部 K1 〜K12 メッキ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソケット本体の外周に複数のコンタクト
    を有するソケットを、各コンタクトにそれぞれ接触する
    複数の端子を凹部の内壁面に有する箱形のプラグの当該
    凹部に嵌合し、この箱形のプラグの外周にシールド部を
    設けた高速伝送用コネクタにおいて、前記プラグをプラ
    スチック樹脂により成形し、このプラスチック樹脂の表
    面にメッキを施すことにより、前記プラグに各端子と前
    記シールド部とを形成したことを特徴とする高速伝送用
    コネクタ。
JP1992040998U 1992-05-22 1992-05-22 高速伝送用コネクタ Expired - Fee Related JP2597015Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992040998U JP2597015Y2 (ja) 1992-05-22 1992-05-22 高速伝送用コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992040998U JP2597015Y2 (ja) 1992-05-22 1992-05-22 高速伝送用コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0592978U JPH0592978U (ja) 1993-12-17
JP2597015Y2 true JP2597015Y2 (ja) 1999-06-28

Family

ID=12596095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992040998U Expired - Fee Related JP2597015Y2 (ja) 1992-05-22 1992-05-22 高速伝送用コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2597015Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6818839B2 (en) 2001-03-30 2004-11-16 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Electric contact and an electric connector both using resin solder and a method of connecting them to a printed circuit board

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005251746A (ja) * 2004-03-02 2005-09-15 Tyco Electronics Amp Gmbh 超小型プラグ・ソケットコネクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6818839B2 (en) 2001-03-30 2004-11-16 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Electric contact and an electric connector both using resin solder and a method of connecting them to a printed circuit board

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0592978U (ja) 1993-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6250935B1 (en) Electrical connector
US5496183A (en) Prestressed shielding plates for electrical connectors
US5664968A (en) Connector assembly with shielded modules
JP3111383B2 (ja) カードエッジコネクタ
JP3194225B2 (ja) 改良された半田テールを有する端子を備えたカードエッジ電気コネクタ
JPH08138806A (ja) コネクタ
JPH0864288A (ja) モジュラージャック型コネクタ
JP2806580B2 (ja) 表面実装コネクタ
JP2019530182A (ja) 回路基板への無はんだ実装のためのコネクタアセンブリ
JPH0864315A (ja) リセプタクル型電気コネクタ
WO1999026321A1 (en) Shielded electrical connector
US5554036A (en) Circuit board electrical connector
US6851981B2 (en) Terminal block with ground contact for connecting to adjacent terminal block
JP2597015Y2 (ja) 高速伝送用コネクタ
US6210236B1 (en) Casette and two-layer type of wire-connection chassis
TWI234908B (en) Electrical connector for board, method of forming electrical connector housing for board, and metal mold for injection molding of electrical connector housing
JP2000067958A (ja) 高性能カ―ドエッジコネクタ
JPH02162667A (ja) モールド基板形モジュラージャック
JP2522147B2 (ja) コネクタ
US6231386B1 (en) Electrical connector with improved solder pads
JPH0548386Y2 (ja)
JP2842814B2 (ja) 電気コネクタ
JPH0234776Y2 (ja)
JP2597812Y2 (ja) 電気コネクタ
TW202410561A (zh) 電連接器及其製作方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees