JP2588533Y2 - 注湯装置 - Google Patents

注湯装置

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JP2588533Y2
JP2588533Y2 JP1992068875U JP6887592U JP2588533Y2 JP 2588533 Y2 JP2588533 Y2 JP 2588533Y2 JP 1992068875 U JP1992068875 U JP 1992068875U JP 6887592 U JP6887592 U JP 6887592U JP 2588533 Y2 JP2588533 Y2 JP 2588533Y2
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Japan
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pouring
mold
cylinder
moved
ladle
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允千 先川
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NTN Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、一方向に間歇的に移
送される鋳型に対して湯を注ぐ注湯装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図5および図6に示すように、造型機に
よって造型された鋳型Bを鋳型搬送装置によって一方向
に一定ストローク間歇的に移送し、その移送路の一側に
設けた注湯装置Aの注湯傾斜台12の傾動により、その
注湯傾斜台12で支持した取鍋Dを傾むけて鋳型B内に
湯を注ぐようにした鋳造装置は従来から知られている。
【0003】上記鋳造装置においては、造型機によって
造型される鋳型Bの湯口bの位置が鋳造品の種類によっ
て異なるため、鋳込みに際し、取鍋Dを鋳型Bに対して
前後動させて湯口bの位置に応じて取鍋Dの注ぎ口の位
置を調整している。
【0004】また、鋳造装置では、造型機の造型サイク
ルに合わせて鋳型Bを一方向に移動させるようにしてい
るため、鋳込み量の多い大型の鋳造品の場合、鋳込み途
中において鋳型Bが移送されることがあり、この場合
は、鋳型Bの移送と同時に取鍋Dを同方向に略同じ速度
で移動させて鋳込み作業を継続している。
【0005】ここで、取鍋Dは数100kgにも及ぶ超
重量物であるため、鋳込みに際する取鍋Dの傾動、注ぎ
口の位置調整による取鍋Dの前後動および追かけ鋳込み
による取鍋Dの鋳型移動方向への移動は、油圧シリンダ
で行なうようにしている。これらの油圧シリンダは、手
動切換弁のレバーを操作することにより制御され、レバ
ーのそれぞれは、注湯装置Aの台車2と一体に移動する
キャビン19内に設けられている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】従来の注湯装置におい
ては、上記のように、油圧シリンダを手動切換弁で制御
しており、その手動切換弁は、スプール開度において油
の流れ始め点と最大流量点とが非常に接近しているた
め、スプールを少し動かしただけでも流量が大きく変化
し、油圧シリンダの作動速度をスムーズに制御すること
が困難であった。
【0007】このため、油圧シリンダの作動開始時およ
び停止時に取鍋にショックが加わり、取鍋の位置調整お
よび注湯作業を円滑に行なうことができないという不都
合があった。
【0008】この考案は上記の不都合を解消し、取鍋を
傾動あるいは移動させる油圧シリンダの作動速度をスム
ーズに制御できるようにして注湯作業および位置調整作
業が円滑に行なわれるようにすることを技術的課題とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案においては、一方向に一定ストローク間
歇的に移送される鋳型の移送路の一側に、鋳型の移送方
向に移動可能な台車を設け、その台車上に前後位置調整
用シリンダの作動によって鋳型の移送方向と直交する方
向に移動される移送台を設け、その移送台上に左右位置
調整用シリンダの作動により鋳型の移送方向に移動され
るテーブルリフタを設け、テーブルリフタの昇降テーブ
ル上には注湯用シリンダの作動により鋳型に向けて傾動
される注湯傾斜台を設け、この注湯傾斜台で支持された
取鍋の傾斜によって鋳型内に湯を注ぐようにした注湯装
置において、前記前後位置調整用シリンダ、左右位置調
整用シリンダおよび注湯用シリンダのそれぞれに連通す
る2本の通路を給油通路とタンク通路とに切換える切換
弁として手動比例制御バルブを用いた構成を採用したの
である。
【0010】
【作用】上記のように、油圧シリンダの動作を制御する
切換弁として手動比例制御弁を用いたことにより、この
手動比例制御弁はスプールの微開から全開迄流量が比例
的に変化するため、各シリンダの作動速度をスムーズに
制御することができる。
【0011】
【実施例】以下、この考案の実施例を図1乃至図4に基
づいて説明する。
【0012】図1乃至図3は、図5および図6で示す注
湯装置Aの詳細を示す。図示のように、鋳型Bの移送路
の一側における床面上には鋳型Bの移送方向に長く延び
るレール1が敷設され、そのレール1上に台車2の下部
に設けた車輪3が載置されている。
【0013】台車2は、油圧モータ4の作動によりレー
ル1に沿って移動される。台車2の上面には、上記レー
ル1に対して交差方向に長い複数のガイドロッド5が設
けられ、そのガイドロッド5に沿って移送台6が移動自
在に支持されている。この移送台6は前後位置調整用シ
リンダ7の作動によりガイドロッド5に沿って移動され
る。
【0014】移送台6の上面には、レール1と平行する
ガイドロッド8が設けられ、そのガイドロッド8に沿っ
てテーブルリフタ9が移動自在に支持されている。この
テーブルリフタ9は左右位置調整用シリンダ10の作用
によって鋳型Bの移動方向に移動される。
【0015】テーブルリフタ9は図示省略した昇降用シ
リンダの作動によって上下動される昇降テーブル11を
有し、その昇降テーブル11上に注湯傾斜台12が設け
られている。
【0016】注湯傾斜台12は一対の側枠13を複数の
連結部材14で連結しており、上記側枠13の上面に取
鍋Dの両側に設けたアーム部材d1 を支持する受金具1
5が固定されている。
【0017】一対の側枠13の前側上部は、昇降テーブ
ル11の上面に固定された一対の支持枠16に軸17を
介して回動自在に連結されている。
【0018】上記注湯傾斜台12は、各側枠13の内部
に設けられた一対の注湯用シリンダ18の作動によって
軸17を中心に傾動される。
【0019】上記の構成から成る注湯装置Aにおいて
は、注湯傾斜台12の受金具15で取鍋Dのアーム部材
1 を支持し、テーブルリフタ9の昇降テーブル11の
上昇動と前後位置調整用シリンダ7の作動による移送台
6の移動とによって鋳型Bの湯口bに対する取鍋Dの注
ぎ口d2 の位置を調整を行ない、その位置調整後に、注
湯用シリンダ18の作動により注湯傾斜台12を鋳型B
に向けて傾動させ、その注湯傾斜台12と共に傾動する
取鍋Dの内部の湯を注ぎ口d2 から流出させて鋳込み作
業を行なう。
【0020】この鋳込み作業は、鋳型Bの停止状態で行
なうが、その鋳込み途中に鋳型Bが移動を開始した場合
は、左右位置調整用シリンダ10の作動によりテーブル
リフタ9をガイドロッド8に沿って移動させ、取鍋Dを
鋳込み状態で鋳型Bの移動に追従させる。
【0021】図4は、台車2を移動させる油圧モータ4
および各種シリンダ7、10、18を作動させる油圧回
路を示す。
【0022】油圧モータ4の油吸込口および油吐出口に
接続された2本の通路4a、4b、前後位置調整用シリ
ンダ7に接続された2本の通路7a、7b、左右位置調
整用シリンダ10に接続された2本の通路および注湯用
シリンダ18に接続された2本の通路18a、18bの
それぞれは手動比例制御弁20を介してポンプ21に接
続された給油通路22およびタンク23に接続されたタ
ンク通路24に切換的に接続される。
【0023】手動比例制御弁20は、入口弁ブロック2
5、4つの切換弁ブロック26およびエンドプレート2
7から成る。入口弁ブロック25にはリリーフ弁28、
アンロード弁29及び圧力補償機構30を有している。
【0024】4つの切換弁ブロック26は3位置4方向
形手動切換弁31を有し、各切換弁31のA、Bポート
に油圧モータ4の2本の通路4a、4bや各種シリンダ
7、10、18の通路が接続されている。また、各切換
弁31のPポートに給油通路22が接続され、Tポート
にタンク通路24が接続されている。
【0025】この手動比例制御弁20は、弁通路流量が
レバーの操作により移動するスプールの変位に比例し、
負荷の大小に影響を受けることがないという特徴を有す
る公知のものである。
【0026】このような比例制御弁20を注湯装置に用
いることによって、油圧モータ4および各種シリンダ
7、10、18を勘に頼ることなくレバー操作すること
ができ、シリンダ7、10、18の作動速度をスムーズ
に制御することができる。このため、油圧モータ4およ
び各種シリンダ7、10、18の起動又は停止直前の制
御性が非常にスムーズであり、取鍋Dの位置調整および
注湯操作時に取鍋Dに衝撃を与えることがなく、安全に
注湯作業を行なうことができる。
【0027】
【考案の効果】以上のように、この考案に係る注湯装置
においては、手動比例性弁を用いたことによって取鍋を
傾動させるシリンダや取鍋を前後動させるシリンダおよ
び左右動させるシリンダの作動速度をスムーズに制御す
ることができるため、取鍋の位置調整操作時、および注
湯操作時に取鍋に衝撃を与えることがなく、安全に注湯
作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る注湯装置の一実施例を示す正面
【図2】同上の側面図
【図3】同上の横断平面図
【図4】同上の油圧回路図
【図5】鋳造装置の平面図
【図6】同上の側面図
【符号の説明】
B 鋳型 2 台車 6 移送台 7 前後位置調整用シリンダ 9 テーブルリフタ 10 左右位置調整用シリンダ 11 昇降テーブル 12 注湯傾斜台 18 注湯用シリンダ 7a、7b、10a、10b、18a、18b 通路 22 給油通路 24 タンク通路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に一定ストローク間歇的に移送さ
    れる鋳型の移送路の一側に、鋳型の移送方向に移動可能
    な台車を設け、その台車上に前後位置調整用シリンダの
    作動によって鋳型の移送方向と直交する方向に移動され
    る移送台を設け、その移送台上に左右位置調整用シリン
    ダの作動により鋳型の移送方向に移動されるテーブルリ
    フタを設け、テーブルリフタの昇降テーブル上には注湯
    用シリンダの作動により鋳型に向けて傾動される注湯傾
    斜台を設け、この注湯傾斜台で支持された取鍋の傾斜に
    よって鋳型内に湯を注ぐようにした注湯装置において、
    前記前後位置調整用シリンダ、左右位置調整用シリンダ
    および注湯用シリンダのそれぞれに連通する2本の通路
    を給油通路とタンク通路とに切換える切換弁として手動
    比例制御バルブを用いたことを特徴とする注湯装置。
JP1992068875U 1992-10-02 1992-10-02 注湯装置 Expired - Lifetime JP2588533Y2 (ja)

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JPH0648957U JPH0648957U (ja) 1994-07-05
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