JP2589559Y2 - 電磁ブレーキ内蔵形モータ - Google Patents

電磁ブレーキ内蔵形モータ

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JP2589559Y2
JP2589559Y2 JP1992041787U JP4178792U JP2589559Y2 JP 2589559 Y2 JP2589559 Y2 JP 2589559Y2 JP 1992041787 U JP1992041787 U JP 1992041787U JP 4178792 U JP4178792 U JP 4178792U JP 2589559 Y2 JP2589559 Y2 JP 2589559Y2
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brake
plate
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motor
yoke
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貴仁 土井
謙治 新穂
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電磁ブレーキを内蔵し
た小形モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁ブレーキを内蔵したモータ
は、図3に示すように、モータフレーム1の端面に固定
されたブラケット2に軸受3を設け、軸受3によって支
持されたモータ軸4に、外周にスプライン溝5aを有す
るインナードライバ5をキー6やトメワ7で固定し、両
面にライニング8を固着したブレーキ板9を前記インナ
ードライバ5と結合するように設け、ブレーキ板9を挟
んでアーマチュア板10と固定板11を設けている。ブ
ラケット2には励磁コイル12によって励磁されるリン
グ状の電磁石13を設け、アーマチュア板10を吸引し
てブレーキ板9から引き離し、固定板11に押し付けて
いたブレーキ板9を引き離してブレーキを解放するよう
にしている。また、電磁石13のヨーク部14には、ア
ーマチュア板10をブレーキ板9に押し付けるバネ15
を設けて、ブレーキをかけるときはブレーキ板9を固定
板11に押し付けるようにしている。なお、図において
16はブレーキカバで、17は検出器である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが従来技術で
は、ブレーキ部まわりのシールが良好でなく、ブレーキ
部へ外部から異物が侵入したり、またはブレーキ部から
ブレーキ外部つまり検出器部、軸受部、あるいはモータ
内部へ磨耗粉が侵入したりする可能性があり、ブレーキ
トルクの低下や検出器部や軸受部の故障などの問題が生
じる恐れがあった。本考案はこのような問題点を解決す
るためになされたもので、電磁ブレーキまわりのシール
が良好で、電磁ブレーキ部への外部からの異物の侵入あ
るいは電磁ブレーキ部から外部への磨耗粉の侵入のない
電磁ブレーキ付モータを提供することを目的としてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案の電磁ブレーキ内蔵形モータは、インナード
ライバとヨークとの間に軸方向にラビリンスをそなえる
とともに、前記インナードライバとブレーキカバとの間
に軸方向と径方向にそれぞれラビリンスをそなえ、かつ
前記インナードライバとブレーキカバとの間にそなえた
軸方向のラビリンス隙間を、前記ブレーキ板とスプライ
ン溝のはめ合い長さより短くするようにしている。ま
た、前記モータ軸に、このモータ軸とブレーキカバ間を
シールするVリングをそなえるようにしている。
【0005】
【作用】インナードライバとヨーク部の間に軸方向にラ
ビリンスをそなえることにより、軸受からのグリースを
シールし、また、ブレーキライニングの磨耗粉が軸受へ
侵入するのを防ぐ。インナードライバとブレーキカバと
の間に軸方向と径方向にそれぞれラビリンスをそなえる
ことにより、ブレーキライニングの磨耗粉がエンコーダ
側に侵入するのを防ぎ、また検出器側からの異物侵入を
防ぐ。さらにVリングを取り付けることによりライニン
グの磨耗粉がエンコーダ側に侵入するのをVリングの所
で確実に防ぎ、また検出器側からの異物侵入を防ぐ。さ
らに、インナードライバとブレーキカバとの隙間をラビ
リンス構造で小さくしているので、モータが衝撃を受け
たり、トメワなどの組み立てもれなどによってインナー
ドライバが軸方向へ移動しても、インナードライバがブ
レーキ板との結合部からはずれることがなく、確実にモ
ータ軸にブレーキがかかる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の具体的実施例を図1および図
2に示して説明する。両図において、モータフレーム1
の端面に設けられたブラケット2に軸受3を介してモー
タ軸4を支持し、モータ軸4には外周にスプライン溝5
aを備えたインナードライバ5を固定し、スプライン溝
5aには円板状のブレーキ板6を軸方向に摺動し得るよ
うに結合し、ブレーキ板9を挟んでアーマチュア板10
と固定板11を設けている。ブラケット2には、励磁コ
イル12を備えた電磁石13を設け、電磁石13のヨー
ク部14にはアーマチュア板10をブレーキ板9に押し
付けるバネ15を設けている。また、ブラケット2にブ
レーキカバ16を取り付け、モータ軸4に検出器17を
取り付けている。インナードライバ5とヨーク部14の
間には軸方向にラビリンス18をそなえ、また、インナ
ードライバ5とブレーキカバ16との間にも軸方向と周
方向にラビリンス19、20をそなえている。ここで、
前記ラビリンス20の隙間寸法Aは、ブレーキ板と9ス
プライン溝5aのはめ合い長さBより短く設定してい
る。さらに、モータ軸4にはブレーキを覆うブレーキカ
バ16との間にVリング21を取り付けている。Vリン
グ21とブレーキカバ16の接触面にはグリースを塗布
してあり、摩耗粉を付着させるようにして、軸受側と検
出器側のシール性を維持している。またモータが衝撃を
受けたときや、トメワ7などの組立てもれなどにより、
インナードライバ5が軸方向へ移動してもインナードラ
イバ5とブレーキカバ16との間にそなえたラビリンス
20の隙間寸法Aがブレーキ板9とスプライン溝5aの
はめ合い長さBより短いため、インナードライバ5がブ
レーキ板9との結合部からはずれることがなく、確実に
モータ軸4にブレーキをかけることができる。
【0007】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、電
磁ブレーキのまわりをラビリンス構造にしているので、
つぎのような効果がある。 (1)電磁ブレーキまわりを良好にシールすることがで
き、ブレーキ部への軸受からのグリースの侵入や、軸受
やエンコーダへのブレーキ部からのブレーキライニング
の摩耗粉の侵入を防ぐことができる。したがって、ブレ
ーキトルクの低下や軸受、エンコーダの故障を防止する
ことができる。 (2)インナードライバが止め輪の破損等により軸方向
へ動いても確実にモータ軸にブレーキをかけることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す側断面図である。
【図2】図1におけるブレーキ板部の拡大断面図であ
る。
【図3】従来例を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 モータフレーム 2 ブラケット 3 軸受 4 モータ軸 5a スプライン溝 5 インナードライバ 6 キー 7 トメワ 8 ライニング 9 ブレーキ板 10 アーマチュア板 11 固定板 12 励磁コイル 13 電磁石 14 ヨーク部 15 バネ 16 ブレーキカバ 17 検出器 18 ラビリンス 19 ラビリンス 20 ラビリンス 21 Vリング
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−114012(JP,A) 実開 昭63−24966(JP,U) 実開 平3−21570(JP,U) 実開 平3−77066(JP,U) 実開 平3−81461(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 7/102 H02K 5/10

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ軸4を支持する軸受3と、この軸
    受3を収納するブラケット2と、前記ブラケット2に固
    定された電磁ブレーキのヨーク14と、前記ヨーク14
    の端面に軸方向に摺動可能に配置されたアーマチュア板
    10と、前記ヨーク14に固定された固定板11と、前
    記アーマチュア板10と固定板11の間に挟まれてモー
    タ軸4に固定されたインナードライバ5のスプライン溝
    5a上に軸方向に移動可能に嵌合されたブレーキ板9
    と、前記ヨーク14に取付けられブレーキ部を覆うブレ
    ーキカバ16とをそなえた電磁ブレーキ内蔵形モータに
    おいて、前記インナードライバ5とヨーク14との間に
    軸方向にラビリンス18をそなえるとともに、前記イン
    ナードライバ5とブレーキカバ16との間に軸方向と径
    方向にそれぞれラビリンス19、20をそなえ、かつ前
    記インナードライバ5とブレーキカバ16との間にそな
    えた軸方向のラビリンス20の隙間寸法Aを、前記ブレ
    ーキ板9とスプライン溝5aのはめ合い長さBより短く
    したことを特徴とする電磁ブレーキ内蔵形モータ。
  2. 【請求項2】 前記モータ軸4に、このモータ軸4とブ
    レーキカバ16間をシールするVリング21をそなえた
    ことを特徴とする請求項1記載の電磁ブレーキ内蔵形モ
    ータ。
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JPH0595173U JPH0595173U (ja) 1993-12-24
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