JP2584265Y2 - 同軸ケーブル用電気コネクタの接続構造 - Google Patents
同軸ケーブル用電気コネクタの接続構造Info
- Publication number
- JP2584265Y2 JP2584265Y2 JP1985167760U JP16776085U JP2584265Y2 JP 2584265 Y2 JP2584265 Y2 JP 2584265Y2 JP 1985167760 U JP1985167760 U JP 1985167760U JP 16776085 U JP16776085 U JP 16776085U JP 2584265 Y2 JP2584265 Y2 JP 2584265Y2
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- JP
- Japan
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- coaxial cable
- insulating layer
- drain wire
- conductor
- press
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- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は同軸ケーブル用電気コネクタの接続構造に関
する。 〔従来の技術〕 一般に、通信機，電子計算機等の装置内および装置間
インタフェースの信号伝送用ケーブルは、信号伝搬速度
の高速化および耐ノイズ性から同軸ケーブルを使用する
ケースが多くなっている。 従来の同軸ケーブル用電気コネクタの接続構造は、同
軸ケーブルを装置内の回路板へ接続するときには、第７
図に例示するように同軸ケーブル１の外部絶縁層２を剥
離し、ドレインワイヤ３を引出し、外部導体４を外部絶
縁層２の剥離位置とほぼ同じ位置で切断し、さらに内部
絶縁体５を剥離して、中止導体６を引出すように端末処
理された同軸ケーブル１を、グランド接触子32および信
号接触子33からなる電気コネクタ31を有したプリント板
30の信号引出し片35に先に端末処理された同軸ケーブル
１の中心導体６がハンダ付け接続され、さらにグランド
引出し片34にドレインワイヤ３がハンダ付け接続されて
いる。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上述した従来の同軸ケーブル用電気コ
ネクタの接続構造は、同軸ケーブル１の端末剥離加工お
よびプリント板30上の信号線引出し片32,接地線引出し
片31への中心導体６とドレインワイヤ３のハンダ付け加
工に時間がかかり過ぎ、また、中心導体６およびドレイ
ンワイヤ３を一旦、プリント板30にて中継するため、電
気的にも伝送特性が劣化するという欠点がある。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案の同軸ケーブル用電気コネクタの接続構造は、 ａ）中心導体と前記中心導体の外周に設けられた内部絶
縁層と前記内部絶縁層を一括して覆う外部導体と前記内
部絶縁層と前記外部導体をはさんで前記中心導体と平行
に沿うドレインワイヤと前記外部導体と前記ドレインワ
イヤを覆う外部絶縁層とからなる端末部を前記中心導体
と前記内部絶縁層のみ一定寸法を残すように前記外部導
体と前記ドレインワイヤと前記外部絶縁層とが同一箇所
で剥離された同軸ケーブルと、 ｂ）前記外部導体および前記ドレインワイヤの双方が圧
入接触するグランド圧接スリットを有するグランド接触
子を含み、前記絶縁層が覆ったままの前記同軸ケーブル
の状態で前記グランド圧接スリットに前記ドレインワイ
ヤが接触する方向に前記同軸ケーブルを位置しそのまま
前記グランド圧接スリットに前記同軸ケーブルを圧入す
ることにより前記同軸ケーブルとの結線が行われる電気
コネクタとを含んで構成される。 〔実施例〕 次に、本考案の実施例について、図面を参照して説明
する。 第１図は本考案の一実施例を示す斜視図であり、第２
図は第１図に示す同軸ケーブルの詳細な斜視図であり、
第３図は第１図に示す電気コネクタの詳細な斜視図であ
る。 第２図に示す同軸ケーブル１は端末処理をしたときの
端部を示している。端末処理は、一定の長さの内部絶縁
層４をのこすように外部絶縁層2,ドレインワイヤ3,外部
導体４が同じ位置で一度に剥離される。 第３図に示す電気コネクタ20は第１図に示す同軸ケー
ブル１が接続されるものであり、信号圧接スリット24を
有した信号接触子25とグランド圧接スリット21及びクラ
ンプ用スリット22を有したグランド接触子23とで構成さ
れる。 第１図に示す同軸ケーブル用電気コネクタの接続構造
は端末処理された同軸ケーブル１が電気コネクタ20に結
線されたときの斜視図である。 第４図〜第６図は第１図に示すＡ−A,B−B,C−Ｃのそ
れぞれの矢視図で、これから明らかなように信号圧接ス
リット24には、中心導体６に内部絶縁層５が覆った状態
で信号圧接スリット24に圧入され、内部絶縁層５は信号
圧接スリット24により切りさかれ、中心導体６は変形し
ながら信号圧接スリット24に徐々に圧入され信号圧接ス
リット24のエッジに密着接触する。また、グランド圧接
スリット21およびクランプ用スリット22には、同軸ケー
ブル１がそのまま圧入され、グランド圧接スリット21に
より、外部絶縁層２が切りさかれドレインワイヤ３が変
形しながらグランド圧接スリット21に徐々に圧入されて
グランド圧接スリット21のエッジに密着接触し、クラン
プ用スリット22は、同軸ケーブル１の外部絶縁層２にく
い込み、同軸ケーブル１のクランプを完了する。 〔考案の効果〕 本考案の同軸ケーブル用電気コネクタの接続構造は、
同軸ケーブルの端末剥離処理を１工程の作業で完了し、
電気コネクタの信号接触子の信号圧接スリットおよびグ
ランド接触子のグランド圧接スリットに同軸ケーブルの
中心導体とドレインワイヤをおのおの圧入することによ
り同軸ケーブルと電気コネクタの結線が完了するので大
幅な加工費の削減が可能となり、同軸ケーブルの中心導
体とドレインワイヤを電気コネクタの接触子に直接結線
できるため電気的なロスも最小限におさえることができ
るという効果がある。
する。 〔従来の技術〕 一般に、通信機，電子計算機等の装置内および装置間
インタフェースの信号伝送用ケーブルは、信号伝搬速度
の高速化および耐ノイズ性から同軸ケーブルを使用する
ケースが多くなっている。 従来の同軸ケーブル用電気コネクタの接続構造は、同
軸ケーブルを装置内の回路板へ接続するときには、第７
図に例示するように同軸ケーブル１の外部絶縁層２を剥
離し、ドレインワイヤ３を引出し、外部導体４を外部絶
縁層２の剥離位置とほぼ同じ位置で切断し、さらに内部
絶縁体５を剥離して、中止導体６を引出すように端末処
理された同軸ケーブル１を、グランド接触子32および信
号接触子33からなる電気コネクタ31を有したプリント板
30の信号引出し片35に先に端末処理された同軸ケーブル
１の中心導体６がハンダ付け接続され、さらにグランド
引出し片34にドレインワイヤ３がハンダ付け接続されて
いる。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上述した従来の同軸ケーブル用電気コ
ネクタの接続構造は、同軸ケーブル１の端末剥離加工お
よびプリント板30上の信号線引出し片32,接地線引出し
片31への中心導体６とドレインワイヤ３のハンダ付け加
工に時間がかかり過ぎ、また、中心導体６およびドレイ
ンワイヤ３を一旦、プリント板30にて中継するため、電
気的にも伝送特性が劣化するという欠点がある。 〔問題点を解決するための手段〕 本考案の同軸ケーブル用電気コネクタの接続構造は、 ａ）中心導体と前記中心導体の外周に設けられた内部絶
縁層と前記内部絶縁層を一括して覆う外部導体と前記内
部絶縁層と前記外部導体をはさんで前記中心導体と平行
に沿うドレインワイヤと前記外部導体と前記ドレインワ
イヤを覆う外部絶縁層とからなる端末部を前記中心導体
と前記内部絶縁層のみ一定寸法を残すように前記外部導
体と前記ドレインワイヤと前記外部絶縁層とが同一箇所
で剥離された同軸ケーブルと、 ｂ）前記外部導体および前記ドレインワイヤの双方が圧
入接触するグランド圧接スリットを有するグランド接触
子を含み、前記絶縁層が覆ったままの前記同軸ケーブル
の状態で前記グランド圧接スリットに前記ドレインワイ
ヤが接触する方向に前記同軸ケーブルを位置しそのまま
前記グランド圧接スリットに前記同軸ケーブルを圧入す
ることにより前記同軸ケーブルとの結線が行われる電気
コネクタとを含んで構成される。 〔実施例〕 次に、本考案の実施例について、図面を参照して説明
する。 第１図は本考案の一実施例を示す斜視図であり、第２
図は第１図に示す同軸ケーブルの詳細な斜視図であり、
第３図は第１図に示す電気コネクタの詳細な斜視図であ
る。 第２図に示す同軸ケーブル１は端末処理をしたときの
端部を示している。端末処理は、一定の長さの内部絶縁
層４をのこすように外部絶縁層2,ドレインワイヤ3,外部
導体４が同じ位置で一度に剥離される。 第３図に示す電気コネクタ20は第１図に示す同軸ケー
ブル１が接続されるものであり、信号圧接スリット24を
有した信号接触子25とグランド圧接スリット21及びクラ
ンプ用スリット22を有したグランド接触子23とで構成さ
れる。 第１図に示す同軸ケーブル用電気コネクタの接続構造
は端末処理された同軸ケーブル１が電気コネクタ20に結
線されたときの斜視図である。 第４図〜第６図は第１図に示すＡ−A,B−B,C−Ｃのそ
れぞれの矢視図で、これから明らかなように信号圧接ス
リット24には、中心導体６に内部絶縁層５が覆った状態
で信号圧接スリット24に圧入され、内部絶縁層５は信号
圧接スリット24により切りさかれ、中心導体６は変形し
ながら信号圧接スリット24に徐々に圧入され信号圧接ス
リット24のエッジに密着接触する。また、グランド圧接
スリット21およびクランプ用スリット22には、同軸ケー
ブル１がそのまま圧入され、グランド圧接スリット21に
より、外部絶縁層２が切りさかれドレインワイヤ３が変
形しながらグランド圧接スリット21に徐々に圧入されて
グランド圧接スリット21のエッジに密着接触し、クラン
プ用スリット22は、同軸ケーブル１の外部絶縁層２にく
い込み、同軸ケーブル１のクランプを完了する。 〔考案の効果〕 本考案の同軸ケーブル用電気コネクタの接続構造は、
同軸ケーブルの端末剥離処理を１工程の作業で完了し、
電気コネクタの信号接触子の信号圧接スリットおよびグ
ランド接触子のグランド圧接スリットに同軸ケーブルの
中心導体とドレインワイヤをおのおの圧入することによ
り同軸ケーブルと電気コネクタの結線が完了するので大
幅な加工費の削減が可能となり、同軸ケーブルの中心導
体とドレインワイヤを電気コネクタの接触子に直接結線
できるため電気的なロスも最小限におさえることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第１図は本考案の一実施例を示す斜視図、第２図は第１
図に示す同軸ケーブルの詳細な斜視図、第３図は第１図
に示す電気コネクタの詳細な斜視図、第４図は第１図に
示す実施例のＡ−Ａ矢視図、第５図は第１図に示す実施
例のＢ−Ｂ矢視図、第６図は第１図に示す実施例のＣ−
Ｃ矢視図、第７図は従来の一例を示す斜視図である。 １……同軸ケーブル、２……外部絶縁層、３……ドレイ
ンワイヤ、４……外部導体、５……内部絶縁層、６……
中心導体、20……電気コネクタ、21……グランド圧接ス
リット、22……クランプ用スリット、23……グランド接
触子、24……信号圧接スリット、25……信号接触子、30
……プリント板、31……電気コネクタ、32……グランド
接触子、33……信号接触子、34……グランド引出し片、
35……信号引出し片。
図に示す同軸ケーブルの詳細な斜視図、第３図は第１図
に示す電気コネクタの詳細な斜視図、第４図は第１図に
示す実施例のＡ−Ａ矢視図、第５図は第１図に示す実施
例のＢ−Ｂ矢視図、第６図は第１図に示す実施例のＣ−
Ｃ矢視図、第７図は従来の一例を示す斜視図である。 １……同軸ケーブル、２……外部絶縁層、３……ドレイ
ンワイヤ、４……外部導体、５……内部絶縁層、６……
中心導体、20……電気コネクタ、21……グランド圧接ス
リット、22……クランプ用スリット、23……グランド接
触子、24……信号圧接スリット、25……信号接触子、30
……プリント板、31……電気コネクタ、32……グランド
接触子、33……信号接触子、34……グランド引出し片、
35……信号引出し片。
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フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭57−30276（ＪＰ，Ａ)
実開 昭60−59367（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭59−170918（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名)
H01R 4/24
H01R 9/05
Claims (1)
- (57)【実用新案登録請求の範囲】 １．中心導体と前記中心導体の外周に設けられた内部絶
縁層と前記内部絶縁層を一括して覆う外部導体と前記内
部絶縁層と前記外部導体をはさんで前記中心導体と平行
に沿うドレインワイヤと前記外部導体と前記ドレインワ
イヤを覆う外部絶縁層とからなる端末部を前記中心導体
と前記内部絶縁層のみ一定寸法を残すように前記外部導
体と前記ドレインワイヤと前記外部絶縁層とが同一箇所
で剥離された同軸ケーブルと、 前記外部導体および前記ドレインワイヤの双方が圧入接
触するグランド圧接スリットを有するグランド接触子を
含み、前記絶縁層が覆ったままの前記同軸ケーブルの状
態で前記グランド圧接スリットに前記ドレインワイヤが
接触する方向に前記同軸ケーブルを位置しそのまま前記
グランド圧接スリットに前記同軸ケーブルを圧入するこ
とにより前記同軸ケーブルとの結線が行われる電気コネ
クタとを含むことを特徴とする同軸ケーブル用電気コネ
クタの接続構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985167760U JP2584265Y2 (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 | 同軸ケーブル用電気コネクタの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985167760U JP2584265Y2 (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 | 同軸ケーブル用電気コネクタの接続構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6274755U JPS6274755U (ja) | 1987-05-13 |
| JP2584265Y2 true JP2584265Y2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=31099993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985167760U Expired - Lifetime JP2584265Y2 (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 | 同軸ケーブル用電気コネクタの接続構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2584265Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2665717B2 (ja) * | 1993-10-06 | 1997-10-22 | 日本航空電子工業株式会社 | 同軸コネクタプラグ |
| JP4800053B2 (ja) * | 2006-02-01 | 2011-10-26 | 矢崎総業株式会社 | シールド電線の接続構造 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5963967U (ja) * | 1982-10-22 | 1984-04-27 | アンプ インコーポレーテッド | 電気コネクタ |
| JPS59170918U (ja) * | 1983-04-30 | 1984-11-15 | 株式会社 潤工社 | ドレイン線付き同軸フラツトケ−ブル |
| JPS6059367U (ja) * | 1983-09-29 | 1985-04-25 | エスエムケイ株式会社 | シ−ルド線圧接・接続部 |
-
1985
- 1985-10-30 JP JP1985167760U patent/JP2584265Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6274755U (ja) | 1987-05-13 |
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