JP2583205B2 - 既設埋設管の更新方法 - Google Patents
既設埋設管の更新方法Info
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- JP2583205B2 JP2583205B2 JP6257695A JP25769594A JP2583205B2 JP 2583205 B2 JP2583205 B2 JP 2583205B2 JP 6257695 A JP6257695 A JP 6257695A JP 25769594 A JP25769594 A JP 25769594A JP 2583205 B2 JP2583205 B2 JP 2583205B2
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- Japan
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- pipe
- existing buried
- new pipe
- cutting
- new
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、地中に埋設された既設
埋設管を開削工法によることなく、新設管と更新する方
法に関する。
埋設管を開削工法によることなく、新設管と更新する方
法に関する。
【０００２】
【従来技術】近年、地中に埋設されている既設埋設管
は、埋設管内を流れる下水による劣化や耐用年数による
老朽化から管路の置換えの必要性が高まってきた。管路
を新しいものに置き換える方法としては、一般には開削
工法が用いられていたが、この工法では既設埋設管を撤
去するためにはその既設管を掘り起こす必要があるの
で、交通事情や生活環境保の問題からも非開削による方
法の要望が高まってきている。最近の技術としては、既
設埋設管に衝撃を加えながら破砕し押し広げながら新し
い管路を置き換えていく衝撃式推進方法や既設埋設を通
常の推進工法のように一端から切削具により完全に切削
したり、破砕しながら推進して新しい管路を置き換えて
いく方法が開発されている。
は、埋設管内を流れる下水による劣化や耐用年数による
老朽化から管路の置換えの必要性が高まってきた。管路
を新しいものに置き換える方法としては、一般には開削
工法が用いられていたが、この工法では既設埋設管を撤
去するためにはその既設管を掘り起こす必要があるの
で、交通事情や生活環境保の問題からも非開削による方
法の要望が高まってきている。最近の技術としては、既
設埋設管に衝撃を加えながら破砕し押し広げながら新し
い管路を置き換えていく衝撃式推進方法や既設埋設を通
常の推進工法のように一端から切削具により完全に切削
したり、破砕しながら推進して新しい管路を置き換えて
いく方法が開発されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、老朽化
している既設埋設管の状況を見ると、鉄筋コンクリート
管が主であって、上記した衝撃式推進による破砕方法で
は、コンクリート中の鉄筋の切断ができなく、そのまま
の状態で地中に残していく状態となり、道路下等では規
制の上で問題となる。
している既設埋設管の状況を見ると、鉄筋コンクリート
管が主であって、上記した衝撃式推進による破砕方法で
は、コンクリート中の鉄筋の切断ができなく、そのまま
の状態で地中に残していく状態となり、道路下等では規
制の上で問題となる。
【０００４】また、一端から既設埋設管を切削したり、
破砕しながら推進する方法においても、コンクリート中
の鉄筋の切削や切断が完全に行えず、切削具に鉄筋が絡
みついて、更新途中で立ち往生することが度々発生し、
更新施工を困難としているのが現状である。
破砕しながら推進する方法においても、コンクリート中
の鉄筋の切削や切断が完全に行えず、切削具に鉄筋が絡
みついて、更新途中で立ち往生することが度々発生し、
更新施工を困難としているのが現状である。
【０００５】そこで本発明は、前記した従来技術の問題
点であるコンクリート中の鉄筋もコクリートとともに完
全に切削して撤去できる更新方法を提供するものであ
る。
点であるコンクリート中の鉄筋もコクリートとともに完
全に切削して撤去できる更新方法を提供するものであ
る。
【０００６】
【発明の構成】すなわち本発明の構成は、既設埋設管端
面の円周方向に所定の間隔をおいて既設埋設管壁面の厚
さよりやや大きめの噴射ノズルを装備した水圧切削手段
と、この水圧切削手段の回転軸に連結して回転力を伝達
する駆動機と、この水圧切削手段の後方に該水圧切削手
段の回転軸と連結して新設管を保持する新管保持手段と
により、既設埋設管端面の壁面を水圧切削手段の噴射ノ
ズルにより順次切削しながら、新設管後端面または新管
保持手段の後部に固定して新設管内に順次連結したケー
シングの後端を押圧して管路を更新する既設埋設管の更
新方法である。
面の円周方向に所定の間隔をおいて既設埋設管壁面の厚
さよりやや大きめの噴射ノズルを装備した水圧切削手段
と、この水圧切削手段の回転軸に連結して回転力を伝達
する駆動機と、この水圧切削手段の後方に該水圧切削手
段の回転軸と連結して新設管を保持する新管保持手段と
により、既設埋設管端面の壁面を水圧切削手段の噴射ノ
ズルにより順次切削しながら、新設管後端面または新管
保持手段の後部に固定して新設管内に順次連結したケー
シングの後端を押圧して管路を更新する既設埋設管の更
新方法である。
【０００７】水圧切削手段の噴射ノズルの構造として
は、既設埋設管壁面の厚さ分だけ高圧水を噴射させる矩
形断面の高圧水ノズルを設け、その高圧水ノズルの外周
部には高圧水とともに噴射させて切削効率を良くするた
めの切削粗砂ノズルが設けられている。切削粗砂ノズル
の外周部には、高圧水ノズルと切削粗砂ノズルで切削さ
れた切削粉を水とともに吸い取り排出する吸引口が設け
られている。
は、既設埋設管壁面の厚さ分だけ高圧水を噴射させる矩
形断面の高圧水ノズルを設け、その高圧水ノズルの外周
部には高圧水とともに噴射させて切削効率を良くするた
めの切削粗砂ノズルが設けられている。切削粗砂ノズル
の外周部には、高圧水ノズルと切削粗砂ノズルで切削さ
れた切削粉を水とともに吸い取り排出する吸引口が設け
られている。
【０００８】水圧切削手段を回転させる駆動機として
は、噴射ノズルの設置が４ヵ所なら１８０°の左右回転
で、既設埋設管壁面を全周確実に切削することができ
る。また、６ヵ所なら１２０゜左右回転すればよい。
は、噴射ノズルの設置が４ヵ所なら１８０°の左右回転
で、既設埋設管壁面を全周確実に切削することができ
る。また、６ヵ所なら１２０゜左右回転すればよい。
【０００９】新管保持手段は、前方の水圧切削手段の回
転軸に、回転力が伝達されないようにロータリージョイ
ント等により連結されている。新設管の保持方法として
は、新設管を牽引していく場合では、新設管内周面に当
接させた保持リングから新設管の内壁面にボルト等によ
って固定する方法や保持リングを新設管内壁面に嵌合す
る方法が用いられる。新設管の後端面を押圧する場合に
は、新管保持手段の後方外周に新設管外径よりやや大き
めのカラーを設け、嵌設する従来技術を用いればよい。
転軸に、回転力が伝達されないようにロータリージョイ
ント等により連結されている。新設管の保持方法として
は、新設管を牽引していく場合では、新設管内周面に当
接させた保持リングから新設管の内壁面にボルト等によ
って固定する方法や保持リングを新設管内壁面に嵌合す
る方法が用いられる。新設管の後端面を押圧する場合に
は、新管保持手段の後方外周に新設管外径よりやや大き
めのカラーを設け、嵌設する従来技術を用いればよい。
【００１０】
【作用】本発明の既設埋設管の更新方法によれば、圧力
水と切削粗砂を高圧噴射することにより、既設埋設管の
壁面コンクリートを順次切削していく。切削された切削
粉は、水とともに吸引口から管内を通って連続排出され
ていく。また、コンクリート中の鉄筋も、特に高圧水と
ともに噴射される切削粗砂の噴射作用により効率良く切
削される。
水と切削粗砂を高圧噴射することにより、既設埋設管の
壁面コンクリートを順次切削していく。切削された切削
粉は、水とともに吸引口から管内を通って連続排出され
ていく。また、コンクリート中の鉄筋も、特に高圧水と
ともに噴射される切削粗砂の噴射作用により効率良く切
削される。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の詳細について図面を基に具体
的に説明する。第１図は、本発明の水圧切削手段１の噴
射ノズル２部分を説明する縦断面図である。水圧切削手
段１のアーム６の先端には既設埋設管１２の壁面に対応
する位置に噴射ノズル２が装備されている。
的に説明する。第１図は、本発明の水圧切削手段１の噴
射ノズル２部分を説明する縦断面図である。水圧切削手
段１のアーム６の先端には既設埋設管１２の壁面に対応
する位置に噴射ノズル２が装備されている。
【００１２】噴射ノズル２の構造としては、第２図に示
すように既設埋設管１２の壁面の厚さ分だけ高圧水を噴
射させる矩形断面の高圧水ノズル３が設けられ、その高
圧水ノズル３の外周部には、高圧水とともに噴射させて
切削効率を良くするための切削粗砂ノズル４が設けられ
ている。さらに切削粗砂ノズル４の外周部には、高圧水
ノズル３と切削粗砂ノズル４で切削された切削粉を水と
ともに吸い取り排出する吸引口５が設けられている。
すように既設埋設管１２の壁面の厚さ分だけ高圧水を噴
射させる矩形断面の高圧水ノズル３が設けられ、その高
圧水ノズル３の外周部には、高圧水とともに噴射させて
切削効率を良くするための切削粗砂ノズル４が設けられ
ている。さらに切削粗砂ノズル４の外周部には、高圧水
ノズル３と切削粗砂ノズル４で切削された切削粉を水と
ともに吸い取り排出する吸引口５が設けられている。
【００１３】本実施例においては、高圧水ノズル３や切
削粗砂ノズル４の形状を矩形断面で開示したが、高圧を
得やすくするために円形断面のノズルを複数個並列した
形状とするのとも可能である。
削粗砂ノズル４の形状を矩形断面で開示したが、高圧を
得やすくするために円形断面のノズルを複数個並列した
形状とするのとも可能である。
【００１４】第３図は、水圧切削手段１の正面図であ
り、アーム６の先端には既設埋設管１２に対応する位置
に噴射ノズル２が４個装備されている。アーム６の中央
部には噴射ノズル２を回転させる駆動機７が装備されて
いる。駆動機７の回転範囲は、噴射ノズル２が４ヵ所な
らば左右１８０゜の回転で、既設埋設管１２の壁面を確
実に切削できる。また、６ヵ所ならば１２０°左右回転
させればよい。
り、アーム６の先端には既設埋設管１２に対応する位置
に噴射ノズル２が４個装備されている。アーム６の中央
部には噴射ノズル２を回転させる駆動機７が装備されて
いる。駆動機７の回転範囲は、噴射ノズル２が４ヵ所な
らば左右１８０゜の回転で、既設埋設管１２の壁面を確
実に切削できる。また、６ヵ所ならば１２０°左右回転
させればよい。
【００１５】第４図は、本実例の施工状況を示す縦断面
図である。水圧切削手段１の後方には、新管保持手段１
０が回転軸８に連結されている。回転軸８への連結は、
新管保持手段１０に回転力が伝達しないようにロータリ
ージョイント９等を介して連結されている。新設管１３
の保持方法としては、新管保持手段１０に設けた保持リ
ング１１を新設管１３の内壁面にボルト等によって固定
して新管保持手段１０によって牽引していく方法が用い
られる。この場合、新管保持手段１０の後端には水圧切
削手段１や新管保持手段１０に前進力を付与するための
ケーシング１４が必要となる。
図である。水圧切削手段１の後方には、新管保持手段１
０が回転軸８に連結されている。回転軸８への連結は、
新管保持手段１０に回転力が伝達しないようにロータリ
ージョイント９等を介して連結されている。新設管１３
の保持方法としては、新管保持手段１０に設けた保持リ
ング１１を新設管１３の内壁面にボルト等によって固定
して新管保持手段１０によって牽引していく方法が用い
られる。この場合、新管保持手段１０の後端には水圧切
削手段１や新管保持手段１０に前進力を付与するための
ケーシング１４が必要となる。
【００１６】前記した新設管１３の牽引方法以外に、新
設管１３の後端面を直接押圧する方法の場合は、新管保
持手段１０の後方外周に新設管１３外径よりやや大きめ
のカラーを設けて嵌設する方法を用いてもよい。
設管１３の後端面を直接押圧する方法の場合は、新管保
持手段１０の後方外周に新設管１３外径よりやや大きめ
のカラーを設けて嵌設する方法を用いてもよい。
【００１７】次に、上記方法による既設埋設管１０の更
新方法について説明する。立坑部の既設埋設管１２の壁
面に、水圧切削手段１を設置し、新管保持手段１０の後
方には新設管１３を取り付ける。上記準備が完了する
と、噴射ノズル２の運転が開始され、高圧水ノズル３か
らは圧力水が、切削粗砂ノズル４からは粗砂が噴射され
て、既設埋設管１２の壁面のコンクリートや鉄筋を切削
していく。切削された切削粉は、吸引口５から吸い取ら
れ、坑外へと排出されていく。噴射ノズル２の運転とと
もに、新設管２も所定の速度で前進され、既設埋設管１
２と変わって新設管１３が埋設されていく。
新方法について説明する。立坑部の既設埋設管１２の壁
面に、水圧切削手段１を設置し、新管保持手段１０の後
方には新設管１３を取り付ける。上記準備が完了する
と、噴射ノズル２の運転が開始され、高圧水ノズル３か
らは圧力水が、切削粗砂ノズル４からは粗砂が噴射され
て、既設埋設管１２の壁面のコンクリートや鉄筋を切削
していく。切削された切削粉は、吸引口５から吸い取ら
れ、坑外へと排出されていく。噴射ノズル２の運転とと
もに、新設管２も所定の速度で前進され、既設埋設管１
２と変わって新設管１３が埋設されていく。
【００１８】
【発明の効果】本発明の高圧水ノズルと切削粗砂ノズル
の水と粗砂の噴射作用により既設埋設管のコンクリート
と鉄筋が同時に効率良く切削することが可能となり、既
設埋設管撤去が容易に行え、新設管の更新も効率良く行
えるので非常に経済的である。
の水と粗砂の噴射作用により既設埋設管のコンクリート
と鉄筋が同時に効率良く切削することが可能となり、既
設埋設管撤去が容易に行え、新設管の更新も効率良く行
えるので非常に経済的である。
【００１９】
【第１図】本発明の水圧切削手段の噴射ノズルを説明す
る縦断面図である。
る縦断面図である。
【第２図】本発明の噴射ノズルを詳細に説明するの断面
図である。
図である。
【第３図】本発明の水圧切削手段を示す正面図である。
【第４図】本発明の施工状況を示す縦断面図である。
１ 水圧切削手段 ２ 噴射ノズル ３ 高圧水ノズル ４ 切削粗砂ノズル ５ 吸引口 ６ アーム ７ 駆動機 ８ 回転軸 ９ ロータリージョイント １０ 新管保持手段 １１ 保持リング １２ 既設埋設管 １３ 新設管 １４ ケーシング
Claims (1)
- 【請求項１】地中に埋設された既設埋設管を更新する方
法において、既設埋設管端面の円周方向に所定の間隔を
おいて既設埋設管壁面の厚さよりやや大きめの噴射ノズ
ルを装備した水圧切削手段と、この水圧切削手段の回転
軸に回転力を伝達する駆動機と、この水圧切削手段の後
方に該水圧切削手段の回転軸と連結して新設管を保持す
る新管保持手段とにより、既設埋設管端面の壁面を水圧
切削手段の噴射ノズルにより順次切削しながら、新設管
後端面または新管保持手段の後部に固定して新設管内に
順次連結したケーシングの後端を押圧して管路を更新す
ることを特徴とする既設埋設管の更新方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6257695A JP2583205B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 既設埋設管の更新方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6257695A JP2583205B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 既設埋設管の更新方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0886385A JPH0886385A (ja) | 1996-04-02 |
| JP2583205B2 true JP2583205B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=17309835
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6257695A Expired - Fee Related JP2583205B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 既設埋設管の更新方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2583205B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP6257695A patent/JP2583205B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0886385A (ja) | 1996-04-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |