JP2586119B2 - 穀物用防虫防黴袋 - Google Patents

穀物用防虫防黴袋

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JP2586119B2 JP63205306A JP20530688A JP2586119B2 JP 2586119 B2 JP2586119 B2 JP 2586119B2 JP 63205306 A JP63205306 A JP 63205306A JP 20530688 A JP20530688 A JP 20530688A JP 2586119 B2 JP2586119 B2 JP 2586119B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は穀物の保存、運搬、流通等に用いる穀物用防
虫防黴袋、特に害虫の食餌による穀物の損失を防止し、
かつ人体に害を及ぼすことなく、黴類の増殖による穀物
の汚染、変質、腐敗等を防止するための穀物用防虫防黴
袋に関する。
〔従来の技術〕
従来、米等の穀物用の袋として、ポリエチレン等の熱
可塑性樹脂フィルムからなる袋に、穀粒が通過しない程
度の空気流通孔を有するものが用いられている。
一方、従来一般の害虫を防除する方法として、害虫忌
避剤、殺虫剤などの農薬を用いる方法、害虫を誘引する
効果があるフェロモンを含有する粘着テープを用いて害
虫を捕捉する方法、ならびに野菜類、花類、果樹類等の
作物をハウスやトンネル内で栽培するに当って、地温を
上昇させて栽培作物の育成促進をはかり、かつ飛来する
害虫を防除する目的で、特定波長の紫外線を反射する微
粒子酸化チタン被覆マイカを含有する害虫防除フィルム
を用いる方法(特開昭62−107737号)などが知られてい
る。
しかしながら前記従来の穀物用袋は、空気流通孔が開
いているため、こくぞう虫等の害虫が侵入して、収容さ
れた穀物を消費するという問題点があった。これを防止
するために空気流通孔を小さくすると、空気の流通が悪
くなって黴が増殖しやすくなる欠点があった。そのうえ
通常防黴剤として使用されているチアベンダゾール等の
薬剤は毒性を有するため、人体に対する安全性の面から
好ましくない。そのため特に米は水分の多い状態で保存
すると味の良い状態を保つことができるが、黴の発生を
防ぐために水分を減少させて保存しているのが現状であ
る。
また無機質充填剤を含まない熱可塑性樹脂製袋の場
合、害虫のかみ切り、引掻き等により空気流通孔が拡が
り、害虫が侵入しやすいという問題点があった。
また一般に行われる害虫の防除方法を穀物用袋に適用
しようとしても、安全性、害虫の防除効果等の点で問題
がある。例えば殺虫剤を使用する方法では、穀物の汚
染、人畜に対する毒性の問題があり、粘着テープによる
方法では防除効果は十分でなく、害虫忌避剤や上記防虫
フィルムでは、害虫の種類や光の影響を受け、穀物貯
蔵、保存を行うには、害虫の防除効果が不十分である。
特に、米、麦、小豆、トウモロコシ、アワなどの穀物に
は、こくぞう虫が最も大きな害を及ぼすが、これらの従
来の方法を穀物用袋に適用しても、十分満足できるもの
が得られない。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、上記問題点を解決するため、こくぞ
う虫等の害虫の侵入を防止するとともに、人体に害を及
ぼすことなく黴の発生を防止し、これにより収容された
穀物の損失、汚染、変質、腐敗等を防止して、穀物を新
鮮な状態で保存、運搬または流通することが可能な穀物
用防虫防黴袋を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、酸化チタン被覆マイカ、銀被覆ゼオライ
ト、銀被覆マイカ、金被覆ゼオライト、金被覆マイカお
よびスズ被覆マイカから選ばれる1種または2種以上の
無機質充填剤0.5〜30重量%を含み、毒性の強い防黴剤
を含まない熱可塑性樹脂組成物のフィルムからなり、か
つ円形、半円形、だ円形、卵形、三角形、四角形、五角
形、六角形以上の多角形もしくは星形の切抜、ならびに
I形、L形、T形、Y形、V形、+形、−形もしくはC
形の切込から選ばれる1以上の空気流通孔を有し、この
空気流通孔は、切抜状の場合、長径または最長の対角線
が0.01〜1mm、切込状の場合、1本の直線のときはその
長さが、また2本以上の線が交差するときは直線または
折線の最大の長さが0.5〜4mmであることを特徴とする収
穫された穀物の保存、運搬または流通用の防虫防黴袋で
ある。
本発明において用いられる無機質充填剤としては、酸
化チタン被覆マイカ、銀被覆ゼオライト、銀被覆マイ
カ、金被覆ゼオライト、金被覆マイカ、スズ被覆マイカ
およびこれらの混合物等を用いることができる。これら
の無機質充填剤の粒径はフィルム成形に影響しない程度
であれば特に制限はないが、一般に0.01〜150μmのも
のであればよい。さらにこれらの無機質充填剤が、フィ
ルム中に含有される量については、最終的に形成される
フィルムの厚さとの関連で決められるが、一般的に0.5
〜30重量%、フィルムの厚さが約20〜50μmであれば0.
6〜20重量%、フィルムの厚さが約50〜500μmであれ
ば、0.5〜13重量%が好ましい。
前記酸化チタン被覆マイカ、銀被覆ゼオライト、銀被
覆マイカ、金被覆ゼオライト、金被覆マイカ、スズ被覆
マイカは、通常の樹脂用の無機質充填剤とは異なり、無
機質充填剤として樹脂フィルムの強度を上げるととも
に、防黴作用も有するが、毒性は小さく、人体に対する
害はほとんどない。例えば酸化チタン被覆マイカの毒性
はLD50ラット径口で>15g/kgであり、一般的な防黴剤で
あるチアベンダゾールの3.1g/kgよりはるかに毒性が小
さい。
これらの特定の無機質充填剤とともに、重質炭酸カル
シウム、軽質炭酸カルシウム、カオリン、クレー、ベン
トナイト、酸化チタン、水酸化マグネシウム、タルク、
ゼオライト、マイカ、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウ
ム、酸化アンチモン、珪藻土、アルミナ、硫酸バリウ
ム、ロウ石、シリカバルーン、シラスバルーン、金属
粉、セラミック粉体等を併用することができる。
本発明に用いられる熱可塑性樹脂としては特に限定さ
れないが、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、
エチレン/アクリル酸共重合体、エチレン/メチルメタ
クリレート共重合体、エチレン/酢酸ビニル/メチルメ
タクリレート共重合体、エチレン/ブテン−1共重合
体、エチレ/4−メチルペンテン−1共重合体等のエチレ
ン系重合体;ポリプロピレン、マレイン酸変性ポリプロ
ピレン等のプロピレン系重合体;塩化ビニル樹脂;これ
らの混合物などが使用できる。
本発明の穀物用防虫防黴袋は、前記無機質充填剤を含
む熱可塑性樹脂組成物のフィルムから製袋したものであ
って、穀粒および害虫が通過しない大きさの空気流通孔
を有するものである。
空気流通孔の形状は切抜状または切込状であり、切抜
状の場合の形状としては、円形、半円形、だ円形、卵
形、三角形、四角形、五角形、六角形以上の多角形もし
くは星形、切込状の場合の形状としては、I形、L形、
T形、Y形、V形、+形、−形もしくはC形から選ばれ
る1以上である。
空気流通孔の大きさは穀物および害虫の種類によって
相違するが、米およびこくぞう虫を対象とする場合であ
って、切抜状の場合、長径(最長の対角線)が0.01〜1m
m、好ましくは0.05〜0.8mm、切込状の場合、1本の直線
のときはその長さが、また2本以上の線が交差するとき
は直線または折線の最大の長さが0.5〜4mm、好ましくは
2〜3.5mmが好ましい。空気流通孔の数は特に制限され
ないが、100cm2当り1〜20個程度が好ましい。
本発明において収容する穀物としては、米、大麦、小
麦、ソバ、大豆、小豆、トウモロコシ、アワ、コーヒー
豆、コショウなど、一般に穀物袋に収容されるものが含
まれる。また害虫としては、こうぞう虫等の甲虫類、鱗
翅類に属する昆虫など、上記穀物に寄生する一般の害虫
が含まれる。
本発明の穀物用防虫防黴袋は、次のような工程で製造
することができる。まず無機質充填剤を含有させた熱可
塑性樹脂組成物は、バンバリーミキサー、加圧ニーダ
ー、二本ロール混練機、1軸あるいは2軸の押出し混練
機、ディスクタイプの連続混練押出機等を用いて、熱可
塑性樹脂を溶融しながら無機質充填剤を供給し、混練混
合して得ることができる。無機質充填剤は、あらかじめ
ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー、高速撹拌機な
どを用いて熱可塑性樹脂と混合したのち混練して造粒ペ
レットとし、この造粒ペレットを熱可塑性樹脂と混合混
練してもよい。
こうして得られた熱可塑性樹脂組成物は、通常のTダ
イフィルム加工、インフレーションフィルム加工、カレ
ンダー加工などのフィルム加工機でフィルムに成形し、
これを融着して袋とすることができる。こうして得られ
た袋に、切抜状または切込状の空気流通孔を形成するに
は、通常のパンチングマシン機により袋を打ち抜くこと
によって容易に形成できる。
空気流通孔は中に入れる穀物の鮮度保持、防黴性向上
の上で必要であり、空気流通孔が無い場合は、黴類の増
殖を助長したり、あるいは内蔵する穀物の鮮度が悪くな
って、味が低下する。空気流通孔の大きさはフィルムの
厚さと関連して決められるが、通常のフィルムである場
合には上記の範囲で任意に決めることができる。
〔作 用〕
本発明の穀物用防虫防黴袋は内部に米、麦等の穀物を
収容し、ヒートシール等により開口部を閉じて穀物の保
管、運搬、流通等に使用する。この穀物用防虫防黴袋
は、穀物およびこれに寄生するこくぞう虫等の害虫より
も小さい空気流通孔を有するため、害虫の侵入を阻止す
るとともに、空気の流通を確保して、内蔵する穀物の鮮
度保持、防黴性の向上の機能を発揮する。また無機質充
填剤を含有するため、フィルムが硬くなり、こうぞう虫
等の害虫が袋をかみ切って空気流通孔を拡げ、袋内に侵
入するのを防止する。さらに本発明で用いる無機質充填
剤は一般的な毒性の強い防黴剤とは異なり、人体に対す
る害はほとんどないが、黴の生育を抑制する防黴作用を
有するため、その働きによって黴類の増殖を防止し、穀
物の鮮度を維持する。またこくぞう虫等の侵入が防止さ
れることから、こくぞう虫の排せつ物による黴類、ダニ
類、その他貯穀害虫の繁殖、増殖を妨げる機能もあり、
穀物の変質、腐敗等も防止する。
〔発明の効果〕
本発明の穀物用防虫防黴袋は、特定の無機質充填剤を
含む熱可塑性樹脂組成物のフィルムからなり、人体に害
を及ぼすおそれがある毒性の強い防黴剤を使用すること
なく、穀粒および害虫より小さい空気流通孔を有するた
め、害虫の侵入を防ぐとともに、黴の増殖を防止し、こ
れにより穀物の損失、汚染、変質、腐敗等を防止して鮮
度を維持することができる。特に水分の多い米の保存に
も使用できるので、長期にわたって米の味の低下を防止
することができる。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例および比較例によって説明す
る。
実施例1 低密度ポリエチレン(メルトインデックス:2)100重
量部、酸化チタン被覆マイカ(TP−650、粒径80−200μ
m、(株)テイカ製)25重量部、ステアリン酸カルシウ
ム0.5重量部をヘンシェルミキサー(FM−75J、(株)三
井三池製作所製)であらかじめ混合し、この混合物を連
続混練押出機(KCK、80X2−35VEX(6)、(株)KCK
製)を用いて温度200℃で溶融混練し、ストランドカッ
トして造粒ペレットを得た。この造粒ペレット10重量部
と低密度ポリエチレン(メルトインデックス:0.8)90重
量部を混合したものを、インフレーションフィルム加工
機(トミー(株)製)を用いて溶融ゾーン182℃、ダイ
ス温度180℃の条件で、厚さ80μmのフィルムを得、こ
れを融着して縦25cm、横15cmの袋を得、この袋に直径0.
5mmの円形の切抜状の空気流通孔を合計12個所設けた。
この袋に玄米(水分20%)1kgを入れて袋の上部を融着
して綴じ、この袋を2つ用意し、それぞれ以下の試験方
法により防虫効果および防黴性を調べた。
防虫効果 ガラス製容器に玄米を入れた袋を入れ、こくぞう虫30
匹をこのガラス製容器内に入れ、金網でガラス容器の上
部に空気孔を設け、こくぞう虫が逃げないようにして放
置し、2週間後に袋を取り出し、袋内に入っているこく
ぞう虫の匹数を数えた。
防黴性 恒温恒湿機(LH−20:ナガノ科学(株)製)内に玄米
を入れた袋を入れ、温度30℃、相対湿度80%に保って2
ヶ月間放置し、放置後袋内の玄米を取り出し、黴の増殖
性を目視により判定し、下記の4段階で評価した。
1…黴の増殖が認められず、変化もしていない。
2…黴の増殖も極めて少なく、変色も殆んどしていな
い。
3…黴の増殖が認められ、変色もしている。
4…黴の増殖が著しく、変色も著しい。
実施例2 実施例1と同様の方法で表−1に示すように無機質充
填剤として銀被覆マイカと炭酸カルシウムとの混合物を
用いて袋を製造し、同様に防虫効果および防黴性のテス
トを行った。
比較例1〜6 実施例1と同様の方法で表−1に示すような本発明で
特定したもの以外の無機質充填剤と防黴剤とを用いて袋
を製造し、空気流通孔のないもの、および空気流通孔の
大きさを変えてテストを行った。なお、防黴剤は造粒ペ
レットと低密度ポリエチレンとを混合する際に添加し
た。
比較例7 実施例1において無機質充填剤を含有しない低密度ポ
リエチレンを用い、防黴剤を添加して同様の袋を製造
し、テストを行った。
比較例8〜9 実施例1において無機質充填剤として本発明で特定し
たもの以外のものを含む袋と、無機質充填剤を含まない
袋を製造し、後者は空気流通孔を設けずに同様のテスト
を行った。
比較例10 比較例2においてゼオライトの添加量を変え、かつ袋
の厚みを変えた袋を製造し、同様のテストを行った。
比較例11 実施例1において低密度ポリエチレンの代りにエチレ
ン/ブテン−1共重合体を用い、防黴剤および無機質充
填剤としてスズ被覆マイカを用いて袋を製造し、同様の
テストを行った。
比較例12〜13 実施例1において酸化チタン被覆マイカの添加量を変
えた袋および空気流通孔の大きさを変えた袋を製造し、
同様のテストを行った。
以上の結果を表−1にまとめた。
テスト後の空気流通孔の状態は、無機質充填剤を2.0
重量%含む例では、孔の周囲が引掻き等により若干変色
していたが、孔の大きさはテスト前と同じであったのに
対し、無機質充填剤が0.5重量%未満(0の場合を含
む、比較例7、9、10、12)の例では、孔は周囲がかみ
切られて拡がり、空気流通孔を設けない場合(比較例
9)でも孔が開いて、こくぞう虫が侵入していた。
無機質充填剤として特定のものを用いても、その添加
量および空気流通孔の大きさが適当である場合(実施例
1、2)には防虫効果と防黴性に優れているのに対し、
添加量が少い場合(比較例12)や空気流通孔の大きい場
合(比較例13)はこくぞう虫が侵入していた。
また無機質充填剤が本発明で特定したもの、特定しな
いものともに防黴剤を用いた場合には空気流通孔の大き
さとフィルムの厚さが適当な場合(比較例1、2、11)
には防虫効果、防黴性ともに優れているが、防黴剤が有
害であるために好ましくない。
一方、本発明で特定した無機質充填剤以外の無機質充
填剤であって、含有量の少い場合(比較例10)と無機質
充填剤を含まない場合(比較例7、9)および空気流通
孔の大きい場合(比較例5、6)は防虫効果がなく、空
気流通孔がない場合(比較例4、9)および防黴剤無添
加の場合(比較例8、9)は防黴性が劣る。
実施例3〜9、比較例14〜20 実施例1の袋を用い、空気流通孔の形状を変えて同様
のテストを行った結果を表−2に示す。
表−2から明らかなように、本発明の特定の形状およ
び数値限定を満足する空気流通孔の場合(実施例3〜
9)は、防虫効果、防黴性ともに優れるが、本発明の特
定の形状ではあっても数値限定を外れた空気流通孔の場
合(比較例14〜20)は防虫効果が劣る。
以上の結果より、本発明の穀物用防虫防黴袋は、優れ
た防虫、防黴効果を有することがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−258750(JP,A) 特開 昭58−64966(JP,A) 実開 昭49−45912(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化チタン被覆マイカ、銀被覆ゼオライ
    ト、銀被覆マイカ、金被覆ゼオライト、金被覆マイカお
    よびスズ被覆マイカから選ばれる1種または2種以上の
    無機質充填剤0.5〜30重量%を含み、毒性の強い防黴剤
    を含まない熱可塑性樹脂組成物のフィルムからなり、か
    つ円形、半円形、だ円形、卵形、三角形、四角形、五角
    形、六角形以上の多角形もしくは星形の切抜、ならびに
    I形、L形、T形、Y形、V形、+形、−形もしくはC
    形の切込から選ばれる1以上の空気流通孔を有し、この
    空気流通孔は、切抜状の場合、長径または最長の対角線
    が0.01〜1mm、切込状の場合、1本の直線のときはその
    長さが、また2本以上の線が交差するときは直線または
    折線の最大の長さが0.5〜4mmであることを特徴とする収
    穫された穀物の保存、運搬または流通用の防虫防黴袋。
JP63205306A 1987-11-16 1988-08-18 穀物用防虫防黴袋 Expired - Lifetime JP2586119B2 (ja)

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