JP2585217B2 - 適応型サブサンプル用フイルタ装置 - Google Patents

適応型サブサンプル用フイルタ装置

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JP2585217B2
JP2585217B2 JP61094315A JP9431586A JP2585217B2 JP 2585217 B2 JP2585217 B2 JP 2585217B2 JP 61094315 A JP61094315 A JP 61094315A JP 9431586 A JP9431586 A JP 9431586A JP 2585217 B2 JP2585217 B2 JP 2585217B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、テレビジョン信号をディジタル符号化
し、その標本化周波数を低減するサブナイキストサンプ
リング用のフィルタ装置に関し、特にその切り換えによ
り画質の向上を図るようにしたものである。
〔従来の技術〕
まず第3図にサブナイキストサンプリングの構成図を
示す。図において、1は画像信号をA/D(Analog to Dig
ital)変換した信号を入力するディジタル映像入力端
子、110はディジタル映像入力端子1よりの信号の斜め
成分を落とす2次元前置フィルタ、11は2次元前置フィ
ルタ110の出力信号を画素毎に間引いてサブサンプリン
グするサブサンプルスイッチである。12はサブサンプル
スイッチ11よりの信号を伝送する通信路、111は通信路1
2よりの信号を補間する2次元補間フィルタ、48は2次
元補間フィルタ111の出力信号を外部へ出力するディジ
タル映像信号出力端子である。
次に上記2次元前置フィルタ110及び2次元補間フィ
ルタ111の従来の一構成例を第10図に示す。
まず2次元前置フィルタ110において、2はディジタ
ル映像入力端子1より入力された信号を1ライン遅延さ
せる1ライン遅延器(以下1H遅延器と記す)、3は1H遅
延器2の出力信号をさらに1ライン遅延させる1H遅延
器、4は1H遅延器2の出力信号を1画素遅延させる1画
素遅延器(以下1D遅延器と記す)、5は1D遅延器4の出
力信号をさらに1画素遅延させる1D遅延器、9は1H遅延
器3の出力信号を1画素遅延させる1D遅延器、10はディ
ジタル映像入力端子1より入力される信号を1画素遅延
させる1D遅延器である。101は1H遅延器2と1D遅延器5,
9,10の出力信号の和を得るための加算器、102は1D遅延
器4の出力信号を2で除算する割算器、103は加算器101
の出力を8で除算する割算器、104は割算器102,103の出
力を加算する加算器である。
また、2次元補間フィルタ111において、13は通信路1
2よりの信号を1ライ遅延させる1H遅延器、14は1H遅延
器13の出力信号をさらに1ライン遅延させる1H遅延器、
19は1H遅延器14の出力信号を1画素遅延させる1D遅延
器、20は通信路12よりの信号を1画素遅延させる1D遅延
器、15は1H遅延器13の出力信号を1画素遅延させる1D遅
延器、16は1D遅延器15の出力信号をさらに1画素遅延さ
せる1D遅延器である。105は1H遅延器13と1D遅延器19,2
0,16の出力信号を加算する加算器、106は加算器105の出
力信号を4で除算する割算器、107は1D遅延器15の出力
信号と割算器106の出力信号とを加算する加算器であ
る。
次に動作について説明する。
まずサブサンプリングについて第3図を用いて説明す
る。第3図において、ある画像を標本化周波数2fsで標
本化した信号3aをディジタル映像入力端子1に入力す
る。信号3aは画素配置で表すと第6図で示すように、ま
たx方向,y方向でサンプリングした2次元空間スペクト
ラムで表すと第8図で示すようになる。第6図におい
て、Txは1画素間隔を、Tyは1ライン間隔を示してい
る。第8図において、標本化周波数は1/Ty,1/Txを基本
周期とする格子点上に存在するため、下り返し雑音なし
に映像が再生できる2次元空間スペクトラム領域は水平
空間周波数1/2Tx,垂直空間周波数1/2Tyの長方形領域で
ある。通常、サブサンプリングでは標本化周波数を1ラ
イン毎に180゜位相をずらしたPASS(Phase Alternative
Sub−Nyquist Sampling)方式が採用されている。第3
図のサブサンプリング後の信号3cは画素配置で表すと第
7図の千鳥格子状標本点となり、x方向,y方向でサンプ
リングした2次元空間スペクトラムでは第9図のように
表される。第9図において、標本化周波数は千鳥格子状
の点に表され、折り返し雑音なしに映像が再生できる2
次元空間スペクトラム領域は水平空間周波数1/2Tx,垂直
空間周波数1/2Tyを直線で結んだ三角形領域となる、画
像上では細い斜め線が存在すると折り返し雑音が発生す
る。このためサブサンプルフィルタでは斜め成分を落と
すことが重要である。
第3図において、ディジタル映像入力端子1より入力
された信号3aは斜め成分を落とすため基本クロック2fs
で動作する2次元前置フィルタ110に入力される。2次
元前置フィルタ110を通った信号3bは斜め成分の落ちた
信号となり、サブサンプルスイッチ11によりサブサンプ
リングされ信号3cとなる。信号3cはサンプルクロックfs
毎にリサンプルされた信号となるため、画像情報が半分
に減少したこととなる。そしてこの信号3cは通信路12を
用いて伝送され、伝送された信号はサンプルクロックfs
毎の信号となる。次に受信側でサンプルクロックを2fs
にするため、第7図において×印で示された欠落画素は
2次元補間フィルタ111により補間されると共に、斜め
成分が落とされる。そして補間された信号3dは、サンプ
ルクロックが2fsとなった信号としてディジタル映像出
力端子48に出力される。
以上サブサンプリングにおけるフィルタリングの重要
性を第3図を用いて説明した訳であるが、次に従来のフ
ィルタリングの一具体例について第10図を用いて説明す
る。映像入力端子1より入力された信号10aは、サブサ
ンプルスィッチ11の入力信号10bとなるまでに、下記
(1)式の伝達特性を実現した2次元前置フィルタ110
により斜め成分が落とされる。
Z-L:画像上1ライン遅延 Z-1:画像上1画素遅延 信号10bは2fsのサンプリングクロックで処理されてい
るため、サブサンプルスイッチ11でライン毎に180゜位
相反転するfsのクロックでサブサンプルされ、これを画
素配置で表すと第7図の千鳥格子サンプリングとなる。
サブサンプリングされた信号10cは通信路12により伝送
クロックfsで伝送される。このようにして伝送された信
号は第7図の欠落サンプル点に0挿入された2fsのクロ
ックの信号である。そして通信路12よりの信号が入力さ
れる受信側では、該入力信号がディジタル映像出力端子
48の出力映像信号10dとなるまでに、上記(1)式の伝
達特性を実現した補間フィルタ111により欠落サンプル
点が補間される。
以上のフィルタは2次元前置フィルタ110、2次元補
間フィルタ111共に斜め成分を落とすフィルタとなって
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のサブサンプルフィルタは以上のように構成され
ており、画像情報に斜め高域成分が存在しない場合にも
斜め方向のフィルタリングを無条件に行うため、画像の
一部に水平,垂直解像度の高い成分を含んでいる場合に
は、その部分の画質が劣化してしまう。そこでこれを防
止するためには、フィルタの次数の高い、即ちハードウ
ェア複雑なフィルタを用いる必要があり、ハードウェア
規模が大きくなるという欠点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためにな
されたもので、従来同様のハードウェア規模で、従来よ
り水平,垂直解像度の高い画質を得ることができ、しか
も誤検出の少ない適応型サブサンプル用フィルタ装置を
得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る適応型サブサンプル用フィルタ装置
は、後置フィルタ(補間フィルタ)に、水平方向ローパ
スフィルタ(Low Pass Filter:LPF),垂直方向LPF,2次
元LPFと、画像の局所的な水平方向変化と垂直方向変化
とを検出してこれらを比較する比較手段と、注目画素と
その隣接画素における上記比較結果により上記水平方向
LPF,垂直方向LPF,2次元LPFの出力値のうちいずれかを選
択する切り換え手段とを設けたものである。
〔作用〕
この発明においては、後置フィルタにて、注目画素と
その隣接画素における画像の局所的な水平方向変化と垂
直方向変化とを検出し、その検出結果により水平方向高
域成分の多い画像には垂直方向LPFを、垂直方向高域成
分の多い画像には水平方向LPFを、そのどちらでもない
画像には2次元LPFを選択することにより、誤検出が少
なく高解像度の画質を得ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。第1図
は本発明の一実施例による適応型サブサンプル用フィル
タ装置の後置フィルタ、即ち受信側の構成を示したもの
である。図において、12は通信路、13はこの通信路12よ
りの信号を1ライン遅延させる1H遅延器、15は1H遅延器
13の出力信号を1画素遅延させる1D遅延器、16は1D遅延
器15の出力信号をさらに1画素遅延させる1D遅延器、1
7,18はそれぞれ1H遅延器13,1D遅延器16の出力信号を2
で除算する割算器,23は割算器17,18の2つの出力信号を
加算する加算器、33は加算器23の出力信号を1ライン遅
延させる1H遅延器、38は1H遅延器33の出力信号を1画素
遅延させる1D遅延器である。そしてこれらの各構成要素
により、水平方向ディジタルフィルタ(水平方向LPF)
が構成されている。
14は1H遅延器13の出力信号をさらに1ライン遅延させ
る1H遅延器、19は1H遅延器14の出力信号を1画素遅延さ
せる1D遅延器、20は通信路12よりの信号を1画素遅延す
る1D遅延器、21,22はそれぞれ1D遅延器20,19の出力信号
を2で除算する割算器、25は割算器21,22の2つの出力
信号を加算する加算器、35は加算器25の出力信号を1ラ
イン遅延させる1H遅延器、40は1H遅延器35の出力信号を
1画素遅延させる1D遅延器である。そして通信路12から
1D遅延器40に至る各構成要素により、垂直方向LPFが構
成されている。
27は加算器23,25の2つの出力信号を加算する加算
器、31は加算器27の出力信号を2で除算する割算器、34
は割算器31の出力信号を1ライン遅延させる1H遅延器、
39はそれぞれ1H遅延器34の出力信号を1画素遅延させる
1D遅延器である。そして通信路12から1D遅延器39に至る
各構成要素により2次元LFPが構成されている。
また、24は1D遅延器20の出力信号から1D遅延器19の出
力信号を減算する減算器、26は1H遅延器13の出力信号か
ら1D遅延器16の出力信号を減算する減算器、28,29はそ
れぞれ減算器26,24の出力信号の絶対値をとる絶対値回
路である。30は絶対値回路28,29の2つの出力信号を比
較する比較器、36は比較器30の出力信号を1ライン遅延
させる1H遅延器、41は1H遅延器36の出力信号を1画素遅
延させる1D遅延器、42は比較器30の出力信号を2画素遅
延させる2D遅延器、43は比較器30の出力信号を2ライン
遅延させる2H遅延器、44は2H遅延器43の出力信号を2画
素遅延させる2D遅延器、45は比較器30,1D遅延器41,2D遅
延器42,44,2H遅延器43の5つの出力信号を入力し、2ビ
ットの信号を出力するROM、46はROM45の出力信号により
1D遅延器38,39,40のいずれかの1つの出力信号、即ち水
平方向LPF,2次元LPF,垂直方向LPFのいずれか1つの出力
信号を選択する切り換えスイッチである。
32は1D遅延器15の出力信号を1ライン遅延させる1H遅
延器、37は1H遅延器32の出力信号を1画素遅延させる1D
遅延器、47は切り換えスイッチ46の出力信号と1D遅延器
37の出力信号とを加算する加算器、48は加算器47の出力
信号を外部に出力するディジタル映像出力端子である。
次に第1図に従って2次元後置フィルタ、即ち受信側
の動作について説明する。
通算路12より入力される信号1aは、第7図の欠落サン
プル点に0データを挿入した信号である。この入力信号
1aは1H遅延器13により1ライン遅延され、さらに1D遅延
器15,16により各々1画素遅延される。1H遅延器13の出
力信号は割算器17により2で除算され、1D遅延器16の出
力信号は割算器18により2で除算される。割算器17,18
の出力信号は加算器23により加算されて、さらに1H遅延
器33により1ライン遅延され、1D遅延器38により1画素
遅延されて出力信号1bとなる。ここで入力信号1aから1D
遅延器38までの水平方向LPFの伝達特性は、 H(Z)=Z-1・(1+Z-2)・Z-2L/2 で表される。この伝達特性は画素配置上の演算として第
2図においてE点を求めるのに E=(A+B)/2 の演算を行うことに相当する。このとき信号1aは1画素
毎に0データが挿入された信号であるから、信号1bはE
点が0挿入データのときには水平方向LPFの出力値が得
られ、E点が0挿入データでないときには0となる。
一方、通信路12より入力される信号1aは1D遅延器20に
より1画素遅延され、さらに割算器21によって2で除算
される。また1H遅延器13の出力信号はさらに1H遅延器14
により1ライン遅延され、その出力が1D遅延器19によっ
て1画素遅延される。1D遅延器19の出力信号は割算器22
によって2で除算され、これら割算器21,22の出力信号
は加算器25によって加算されて、さらに1H遅延器35によ
り1ライン遅延され、1D遅延器40により1画素遅延され
て出力信号1dとなる。ここで入力信号1aから1D遅延器40
の出力信号1dまでの垂直方向LPFの伝達特性は、 H(Z)=Z-L・(1+Z-2L)・Z-2/2 で表される。この伝達特性は画素配置上の演算として、
第2図においてE点を求めるのに、 E=(C+D)/2 の演算を行うことに相当する。このとき、信号1aは1画
素毎に0データが挿入された信号であるから、信号1dは
E点が0挿入データのときには垂直方向LPFの出力値が
得られ、E点が0挿入データでないときには0となる。
他方、加算器23,25の出力信号は加算器27により加算
され、割算器31により2で除算される。さらにこの割算
器31の出力信号は1H遅延器34により1ライン遅延され、
1D遅延器39により1画置遅延されて出力信号1cとなる。
ここで入力信号1aから1D遅延器39までの2次元LPFの伝
達特性は、 H(Z)=Z-1・Z-L・(1+Z-1・Z-L)(Z-1+Z-L)/4 で表される。この伝達特性は画素配置上の演算として第
2図においてE点を求めるのに、 E=(A+B+C+D)/4 の演算を行うことに相当する。このとき信号1aは1画素
毎に0データが挿入された信号であるから、信号1cはE
点が0データ挿入データのときには2次元LPFの出力値
が得られ、E点が0挿入データでないときには0とな
る。
以上に述べた3つのLPFの出力信号を次に述べる論理
で選択する。
まず減算器26により1H遅延器13の出力信号から1D遅延
器16の出力信号を減算し、この出力信号の絶対値を絶対
値回路28により信号1eとして得る。一方、減算器24によ
り1D遅延器20の出力信号から1D遅延器19の出力信号を減
算し、この出力信号の絶対値を絶対値回路29により信号
1fとして得る。比較器30は信号1eと信号1fとを比較し、
1ビットの信号を出力する。比較器30の出力信号は1H遅
延器36により1ライン遅延され、さらに1D遅延器41によ
り1画素遅延される。また比較器30の出力信号は2D遅延
器42により2画素遅延される。また比較器30の出力信号
は2H遅延器43により2ライン遅延され、さらに2D遅延器
44により2画素遅延される。ROM45は1D遅延器41,比較器
30,2D遅延器42,44,2H遅延器43の5つの出力信号により
アドレスを指定され、2ビットの出力1gを得る。
上述した比較器30の出力から信号1gまでの信号の流れ
は、注目する欠落サンプル点の内挿にあたって、第4図
に示す注目点αの空間上1画素左上の欠落サンプル点
β,空間上1画素右上の欠落サンプル点γ,空間上1画
素左下の欠落サンプル点δ,空間上1画素右下の欠落サ
ンプル点εをそれぞれ注目点としたときに、水平方向変
化と垂直方向変化のいずれが大きいかにより、注目点α
で、水平方向LPF,垂直方向LPF,2次元LPFのいずれを用い
るかを判断するものである。
第5図に水平方向変化の方が大きい場合の信号を1,垂
直方向変化の方が大きい場合の信号を0とし、注目点α
で水平方向LPFを用いる場合の信号1gを00,垂直方向LPF
を用いる場合の信号1gを01,2次元LPFを用いる場合の信
号1gを10として切り換えスイッチ46の選択基準を示す。
図中、α,β,γ,δ,εはそれぞれ欠落サンプル点
α,β,γ,δ,εを注目画素としたときの比較器30の
出力信号を示す。
このような選択基準で選択された信号1hは、加算器47
により1D遅延器15の出力を1H遅延器32,1D遅延器37でさ
らに1ライン,1画素遅延された信号1iと加算され、補間
されたディジタル映像出力信号1jとしてディジタル出力
端子48から出力される。ここで入力信号1aから1D遅延器
37の出力信号1iまでの伝達特性は、 H(Z)=Z-2・Z-2L で表される。またサブサンプルにより0挿入されるため
に、信号1hと1iはどちらかが交互に0となる信号であ
る。従って入力信号1aからディジタル映像出力端子48の
出力信号1jまでの0挿入も含めた伝達特性は(εを注目
画素とした場合)、 水平方向LPFを選択した場合には、 H(Z)=Z-1・(1+Z-1・Z-2L/2 垂直方向LPFを選択した場合には、 H(Z)=Z-L・(1+Z-L・Z-2/2 2次元LPFを選択した場合には、 H(Z)=Z-1・Z-L{Z-L(1+Z-1 +Z-1(1+Z-L}/4 となる。この選択論理は、第2図の画素配置上の演算と
しては、E点を求めるのに 信号1eは|A−B|, 信号1fは|C−D| に相当し、第4図におけるα,β,γ,δ,ε点での比
較器30の出力をそれぞれSα,Sβ,Sγ,Sδ,Sεとする
と、 |A−B|<|C−D|の場合がSα=0, |A−B|≧|C−D|の場合がSα=1 に相当する。従って、 Sβ=0,Sγ=0,Sδ=0,Sε=0のとき又はSα=0か
つSβ,Sγ,Sδ,Sεのうち1つだけ0でないときには E=(A+2E+B)/2 Sβ=1,Sγ=1,Sδ=1,Sε=1のとき又はSα=1か
つSβ,Sγ,Sδ,Sεのうち1つだけ1でないときには E=(C+2E+D)/2 Sα=0かつSβ,Sγ,Sδ,Sεのうち2つ以上0でない
とき、又は Sα=1かつSβ,Sγ,Sδ,Sεのうち2つ以上0でない
ときには E=(A+C+4E+B+D)/4 なる選択をするものである。このように注目画素α点の
みで判断すると誤検出の危険性があるので、注目画素と
周辺画素の総合判断によりLPFの切り換えを行うと誤検
出が少なくなる。これにより画像によって水平方向変化
の少ない画像には水平方向LPFを、垂直方向変化の少な
い画像には垂直方向LPFを少ない誤判断で選択して欠落
画素を補間することになり、精度の高い適応的な補間フ
ィルタリングが実現できる。
このような本実施例装置では、画像の局所的な性質に
より、水平方向高域成分の多い画像には垂直LPFを、垂
直方向高域成分の多い画像には水平方向LPFをかけるの
で、従来同様の回路規模で従来より水平,垂直解像度の
高い画質を忠実に再生することができる。
なお、上記実施例のうち第2図に示した後置フィルタ
では、第5図のように内容を定めたROMを用いて水平方
向LPF,垂直方向LPF,2次元LPFのいずれかの出力値を選択
するようにしたが、これはゲートによっても実現可能で
あり、上記実施例と同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係るサブサンプル用フィル
タ装置によれば、その後置フィルタに水平方向LPF,垂直
方向LPF,2次元LPFを設けるとともに、画像の局所的な水
平方向変化及び垂直方向変化を少ない誤検出で検出し、
水平方向変化の多い画像には垂直方向LPFの出力を、垂
直方向変化の多い画像には水平方向LPFの出力を、その
どちらとも判断できない画像には2次元LPFの出力を選
択して出力するようにしたので、少ないハードウェアで
高解像度の画質が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による適応型サブサンプル
用フィルタ装置の後置フィルタを示すブロック図、第2
図は本発明及び従来例を画素上の演算として説明するた
めの画素上の配置図、第3図はPASS方式を説明するため
のPASS方式ブロック図、第4図は本発明の後置フィルタ
における3つのLPFの選択論理を説明するための画素上
の配置図、第5図は本発明の後置フィルタにおける3つ
のLPFの選択基準を示す図、第6図はサブサンプルする
前のサンプリング点を示す画素配置図、第7図はサブサ
ンプリング後のサンプリング点を示す画素配置図、第8
図は第6図に示したサンプリング点の2次元空間スペク
トラムを示す図、第9図は第7図に示したサンプリング
点の2次元空間スペクトラムを示す図、第10図は従来例
によるサブサンプル用前置フィルタ及び補間フィルタを
示すブロック図である。 11……サプサンプル用スイッチ、12……通信路、13,14,
32〜36……1ライン遅延器、15,16,19,20,37〜41……1
画素遅延器、17,18,21,22,31……割算器、24,26……減
算器、23,25,27,47……加算器、28,29……絶対値回路、
30……比較器、42,44……2画素遅延器、43……2ライ
ン遅延器、45……ROM、46……切り換えスイッチ、110…
…2次元前置フィルタ、111……2次元後置フィルタ。 なお図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル化されたテレビジョン信号の標
    本化周波数を通信路上で低減するPASS方式(Phase Alte
    rnative Sub−Nyquist Sampling)に用いるディジタル
    フィルタ装置であって、 受信側に設けられ欠落した画素を内挿により補間するた
    めの補間フィルタが、 伝達特性が、 H(Z)=(1+Z-1・Z-L/2 但し、Z-L:空間上1ライン遅延, Z-1:空間上1画素遅延 である水平方向ディジタルフィルタと、 伝達特性が、 H(Z)=(1+Z-L・Z-1/2 である垂直方向ディジタルフィルタと、 伝達特性が、 H(Z)={(1+Z-1・Z-L+(1+Z-L
    Z-1}/4 である2次元ディジタルフィルタと、 内挿すべき注目画素の空間上1ライン上,下の画素の画
    素値間の垂直方向差分絶対値V0と上記注目画素の空間上
    1画素前,後の画素の画素値間の水平方向差分絶対値H0
    とを得てこれらを比較する比較手段と、 上記注目画素の空間上1画素左上の欠落サンプル点を注
    目画素としたときの各差分絶対値V−1,−1、H
    −1,−1、 上記注目画素の空間上1画素右上の欠落サンプル点を注
    目画素としたときの各差分絶対値V1,−1、H1,−1、 上記注目画素の空間上1画素左下の欠落サンプル点を注
    目画素としたときの各差分絶対値V−1,1、H−1,1、 上記注目画素の空間上1画素右下の欠落サンプル点を注
    目画素としたときの各差分絶対値V1,1、H1,1から Vx,y>Hx,y(x=1,−1、y=1,−1)の場合,若しく
    はV0>H0かつx=1,−1、y=1,−1の4組の組み合わ
    せのうち1組だけがVx,y≦Hx,yとなる場合には上記水平
    方向ディジタルフィルタの出力値を、 Vx,y≦Hx,y(x=1,−1、y=1,−1)の場合若しくは
    V0≦H0かつx=1,−1、y=1,−1の4組の組み合わせ
    のうち1組だけがVx,y>Hx,yとなる場合には上記垂直方
    向ディジタルフィルタの出力値を、 V0>H0かつx=−1,1、y=−1,1の4組の組み合わせの
    うち2組以上がVx,y≦Hx,yとなる場合、若しくはV0≦H0
    かつx=−1,1、y=−1,1の4組の組み合わせのうち2
    組以上がVx,y>Hx,yとなる場合には上記2次元ディジタ
    ルフィルタの出力値を 選択して出力する切り換え手段とからなるものであるこ
    とを特徴とする適応型サブサンプル用フィルタ装置。
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