JP2585173B2 - 除滓装置付溶解炉 - Google Patents
除滓装置付溶解炉Info
- Publication number
- JP2585173B2 JP2585173B2 JP4350384A JP35038492A JP2585173B2 JP 2585173 B2 JP2585173 B2 JP 2585173B2 JP 4350384 A JP4350384 A JP 4350384A JP 35038492 A JP35038492 A JP 35038492A JP 2585173 B2 JP2585173 B2 JP 2585173B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- melting furnace
- tower
- scraper
- ceiling plate
- wall
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はアルミニウム等を対象と
した非鉄金属溶解炉の内周壁及び底に発生する鉱滓を除
去する装置に関するものである。
した非鉄金属溶解炉の内周壁及び底に発生する鉱滓を除
去する装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、非鉄金属溶解炉の内周壁や底に発
生する鉱滓は、天井板を取除き、人手によって剥取って
除去していた。
生する鉱滓は、天井板を取除き、人手によって剥取って
除去していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】人手による剥取作業
は、大変な労力を要するので、自動化しようとするもの
である。
は、大変な労力を要するので、自動化しようとするもの
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】図面を参考にして説明す
る。第１の発明は、金属溶解炉本体１０の上に回転可能
に円形板状天井板２２を載置し、天井板２２の偏心位置
に天窓２３を設け、該天窓２３にそれぞれ脱着可能なタ
ワー３０と蓋板９０とを設け、タワー３０に昇降可能に
取付けた昇降棒６０の下端に掻落具７０を固定すると共
に、昇降棒６０を下ろしたときには掻落具７０の回転軌
跡Ｔが溶解炉本体１０の内壁１１に近接する如く構成し
てある。
る。第１の発明は、金属溶解炉本体１０の上に回転可能
に円形板状天井板２２を載置し、天井板２２の偏心位置
に天窓２３を設け、該天窓２３にそれぞれ脱着可能なタ
ワー３０と蓋板９０とを設け、タワー３０に昇降可能に
取付けた昇降棒６０の下端に掻落具７０を固定すると共
に、昇降棒６０を下ろしたときには掻落具７０の回転軌
跡Ｔが溶解炉本体１０の内壁１１に近接する如く構成し
てある。
【０００５】第２の発明は、同心同径の円弧状壁面部よ
りなる内壁１１を有する金属溶解炉本体１０の上縁に沿
って環状レール１２を配置し、環状レール１２に沿い回
転装置２１によって回転可能に円形板状天井板２２を載
置し、天井板２２の偏心位置に天窓２３を設け、該天窓
２３にそれぞれ移動装置３１，９１によって脱着可能な
タワー台３９と蓋板９０とを設け、タワー台３９に回動
装置４４によって回転可能なタワー本体４０を立設し、
タワー本体４０に昇降装置５１によって昇降可能に取付
けた冷却用流体路付昇降棒６０の下端に冷却用流体流動
路付掻落具７０を固定すると共に、昇降棒６０を下ろし
たときには天窓２３を通過した掻落具７０の下端が溶解
炉本体１０の底１３に近接する如く構成し、而も天井板
２２の任意回転位置において掻落具７０の回転軌跡Ｔが
溶解炉本体１０の内壁１１に近接する如く構成してあ
る。
りなる内壁１１を有する金属溶解炉本体１０の上縁に沿
って環状レール１２を配置し、環状レール１２に沿い回
転装置２１によって回転可能に円形板状天井板２２を載
置し、天井板２２の偏心位置に天窓２３を設け、該天窓
２３にそれぞれ移動装置３１，９１によって脱着可能な
タワー台３９と蓋板９０とを設け、タワー台３９に回動
装置４４によって回転可能なタワー本体４０を立設し、
タワー本体４０に昇降装置５１によって昇降可能に取付
けた冷却用流体路付昇降棒６０の下端に冷却用流体流動
路付掻落具７０を固定すると共に、昇降棒６０を下ろし
たときには天窓２３を通過した掻落具７０の下端が溶解
炉本体１０の底１３に近接する如く構成し、而も天井板
２２の任意回転位置において掻落具７０の回転軌跡Ｔが
溶解炉本体１０の内壁１１に近接する如く構成してあ
る。
【０００６】
【実施例】１０は溶解炉本体、１１は溶解炉本体１０の
内壁で同心同径の円弧状壁面部を有している。１２は溶
解炉本体１０の上縁に沿って設けた大環状レール、２４
は大環状レール１２に車輪２０を配して回転可能に配置
した天井板、１４は溶解炉本体１０の上壁と天井板２２
下面との間に設けた環状溝中の砂１５及び下向環状突条
２４よりなるシール装置である。２５は天井板の周囲に
取付けた歯車構成用ピン、２６は炉本体１０に固定した
モーター、２７はモーター２６から減速器を介して回わ
される歯車でピン２５に噛合っている。したがってモー
ター２６が回わると歯車２７が回わり、天井板２２が回
転し、回転装置２１を構成している。
内壁で同心同径の円弧状壁面部を有している。１２は溶
解炉本体１０の上縁に沿って設けた大環状レール、２４
は大環状レール１２に車輪２０を配して回転可能に配置
した天井板、１４は溶解炉本体１０の上壁と天井板２２
下面との間に設けた環状溝中の砂１５及び下向環状突条
２４よりなるシール装置である。２５は天井板の周囲に
取付けた歯車構成用ピン、２６は炉本体１０に固定した
モーター、２７はモーター２６から減速器を介して回わ
される歯車でピン２５に噛合っている。したがってモー
ター２６が回わると歯車２７が回わり、天井板２２が回
転し、回転装置２１を構成している。
【０００７】３０はタワーで、タワー台３９とタワー本
体４０から構成されている。３１は上下装置３３と往復
装置３４からなるタワー移動装置である。４１はタワー
台３９とタワー本体４０の間に設けた回動軸受、４２は
タワー本体４０に取付けた減速機付きモーター、４３は
減速機付モーター４２に連結したピニオンで、タワー台
３９に取付けた環状歯車３２と噛合っており、減速機付
モーター４２が回転するとタワー本体４０が回転し、こ
れらにより回動装置４４を構成している。
体４０から構成されている。３１は上下装置３３と往復
装置３４からなるタワー移動装置である。４１はタワー
台３９とタワー本体４０の間に設けた回動軸受、４２は
タワー本体４０に取付けた減速機付きモーター、４３は
減速機付モーター４２に連結したピニオンで、タワー台
３９に取付けた環状歯車３２と噛合っており、減速機付
モーター４２が回転するとタワー本体４０が回転し、こ
れらにより回動装置４４を構成している。
【０００８】６０はタワー本体４０内に配置する昇降棒
で、上半部６１は断面角形をしている。４５はタワー本
体４０内に配置した上下の案内ローラーで、昇降棒の角
形上半部６１を上下動のみ許すようになっている。５３
はタワー本体４０に取付けたモーターでギヤ５２を正逆
転するようになっている。６２は昇降棒上半部６１に取
付けたラックで、ギヤ５２と噛合っている。したがっ
て、モーター５３の正逆転により昇降棒６０が上下する
ようになっている。７０は昇降棒６０の下端に取付けた
掻取具である。６３，６４は昇降棒６０の上端に連結し
た送入パイプ及び送出パイプで昇降棒６０及び掻取具７
０中に設けた冷却用流体流動路Ｐ中を冷却用流体Ｑが流
れるようになっている。
で、上半部６１は断面角形をしている。４５はタワー本
体４０内に配置した上下の案内ローラーで、昇降棒の角
形上半部６１を上下動のみ許すようになっている。５３
はタワー本体４０に取付けたモーターでギヤ５２を正逆
転するようになっている。６２は昇降棒上半部６１に取
付けたラックで、ギヤ５２と噛合っている。したがっ
て、モーター５３の正逆転により昇降棒６０が上下する
ようになっている。７０は昇降棒６０の下端に取付けた
掻取具である。６３，６４は昇降棒６０の上端に連結し
た送入パイプ及び送出パイプで昇降棒６０及び掻取具７
０中に設けた冷却用流体流動路Ｐ中を冷却用流体Ｑが流
れるようになっている。
【０００９】９１は上下装置９２と往復装置９３よりな
る蓋板移動装置で、蓋板９０を天窓２３に着脱する。
る蓋板移動装置で、蓋板９０を天窓２３に着脱する。
【００１０】
【作用】炉本体１０内に鉱滓が溜ったら、炉本体の運転
を停め冷却する。
を停め冷却する。
【００１１】移動装置９１によって蓋板９０を外す。
【００１２】移動装置３１によってタワー３０を天窓２
３上に下ろす。
３上に下ろす。
【００１３】昇降棒６０を天窓２３内に下ろす。
【００１４】移動装置３１がタワー台３０から離れる。
【００１５】タワー本体４０を回わすと、掻取具７０が
一緒に回転する。天井板２２の回転とタワー本体４０の
回動と、昇降棒６０の上下により、掻取具７０は炉本体
１０の内壁１１及び底１３の任意の箇所の鉱滓Ｓを剥取
ることが出来る。
一緒に回転する。天井板２２の回転とタワー本体４０の
回動と、昇降棒６０の上下により、掻取具７０は炉本体
１０の内壁１１及び底１３の任意の箇所の鉱滓Ｓを剥取
ることが出来る。
【００１６】鉱滓Ｓの剥取りが終わったら、タワー３０
を所定の位置に戻し、移動装置３１によってタワー台３
０を撤去し、天窓２３に蓋板９０を装着する。
を所定の位置に戻し、移動装置３１によってタワー台３
０を撤去し、天窓２３に蓋板９０を装着する。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば、炉本体１０内に発生し
た鉱滓Ｓを直接人手によることなく、剥取ることが出来
る。
た鉱滓Ｓを直接人手によることなく、剥取ることが出来
る。
【図１】全体の概略平面図である。
【図２】除滓中の状態を示す概略正面図である。
【図３】タワーを着脱する状態を示す概略正面図であ
る。
る。
【図４】蓋板を着脱する状態を示す概略正面図である。
【図５】天井板回転装置を示す一部の正面図である。
【図６】タワーの正面図である。
【図７】図６の側面図である。
【図８】図７のＡ−Ａ断面図である。
【図９】図７のＢ−Ｂ断面図である。
１０ 炉本体 １１ 内壁 １２ 大環状レール １３ 底 １４ シール装置 １５ 砂 ２０ 車輪 ２１ 回転装置 ２２ 天井板 ２３ 天窓 ２４ 下向環状突条 ２５ 歯車構成用ピン ２６ モーター ２７ 歯車 ３０ タワー ３１ 移動装置 ３２ 環状歯車 ３３ 上下装置 ３４ 往復装置 ３９ タワー台 ４０ タワー本体 ４１ 回転軸受 ４２ 減速機付モーター ４３ 歯車ピニオン ４４ 回動装置 ４５ 案内ローラー ５１ 昇降装置 ５２ ギヤ ５３ モーター ６０ 昇降棒 ６１ 上半部 ６２ ラック ６３ 送入パイプ ６４ 送出パイプ ７０ 掻落具 ９０ 蓋板 ９１ 移動装置 ９２ 上下装置 ９３ 往復装置 Ｐ 流体流路 Ｑ 流体 Ｓ 鉱滓 Ｔ 回転軌路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ２７Ｄ 23/02 Ｆ２７Ｄ 23/02
Claims (2)
- 【請求項１】 金属溶解炉本体（１０）の上に回転可能
に円形板状天井板（２２）を載置し、 天井板（２２）の偏心位置に天窓（２３）を設け、該天
窓（２３）にそれぞれ脱着可能なタワー（３０）と蓋板
（９０）とを設け、 タワー（３０）に昇降可能に取付けた昇降棒（６０）の
下端に掻落具（７０）を固定すると共に、 昇降棒（６０）を下ろしたときには掻落具（７０）の回
転軌跡（Ｔ）が溶解炉本体（１０）の内壁（１１）に近
接する如く構成したことを特徴とする除滓装置付溶解
炉。 - 【請求項２】 同心同径の円弧状壁面部よりなる内壁
（１１）を有する金属溶解炉本体（１０）の上縁に沿っ
て環状レール（１２）を配置し、環状レール（１２）に
沿い回転装置（２１）によって回転可能に円形板状天井
板（２２）を載置し、 天井板（２２）の偏心位置に天窓（２３）を設け、該天
窓（２３）にそれぞれ移動装置（５１，９１）によって
脱着可能なタワー（３０）と蓋板（９０）とを設け、 タワー（３０）に回動装置（４４）によって回転可能な
タワー本体（４０）を立設し、タワー本体（４０）に昇
降装置（５１）によって昇降可能に取付けた冷却用流体
路付昇降棒（６０）の下端に冷却用流体流動路付掻落具
（７０）を固定すると共に、 昇降棒（６０）を下ろしたときには天窓（２３）を通過
した掻落具（７０）の下端が溶解炉（１０）の底（１
３）に近接する如く構成し、 而も天井板（２２）の任意回転位置において掻落具（７
０）の回転軌跡（Ｔ）が溶解炉本体（１０）の内壁（１
１）に近接する如く構成したことを特徴とする除滓装置
付溶解炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4350384A JP2585173B2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 除滓装置付溶解炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4350384A JP2585173B2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 除滓装置付溶解炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06174380A JPH06174380A (ja) | 1994-06-24 |
| JP2585173B2 true JP2585173B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=18410124
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4350384A Expired - Lifetime JP2585173B2 (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 除滓装置付溶解炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2585173B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104807332B (zh) * | 2014-01-27 | 2016-08-24 | 包头市山晟新能源有限责任公司 | 高温封渣装置 |
| JP6360011B2 (ja) * | 2015-07-27 | 2018-07-18 | 三建産業株式会社 | 溶湯保持炉の溶湯処理システム及び溶湯処理方法 |
| KR102085078B1 (ko) * | 2018-11-30 | 2020-03-05 | 주식회사 포스코 | 용해로 청정화장치 |
| CN110726310B (zh) * | 2019-11-19 | 2024-06-07 | 广东工业大学 | 一种扒渣装置 |
| CN117824370A (zh) * | 2024-03-05 | 2024-04-05 | 陕西大秦铝业有限责任公司 | 一种熔炼炉扒渣装置 |
-
1992
- 1992-12-02 JP JP4350384A patent/JP2585173B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06174380A (ja) | 1994-06-24 |
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