JP2586781Y2 - ファイバーの端面検査装置 - Google Patents

ファイバーの端面検査装置

Info

Publication number
JP2586781Y2
JP2586781Y2 JP163593U JP163593U JP2586781Y2 JP 2586781 Y2 JP2586781 Y2 JP 2586781Y2 JP 163593 U JP163593 U JP 163593U JP 163593 U JP163593 U JP 163593U JP 2586781 Y2 JP2586781 Y2 JP 2586781Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
face inspection
sorting
imaging
conveying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP163593U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0658312U (ja
Inventor
敦美 金子
貴美江 前田
Original Assignee
旭光学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 旭光学工業株式会社 filed Critical 旭光学工業株式会社
Priority to JP163593U priority Critical patent/JP2586781Y2/ja
Publication of JPH0658312U publication Critical patent/JPH0658312U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2586781Y2 publication Critical patent/JP2586781Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ファイバーの端部の状
態、形状等を検査する検査装置に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】光学機器、光通信等に使
用されるオプティカルファイバー束は、数センチないし
数十センチ程度の長さに切断したファイバーを所定本束
ねてから伸長工程にかけて細く、長く伸ばしている。し
かし、ファイバーを切断した際に端部、端面に欠損を生
じていると、伸長工程の際にその部分に異常を生じるの
で、端部を使用できない場合が多々あった。
【0003】
【考案の目的】本考案は、上記従来の問題に鑑みてなさ
れたもので、ファイバーの端面形状の検査を簡単な工程
により実現して、生産性の向上を図ることができるファ
イバーの端面検査装置を提供することを目的とする。
【0004】
【考案の概要】この目的を達成するために本考案は、
定長に切断されたファイバーを搬送方向と直交する向き
で搬送する搬送手段と、この搬送手段によって搬送され
るファイバーの両端部が通過する搬送経路の上方に配置
され、上記ファイバーの両端部付近をそのファイバーの
長手方向と直交する方向から撮像する撮像手段と、上記
各撮像手段が撮像した上記ファイバーの両端部付近の画
像データに基づいてファイバーの良、不良を判別する画
像処理手段と、この判別結果に基づいて良品のファイバ
ーと不良品のファイバーを選別する選別手段と、を備え
たことに特徴を有する。
【0005】
【実施例】以下図示実施例に基づいて本考案を説明す
る。図1は、本考案の検査装置の一実施例の要部を示す
正面図、図2は同実施例を搬送終了位置方向から見た側
面図、図3は同実施例の平面図である。本実施例の検査
装置は、切断機(図示せず)で切断されたオプティカル
ファイバー11をファイバー選別部41まで搬送する搬
送装置31と、搬送装置31の搬送終了位置と選別部4
1との間に設けられ、ファイバー11の両端面形状を画
像データに変換する撮像手段としての一対のCCDカメ
ラ51A、51Bとを備えている。以上の各搬送装置3
1、選別部41、CCDカメラ51は、脚部21に支持
された基台23に装着されている。
【0006】搬送装置31は、無端の搬送ベルト33
と、この搬送ベルト33上に所定間隔で固定された、搬
送方向と直交する方向に延びる搬送リブ35とを備えて
いる。搬送ベルト33は、図示しない駆動モータによ
り、図1においては時計方向に循環駆動される。つま
り、搬送ベルト33上に落下したファイバー11は、搬
送リブ35に当接し、搬送方向に対して直交する向きで
選別部41まで搬送される。なお、図示しないが、搬送
ベルト33の両外側には、ファイバー11の位置決めお
よび落下防止のためのガイド板が設けられる。
【0007】選別部41は、搬送ベルト33が搬送して
きたファイバー11を受け取る傾斜ガイド部47と、フ
ァイバー11を傾斜ガイド部47の途中の検査位置で止
めるストッパ45と、検査が終了したファイバー11を
整列させるファイバー整列トレイ49を備えている。な
お、図1には示していないが、選別機により、検査によ
り不良と判定されたファイバー11は、不良品トレイに
落される。
【0008】CCDカメラ51は、撮像レンズおよびC
CDエリアセンサを備えたビデオカメラであり、ファイ
バー11の各端部付近の撮像が可能な位置に2個(51
A、51B)配設されている。CCDカメラ51はそれ
ぞれ、ファイバー11方向(上下方向)、ファイバー1
1の搬送される方向(前後方向)、およびファイバー1
1の長手方向(搬送方向と直交する横方向)位置調整可
能な位置調整機構により支持されている。位置調整機構
は、左右同一ないし対称なので、一方のみについて説明
する。
【0009】CCDカメラ51Aが固定されたフォーカ
ス調整板52は、上下方向位置調整可能に調整基板53
に装着されている。調整基板53は、横方向位置調整可
能な横方向位置調整板54に装着され、横方向位置調整
板54は、前後位置調整可能な前後位置調整板55に装
着されている。前後位置調整板55は、基台23の両側
面に固定されたカメラ支持側板57間に架け渡され、カ
メラ支持側板57に固定された水平支持板56に前後方
向位置調整可能に装着されている。各調整板52、5
4、55の位置調整は、それぞれの調整板に形成された
調整方向に伸びる一対の平行なガイド溝と、該ガイド溝
を貫通して装着板にねじ込まれた調整ねじによって実現
される。なお、カメラ支持側板57は、クランプ25、
および位置決め金具26により、基台23に固定されて
いる。
【0010】検査位置に保持されたファイバー11の端
面と対向する位置には、照明ファイバー束58の端面が
配設されている。この照明ファイバー束58からは、図
示しないLCB光源から導かれた照明光が、ファイバー
11の端面に照射される。また、CCDカメラ51と照
明ファイバー束58との間には、不要な反射光がCCD
カメラ51に入射しないように遮光する遮光板59が配
設されている。
【0011】CCDカメラ51が撮像した像データは、
画像処理装置61で処理される。なお、CCDカメラ5
1により撮像されたファイバー11の端面像は、符合6
3A、63Bで示すように現われる。画像処理装置61
は、この画像データに基づいて画像内にある高輝度部の
面積を求め、その面積の大小により良品、不良品を判別
する。すなわち、良品のファイバでは照明光の乱反射は
生じないので高輝度部は存在しないが、端面が欠けてい
るときや、端部に切欠片等が付着していると照明光の乱
反射が生じ、画像内の高輝度部の面積が大きくなる。
【0012】画像処理装置61からの指令に基づいて良
品、不良品を選別する選別装置の一例について、図4を
参照して説明する。ストッパ板45は、その傾斜ストッ
プ面45aが、傾斜ガイド部47に形成された開口傾斜
ガイド部47aから突出可能に形成されていて、エアー
シリンダ43によって開口傾斜ガイド部47aから突出
したストップ位置と引き込まれた解放位置とに移動され
る。エアーシリンダ43のピストンバー44とストッパ
板45とは固定位置調整可能に形成されていて、この位
置調整により、傾斜ストップ面45aの突出位置、つま
りファイバー11の停止位置の調整を可能にしてある。
なお、ストッパ板45は、ガイド部材46によりがたつ
きが防止されている。
【0013】傾斜ガイド部47とファイバー整列トレイ
49の間には、画像処理装置61が不良と判断したファ
イバー11がファイバー整列トレイ49に入るのを阻止
し、傾斜ガイド部47とファイバー整列トレイ49の間
の下方に配置した不良ファイバートレイ79に落すシー
ソー式の選別板71が配設されている。選別板71は、
一対の支持柱73(1本のみ図示)に揺動自在に軸支さ
れ、かつ自重による重量バランスで、通常は傾斜ガイド
部47の排出口傾斜ガイド部47aとファイバー整列ト
レイ49の受け入れ口49aとを連絡している。この状
態では、傾斜ガイド部47から転げ落ちてきたファイバ
ー11は、排出口47aから選別板71に乗り、選別板
71上を転がって、受け入れ口49aからファイバー整
列トレイ49上に入る。
【0014】選別板71のファイバー整列トレイ49側
の下方には、選別エアーシリンダ75により駆動される
選別ピストンバー77が配設されている。このピストン
バー77が伸びて選別板71を突き上げると、選別板7
1が不良品選別方向(図において半時計方向)に回転
し、傾斜ガイド部47aと選別板71との間に隙間を形
成して、排出口47aから転げ出たファイバー11を不
良ファイバートレイ79内に落下させる。
【0015】本実施例を制御する制御系の構成につい
て、図5を参照して説明する。左右のCCDカメラ51
により撮像された画像データは、スイッチ62により切
り替えられて択一的に入力される。スイッチ62により
選択された画像データは、二値化処理部63により二値
データ(ディジタルデータ)に変換され、そのデータに
基づいて求積部64で画像に含まれる高輝度部の面積が
求められる。その面積データは、面積比較部65におい
て基準値と比較され、その比較データが制御部66に出
力される。
【0016】制御部66では、その比較データが基準値
以下であれば良品と判断し、スイッチ62を切り替え
て、他方のCCDカメラ51についても同様の処理を行
ない。一方、比較データが基準値外であれば、制御部6
6は不良品と判断して破棄信号を選別エアーシリンダ駆
動装置67に出力する。この破棄信号を受けた選別エア
ーシリンダ駆動装置67は、選別エアーシリンダ75を
駆動して、選別板71を破棄方向に回動させる。
【0017】以上の本制画像処理装置61の動作を、図
6に示したフローチャートを参照してより詳細に説明す
る。制御部66は、計測開始信号を入力すると、先ず、
どちらのCCDカメラ51について処理を行なうかを識
別するフラグFに、一方のCCDカメラ51について処
理を行なうことを識別するように“1”をセットする
(S101)。次に、一方のCCDカメラ51Aを駆動
し、スイッチ62をこの画像データ入力に切り替えて画
像データを入力する(S103)。そして、二値化処理
部63、求積部64を作動させて面積データを求め、そ
の面積データを面積比較部65において基準値と比較す
る(S105、S107)。
【0018】ここで、面積データが基準値範囲内になけ
れば不良品と判断し、選別エアーシリンダ駆動装置67
を作動させてそのファイバー11を不良ファイバートレ
イ79内に落す(S109、S111)。面積データが
規準値以下であれば、フラグFをチェックし、フラグF
が“0”でなければ1回目の処理なので、スイッチ62
を他方のCCDカメラ51Bからの画像データ入力に切
り替えて他方のCCDカメラ51Bを駆動し、フラグF
に“0”をセットしてS105に戻る(S113、S1
15、S117)。そして、ステップS105〜S11
3の処理を繰り返す。S113の処理においてフラグF
が“0”であれば両端部のチェックが終了し、かつファ
イバー11が良品と判断されたので、ステップS113
からこの処理を抜け、次の計測開始信号が入るのを待
つ。一方、端部の一方でも不良と判断されれば、S10
9からS111に進んでファイバー11を破棄してから
この処理を抜ける。
【0019】以上の処理により、切断工程から次の工程
に搬送する途中で不良品が取り除かれるので、その後の
加工における不良が激減し、生産効率が非常に高くな
る。なお、本実施例では、切断されたファイバー11を
そのまま検査する構成としたが、検査前にファイバー清
拭工程を入れてもよい。
【0020】
【考案の効果】以上の説明から明らかな通り考案は、切
断したファイバーを搬送する過程でそのファイバー端面
の検査を行ない、不良品を選り分けることができるの
で、その後の加工における不良品の発生が激減し、生産
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のファイバーの端面検査装置の一実施例
の要部を一部を切断して示す正面図である。
【図2】同実施例の側面図である。
【図3】同実施例の平面図である。
【図4】同実施例のファイバー選別部の要部を示す正面
図である。
【図5】同実施例の回路構成を示すブロック図である。
【図6】同実施例の動作に関するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
11 オプティカルファイバー 21 基台 31 搬送装置 33 搬送ベルト 35 リブ 49 ファイバー整列トレイ 51 CCDカメラ 52 フォーカス調整板 53 調整基板 54 横方向調整基板 55 前後方向調整基板 58 照明用ファイバー束 59 遮光板 71 選別板 75 選別エアーシリンダ 79 不良ファイバートレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 11/00 - 11/30 102 G01N 21/84 - 21/91 G06T 1/00 - 9/20 G02B 6/00 - 6/00 351

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長に切断されたファイバーを搬送方
    向と直交する向きで搬送する搬送手段と、 この搬送手段によって搬送されるファイバーの両端部が
    通過する搬送路途中に配置され、上記ファイバーの両端
    部付近をそのファイバーの長手方向と直交する方向から
    撮像する撮像手段と、 上記各撮像手段が撮像した上記
    ファイバーの両端部付近の画像データに基づいてファイ
    バーの良、不良を判別する画像処理手段と、 この判別結果に基づいて良品のファイバーと不良品のフ
    ァイバーを選別する選別手段と を備えたことを特徴とす
    るファイバーの端面検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のファイバーの端面検査装
    置はさらに、上記撮像手段の撮影位置において上記ファ
    イバーの両端面をその端面に対して垂直方向から照明す
    る照明手段を備えているファイバーの端面検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のファイバーの端
    面検査装置において、上記画像処理手段は、上記画像デ
    ータから得られる高輝度データに基づいて上記良、不良
    を判別するファイバーの端面検査装置。
JP163593U 1993-01-26 1993-01-26 ファイバーの端面検査装置 Expired - Fee Related JP2586781Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP163593U JP2586781Y2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 ファイバーの端面検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP163593U JP2586781Y2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 ファイバーの端面検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0658312U JPH0658312U (ja) 1994-08-12
JP2586781Y2 true JP2586781Y2 (ja) 1998-12-09

Family

ID=11506995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP163593U Expired - Fee Related JP2586781Y2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 ファイバーの端面検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2586781Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020065522A (ko) * 1999-11-17 2002-08-13 코닝 인코포레이티드 광섬유 테스트 및 측정의 자동화 방법 및 기구
US20200388145A1 (en) * 2018-01-17 2020-12-10 Sony Corporation Sensing device, recovering apparatus for recovering the same, and discarding apparatus for discarding the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0658312U (ja) 1994-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2150513C (en) Automated inspection system with transport and ejector conveyor
KR20200014532A (ko) 이미지 센서를 이용한 표면결함 검사장치 및 검사방법
KR102580389B1 (ko) 유리 시트 검사 장치 및 방법
KR20060129791A (ko) 자동 광학 검사 시스템 및 방법
JP2586781Y2 (ja) ファイバーの端面検査装置
US5451795A (en) Apparatus for spotting labels onto a surface having a transparent conveyor means
JPH09252035A (ja) 半導体ウェーハの外観検査方法および装置
KR100533704B1 (ko) 테이프 캐리어 패키지의 외형 검사 장치 및 방법
JP3741513B2 (ja) リードフレームの検査装置
JPH04296978A (ja) 選果装置
JP4212711B2 (ja) 金属表面の検査方法及び装置
JPH07229841A (ja) 画像処理による不良液卵の検出・分別装置
JP3886205B2 (ja) リードフレームの検査装置
JPH0448250A (ja) ヒューズ配列検査装置
JP2794083B2 (ja) 缶の画像処理装置
JP2818347B2 (ja) 外観検査装置
JPH10111252A (ja) ガラス板の欠点検出装置
JPH10293018A (ja) リードフレームの検査装置
JPS58108442A (ja) 瓶口の検査装置
JPH0634567A (ja) ワーク欠損検出装置
JPH08297070A (ja) カラー試料の検査装置
JPH11173993A (ja) コンタミネーションの検出方法及び検出装置
JPH10111115A (ja) 物品の検査方法及び検査装置
KR100340293B1 (ko) 광투과식 반사경 검사장치
JP2000283740A (ja) 押出成形品の外観検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees