JP2597015B2 - ガラス溶融装置の溶融ガラス流出量調節方法および装置 - Google Patents

ガラス溶融装置の溶融ガラス流出量調節方法および装置

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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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    • C03B5/16Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
    • C03B5/26Outlets, e.g. drains, siphons; Overflows, e.g. for supplying the float tank, tweels
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガラス溶融装置の溶融ガラス流出量調節方
法および装置に関する。
〔従来の技術〕
ガラス食器、ガラスピン、光学レンズ等の成形品を連
続成形する場合には一般に、溶融装置内に設置された溶
融ガラス流出部から流出する溶融ガラスを一定間隔で切
断して一定重量の溶融ガラス塊(ゴブ)を作り、これを
成形型に導き、プレス成形あるいは他の方法によって成
形品を作る。
このとき、一定形状の成形品を安定して製作するため
には、成形型に供給される溶融ガラス塊の重量が一定で
あることが必要であり、そのためには流出量が一定でな
けければならない。
流出量が変動すると、溶融ガラス塊の重量が変動し、
製品の重量がばらついたり、肉厚、形状が不揃いになる
など、製品の品質を悪くしたり、歩留りを低下させる。
そのため、実際の操業にあたっては、一定時間毎にゴブ
或いは成形品の重量を秤量して流出量を知り、その値に
基づいて流出部の温度調節などの手段により、流出量が
一定になるように制御している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、流出量の制御精度を上げるためには、ゴブま
たは成形品の重量測定の頻度を上げることが必要とな
り、サンプル採取の手間も増え、また生産効率が低下す
ることになる。成形ラインの途中に自動秤量装置を組み
込んで製品重量をオンラインで自動的に秤量することも
可能であるが、時間遅れなく流出量を知るためには、出
来るだけ流出直後のガラスを秤量することが必要である
ため、どうしても設置場所が高温となり、精密装置が故
障しやすいなどメンテナンスの手間と費用がかかる。
また、ガラス溶融装置の場合には連続運転(流出によ
る溶融装置内のガラス量の減少分だけガラス原料を投入
補充し、これを繰り返すことによって連続的に流出を続
ける)と、間歇運転(溶融装置内にガラス原料を所定量
投入して溶解し、そしてほぼ全量を流出し終えた後、再
度投入する)があるが、特に間歇運転の場合には、溶融
ガラスの流出量は液位の低下と連続的に変化する。その
ため、流出量のチェックを一層頻繁に行う必要があり、
サンプリングによる作業の増加と、生産効率の低下も特
に著しい。従って、この流出の間、流量を一定に保つに
はきわめて厳密なる溶融装置の流出部近辺の温度制御が
要求される。
本発明は、連続運転または間歇運転における溶融ガラ
スの流出量を一定に制御するためのかかる欠点を除去す
ることを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕 この目的を達成するために、本発明によるガラス溶融
装置の溶融ガラス流出量調節方法は、ガラスを含むガラ
ス溶融装置全体の重量を秤量し、ガラス溶融装置全体の
重量を求めるか、または、この重量からガラス溶融装置
の風袋重量を差し引いてガラス重量を求めることによ
り、ガラス溶融装置全体の重量の変化量またはガラス重
量の変化量から、単位時間当りのガラス流出量を求め、
このガラス流出量に基づいて、ガラス溶融装置の流出部
の温度を制御することを特徴とする。
この場合、ガラス重量が所定の値よりも小さいとき
に、ガラス原料をガラス溶融装置に所定量投入補充する
ことが望ましい。
更に、ガラス溶融装置の溶融ガラス流出量調節装置
は、ガラスを含むガラス溶融装置全体の重量を秤量する
秤量装置と、ガラス溶融装置のガラス流出部に設けられ
た流出部温度調節装置と、前記秤量装置と流出部温度調
節装置との間に接続配置され、秤量装置によって秤量さ
れたガラス溶融装置全体の重量、または、この重量から
ガラス溶融装置の風袋重量を差し引いてガラス重量を求
めることにより、ガラス溶融装置全体の重量の変化量ま
たはガラス重量の変化量から単位時間当りのガラス流出
量を求め、そしてこのガラス流出量に基づいて流出部温
度調節装置を制御する制御装置とを備えていることを特
徴とする。
この場合、ガラス溶融装置へガラス原料を投入する原
料投入機が、制御装置によって制御されてガラス原料を
所定量投入補充可能に形成されていることが望ましい。
〔実施例〕
次に、図を参照して本発明の実施例を詳しく説明す
る。
第1図は、本実施例によるガラス溶融装置Aの縦断面
を示している。第1図において、1は投入された未溶融
ガラス原料2を溶融するガラス溶融ルツボ、3は溶融ガ
ラス、4はガラス溶融ルツボ1の底部に接続された流出
パイプである。ガラス溶融ルツボ1と流出パイプ4はそ
れぞれ、炉体5,6によって取囲まれ、支持台7を介して
炉体5に支持されている。炉体5と6は互いに連結さ
れ、炉体5は板状の炉体基部8に載置または固定されて
いる。
炉体5内には、ガラス原料2を溶融するために溶融ル
ツボ1を加熱するヒータ9が設けられている。炉体6内
には、流出パイプ4内の溶融ガラス3の粘性、ひいては
溶融ガラス流出量の制御のために流出パイプ4を加熱す
るヒータ10が設けられている。この両ヒータ9,10への給
電用電線はそれぞれ、フレキシブルは平編線9a,10aを介
して電源11,12に接続されている。この平編線9a,10aが
フレキシブルであり、かつ第1図においてその右側の端
部が図示していない外部の適当な支持装置で支持されて
いるため、給電用電線の重量は炉体5,6に作用しない。
従って、後述のガラス溶融装置Aの秤量に対する給電用
電線の重量の影響を取り除くことができる。
前記のガラス溶融ルツボ1、未溶融ガラス原料2、溶
融ガラス3、流出パイプ4、炉体5,6、支持台7、炉体
基部8、ヒータ9,10および平編線9a,10aからなるガラス
溶融装置Aの全重量は、炉体基部8を支持するように設
けられた、秤量装置としてのロードセル(ひずみゲー
ジ)13で測定される。このロードセル13は炉体基部8に
3個所または4個所配置され、そして重量検出部14に接
続されている。この重量検出部14はプログラミング可能
なコンピュータからなる制御装置15に接続されている。
この制御装置15は、演算部、入力部、表示部および制御
部を備えている。演算部は重量検出部14で測定されたガ
ラス溶融装置Aの重量に基づいて、ガラス重量と溶融ガ
ラス3の流出量の演算、設定流量との比較等を行う。入
力部はガラス原料2の投入量、溶融ガラス3の流出量、
秤量の時間間隔、ガラス溶融温度等の設定を行う。表示
部は演算結果や設定値を表示する。更に、制御部は演算
結果や入力値に基づいて、ガラス原料投入機16に付設さ
れた投入機制御部17、ヒータ9用電源11に付設された溶
融ルツボ温度制御部18、およびヒータ10用電源12に付設
された流出部温度制御部19に指令を送る。
原料投入機16は例えば電磁フィーダやスクリューフィ
ーダであり、投入機制御部17は制御装置15の指令に基づ
いて、原料投入機16の振動数または回転数、作動時間等
を制御して所定量のガラス原料を投入する。
溶融ルツボ温度制御部18はヒータ9のオン・オフ制御
等により溶融ルツボ1の加熱温度を制御する。
流出部温度制御部19はヒータ10のオン・オフ制御等に
より流出パイプ4の加熱温度を制御する。流出パイプ4
の温度が高くなると、流出パイプ4内の溶融ガラス3の
粘度が小さくなるため流れやすくなり、温度が低くなる
と、粘度が大きくなり、流れにくくなる。
前記溶融ルツボ温度制御部18と流出部温度制御部19に
は、炉体5,6内の温度を測定する熱電対20,21が接続され
ている。
次に、上記構造のガラス溶融装置における溶融ガラス
流出量調節方法について説明する。この調節方法には大
きく分けて二つあり、一つはガラス溶融装置の間歇運転
(間歇流出)時の溶融ガラス流出量調節方法であり、も
う一つは、連続運転(連続溶融・連続流出)時の溶融ガ
ラス流出量調節方法である。先ず、間歇運転時の溶融ガ
ラス流出量調節方法について説明する。
間歇運転(バッチ式運転)の場合には、ガラス溶融ル
ツボ1内にガラス原料2を所定量投入し、ルツボ1内に
満たされたガラスを完全に溶融し、そしてほぼ全量を流
出する。その後再びこれらの操作を繰り返すことによ
り、ガラス溶融装置を間歇的に運転する。
この場合、第2a図に示すように、先ず、ガラスが入っ
ていない溶融装置Aの空の重量(風袋重量)WFをロード
セル13によって秤量し、制御装置15の入力部に、ガラス
溶融装置Aの風袋重量WFを入力し、ガラスを含むガラス
溶融装置Aの秤量重量WTからこの風袋重量WFを差し引く
ようにセットする(風袋引き)。そして、溶融ガラスの
単位時間当りの流出量QSを例えば2kg/時間に設定する。
次に、原料投入機16によってガラス原料を所定量(例
えば12kg)投入し、ガラス溶融ルツボ1の温度をヒータ
9によって例えば1000℃に保持して溶融する。その後、
ヒータ10によって流出パイプ4の周囲の温度を例えば95
0℃まで上昇させ、溶融ガラス3の流出を開始する。
そしてガラスを含むガラス溶融装置A全体の重量WT
ロードセル13によって測定し、この重量WTから風袋重量
WFを差し引いてガラス重量VGを求める。このガラス溶融
装置の秤量に基づくガラス重量の測定は所定の時間間隔
をおいて多数回行われれ、その都度、前回と今回のガラ
ス重量WGの差を演算して、ガラス重量の単位時間当たり
の減量が求められる。そして、この単位時間当りの減量
を単位時間(Δt)で割ることによって、溶融ガラスの
単位時間当りの流出量QPが求められる。
流出量QPが設定値QSと異なる場合には、流出量QPが設
定値QSと等しくなるように、すなわち一定になるよう
に、流出部温度制御部19を介して制御装置15によってヒ
ータ10を制御し、流出パイプ4内の溶融ガラス3の粘度
を調節する。
この制御は前述のように、所定の時間間隔(Δt=t2
−t1)をおいて多数回行われ、その都度流出量QPを調節
するので、流出量QPは溶融ガラス3のほぼ全量が流出す
るまで、ほぼ一定に保たれる。この場合、時間間隔Δt
を短くすればする程、流出量QPの変動が小さくなる。
このように、本発明では、流出したガラス(ゴブある
いは成形品など)の重量を秤量するのではなく、ガラス
を含むガラス溶融装置全体の重量を秤量するようにした
ので、サンプリングが不要であり、生産効率が落ちるこ
とがない。また、ガラス溶融装置全体の重量から演算し
て流出量を求めるため、流出量の検出の時間に遅れがな
い。従って、溶融ガラスの液位の影響を受けることな
く、流出量を一定値に正確に調節することができる。更
に、秤量装置または制御装置を高温の場所に設ける必要
がないので、装置が故障しにくく、メンテナンスが容易
である。
第2a図に示す本実施例による間歇運転の場合には、溶
融ルツボ1内にガラス2,3が充分に入っている間は、一
定の流出量に制御できるが、溶融ルツボ1が空に近づく
と、流出温度をいくら上げても流出量を一定に保つこと
ができなくなる。しかし、比較演算Aは流出量QPを設定
値QSにするための流出部温度制御部19に、流出部の温度
を更に上げるように指示を出す。その結果、流出部がオ
ーバーヒートして損傷してしまう恐れがある。このよう
な現象を防ぐため、本実施例の場合には、ガラス重量WG
が例えば1.2kg(この場合比較演算Bにおけるαは10.8k
gとなる)になったら、流出部のヒータ10をオフにして
流出を終了させ、流出部のオーバーヒートによる損傷を
防ぐようになっている。すなわち、比較演算Bにおい
て、ガラス重量WGと(WG−α)の比較が行われ、ガラス
重量WGが(WG−α)と等しいかまたは小さくなると(ガ
ラスの残量が1.2kgになると)、ヒータ10のOFF指令が発
生せれる。なお、αは流出許容重量であり、原料初期投
入重量の例えば90%に設定される。
流出部保護は、流出部の最高温度を、流出部が損傷し
ない範囲の温度に設定することによっても行うことがで
きる。この場合には、上記の比較演算Bによるヒータ10
の制御は不要である。
第2b図は、第2a図に示した前記の間歇流出時の溶融ガ
ラス流出量調節方法の変形例を示している。第2a図の方
法の場合にはガラス溶融装置A全体の重量WTから風袋重
量WFを差し引いてガラス重量WGを求め、このガラス重量
WGの単位時間当りの減少量からガラスの流出量QPを求め
たが、本変形例の場合にはガラス溶融装置A全体の重量
WTの単位時間当りの減少量からガラス流出量QPが求めら
れる。従って、演算が簡単である。更に、比較演算Bで
は、ガラス溶融装置A全体の重量WTと、(WF+β)が比
較され、WTが(WF+β)と等しいかまたは小さくなる
と、ヒータ10のOFF指令が発せられる。ここで、WFは風
袋重量、βは、流出部保護のために流出させないで残さ
れるガラス重量であり、原料初期投入重量の例えば約10
%に設定される。なお、流出部の最高温度を、流出部が
損傷しない範囲の温度に設定しておけば、上記比較演算
Bによる方法を取る必要はない。
次に、第3a図を参照して、連続運転(連続溶融・連続
流出)時の溶融ガラス流出量調節方法について説明す
る。連続運転の場合には、流出量を一定に制御しなが
ら、流出量に相当するガラス原料を補充投入する。
連続運転の場合には、前記間歇運転の場合と同様に、
先ず、ガラスが入っていない溶融装置Aの空の重量(風
袋重量)WFを秤量し、ガラスを含むガラス溶融装置Aの
秤量重量WTからこの風袋重量WFを差し引くように制御装
置15の演算部をセットする(風袋引き)。そして、溶融
ガラスの単位時間当りの流出量QSを例えば2kg/時間に設
定すると共に、原料投入開始重量WSを例えば10kgに設定
する。
次に、原料投入機16によってガラス原料を所定量(例
えば12kg)投入し、ガラス溶融ルツボ1の温度をヒータ
9によって例えば1000℃に保持して溶融する。その後、
ヒータ10によって流出パイプ4の範囲の温度を例えば95
0℃まで上昇させ、溶融ガラス3の流出を開始する。
そしてガラスを含むガラス溶融装置A全体の重量WT
ロードセル13によって測定し、この重量WTから風袋重量
WFを差し引いてガラス重量WGを求める。
このガラス重量WGが原料初期投入重量WS(10kg)以上
である場合には、第2図の調節方法の場合と同様に、そ
の都度、前回と今回のガラス重量WGの差を演算して、ガ
ラス重量の単位時間当たりの減量を求め、溶融ガラスの
単位時間当りの流出量QPを求める。そして、流出量QP
設定値QSと異なる場合には、流出量QPが設定値QSと等し
くなるように、流出部温度制御部19を介して制御装置15
によってヒータ10を制御する。
これに対して、ガラス重量WGが原料投入開始重量W
S(10kg)以下である場合には、制御装置15によって原
料投入指令が発せられ、投入機制御部17が原料投入機16
を作動させ、例えば0.5kgのガラス原料を投入補充す
る。この間、流出量QPの演算は停止される。そして、流
出部の温度は停止直前の値に保持される。
ガラス重量WGが原料投入開始重量WS(10kg)を越える
と、流出量QPの演算が再開され、前述のように、制御装
置15と流出部温度制御部19を介してヒータ10を制御し、
流出量QPを調節する。
このようにして、ガラス重量WGを所定の範囲(例えば
10kg+0.5kgから10kg−0.1kgまでの範囲)に維持しなが
ら、流出量QPが一定に調節されるので、ガラスの連続溶
融・連続流出が可能である。
第3b図は、第3a図による連続運転時の溶融ガラス流出
量調節方法の変形例である。本変形例では、第2b図によ
る変形例の場合と同様に、ガラス重量WGを求めないで、
ガラス溶融装置A全体の重量WTの単位時間当りの減少量
からガラス流出量QPが直接求められる。その他は第3a図
の実施例と同じである。
第4a図、第4b図および第4c図は、ガラス溶融装置Aの
秤量構造の変形例を示している。
第4a図の場合には、ガラス溶融装置Aを架台22に載せ
て上側から吊り下げて秤量している。そのため、架台22
とロードセル13aは吊り下げ棒23で連結されている。
第4b図の場合には、ガラス溶融装置Aの炉体5の上縁
に、断面L字形のホルダー24が取付けられ、このホルダ
24が吊り下げ棒25を介してロードセル13bに吊り下げら
れている。
第4c図の場合には、ガラス溶融装置を載せる架台22a
の一端がロードセル13cによって支持され、他端が定置
された軸26に、上下方向に所定の範囲内で揺動可能に支
持されている。この場合、ロードセル13cは1個所また
は2か所に配置するだけでよい。
なお、前記秤量構造の場合には、ロードセルの数と配
置は任意に選択可能である。
以上、実施例について説明したが、本発明は上記以外
のいろいろな種類のガラス溶融装置に適用可能である。
例えば、溶融槽、脱泡槽および撹拌機構付均質化槽を備
えた多槽式のガラス溶融装置も、炉体基部に設置して重
量を秤量することができる。この場合、溶融槽、脱泡槽
および均質化槽は炉体基部上に並べて配置され、均質化
槽の底に流出パイプが接続される。
更に、加熱用ヒータとしては通常カンタル線、SiC抵
抗発熱体等が用いられるが、他の発熱手段を用いてもさ
しつかえない。
更に、ロードセル以外の秤量装置、例えば電磁はかり
等を用いることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明では、流出したガラス
(ゴブあるいは成形品など)の重量を秤量するのではな
く、ガラスを含むガラス溶融装置全体の重量を秤量する
ようにしたので、サンプリングが不要であり、生産効率
が落ちることがない。また、ガラス溶融装置全体の重量
から演算して流出量を求めるため、流出量の検出に時間
の遅れがない。従って、溶融ガラスの液位の影響を受け
ることなく、流出量を一定値に正確に調節することがで
きる。更に、秤量装置または制御装置を高温の場所に設
ける必要がないので、装置が故障しにくく、メンテナン
スが容易である。
更に、ガラスの連続溶融・連続流出の場合にも、ガラ
ス原料を投入補充してガラス重量を所定の範囲に維持し
ながら、流出量を一定に調節することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例によるガラス溶融装置を示す縦
断面図、第2a図は間歇運転時の溶融ガラス流出量調節方
法を示すフローチャート、第2b図は第2a図に示した溶融
ガラス流出量調節方法の変形例を示すフローチャート、
第3a図は連続運転時の溶融ガラス流出量調節方法を示す
フローチャート、第3b図は第3a図に示した溶融ガラス流
出量調節方法の変形例を示すフローチャート、第4a図、
第4b図および第4c図はガラス溶融装置の秤量構造の変形
例を示す図である。 1……ガラス溶融ルツボ、2……未溶融ガラス原料、3
……溶融ガラス、4……流出パイプ、5,6……炉体、7
……支持台、8……炉体基部、9,10……ヒータ、9a,10a
……平編線、11,12……電源、13,13a,13b,13c……ロー
ドセル(秤量装置)、14……重量検出装置、15……制御
装置、16……原料投入機、17……投入機制御部、18……
溶融ルツボ温度制御部、19……流出部温度制御部、20,2
1……熱電対、22,22a……架台、23,25……吊り下げ棒、
24……ホルダー、26……軸
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−137833(JP,A) 特開 昭61−146721(JP,A) 特開 平1−167579(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラスを含むガラス溶融装置全体の重量を
    秤量し、ガラス溶融装置全体の重量を求めるため、また
    は、この重量からガラス溶融装置の風袋重量を差し引い
    てガラス重量を求めることにより、ガラス溶融装置全体
    の重量の変化量またはガラス重量の変化量から、単位時
    間当りのガラス流出量を求め、このガラス流出量に基づ
    いて、ガラス溶融装置の流出部の温度を制御することを
    特徴とするガラス溶融装置の溶融ガラス流出量調節方
    法。
  2. 【請求項2】ガラス重量が所定の値よりも小さいとき
    に、ガラス原料をガラス溶融装置に所定量投入補充する
    ことを特徴とする、請求項1記載のガラス溶融装置の溶
    融ガラス流出量調節方法。
  3. 【請求項3】ガラスを含むガラス溶融装置全体の重量を
    秤量する秤量装置と、 ガラス溶融装置のガラス流出部に設けられた流出部温度
    調節装置と、 前記秤量装置と流出部温度調節装置との間に接続配置さ
    れ、秤量装置によって秤量されたガラス溶融装置全体の
    重量、または、この重量からガラス溶融装置の風袋重量
    を差し引いてガラス重量を求めることにより、ガラス溶
    融装置全体の重量の変化量またはガラス重量の変化量か
    ら単位時間当りのガラス流出量を求め、そしてこのガラ
    ス流出量に基づいて流出部温度調節装置を制御する制御
    装置とを備えていることを特徴とするガラス溶融装置の
    溶融ガラス流出量調節装置。
  4. 【請求項4】ガラス溶融装置へガラス原料を投入する原
    料投入機が、制御装置によって制御されてガラス原料を
    所定量投入補充可能に形成されていることを特徴とす
    る、請求項3記載のガラス溶融装置の溶融ガラス流出量
    調節装置。
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