JP2595057B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

Info

Publication number
JP2595057B2
JP2595057B2 JP19790788A JP19790788A JP2595057B2 JP 2595057 B2 JP2595057 B2 JP 2595057B2 JP 19790788 A JP19790788 A JP 19790788A JP 19790788 A JP19790788 A JP 19790788A JP 2595057 B2 JP2595057 B2 JP 2595057B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
drum
cooling water
water
clothes dryer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19790788A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0246895A (ja
Inventor
征夫 小畑
均 小笠原
啓夫 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP19790788A priority Critical patent/JP2595057B2/ja
Priority to EP89113241A priority patent/EP0356689A1/en
Priority to US07/384,827 priority patent/US5042171A/en
Publication of JPH0246895A publication Critical patent/JPH0246895A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2595057B2 publication Critical patent/JP2595057B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、乾燥容器であるドラムを水平に軸受けし、
前記ドラムから排出した湿り空気中の水分を凝縮させる
凝縮部を具備した衣類乾燥機に係り、特に、運転中にお
ける室内の温度、湿度の上昇を抑えるとともに、機体の
小形化を指向した衣類乾燥機に関するものである。
〔従来の技術〕
乾燥容器であるドラム内に収納した洗濯物から、運転
中に排出される湿り空気を強制冷却し、この湿り空気中
の水分を凝縮させて絶対湿度を下げ、その空気をヒータ
で加熱して、再び前記ドラムへ供給するようにした衣類
乾燥機は、たとえば、特開昭58−36599号公報に記載さ
れている。
これは、熱交換器を装備し、洗濯物から排出される湿
り空気を前記熱交換器へ送り、冷却ファンで空冷される
該熱交換器によって、その湿り空気の温度を下げ、この
空気中の水分を凝縮させて凝縮水を機外へ排水する。一
方、熱交換器から出た温度および絶対湿度の下がった空
気を加熱して再びドラムへ送風し、前記洗濯物を乾燥さ
せるものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、洗濯物から排出された高温多湿の湿
り空気を熱交換器へ送り、この熱交換器を、冷却ファン
によって室内から吸い込んだ空気で冷却し、温度上昇し
た空気を再び室内へ排出するものであるので、次のよう
な問題点があった。
熱交換器を冷却する外気、すなわち室内の空気の温度
が徐々に上昇し、居住者の不快感が高まる。
衣類乾燥機の据付けの場所が、熱交換器を冷却する前
記外気の機内への吸気と、機外への排気とが容易にでき
る場所に限定される。
湿り空気の凝縮部として、熱交換器と冷却ファンとの
装備を要し、機体が大形化する。
本発明は、上記した従来技術の課題を解決し、乾燥運
転中に室温の上昇をともなわず、また据付けに当って場
所を限定しない、小形化した衣類乾燥機の提供を、その
目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するための本発明に係る衣類乾燥機の
構成は、乾燥容器であるドラムを水平に軸受けし、前記
ドラム内の洗濯物から蒸発した水分を含む湿り空気を、
該ドラムから循環ファンによって排出して凝縮部へ流入
させ、この凝縮部で前記湿り空気を冷却し、その含有す
る水分を凝縮して除去し、除湿後の空気をヒータへ通し
て加熱し、これを再び前記ドラム内へ送り込んで循環さ
せることにより、前記洗濯物を乾燥させるようにした衣
類乾燥機において、前記凝縮部は、循環ファンのファン
ケーシングの吐出側から下方へ伸びる第1のダクト部
と、この第1のダクト部の下端から傾斜状に立ち上がっ
てヒータ収納部へ至る第2のダクト部とからなるダクト
と、このダクト内へ、湿り空気を冷却するための冷却水
を供給することができる冷却水注入口と、このダクトか
ら、前記冷却水および前記湿り空気から出た凝縮水を排
出することができる排水口とを有するものである。
さらに詳しくは、次の通りである。
従来使用していた熱交換器と冷却ファンとを用いず
に、ドラムから排出される湿り空気中の水分の凝縮を、
給水電磁弁を介して供給する水道水(以下冷却水とい
う)と、前記湿り空気とを直接接触させて、その温度お
よび絶対温度を下げることにより行なう。そして、水分
を凝縮後の空気を加熱して、再びドラム内へ送風するよ
うにするとともに、該ドラムの湿り空気の排出側と、水
分を凝縮後の空気を加熱するヒータとを連通するダクト
内に、前記した冷却水の流れを広げるとともに、緩慢に
するための抵抗体を設けて、供給された冷却水を緩慢な
流れにして排水口へ導くようにし、あるいは冷却水を前
記ダクト内へシャワー状に散水するようにして、湿り空
気と冷却水との接触時間を長くし、且つ接触面積を増す
ことにより達成される。
〔作用〕
洗濯物から蒸発した水分を含む湿り空気をダクトへ送
風し、このダクト内で、該ダクト内へ供給された冷却水
と前記湿り空気とを接触させて冷却し、その湿り空気の
温度を下げて水分を凝縮させ、その凝縮水を前記冷却水
とともに機外へ排水する。一方、水分を凝縮した後の温
度および絶対湿度の下った空気をヒータで加熱し、再び
ドラムへ送風し、これを循環させる。
この過程で、前記ダクト内へ供給した冷却水の流れを
緩慢な流れにするか、あるいは冷却水をダクト内へシャ
ワー状に散水するかして、冷却水と湿り空気との接触時
間を長くし、且つ接触面積を増すことにより、湿り空気
から冷却水への伝熱が効率的に行われ、冷却水の使用量
が少なくて済む。また、水分を凝縮後の空気へ、ヒータ
から加えられた熱量は、これを前記冷却水で受熱し、そ
の水を排水するものであるので、室内の温度を高める熱
量は、ドラムなどの機体から放熱される熱量のみとな
り、室内温度の上昇は僅少となる。これに加えて、従来
技術のように、冷却ファンと熱交換器とを用いる必要が
ないので、機体が小形になる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によって説明する。
第1図は、本発明の第1の実施例に係る衣類乾燥機の
縦断面図、第2図は、第1図の紙面と直交する方向の縦
断面図である。
この衣類乾燥機の概要を、第1図を用いて説明する
と、これは、乾燥容器であるドラム4を水平に軸受け
し、前記ドラム4内の洗濯物Aから蒸発した水分を含む
湿り空気を、該ドラム4から循環ファン20によって排出
して凝縮部(詳細後述)へ流入させ、この凝縮部で前記
湿り空気を冷却し、その含有する水分を凝縮して除去
し、除湿後の空気をヒータ26へ通して加熱し、これを再
び前記ドラム4内へ送り込んで循環させることにより、
前記洗濯物Aを乾燥させるようにしたものであって、前
記凝縮部は、循環ファン20のファンケーシング12の吐出
側から下方へ伸びる第1のダクト部24と、この第1のダ
クト部24の下端から傾斜状に立ち上がってヒータ収納部
に係るドラム支持体8のヒータ用ダクト部8dへ至る第2
のダクト部25とからなるダクトDと、このダクトD内
へ、湿り空気を冷却するための冷却水を供給することが
できる、第1のダクト部24の側面に穿設した複数の***
からなる散水口24aと、前記ダクトDから、前記冷却水
および前記湿り空気から出た凝縮水を排水することがで
きる排水口25aとを有するものである。
以下、これを詳細に説明する。
第1図において、1はゴム脚1aで支持された外装部で
ある外枠、2は、この外枠1の前面中央部に設けた洗濯
物の取入出口、3は、第1図に示すように、閉じている
ときは、蓋内縁部3aが前記取入出口2へ密接する如く該
取入出口2に蝶設した蓋である。4は、外枠1内に水平
に軸受して収められ、乾燥容器として機能するドラムで
ある。このドラム4には、乾燥時に洗濯物Aを撹拌する
ことができるように、内周に、中心方向へ向って突き出
させて形成したリフタ5aを有する円筒部5と、後記のド
ラム支持体8に固設した軸受9で軸受される筒体部6aを
有する側板6と、中央部に、内部へ向って凸部7aを形成
し、この凸部7aに、洗濯物から蒸発した水分を含む湿り
空気を排出するための排出穴7bを穿設した側板7と、で
構成したものである。8は、外枠1の前面の中央内側に
固設したドラム支持体で、このドラム支持体8は、前記
取入出口2へ嵌入した筒体部8aと、前記ドラム4の側板
6の筒体部6aが嵌入された筒体部8bと、後記の軸受9を
固設した筒体部8cと、後記説明するように、水分を凝縮
後の空気を加熱して、後記の熱風吹込口10へ導くための
ヒータ用ダクト部8dと、で構成したものである。9は、
耐摩耗性を有するプラスチック材料(たとえば、ポリア
セタール樹脂など)もしくは摩擦の小さいフェルト材
で、リング状に成形した軸受、10は、前記ドラム支持体
8の筒体部8aと8bとの隙間空間、すなわちドラム4への
熱風吹込口である。
11は、外枠1の後面に締結固定された軸受板、12は、
中央部に、筒状に形成した軸受筒部12aを有し、その外
周部に、ドラム4からの湿り空気を吸い込む吸込み口12
bを穿設した、後記の循環ファン20用のファンケーシン
グであり、このファンケーシング12は、前記軸受板11に
締結されている。13は、ドラム4の側板7の凸部7aの中
心(ドラム4の軸心)部分に固設したドラムハブ、14
は、このドラムハブ13へ圧入し固設したドラム軸であ
り、このドラム軸14を、前記軸受筒部12aへ嵌入した軸
受15により軸受し、ドラム4を回転自在に支持してい
る。
16は、ドラム4内部へ突き出た前記ドラム軸14の端部
へ着脱可能に嵌入され、全面を格子状に形成してなる通
風口16aを有する洗濯物の保護カバー、17は、この保護
カバー16の裏面に装着され、乾燥運転中に洗濯物Aから
発生する布くずを捕える網状の布くずフィルタである。
18は、ファンケーシング12に固着され、外周端部がド
ラム4の側板7へ圧接した、気密保持用のフェルトリン
グ、19は、軸受筒部12aの端部へ圧入し固設したファン
軸、20は、このファン軸19で回転自在に支持され、洗濯
物Aから蒸発した水分を含む湿り空気を、ドラム4から
吸込み凝縮部23(詳細後述),ヒータ26,ドラム4へと
循環させる循環ファン、21は、この循環ファン20の一体
に成形したファンプーリ、22は、循環ファン20の中心
部、すなわち前記ファンプーリ21の中心部に、圧入した
軸受である。また、37は裏蓋である。
前記凝縮部23は、前記湿り空気へ向けて、シャワー
状に散水Bして冷却するために、その側面に穿設した複
数個の***からなる散水口24aを有し、ファンケーシン
グ12の吐出側に接続して、機体の下方に向けて配設した
第1のダクト部24と、この第1のダクト部24へ散水さ
れた水を機外へ排水する排水口25aを底部に有し、一端
を該第1のダクト24の下端部に接続し、なだらかな傾斜
状に立ち上げて、その他端をドラム支持体8のヒータ用
ダクト部8dへ接続した第2のダクト25とからなるもので
ある。26は、ドラム支持体8のヒータ用ダクト部8d内
に、電気絶縁を施して、内装した乾燥熱源であるヒー
タ、27は、ダクトD内へ散水する冷却水を送水するため
に装備した少流量形の給水電磁弁、28は、この給水電磁
弁27と水道水栓(図示せず)とを接続する給水ホース、
29は、給水電磁弁27の吐出側と第1のダクト部24の散水
口24aとの間を接続した注水ホース、30は、第2のダク
ト部25の排水口25aへ接続した排水ホースである。
第2図において、31は、ドラム4および循環ファン20
の駆動用のモータであり、この両軸端部にドラム駆動用
のプーリ32,循環ファン20駆動用のプーリ33が、それぞ
れ締結されている。34は、ドラム4の外周とプーリ32と
の間に掛けたベルト、35は、循環ファン20のファンプー
リ21とプーリ33との間に掛けたベルト、36は、ベルト34
の張り車である。
このように構成した衣類乾燥機の動作を、次に説明す
る。
ドラム4の中へ洗濯物Aを投入し、蓋3を閉じる。
衣類乾燥機をONにすると、モータ31が回転して、ドラ
ム4が40〜50rpmで回転する。循環ファン20も回転し、
同時に給水電磁弁27が開き、ダクトD内へ散水Bを開始
する。ドラム4内の洗濯物Aは、リフタ5aにより持ち上
げられて落下し、撹拌される。循環ファン20のファンケ
ーシング12の吐出側からダクトDへ送風された空気は、
通電状態にあるヒータ26で加熱されて熱風(相対湿度が
一般に2%以下)となり、熱風吹込口10からドラム4内
へ吹き込まれ、この熱風が洗濯物Aと接触し、含有水分
を蒸発させ、その蒸発した水分を含んで湿り空気がドラ
ム4から排出されて、第1のダクト部24へ送られる。こ
こで、散水口24aからシャワー状に散水された冷却水と
接触して冷却され、当湿り空気中の水分が凝縮し、その
温度と絶対湿度とが低下し、ヒータ26で加熱されて再び
ドラム4へ供給される。この循環によって、洗濯物Aが
乾燥される。そして、凝縮した水は、湿り空気から受熱
し温度が上った前記冷却水とともに、排水口25aから排
水ホース30を通して機外へ排水される。
以上説明した実施例によれば、次の効果がある。
イ.従来使用していた熱交換器と冷却用ファンとが不要
であるので、機体が小形化する。
ロ.熱交換器を使用しないので、室内の空気の温度上昇
がほとんどなく、居住者の快適性を損うことはない。
ハ.熱交換器を使用しないので、これを冷却するための
空気の吸気,排気などを全く考慮する必要がなく、衣類
乾燥機の据付け場所に制限がない。
ニ.洗濯物から蒸発した水分を含み、ドラムから排出さ
れた湿り空気へ、冷却水をシャワー状に散水するように
したので、湿り空気と前記冷却水との接触面積が増大
し、該湿り空気から冷却水への伝熱を効率よく行なうこ
とができる。したがって、冷却水量を少なくすることが
できる。
次に、他の実施例を説明する。
第3図は、本発明の第2の実施例に係る衣類乾燥機の
縦断面図、第4図は、第3図の紙面と直交する方向の縦
断面図、第5〜7図は、第3図における抵抗面体の例を
示す要部拡大図である。
第3図と第4図において、第1図および第2図と同一
番号を付したものは、同一部分である。
本実施例と前記第1の実施例との構成上の相異点は、
湿り空気中の水分を凝縮させる凝縮部にあって、他の部
分は同一である。したがって、以下、本第2の実施例に
おける、湿り空気中の水分を凝縮させる凝縮部について
のみ説明する。
38は、本実施例における凝縮部であり、この凝縮部38
は、一端をファンケーシング12の吐出側に接続して、
機体の下方へ向けて配設した第1のダクト部39と、この
第1のダクト部39の下端部に接続して、なだらかに傾斜
状に立ち上げて、その他端部をドラム支持体8のヒータ
用ダクト部8dへ接続した第2のダクト部40とからなるダ
クトD′と、注水口40a(詳細後述)と、排水口40
(詳細後述)と、前記第2のダクト部40の底面に取
付けた抵抗面体R(詳細後述)とからなるものである。
40aは、第2のダクト部40の上面板40bの立ち上がり終端
部に形成した、冷却水をダクトD′内へ導く注水口、40
cは、この注水口40aから下方へ伸び、第2のダクト部40
の底面部40dの終端面まで近接させた、複数個の注水
管、40eは、ダクトD′内へ注水された水を機外へ排水
する排水口、41は、給水電磁弁27の吐出側と注水口40a
との間を接続する注水ホースである。
前記抵抗体Rは、給水電磁弁27を通して注水管40cか
らダクトD′内へ注水された冷却水が、湿り空気の循環
方向(P矢印方向)と反対方向へ向って傾斜した底面部
40dを、緩慢な流れとなり、広がりをもって、排水口40e
へ流れ込むようにするために、前記底面部4dに取付けた
ものである。この抵抗面体Rの構成は、第5図に示すよ
うに、平面板42a上に、円形小突出体42bを、横方向を等
ピッチに、縦方向を互い違いの等ピッチとする位置に配
列してなるものであり、同図(a)は、その平面図、同
図(b)は、図(a)における直線イ−イの断面図であ
る。このように、抵抗面体Rを底面部40dに付設して、
冷却水を流せば、この水は円形小突出体42bに当り、左
右へ分散して流れ落ちることになり、その流れは広が
り、緩やかな流れになる。
このように構成した第3図に係る衣類乾燥機の乾燥動
作は、前記第1図に係る実施例と同様に行なわれるが、
ドラム4から排出された湿り空気は、第1のダクト部39
を通って第2のダクト部40へ送られ、ここで、給水電磁
弁27を通して複数個の注水管40cから注水され、抵抗面
体Rから流れに対する抵抗を受けて、底面部4dを広がっ
て緩やかに流れる冷却水と接触して冷却され、当湿り空
気中の水分が凝縮し、その温度と絶対湿度とが低下し、
ヒータ26で加熱され、再びドラム4へ供給されて循環す
る。
この実施例によれば、洗濯物Aから蒸発した水分を含
み、ドラム4から排出された湿り空気を、この湿り空気
の循環方向(P矢印方向)と反対方向へ向って傾斜させ
た第2のダクト部40の底面部40dに沿って、広がりなが
ら緩慢に流れる冷却水と接触させるようにしたので、湿
り空気と冷却水との接触時間が長く、且つ接触面積も増
し、湿り空気から冷却水への伝熱を効率よくできる。し
たがって、湿り空気中の水分を凝縮させるために供給す
る冷却水量を、さらに少なくすることができるという利
点がある。
なお、前記抵抗面体の他の例を、第6図,7図を用いて
説明する。
第6図に係る抵抗面体R′は、平板上に浅いV形の溝
43aを、斜め方向に、交互に刻み、これをつなぎ合わせ
てなるものであり、同図(a)は、その平面図、同図
(b)は、同(a)における直線ロ−ロの断面図であ
る。この抵抗面体R′を底面部40dに付設して、冷却水
を流せば、水はV形の溝43aに沿って斜め方向へ向いつ
つ流れ落ちることになり、その流れは広がって、緩やか
な流れになる。
第7図に係る抵抗面体R″は、格子状の網体、あるい
は粗目の織布体、もしくは糸を絡み合わせた不織布体で
ある。この抵抗面体R″を底面部40dに付設して、冷却
水を流せば、水は縦横に流れて広がり、緩やかな流れに
なる。
第8図は、本発明の第3の実施例に係る衣類乾燥機に
おけるダクトの要部を示す断面図である。
この実施例は、前記第3図に係る実施例における抵抗
面体の代りに、注水口40aと対向する個所に抵抗体45を
取付けるようにしたものである。
すなわち、この抵抗体45は、第2のダクト部40の底面
部40dに、注水口40aと対向する個所に固設したものであ
って、これは、粗目の織布体、糸を絡み合わせて形成し
た不織布体、もしくは粗目の連泡多孔質体などの、水を
通し、且つ通気性を有する材料製のものである。
このように構成したので、注水口40aからダクトD′
内へ供給された冷却水は、低抗体45中を緩やかに流れ落
ち、その間に湿り空気の循環方向(P矢印方向)へ送風
された湿り空気と接触し、この湿り空気を冷却するの
で、両者の接触時間が長くなり、且つ接触面積も増し、
湿り空気から冷却水への伝熱を効率よくでき、冷却水の
供給量を少なくすることができる。
具体例を示すと、前記冷却水の必要供給流量は、水温
20℃で、ヒータ26の供給熱量1kW当り、0.23〜0.40l/min
であった。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明によれば、洗濯物か
ら蒸発した水分を含み、ドラムから排出された湿り空気
を、凝縮部において冷却水で冷却し、その含有する水分
を凝縮して除去することができるので、従来のように機
内への外気の吸気とそれの排気を要しない。したがっ
て、機体の据付け場所を、該機内への吸気と機外への排
気が容易である場所と限定する必要がなく、当該衣類乾
燥機を据付けた室内の温度を高めて快適性を損ねること
もない。また、前記凝縮部を、ダクトと、それへ冷却水
を供給する冷却水注入口と、該ダクトから水を排出する
排水口とで構成したので、従来のように、冷却ファンや
熱交換器を要せず、機体を小形、且つ簡略にできるなど
の効果がある。さらに、前記ドラムから排出された湿り
空気と冷却水との接触時間を長くし、且つ接触面積を増
すように、前記凝縮部を構成することにより、湿り空気
から冷却水への熱伝達が効率よくでき、冷却水の供給量
を少なくすることができるという利点がある。
以上要するに、乾燥運転中に室温の上昇をともなわ
ず、また据付けに当って場所を限定しない、小形化した
衣類乾燥機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係る衣類乾燥機の縦断
面図、第2図は第1図の紙面と直交する方向の縦断面
図、第3図は本発明の第2の実施例に係る衣類乾燥機の
縦断面図、第4図は第3図の紙面と直交する方向の縦断
面図、第5〜7図は第3図における抵抗面体の例を示す
要部拡大図、第8図は本発明の第3の実施例に係る衣類
乾燥機におけるダクトの要部を示す断面図である。 4……ドラム、8……ドラム支持体、 8d……ヒータ用ダクト部、 12……ファンケーシング、20……循環ファン、 23……凝縮部、24……第1のダクト部、 24a……散水口、25……第2のダクト部、 25a……排水口、26……ヒータ、 38……凝縮部、A……洗濯物、 D……ダクト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−19198(JP,A) 特開 昭58−192593(JP,A) 特開 昭58−10099(JP,A) 特開 昭58−36599(JP,A) 実開 昭62−30797(JP,U) 実開 昭50−69372(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾燥容器であるドラムを水平に軸受けし、
    前記ドラム内の洗濯物から蒸発した水分を含む湿り空気
    を、前記ドラムから循環ファンによって排出して凝縮部
    へ流入させ、 この凝縮部で前記湿り空気を冷却し、その含有する水分
    を凝縮して除去し、 除湿後の空気をヒータへ通して加熱し、これを再び前記
    ドラム内へ送り込んで循環させることにより、前記洗濯
    物を乾燥させるようにした衣類乾燥機において、 前記凝縮部は、 循環ファンのファンケーシングの吐出側から下方へ伸び
    る第1のダクト部と、この第1のダクト部の下端から傾
    斜状に立ち上がってヒータ収納部へ至る第2のダクト部
    とからなるダクトと、 このダクト内へ、湿り空気を冷却するための冷却水を供
    給することができる冷却水注入口と、 前記ダクトから、前記冷却水および前記湿り空気から出
    た凝縮水を排水することができる排水口とを有する ことを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】冷却水注入口を、第1のダクト部の側面に
    穿設した複数個の***からなる散水口にした ことを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】冷却水注入口を、第2のダクト部の立ち上
    がり終端の上面に設けた注水口にした ことを特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】第2のダクト部の底面に、注水口から流入
    した冷却水の流れに広がりを与えることができる抵抗面
    体を取付けた ことを特徴とする請求項3記載の衣類乾燥機。
  5. 【請求項5】第2のダクト部の、注水口と対向する個所
    に、通水性,通気性のある抵抗体を取付けた ことを特徴とする請求項3記載の衣類乾燥機。
JP19790788A 1988-08-10 1988-08-10 衣類乾燥機 Expired - Fee Related JP2595057B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19790788A JP2595057B2 (ja) 1988-08-10 1988-08-10 衣類乾燥機
EP89113241A EP0356689A1 (en) 1988-08-10 1989-07-19 Clothes dryer
US07/384,827 US5042171A (en) 1988-08-10 1989-07-25 Clothes dryer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19790788A JP2595057B2 (ja) 1988-08-10 1988-08-10 衣類乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0246895A JPH0246895A (ja) 1990-02-16
JP2595057B2 true JP2595057B2 (ja) 1997-03-26

Family

ID=16382263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19790788A Expired - Fee Related JP2595057B2 (ja) 1988-08-10 1988-08-10 衣類乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2595057B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60126241T2 (de) * 2001-02-01 2007-11-22 Lg Electronics Inc. Pulsatorwaschmaschine mit Trocknungsvorrichtung
JP4682799B2 (ja) * 2005-10-24 2011-05-11 パナソニック株式会社 ドラム式洗濯乾燥機
KR101387497B1 (ko) * 2007-08-03 2014-04-21 엘지전자 주식회사 의류처리장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0246895A (ja) 1990-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5042171A (en) Clothes dryer
US6966126B2 (en) Laundry drier with removable filter
US6709499B2 (en) Air-routing household appliance with a washable filter
KR20060077904A (ko) 의복처리장치
GB2172977A (en) Washing machine with tumble dryer
JP2595057B2 (ja) 衣類乾燥機
WO2014010181A1 (ja) 衣類乾燥機および洗濯乾燥機
EP2042646A1 (en) Home laundry dryer
JP4243336B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
GB1579289A (en) Laundry drying machine having a moisture condenser
JP5600779B2 (ja) 洗濯乾燥機
CA1065151A (en) Combined drum washer and drying arrangement
JP2003311070A (ja) 洗濯乾燥機
JP2005065907A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2806542B2 (ja) 衣類乾燥機
JP4317680B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP4580053B2 (ja) 洗濯乾燥機の運転制御方法
JP2021101788A (ja) 衣類処理装置
WO2005054563A1 (en) A washer/dryer with a condenser and a lint collection propeller
CN218756579U (zh) 衣物处理设备
CN113622171B (zh) 衣物处理装置
JPH0217596Y2 (ja)
JPS6138546Y2 (ja)
JPH0286491U (ja)
JP2005124762A (ja) ドラム式洗濯乾燥機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees