JP2592194Y2 - 安定器ケース - Google Patents

安定器ケース

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JP2592194Y2
JP2592194Y2 JP1993072192U JP7219293U JP2592194Y2 JP 2592194 Y2 JP2592194 Y2 JP 2592194Y2 JP 1993072192 U JP1993072192 U JP 1993072192U JP 7219293 U JP7219293 U JP 7219293U JP 2592194 Y2 JP2592194 Y2 JP 2592194Y2
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JP1993072192U
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JPH0736481U (ja
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信幸 井上
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Eye Lighting Systems Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トランス及びその周辺
機器からなる安定器を収納するための安定器ケースに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】トランス及びその周辺機器からなる安定
器は、通電されることによりトランスの部分が高温とな
るので、安全性を確保するため所定のケース内に収納さ
れて設置される。従来の大型の乾式安定器ケースは、略
矩形状の構成をとっており、内部への機器の装填を容易
なものとするため、底面部や両側端部は開放され最終的
にその部分を別体の底面プレートや蓋部で塞ぐような構
成をとっている。従って、安定器が通電状態とされる
と、その主要構成部材であるトランスの部分には磁場の
影響で振動が発生し易いため、上記底面プレートや蓋部
の接合部分などに振動が伝達されて騒音が発生するおそ
れがあることから、従来の安定器ケースではボルトやビ
スで止めることによりこのような振動による騒音の発生
を防止するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のようなボルトやビスによる固定によって、騒音の発
生を有効に防止するためには数多くのボルトやビスを用
い、それらをしっかりと締結する作業を行う必要があ
り、安定器ケースの製造作業の煩雑化並びに長時間化を
招いていた。また、安定器ケースが人目に触れるような
場所に設置される場合には、数多くのボルトやビス止め
の箇所が目立ち外観上のデザインを損ねてしまうという
問題もあった。本考案は、上記問題点を解決することを
課題としてなされたものであり、その目的は数少ない固
定作業により完成され、振動による騒音の発生を有効に
防止することのできる安定器ケースを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案に係る安定器ケースは、断面略コ字状で所定
長さを有する両端開口のケース本体部と、該ケース本体
部の前記コ字の脚間開放部を塞ぐ底面プレートと、前記
ケース本体部の両端開口を塞ぐ2つの蓋部と、を含み、
前記ケース本体部は、その両脚部端が所定幅で内方にほ
ぼ直角に屈曲されて底面プレート支え部とされ、前記両
端開口部の内側面には、略コ字状の断面を有しその両脚
部端を所定幅で内方にほぼ直角に屈曲して底面プレート
押え部とした補強部材が、前記ケース本体部の端部から
一部突出するようにかつ前記底面プレート押え部の外側
面と前記底面プレート支え部の内側面との間に所定間隔
を開けた状態となるように固着され、前記底面プレート
は、その端縁部に前記底面プレート支え部と底面プレー
ト押え部との間隔にほぼ等しい高さの立ち上げ部が形成
され前記底面プレート支え部と底面プレート押え部との
間に嵌合装着され、前記2つの蓋部は、前記補強部材の
前記ケース本体部両端から突出する部分に被せられて固
着されている。
【0005】
【作用】上記構成の安定器ケースによれば、まずケース
本体部自体は、特に接合部を有していないので、それ自
体振動により騒音が発生することはない。次に、底面プ
レートは上記断面略コ字形状に形成されたケース本体部
の脚間開放部を塞ぐものであるが、その端縁部には立ち
上げ部が形成されており、これにより全体としての耐変
形性が向上している。そして、底面プレートの立ち上げ
部は、ケース本体部の開口された両端の内側面に固着さ
れた補強部材の底面プレート押え部とケース本体部の底
面プレート支え部との間に嵌合装着されるので、その高
さは、それらの間の間隔とほぼ同様とされている。従っ
て、底面プレートはケース本体部にて上下両方向から、
かつ所定範囲の面接触状態でしっかりと装着されること
になり、単独での振動の発生が有効に抑制されている。
【0006】さらに、ケース本体部の両端開口を塞ぐ2
つの蓋部は、ケース本体部の両端から突出した上記補強
部材の部分に被せられるので、ケース本体部にトランス
などから伝えられた振動が直接蓋部に伝達されるのでは
なく補強部材を介して伝達されるので、その振動伝達時
の騒音の発生が緩和され、またケース本体部の両端部内
側面に補強部材が固着されているので、その部分につい
ては壁部が二重構造となっており、ケース本体部の中央
部分から伝達されてきた振動はその部分で減衰されさら
に蓋部に伝わっていくので、騒音の発生が有効に解消さ
れるものである。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例につい
て詳細に説明する。図1は、実施例に係る安定器ケース
の分解斜視図である。安定器ケース10は4つの部材、
ケース本体部12、底面プレート14、2つの蓋部1
6、17から形成される。ケース本体部12は、図2に
示したようにその断面形状を略コ字状とし所定長さを有
するように一体成形されている。そして、特徴的なこと
は、コ字形状を形成する2つの脚部12a、12bの端
部には、内方にほぼ直角に屈曲されて鍔状の形状とされ
た底面プレート支え部18が形成されている。
【0008】さらに、ケース本体部12の両端開口部に
は図1及び図3の構成説明図に示したように補強部材2
0、21が設けられている。補強部材20a、20bは
ケース本体部12の両端開口部分の内側面に溶接などに
よりしっかりと固着され、そ一部がケース本体部12の
両端から突出するように設けられている。すなわち図4
の概略断面図で示したように、破線100で囲った部分
では、ケース本体部12の両端部分の壁部と補強部材2
0とによって二重壁部構造とされている。また、補強部
材20、21の両脚部20a、20b、21a、21b
の部端は、ケース本体部12と同様に内方にほぼ直角に
屈曲され鍔状の底面プレート押え部22とされ、それら
脚部20a、20b、21a、21bの高さは、ケース
本体12の脚部12a、12bの高さよりも低く構成さ
れている。
【0009】次に、底面プレート14は、その端縁全域
にわたってほぼ直角に立設された立ち上げ部14aが形
成されており、底面プレート14のしなりが有効に防止
されている。次に、蓋部16及び17は、上記ケース本
体部12から突出する補強部材20、21の部分に外部
から被せることができるようにその形状及び内経が設定
されている。また、その側壁面16a、17aの部分に
は、それぞれ3箇所にケース本体部12に固定するため
の締結部材挿通用の切欠部19が形成されている。次
に、上記実施例に係る安定器ケースの組立について説明
する。収納物である安定器を底面プレート14上に設置
し、その状態で底面プレート14を上記ケース本体部1
2の底面プレート支え部18と補強部材20の底面プレ
ート押え部22との間にケース本体部12の開放端側か
ら挿し込み、あるいはケース本体部12の両脚部12
a、12bをやや広げた状態として下方から取り付け
る。
【0010】図5は、このようにして取り付けられた底
面プレート14の納り状態を示す概略部分断面図てあ
り、図示のように、底面プレート14は底面プレート支
え部18と底面プレート押え部22との間に面接触状態
でしっかりと上下方向から押えられて装填されている。
次に、底面プレート14を装填した状態で蓋部16、1
7をケース本体部12の両端に被せる。図4は蓋部16
が被された状態の概略部分断面図であり、同図(A)に
示したように蓋部16は補強部材20及び底面プレート
14全体を覆うように被せられている。そして、外方か
ら切欠部19及び補強部材20側に形成された締結用の
貫通孔の位置で、ボルト22によって締結固定され、ま
た同図(B)に示すように側部側でもボルト23によっ
て締結固定される。本実施例では蓋部16、17にそれ
ぞれ3個ずつの合計6個のボルトにより固定作業が行わ
れる。
【0011】以上のような各部材の構成並びに組立動作
によれば、内部に設置されたトランスへの通電により発
生する磁場の影響により振動が生じ、ケース本体部12
あるいは底面プレート14にその振動が伝達された場
合、その振動は補強部材20によって二重壁部構造とさ
れた部分100を介して蓋部16、17側に伝達される
ので、その振動は大きく減 されて伝わる。従って、蓋
部16、17の被せ部分に騒音の生じるような振動が生
じることがない。また、底面プレート14の一部にトラ
ンスなどから振動が伝達された場合でも、底面プレート
14の立ち上げ部14aが形成され補強されているの
で、振動は減衰され、さらにその立ち上げ部14aは底
面プレート支え部18及び底面プレート押え部22とで
下方及び上方から面接触状態で押えられているので、よ
り確実にその振動が減衰される。従って、底面プレート
14の部分においても騒音の発生するような振動が生じ
ることが有効に防止される。
【0012】このように、単なる箱状に安定機ケースを
形成するのではなく屈曲部(18、22、14a等)を
多く設け、かつ2重構造も付加し、また最も騒音の生じ
易い底面プレート14とケース本体部12との間の取付
けも面接触状態で底面プレート14を押え付けるように
しているので、少ない締結部材で全体を組み立てること
ができ、かつ騒音発生を有効に防止することができる。
なお、本考案は、上記実施例の構成に限定されるもので
はなく、考案の要旨の範囲内で種々の変形が可能であ
る。例えば、ボルトによる締結箇所並びにその位置につ
いては種々の変形が可能であり、底面プレート14の立
ち上げ部14aとケース本体部12の側面との接触部の
所定箇所でボルトによる締結を行うことも可能である。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の安定器ケ
ースによれば、少ない締結部材数でケース全体をしっか
りと組立て構成することができ、作業時間の短縮化並び
に締結部材による外観のデザイン性の劣化を有効に防止
することができる。また、各部材が面接触状態で接合あ
るいは装着されているので、振動を有効に減衰させるこ
とができ、振動の伝達に基づく部材相互のぶつかりによ
る騒音の発生も有効に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る安定器ケースの分解斜視図であ
る。
【図2】ケース本体部の断面形状説明図である。
【図3】補強部材の装着された状態のケース本体部構成
説明図である。
【図4】(A)及び(B)は組み立てられた状態の安定
器ケースの蓋部の部分の概略部分断面図及び部分側面図
である。
【図5】底面プレートのケース本体部への装填状態を示
す部分概略断面図である。
【符号の説明】
10 安定器ケース 12 ケース本体部 14 底面プレート 14a 立ち上げ部 16、17 蓋部 18 底面プレート支え部 20 補強部材 22 底面プレート押え部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略コ字状で所定長さを有する両端開
    口のケース本体部と、該ケース本体部の前記コ字の脚間
    開放部を塞ぐ底面プレートと、前記ケース本体部の両端
    開口を塞ぐ2つの蓋部と、を含み、 前記ケース本体部は、 その両脚部端が所定幅で内方にほぼ直角に屈曲されて底
    面プレート支え部とされ、 前記両端開口部の内側面には、略コ字状の断面を有しそ
    の両脚部端を所定幅で内方にほぼ直角に屈曲して底面プ
    レート押え部とした補強部材が、前記ケース本体部の端
    部から一部突出するようにかつ前記底面プレート押え部
    の外側面と前記底面プレート支え部の内側面との間に所
    定間隔を開けた状態となるように固着され、 前記底面プレートは、その端縁部に前記底面プレート支
    え部と底面プレート押え部との間隔にほぼ等しい高さの
    立ち上げ部が形成され前記底面プレート支え部と底面プ
    レート押え部との間に嵌合装着され、 前記2つの蓋部は、前記補強部材の前記ケース本体部両
    端から突出する部分に被せられて固着されることを特徴
    とする安定器ケース。
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JPH0736481U JPH0736481U (ja) 1995-07-04
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JP2007149918A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Daikin Ind Ltd 電装品箱

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