JP2591905Y2 - 工具取付装置 - Google Patents

工具取付装置

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JP2591905Y2
JP2591905Y2 JP1991051709U JP5170991U JP2591905Y2 JP 2591905 Y2 JP2591905 Y2 JP 2591905Y2 JP 1991051709 U JP1991051709 U JP 1991051709U JP 5170991 U JP5170991 U JP 5170991U JP 2591905 Y2 JP2591905 Y2 JP 2591905Y2
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JP
Japan
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cylinder
tool
robot
machining
tools
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JP1991051709U
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努 井沢
俊幸 上野
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数の工具を支持し得
る工具取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、切削、穴あけなどの機械加工
を行う工具が支持される装置であって、産業用ロボット
の手首に取付けられて用いられる工具取付装置が知られ
ている。そして、このように支持された工具により加工
する際の被加工物、カッタ工具、及びロボット等の保護
装置も種々のものがある。
【0003】例えば、用いられる工具が電動の工具の場
合は、工具の負荷電流に上限を設け、この上限を超える
とロボット側に適応制御を働かせるものが知られてい
る。また、ロボットの衝突検出機能を用いる装置も知ら
れている。この一方、圧縮空気であるエアにより作動す
る工具の場合は、工具取付装置に工具が移動して逃げる
逃げ機構が設けられているものが知られている。
【0004】この逃げ機構を有するものとして、図6及
び図7に示すようなものが一例として、知られている。
これらの図に示す工具取付装置33は、ロボットの手首
と連結される接続部35の下側に支持台36があり、こ
の支持台36にドリル44の取付けられた電気ルータ4
2が支持されると共に、ドリル43の取付けられたエア
ドリル41が支持されている。
【0005】また、エアドリル41は、支持台36に対
して摺動するように、LMガイド38を介して支持台3
6に支持されており、シリンダ45のシリンダロッド4
6により位置規制されている。つまり、エアシリンダ4
1に過大な負荷が加わると、シリンダ45の力に抗して
リニアガイド38上をエアドリル41が移動することと
なる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】前述のような工具取付
装置で複数のエアドリルをロボットの手首に取付ける場
合、単独の逃げ機構をそれぞれのエアドリルに対応して
設置する必要がある。従って、このような場合、工具取
付装置が大きくなると共に重くなり、結果として、被加
工物と工具取付装置とが干渉し易くなったり、ロボット
の動作が不正確となる虞れを有したりするという課題が
生ずることとなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案による工具取付装
置は、同一軸線上であって相互に異なる方向に向くよう
な位置関係で移動台に支持される一対の工具と、該移動
台を前記軸線に沿って移動可能に支持し且つロボットに
連結される接続部と、該接続部に取付けられ且つシリン
ダロッドが前記移動台に連結されて前記移動台を前記軸
線に沿って移動し得るシリンダであって、前記一対の工
具による加工時に、前記一対の工具のうちの加工を行う
工具側に前記シリンダロッドが移動され、このシリンダ
ロッドが、前記加工を行う工具に過大な負荷が加わった
ときにこの過大な負荷により前記加工を行う工具側と反
対側に前記移動台と共に移動して、前記加工を行う工具
を前記反対側に逃がすシリンダと、該シリンダに取付け
られ、前記シリンダロッドが前記過大な負荷により前記
反対側に移動したことを検出する検出器とを有し、該検
出器による検出信号を前記ロボット側に送って前記ロボ
ットによる前記加工を行う工具の送り動作を制御せしめ
るよう構成したことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】一対の工具のいずれか一方により加工を行う際
には、シリンダのシリンダロッドを加工する工具側に移
動し、予め工具の逃げ動作が可能となるようにする。加
工時において、工具に過大な負荷が加わった場合、工具
の軸線方向に沿って移動台が移動し、工具が逃げて負荷
が緩和される。そして、この移動を検出器が検出する。
他方の工具により加工を行う際にも上記と同じく作用す
るが、この他方の工具も同じ移動台に支持されている
為、一つのシリンダにより一対の工具の逃げ動作がそれ
ぞれ実行される。
【0009】
【実施例】本考案の一実施例に係る工具取付装置を図1
から図5に示し、これらの図に基づき本実施例を説明す
る。
【0010】図1に示すように、ロボット1の手首部分
2に本装置3が連結されており、本装置の拡大側面図を
図2に示し、同じく拡大平面図を図3に示し、同じく拡
大正面図を図4に示す。
【0011】図2及び図4に示すように、ロボット1の
手首2にねじ止められて連結する接続部5の下部には、
支持台6が固定されており、支持台6に、図2上、左右
方向に移動し得るようにリニアベアリングであるLMガ
イド8を介して、移動台9が支持されている。移動台9
には、相互に背面同士が対向するように、同一軸線上で
あって相互に異なる方向の向きで取付けられる一対の工
具であるエアドリル11,12がこの軸線に沿って移動
し得るように、固定されている。図2上、左側に位置す
るエアドリル11には、ホールカッタ13が取付けら
れ、右側に移動するエアドリル12には通常のドリル1
4が取付けられている。従って、一対のエアドリル1
1,12は支持台6に対して移動可能に支持されること
となる。
【0012】一方、支持台6には、エアドリル11,1
2を移動する為のシリンダ15が取付けられており、シ
リンダ15のシリンダロッド16が、移動台9から突出
するように移動台9に取付けられた突部17と、連結さ
れている。そして、図3のA−A矢視図を表す図5に示
すように、移動台9に固定された係止片21が支持台6
にねじ止められたストッパ22により当接することによ
り、シリンダロッド16のストロークが決められること
になる。
【0013】また、シリンダ15には、シリンダロッド
16がそのストロークの右端位置と左端位置にそれぞれ
位置しているかを検出する一対の検出器であるリミット
スイッチ18,19が取付けられている。従って、シリ
ンダ15の作動により、移動台9が図2上、左右に移動
し、それぞれの位置に適正に移動しているかをリミット
スイッチ18,19のいずれかで検出し得ることとな
る。
【0014】さらに、リミットスイッチ18,19はロ
ボット1の制御装置に接続されており、ロボット1の適
応制御がエアドリル11,12の位置に対応して行われ
るようになっている。尚、26はシリンダロッド16の
速度を調整するスピードコントローラであり、27はエ
アドリル11,12にエアを送るためのエルボユニオン
である。
【0015】一方、図3に示すように、支持台6には、
これらのエアドリル11,12と異なる電動の工具であ
る電気ルータ23が直接支持されており、電気ルータ2
3にストレートビッド24が取付けられている。従来、
これら3つの工具の選択的使用が可能となる。
【0016】次に、上記構成を有する本実施例の装置の
作用について説明する。
【0017】まず、図2上、左側のエアドリル11を用
いて加工を行う場合は、ロボット1側からの信号により
シリンダ15を作動して、シリンダロッド16を左側に
移動し、リミットスイッチ18をONの状態とする。そ
して、ホールカッタ13で穴加工を行うが、加工の際に
負荷が過大となると、エアドリル11を左側に押してい
るシリンダ15のシリンダロッド16がこの負荷により
右側に逃げて、シリンダ15がクッションとなる。さら
に、このシリンダロッド16の動きをリミットスイット
18がOFFの状態となることで検出して、ロボット1
側にこの信号を送り、ロボット1の適応制御を働かせ
る。この結果、ロボット1の送り動作の動きが停止す
る。
【0018】この時、エアドリル11は回りつづけてい
る為、穴加工は継続されることとなり、穴加工が一定量
の深さだけ行われるとエアドリル11が進行して、再
度、リミットスイッチ18がONの状態となる。そし
て、ロボット1が再度作動して、手首2を移動し穴加工
が継続される。さらに、以上の動作の繰返しが穴加工の
終了まで続くこととなる。尚、リミットスイッチ18の
OFF状態が何秒間か続く場合は、エアドリル11の異
常と判定される。
【0019】この一方、図2上、右側のエアドリル12
を用いて加工を行う場合も、ロボット1側からの信号に
より、シリンダ15を作動してシリンダロッド16を図
上、右側に移動し、リミットスイッチ19をONの状態
とする。そして、前述のエアドリル11による加工と同
様の動作で穴加工を行うこととする。
【0020】尚、本実施例において、用いられるリミッ
トスイッチ18,19としては、機械式,電磁式,静電
式などの近接スイッチ等が考えられるが、これに限定さ
れるものではない。
【0021】
【考案の効果】本考案の工具取付装置によれば、移動可
能に支持された移動台に一対の工具の背面側を対向して
取付け、一台のシリンダでこれらの工具への過大負荷を
軽減するような構造とした結果、工具の逃げ機構が簡素
化,軽量化されて、工具取付装置のコストダウンが図ら
れることとなった。
【0022】さらに、工具取付装置の重量の軽減が図ら
れた為、ロボットに加わる負荷が減少し、ロボットの動
作の正確性が向上する。また、複数の工具をそれぞれ別
個に支持する構造とした場合、自動工具交換装置が必要
となると共に、工具取換えの為の時間が必要となり、作
業の生産性が下がるが、本考案によれば、ロボットシス
テムが簡素化され、生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を採用したロボットシステム
の説明図である。
【図2】本考案の一実施例に係る拡大側面図である。
【図3】本考案の一実施例に係る拡大平面図である。
【図4】本考案の一実施例に係る拡大正面図である。
【図5】図3A−A矢視図である。
【図6】従来技術に係る工具取付装置の側面図である。
【図7】従来技術に係る工具取付装置の平面図である。
【符号の説明】
1 ロボット 3,33 工具取付装置 5,35 接続部 6,36 支持台 8,38 LMガイド 9 移動台 11,12,41 エアドリル 15,45 シリンダ 16,46 シリンダロッド
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23Q 1/00 - 1/76 B23Q 5/58 B23Q 11/00 B23B 47/24

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一軸線上であって相互に異なる方向に
    向くような位置関係で移動台に支持される一対の工具
    と、 該移動台を前記軸線に沿って移動可能に支持し且つロボ
    ットに連結される接続部と、 該接続部に取付けられ且つシリンダロッドが前記移動台
    に連結されて前記移動台を前記軸線に沿って移動し得る
    シリンダであって、前記一対の工具による加工時に、前
    記一対の工具のうちの加工を行う工具側に前記シリンダ
    ロッドが移動され、このシリンダロッドが、前記加工を
    行う工具に過大な負荷が加わったときにこの過大な負荷
    により前記加工を行う工具側と反対側に前記移動台と共
    に移動して、前記加工を行う工具を前記反対側に逃がす
    シリンダと、 シリンダに取付けられ、前記シリンダロッドが前記過
    大な負荷により前記反対側に移動したことを検出する検
    出器とを有し、 該検出器による検出信号を前記ロボット側に送って前記
    ロボットによる前記加工を行う工具の送り動作を制御せ
    しめるよう構成した ことを特徴とする工具取付装置。
JP1991051709U 1991-07-04 1991-07-04 工具取付装置 Expired - Lifetime JP2591905Y2 (ja)

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JPH055382U JPH055382U (ja) 1993-01-26
JP2591905Y2 true JP2591905Y2 (ja) 1999-03-10

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