JP2593652B2 - 磁性トナー - Google Patents

磁性トナー

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JP2593652B2 JP62056696A JP5669687A JP2593652B2 JP 2593652 B2 JP2593652 B2 JP 2593652B2 JP 62056696 A JP62056696 A JP 62056696A JP 5669687 A JP5669687 A JP 5669687A JP 2593652 B2 JP2593652 B2 JP 2593652B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、電子写真法、静電記録法、磁気記録法など
において用いられる磁性トナーに関する。
背景技術 従来、電子写真法としては、米国特許第2,297,691号
明細書、特公昭42−23910号公報(米国特許第3,666,363
号明細書)及び特公昭43−24748号公報(米国特許第4,0
71,361号明細書)等に記載されている如く、多数の方法
が知られている。
この電子写真法は、一般には、光導電性物質を利用
し、種々の手段により感光体上に電気的潜像を形成し、
次いで該潜像をトナーで現像を行なって可視像とし、必
要に応じて、紙等の転写材にトナー画像を転写した後、
加熱、圧力等により定着し、複写物を得るものである。
静電潜像をトナーを用いて可視像化する現像方法も種
々知られている。例えば米国特許第2874063号明細書に
記載されている磁気ブラシ法、同第2618552号明細書に
記載されているカスケード現像法及び同第2221776号明
細書に記載されているパウダークラウド法、フアーブラ
シ現像法、液体現像法等、多数の現像法が知られてい
る。これらの現像法において、特にトナー及びキヤリア
を主体とする現像剤を用いる磁気ブラシ法、カスケード
法、液体現像法などが広く実用化されている。これらの
方法は、いずれも比較的安定に良画像を与える優れた方
法であるが、この反面、キャリアの劣化、トナーとキャ
リアの混合比の変動という2成分現像剤にまつわる共通
の欠点を有する。
かかる欠点を回避するため、トナーのみよりなる1成
分系現像剤を用いる現像方法が各種提案されているが、
中でも、磁性を有するトナー粒子より成る現像剤を用い
る方法に優れたものが多い。
米国特許第3,909,258号明細書には電気的に導電性を
有する磁性トナーを用いて現像する方法が提案されてい
る。これは内部に磁性を有する円筒状の導電性スリーブ
上に導電性磁性トナーを支持し、これを静電像に接触せ
しめ現像するものである。この際、現像部において、記
録体表面とスリーブ表面の間にトナー粒子により導電路
が形成され、この導電路を経てスリーブよりトナー粒子
に電荷が導かれ、静電像の画像部との間のクーロン力に
より、トナー粒子が画像部に付着して現像が行なわれ
る。この導電性磁性トナーを用いる現像方法は、従来の
2成分現像方法にまつわる問題点を回避した優れた方法
であるが、反面トナーが導電性であるため、現像した画
像を、記録体から普通紙等の最終的な支持部材へ、静電
的に転写する事が困難であるという欠点を有している。
静電的に転写をする事が可能な高低抗の磁性トナーを
用いる現像方法として、トナー粒子の誘電分極を利用し
た現像方法がある。しかし、かかる方法は本質的に現像
速度が遅い、現像画像の濃度が十分に得られない等の欠
点を有しており、実用化が困難である。
高低抗の磁性トナーを用いるその他の現像方法とし
て、トナー粒子相互の摩擦、トナー粒子とスリーブ等と
の摩擦力により、トナー粒子を摩擦帯電し、これを静電
像保持部材に接触して現像する方法が知られている。し
かしこれらの方法は、トナー粒子と摩擦部材との接触回
数が少なく摩擦帯電が不十分となり易い、帯電したトナ
ー粒子はスリーブとの間のクーロン力が強まりスリーブ
上で凝集し易い、等の欠点を有しており、実用化が困難
であった。
ところが、特開昭55−18656号公報等において、上述
の欠点を除去した新規な現像方法が提案された。これは
スリーブ上に磁性トナーを極めて薄く塗布し、これを摩
擦帯電し、次いでこれを静電像に極めて近接して現像す
るもである。この方法は、磁性トナーをスリーブ上に極
めて薄く塗布する事によりスリーブとトナーとの接触す
る機会を増し、十分な摩擦帯電を可能にした事、磁力に
よってトナーを支持し、且つ磁石とトナーとを相対的に
移動させる事により、トナー粒子相互の凝集を解くとと
もにトナーをスリーブと十分に摩擦せしめている事、ト
ナーを磁力にって支持し、又これを静電像に接する事な
く対向させて現像する事によって、優れた画像を与える
ものである。
従来、これらの目的に用いるトナーは、一般に、熱可
塑性樹脂中に磁性体、染・顔料等の着色剤を溶融混合
し、均一に分散した後、微粉砕装置により粉砕し、分級
機により分級して、所望の粒径を有するトナーとして製
造されて来た。
この製造方法(粉砕法)はかなり優れたトナーを製造
し得るが、ある種の制限、すなわちトナー用材料の選択
範囲に制限がある。例えば、樹脂着色剤分散体が充分に
脆く、経済的に使用可能な製造装置で微粉砕し得るもの
でなくてはならない。この要求から、樹脂着色剤分散体
を脆くするため、この樹脂着色剤分散体を実際に高速で
微粉砕する場合に、広い粒径範囲の粒子が形成され易
く、特に比較的大きな割合の微粒子(過度に粉砕された
粒子)がこれに含まれるという問題が生ずる。更に、こ
のように高度に脆性の材料は、複写機等において現像用
トナーとして使用する際、しばしば、更に微粉砕ないし
粉化を受ける。
また、この方法では、磁性粉あるいは着色剤等の固体
微粒子を樹脂中へ完全に均一に分散することは困難であ
り、その分散の度合によっては、かぶりの増大、画像濃
度の低下の原因となるため、この分散に注意を払わなけ
ればならない。また、トナー破断面に着色剤が露出する
ことにより、現像特性の変動を引き起こす場合もある。
一方、これら粉砕法によるトナーの問題点を克服する
ため、懸濁重合法によるトナーの製造方法が提案されて
いる。この懸濁重合法においては、重合性モノマー、磁
性体等の着色剤(更に、必要に応じて重合開始剤、架橋
剤、荷電制御剤、その他の添加剤)を均一に溶解又は分
散せしめた単量体系(単量体組成物)を、懸濁安定剤を
含有する水相(すなわち連続相)中に投入し、撹拌下
に、造粒・重合する。
この重合法においては、粉砕工程が全く含まれないた
め、トナーに脆性は必要ではなく、また得られたトナー
の形状も球形であるために、流動性に優れるという利点
がある。
しかしながら、磁性体は一般的に親水性であるため
に、重合性モノマー(概して親油性を示す)への均一な
分散は困難であり、また、生成した重合トナー自体の粒
度分布もブロードとなるため、磁性体含有量の少ないト
ナー粒子や、該含有量の多いトナー粒子の生成が見ら
れ、かぶりの増大、画像濃度の低下等の原因となってい
る。
一方、このような問題に対しては、磁性体を処理して
用いることが提案されている。
例えば特開昭59−200254号公報においては、アミノ基
を有するシランカップリング剤の該アミノ基と反応しう
る官能基を有する化合物との反応生成物により処理され
た磁性体を用いる磁性トナーが提案され、特開昭59−20
0256号公報においては、イソシアネート基を有するシラ
ンカップリング剤と該イソシアネート基と反応しうる官
能基を有する化合物との反応生成物により処理された磁
性体を用いる磁性トナーが提案され、また、特開昭59−
200257号公報においては、エポキシ基を有するシランカ
ップリング剤と該エポキシ基と反応しうる官能基を有す
る化合物との反応生成物により処理された磁性体を用い
る磁性トナーが提案されている。
更に、特開昭59−224102公報においては、ビニル基を
有するシランカップリング剤で磁性体表面を処理した
後、ラジカル重合しうるビニルモノマーを重合するグラ
フト重合体で処理する方法が提案されている。
しかしながら、これら従来の方法によっては、未だ重
合トナー中の好ましい磁性体の分散性は得られていな
い。
本発明者らの検討によれば、水に代表される媒体中に
実質的に非相溶性の重合性単量体系を分散、重合させて
磁性トナー粒子を得る方法においては、該重合性単量体
系中の磁性体の分散が非常に重要となる。
この点に関して、従来の懸濁重合法によりトナーを製
するに際し、従来の単なるシラン処理剤で表面処理した
磁性体を重合性単量体中に分散させた場合、単量体組成
物中における磁性体の分散が不均一であったため、重合
性単量体組成物を水性分散媒体中に分散、懸濁するに際
し、例えば高速回転するタービンとステーターとを有す
るホモミキサー、ホモジナイザー等を使用すると、磁性
体含有量の異なった液滴(単量体組成物粒子)が生成
し、時には磁性体含有量の非常に少ない液滴も生成し、
結果的にブロードな粒度分布を有する重合トナーしか得
られなかったものと考えられる。
この様に、磁性体の含有量の異なったトナー粒子を含
む磁性トナーは、各磁性トナーの摩擦帯電電荷が極端に
異なるため、現像剤のコーティングの均一性や現像容易
性に影響を与え、連続耐久等によって、画像濃度の低下
や画質の劣化をもたらしていたと推定される。
更に、本発明者らの知見によれば、水性媒体中で分
散、重合させる方法においては、磁性体の処理に用いる
カップリング剤、および/又はこれとともに用いる他の
化合物からなる処理剤の官能基の性質が重要であり、あ
まりに親水性の強い官能基を有する処理剤を用いること
は、これにより処理された磁性体が液滴界面に移行し易
く、該処理剤の官能基の性質に基づいて、トナーの摩擦
帯電特性が変化するため、好ましくなかった。
発明の目的 本発明の目的は以上の如き問題点を解決した磁性トナ
ーを提供することにある。
本発明の他の目的は、磁性体の分散性が良好で現像特
性に優れた磁性トナーを提供することにある。
発明の概要 本発明者らは鋭意研究の結果、(従来法のように、)
シランカップリング剤(の有する官能基)そのものと反
応する化合物を共存させて磁性体表面の処理を行うので
はなく、シランカップリング剤の脱離基の脱離にともな
ってシランカップリング剤と反応し得る化合物を共存さ
せて、該シランカップリング剤と該化合物との反応生成
物で磁性体表面を処理することが、これらの処理剤の官
能基に起因する重合トナーの摩擦帯電性低下を抑制しつ
つ、重合トナー中における磁性体の分散性を著しく向上
させ、上記目的の達成に極めて効果的であることを見出
した。
すなわち、本発明は、少なくとも重合性単量体と、磁
性体とを含む単量体組成物を懸濁重合することによって
生成された磁性トナー粒子を有する磁性トナーにおい
て、前記磁性体が、懸濁重合工程前にあらかじめ、下記 (上記式中、Xはアルキル基、アルケニル基又はフェニ
ル基を示すが、これらはメルカプト基、クロル基又はア
シルオキシ基で置換されていてもよい。R1はアルキル基
又はアセチル基、R2は低級アルキル基を示す。mは1又
は2の整数、nは2又は3の整数であって、3≦m+n
≦4である。)で示されるシランカップリング剤(A)
と、該シランカップリング剤(A)の加水分解反応によ
り生じたシラノール基と反応し得るヒドロキシル基又は
カルボキシル基を有する共重合体からなる化合物(B)
との反応生成物により処理されていることを特徴とする
磁性トナーに関する。
本発明のトナーにおいて前述した効果が達成される理
由は、必ずしも明確ではないが、本発明者らの知見によ
れば、以下のように推定される。
すなわち、従来の磁性重合トナー製造方法において
は、磁性体処理に際して、(例えばアミノ基含有)シラ
ンカップリング剤と、これと共存させた他の化合物(例
えば上記アミノ基と反応する化合物)との反応がこれら
の化合物(A)(B)が共存する系内で(磁性体表面以
外の場合でも)非選択的に生じていたため、上記アミノ
基含有化合物等の共存による(磁性体表面と反応すべ
き)シランカップリング剤改質の効率を充分に高めるこ
とができなかったものと推定される。
これに対して、本発明においては、磁性体表面近傍に
存在する水分により、まずカップリング剤(A)が加水
分解を受けてシラノール基を生成しつつ、磁性体と結合
するが、次いで生ずる該カップリング剤(A)と、前記
化合物(B)との反応は、(該化合物(B)が上記シラ
ノール基と選択的に反応するため)磁性体表面の周辺で
選択的に起こると推定される。
したがって、本発明においては、上述したシランカッ
プリング剤(A)と化合物(B)との反応の選択性の向
上により、磁性体と反応すべきシランカップリング剤
(A)の改質効率が向上し、改質されたシランカップリ
ング剤(A)の特性により、処理磁性体の重合性単量体
に対する分散性も著しく向上するものと推定される。
なお、本発明のトナーを製造する際、一部反応に関与
せずに残るシラノール基が存在したとしても、該シラノ
ール基は、強い親水性を示さず、又トナーの帯電特性に
も大きな影響を与えるものではないと推定される。
なお、本発明においては、高価且つ比較的不安定な特
殊なシランカップリング剤(例えばアミノ基、イソシア
ネート基、又はエポキシ基等を含有するシランカップリ
ング剤)を用いる必要がないため、再現性よく、しかも
低コストで磁性重合トナーを製造できるという工業的製
造上の利点もある。
以下、本発明を更に詳細に説明する。以下の記載にお
いて、量比を表わす「部」および「%」は特に断らない
限り重量基準とする。
発明の具体的説明 本発明において、単量体組成物中に含有させる磁性体
としては、前述したシランカップリング剤(A)と、こ
のシランカップリング剤(A)の加水分解により生ずる
シラノール基と反応し得る官能基を有する化合物(A)
との反応生成物で、その表面が処理されていることによ
り、表面の少なくとも一部が上記反応生成物で覆われて
いる磁性体からなるものを用いる。
本発明におけるカップリング剤(A)と磁性体との反
応は、後述するように、水に対する磁性体の接触角が、
上記反応により大きくなることから、反応していること
が確認される。
一方、該カップリング剤(A)とヒドロキシル基又は
カルボキシル基を有する化合物(B)との反応は、加熱
時間による溶解度が変化することから、これらが反応し
ていることが確認される。
本発明において、シランカップリング剤(A)として
は、下記一般式(I)で示されるシラン化合物を用い
る。
上記一般式(I)において、Xはアルキル基(好まし
くは、炭素数1〜30)、又はアルケニル基(好ましく
は、炭素数1〜30)、又はフェニル基を示すが、これら
はメルカプト基、クロル基又はアシルオキシ基で置換さ
れていてもよい。Xにおけるこれらメルカプト基等の置
換基の置換位置は、炭素鎖の途中であってもよいが、末
端であることが好ましい。
R1はアルキル基(好ましくは炭素数1〜3)又はアセ
チル基を示す。このR1は、−Si(OR1が加水分解に
よりシラノール基を与えるような基であれば足りる。
R2は、メチル基、エチル基等の炭素数4以下の低級ア
ルキル基を示す。
mは1又は2の整数、nは2又は3の整数であって、
3≦m+n≦4の関係を有するものである。
これらのシラン化合物(I)は一般に知られている合
成法で合成してもよく、また市販されているシランカッ
プリング剤をそのまま用いてもよい。
本発明に用いる上記一般式(I)で示されるシランカ
ップリング剤(A)としては、より具体的には例えば、 γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、 γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、 メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラ
ン、 ビニルトリアセトキシシラン、 γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、 ビニルトリメトキシシラン、 γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、 γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、 ステアリルトリメトキシシラン、 ジフェニルジエトキシシラン等が挙げられる。
これらのカップリング剤(A)は、磁性体100部に対
して、好ましくは0.1〜10部(より好ましくは0.5〜5
部)用いられる。
このカップリング剤(A)の上記使用量が0.1部未満
では、このカップリング剤使用による効果が認められ
ず、一方該使用量が10部を越えると、反応に関与しない
カップリング剤が生じ易くなるため、好ましくない。
上述したカップリング剤(A)は、必要に応じて、2
種以上のシランカップリング剤の組合せとして用いても
よい。
以上において、本発明に用いるシランカップリング剤
(A)について説明したが、次に、このシランカップリ
ング剤(A)から生ずるシラノール基と反応し得るヒド
ロキシ基又はカルボキシル基を有する共重合体からなる
化合物(B)について説明する。
ヒドロキシ基又はカルボキシル基を有する共重合体と
しては、ヒドロキシル基を有する単量体ユニットおよび
/又はカルボキシル基を有する単量体ユニットを、好ま
しくは重量比で0.05%〜20%(より好ましくは0.05〜10
%)含有する共重合体が挙げられる。
このような共重合体の数平均分子量は、1000以上(更
には2000以上)であることが好ましい。
また、この共重合体は、重合性単量体に可溶性であ
り、且つ、親油性であること(より具体的には、スチレ
ン100gに対する溶解量が30g以上のものであること)が
好ましい。
このような目的で用いるヒドロキシル基および/又は
カルボキシル基を有する単量体としては、例えば、 2−ヒドロキシエチルアクリレート、 2−ヒドロキシエチルメタクリレート、 2−ヒドロキシプロピルアクリレート、 2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、 2−ヒドロキシ−1−メチルエチルアクリレート、 2−ヒドロキシ−1−メチルエチルメタクリレート、 2−ヒドロキシ−3−クロロプロピルメタクリレー
ト、 N−メチロールアクリルアミド、 N−メチロールメタクリルアミド、 アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン
酸、無水マレイン酸等のビニルモノマーが好ましく用い
られる。
かかるヒドロキシル基又はカルボキシル基含有モノマ
ーと共重合する目的で用いられる単量体としては、例え
ば、 エチレン、プロピレン、ブタジエン、イソブレン、ク
ロロプレン、スチレン、α−メチルスチレン、ジメチル
スチレン、ジビニルトルエン、酢酸ビニル、プロピオン
酸ビニル、ビニルエーテル、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン等のビニルモノマー;メチルアクリレート、エチルア
クリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアク
リレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ラウリル
アクリレートの如きアクリル酸エステル;メチルメタク
リレート、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリ
レート、イソブチルメタクリレート、2−エチルヘキシ
ルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、グリシジ
ルメタクリレートの如きメタクリル酸エステル;アクリ
ルアミド、アクリロニトリル等があげられる。
これらの不飽和エチレン性単量体は、共重合体の必要
とする性質に応じて適宜配合し、通常の合成方法で重合
させることができるが、塊状重合又は溶液重合により重
合させることが、共重合体に不純物が入りにくい点から
好ましい。
上述したヒドロキシル基又はカルボキシル基を有する
共重合体からなる化合物(B)は、磁性体100部に対し
て、0.1〜20部(更には0.5〜10部)用いることが好まし
い。
化合物(B)として上述したヒドロキシル基又はカル
ボキシル基を有する共重合体を用いた場合、該化合物
(B)として任意の共重合体が得られ、ヒドロキシル
基、カルボキシル基の共重合比及び/または分子量を好
適な範囲に調整できる点から好ましい。また、このよう
な共重合体は、重合性単量体組成物と類似の組成にする
ことも可能であるが、このような類似組成の共重合体を
用いることは、磁性体の分散安定性の点からも好まし
い。
以上において、本発明に用いるシランカップリング剤
(A)、および化合物(B)について説明したが、本発
明においては、これらの重量比は、 (更には0.5〜10)であることが好ましい。
上記重量比が0.5未満では、化合物(B)を加えたこ
とによる効果が少なく、一方、該重量比が20を越えて
も、化合物(B)を加えたことによる効果が一定程度以
上は期待されない。
本発明に用いる表面処理磁性体は、以下のような方法
により得ることが好ましいが、下記の方法に限定される
ものではない。
(第1法) トルエン、キシレン、ベンゼン等の溶剤中で磁性体を
処理し、処理した磁性体を単量体組成物中に加える方法 (a)これらの溶剤中に磁性体を分散してスラリー状と
し、分散後のスラリーにカップリング剤(A)を加え加
温してカップリング剤処理をする。
次に、上記反応系に化合物(B)を加え、同様に加温
し処理をする。処理終了後、溶剤を瀘別、又は瀘別なし
に蒸発させて除去することにより処理磁性体を得る。
(b)カップリング剤(A)と化合物(B)とを同時に
上記スラリーに添加し、加温処理して処理磁性体を得
る。
(c)カップリング剤(A)と化合物(B)とを先に溶
剤に溶解せしめ、後にこの溶液に磁性体を添加・分散し
加温処理して処理磁性体を得る。
これらの(a)〜(c)の方法における反応温度は、
50〜100℃、反応時間は5〜120分程度であることが好ま
しい。
(第2法) 重合性単量体中で磁性体を処理する方法 (a)カップリング剤(A)を加えた重合性単量体中に
磁性体を加えてスラリー状とし、撹拌下に加温し、カッ
プリング剤処理をする。
次に、化合物(B)を上記反応系に加え、同時に加温
し、処理をする。
(b)カップリング剤(A)と化合物(B)とを同時に
磁性体を重合性単量体中に分散したスラリーに添加し、
加温下に処理をする。
(c)カップリング剤(A)と化合物(B)とを先に重
合性単量体中に溶解せしめ、後に上記溶液に磁性体を添
加・分散し処理をする。
上記(a)〜(c)の方法においては、反応温度は50
〜80℃、反応時間は5〜60分程度であることが好まし
い。
上述した第1法と第2法との方法において、コスト的
な点、および処理後の磁性体の取扱いが容易な点から
は、第2法の方法がより好ましい。
本発明においては、上記のように処理した磁性体の重
合性単量体系中での分散が良好であるため、処理磁性体
の親油性が強いという特性から、該磁性体の液滴界面へ
の移行が少なく、液滴内で均一に分散した単量体組成物
粒子が得られ、更には、磁性体含有量が実質的に均一で
摩擦帯電特性の良好な磁性トナーが得られるものと推定
される。
本発明においては、上述したようにカップリング剤
(A)と化合物(B)とで処理した後の磁性体の親油性
の程度は、イオン交換水に対する接触角として(常温
で)50〜150゜程度(更には90〜150゜程度)であること
が好ましい。
本発明において、表面処理磁性体の接触角は、以下の
方法により測定される。
すなわち、前述の方法により得られた処理磁性体を含
むスラリーを、ガラス板上に均一に塗布する。その後風
乾、又は真空乾燥することにより、溶剤又は単量体を蒸
発させる。このようにして得られた処理磁性体からなる
塗膜に、イオン交換水滴(水滴径約1〜2mmとする)を
落とし、常温で上記塗膜とイオン交換水との接触角を、
協和科学株式会社製、接触角計を用いて測定する。
本発明においては、磁性粒子として、磁場の中に置か
れて磁化される物質が用いられ、例えば鉄、コバルト、
ニッケルなどの強磁性金属の粉末もしくはマグネタイ
ト、ヘマタイト、フェライトなどの合金や化合物の粉末
が挙げられる。粒径が0.05〜5μm、好ましくは0.1〜
1μmである磁性微粒子が用いられる。小粒径(平均粒
径9μm以下)のトナーを生成させる場合には粒径0.8
μm以下の磁性粒子を使用することが好ましい。この磁
性粒子の含有量は(未処理磁性体に換算して)、単量体
組成物中に10〜60重量%(更には20〜50重量%)である
ことが好ましい。
本発明において、上述したような処理磁性体を含有す
る単量体組成物を水性分散媒体中で造粒するに際して
は、例えば高速回転するタービンとステーターをもつホ
モミキサー、ホモジナイザー等により造粒せしめる。一
般に、単量体組成物粒子が30μm以下の大きさを有する
様に撹拌速度、時間を調整することが好ましい。回転数
は、タービンの周速が10〜30m/secとなるように用いる
ことが好ましく、造粒時間は特に限定はないが、5〜60
分が好ましい。
造粒工程時の液温は、単量体組成物が粘度1〜100万c
ps(センチポイズ)、好ましくは10〜10万cpsになる温
度に調整すると、単量体組成物粒子の粒径を1〜20μm
にすることができ、最終的には重量平均粒径1〜20μm
の現像用トナーを製造し得る。液状分散媒体としては通
常水または水を主成分とする水性媒体を使用するため、
分散液の液温は、20〜80℃(更には40〜70℃)に調整さ
れていることが好ましい。
分散液においては、単量体組成物100重量部に対し
て、液状分散媒体が200〜1000重量部存在することが好
ましく、微粉末分散安定剤は、重合性単量体組成物の重
量を基準にして、1〜20重量%(更には1〜10重量%)
使用されることが好ましい。
次に、前述した処理磁性体とともに単量体組成物を構
成する各成分について説明する。
本発明で使用される重合性単量体は、CH2=C基を
有するモノマーであり、以下のモノマーがあげられる。
すなわち、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチル
スチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレ
ン、p−フェニルスチレン、p−クロルスチレン、3,4
−ジクロルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメ
チルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert−ブ
チルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オ
クチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デ
シルスチレン、p−n−ドデシルスチレン、等のスチレ
ンおよびその誘導体;エチレン、プロピレン、ブチレ
ン、イソブチレンなどのエチレン不飽和モノオレフィン
類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、塩化ビニル、フッ化
ビニルなどのハロゲン化ビニル類;酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、ベンゾエ塩ビニルなどのビニルエステル
類;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル
酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル
酸ドデシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、メタ
クリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニル、メタクリ
ル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミ
ノエチルなどのα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エス
テル類;アクリル類メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プ
ロピル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステア
リル、アクリル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニ
ルなどのアクリル酸エステル類;マレイン酸、マレイン
酸ハーフエステル;ビニルメチルエーテル、ビニルエチ
ルエーテル、ビニルイソブチルエーテルなどのビニルエ
ーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケト
ン、メチルイソプロペニルケトンなどのビニルケトン
類;N−ビニルピロール、N−ビニルカルバゾール、N−
ビニルインドール、N−ビニルピロリドンなどのN−ビ
ニル化合物;ビニルナフタリン類;アクリロニトリル、
メタクリロニトリル、アクリルアミドなどのアクリル酸
もしくはメタクリル酸誘導体などがある。これらのモノ
マーは、単独ないし混合して使用しうる。上述したモノ
マーの中でも、スチレン又はスチレン誘導体を単独で、
または他のモノマーと混合して、重合性単量体として使
用することが、トナーの現像特性および耐久性の点で好
ましい。
単量体組成物には、熱圧ローラ定着における定着性お
よび耐オフセット性を改善するために、パラフィンワッ
クスの如きワックス類、低分子量ポリエチレン及び低分
子量ポリプロピレンの如き低分子量ポリオレフィン等の
離型性を有する低軟化点化合物(軟化点が好ましくは60
〜120℃)を加えることが好ましい。この場合、この低
軟化点化合物の添加量は、重合性単量体100重量部に対
して1〜300重量部が好ましい。
上記低軟化点化合物としては、パラフィン、ワック
ス、低分子量ポリオレフィン、芳香族基を有する変性ワ
ックス、脂環基を有する炭化水素化合物、天然ワック
ス、炭素数12以上の長鎖炭化水素鎖〔CH3CH2 11又は
CH2 12以上の脂肪族炭素鎖〕を有する長鎖カルボン
酸、そのエステル等を例示し得る。異なる低軟化点化合
物を混合して用いても良い。
この低軟化点化合物としては、具体的には、パラフィ
ンワックス(日本石油製)、パラフィンワックス(日本
精蝋製)、マイクロワックス(日本石油製)、マイクロ
クリスタリンワックス(日本精蝋製)、硬質パラフィン
ワックス(日本精蝋製)、PE−130(ヘキスト製)、三
井ハイワックス110P(三井石油化学製)、三井ハイワッ
クス220P(三井石油化学製)、三井ハイワックス660P
(三井石油化学製)、三井ハイワックス210P(三井石油
化学製)、三井ハイワックス320P(三井石油化学製)、
三井ハイワックス410P(三井石油化学製)、三井ハイワ
ックス420P(三井石油化学製)、変性ワックスJC−1141
(三井石油化学製)、変性ワックスJC−2130(三井石油
化学製)、変性ワックスJC−4020(三井石油化学製)、
変性ワックスJC−1142(三井石油化学製)、変性ワック
スJC−5020(三井石油化学製);蜜ロウ、カルナバワッ
クス、モンタンワックス等を挙げることができる。
単量体組成物中には、華僑重合体を生成させるため
に、次のような架橋剤を存在させて懸濁重合してもよ
い。特に、単量体組成物中に重合体、共重合体又は環化
ゴムを添加しない場合には、特に、この架橋剤を添加し
た方が好ましい。
上記架橋剤としては、例えば、ジビニルベンゼン、ジ
ビニルナフタレン、ポリエチレングリコールジメタクリ
レート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエ
チレングリコールジアクリレート、1,3−ブチレングリ
コールジメタクリレート、1,6−ヘキサングリコールジ
メタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレ
ート、ジプロピレングリコールジメタクリレート、ポリ
プロピレングリコールジメタクリレート、2,2′−ビス
(4−メタクリロキシジエトキシフェニル)プロパン、
2,2′−ビス(4−アクリロキシジエトキシフェニル)
プロパン、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、テトラ
メチロールメタンテトラアクリレート、ジブロムネオペ
ンチルグリコールジメタクリレート、フタル酸ジアリル
など、一般の架橋剤を適宜(必要に応じて2種以上組合
せて)用いることができる。
これらの架橋剤は、使用量が多いとトナーが熱で溶融
しにくくなり、熱定着性、又は熱圧定着性が劣ることと
なる。また使用量が少ないと、トナーとして必要な耐ブ
ロッキング性、耐久性などの性質が悪くなり、熱ロール
定着において、トナーの一部が紙に完全に固着しないで
ローラー表面に付着し、次の紙に転移するというオフセ
ット現像を防ぎにくくなる。故に、これらの架橋剤の使
用量は、重合性単量体を基準にして0.001〜15重量%
(より好ましくは0.1〜10重量%)で使用するのが良
い。
単量体組成物は上述した処理磁性体の他に、必要に応
じて他の着色剤を含有していてもよい。この着色剤とし
ては、従来より知られている染料、カーボンブラック、
カーボンブラックの表面を樹脂で被覆しているグラフト
化カーボンブラックの如き顔料が(必要に応じて2種以
上組合せて)使用可能である。このような染顔料は、重
合性単量体を基準にして0.1〜30%含有される。
トナー中には必要に応じて荷電制御剤、流動性改質剤
を添加(内添)しても良いが、内添する場合は、通常、
荷電制御剤等を単量体組成物中に添加すればよい。荷電
制御剤および流動性改質剤は、トナー粒子と混合(外
添)して用いても良い。
荷電制御剤としてはカルボキシル基又は含窒素基を有
する有機化合物の金属錯体、含金属染料、ニグロシン等
がある。流動性改質剤または潜像担持体(感光体)表面
のクリーニング補助剤としては、コロイダルシリカ、脂
肪酸金属塩などがある。又、増量の目的で炭酸カルシウ
ム、微粉末シリカ等の充填剤を0.5〜20重量%の範囲で
トナー中に配合してもよい。更にトナー粒子相互の凝集
を防止して流動性を向上するために、テフロン微粉末ま
たはステアリン酸亜鉛粉末のような流動性向上剤をトナ
ーに配合してもよい。
本発明者らの知見によれば、水溶性の重合開始剤を使
用した場合、生成される重合トナーは耐湿性が低下し、
高温高湿時における現像特性および耐ブロッキング性が
劣化してしまうので、環境特性に優れた重合トナーを製
造するためには、実質的に非水溶性の重合開始剤を使用
することが好ましい。
本発明において、実質的に非水溶性の重合開始剤と
は、室温にて水100gに対して1g以下の溶解度を有するも
のであり、好ましくは水100gに対して0.5g以下、特に好
ましくは水100gに対して0.2g以下の低溶解度を有するも
のである。水100gに対して1gを越える溶解度を有する場
合には、重合終了後に重合トナー粒子表面に残存する重
合開始剤の分解生成物が、重合トナーの耐湿性を低下さ
せるので好ましくない。また、本発明で使用する重合開
始剤は、重合性単量体に可溶であり、通常使用する量範
囲(単量体100重量部に対して重合開始剤1〜10重量
部)では、良好に重合性単量体に溶解する溶解特性を有
することが好ましい。
このような重合開始剤としては、2,2′−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2′−アゾビスイ
ソブチロニトリル、1,1′−アゾビス(シクロヘキサン
−1−カルボニトリル)、2,2′−アゾビズ−4−メト
キシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、その他のアゾビ
スイソブチロニトリル(AIBN)の如きアゾ系またはジア
ゾ系重合開始剤;ベンゾイルパーオキサイド、メチルエ
チルケトンパーオキサイド、イソプロピルパーオキシカ
ーボネート、キユメンハイドロパーオキサイド、2,4−
ジクロリルベンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパー
オキサイドの如き過酸化物系重合開始剤が挙げられる。
また、重合体の分子量および分子量分布を調節する目
的で、または反応時間を調節する目的等で、二種類また
はそれ以上の重合開始剤を混合して使用することも好ま
しい。
重合開始剤の使用量は、重合単量体100重量部に対し
て0.1〜20重量部、好ましくは1〜10重量部である。重
合開始剤の使用量が0.1重量部未満では、各単量体組成
物粒子へ均等に充分な量の重合開始剤を分散または付与
することが困難であり、20重量部を越えると多過ぎて重
合生成物の分子量が低くなり過ぎるとともに、重合反応
が不均一に発生する傾向が高まる。
このような重合開始剤は、単量体組成物を造粒した後
に、単量体組成物粒子を含む分散系に添加することも可
能であるが、各単量体組成物粒子に均等に重合開始剤を
分散ないし付与する点からは、造粒前の単量体組成物中
に含有させておくことが好ましい。
懸濁重合反応は、通常、重合温度50℃以上で行なわ
れ、重合開始剤の分解速度を考慮して上限温度が設定さ
れる。設定重合温度が高すぎると、重合開始剤が急激に
分解されてしまうので好ましくない。
本発明においては、形成された単量体組成物粒子が所
定粒度を有していることを確認した後に、該粒子を含む
水性媒体等の液温(例えば55〜70℃)を調節して重合反
応を進める方法、又は、分散媒体の液温を調整し、造粒
・分散と同時に重合を進める方法等が用いられる。
又、単量体組成物に、重合性単量体に溶解する極性基
を有する極性重合体、極性共重合体または環化ゴム等か
らなる添加剤を添加して重合性単量体を重合すると、好
ましい特性を有する重合トナーを得ることができる。
上記極性重合体、極性共重合体または環化ゴムは、重
合性単量体100部に対して0.5〜50部、更には1〜40部を
添加するのが好ましい。極性重合体等が0.5部未満で
は、重合性単量体と後述するような充分な擬似カプセル
構造をとることが難しく、該重合体等が50部を越える
と、重合性単量体の量が不足して重合トナーとしての特
性が低下する傾向が強くなる。
極性重合体、極性共重合体または環化ゴムを添加した
重合性単量体組成物は、該極性重合体等と逆荷電性の微
粉末分散安定剤を分散せしめた水性媒体の水相中に懸濁
させ、重合させることが更に好ましい。即ち、重合性単
量体組成物中に含まれるカチオン性又はアニオン性重合
体、カチオン性又はアニオン性共重合体またはアニオン
性環化ゴムは、水性媒体中に分散している逆荷電性のア
ニオン性又はカチオン性の微粉末分散安定剤と、トナー
となる粒子表面で静電気的に引き合い、該粒子表面を微
粉末安定剤を覆うことにより粒子同志の合一を防ぎ、安
定化せしめる。これに加え、添加した極性重合体、極性
共重合体または環化ゴムが、トナーとなる粒子表層部に
集まる為、極性重合体等が一種の殻のような形態とな
り、得られた上記粒子は擬似的なカプセル構造を有する
様になる。そして、該粒子表層部に集まった比較的高分
子量の極性重合体、極性共重合体または環化ゴムは、ト
ナー粒子に耐ブロッキング性、現像性、荷電制御性、耐
摩耗性等の優れた性質を付与する。
本発明に使用し得る極性重合体(以下においては、極
性共重合体及び環化ゴムを包含する趣旨で用いる)の一
部を以下に例示する。尚、極性重合体はGPCで測定した
重量平均分子量が5,000〜500,000のものが、重合性単量
体に良好に溶解し、且つ耐久性も有するので好ましく使
用される。
(1)カチオン性重合体としては、ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート
等の含窒素単量体の重合体、スチレンと該含窒素単量体
との共重合体もしくはスチレン、不飽和カルボン酸エス
テル等と該含窒素単量体との共重合体がある。
(2)アニオン性重合体としては、アクリロニトリル等
のニトリル系単量体、塩化ビニル等の含ハロゲン系単量
体、アクリル酸等の不飽和カルボン酸、不飽和二塩基
酸、不飽和二塩基酸無水物の重合体もしくは共重合体、
またはスチレンとこれらの単量体との共重合体がある。
またポリエステル、環化ゴムもアニオン性重合体として
使用され得る。
微粉末分散安定剤としては、 (3)アニオン性分散剤としては、アエロジル#200、
#300(日本アエロジル社製)ニブシールE−220A(日
本シリカ製)、ファインシールT−32(徳山曹達製)等
のコロイダルシリカが挙げられる。
(4)カチオン性分散剤としては、酸化アルミニウム、
水酸化マグネシウム、カップリング剤処理によるアミノ
アルキル変性コロイダルシリカ等の親水性正帯電性シリ
カ微粉末等が挙げられる。
尚、本発明トナーの製造方法においては、分散安定剤
を用いることが好ましいが、必ずしも液状媒体中で極性
重合体と逆荷電性を有する微粉末分散安定剤を使用する
場合に限定されない。
また、適当な安定化剤、例えば、ポリビニルアルコー
ル、ゼラチン、メチルセルロース、メチルハイドロプロ
ピルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチル
セルロースのナトリウム塩、ポリアクリル酸およびそれ
らの塩、デンプン、ガムアルギン酸塩、ゼイン、カゼイ
ン、リン酸三カルシウム、タルク、硫酸バリウム、ベン
トナイト、水酸化アルミニウム、水酸化第2鉄、水酸化
チタン、水酸化トリウム等のいずれか1種または2種以
上の混合物を、水性媒体中に本発明トナーの製造方法に
悪影響を与えない範囲で含有させて使用しても良い。
又、前記無機分散安定剤の均一な分散のために、界面
活性剤を本発明トナーの製造方法に悪影響を与えない範
囲で使用してもよい。これは上記分散安定在の所期の作
用を促進するためのものであり、その具体例としては、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、テトラデシル
硫酸ナトリウム、ペンタデシル硫酸ナトリウム、オクチ
ル硫酸ナトリウム、アリル−アルキル−ポリエーテルス
ルホン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、ラウリン
酸ナトリウム、カプリン酸ナトリウム、カプリル酸ナト
リウム、カプロン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウ
ム、オレイン酸カルシウム、3,3−ジスルホンジフェニ
ル尿素−4,4−ジアゾ−ビス−アミノ−8−ナフトール
−6−スルホン酸ナトリウム、オルト−カルボキシベン
ゼン−アゾ−ジメチルアニリン、2,2,5,5−テトラメチ
ル−トリフェニルメタン−4,4−ジアゾ−ビス−β−ナ
フトール−ジスルホン酸ナトリウム、その他を挙げるこ
とができる。しかしながら、親水性の有機安定剤または
界面活性剤を使用した場合には、重合トナーの耐湿性が
低下する傾向があることに留意する必要がある。
単量体組成物中の極性重合体ないし環化ゴムの極性基
のイオン化を高めるために、塩酸の如きブレンステッド
酸を水性媒体へ添加することも好ましい。特に、塩酸の
如きブレンステッド酸を水性媒体中に添加することは、
アニオン性重合体、アニオン性共重合体または環化ゴム
の効果をより高める上で有利である。
重合反応終了後、通常の方法で後処理することにより
重合トナー粒子が得られる。例えば、生成した重合体粒
子を洗浄、微粉末分散安定剤を除去した後、ろ過、デカ
ンテーション、遠心分離等の如き適当な方法により回収
し、乾燥することにより磁性トナーが得られる。
発明の効果 上述したように本発明によれば、シランカップリング
剤と、該カップリング剤の加水分解生成物と反応し得る
特定の化合物との反応生成物により表面が覆われた磁性
体を含有する単量体組成物を、懸濁重合してなる重合ト
ナーが提供される。
本発明の重合トナーは、このトナー中の磁性体の高い
分散性に基づき、均一な摩擦帯電性を示し、画像濃度が
高く安定した画像を与えることができる。
実施例 以下、本発明を実施例に基づいて更に具体的に説明す
るが、これらの実施例は本発明をなんら限定するもので
はない。
実施例1 <処理磁性体−1> 上記処方の各成分を70℃に加温しつつ、超音波分散機
(10KHz、200W)にて30分間撹拌し、その後70℃で30分
静置して、本発明に用いる「処理磁性体−1」のスラリ
ーを得た。
上記により得た処理磁性体スラリーを、1〜2mmの膜
厚になるようにガラス板上に塗布し、風乾して処理磁性
体からなる塗膜を得た。
常温で、この塗膜のイオン交換水に対する接触角を協
和科学株式会社製、接触角計により測定したところ、13
4゜であり、メチルトリメトキシシランとカルボキシル
基を有するスチレン−メチルメタクリレート−メタクリ
ル酸との反応生成物で磁性体が被覆されていることが確
認された。
なお、上記処方の成分からなる磁性体スラリーに代え
て、スチレンモノマー100部と磁性体100部とを、上記を
同様に加温、超音波分散して得た混合液を用いて、上記
と同様に処理して塗膜を得、同様にして接触角を測定し
たところ10〜20゜であった。
上記処方の成分を70℃に加温し、TKホモミキサー(特
殊機化工業製)で7000rpmで15分間撹拌した。
この混合液の液温を60℃にした後、この混合液に、2,
2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)5gを
添加して撹拌し、単量体組成物を調製した。
アミノ変性シリカ(日本アエロジル社製アエロジール
#200の100重量部を、アミノプロピルトリエトキシシラ
ン5重量部で処理したもの)5重量部と、0.1N塩酸3.5
重量部と、イオン交換水600重量部とを含む60℃に加温
された水性媒体中に、上記で得た単量体組成物をTKホモ
ミキサー撹拌下に投入し、投入後10,000rpmで15分間分
散して、単量体組成物を造粒した。更に撹拌をパドル刃
撹拌に変えて、60℃で10時間撹拌し、単量体組成物の重
合を完結させた。
得られた重合体粒子を含む水性媒体を20℃に冷却した
後、重合体粒子を瀘別し、水酸化ナトリウム溶液で洗浄
してアミノ変性シリカを溶解除去し、更に、水洗、脱水
し、乾燥して、磁性トナーを得た。
このようにして得た磁性トナー表面を走査電子顕微鏡
(SEM)で観察したところ、該トナー表面に磁性体は認
められなかった。
また、この磁性トナーの体積平均径は7.5μm(100μ
mのアパチャーを使用してコールタカウンターで測定)
であった。この磁性トナーを風力分級機を用いて、体積
平均径が、それぞれ11μm、7.5μm、4.5μmとなるよ
うに分級した後、それぞれの粒径のトナー中の磁性体含
有量を、熱天秤(300℃に加熱した)で測定したとこ
ろ、いずれも、36.5±1%の範囲内であった。
前記により得た磁性トナー(分級前のもの)トナー10
0重量部と、疎水性シリカ(タラノックス−500、タルコ
社製)0.6重量部とを混合して現像剤とした。
この現像剤を用い、キヤノン製複写機NP−7550で画出
し(画像形成テスト)を行ったところ、画質、濃度とも
に良好な画像が得られた。又、35℃、85%の高温高湿環
境下において同様に画出しを行ったところ、高濃度の画
像が得られた。
実施例2 <処理磁性体−2> 上記処方の各成分を前記「処理磁性体−1」の処理と
同様にして処理して「処理磁性体−2」を得た。この処
理磁性体−2を用い、前記と同様にしてイオン交換水に
対する接触角を測定したところ、133゜であった。
実施例1の「処理磁性体−1」に代えて、上記で得た
「処理磁性体−2」を用いた他は、実施例1と同様にし
て単量体組成物を調製し、造粒し、重合した後、同様に
瀘過、洗浄、脱水、乾燥を行ない磁性トナーを得た。
このようにして得た磁性トナー表面を、実施例1と同
様にして、SEM(走査型電子顕微鏡)で観察したとこ
ろ、トナー表面に磁性体は認められなかった。また、実
施例1と同様にして熱天秤で(分級した後の)磁性体含
有量を測定したところ、いずれも36.5±1%の範囲内で
あった。
更に、上記トナーを用い、実施例1と同様にして現像
剤を得、NP−7550で画出しを行ったところ、画質、濃度
ともに良好な画像が得られた。
実施例3 <処理磁性体−3> 上記処方の成分を、「処理磁性体−1」と同様にして
加温、超音波分散、静置処理を行った。
その後、トルエンを真空乾燥機で取り除き、「処理磁
性体−3」を得た。
この「処理磁性体−3」を用い、前記と同様にして接
触角を測定したところ、134゜であった。
上記処方の成分を70℃に加温しつつ、TKホモミキサー
で10,000rpmで15分間撹拌した。この混合液を用い、以
下実施例−1と同様にして単量体組成物の調製、造粒、
重合を行い、磁性トナーを得た。この磁性トナーを用い
て、実施例1と同様に画出しを行ったところ、画質、濃
度ともに、良好な画像が得られた。
実施例4 上記処方の成分を70℃に加温し、TKホモミキサー(特
殊機化工業製)で7000rpmで15分間撹拌した。
この混合液の液温を60℃にした後、この混合液に2,
2′−アゾビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)5gを
添加し、単量体組成物を調製した。
日本アエロジル社製アエロジール#200を5重量部
と、イオン交換水600重量部とを含む60℃に加温された
水性媒体中に、上記単量体組成物をTKホモミキサー撹拌
下に投入し、投入後10,000rpmで15分間分散し、単量体
組成物を造粒した。以下実施例−1と同様にして、この
単量体組成物を重合して磁性トナーを得た。
得られたトナー100重量部に、アミノ変性シリコーン
オイルで処理された正荷電性疎水性コロイダルシリカ0.
6重量部を加え、混合して現像剤とした。
この現像剤を用い、キヤノン製複写機NP−3525で画出
しを行ったところ、画質、濃度ともに良好な画像が得ら
れた。
実施例5 <処理磁性体−4> 上記処方の成分を「処理磁性体−1」の処理と同様に
処理して、「処理磁性体−4」を得た。
この「処理磁性体−4」のイオン交換水に対する接触
角は、133゜であった。
この「処理磁性体−4」を用いた他は、実施例1と同
様にして磁性トナーを得た。
この磁性トナーを用い、実施例1と同様に画出しを行
ったところ、画質、濃度ともに、良好な画像が得られ
た。
比較例1 上記処方の成分を「処理磁性体−4」の処理と同様に
して処理した。
これにより得られた処理磁性体のイオン交換水に対す
る接触角は10〜20゜であった。
上記処理磁性体を用いた他は、以下実施例1と同様に
して磁性トナーを得た。
この磁性トナー表面をSEMで観察したところ、表面に
磁性体が見られた。この磁性トナーの体積平均径は11.0
μmであり、ブロードな粒度分布であった。この磁性ト
ナーを風力分級機を用いて、体積平均径11μm、および
7.5μmに分級し、熱天秤でこのように分級されたトナ
ーの磁性体含有量を実施例1と同様に測定したところ、
体積平均径11μmのトナーにおいては39%であり、一
方、体積平均径7.5μmのトナーにおいては、34%であ
った。
上記磁性トナー(分級前)を用いた他は、実施例1と
同様にして画出しを行ったところ、粗れた画像であっ
て、濃度も薄いものしか得られなかった。
比較例2 上記処方の成分を「処理磁性体−1」の処理と同様に
して処理した。
これにより得られた処理磁性体のイオン交換水に対す
る接触角は30〜40゜であった。
上記処理磁性体を用いた他は、以下実施例1と同様に
して磁性トナーを得た。
この磁性トナーの体積平均径は9.0.μm(100μmの
アパチャーを使用してコールタカウンターで測定)であ
った。この磁性トナーを風力分級機を用いて、体積平均
径が、それぞれ11μm、7.5μmとなるように分級した
後、それぞれの平均粒径の磁性トナー中の磁性体含有量
を、熱天秤(300℃に加熱した)で測定したところ、体
積平均径11μmの磁性トナーにおいては磁性体含有量は
37.5μmであり、体積平均径7.5μmの磁性トナーにお
いては、磁性体含有量は35%であり、実施例1の磁性ト
ナーの場合と比較して、磁性トナー粒子間に磁性体の含
有量にバラツキがみられた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−84731(JP,A) 特開 昭60−254054(JP,A) 特開 昭58−7646(JP,A) 特開 昭60−50541(JP,A) 特開 昭61−123858(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも重合性単量体と、磁性体とを含
    む単量体組成物を懸濁重合することによって生成された
    磁性トナー粒子を有する磁性トナーにおいて、 前記磁性体が、懸濁重合工程前にあらかじめ、下記 (上記式中、Xはアルキル基、アルケニル基又はフェニ
    ル基を示すが、これらはメルカプト基、クロル基又はア
    シルオキシ基で置換されていてもよい。R1はアルキル基
    又はアセチル基、R2は低級アルキル基を示す。mは1又
    は2の整数、nは2又は3の整数であって、3≦m+n
    ≦4である。)で示されるシランカップリング剤(A)
    と、 該シランカップリング剤(A)の加水分解反応により生
    じたシラノール基と反応し得るヒドロキシ基又はカルボ
    キシル基を有する共重合体からなる化合物(B)との反
    応生成物により処理されていることを特徴とする磁性ト
    ナー。
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