JP2589997Y2 - サンプリングバルブ - Google Patents

サンプリングバルブ

Info

Publication number
JP2589997Y2
JP2589997Y2 JP1993070192U JP7019293U JP2589997Y2 JP 2589997 Y2 JP2589997 Y2 JP 2589997Y2 JP 1993070192 U JP1993070192 U JP 1993070192U JP 7019293 U JP7019293 U JP 7019293U JP 2589997 Y2 JP2589997 Y2 JP 2589997Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
cleaning
passages
sampling valve
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993070192U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0676847U (ja
Inventor
孝明 長井
昭明 木藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sysmex Corp
Original Assignee
Sysmex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sysmex Corp filed Critical Sysmex Corp
Priority to JP1993070192U priority Critical patent/JP2589997Y2/ja
Priority to DE69427243T priority patent/DE69427243T2/de
Priority to EP94400330A priority patent/EP0611961B1/en
Priority to US08/197,256 priority patent/US5524496A/en
Priority to CN94101595A priority patent/CN1036025C/zh
Publication of JPH0676847U publication Critical patent/JPH0676847U/ja
Priority to US08/606,532 priority patent/US5650577A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2589997Y2 publication Critical patent/JP2589997Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/10Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
    • G01N35/1095Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices for supplying the samples to flow-through analysers
    • G01N35/1097Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices for supplying the samples to flow-through analysers characterised by the valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K3/00Gate valves or sliding valves, i.e. cut-off apparatus with closing members having a sliding movement along the seat for opening and closing
    • F16K3/30Details
    • F16K3/36Features relating to lubrication
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/08Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor using a stream of discrete samples flowing along a tube system, e.g. flow injection analysis
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/10Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
    • G01N35/1004Cleaning sample transfer devices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/25Chemistry: analytical and immunological testing including sample preparation
    • Y10T436/25625Dilution

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、血液等の液体試料を定
量採取するためのサンプリングバルブ、詳しくは、洗浄
機能を備え動作の長期安定性を図ったサンプリングバル
ブに関する。
【0002】
【従来の技術】血球係数装置等の分析装置においては、
液体試料のサンプリングは、サンプリングバルブを用い
試料を円柱状等の柱状に定量採取することが行われてい
る。
【0003】図7及び図8を参照しながら、従来の一般
的なサンプリングバルブの構成及び動作を簡単に説明す
る。通常、サンプリングバルブは2つの固定素子10、
14と、両固定素子10、14に挟まれた可動素子12
とからなる。図7及び図8は、サンプリングバルブの2
つの状態を示している。図7において、試料は矢印Aの
方向、すなわちピペット15、流入用通路Q1、定量用
通路P1、流出用通路R1と流れ、可動素子12の定量
用通路P1に充満される(これを第1の状態という)。
第1の状態から可動素子12が移動することにより、図
8の状態となり(これを第2の状態という)、第1の状
態で定量用通路P1に充満された試料が、通路S12か
ら通路S11へと矢印Bの方向に、一定量の希釈用の液
とともにサンプリングバルブ外に移送され、一定倍率に
希釈される。
【0004】従来のサンプリングバルブにおいては、サ
ンプリングバルブの使用回数が多くなるにつれて、固定
素子と可動素子との接触面は次第に試料により汚染され
て行く。接触面の汚染が進行すると、接触面からの液漏
れ等の不具合が発生し、サンプリング動作が正しく行え
なくなる。従来は定期的にサンプリングバルブを分解
し、各素子の接触面を洗浄剤にて洗浄することにより、
動作不良を予防していた。
【0005】洗浄の自動化を目指したサンプリングバル
ブとしては、次の各公報に記載されたものがある。 米国特許第4,702,889号(特昭63−5
02454号) 米国特許第4,726,932号(特開昭60−9
4122号) 米国特許第4,957,008号 米国特許第4,822,569号
【0006】いずれも素子の表面に溝を設け洗浄用の液
を流すものであり、には、外部素子の周縁部分に溝を
設け、サンプリングバルブの通路から漏れ出た物質をそ
の溝で捕捉し、溝に洗浄用の液を流すことによりその物
質も洗い流すことが記載されている。には、内部素子
の面に一対の同心円状の溝と、その同心円状の溝同士を
つなぐ放射状の溝とを設け、試料切り出しの際に試料が
接触する面を直ちに洗浄することが記載されている。
には、外部弁素子に一対の同心円の溝とその溝同士をつ
なぐ溝を設け、内部弁素子を360度回転させることが
記載されている。には、固定素子に円弧状の溝を設
け、第3の回転位置にて洗浄液を流すことが記載されて
いる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】は、漏れ出た物質を
単に溝で補足し洗い流すだけであるので、洗浄効果が充
分に発揮できない。,については、放射状の溝がサ
ンプリングバルブの各通路を横切るので、その際に放射
状の溝に流す洗浄用の液が各通路内に混入する。つま
り、通路内の試料希釈用の液と洗浄用の液同士が互いに
相互汚染される(クロスコンタミネーション)。このた
め、洗浄用の液として、希釈用の液と異なる液とする場
合に、その洗浄用の液が試料(血球等の細胞)に悪影響
を及ぼすという問題が発生する。
【0008】また、は、通路を横切るように放射状の
溝を設けているので、サンプリングバルブの各通路位置
上の制約を受ける。すなわち、通路の配置を自由に設定
できないという問題がある。また、、については、
洗浄のために素子に特別な動作をさせる必要がある。
では、素子を一回転させ、では、素子を第3の位置に
回転させている。本考案は、洗浄効果が高く、通路配置
上の制約を受けず、洗浄用の液が相互汚染により試料に
悪影響を及ぼすことがなく、洗浄のための特別な動作を
必要としない、サンプリングバルブを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案のサンプリングバルブは、図面を参照して
説明すれば、それぞれに通路を有する少なくとも1つの
固定素子10と、この固定素子と面接触して移動する少
なくとも1つの可動素子12とからなり、上記通路のう
ち少なくとも1つは試料定量用の通路Piであり、可動
素子の移動により、外部から定量用通路Piに試料を充
満する第1の状態と、この定量用通路Piに充満した試
料を切り出し外部に移送する第2の状態とを有するサン
プリングバルブにおいて、可動素子12には、複数の洗
浄用通路bi:(b1,b2,b3,b4,…)が設け
られ、固定素子10には、上記洗浄用通路biとそれぞ
れ通ずる複数の洗浄用通路aj:(a1,a2,…)が
設けられ、可動素子12が移動することにより、洗浄用
液を満たした各洗浄用通路aj,biはそれぞれ相面す
る素子の表面を相対的に移動して洗浄し、それら洗浄領
域は互いに連結され、素子の面上をほぼ一周するよう
に、上記洗浄用通路aj,biが各素子に配置されてい
ることを特徴としている。
【0010】上記のサンプリングバルブにおいて、可動
素子12は固定素子10に対し一定角度回転するもので
あって、各洗浄用通路bi,ajは各素子に同心円上に
等角度間隔に設けられるように構成するのが好ましい。
【0011】また、可動素子12には、半径が異なる同
心円上にそれぞれ複数の洗浄用通路bi:(b1,b
2,b3,b4,…)、ei:(e1,e2,e3,e
4,…)が設けられ、固定素子10には、上記各洗浄用
通路bi,eiと通ずる複数の洗浄用通路aj:(a
1,a2,…)、dj:(d1,d2,…)が設けら
れ、可動素子12が移動することにより、洗浄用液を満
たした各洗浄用通路aj,bi,dj,eiはそれぞれ
相面する素子の表面を相対的に移動して洗浄し、それら
洗浄領域は互いに連結され、素子の面上をほぼ一周する
ように、上記洗浄用通路aj,bi,dj,eiが各素
子に配置されるように構成するのが好ましい。
【0012】また、上記のサンプリングバルブにおい
て、洗浄用通路の開口部の形状を、略円状、略楕円状と
することが好ましい。
【0013】また、複数の洗浄用通路が互いに連結する
ことにより形成された流体経路をさらに連結させる連結
用通路xk ,yk を設けることが好ましい。連結用通路
は、例えば素子外部に突出して設けられたループ状の通
路x1 であったり素子表面に設けられた溝状通路x2
あったりする。
【0014】
【作用】洗浄用通路に洗浄液が充満される。可動素子が
移動すると、その洗浄液を満たした洗浄用通路は相対す
る素子の表面を相対的に移動することになる。洗浄用通
路はその通路開口のエッジで素子表面の汚れをはぎ取る
ようにして移動し汚れを除去する。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の好適な実施例
を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されてい
る構成機器の形状、その相対位置などは、とくに特定的
な記載がない限りは、本考案の範囲をそれらのみに限定
する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
【0016】実施例1 図1及び図2は、本考案のサンプリングバルブの一実施
例の分解斜視図である。サンプリングバルブは2つの円
盤状の固定素子10,14とこれらの固定素子10,1
4に挟まれた円盤状の可動素子12とからなる。図1
は、可動素子12の定量用通路Piに血液試料を充満さ
せる第1の状態(試料吸引状態)を示す。図2は、第1
の状態から可動素子12が固定素子10、14に対して
一定角度θ(本例では45度)回転した第2の状態を示
す。各素子10,12,14の中心には孔16,18,
20が設けられ、シャフト22がこれらの孔を貫通す
る。そして、3つの素子は互いに密着している。24,
26はキー溝、28はキーである。また、30はアーム
状の操作部材で、駆動源(図示せず)により回動操作さ
れる。
【0017】可動素子12の外周縁側には、同心円上に
上記角度θと同じ角度間隔で、例えば、8つの洗浄用通
路bi:(b1,…,b8)が設けられている。通路b
iは可動素子12を貫通して設けられている。可動素子
12の内周縁側には通路biとは異なる半径の同心円上
に同じく角度θと同じ角度間隔で別の8つの洗浄用通路
ei:(e1,…,e8)が設けられている。通路ei
も可動素子12を貫通して設けられている。一方の固定
素子10には、洗浄用通路bi,eiとそれぞれ通ずる
洗浄用通路aj,djが設けられており、他方の固定素
子14には、洗浄用通路bi,eiとそれぞれ通ずる洗
浄用通路cj,fjが設けられている。
【0018】洗浄用通路aj,cjは、例えばそれぞれ
4つずつ設けられている。すなわち、通路a1,c1は
第1の状態にて通路b1(後記の通路b8の隣に位置す
る)と通じ、第2の状態にて通路b8(後記通路b7の
隣に位置する)と通ずる。通路a2,c2は第1の状態
にて通路b3(通路b2の隣に位置する)と通じ、第2
の状態にて通路b2(通路b1の隣に位置する)と通ず
る。通路a3,c3は第1の状態にて通路b5(通路b
4の隣に位置する)と通じ、第2の状態にて通路b4
(通路b3の隣に位置する)と通ずる。通路a4,c4
は第1の状態にて通路b7(通路b6の隣に位置する)
と通じ、第2の状態にて通路b6(通路b5の隣に位置
する)と通ずる。
【0019】洗浄用通路dj,fjは、例えばそれぞれ
4つずつ設けられている。すなわち、通路d1,f1は
第1の状態にて通路e1(後記の通路e8の隣に位置す
る)と通じ、第2の状態にて通路e8(後記通路e7の
隣に位置する)と通ずる。通路d2,f2は第1の状態
にて通路e3(通路e2の隣に位置する)と通じ、第2
の状態にて通路e2(通路e1の隣に位置する)と通ず
る。通路d3,f3は第1の状態にて通路e5(通路e
4の隣に位置する)と通じ、第2の状態にて通路e4
(通路e3の隣に位置する)と通ずる。通路d4,f4
は第1の状態にて通路e7(通路e6の隣に位置する)
と通じ、第2の状態にて通路e6(通路e5の隣に位置
する)と通ずる。上記の洗浄用通路aj,bi,cjと
dj,ei,fjとは、定量用通路Pi等の他の通路と
互いに干渉することがないように半径方向の距離を異な
らせて設けられている。
【0020】図1に示す第1の状態にて、通路aj:
(a1,a2,a3,a4)(あるいは通路cj:(c
1,c2,c3,c4))からそれぞれ洗浄用液を供給
することにより、洗浄用液は可動素子12の洗浄用通路
biのうちb1,b3,b5,b7からなる第1の群の
通路bhを経て通路cj:(c1,c2,c3,c4)
(あるいはaj:(a1,a2,a3,a4))からそ
れぞれ排出される。このことにより、各通路aj,b
h,cjに洗浄液が充満される。
【0021】図2に示す第2の状態にて、通路aj:
(a1,a2,a3,a4)(あるいは通路cj:(c
1,c2,c3,c4))からそれぞれ洗浄用液を供給
することにより、洗浄用液は可動素子12の洗浄用通路
biのうちb2,b4,b6,b8からなる第1の群の
通路bkを経て通路cj:(c1,c2,c3,c4)
(あるいはaj:(a1,a2,a3,a4))からそ
れぞれ排出される。このことにより、各通路aj,b
k,cjに洗浄液が充満される。通路dj,ei,fj
に洗浄液を充満する場合も、上記と同様である。各通路
aj,bi,cj,dj,ei,fjに洗浄液が充満さ
れた状態で可動素子12が回転すると、ある素子の洗浄
用通路に保持された洗浄液は、その素子と接する他の素
子の面を相対的に移動しつつ洗浄していくことになる。
【0022】図3は洗浄領域を説明するための図であ
り、図1において矢印A方向から見た図である。すなわ
ち、図1における一方の固定素子10の右側面図であ
る。Sb1i:Sb11〜Sb18、Se1i:Se1
1〜Se18は、それぞれ可動素子12の通路bi:b
1〜b8、ei:e1〜e8により洗浄される固定素子
10の面10aの洗浄領域である。洗浄領域Sb1i:
Sb11〜Sb18、Se1i:Se11〜Se18は
互いに連接され環状のループを形成する。他の素子1
2、14の面12a,12b、14aも、洗浄用液を満
たした他の洗浄用通路により同様に洗浄される。洗浄用
通路は、かならずしも等角度間隔に設けられていなくて
もよい。
【0023】以上のように、本考案のサンプリングバル
ブにおいては、複雑な加工は必要とせず、簡単な加工で
洗浄用通路をつくることができる。また、その通路で素
子の面を良好に洗浄することができる。すなわち、溝に
洗浄液を流しながら洗浄するのではなく、通路を複数設
け、それら貫通通路に洗浄液を充満させた後、可動素子
12を移動させることにより、互いに相面する素子の研
磨面を小領域ずつ洗浄し結果として環状に洗浄すること
ができる。その際、ただ単に洗浄用液を素子の表面に接
触させて洗浄するだけでなく、通路開口のエッジで表面
の汚れを擦り取るようにして、汚れを取り除くことがで
きる。このため洗浄効果が高い。
【0024】また、洗浄用通路と他の通路とは互いに干
渉することはないので、液同士がコンタミネーションを
起こすことがない。ところで、本実施例においては、洗
浄用の通路は研磨面の外周縁側と内周縁側とに設けられ
ているが、外周縁側だけに設けた場合(通路aj,b
i,cjだけの場合)でも、効果的である。また、外周
縁側及び内周縁側だけでなく、図4に示すように、中間
領域に洗浄用通路gj,hiを設けて、洗浄領域を形成
するようにしてもよい。この場合には、より良好に洗浄
効果を高めることができる。
【0025】さらに、図5に示すように、汚れが生じや
すい部分に着目し、その領域、例えば、Sh11,Sh
12,Sh13を重点的に洗浄するようにすることも可
能である。また、洗浄用の通路の開口は円に限らず他の
形状でもよい。特に、図6に示すように半径方向に長い
略楕円状にすると、小さな面積でより効率的に素子の面
を洗浄することができる。
【0026】上記の実施例は、2つの固定素子と1つの
可動素子とからなる3素子構成の場合について説明した
が、1つの固定素子と1つの可動素子とからなる2素子
構成でも同様の機能を実現することが可能である。
【0027】実施例2 図7は、本考案のサンプリングバルブの他の実施例の分
解斜視図である(第1の状態を示す)。ただし、定量用
通路Pi等の洗浄に関係のない通路は省略した。実施例
1においては、洗浄液は通路aj(a1,a2,a3,
a4)、dj(d1,d2,d3,d4)からそれぞれ
供給し、通路cj(c1,c2,c3,c4)、fj
(f1,f2,f3,f4)から排出していた。すなわ
ち、8つの流体経路が形成されていた。本実施例2では
連結用通路x1,x2,x3,y1,y2,y3,y4
を新たに設け、その連結用通路により上記流体経路を連
結させて一つの流体経路を形成させるようにした。この
ことにより、洗浄用液の流入口、流出口をそれぞれ一つ
にして流体系の簡略化を図ったものである。
【0028】通路a2は洗浄用液の流入口である。第1
の状態において、通路a2から流入した洗浄用液は通路
b3,c2,y1,c1,b1,a1,x1,b7,y
4,e7,x2,e1,y2,e3,x3,e5,y
3,b5と流れ、流出口である通路a3から流出する。
【0029】連結用通路としては例えば通路x1,y1
のように素子外部に突出して設けられたループ状の通路
が好ましい。また、場合によっては通路x2,x3,y
2,y3,y4のように素子表面に設けられた溝状通路
であってもよい。また、ループ状通路と溝状通路が混在
していてもよい。なお、これら連結用通路は素子表面を
洗浄する効果は全くないか、あるいはあったとしても非
常に少ないものであり、本来、洗浄効果を全く期待され
ていない通路である。このことは例えば本実施例におけ
る溝状通路x2,x3,y2,y3,y4と従来技術に
おける溝状通路の配置や構成と比較すれば容易に理解で
きよう。本実施例において溝状通路x2,x3,y2,
y3,y4を通路x1,y1のようなループ状の通路に
置き換えても、洗浄効果になんら本質変化は生じない。
本考案が目的とする素子表面の洗浄効果は、あくまで洗
浄液を満たした洗浄用通路が素子表面を相対的に移動す
ることにより生じるものである。
【0030】
【考案の効果】本考案は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 各素子にそれぞれ複数の洗浄用通路を設け、こ
れらの通路に洗浄液を充満させた後、可動素子を移動さ
せることにより、互いに相面する素子の研磨面を小領域
ずつ環状に洗浄するように構成されているので、従来の
ように、溝のような複雑な加工を必要とせず、簡単な加
工で洗浄用通路をつくることができる。 (2) また、洗浄用通路開口のエッジ部で素子表面に
付着した汚れを擦り取るので、洗浄効果がきわめて高く
なる。 (3) 洗浄用通路と他の通路とは、互いに干渉するこ
とはないので、液同士が相互汚染されることはない。 (4) 洗浄用通路の開口部の形状を、素子の半径方向
に長い略楕円状とする場合は、小さな面積でより効率的
に素子の面を洗浄することができる。 (5) 連結用通路を設け流体経路を連結する場合は流
体系の簡略化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のサンプリングバルブの実施例1を示
し、可動素子の定量用通路に血液試料を充満させる第1
の状態(試料吸引状態)を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示す第1の状態から可動素子を一定角度
回転した第2の状態を示す分解斜視図である。
【図3】図1において矢印A方向から見た一方の固定素
子の右側面説明図である。
【図4】図3に示す一方固定素子の他の例を示す右側面
説明図である。
【図5】図3に示す一方の固定素子の他の例を示す右側
面説明図である。
【図6】図3に示す一方の固定素子のさらに他の例を示
す右側面説明図である。
【図7】本考案のサンプリングバルブの実施例2を示
し、第1の状態を示す分解斜視図である。
【図8】従来の一般的なサンプリングバルブを示し、第
1の状態(試料吸引状態)を示す断面図である。
【図9】従来の一般的なサンプリングバルブを示し、第
2の状態(試料移送状態)を示す断面図である。
【符号の説明】
10 固定素子 10a 面 12 可動素子 12a 面 12b 面 14 固定素子 14a 面 Pi 定量用通路 bi 洗浄用通路 aj 洗浄用通路 ei 洗浄用通路 dj 洗浄用通路 cj 洗浄用通路 fj 洗浄用通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 1/00 101 G01N 35/10

Claims (8)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれに通路を有する少なくとも1つ
    の固定素子と、この固定素子と面接触して移動する少な
    くとも1つの可動素子とからなり、上記通路のうち少な
    くとも1つは試料定量用の通路であり、可動素子の移動
    により、外部から定量用通路に試料を充満する第1の状
    態と、この定量用通路に充満した試料を切り出し外部に
    移送する第2の状態とを有するサンプリングバルブにお
    いて、 可動素子には、複数の洗浄用通路が設けられ、 固定素子には、上記洗浄用通路とそれぞれ通ずる複数の
    洗浄用通路が設けられ、 可動素子が移動することにより、洗浄用液を満たした各
    洗浄用通路はそれぞれ相面する素子の表面を相対的に移
    動して洗浄し、それら洗浄領域は互いに連結され、素子
    の面上をほぼ一周するように、上記洗浄用通路が各素子
    に配置されていることを特徴とするサンプリングバル
    ブ。
  2. 【請求項2】 可動素子は固定素子に対し一定角度回転
    するものであって、各洗浄用通路は各素子に同心円上に
    等角度間隔に設けられていることを特徴とする請求項1
    記載のサンプリングバルブ。
  3. 【請求項3】 可動素子には、半径が異なる同心円上に
    それぞれ複数の洗浄用通路が設けられ、 固定素子には、上記各洗浄用通路と通ずる複数の洗浄用
    通路が設けられ、 可動素子が移動することにより、洗浄用液を満たした各
    洗浄用通路はそれぞれ相面する素子の表面を相対的に移
    動して洗浄し、それら洗浄領域は互いに連結され、素子
    の面上をほぼ一周するように、上記洗浄用通路が各素子
    に配置されていることを特徴とする請求項1記載のサン
    プリングバルブ。
  4. 【請求項4】 洗浄用通路の開口部の形状が、略円状で
    あることを特徴とする請求項1、2又は3記載のサンプ
    リングバルブ。
  5. 【請求項5】 洗浄用通路の開口部の形状が、素子の半
    径方向に長い略楕円状であることを特徴とする請求項
    1、2又は3記載のサンプリングバルブ。
  6. 【請求項6】 複数の洗浄用通路が互いに連結すること
    により形成された流体経路をさらに連結させる連結用通
    路を設けることを特徴とする請求項1記載のサンプリン
    グバルブ。
  7. 【請求項7】 連結用通路は素子外部に突出して設けら
    れたループ状の通路であることを特徴とする請求項6記
    載のサンプリングバルブ。
  8. 【請求項8】 連結用通路は素子表面に設けられた溝状
    の通路であることを特徴とする請求項6記載のサンプリ
    ングバルブ。
JP1993070192U 1993-02-17 1993-12-27 サンプリングバルブ Expired - Lifetime JP2589997Y2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993070192U JP2589997Y2 (ja) 1993-02-17 1993-12-27 サンプリングバルブ
DE69427243T DE69427243T2 (de) 1993-02-17 1994-02-15 Ventil zur Probenahme einer Flüssigkeit
EP94400330A EP0611961B1 (en) 1993-02-17 1994-02-15 Liquid sampling valve
US08/197,256 US5524496A (en) 1993-02-17 1994-02-16 Liquid sampling valve
CN94101595A CN1036025C (zh) 1993-02-17 1994-02-17 采样阀
US08/606,532 US5650577A (en) 1993-02-17 1996-02-23 Liquid sampling valve

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-10590 1993-02-17
JP1059093 1993-02-17
JP1993070192U JP2589997Y2 (ja) 1993-02-17 1993-12-27 サンプリングバルブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0676847U JPH0676847U (ja) 1994-10-28
JP2589997Y2 true JP2589997Y2 (ja) 1999-02-03

Family

ID=26345892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993070192U Expired - Lifetime JP2589997Y2 (ja) 1993-02-17 1993-12-27 サンプリングバルブ

Country Status (5)

Country Link
US (2) US5524496A (ja)
EP (1) EP0611961B1 (ja)
JP (1) JP2589997Y2 (ja)
CN (1) CN1036025C (ja)
DE (1) DE69427243T2 (ja)

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE9502251D0 (sv) * 1995-06-21 1995-06-21 Pharmacia Ab Flow-through sampling cell and use thereof
JP3276550B2 (ja) * 1995-12-19 2002-04-22 シスメックス株式会社 試料定量装置
TW308536B (en) * 1995-12-21 1997-06-21 Toa Medical Electronics Sampling valve
CN1163765C (zh) 1997-05-09 2004-08-25 罗利克有限公司 光学元件和包含它的防伪或防拷贝元器件
US6178383B1 (en) * 1998-04-15 2001-01-23 Cargill, Incorporated On-line sampling and image analyzer for determining solid content in a fluid media
US6155123A (en) * 1998-04-17 2000-12-05 Rheodyne, L.P. Multivalving sample injection system
DE19841782A1 (de) * 1998-09-12 2000-08-31 Walz Karl Heinz Automatische Probenahmeeinrichtung für die Entnahme von Flüssigproben aus geschlossenen Leitungen oder Behältern, auch wenn diese unter Druck stehen (Inline-Probenahme)
US6890489B2 (en) * 2000-04-26 2005-05-10 Rheodyne, L.P. Mass rate attenuator
US6632404B1 (en) * 2000-08-02 2003-10-14 Symyx Technologies, Inc. Automatically actuated parallel sample injector valve
US6382035B1 (en) 2001-04-02 2002-05-07 Rheodyne, Lp Multi-valving sample injection apparatus
US6872361B2 (en) * 2001-06-28 2005-03-29 Coulter International Corp. Dual pad liquid shear valve assembly
US7487061B2 (en) 2002-05-23 2009-02-03 Sysmex Corporation Sample analyzer
US6662826B1 (en) 2002-10-07 2003-12-16 Abbott Laboratories Liquid metering and transfer valve assembly with port switch
DE112004002936B4 (de) * 2004-08-18 2008-12-11 Agilent Technologies, Inc. (n.d.Ges.d. Staates Delaware), Santa Clara Mikrofluidische Anordnung mit einem Ventilschieber für ein mikrofluidisches Kopplungsgerät
CN100343560C (zh) * 2004-11-23 2007-10-17 西华大学 悬沙采样器用开关阀
JP2007225399A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Aisin Seiki Co Ltd 試験試料調製装置
AT9603U3 (de) * 2007-08-16 2008-08-15 Avl List Gmbh Rotationsverdünner für fluidströme
TW201018819A (en) * 2008-10-02 2010-05-16 Pfizer Rotary supply joint, rotary timing valve and product handling apparatus
US9347086B2 (en) 2009-04-03 2016-05-24 Integrated Nano-Technologies, Llc Method and system for sample preparation
AU2010232396B2 (en) * 2009-04-03 2014-03-20 Integrated Nano-Technologies, Inc. Multi-chamber rotating valve
CN103090050B (zh) * 2011-10-31 2015-06-17 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 分液阀及具有该分液阀的医疗设备
EP2909346B1 (en) * 2012-10-17 2019-02-27 Integrated Nano-Technologies LLC Method and system for sample preparation
WO2014175251A1 (ja) * 2013-04-22 2014-10-30 積水メディカル株式会社 フロー式分析装置用切換バルブ
CN104180022B (zh) * 2014-06-30 2016-06-08 浙江泛泰仪器有限公司 一种可灵活变换无交叉污染的多通阀
US10113995B2 (en) * 2014-11-18 2018-10-30 Idex Health & Science Llc Multi-position, micro-fluidic valve assembly with multiple radial grooves to enable individual or combined flows
WO2016096588A1 (en) * 2014-12-15 2016-06-23 Ge Healthcare Bio-Sciences Ab Rotary valve and systems
CN104568504B (zh) * 2014-12-27 2017-07-04 宁夏大学 液体分层取样器
US10487954B2 (en) * 2017-02-03 2019-11-26 Micromeritics Instrument Corporation Blend valve
CN110360340A (zh) * 2018-09-07 2019-10-22 上海北昂医药科技股份有限公司 电动分配定量装置
US11953104B2 (en) * 2021-01-29 2024-04-09 Pathway Industries, Inc. Rotary multi-way distributor with plural port tracks

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1780828A (en) * 1928-01-21 1930-11-04 Leach Robert William Valve
GB392649A (en) * 1932-01-02 1933-05-25 Robert William Leach Improvements relating to valves
US3885439A (en) * 1973-10-24 1975-05-27 Hoffmann La Roche Rotating sampling valve
US3964513A (en) * 1975-04-08 1976-06-22 Hoffmann-La Roche Inc. Rotating sampling valve
US3991055A (en) * 1975-05-30 1976-11-09 Coulter Electronics, Inc. Liquid transfer valve
CH674580A5 (ja) 1983-10-06 1990-06-15 Contraves Ag
US4702889A (en) 1986-01-16 1987-10-27 Coulter Electronics Inc. Liquid sampling valve
US4822569A (en) 1986-06-09 1989-04-18 Fisher Scientific Company Rotary shear valve with cleaning feature and method of using same
US5093083A (en) * 1988-06-22 1992-03-03 Serono-Baker Diagnostics, Inc. Method for controlling the environment in a liquid diluting and transfer valve assembly
US4957008A (en) 1988-12-28 1990-09-18 Coulter Electronics, Inc. Fluid sampling and transfer valve assembly
JPH04120358U (ja) * 1991-04-12 1992-10-28 東亜医用電子株式会社 サンプリングバルブ

Also Published As

Publication number Publication date
EP0611961A1 (en) 1994-08-24
DE69427243D1 (de) 2001-06-28
CN1094513A (zh) 1994-11-02
JPH0676847U (ja) 1994-10-28
US5650577A (en) 1997-07-22
CN1036025C (zh) 1997-10-01
EP0611961B1 (en) 2001-05-23
DE69427243T2 (de) 2001-12-06
US5524496A (en) 1996-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2589997Y2 (ja) サンプリングバルブ
JPS62292974A (ja) ロ−タリ−シヤ−弁およびその測定アリコットの分配方法
CA2799417C (en) Rotary column selector valve
CN111088644A (zh) 一种洗衣机内筒的水路清洁结构及多桶洗衣机
CN101617226B (zh) 用于试样注入的转动阀
JP5890865B2 (ja) ランダムアクセス回転弁
JP3130608B2 (ja) サンプリングバルブ
US20070178606A1 (en) Chromatography kit, examination container, and method for manufacturing the same
JP5179593B2 (ja) 多位置式サンプリングバルブ
Piaton et al. Cost efficiency analysis of modern cytocentrifugation methods versus liquid based (Cytyc Thinprep®) processing of urinary samples
KR100288888B1 (ko) 시료채취밸브
JP5557909B2 (ja) 血液分析器におけるパイプラインアセンブリ
JP7303723B2 (ja) 流路切替バルブシステムおよび液体クロマトグラフ
JP3747169B2 (ja) 液体希釈装置
Mitwalli et al. Etiology of end-stage renal disease in two regions of Saudi Arabia
JP2019174375A (ja) 流体取扱装置および流体取扱システム
KR101230502B1 (ko) 혼합밸브
US5743295A (en) Valve construction and method of use
US7625762B1 (en) Coaxial tubular sequestering device for micro spheres and cells
US4641674A (en) Washer for disposable cuvette rotors
JPH0559064U (ja) サンプリングバルブ
US6453929B1 (en) Rotary wash valve
EP1500426A1 (en) Liquid diluting device
JP2006317250A (ja) 検査用デバイス及びそれを用いた均一混合稀釈方法
CN216843244U (zh) 转动阀及具有该转动阀的层析实验***

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term