JP2589480Y2 - 押しボタン - Google Patents

押しボタン

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JP2589480Y2
JP2589480Y2 JP1992038041U JP3804192U JP2589480Y2 JP 2589480 Y2 JP2589480 Y2 JP 2589480Y2 JP 1992038041 U JP1992038041 U JP 1992038041U JP 3804192 U JP3804192 U JP 3804192U JP 2589480 Y2 JP2589480 Y2 JP 2589480Y2
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JP
Japan
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push button
spring
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guide hole
base
Prior art date
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泰彦 井上
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Nifco Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばテレビの主電源
スイッチのオン・オフ等を操作するのに使用される押し
ボタンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は一般的なテレビの外観図である。
図7に示すようなテレビ50では、リモコン操作される
電源スイッチ部の他に、主電源スイッチをオン・オフす
るための押しボタン51が設けられている。
【0003】図8は図7のB−B線拡大概略断面図であ
る。図8に示すスイッチ部の構造は、基体52内で回路
基板53に実装されているスイッチ54に対応して、押
しボタン51と、この押しボタン51を復帰させるため
のコイルスプリング61とが配設されている。
【0004】押しボタン51は、操作部55と、この操
作部55の裏面側から後方に向かって延出されたボス部
56と、同じく操作部55の裏面側にボス部56の周囲
を囲って筒状に形成されたバネガイド57と、先端に爪
部58aを有して同じく操作部55の裏面側から後方に
向かってボス部56と平行に延出された係止片58とを
設けて、樹脂材で一体に形成されている。
【0005】そして、押しボタン51を基体52に取り
付ける場合は、ボス部56にコイルスプリング61を装
着した状態で、ボス部56を基体52側のガイド孔59
に挿入させるとともに、係止片58を基体52側の係合
孔60に挿入する。すると、基体52の裏面側に配置さ
れた爪部58aによって抜け止めされて取り付けられ
る。図8は、この状態を示している。
【0006】このように構成されたスイッチ部では、押
しボタン51はコイルスプリング61の付勢力によっ
て、通常は爪部58aが基体52の裏面に係合された状
態まで戻されていて、スイッチ54を押下していない状
態におかれている。これに対して、外側から押しボタン
51が押されると、コイルスプリング61が圧縮されて
バネチャージされながら押し込まれ、ボス部56の先端
でスイッチ54のステム54aを押下できる。また、押
しボタン51の押し込み力を解くと、バネチャージされ
ているコイルスプリング61の戻し力で押しボタン51
が初期位置へ復帰する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たスイッチ部の構造では、押しボタン51を復帰させる
ためのコイルスプリング61を必要としている。このた
め、部品点数が多く、またコイルスプリング61を押し
ボタン51にセットしながら、この押しボタン51を基
体52に取り付けなければならないので作業性が悪く、
コストが高くなっている等の問題点があった。さらに、
自動組立化を図る場合でも複雑な構造になるので自動機
の製作費用が高い等の問題点もあった。
【0008】本考案は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的はスイッチ部の部品点数を削減する
ことができるとともに、自動組立化に適した押しボタン
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、基体側のガイド孔に対し押し込み自在に取り
付けられる押しボタンにおいて、前記基体の表面と対向
して配置される平板状の操作部と、前記操作部の裏面に
突設されて前記ガイド孔に摺動自在に配置される本体部
と、前記本体部の両側面を貫通した状態に設けられた窓
孔と、前記窓孔内に設けられて、前記操作部側に一端側
を固定し、他端側を自由端として形成されている弾性変
形可能なバネ部と、前記バネ部の自由端側に設けられて
前記窓孔から側方へ突出しているピン部と、 前記本体
部の後方側に突設された係止部とを樹脂材で一体に形成
しており前記本体部を前記ガイド孔に挿入配置して、
前記バネ部の自由端側をピン部を介して前記基体の表面
側に当てて移動規制し、かつ前記係止部を介し抜け止め
状態に取り付けられ、この取付状態から前記操作部を介
して押されると、前記バネ部が圧縮されてバネチャージ
されるように構成したものである。
【0010】
【作用】この構成によれば、押しボタンを復帰位置へ戻
すためのバネ部が一体に形成されているので、復帰用の
コイルスプリング等を別途用意する必要がなくなり、従
来構造のものに比べて部品点数を少なくすることができ
る。これによって、組立も簡単になる。また、組立が簡
単になるので、自動組立化を図る場合でも簡単な装置で
実現できることになる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1及び図2は本考案の一実施例とし
てのスイッチ部を示すもので、図1はその分解斜視図、
図2は組立状態で示す側面図である。また、この実施例
では、図7に示したテレビの主電源スイッチをオン・オ
フするのに使用した場合を一例としている。したがっ
て、図7及び図8と対応している部材は同一符号を付し
て示す。
【0012】図1及び図2に示すスイッチ部の構造にお
いて、基体1には、この基体1内で回路基板53に実装
されているスイッチ54に対応して、押しボタン2が配
設されている。
【0013】図3乃至図6は押しボタン2を単品で示す
もので、図3はその後面図、図4はその上面図、図5は
その側面図、図6は図5のA−A線矢視断面図である。
そこで、この図3乃至図6と共に図1及び図2に示した
スイッチ部の細部構造さらに説明する。
【0014】押しボタン2は樹脂材で形成されており、
平板状の操作部3と、この操作部3の裏面側から後方に
向かって延出された本体部4とが、一体に設けられてい
る。
【0015】本体部4は、偏平な六面体形として形成さ
れており、前面側に上記操作部3が形成された状態にな
っている。また、本体部4の残りの5つの面のうち、上
面4aと下面4bには中央を前後方向に延びるようにし
てそれぞれ突状壁5,6が形成されており、後面4cに
はこの後面4cよりさらに後方へ延びるようにして突出
ピン7が形成されている。さらに、残りの左右両側面4
d,4eには、後面4c側に片寄った部分に位置して係
止爪8が設けられている。なお、側面4cに形成されて
いる係止爪8と側面4dに形成されている係止爪8と
は、互いに上下方向に位置をずらして設けられている。
また、各係止爪8の外面は、後面4c側へ進むに従って
徐々に高さが低くなる状態のテーパー面9として形成さ
れている。加えて、左右両側面4d,4eには、操作部
3と係止爪8との間に位置して、この左右両側面4d,
4eに貫通した状態で矩形状の窓孔10が形成されてお
り、この窓孔10内にはバネ部11が設けられている。
【0016】バネ部11は、一つの平たい帯状材を上下
面側に波打つ千鳥状に屈曲させた状態で形成されてお
り、窓10内で一端が操作部3の裏面に固定され、他
端が後面4c側に延びるようにして設けられ、前後(両
端)方向に弾性変形できる状態にして形成されている。
また、バネ部11の他端側には、ピン部12が左右両側
より突出した状態で形成されている。なお、このピン
12は、係止爪8の最大突出位置と略等しい位置まで左
右方向に突出されている。
【0017】一方、押しボタン2が取り付けられる基体
1側には、スイッチ54と対応する位置に、押しボタン
2の本体部4が挿入されるガイド孔13が設けられてい
る。このガイド孔13の上下面には、本体部4の突状壁
5,6に対応して切込み14,15が連設されている。
また、基体1の表面側には、ピン部12と対応して凹所
16が ガイド孔13から連続して設けられている。
【0018】次に、押しボタン2を基体1に取り付ける
方法について説明する。先ず、基体1の表面側で、押し
ボタン2の突状壁5,6を切込み14,15に対応させ
て、本体部4をガイド孔13に挿入させて行く。する
と、途中で係止爪8のテーパー面9がガイド孔13の孔
縁にぶつかる。また、さらに強く押すと、係止爪8が内
側へ撓み変形され、この変形によって押し込むことがで
きる。そして、係止爪8がガイド孔13を貫通し終る前
に、バネ部11のピン12が凹所16内に当接位置決
めされる。さらに押しボタン2を押し込んで行くと、バ
ネ部11が撓み変形されながら押し込まれる。また、係
止爪8がガイド孔13を通過し終る位置まで挿入される
と、係止爪8が自己弾性復帰されて基体1の裏面側に係
合され、抜け止め状態になって取り付けられる。図2
は、この取付後の状態を示している。
【0019】このようにして、押しボタン2を基体1に
取り付けて成るスイッチ部では、押しボタン2はバネ部
11の付勢力によって、通常は係止爪8が基体1の裏面
に係合された状態まで戻されていて、スイッチ54を押
下していない状態におかれている。これに対して、外側
から操作部3が押されると、バネ部11が圧縮されて撓
み、この撓みによるバネチャージを伴って押し込まれ、
突出ピン7の先端でスイッチ54のステム54aを押下
できる。また、押しボタン2の押し込み力を解くと、バ
ネチャージされているバネ部11の撓み復帰による戻し
力で押しボタン2が初期位置へ復帰する。
【0020】したがって、この実施例の構造によれば、
押しボタン2を初期位置(復帰位置)へ戻すためのバネ
部11が一体に形成されているので、従来構造のように
復帰用のコイルスプリング等を別途用意する必要がなく
なり、組み立も単に押しボタン2だけを押し込めば取り
付けることができる。
【0021】なお、本考案は上記実施例により説明した
が、勿論この実施例の構造に限定されるものでなく、バ
ネ部11等は本体部4と一体成形されているものであれ
ば、これ以外の構造であっても差し支えないものであ
る。
【0022】
【考案の効果】以上説明したとおり、本考案に係る押し
ボタンによれば、この押しボタンを復帰位置へ戻すため
のバネ部を一体に形成しているので、スイッチ部におい
て復帰用のコイルスプリング等を別途用意する必要がな
くなる。この結果、従来構造のものに比べて部品点数を
少なくすることができるとともに組立も簡単になり、コ
ストを下げることができる。また自動組立化を図る場合
でも簡単な機械で実現できる等の効果が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例として示すスイッチ部の分解
斜視図である。
【図2】図1に示した同上スイッチ部を組立状態で示す
側面図である。
【図3】本考案に係る押しボタンを単品で示す後面図で
ある。
【図4】本考案に係る押しボタンを単品で示す上面図で
ある。
【図5】本考案に係る押しボタンを単品で示す側面図で
ある。
【図6】図5のA−A線矢視断面図である。
【図7】一般的なテレビの外観図である。
【図8】図7のB−B線拡大概略断面図である。
【符号の説明】
1 基体 2 押しボタン 3 操作部 4 本体部 8 係止爪(係止部) 11 バネ部 13 ガイド孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体側のガイド孔に対し押し込み自在に
    取り付けられる押しボタンにおいて、前記基体の表面と対向して配置される平板状の操作部
    と、 前記操作部の裏面に突設されて 前記ガイド孔に摺動自在
    に配置される本体部と、前記本体部の両側面を貫通した状態に設けられた窓孔
    と、 前記窓孔内に設けられて、前記操作部側に一端側を固定
    し、他端側を自由端として形成されている弾性変形可能
    なバネ部と、 前記バネ部の自由端側に設けられて前記窓孔から側方へ
    突出しているピン部と、 前記本体部の後方側に突設された 係止部とを樹脂材で一
    体に形成しており前記本体部を前記ガイド孔に挿入配置して、前記バネ部
    の自由端側をピン部を介して前記基体の表面側に当てて
    移動規制し、かつ前記係止部を介し抜け止め状態に取り
    付けられ、この取付状態から前記操作部を介して押され
    ると、前記バネ部が圧縮されて バネチャージされること
    を特徴とする押しボタン。
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JP7415084B2 (ja) * 2021-07-01 2024-01-16 三菱電機株式会社 押下操作用ボタンおよび電子機器

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JPS55162846U (ja) * 1979-05-14 1980-11-22
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