JP2591665Y2 - 車両の荷重測定装置 - Google Patents

車両の荷重測定装置

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JP2591665Y2
JP2591665Y2 JP1993011526U JP1152693U JP2591665Y2 JP 2591665 Y2 JP2591665 Y2 JP 2591665Y2 JP 1993011526 U JP1993011526 U JP 1993011526U JP 1152693 U JP1152693 U JP 1152693U JP 2591665 Y2 JP2591665 Y2 JP 2591665Y2
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両の荷重測定装置に
係り、詳しくは車両の荷重測定に用いるひずみゲージ式
センサ等の配置に特徴がある車両の荷重測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両の荷重測定は、主として
トラック等の大型車両に対しておこなわれている。これ
は、トラック等に過積載をおこなうと、車両自体の運転
操作性に支障が生じ交通事故の要因となるばかりでなく
車両や路面の傷みの要因ともなるので、これを防止する
目的でおこなわれている。通常、車両の荷重測定は、路
上に設置した荷重測定装置によっておこなわれ、荷重変
換器を備えた載荷板上に車輪を載せて、その車輪の輪重
量あるいは軸重量を測定し、これらの輪重量等を加算し
て車両重量を求め、更に測定された車両重量から乗車人
員や車両自体の重量を減算して積載された荷重量を求め
ていた。
【0003】しかしながら、上述した荷重測定装置は装
置自体が大きく、かつ設置コストが嵩むため設置場所や
設置台数が非常に制限される。このため、積載重量の測
定を受け得る車両数は全体車両のごく一部に過ぎず、過
積載を防止するには不十分であった。そこで、図9に示
すように、アクスルケース(車軸)61とリーフスプリ
ング62の間にひずみゲージ式センサ(センシング素
子)63を挟んで固定し、このセンサ63に加わる荷重
によるひずみ量を測定して積載重量を各車両毎に測定す
るようにしたものがある。
【0004】また、車両が大型で後輪が前後にわたって
取り付けられている場合には、アクスルケースが前後に
二列になっているため、図10に示すように、リーフス
プリング72はその中央部が取付金具73によって車体
に固定され、該リーフスプリング72の両端部はそれぞ
れアクスルケース74,75の上側に位置するようにな
っている。この場合、車載重量によってリーフスプリン
グ72の湾曲度が変わりアクスルケース74,75間と
の相対的長さが変わるため、アクスルケース74,75
の上面には半球状のスライドプレート76,77が配置
されていて、リーフスプリング72の端部がこれらのス
ライドプレート76,77面上をスライドできるように
なっている。
【0005】したがって、この場合には、センサ78,
79はアクスルケース74,75の上面に固定されて、
その上に前記スライドプレート76,77が固定される
構成をとる。このようにすると、積載重量の変化による
リーフスプリング72の湾曲によって生じるセンサ7
5,76への横荷重がなくなるので、正確な検出値を得
ることができる。なお、図11は図10の一部を拡大し
た図である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにアクスルケースの上面にひずみゲージ式センサ
を配置して、該ひずみゲージ式センサの上面でリーフス
プリングを受けるようにすると、センサの高さだけ車両
の荷台が高くなってしまう。このため、積み荷作業時の
作業性が悪くなり、作業効率の低下が起こるとともに作
業者への負担を増大させる結果ともなる。
【0007】本考案は、ひずみゲージ式センサ等のセン
シング素子の構造や配置に特徴を持たせ、車高のアップ
度を抑えた車両の荷重測定装置を提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、センシング素
子を用いて車両の荷重を測定する車両の荷重測定装置に
おいて、前記センシング素子は長手方向の伸縮を歪みと
して検知して前記車両に掛かる荷重を計測する歪みセン
シング素子であり、前記車両のサスペンションに用いら
れているリーフスプリングとアクスルケースとの間に長
手方向が略水平方向に向くように介挿される、アーチ形
状のスライドプレートの内部または前記アーチ形状が形
成する凹状の空所部分、および車高調整用プレートの内
部に設けられた空所のうち、少なくともいずれか一種類
のプレートの少なくとも一つの部分に、該スライドプレ
ートまたは該車高調整用プレートの長手方向と前記セン
シング素子の前記伸縮を歪みとして検知する長手方向と
が平行に揃うように前記センシング素子を配置したこと
を特徴としている。
【0009】また、本考案は、センシング素子を用いて
車両の荷重を測定する車両の荷重測定装置において、車
両のアクスルケースをリーフスプリングに対して縛り付
けるように結合するUボルトを締結するために用いられ
るフランジであって、アクスルケースの頂部よりも下側
であってかつ前記アクスルケース内のアクスル軸の中心
線と略同じ高さの位置で前記アクスルケースを中心とし
てその側面の両方向にそれぞれ突設した形状に形成して
なるフランジと、前記フランジの上面と前記リーフスプ
リングの下面との間に介挿されたセンシング素子とを備
えたことを特徴としている。
【0010】また、本考案は、センシング素子を用いて
車両の荷重を測定する車両の荷重測定装置において、前
記車両のサスペンションに用いられているリーフスプリ
ングの端部に設けられたピンと前記車両のシャシ側の支
持部材に設けられたピンとの間に、該ピンの軸と平行に
主面が配置される板体状の部材を備えたシャックルであ
って、少なくとも前記両ピン間に結合される前記板体状
の部材は一つの材料で一体に形成されており、少なくと
も該部材の前記主面の中心部は厚さ方向に肉薄の肉薄部
分を形成してなるシャックルと、長手方向の撓みまたは
伸縮を歪みとして検知する歪みセンシング素子であって
前記シャックルの前記主面の肉薄部分に配置されて該部
分の歪みを検知する歪みセンシング素子とを備えたこと
を特徴としている。
【0011】また、本考案は、センシング素子を用いて
車両の荷重を測定する車両の荷重測定装置において、前
記車両のサスペンションに用いられている主リーフスプ
リングおよび補助リーフスプリングであって、前記車両
に掛かる荷重が増加するにつれて前記主リーフスプリン
グのみから前記補助リーフスプリングにも前記荷重が分
散して掛かるように配設された主リーフスプリングおよ
び補助リーフスプリングと、前記主リーフスプリングの
前記車両のシャシに対する結合部分に配置されて該主リ
ーフスプリングに掛かる荷重を計測する第1のセンシン
グ素子と、前記補助リーフスプリングの前記車両のシャ
シに対する結合部分に配置されて該補助リーフスプリン
グに掛かる荷重であって、前記第1のセンシング素子で
計測された荷重の値と合算されて前記車両に掛かってい
る荷重を演算可能な補助リーフスプリングに掛かる荷重
を計測する第2のセンシング素子とを備えたことを特徴
としている。
【0012】
【作用】請求項1記載の本考案のセンシング素子を用い
て車両の荷重を測定する車両の荷重測定装置において
は、スライドプレートあるいは車高調整用プレートが車
高を微調整するような用途に用いられる一般に薄手の部
材で、しかもアクスル軸直上に配置されて車重が集中す
るであることを利用し、このスライドプレートあるいは
車高調整用プレートの中に空所を設けてセンシング素子
を配置し、しかも空所内にセンシング素子をその長手方
向がスライドプレートと平行方向となるように配置して
いるので、スライドプレートあるいは車高調整用プレー
トの圧縮荷重すなわち積載荷重に対する水平方向の伸縮
歪みが大きくなり、この水平方向の拡大されて計測し易
くなった伸縮歪みをセンシング素子が計測するようにな
って、車高アップを回避しつつ効果的に正確な車重計測
を行うことができる。
【0013】請求項2記載の本考案のセンシング素子を
用いて車両の荷重を測定する車両の荷重測定装置におい
ては、車両のアクスルケースをリーフスプリングに対し
て縛り付けるように結合するUボルト等を締結するため
に用いられるフランジを、アクスルケースの頂部よりも
下側であってかつ前記アクスルケース内のアクスル軸の
中心線と略同じ高さの位置で前記アクスルケースを中心
としてその側面の両方向にそれぞれ突設した形状に形成
し、その上面と前記リーフスプリングの下面との間にセ
ンシング素子を介挿させたので、車高アップを回避する
ことができると共に、フランジをアクスル軸の中心線と
略同じ高さに配置できることで、そのアクスル軸を中心
として最も対称性の良好な位置にセンシング素子を配置
することができ、車両の姿勢変化の影響を極めて受けや
すい部分であるサスペンション部のアクスル軸付近であ
ってもその左右に配置された2つのセンシング素子には
最も対称性の高い均等な荷重が印加されることになって
正確な車重計測を行うことができる。
【0014】請求項3記載の本考案のセンシング素子を
用いて車両の荷重を測定する車両の荷重測定装置におい
ては、シャックルが肉薄化された肉薄部あるいはさらに
その部分がくりぬかれて空所形成された一体成型のもの
であって、その最も荷重が集中する部分でありかつ最も
大きな撓み量が最も直接的に計測可能な部分である、そ
のシャックルの主面つまり最も平面的な部分のほぼ中央
部の肉薄化された肉薄部にセンシング素子を配置してい
るので、シャックルにおける最も直接的で最も大きな撓
み量を計測することができ、車高アップを回避しつつ正
確な車重計測を実現することができる。
【0015】請求項4記載の本考案のセンシング素子を
用いて車両の荷重を測定する車両の荷重測定装置におい
ては、主リーフスプリングと補助リーフスプリングとを
用いたサスペンションを備えた車両において、主リーフ
スプリングで受ける荷重を検知するセンシング素子を主
リーフスプリングの車両のシャシに対する結合部分に、
補助リーフスプリングえ受ける荷重を検知するセンシン
グ素子を補助リーフスプリングの車両のシャシに対する
結合部分にそれぞれ配置しているので、荷重が増加する
につれて主リーフスプリングと補助リーフスプリングに
分散され、主リーフスプリングに配置したセンシング素
子のみからは正確に計測できない荷重を、主リーフスプ
リングと補助リーフスプリングとにそれぞれ配置したセ
ンシング素子によって個別に検知し、それらの荷重の計
測値を合計可能とし、車高アップを招くことなく車両に
かかるトータルの正確な荷重を計測することができる。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の実施例について
説明する。
【0017】図1(a)には、車両の荷台フレーム1、
アクスルケース2、リーフスプリング3、車高調整用プ
レート5等の組立部分が分解斜視図として示されてお
り、該荷台フレーム1の側面には、2基の支持部1aが
設けられていて、該支持部1aによって前記リーフスプ
リング3の両端が支持されている。また、該リーフスプ
リング3の中央部は取付け部材6により前記アクスルケ
ース2に固定されており、これらリーフスプリング3と
アクスルケース2との間に前記車高調整用プレート5が
挟持されている。
【0018】本考案に係る車両の荷重測定装置に用いる
ひずみゲージ式のセンシング素子は前記車高調整用プレ
ート5に内蔵されており、該プレート5は、図1(b)
に詳示するように、形状は厚みの有る長方形の板状であ
って、その中央に凹部5aが設けられていて、該凹部5
a内にセンシング素子7が接着剤あるいは溶接等によっ
て嵌合固定されている。なお、該センシング素子7から
引き出されたリード線および荷重測定用の機器は図示し
ていない。
【0019】このように、アクスルケース2とリーフス
プリング3との間に挟まれた車高調整用ブレート5内
に、ひずみゲージ式のセンシング素子7を嵌合させたの
で、従来のアクスルケースとリーフスプリングとの間に
センシング素子を挟んだものと比べて、荷台の高さのア
ップ量を低く抑えることができ、積み荷作業における作
業性の低下を招かない。
【0020】次に、本考案の第2の実施例について説明
する。図2には、車両が大型で後輪が前後にわたって取
り付けられている場合のアクスルケース12(12a,
12b)、リーフスプリング13、スライドプレート1
5(15a,15b)等の組立部分が分解斜視図として
示されている。この場合、アクスルケース12が前後に
二列になっているため、リーフスプリング13はその中
央部が図示せぬ荷台フレームに取り付けられており、該
リーフスプリング13の両端部はそれぞれアクスルケー
ス12の上側に位置するようになっている。
【0021】また、車載重量によってリーフスプリング
13の湾曲度が変わりアクスルケース12との相対的長
さが変わるため、アクスルケース12の上面には断面半
球状のスライドプレート15(15a,15b)が配置
されていて、リーフスプリング13の端部がこれらのス
ライドプレート15面上をスライドできるようになって
いる。
【0022】前記スライドプレート15内に、本実施例
に係る車両の荷重測定装置に用いるひずみゲージ式のセ
ンシング素子7が嵌合されている。このようにすると、
積載重量の変化によるリーフスプリング13の湾曲によ
って生じるセンシング素子7への横荷重を受けることが
なくなるので、正確な検出値を得ることができるととも
に、荷台の高さのアップを招かないので、積み荷作業に
おける作業性を低下させることがない。また、センシン
グ素子7を構成するケース等の部品が不要となるので、
組立が簡単になるとともにコストダウンを図ることがで
きる。
【0023】次に、本考案の第3の実施例について説明
する。なお、第1の実施例のところで説明したものと同
一部材には同一符号を付す。
【0024】図3には、本考案実施例に係る荷重測定装
置に使用するひずみゲージ式のセンシング素子10の配
置構成が示されている。図に示すように、断面四角形の
アクスルケース4の上下面にセンサ取付け台11,11
が嵌合されている。該センサ取付け台11は断面視で中
央部が凹型に凹んでおり、左右は平らなフランジ部11
aとなっていて、この部分には図示せぬネジ孔が開けら
れた形状のものである。このセンサ取付け台11をアク
スルケース4の上下面から被せて、そのフランジ部11
aのところにそれぞれひずみゲージ式センシング素子1
0を配置し、ネジ20とナット21で固定している。
【0025】また、それぞれのセンシング素子10の上
面はリーフスプリング13の下面に接しており、コ字状
の止金具22を用いて、ずれないように固定されてい
る。この状態で、アクスルケース4の上面に被せたセン
サ取付け台11の上面と、リーフスプリング13の下面
との間には若干の隙間が設けられており、リーフスプリ
ング13に掛かる重量はセンシング素子10とセンサ取
付け台11とを介してアクスルケース4に掛かるように
なっている。このセンシング素子10を取り付けたこと
による荷台フレーム1の高さアップ量は、アクスルケー
ス4の上面とリーフスプリング13の下面との間隔dと
なる。
【0026】この間隔dは、センシング素子10自体の
高さよりも狭くすることができるので、荷台の高さのア
ップ量を低く抑えることができ、積み荷作業における作
業性の低下を招かない。
【0027】次に、本考案の第4の実施例について説明
する。
【0028】図4には、本考案の第4の実施例に係る荷
重測定装置が使用されている車両の側面が示されてい
る。通常、大型車両のアクスルケース34は、図に示す
ように、リーフスプリング33に取り付けられており、
該リーフスプリング33の一端は荷台フレーム31に取
り付けられたブラケット35aに支持されていて、リー
フスプリング33の他端はシャックル32を介して同様
に荷台フレーム31に取り付けられたブラケット35b
に支持されている。
【0029】このような構造の場合に、荷重を測定する
には、一般にブラケット35bとシャックル32とを結
合するシャックルピン36にセンシング素子を取り付け
て、その剪断力を測定するようにしている。ところが、
センシング素子を組み込むためには、シャックルピン3
6の中心部に穴を開けてその中にセンシング素子を入れ
る必要があり、シャックルピン36の径が小さい場合、
この穴加工のためシャックルピン36の強度を低下させ
てしまう恐れがある。
【0030】そこで、本実施例では、ひずみゲージ式の
センシング素子37を、図5(a)の正面図に示すよう
に、シャックル32の肉薄部(肉盗みと称される)32
aの所に取り付けている。センシング素子37がひずみ
ゲージ式の場合には、肉薄部32aの所に張りつけるよ
うにし、センシング素子37が磁歪型の場合には、図5
(b)の断面図で示すように、肉薄部32aをくりぬい
て、その中に嵌め込むようにしてもよい。また、シャッ
クル32の肉薄部32aの所が厚さゼロの所謂空所にな
っている場合には、磁歪型のセンシング素子37をこの
空所の上下端をブリッジするように配置して溶接等によ
り固着する方法もある。シャックル32の肉薄部32a
あるいは空所になっている部分は、通常、力が殆どかか
らないため、重量の軽減的見地からこのような構造とな
っている。したがって、この部分にセンシング素子37
を取り付ける細工をしてもシャックル32の強度になん
らの影響も与えず、また荷台の高さのアップも招かない
ので、積み荷作業における作業性を低下させることがな
い。
【0031】次に、本考案の第5の実施例について説明
する。
【0032】図6には、本考案の第5の実施例に係る荷
重測定装置が使用されている車両の側面が示されてい
る。通常、後輪1軸型の大型トラックのサスペンション
は、図に示すように、アクスルケース52を支持する主
リーフスプリング53と、該主リーフスプリング53の
上側に重ねるように取り付けられている補助リーフスプ
リング54とで構成されている。主リーフスプリング5
3は荷台フレーム51に取り付けられたブラケット55
および支持部材56によって支持されており、補助リー
フスプリング54はフリーになっている。
【0033】また、荷台フレーム51側には補助リーフ
スプリング直当ブラケット58,58が取り付けられて
おり、車両が凹凸のある路面を走行するとき、車両の大
きな揺れがあると、補助リーフスプリング54が直当ブ
ラケット58,58に当たって揺れを防止するように構
成されている。ところが、車両静止時においても、積載
量が定積の40%程度になると補助リーフスプリング5
4が直当ブラケット58に接触しはじめるので、積載荷
重を測定するセンシング素子を主リーフスプリング53
のブラケット55,56のピンのみに取り付けていたの
では正確な測定がおこなえない。
【0034】そこで、本実施例では、図7に示すよう
に、補助リーフスプリング直当ブラケット58の下側ケ
ース58a側面にもセンシング素子を組み込んだセンサ
57を配置するようにしたのである。なお、図8に示す
ように、直当ブラケット58の下側ケース58aと上側
ケース58bとの間にセンシング素子57を挟むように
してもよい。
【0035】このようにした、本考案によれば、補助リ
ーフスプリング54への荷重も主リーフスプリング53
の荷重と合算した、トータルの荷重を測定できるため、
正確な積載荷重を測定することができる。また荷台の高
さのアップも招かないので、積み荷作業における作業性
を低下させることがない。
【0036】なお、上述した種々の実施例では、センシ
ング素子として、主としてひずみゲージ式を用いたが、
これ以外に、磁歪式、ピエゾ式等の各種のセンシング素
子を称することが可能である。
【0037】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1記載の考
案によれば、スライドプレートあるいは車高調整用プレ
ートの圧縮荷重すなわち積載荷重に対する水平方向の伸
縮歪みが大きくなり、この水平方向の拡大されて計測し
易くなった伸縮歪みをセンシング素子が計測するように
なっているので、効果的に正確な車重計測を行うことが
できると共に、車高アップを招くことがないので積み荷
作業における作業性の低下を招かず、作業者への負担を
増大させることがなくなる。
【0038】請求項2記載の考案によれぼ、フランジを
アクスル軸の中心線と略同じ高さに配置できることで、
そのアクスル軸を中心として最も対称性の良好な位置に
センシング素子を配置することができ、車両の姿勢変化
の影響を極めて受けやすい部分であるサスペンション部
のアクスル軸付近であってもその左右に配置された2つ
のセンシング素子には最も対称性の高い均等な荷重が印
加されることになるので正確な車重計測を行うことがで
きると共に、車高アップを招くことがないので積み荷作
業における作業性の低下を招かず、作業者への負担を増
大させることがなくなる。
【0039】請求項3記載の考案によれば、シャックル
における最も直接的で最も大きな撓み量を計測すること
ができるので正確な車重計測を実現することができると
共に、車高アップを招くことがないので積み荷作業にお
ける作業性の低下を招かず、作業者への負担を増大させ
ることがなくなる。
【0040】請求項4記載の考案によれば、荷重が増加
するにつれて主リーフスプリングと補助リーフスプリン
グに分散され、主リーフスプリングに配置したセンシン
グ素子のみからは正確に計測できない荷重を、主リーフ
スプリングと補助リーフスプリングとにそれぞれ配置し
たセンシング素子によって個別に検知し、それらの荷重
の計測値を合計可能としているので、車両にかかるトー
タルの正確な荷重を計測することができ正確な車重計測
を行うことができると共に、車高アップを招くことがな
いので積み荷作業における作業性の低下を招かず、作業
者への負担を増大させることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は車両の荷台フレーム、アクスルケー
ス、リーフスプリング、車高調整用プレート等の組立部
分の分解斜視図、(b)はセンシング素子が嵌合された
車高調整用プレートの斜視図である。
【図2】アクスルケース、リーフスプリング、スライド
プレート等の組立部分の分解斜視図である。
【図3】アクスルケース、リーフスプリング、ひずみゲ
ージ式ンシング素子等の組立部分の側面図である。
【図4】車両の側面図である。
【図5】(a)はシャックルにセンシング素子を取り付
けた状態のの正面図、(b)は(a)で示したシャック
ルのB−B線による断面図である。
【図6】補助リーフスプリングが取り付けられた車両の
側面図である。
【図7】補助リーフスプリング直当ブラケットの上側ケ
ース側面にセンシング素子を取り付けた状態の斜視図で
ある。
【図8】補助リーフスプリング直当ブラケットの下側ケ
ースと上側ケースの間にセンシング素子を取り付けた状
態の正面図である。
【図9】従来からおこなわれているひずみゲージ式セン
シング素子の取り付け状態を示す図である。
【図10】同じく従来からおこなわれているひずみゲー
ジ式センシング素子の取り付け状態を示す図である。
【図11】図10に示すものの部分拡大図である。
【符号の説明】
1,31,41,51 荷台フレーム 2,12,42 アクスルケース 3,13,33,43 リーフスプリング 5 車高調整用プレート 7,37,57 センシング素子 10 ひずみゲージ式センシング素
子 15 スライドプレート 32 シャックル 58 補助リーフスプリング直当ブ
ラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 安田 吉孝 神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目25番1 号 いすゞ自動車株式会社 川崎工場内 (56)参考文献 特開 昭56−14922(JP,A) 実開 昭63−35661(JP,U) 実開 平4−99041(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01G 19/08 - 19/12 B60T 8/18

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センシング素子を用いて車両の荷重を測
    定する車両の荷重測定装置において、 前記センシング素子は長手方向の伸縮を歪みとして検知
    して前記車両に掛かる荷重を計測する歪みセンシング素
    子であり、 前記車両のサスペンションに用いられているリーフスプ
    リングとアクスルケースとの間に長手方向が略水平方向
    に向くように介挿される、アーチ形状のスライドプレー
    トの内部または前記アーチ形状が形成する凹状の空所部
    分、および車高調整用プレートの内部に設けられた空所
    のうち、少なくともいずれか一種類のプレートの少なく
    とも一つの部分に、該スライドプレートまたは該車高調
    整用プレートの長手方向と前記センシング素子の前記伸
    縮を歪みとして検知する長手方向とが平行に揃うように
    前記センシング素子を配置したことを特徴とする車両の
    荷重測定装置。
  2. 【請求項2】 センシング素子を用いて車両の荷重を測
    定する車両の荷重測定装置において、 車両のアクスルケースをリーフスプリングに対して縛り
    付けるように結合するUボルトを締結するために用いら
    れるフランジであって、アクスルケースの頂部よりも下
    側であってかつ前記アクスルケース内のアクスル軸の中
    心線と略同じ高さの位置で前記アクスルケースを中心と
    してその側面の両方向にそれぞれ突設した形状に形成し
    てなるフランジと、 前記フランジの上面と前記リーフスプリングの下面との
    間に介挿されたセンシング素子とを備えたことを特徴と
    する車両の荷重測定装置。
  3. 【請求項3】 センシング素子を用いて車両の荷重を測
    定する車両の荷重測定装置において、 前記車両のサスペンションに用いられているリーフスプ
    リングの端部に設けられたピンと前記車両のシャシ側の
    支持部材に設けられたピンとの間に、該ピンの軸と平行
    に主面が配置される板体状の部材を備えたシャックルで
    あって、少なくとも前記両ピン間に結合される前記板体
    状の部材は一つの材料で一体に形成されており、少なく
    とも該部材の前記主面の中心部は厚さ方向に肉薄の肉薄
    部分を形成してなるシャックルと、 長手方向の撓みまたは伸縮を歪みとして検知する歪みセ
    ンシング素子であって前記シャックルの前記主面の肉薄
    部分に配置されて該部分の歪みを検知する歪みセンシン
    グ素子とを備えたことを特徴とする車両の荷重測定装
    置。
  4. 【請求項4】 センシング素子を用いて車両の荷重を測
    定する車両の荷重測定装置において、 前記車両のサスペンションに用いられている主リーフス
    プリングおよび補助リーフスプリングであって、前記車
    両に掛かる荷重が増加するにつれて前記主リーフスプリ
    ングのみから前記補助リーフスプリングにも前記荷重が
    分散して掛かるように配設された主リーフスプリングお
    よび補助リーフスプリングと、 前記主リーフスプリングの前記車両のシャシに対する結
    合部分に配置されて該主リーフスプリングに掛かる荷重
    を計測する第1のセンシング素子と、 前記補助リーフスプリングの前記車両のシャシに対する
    結合部分に配置されて該補助リーフスプリングに掛かる
    荷重であって、前記第1のセンシング素子で計測された
    荷重の値と合算されて前記車両に掛かっている荷重を演
    算可能な補助リーフスプリングに掛かる荷重を計測する
    第2のセンシング素子とを備えたことを特徴とする車両
    の荷重測定装置。
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