JP2588371B2 - ドアヒンジ装置 - Google Patents

ドアヒンジ装置

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JP2588371B2
JP2588371B2 JP22714294A JP22714294A JP2588371B2 JP 2588371 B2 JP2588371 B2 JP 2588371B2 JP 22714294 A JP22714294 A JP 22714294A JP 22714294 A JP22714294 A JP 22714294A JP 2588371 B2 JP2588371 B2 JP 2588371B2
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圓藏 出向井
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日本ドアーチエック製造株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドアを回動自在に枢支す
るドアヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にドアヒンジ装置は図3に示すよう
に戸口の天部および下部に戸口側ヒンジ部材25,26
を装着し、ドア27の上縁および下縁にドア側ヒンジ部
材28,29を装着し、戸口側ヒンジ部材25,26の
支軸をドア側ヒンジ部材28,29の軸受体に嵌め合せ
る構成としている。
【0003】具体的には図4に示すように戸口の天部3
0の下面にねじ31で固定された戸口側ヒンジ部材25
は、取付基材32に鉛直方向に軸保持筒33を有し、こ
の軸保持筒33内に支軸34を上下動自在に設けてあ
り、コイルスプリング35により前記支軸34の先端が
取付基材32より下方に突出するようにしている。一
方、ドア27の上面にはドア側ヒンジ部材28をねじ3
6で固定してあり、その取付基材37に軸受体38を取
付けている。そして前記支軸34を軸受体38に嵌め込
むことにより、ドア27は支軸34を中心に回動自在に
枢結される。なお、ドア27の下方のヒンジ機構につい
ては、前記構成とほぼ同様であるので、その説明は省略
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にドア
27は相当の厚みを有し、また、全体の構成部材の関係
から重量物である。したがって、前記ドア27の軸受体
38を戸口側ヒンジ部材25の支軸34に嵌め合せると
き、一人の作業員がドア27を支え、他の作業員が軸受
体38を支軸34に対して位置合わせし、かつ、嵌め合
せ作業をしていたものであり、少なくとも二人の作業員
を要し、また、支軸34と軸受体38の嵌め合せ作業が
容易でないという問題があった。
【0005】本発明は前記従来の問題に留意し、一人の
作業員であっても戸口側ヒンジ部材とドア側ヒンジ部材
の枢結作業が容易にできるドアヒンジ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため戸口側ヒンジ部材とドア側ヒンジ部材よりな
り、戸口側ヒンジ部材とドア側ヒンジ部材のいずれか一
方は作動用ねじによって端部が上下に変位するレバー
と、このレバーによってわずかに突出する第1の位置と
大きく突出する第2の位置に位置制御される支軸を有
し、前記支軸におけるレバーの一端と係合するレバー係
合凹部に、前記支軸を第1の位置より移動を許すように
遊びをもたせる。戸口側ヒンジ部材とドア側ヒンジ部材
の他方には、前記支軸を嵌め合せる軸孔をもつ軸受体を
設け、軸受体の先端肩部に前記支軸を押すためのテーパ
ーを設けたドアヒンジ装置の構成とする。
【0007】
【作用】上記構成において、戸口側ヒンジ部材に支軸
を、またドア側ヒンジ部材に軸受体を設けるとして、戸
口天部に固定した戸口側ヒンジ部材の支軸に、ドアの上
部に固定したドア側ヒンジ部材の軸受体を嵌め合せると
き、前記戸口側ヒンジ部材の支軸をレバーによりあらか
じめわずかに突出する第1の位置に制御しておく。この
状態でドアを水平方向に移動させると、ドア側ヒンジ部
材の軸受体の肩部のテーパーが支軸の下端に当たり、支
軸を上動させたのち、支軸の先端を軸受体の軸孔に嵌め
合せる。この動作は支軸のレバー係合用凹部に遊びをも
たせているので支障なく行なわれる。その後、レバーを
作動させて支軸を大きく突出させる第2の位置に制御
し、支軸を軸受体の軸孔に完全に嵌め合せる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例のドアヒンジ装置を図
1および図2を参照して説明する。
【0009】図において1は戸口の天部であり、その下
面に戸口側ヒンジ部材2をねじ3で固定している。前記
戸口側ヒンジ部材2の取付基材4には鉛直方向に軸保持
筒5を取りつけてあり、この軸保持筒5内に上下動自在
に支軸6を設けている。また支軸6は軸保持筒5内に設
けたコイルスプリングなどよりなる付勢体7によって、
先端が取付基材4の下方に突出するようになっており、
その突出量は、支軸6の上端に設けたストッパー8が軸
保持筒5の内部に形成した段部9に係止されることによ
って規制されている。前記支軸6は先端に円弧部10を
形成して丸くしてあり、また側部に所要長さにわたるレ
バー係合凹部11を形成している。そして前記取付基材
4上にはレバー12を配置してあり、このレバー12は
中腹部を枢支部13によって枢支され、一端部14を前
記支軸6のレバー係合凹部11に上下方向に遊びをもた
せて係合させ、他端部15を取付基材4に保持された作
動用ねじ16に係合させ、この作動用ねじ16の上下変
位により、レバー12が回動し、支軸6はその先端が取
付基材4の下面よりわずかに突出する第1の位置(A)
と、取付基材4の下面より大きく突出する第2の位置
(B)をとるように制御されるようになっている。
【0010】一方、ドア17の上縁にはドア側ヒンジ部
材18をねじ19によって固定してあり、その取付基材
20には軸孔21が鉛直方向となるように軸受体22を
固着している。そして軸受体22の上端肩部にはテーパ
ー23を形成している。
【0011】上記構成において、ドア17を枢結する前
には、戸口側ヒンジ部材2における作動用ねじ16を下
方に下げておき、図1の点線で示すようにレバー12の
端部15を引き下げ、支軸係合側の端部14を上方に変
位させておく。この端部14の上動により、端部14に
係合する支軸6は上動し、その先端が取付基材4の下面
よりわずかに突出する第1の位置(A)におかれる。
【0012】この状態において図2に示すようにドア1
7を組み込む。さらに詳しく説明すると、ドア17を水
平方向に移動して、ドア側ヒンジ部材18の軸受体22
が支軸6の真下に位置するようにするが、このとき、軸
受体22の上端肩部のテーパー23により先端が丸くな
った支軸6の下端を第3の位置(C)まで、すなわち、
軸受体22の上面位置まで押し上げ、そして軸受体22
の軸孔21が支軸6の下端に対応したとき、付勢体7に
よって支軸6は第1の位置Aまで押し下げられ、すなわ
ち、節動的に軸受体22の軸孔21に支軸6の先端の一
部が嵌まり合う。
【0013】ここで前記支軸6が第1の位置(A)から
第3の位置(C)に変位する動作時に、レバー12の一
端部14が係合する支軸6のレバー係合凹部11に、上
下方向に前記位置(A)から位置(C)間の距離に相当
する遊びをもたせているために、前記動作が支障なくで
きる。
【0014】つぎに戸口側ヒンジ部材2における作動用
ねじ16を押し上げることにより、レバー12は図1の
実線で示すようにより、レバー12によって支軸6が実
線のようにさらに大きく押し下げられ、軸受体22の軸
孔21に支軸6が嵌合してドア17の枢結を完了する。
【0015】なお、軸保持筒5の側部には、レバー12
の一端部14を挿通するためのスリット24を形成して
いる。上記のように本実施例のドアヒンジ装置は、戸口
側ヒンジ部材2の支軸6にドア17に固定されたドア側
ヒンジ部材18の軸受体22を嵌合させるとき、前記支
軸6から取付基材4よりわずかに突出しているので、そ
の嵌め合せ作業時に対象物が確認できて作業が行いやす
く、しかも、ドア17を水平に移動することにより、軸
受体22が支軸6を押し上げるとともに所定位置で節動
的に支軸6が軸受体22に嵌まり合うことから、作業が
一段と容易になるとともに、その嵌まり合いを確実に確
認でき、もちろん、一人の作業員がドア17を支えなが
ら、前記支軸6と軸受体22の嵌め込み作業ができるこ
ととなる。
【0016】なお前記実施例においては、支軸を戸口側
ヒンジ部材に、また軸受体をドア側ヒンジ部材に設けて
いるが、前記支軸と軸受体を上下逆に設けてもよく、本
発明の作用効果に差異を生じない。
【0017】
【発明の効果】前記実施例の説明より明らかなように、
本発明のドアヒンジ装置は、戸口側またはドア側ヒンジ
部材の支軸がわずかに突出する第1の位置と、大きく突
出する第2の位置と、第1の位置より上方または下方に
なる第3の位置に可動制御されるものであり、ドアの枢
結において、軸受体の水平移動で前記支軸を一たん押し
移動させたのち支軸の先端を軸受体に嵌め合せ、レバー
操作により、支軸をさらに突出させて完全に軸受体に嵌
め合せるものであるため、これら戸口側ヒンジ部材また
はドア側ヒンジ部材の支軸と他方のヒンジ部材の軸受体
の嵌め合せ作業が容易にでき、また、一人の作業員でも
できるものであり、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のドアヒンジ装置の断側面図
【図2】同ドアヒンジ装置の要部断側面図
【図3】ドアヒンジ装置を用いた一般的なドア部の正面
【図4】従来のドアヒンジ装置の断側面図
【符号の説明】
1 戸口の天部 2 戸口側ヒンジ部材 4 取付基材 5 軸保持筒 6 支軸 7 付勢体 10 円弧部 11 レバー係合凹部 12 レバー 13 枢支部 14 レバーの一端部 15 レバーの他端部 16 作動用ねじ 17 ドア 18 ドア側ヒンジ部材 20 取付基材 21 軸孔 22 軸受体 23 テーパー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸口側ヒンジ部材とドア側ヒンジ部材よ
    りなり、戸口側ヒンジ部材とドア側ヒンジ部材のいずれ
    か一方は作動用ねじによって端部が上下に変位するレバ
    ーと、このレバーによって他方のヒンジ部材側にわずか
    に突出する第1の位置と大きく突出する第2の位置に位
    置制御される支軸を有し、前記支軸におけるレバーの一
    端と係合するレバー係合凹部に前記支軸を第1の位置よ
    り移動を許すように遊びをもたせ、戸口側ヒンジ部材と
    ドア側ヒンジ部材の他方には、前記支軸を嵌め合せる軸
    受体を設け、軸受体の先端肩部に前記支軸を押すテーパ
    ーを設けたドアヒンジ装置。
  2. 【請求項2】 支軸は、先端に円弧を付して丸く形成し
    た請求項1記載のドアヒンジ装置。
  3. 【請求項3】 支軸は取付基材に設けられた支軸保持筒
    内に保持され、付勢体によって突出するように付勢され
    た請求項1記載のドアヒンジ装置。
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