JP2592974B2 - 給紙カセット - Google Patents

給紙カセット

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JP2592974B2
JP2592974B2 JP2057909A JP5790990A JP2592974B2 JP 2592974 B2 JP2592974 B2 JP 2592974B2 JP 2057909 A JP2057909 A JP 2057909A JP 5790990 A JP5790990 A JP 5790990A JP 2592974 B2 JP2592974 B2 JP 2592974B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真装置等に使用される給紙カセット
に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の給紙カセットは第6図に示すように、
カセットケース1と、このカセットケース1内に回動自
在に設けられたプレート2と、このプレート2上に積層
された用紙を給紙ローラに押し当てるバネ3とで構成さ
れている。
しかし、このような給紙カセットではプレート2がバ
ネ3により常時押し上げられているため、カセットケー
ス1を電子写真装置等のカセット挿入口に挿入した際に
給紙ローラとの摩擦抵抗によりプレート2上の用紙が大
きく撓んで破損するという問題があった。
そこで、この問題を解消するために第7図に示すよう
に、プレート2の先端部に爪部4を設けるとともに、こ
の爪部4に係合するフック5をカセットケース1に回動
自在に取り付け、このフック5でプレート2を押し下げ
ておき、この状態でカセットケース1を電子写真装置の
カセット挿入口に挿入することにより、フック5が電子
写真装置に設けられたロック解除部材6に当接し、フッ
ク5と爪部4との係合が外れてプレート2上の用紙を給
紙ローラに接触させるようにしたものが考えられてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のような給紙カセットはカセット
ケース1をカセット挿入口に挿入した際の用紙の破損を
防止できるが、プレート2上に用紙が存在する状態でカ
セットケース1をカセット挿入口から引き抜いた際に給
紙ローラとの摩擦抵抗により用紙がカセットケース1か
ら引き出されてしまい、用紙を無駄にするという問題が
あった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、
カセットケースを電子写真装置等のカセット挿入口に挿
入した際に用紙が破損することがなく、かつカセットケ
ースをカセット挿入口から引き抜く際に用紙を無駄にす
ることのない給紙カセットを提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、カセットケースと、このカセットケース内
に回動自在に設けられたプレートと、このプレート上に
積層された用紙をカセット挿入口内に回転自在に軸支さ
れた給紙ローラに押し当てる弾性部材と、カセットケー
スに設けられた支持部材と、この支持部材に回動自在に
支持されプレートを弾性力によりカセットケースの底面
に弾性部材の付勢力に抗して押え付けるプレスアーム
と、このプレスアームに設けられカセットケースをカセ
ット挿入口に挿入したとき、このカセット挿入口近傍に
設けられた凸部に当接しプレスアームを所定方向に回動
させ弾性部材の付勢力を解放させて、給紙ローラに用紙
を接触させるアーム回動手段とからなるものである。
〔作用〕
本発明では、カセットケースをカセット挿入口に挿入
する際にはプレスアームによりプレートがカセットケー
スの底面に押え付けられているので、カセットケースを
カセット挿入口に挿入する際にプレート上の用紙が給紙
ローラの摩擦抵抗により大きく撓むことがなく、用紙の
破損を防止できる。また、カセットケースをカセット挿
入口から引き抜く際にはプレスアームによりプレートが
再びカセットケースの底面に押え付けられるので、カセ
ットケースをカセット挿入口から引き抜く際にプレート
上の用紙が空紙ローラの摩擦抵抗によりカセットケース
から引き出されることがなく、用紙の無駄を防止でき
る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図及び第2図は給紙カセットの斜視図と断面図で
あり、この給紙カセットはカセットケース11と、このカ
セットケース11内に回動自在に設けられたプレート12
と、このプレート12上に積層された用紙13を給紙ローラ
に押し当てるバネ14(第2図参照)と、カセットケース
11の開口縁部に着脱自在に嵌合するカセットカバー15と
から構成されている。
前記カセットケース11の底面には、一対の支持部材16
が用紙13の幅方向に互いに対向して立設されている。こ
れらの支持部材16は用紙13の幅寸法よりも広い間隔で立
設されており、用紙13は支持部材16の間に収容されるよ
うになっている。
また、前記支持部材16はプレート12の先端側に立設さ
れており、各支持部材16には第3図に示すようにバネ18
の弾性力によりプレート12をカセットケース11の底面に
押え付けるプレスアーム19が回動自在に取り付けられて
いる。これらのプレスアーム19の端部にはアーム回動手
段としての係合部20が一体に設けられており、この係合
部20は電子写真装置のカセット挿入口に設けられた凸部
に係合するようになっている。
なお、前記カセットカバー15の上面には手差し用のペ
ーバーガイド21が用紙13の幅方向にスライド自在に設け
られている。
次に上記のように構成される給紙カセットの作用を第
4図及び第5図を参照して説明する。
第4図はカセットケース11を電子写真装置のカセット
挿入口22に挿入した状態を示す図であり、同図に示すよ
うにカセットケース11を電子写真装置のカセット挿入口
22に挿入すると、プレスアーム19に設けられた係合部20
がカセット挿入口22に設けられた凸部23と係合し、プレ
スアーム19を図中時計方向に回動させる。これによりカ
セットケース11の底面に押え付けられていたプレート12
はバネ13の弾性力により上方へ押し上げられ、用紙13を
給紙ローラ24に接触させる。
また、カセットケース11をカセット挿入口22から引き
抜くと、係合部20と凸部23との係合状態が外れる。これ
によりプレスアーム19はバネ18の弾性力により図中反時
計方向に回動し、第5図に示すように再びプレート12を
カセットケース11の底面に押え付ける。
従って、この実施例ではカセットケース11をカセット
挿入口22に挿入する際にはプレスアーム19によりプレー
ト12がカセットケース11の底面に押え付けられているの
で、カセットケース11をカセット挿入口22に挿入する際
にプレート12上の用紙13が給紙ローラ24の摩擦抵抗によ
り大きく撓むことがなく、用紙の破損を防止できる。
また、カセットケース11をカセット挿入口22から引き
抜く際には係合部20と凸部23との係合状態が外れ、プレ
スアーム19によりプレート12が再びカセットケース11の
底面に押え付けられるので、カセットケース11をカセッ
ト挿入口22から引き抜く際にプレート12上の用紙13が給
紙ローラ24の摩擦抵抗によりカセットケース11から引き
出されることがなく、用紙の無駄を防止できる。
〔発明の効果〕
以上、説明したように本発明によれば、カセットケー
スを電子写真装置等のカセット挿入口に挿入した際に用
紙が破損することがなく、かつ、カセットケースをカセ
ット挿入口から引き抜く際に用紙を無駄にすることのな
い給紙カセットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の一実施例を示す図で、第1図
は給紙カセットの斜視図、第2図は給紙カセットの断面
図、第3図はプレスアームの斜視図、第4図及び第5図
は同実施例の作用を示す図、第6図及び第7図は従来の
給紙カセットを示す図である。 11……カセットケース、 12……プレート、 13……用紙、 14……バネ、 15……カセットカバー、 16……支持部材、 18……バネ、 19……プレスアーム、 20……係合部、 21……ペーパーガイド、 22……カセット挿入口、 23……凸部、 24……給紙ローラ、 25……突起部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセットケースと、このカセットケース内
    に回動自在に設けられたプレートと、このプレート上に
    積層された用紙をカセット挿入口内に回転自在に軸支さ
    れた給紙ローラに押し当てる弾性部材と、前記カセット
    ケースに設けられた支持部材と、この支持部材に回動自
    在に支持され前記プレートを弾性力により前記カセット
    ケースの底面に前記弾性部材の付勢力に抗して押え付け
    るプレスアームと、このプレスアームに設けられた前記
    カセットケースを前記カセット挿入口に挿入したとき、
    このカセット挿入口近傍に設けられた凸部に当接し前記
    プレスアームを所定方向に回動させ前記弾性部材の付勢
    力を解放させて、前記給紙ローラに前記用紙を接触させ
    るアーム回動手段とを具備したことを特徴とする給紙カ
    セット。
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