JP2587394B2 - 一般車輛用ロ−ルテント装置 - Google Patents

一般車輛用ロ−ルテント装置

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JP2587394B2
JP2587394B2 JP31908194A JP31908194A JP2587394B2 JP 2587394 B2 JP2587394 B2 JP 2587394B2 JP 31908194 A JP31908194 A JP 31908194A JP 31908194 A JP31908194 A JP 31908194A JP 2587394 B2 JP2587394 B2 JP 2587394B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は一般車輌を使ってオー
トキャンプをする時に適するテント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では道路が山や海辺まで整備された
結果、各地にオートキャンプ場が作られ、自動車にキャ
ンプに必要とするテントなどを積み込んで移動し、これ
らの施設を使ってキャンプを楽しむことが行なわれてい
る。そして、オートキャンプの場合は、居住空間を作る
各種形状のテントだけでなく、タープと呼ばれる四角形
の日除けや雨除けを兼ねる天幕を併用する場合がほとん
どである。
【0003】タープを利用するオートキャンプの場合、
車輌を所定位置に停車してから、四角形のタープの縁部
が車輌の上方に位置するようにして、人が立って歩ける
2.0m位の高さにタープを張り、持参した各種形状の
テントの開口部がタープの下方に位置するように張り、
タープをはった中央に机や椅子などを置いたり、煮炊具
を置いて使用するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車輌とタープとテント
を組み合わせた場合、かなり広いスペースが活用できる
ようになり、特にタープは日除けだけでなく、雨除けの
働きをするから、雨が降っても広い空間を自由に使って
オートキャンプを楽しむことができる。
【0005】また、タープで作られた空間は雨が降って
も、テントや装備品の収納作業場に利用できるが、ター
プ本体の収納は雨の中で行なわねばならないからかなり
めんどうであり、雨中での作業はキャンプの楽しさを完
全に失わせるものであり、タープに変わる簡易なテント
システムの要求がある。
【0006】一方、大型のキャンピングカーやキャンピ
ングトレラーでは、車輌側面の窓や出入口のひさしの中
に自動巻取り式の日除け布を取付けたものがあり、一般
車輌にこのような自動巻取り式の日除け布を内装する筒
状のケーシングを直接取付けるアイデアが生まれても、
ケーシングは直線状であるから、外表面に曲面を多用し
た背の低い一般車輌にはケーシングを取付ける場所がな
いものである。
【0007】従って、このようなアイデアが実現できる
のは、車輌の背が高いワンボックスカーのような大型車
輌に限られ、しかも、車種ごとに外観形状が異なるか
ら、筒状のケーシングの取付け構造も車種ごとに違って
しまうものである。この為、ある程度の取付け部品の共
通化を狙って、ワンボックスカーに取付ける大型キャリ
アの側部を利用して直接ケーシングを固定する時でも、
今度は専用の取付け構造の付いたこの大型キャリアを車
輌に取付けする構造が車種ごとに違ってしまうものであ
り、ある程度の部品の共有化ができても、幅広い汎用性
をもたせることは困難で、いずれにしても典型的な多品
種小量生産になってしまうものである。
【0008】また、キャリアの側部を利用してケーシン
グを取付けする時は、キャンピングカーのような車輌の
側面に密着固設する時と違って、車輌との間に隙間がで
きて風と一緒にこの隙間を通過する雨水が車輌の屋根で
止められることなく侵入し、使い勝手が良くないものと
思われる。
【0009】この為、キャンピングカーを手本とする従
来の考え方の延長では、このアイデアを実現するときの
商品価格は、現在の実販価格2〜3万円のタープと比較
して、数倍の値段設定となり、製品化しても期待した販
路が得られない恐れがある。このように、限られた大型
のワンボックスカーだけでは制約があるので、自由な形
状の一般車輌でもテント装置の使用ができるように、車
輌への取付け構造が全く同じで多量生産が期待できる、
使い勝手の良いテント装置の取付け構造を新しく提案す
る必要性がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の課題に
答えるもので、側面に直線スリット1を持った筒状ケー
シング2の中に回転シャフト3を取付け、該回転シャフ
ト3に一端を固定して巻付け、他端を直線スリット1か
ら筒状ケーシング2の外へ引出すキャンパス4を設け、
筒状ケーシング2の外方へ引出したキャンパス4の端部
に縁部材5を取付け、かつ、縁部材5は直線スリット1
を通過できない大きさにすると共に、筒状ケーシング2
と略平行に固定台6を配置し、かつ、固定台6と筒状ケ
ーシング2とは複数本の連結体7で一体に連結し、該筒
状ケーシング2と連結体7、及び、連結体7と固定台6
との間に夫々回転手段8を設け、車輌Aの屋根に装着し
たキャリア10に前記固定台6を固着し、該固定台6及
び筒状ケーシング2と連結する連結体7の回動手段8の
部分に回転止9を設け、該筒状ケーシング2を回転止9
によって、車輌Aの上方で任意高さ及び任意方向に向け
て固設するものである。
【0011】また、回転シャフト3の端は筒状ケーシン
グ2の軸受けを有する側板2aから突出させ、突出した
回転シャフト3の端に駆動係止部11を設け、該駆動係
止部11を介して回転シャフト3を回転し、キャンバス
4を筒状ケーシング2内に巻取り収納するものである。
【0012】更に、車輌Aと筒状ケーシング2との空間
にサブキャンバス12を位置せしめ、筒状ケーシング2
の外壁には入口部が狭く内部13aが広い直線状スリッ
ト13を形成し、該直線状スリット13の広くなった内
部13aと係合する係止部12aを前記サブキャンバス
12の端に取付け、直線状スリット13と係合保持する
係止部12aによって、車輌Aと筒状ケーシング2との
間にサブキャンバス12を装着することができる。
【0013】
【作用】如上の構成であるこの発明は、一般車輌に取付
けるもっとも単純な、例えばスキー用のキャリア10を
使って、タープに代わるロールテントが使用できるよう
にするもので、キャリア10ごとに指定される方法でま
ず固定台6をキャリア10に強く固定し、この状態で車
輌はキャンプ場まで移動できるものである。
【0014】そして、キャンプ場の指定した場所に駐車
した車輌Aは、回動手段8の回転止9を緩めて固定台6
に対して連結体7・筒状ケーシング2の位置関係を最適
位置に変更し、その後、回転止9を締め付けて回動手段
8を固定する。このように任意高さ、任意位置に設定し
た筒状ケーシング2から、縁部材5を使ってキャンバス
4を引き出し、タープのように端部をポールなどに固定
して使用する。
【0015】また、筒状ケーシング2の外壁に形成した
直線状スリット13に、サブキャンバス12の端の係止
部12aを係止保持し、車輌Aと筒状ケーシング2との
空間をサブキャンバス12によって遮蔽することができ
る。
【0016】次に、キャンバス4の収納は側板2aから
突出した回転シャフト3の駆動係止部11を回転するこ
とによって簡単に収納することができ、雨中であっても
一人で短時間に収納できるものである。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明すると、Aは背が低く外観形状に丸みを帯びた普
通の乗用車を含む一般車輛、10は車輛Aの屋根に取付
けるキャリアであり、該キャリア10は特殊なものでな
く、どの車輛Aにも取付けられる構造で、枠状に組み立
てられる大型のものを用いる必要はなく、二本の棒状の
キャリア10を車輛Aの屋根に横接して取付ける、普通
の安価なスキー用のキャリアで充分である。
【0018】14はスキー板の横移動を防止する為にキ
ャリア10の本体から立設した二個の突部、6はスキー
板とほぼ同じ角形の断面形状で約8cmの幅を持ち、二
本のキャリア10の上に載架できるように約1.5mの
長さを持った固定台、15はキャリア10にスキー板を
固定する為のバンドであり、二個の突部14の間に固定
台6をスキー板のように載せ、バンド15で締め付ける
ことによって固定台6は強固にキャリア10に取付けで
きる。
【0019】尚、固定台6の断面形状はキャリア10に
取付ける時のスキー板の断面形状にほぼ一致させたか
ら、固定台6はスキー板と同様にキャリア10に固定す
ることができ、固定する為の構造として図に示す突部1
4とバンド15との他に、キャリア10に指定された取
付け構造で固定台6を取付ければよい。また、固定台6
は角形の筒体で形成すれば長手方向に連続する二つの収
納孔6aを設けることができ、この収納孔6aに後記す
るポール17を挿入保管してもよく、この状態で車輛A
と共に移動できる。
【0020】2は固定台6と略平行に配置する筒状ケー
シング、7は固定台6と筒状ケーシング2とを一体に連
結する複数本の連結体であり、最低二本は必要で、固定
台6の長さによって適当数を決定する。
【0021】16は筒状ケーシング2や固定台6に連結
体7を取付ける為の連結体ブラケット、16aは一定の
長さと大きさの曲面で形成した連結体ブラケット16の
取付け部、16bは取付け部16aと一体に形成して連
結体7を挟着する取付け片であり、取付け部16aと取
付け片16bとで連結板ブラケットを構成し、連結体ブ
ラケット16の取付け部16aが固定ねじ16cで筒状
ケーシング2や固定台6の外面に密着固定している。
【0022】16dは筒状ケーシング2の内側に沿って
密接した補強板であり、固定ねじ16cは補強板16d
と連結体ブラケット16の取付け部16aとの間で筒状
ケーシング2を挟着して固定し、固定ねじ16cの力が
直接筒状ケーシング2に係らないように固定するもので
ある。
【0023】8は連結体ブラケット16の取付け片16
bと前記連結体7との間に設けた支軸で形成する回動手
段、9は回動手段8に取付けて連結体7と連結体ブラケ
ット16の取付け片16bとを締め付け固定する回転止
であり、あらかじめ連結体7と取付け片16bとの密着
面には凹凸が形成してあり、回転止9を廻して連結体7
と取付け片16bとを強く密着させると、凹凸がお互い
に食い込み、強固に一体化できる。
【0024】また、回転止9をゆるめると、連結体7と
連結体ブラケット16の取付け片16bとの密着面がゆ
るむので、密着面に凹凸があっても連結体7は筒状ケー
シング2や固定台6に取付けた連結体ブラケット16の
回動手段8を中心に回動し、連結体7と連結体ブラケッ
ト16との関連角度を任意の角度に変更することができ
る。
【0025】従って、キャリア10に固定した固定台6
に対して、連結体7によって取付けられる筒状ケーシン
グ2は、回転止9をゆるめたり、締め付けすることによ
って、車輛Aよりも高い位置で任意方向に向けて固定で
きるようになった。
【0026】図に示す実施例では固定台6と連結体7と
の間にも筒状ケーシング2と同じ連結体ブラケット16
を使用するもので、固定台6の一面には直線状の凹部6
bが二個所設けてあり、連結体ブラケット16の取付け
部16aの端はこの凹部6bと嵌合しながら固定ねじ1
6cを使って固定台6に取付けできる。この為、筒状ケ
ーシング2の外面に密着固定する連結体ブラケット16
が、そのまま固定台6にも使用できるようになり、同時
に回転手段8や回転止9もすべての連結体7の取付け部
に同じ部品を使用するから、部品の共通化によるコスト
ダウンが可能となったものである。
【0027】また、連結体ブラケット16の取付け部1
6aの端が固定台6の凹部6bと嵌合して固定台6に取
付ける時、該連結体ブラケット16の取付け部16aの
強度が不足するようなら、取付け部16aと密着する固
定板6cを設け、取付け部16aは固定板6cと一緒に
固定台6に取付ければ、連結体ブラケット16を合成樹
脂などで形成する時にも、強度の不安は全くなくなる。
【0028】尚、連結体ブラケット16の取付けに固定
ねじ16cを用い、あらかじめ筒状ケーシング2や固定
台6の取付け位置を複数個所設けておくことによって、
この複数個所の内で車輛Aにあった二個所を使用者が選
んで連結体ブラケット16が取付けできるようになり、
車輛Aに取付けるキャリア10とのマッチングがよくな
るものである。勿論、連結体ブラケット16の取付け位
置の変更を必要としない時は、ねじの代わりに製造時に
始めからリベットなどで連結体ブラケット16を固定し
ておいても良い。
【0029】2aは筒状ケーシング2の端部に取付けた
側板、3は側板2aの中央孔を軸受けとする筒状ケーシ
ング2内に配置した回転シャフト、1は筒状ケーシング
2の長手方向の側面に形成して内部と連通する直線スリ
ット、4は一端を回転シャフト3に固定して巻付け、他
端を直線スリット1から筒状ケーシング2の外へ引き出
すキャンバス、5は直線スリット1から引き出したキャ
ンバス4の端に取付けた縁部材であり、該縁部材5は直
線スリット1を通過できない形状として、キャンバス4
の全体が筒状ケーシング2内に引き込まれないようにし
ている。
【0030】車輛Aをオートキャンプ場の指定の場所に
止めて、前記したように回転止9をゆるめると、筒状ケ
ーシング2は連結体7を介して固定台6の上方の任意の
位置へ動かすことができ、この位置で回転止9を締め付
けることによって、筒状ケーシング2が完全に固定でき
る。そして、この状態で縁部材5を引っ張ると、回転シ
ャフト3に巻込まれていたキャンバス4は筒状ケーシン
グ2の直線スリット1から引き出すことができる。
【0031】17は引き出したキャンバス4の縁部材5
を所定高さに持ち上げるポール、18は地面に打ち込ま
れたピンと縁部材5との間に張ったロープであり、ポー
ル17及びロープ18は縁部材5の両端に取付けてお
り、キャンバス4はポール17で持ち上げられた状態で
正しく張ることができる。尚、タープと同様に縁部材5
を引っ張ってロープ18をキャンプ場の立ち木などに張
る時には、ポール17は不用となる。
【0032】11は筒状ケーシング2の回転シャフト3
の端に取付けた駆動係止部であり、該駆動係止部11は
筒状ケーシング2の端を封鎖する側板2aの軸受けを構
成する中央孔から突出し、駆動係止部11を例えば車輛
用ジャッキのクランク状に折曲げた操作レバーのような
部材で回転することによって、引き出されたキャンバス
4は回転シャフト3に巻取ることができる。
【0033】従って、回転シャフト3には巻取り用のス
プリングなどの部品を用いないから、筒状ケーシング2
の太さを小さくすることができ、重量も軽くなるから一
般車輛用の簡単なキャリア10に固定台6を固定し、連
結体7を使って筒状ケーシング2を取付けても、充分な
強度が得ることができたものである。
【0034】19は筒状ケーシング2の駆動係止部11
と地面に打ち込んだピンとの間に張ったケーシング用ロ
ープであり、このケーシング用ロープ19を張ることで
筒状ケーシング2の端が安定するようになった。尚、車
輛の形状によっては固定台6と筒状ケーシング2との間
に取付ける二つの連結体7の間隔が狭くなる時があり、
この時は駆動係止部11にもポールを立てれば、強度は
格段に向上するものである。
【0035】13は筒状ケーシング2の外壁の長手方向
に構成した直線状スリットであり、該直線状スリット1
3は入口部が狭く内部13aが広くなるように形成して
いる。12は筒状ケーシング2と車輛Aとの空間に位置
させたサブキャンバスであり、該サブキャンバス12の
端には直線状スリット13の広くなった内部13aと係
合する係止部12aを多数個所配置している。
【0036】この為、サブキャンバス12の一方の端縁
は直線状スリット13に係合し、他方のコーナ部をケー
シング用ロープ19に縛り付ければ、筒状ケーシング2
と車輛Aの間隔はサブキャンバス12によって防ぐこと
ができ、背の低い車輛Aの屋根の方向から風や雨水の侵
入を防ぐことができ、キャンバス4の下の空間を有効に
利用できるようになった。
【0037】ところで、回転シャフト3にキャンバス4
を効率よく巻取るには、湾曲しにくい強度のある回転シ
ャフト3の要求がある。一方、この発明の筒状ケーシン
グ2は側板2aの中央孔の部分で回転シャフト3が貫通
して保持しているから、キャンバス4を巻取った収納時
において回転シャフト3に筒状ケーシング2を変形させ
る力が加わっても、筒状ケーシング2の内壁がキャンバ
ス4に当接することによって少しの変形だけで大きな変
形は起こらないものである。
【0038】従って、筒状ケーシング2の素材として強
度のある金属を使う必要はなくなり、最も条件の悪い車
輛Aの走行時の振動が与えられても、合成樹脂で筒状ケ
ーシング2を作った時にも変形や破損は起こらず、充分
な耐久性が得られるようになった。また、前記した補強
板16dの長さを長くすれば、更に強度はアップするも
のである。
【0039】この為、金属素材を芯とする回転シャフト
3に対して、安価な合成樹脂でケーシング2が実用でき
るようになり、極めて安価にロールテント装置が製造で
きるようになったものであり、タープと充分対抗できる
価格帯での市販が可能になったものである。
【0040】
【発明の効果】以上のようにこの発明はキャンバス4を
収納した筒状ケーシング2を直接車輌Aの側面や、車輌
Aに乗せた専用キャリアの側面に取付けるのではなく、
筒状ケーシング2は連結体7を介して略平行に配置した
固定台6に取付け、車輌Aに固設したキャリア10にこ
の筒状ケーシング2と一体になった固定台6を固定する
構造であるから、車輌Aに取付けるキャリア10には指
定する物品の固定法があらかじめ決められており、スキ
ーと同じ直線状の固定台6はこの固定法によって締め付
け固定すればよい。
【0041】この時、固定台6はありふれた直線状であ
るため、キャリア10の構造は特に指定する必要がな
く、最も安価なスキー用のキャリアで充分であるから利
用する車輌Aの制限はなくなり、キャリア10さえ車輌
Aに取付けできればどんな車輌にでもこの発明のロール
テント装置が取付け使用できるようになり、汎用性が高
まったものである。
【0042】また、テント装置としては人が立って歩け
る2.0m程度の高さが必要であるが、一般の車輌Aの
高さはかなり低いものである。この発明の筒状ケーシン
グ2は連結体7を介して固定台6に取付けて、該固定台
6から連結体7によって任意高さに持ちあがる構成とし
たから、筒状ケーシング2から引き出したキャンバス4
は、車輌Aの上方で筒状ケーシング2の直線スリット1
の高さに位置しており、従来品のタープの代わりとして
充分機能するものである。
【0043】一方、この発明ではタープの縁部に該当す
る部分に筒状ケーシング2が位置しており、更に該筒状
ケーシング2の外壁に直線状スリット13を形成し、サ
ブキャンバス12の端の係止部12aをこの直線状スリ
ット13に係止保持したから、筒状ケーシング2と車輌
Aとの間隔をサブキャンバス12で覆うことができるよ
うになり、車輌Aの高さが低い時でもキャンバス4と車
輌Aとの間隔から侵入する風や雨水を防ぎ、タープより
も使い勝手が良くなったものである。
【0044】更に、筒状ケーシング2に設けたキャンバ
ス4を巻取る回転シャフト3は、筒状ケーシング2の側
板2aから突出させて駆動係止部11を設ける簡単な構
成にしたから、取扱者は駆動係止部11に任意なレバー
などを係止して、回転シャフト3を回転すればよく、極
めて簡単にキャンバス4が収納できるようになったもの
で、従来にない優れた取扱い性能を得ることができた。
【0045】また、キャンピングカーなどの自動巻取り
式の日除け布の場合は、自動巻取り機構が複雑でケーシ
ングの重量が重く、強度を考慮すると車輌の側面に直接
固定する使い方しかできないが、本件発明は構造が簡単
で軽く、一般の車輌Aに取付けできるロールテント装置
が初めて実用化できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明となるロールテント装置の一部を切り
欠いた要部縦断面図である。
【図2】この発明となるロールテント装置の一部を切り
欠いた要部横断面図である。
【図3】この発明の実施例を示す連結体と筒状ケーシン
グとの取付け部を一部示す横断面図である。
【図4】この発明の実施例を示す連結体と固定台との取
付け部を一部示す縦断面図である。
【図5】この発明となるロールテント装置を車輌Aに取
付けてテントとして使用状態を示す説明図である。
【図6】従来のタープを使ってオートキャンプをする時
の車輌とタープとテントの使用状態を示す説明図であ
る。
【図7】従来の自動巻取り式の日除け布を取付けたキャ
ンピングカーでの使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A 車輌 1 直線スリット 2 筒状ケーシング 2a 側板 3 回転シャフト 4 キャンバス 5 縁部材 6 固定台 7 連結体 8 回転手段 9 回転止 10 キャリア 11 駆動係止部 12 サブキャンバス 12a 係止部 13 直線状スリット 13a 内部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面に直線スリット1を持った筒状ケー
    シング2の中に回転シャフト3を取付け、該回転シャフ
    ト3に一端を固定して巻付け、他端を直線スリット1か
    ら筒状ケーシング2の外へ引出すキャンパス4を設け、
    筒状ケーシング2の外方へ引出したキャンパス4の端部
    に縁部材5を取付け、かつ、縁部材5は直線スリット1
    を通過できない大きさにすると共に、 筒状ケーシング2と略平行に固定台6を配置し、かつ、
    固定台6と筒状ケーシング2とは複数本の連結体7で一
    体に連結し、該筒状ケーシング2と連結体7、及び、連
    結体7と固定台6との間に夫々回転手段8を設け、車輌
    Aの屋根に装着したキャリア10に前記固定台6を固着
    し、該固定台6及び筒状ケーシング2と連結する連結体
    7の回動手段8の部分に回転止9を設け、該筒状ケーシ
    ング2を回転止9によって、車輌Aの上方で任意高さ及
    び任意方向に向けて固設する一般車輌用のロールテント
    装置。
  2. 【請求項2】 回転シャフト3の端は筒状ケーシング2
    の軸受けを有する側板2aから突出させ、突出した回転
    シャフト3の端に駆動係止部11を設け、該駆動係止部
    11を介して回転シャフト3を回転し、キャンバス4を
    筒状ケーシング2内に巻取り収納してなる請求項1記載
    の一般車輌用のロールテント装置。
  3. 【請求項3】 車輌Aと筒状ケーシング2との空間にサ
    ブキャンバス12を位置せしめ、筒状ケーシング2の外
    壁には入口部が狭く内部13aが広い直線状スリット1
    3を形成し、該直線状スリット13の広くなった内部1
    3aと係合する係止部12aを前記サブキャンバス12
    の端に取付け、直線状スリット13と係合保持する係止
    部12aによって、車輌Aと筒状ケーシング2との間に
    サブキャンバス12を装着してなる請求項1記載の一般
    車輌用のロールテント装置。
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