JP2581827Y2 - 液体移送用タンクの液体注入口用蓋体離脱防止装置 - Google Patents

液体移送用タンクの液体注入口用蓋体離脱防止装置

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JP2581827Y2
JP2581827Y2 JP1992021989U JP2198992U JP2581827Y2 JP 2581827 Y2 JP2581827 Y2 JP 2581827Y2 JP 1992021989 U JP1992021989 U JP 1992021989U JP 2198992 U JP2198992 U JP 2198992U JP 2581827 Y2 JP2581827 Y2 JP 2581827Y2
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豊秋 唐木田
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八峰産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、液体移送用タンクが
不慮に転倒しても、係合している液体注入口用蓋体が離
脱しないようにした液体移送用タンクの液体注入口用蓋
体離脱防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から一般に用いられていた液体移送
用タンク本体は、図4に示すように、上部にタートルネ
ック状の首を有する液体注入口11を形成するととも
に、この液体注入口11の外周に、図5に示す金属製の
バンド13をきつめに巻き付け、かつこのバンド13に
は、定間隔で3か所にボルト2を上下方向に回動自在に
枢着せしめていた。またこのボルト2には、その自由端
側にナット4を螺着せしめていたのである。
【0003】一方、前記液体注入口11を閉塞するため
の蓋体9は、図6に示すように、前記タンク本体10に
回動自在に連結するためのヒンジ部14を形成するとと
もに、前記液体注入口11の外周に巻き付けたバンド1
3に配設したボルト2の位置に合致する位置に突起6を
突設し、かつこの突起6には前記ボルト2が挿通可能な
スリット12を穿設してあった。
【0004】このような構成の下に蓋体9を液体注入口
11に固定する場合は、蓋体9を液体注入口11に押し
込むように係合した後、前記ボルト2を蓋体9の突起6
に形成したスリット12に挿通し、かつナット4によっ
て締め付け、蓋体9を液体注入口11に固定せしめてい
たのであった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】以上の従来例において
は、タンク本体10を正常な状態において静的に使用す
る上では特に支障はないのであるが、内部に液体を収納
した状態でこれが何らかの原因で不慮に転倒した場合、
その衝撃によって前記ボルト2がスリット12から外れ
てしまい、内部の液圧によっで蓋体9が容易に離脱して
しまうことがあった。ナット4をきつめに締め付けた場
合においても同様の事故が生じており、かつナット4を
きつめに締め付けた場合には、前記突起6の一部のみが
液体注入口11の縁に強固に圧着され、蓋体9の他の部
分は、わずかに浮上するような隙間が生じる現象がみら
れ、その結果、移送中における液体の動揺によっで液漏
れの生じることもあった。
【0006】タンク本体10が転倒した場合に蓋体9が
離脱しないようにするためには、前記突起6に形成した
スリット12に代えて孔を形成すればよいことにはな
る。しかし仮に孔にすると、前記ボルト2による連結の
都度にナット4をボルト2から取り外さなければならな
い問題が生じ、このことは液体注入口11の開閉時にそ
の作業が伴うことを意味する。通常は、ボルト2及び突
起6の数が図示するように3個(又は4個)ではある
が、それにしても着脱は煩雑である。その点、スリット
12であれば、ナット4をゆるめさえすればボルト2に
螺合した状態で行うことができるため、煩雑性は解消さ
れ、それ故、突起6にはスリット12を形成しているの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこでこの考案に係るた
液体移送用タンクの液体注入口用蓋体離脱防止装置は前
記の課題を解決するために、液体移送用タンク本体の液
体注入口をタートルネック状に形成するとともに、この
液体注入口周囲にバンドを巻き付け、このバンドにナッ
トを螺合したボルトを回動自在に枢着し、一方、液体注
入口用蓋体には、前記ボルトを挿通可能なスリットを形
成した突起を形成し、前記蓋体を液体注入口に係合せし
めた後、前記ボルトを前記突起のスリット内に挿入し、
上方からナットを締め付けることによって前記蓋体をタ
ンク本体の液体注入口に固定するようにしたものにおい
て、前記突起に、前記ボルトを挿通可能な幅で、かつ前
記突起に形成したスリット方向に長径を向けた長孔を
成した板体をピン等によって横ズレしないように係合せ
しめて構成した。
【0008】
【作用】すなわち、液体移送用タンク本体に形成した液
体注入口に蓋体を押入するが如く係合せしめた後に、あ
らかじめボルトを挿通しナットで仮止めした板体を、前
記ボルトを突起に形成したスリットに挿入しつつ突起の
上面に当てがい、もってナットを締め付けることによっ
て板体と突起を強度に係合せしめ、しかもこの係合力に
よって液体を収納した液体移送用タンクが転倒しても、
前記ボルトがスリットから外れることを防止し、蓋体が
前記液体注入口から離脱しないようにすることができ
る。
【0009】
【実施例】次にこの考案に係る液体移送用タンクの液体
注入口用蓋体離脱防止装置の一実施例を図面い基づいて
述べると、液体移送用タンク本体10の構造及び蓋体9
の構造は前記した従来例と同様である。したがってその
説明をここに準用する。
【0010】異なる点は、板体1を用いた点である。す
なわちこの板体1には前記ボルト2を挿通可能な幅で、
かつ前記突起6に形成したスリット12方向に長径を向
けた長孔3を形成し、かつ常時はボルト2を前記長孔3
に挿通し、ナット4によって仮止めしておく。したがっ
で、板体1は常時ボルト2に連結されている。
【0011】5は、突起6に穿設した凹部であり、7は
有頭状のピン8をきつめに嵌合し得る孔である。
【0012】しかして蓋体9をタンク本体10の液体注
入口11に押入しな後、ボルト2を回動せしめてスリッ
ト12に挿入し、次に板体1にあらかじめ挿入してある
ピン8が突起6に穿設した凹部5に臨むように板体1の
位置を正し、もってナット4を締め付けるのである。
【0013】これによって前記板体1は突起6の上面に
密着されることになるとともに、ピン8は凹部5に挿入
される。この場合、ピン8は板体1の孔7にきつめに嵌
合されていても板体1の押圧時に前記ピン8が凹部5に
入らず孔7から抜け出ることもあり得るが、その場合は
ピン8を打ち込めばよく、またこれに代えてピン8を板
体1にあらかじめ固着(溶接)しておけば板体1の押圧
時にピン8は凹部5に同時に入ることになる。
【0014】このようにピン8が凹部5に挿入されるこ
とによって板体1は横ズレすることを阻止することにな
る。このようにピン8を用いることは板体1の横ズレを
阻止することを目的とするものであるから、例えば突起
6の表面に凹凸を形成し、これに対応する凹凸を板体1
の裏面に形成してもよい。この場合、前記ピン8を用い
る必要はない。
【0015】よって液体移送用タンクが不慮に横転する
ことがあっでも、ボルト2は、突起6に固定された板体
1の長孔3によって回動が阻止されるので、横転後にお
いてもボルト2及びナット4を介してタンク本体10と
蓋体9は強固な連結を保ち、離脱することはない。
【0016】尚、以上述べたうち、突起6に穿設する凹
部5は突起6に穿設したスリット12を境にその両側に
位置するように形成し、また板体1に穿設する孔7も
孔3を境にその両側に形成することが、板体1の突起6
に対して強固に固定する上で好ましい。
【0017】また、タンク本体10及び蓋体9は通常、
合成樹脂で形成されるが、このために蓋体9をタンク本
体10の液体注入口11に前記ボルト2及びナット4に
て固定する際に前記板体1を介して行うところ、この板
体1の面積が小さい場合、ナット4による蓋体9の締め
付けが局部的になり、蓋体9の他の部分が液体注入口1
1から浮上するように蓋体9と液体注入口11との間に
わずかな隙間が生じる傾向があるので、これを防止する
ために、板体1は可及的に大きく、すなわち、突起6の
上面の形状に相応する形状に形成することによって、上
記隙間の生じることを防止することが可能となる。
【0018】
【考案の効果】前記のようにこの考案に係るた液体移送
用タンクの液体注入口用蓋体離脱防止装置によれば、液
体移送用タンク本体の液体注入口をタートルネック状に
形成するとともに、この液体注入口周囲にバンドを巻き
付け、このバンドにナットを螺合したボルトを回動自在
に枢着し、一方、液体注入口用蓋体には、前記ボルトを
挿通可能なスリットを形成した突起を形成し、前記蓋体
を液体注入口に係合せしめた後、前記ボルトを前記突起
のスリット内に挿入し、上方からナットを締め付けるこ
とによって前記蓋体をタンク本体の液体注入口に固定す
るようにしたものにおいて、前記突起に、前記ボルトを
挿通可能な幅で、かつ前記突起に形成したスリット方向
に長径を向けた長孔を形成した板体をピン等によって横
ズレしないように係合せしめてあるので、液体移送用タ
ンク本体に形成した液体注入口に蓋体を押入するが如く
係合せしめた後に、あらかじめボルトを挿通しナットで
仮止めした板体を、前記ボルトを突起に形成したスリッ
トに挿入しつつ突起の上面に当てがい、もってナットを
締め付けることによって板体と突起を強度に係合せし
め、もってこの係合力によって液体を収納した液体移送
用タンクが転倒しても、前記ボルトがスリットから外れ
ることを防止し、もって蓋体が前記液体注入口から離脱
しないようにすることができるという効果を有するので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る液体移送用タンクの液体注入口
用蓋体離脱防止装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】板体の斜視図である。
【図3】この考案に係る液体移送用タンクの液体注入口
用蓋体離脱防止装置を解除した状態を示す斜視図であ
る。
【図4】液体移送用タンク本体の一部省略正面図であ
る。
【図5】バンドの平面図である。
【図6】蓋体の平面図である。
【符号の説明】
1 板体 2 ボルト 3 長孔 4 ナット 5 凹部 6 突起 7 孔 8 ピン 9 蓋体 10 液体移送用タンク本体 11 液体注入口 12 スリット 13 バンド 14 ヒンジ部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体移送用タンク本体の液体注入口をタ
    ートルネック状に形成するとともに、この液体注入口周
    囲にバンドを巻き付け、このバンドにナットを螺合した
    ボルトを回動自在に枢着し、一方、液体注入口用蓋体に
    は、前記ボルトを挿通可能なスリットを形成した突起を
    形成し、前記蓋体を液体注入口に係合せしめた後、前記
    ボルトを前紀突起のスリット内に挿入し、上方からナッ
    トを締め付けることによって前紀蓋体をタンク本体の液
    体注入口に固定するようにしたものにおいて、前記突起
    に、前記ボルトを挿通可能な幅で、かつ前記突起に形成
    したスリット方向に長径を向けた長孔を形成した板体を
    ピン等によって横ズレしないように係合せしめたことを
    特徴とする液体移送用タンクの液体注入口用蓋体離脱防
    止装置。
  2. 【請求項2】 板体形状は、突起上面の形状に相当する
    ように形成した請求項1記載の液体移送用タンクの液体
    注入口用蓋体離脱防止装置。
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