JP2590674Y2 - 二重比変流器 - Google Patents

二重比変流器

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JP2590674Y2
JP2590674Y2 JP1993067349U JP6734993U JP2590674Y2 JP 2590674 Y2 JP2590674 Y2 JP 2590674Y2 JP 1993067349 U JP1993067349 U JP 1993067349U JP 6734993 U JP6734993 U JP 6734993U JP 2590674 Y2 JP2590674 Y2 JP 2590674Y2
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primary conductor
conductor
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terminal fitting
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敬治 狩野
芳行 片岡
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、変流比を切り替えるこ
とができる二重比変流器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】変流比を切り替えることにより広範囲の
電流を高精度で変成することができるようにした二重比
変流器が知られている。従来のこの種の変流器は、特開
昭62−183103号に示されているように、絶縁ガ
スが封入された金属容器と、リング状の鉄心と該鉄心に
巻回された2次コイルとを有して金属容器内に配置され
た環状の2次ユニットと、2次ユニットの内側を貫通し
た状態で設けられて両端が金属容器から外部に導出さ
れ、一端が金属容器に電気的に接続された管状の外側1
次導体と、外側1次導体の内側に配置されて該外側1次
導体に対して絶縁された内側1次導体とを備えていて、
外側1次導体と内側1次導体とを接続金具によって直列
または並列に接続することにより、1次回路を2ターン
または1ターンに切り替えて変流比を切り替えるように
なっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の二重比変流器で
は、外側1次導体と内側1次導体とを直列に接続する場
合と並列に接続する場合とで異なる接続金具を用いてい
たため、接続を切り替える際の作業が繁雑になるという
問題があった。また従来の変流器では、接続を切り替え
た後、外した方の接続金具を保管する必要があるため面
倒であった。
【0004】本考案の目的は、外側1次導体及び内側1
次導体の接続を切り替えることなく、両1次導体の端部
に設けた端子金具を選択するだけで1次回路のターン数
を切り替えることができるようにした二重比変流器を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、絶縁ガスが封
入された金属容器と、リング状の鉄心と該鉄心に巻回さ
れた2次コイルとを有して金属容器内に配置された環状
の2次ユニットと、2次ユニットの内側を貫通した状態
で設けられて両端が金属容器から外部に導出され、一端
が金属容器に電気的に接続された管状の外側1次導体
と、外側1次導体の内側に同心的に配置されて該外側1
次導体に対して絶縁された内側1次導体とを備えた二重
比変流器に係わるものである。
【0006】本考案においては、外側1次導体及び内側
1次導体の互いに反対側に位置する端部どうしが金属容
器の外側に設けられた接続導体により相互に接続されて
外側1次導体と内側1次導体とが直列に接続され、外側
1次導体及び内側1次導体の同じ側に位置する端部にそ
れぞれ第1及び第2の端子金具が設けられ、第1及び第
2の端子金具と反対側に位置する外側1次導体及び内側
1次導体の端部のうち、接続導体に直接接続されていな
い方の端部に第3の端子金具が取り付けられている。
【0007】
【作用】上記のように、外側1次導体と内側1次導体と
を接続導体により直列に接続して、外側1次導体及び内
側1次導体の所定の端部に第1ないし第3の端子金具を
設けておくと、第1ないし第3の端子金具を適宜に選択
して用いるだけで1次回路のターン数を切り替えること
ができる。例えば、第3の端子金具を負荷側の線路に接
続した状態で、第1の端子金具及び第2の端子金具の
内、接続導体に直接つながっていない方の端子金具を電
源側の線路に接続して使用すると、外側1次導体及び内
側1次導体を直列に接続して1次導体のターン数を
「2」とすることができ、第1の端子金具及び第2の端
子金具の内、接続導体に直接つながる方の端子金具を電
源側の線路に接続すると外側1次導体または内側1次導
体の一方(第3の端子金具が設けられている方)のみを
1次導体として用いて1次回路のターン数を「1」とす
ることができる。
【0008】このように、本考案によれば、端子金具を
選択するだけで1次回路のターン数を切り替えて変流比
を切り替えることができ、外側導体と内側導体との接続
を直列または並列に切り替えし直す必要がないため、二
重比変流器の取扱いを容易にすることができる。また2
種類の接続金具を用いて外側導体と内側導体とを切り替
え接続するようにした従来の二重比変流器のように、使
用しない接続金具の保管を行う必要がないため、保守管
理を簡単にすることができる。
【0009】
【実施例】図1及び図2は本考案の実施例を示したもの
で、これらの図において、1は金属容器で、この金属容
器は、円筒状に形成されて軸線を垂直方向に向けて配置
された筒状部101と、該筒状部の上端を閉鎖するよう
に設けられた蓋部102とを有する。筒状部101と蓋
部102とは一体に形成しても良く、筒状部101の上
端に蓋102を溶接により接合する構造をとっても良
い。金属容器1の下端には内フランジ103が設けら
れ、上下方向に直線的に延びる比較的長い碍管2の上端
に取り付けられたフランジ板3がフランジ103に接続
されて金属容器1内が密閉されている。碍管2の下端は
2次端子箱を兼ねる図示しない基台に支持され、碍管2
を介して金属容器1が大地電位部に対して支持されてい
る。
【0010】なお蓋部102の上端に設けられた1Aは
容器1内の圧力が過度に上昇したときに破壊して容器内
の圧力を開放する防爆板の取付部、1Bは吊り上げ用の
耳部である。
【0011】碍管2内には下端が図示しない基台に支持
された金属パイプ4が同心的に配置され、金属パイプ4
の上端は、フランジ板3の上面に固定された絶縁スペー
サSの貫通導体Sa に接続されている。なお絶縁スペー
サSは金属容器1内の空間と碍管2内の空間との間のガ
スの流通を妨げないように取り付けられている。
【0012】5は2次ユニットで、この2次ユニット
は、複数(図示の例では4個)のリング状の鉄心501
と、該鉄心に巻回された2次コイル(図示せず)とをド
ーナツ状のシールドケース502内に収納したものから
なっている。この2次ユニットは、鉄心501の中心軸
線を金属容器1の中心軸線と直交させた状態で該容器内
に配置されて絶縁スペーサSの貫通導体Sa に接続され
ている。2次コイルからの引き出し線は金属パイプ4内
を通して、下端に設けられた図示しない2次端子箱内の
2次端子に接続されている。
【0013】金属容器1内にはまた、外側1次導体6と
内側1次導体7とから成る同軸1次導体8が、2次ユニ
ット5の内側を貫通した状態で配置されている。金属容
器に1次導体8を取り付けるため、金属容器1の筒状部
101の側壁の相対する箇所を貫通させて、1対の1次
導体取り付け孔104及び105が設けられている。こ
れらの取り付け孔は、それぞれの中心軸線が2次ユニッ
ト5の中心軸線と一致するように設けられている。
【0014】外側1次導体6は管状に形成されていて、
該1次導体6の一端K1 及び他端L1 が取り付け孔10
4及び105を貫通した状態で配置されている。外側1
次導体6の一端にはフランジ金具6aが溶接され、該フ
ランジ金具6aが取付け孔104の周辺部に設けられた
フランジにシール用ガスケットを介して当接されてい
る。フランジ金具6aはボルト9により取り付け孔10
4の周辺部に設けられたフランジに接続され、外側1次
導体6の一端K1 がフランジ金具6aとボルト9とを介
して金属容器1に電気的に接続されている。
【0015】外側1次導体6の他端L1 は、取付け孔1
05の周辺部に設けられたフランジにボルト10により
固定された絶縁スペーサ11にガスケットを介して支持
されている。従って、外側1次導体6は、その一端が金
属容器1に電気的に接続され、他端が金属容器1に対し
て絶縁された状態で支持されている。
【0016】外側1次導体6の一端K1 び他端L1 は金
属容器1の外部に所定長さだけ突出するように設けられ
ていて、金属容器1の外部に突出した1次導体6の一端
K1に第1の端子金具12が取り付けられている。第1
の端子金具12は水平板部12aと、該水平板部12a
の幅方向の両端から下方に直角に折れ曲った垂直板部1
2b,12bとを一体に有し、その水平板部12aに線
路につながる端子金具を接続し得るようになっている。
【0017】内側1次導体7は、外側1次導体6の内径
よりも小さい外径を有する棒状または中空管状に形成さ
れている。この内側1次導体7は、外側1次導体6の内
側に同心的に配置されて、その一端K2 及び他端L2 が
それぞれ環状の絶縁スペーサ13及び14を介して外側
1次導体6の一端及び他端に支持されている。即ち、内
側1次導体7は、外側1次導体6及び金属容器1に対し
て絶縁された状態で設けられている。内側導体7の一端
K2 は水平方向に沿う板面を有するように偏平に形成さ
れ、この一端K2 に第2の端子金具15がボルト止め等
により取り付けられている。
【0018】内側導体7の他端L2 は垂直方向に沿う板
面を有するように偏平に形成され、この端部L2 に接続
導体16,16の一端がボルト止めされている。図2に
示したように、接続導体16,16はそれぞれ容器1の
ほぼ半部を囲むように円弧状に成形された帯状の導電板
からなっていて、接続導体16,16の他端は第1の端
子金具12の垂直板部12b,12bにボルト止めされ
ている。接続導体16,16の金属容器1の外周に沿う
部分は容器の周方向に適当な間隔をあけて設けられたブ
ッシング17,17,…を介して金属容器1に支持され
ている。接続導体16,16により、外側導体6と内側
導体7とが直列に接続されている。またこの例では、外
側導体6の他端L1 に第3の端子金具18が取り付けら
れている。容器1内にはSF6 ガスが所定の圧力で封入
されている。
【0019】上記の実施例においては、例えば第1の端
子金具12及び第2の端子金具15が電源側の端子とし
て用いられ、第3の端子金具18が負荷側の端子金具と
して用いられる。
【0020】今、第1の端子金具12に電源側の線路
(または母線)を接続し、第3の端子金具18に負荷側
の線路(または母線)を接続したとすると、主回路電流
は第1の端子金具12→外側導体6→第3の端子金具1
8の回路を流れるため、1次回路のターン数は「1」と
なる。また第2の端子金具15に電源側の線路(または
母線)を接続し、第3の接続端子金具18に負荷側の線
路(または母線)を接続したとすると、外側導体6と内
側導体7とが直列に接続された状態になる。このとき主
回路電流は、第2の端子金具15→内側導体7→接続導
体16→外側導体6→第3の端子金具18の回路を流れ
るため、1次回路のターン数は「2」となる。
【0021】上記の実施例では、第1及び第2の端子金
具12及び15の一方を電源側の線路に接続して、電源
側で端子金具を選択することにより変流比を切り替えて
いるが、第1及び第2の端子金具の一方を負荷側の線路
に接続するようにして、負荷側で端子金具を選択するこ
とにより変流比を切り替えるようにしてもよい。
【0022】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、第1な
いし第3の端子金具のうちのいずれを電源側の線路に接
続し、いずれを負荷側の線路に接続するかを選択するだ
けで1次回路のターン数を切り替えて変流比を切り替え
ることができ、外側導体と内側導体との接続を直列また
は並列に切り替えし直す必要がないため、二重比変流器
の取扱いを容易にすることができる。また2種類の接続
金具を用いて外側導体と内側導体とを切り替え接続する
ようにした従来の二重比変流器のように、使用しない接
続金具の保管を行う必要がないため、保守管理を簡単に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の要部を示した断面図である。
【図2】図1の上面図である。
【符号の説明】
1 金属容器 2 碍管 3 フランジ板 4 金属パイプ 5 2次ユニット 6 外側導体 7 内側導体 12 第1の端子金具 15 第2の端子金具 16 接続導体 18 第3の端子金具

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ガスが封入された金属容器と、リン
    グ状の鉄心と該鉄心に巻回された2次コイルとを有して
    前記金属容器内に配置された環状の2次ユニットと、前
    記2次ユニットの内側を貫通した状態で設けられて両端
    が前記金属容器から外部に導出され、一端が前記金属容
    器に電気的に接続された管状の外側1次導体と、前記外
    側1次導体の内側に配置されて該外側1次導体に対して
    絶縁された内側1次導体とを備えた二重比変流器におい
    て、 前記外側1次導体及び内側1次導体の互いに反対側に位
    置する端部どうしが前記金属容器の外側に設けられた接
    続導体により相互に接続されて前記外側1次導体と内側
    1次導体とが直列に接続され、 前記外側1次導体及び内側1次導体の同じ側に位置する
    端部にそれぞれ第1及び第2の端子金具が設けられ、 前記第1及び第2の端子金具と反対側に位置する外側1
    次導体及び内側1次導体の端部のうち、前記接続導体に
    直接接続されていない方の端部に第3の端子金具が取り
    付けられていることを特徴とする二重比変流器。
JP1993067349U 1993-12-17 1993-12-17 二重比変流器 Expired - Lifetime JP2590674Y2 (ja)

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